JP2002105552A - 高純度ジルコニウム又はハフニウム及びこれらの製造方法 - Google Patents
高純度ジルコニウム又はハフニウム及びこれらの製造方法Info
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Abstract
量が100ppm未満であることを特徴とする高純度ジ
ルコニウムを得る。 【解決手段】 2N〜3Nレベルのジルコニウム又はハ
フニウムスポンジ原料の表面付着物を弗硝酸により除去
した後、該スポンジ原料をAl、Zn、Cu、Mg等の
揮発性元素の箔で包んでコンパクト材とし、このコンパ
クト材を電子ビーム溶解炉に投入しつつ電子ビーム溶解
して、上記高純度ジルコニウム又はハフニウムを製造す
る。
Description
い、特にNa、Kなどのアルカリ金属元素、U、Thな
どの放射性元素、Fe、Ni、Co、Cr、Cu、M
o,Ta、Vなどの遷移金属若しくは重金属又は高融点
金属元素、さらにはC、O等のガス成分の含有量を極め
て低減させた高純度ジルコニウム又はハフニウム及びこ
れらを安価に得ることのできる高純度ジルコニウム又は
ハフニウムの製造方法に関する。
化膜としてシリコン(SiO2)膜使用されているが、
半導体デバイスの最近の傾向として薄膜化小型化傾向が
著しく、特にこのようなゲート酸化膜を薄膜化していく
と、絶縁耐性、ボロンの突き抜け、ゲートリーク、ゲー
ト空乏化等の問題が発生してくる。このため、従来のシ
リコンでは役に立たず、シリコンよりも誘電率の高い材
料を用いなければならないが、このような材料として2
0前後の高い誘電率を持ち、Siと混ざりにくいZrO
2及びHfO2使用が考えられる。しかし、ZrO2及
びHfO2は酸化剤を通過させ易いこと、また成膜時や
その後のアニールにおいて誘電率の小さい界面層を形成
させてしまう欠点があるので、ZrO2及びHfO2に
替えてZrSi2及びHfSi2の使用も考えられる。
このようなゲート酸化膜又はシリサイド膜として使用す
る場合には、Zr若しくはHfターゲット又はこれらの
シリサイドターゲットをアルゴン等の不活性ガス雰囲気
中又は反応性ガス雰囲気中でスパッタリングすることに
よって形成することが考えられるが、いずれの場合もZ
r及びHfが中心原料となる。
して、信頼性のある半導体としての動作性能を保証する
ためには、スパッタリング後に形成される上記のような
材料中に半導体デバイスに対して有害である不純物を極
力低減させることが重要である。すなわち、 (1) Na、K等のアルカリ金属元素 (2) U、Th等の放射性元素 (3) Fe、Ni、Co、Cr、Cu等の遷移金属
若しくは重金属又は高融点金属元素 (4) C、O、N、H等のガス成分元素 を極力減少させ、4Nすなわち99.99%(重量)以
上の純度をもつことが必要である。なお、本明細書中で
使用する%、ppm、ppbは全て重量%、重量pp
m、重量ppbを示す。上記半導体デバイス中に存在す
る不純物であるNa、K等のアルカリ金属は、ゲート絶
縁膜中を容易に移動しMOS−LSI界面特性の劣化の
原因となり、U、Th等の放射性元素は該元素より放出
するα線によって素子のソフトエラーの原因となり、さ
らに不純物として含有されるFe、Ni、Co、Cr、
Cu等の遷移金属若しくは重金属又は高融点金属元素は
界面接合部のトラブルの原因となることが分かってい
る。また、一般に無視されがちであるC、O、N、H等
のガス成分もスパッタリングの際にパーティクル発生原
因となるため、好ましくないと考えられる。
ジルコニウムスポンジは表1に示すように、Co:10
ppm、Cr:50ppm、Cu:10ppm、Fe:
50ppm、Mn:25ppm、Nb:50ppm、N
i:35ppm、Ta:50ppm、C:2000pp
m、O:5000ppm、N:200ppmなど大量の
不純物が含有されている。また、同様に一般に入手でき
る2Nレベルの純度のハフニウムスポンジについても表
3に示すように、Cd:30ppm、Co:10pp
m、Cr:150ppm、Cu:50ppm、Fe:3
00ppm、Mn:25ppm、Nb:30ppm、N
i:75ppm、Ta:100ppm、O:500pp
m、N:60ppmなど大量の不純物が含有されてい
る。これらの不純物は、いずれも半導体としての動作機
能を阻害するものばかりであり、このような半導体デバ
イスに対して有害である不純物を効率的に除去すること
が必要である。しかし、従来はジルコニウム又はハフニ
ウムを半導体デバイスにおけるゲート酸化膜として使用
するという実績が少なく、またこれらの不純物を除去す
る精製技術が特殊でありコスト高になるために、考慮さ
れずに放置されているに等しい状態であった。
な半導体の動作性能を保証するために障害となる不純物
を低減する、すなわち特にNa、Kなどのアルカリ金属
元素、U、Thなどの放射性元素、Fe、Ni、Co、
Cr、Cu、Mo,Ta、Vなどの遷移金属若しくは重
金属又は高融点金属元素、さらにはC、O等のガス成分
の含有量を極めて低減させた高純度ジルコニウム又はハ
フニウム及びこれらを安価に得ることのできる高純度ジ
ルコニウム又はハフニウムの製造方法を得る。また、酸
素、炭素等のガス成分の発生を抑制してスパッタリング
時のパーティクル発生を効果的に減少させることのでき
るガス成分の少ないジルコニウム又はハフニウムスパッ
タリングターゲットに有用である材料を得る。
00ppm未満であることを特徴とする高純度ジルコニ
ウム 2.Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有量が総計で
1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の含有量が総
計で5ppb以下、Hfを除くFe、Ni、Co、C
r、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又は高融点金属
元素が総計で50ppm以下、残部がジルコニウム及び
その他の不可避不純物であることを特徴とする上記1記
載の高純度ジルコニウム 3.酸素、炭素などのガス成分の含有量が1000pp
m未満であることを特徴とする上記1又は2記載の高純
度ジルコニウム 4.Zr及びガス成分を除く不純物含有量が100pp
m未満であることを特徴とする高純度ハフニウム 5.Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有量が総計で
1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の含有量が総
計で5ppb以下、Zrを除くFe、Ni、Co、C
r、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又は高融点金属
元素が総計で50ppm以下、残部がハフニウム及びそ
の他の不可避不純物であることを特徴とする上記4記載
の高純度ハフニウム 6.酸素、炭素などのガス成分の含有量が500ppm
以下であることを特徴とする上記4又は5記載の高純度
ハフニウム 7.Zr含有量が0.5%以下であることを特徴とする
上記4〜6のそれぞれに記載の高純度ハフニウムを提供
する。
ポンジ原料の表面付着物を弗硝酸により除去した後、該
スポンジ原料をAl、Zn、Cu、Mg等の揮発性元素
の箔で包んでコンパクト材とし、このコンパクト材を電
子ビーム溶解炉に投入しつつ電子ビーム溶解することを
特徴とする高純度ジルコニウム又はハフニウムの製造方
法。 9.酸素、炭素などのガス成分を除く不純物含有量が1
00ppm未満であることを特徴とする上記8記載の高
純度ジルコニウムの製造方法 10.Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有量が総計
で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の含有量が
総計で5ppb以下、Hfを除くFe、Ni、Co、C
r、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又は高融点金属
元素が総計で50ppm以下、残部がジルコニウム及び
その他の不可避不純物であることを特徴とする上記9記
載の高純度ジルコニウムの製造方法 11.酸素、炭素などのガス成分の含有量が1000p
pm未満であることを特徴とする上記8〜10のそれぞ
れに記載の高純度ジルコニウムの製造方法 12.Zr及びガス成分を除く不純物含有量が100p
pm未満であることを特徴とする上記8記載の高純度ハ
フニウムの製造方法 13.Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有量が総計
で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の含有量が
総計で5ppb以下、Zrを除くFe、Ni、Co、C
r、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又は高融点金属
元素が総計で50ppm以下、残部がハフニウム及びそ
の他の不可避不純物であることを特徴とする上記8又は
12記載の高純度ハフニウムの製造方法 14.酸素、炭素などのガス成分の含有量が500pp
m以下であることを特徴とする上記8、12又は13の
それぞれに記載の高純度ハフニウムの製造方法 15.Zr含有量が0.5%以下であることを特徴とす
る上記8、12〜13のそれぞれに記載の高純度ハフニ
ウムの製造方法を提供する。
いる2N〜3Nレベルのジルコニウム又はハフニウムス
ポンジ原料を使用するが、これらの表面には有機物(不
純物Cの増加となる)や無機物等の多量の汚染物質が付
着しているが、これを強力な洗浄効果を持つ弗硝酸によ
り除去する。スポンジの表面を清浄にした後電子ビーム
溶解ができるように、通常は該スポンジ原料をプレスに
より圧縮してコンパクトにするが、この場合ジルコニウ
ム又はハフニウムスポンジ原料が非常に脆いためにぼろ
ぼろと崩れてしまう問題がある。このため、Al、Z
n、Cu、Mg等の揮発性元素の箔で包んでコンパクト
材とする。このコンパクト材を電子ビーム溶解炉に投入
しつつ電子ビーム溶解する。電子ビーム溶解は真空中で
実施するため、前記揮発性金属元素は溶解直後に、ガス
成分や溶湯またはそこに浮上しているその他の不純物と
共に揮発除去されるので、汚染物質とはならない。
酸素、炭素などのガス成分を除く不純物含有量が100
ppm未満である高純度ジルコニウム又はZr及びガス
成分を除く不純物含有量が100ppm未満である高純
度ハフニウムを得ることができる。すなわち、4N(9
9.99%)の高純度ジルコニウム及び高純度ハフニウ
ムを製造することができる。なお、ジルコニウムにはハ
フニウムが、ハフニウムにはジルコニウムが相互にかな
りの量で含有されており、これらの間の分離精製が難し
くということがあるが、それぞれの材料の使用目的から
して害とならないもので無視し得る。
は、半導体材料の機能を低下させる不純物、すなわちN
a、Kなどのアルカリ金属元素の含有量が総計で1pp
m以下、U、Thなどの放射性元素の含有量が総計で5
ppb以下、Hfを除くFe、Ni、Co、Cr、Cu
などの遷移金属若しくは重金属又は高融点金属元素が総
計で50ppm以下となり、問題となるレベル以下に低
減することができる。酸素、炭素などのガス成分の含有
量を低減することは難しいのであるがそれでも1000
ppm未満にすることが可能であり、原材料に比べては
るかに低いガス成分の含有量の高純度ジルコニウムを得
ることができる。
に、不純物となるNa、Kなどのアルカリ金属元素の含
有量が総計で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素
の含有量が総計で5ppb以下、Zrを除くFe、N
i、Co、Cr、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又
は高融点金属元素が総計で50ppm以下、残部がハフ
ニウム及びその他の不可避不純物である高純度ハフニウ
ムを得ることができる。この場合、酸素、炭素などのガ
ス成分の含有量を500ppm以下に低減できる。高純
度ハフニウムにおいてはZrを減少させることは非常に
難しい。しかし、その含有量は0.5%以下にまで達成
できる。また、高純度ハフニウムにおいてはZrが混入
すること自体、半導体の特性を悪化させることはないの
で、問題となるレベルではない。
実施例は発明を容易に理解するためのものであり、これ
によって本発明を制限されるものではない。すなわち、
本発明は本発明の技術思想に基づく他の実施例及び変形
を包含するものである。 (実施例1)表1に示す純度(3Nレベル)の原料ジル
コニウムスポンジを弗硝酸で洗浄し、表面に付着してい
る不純物を除去した後、これをZn箔で包んでコンパク
トとした。次に、このコンパクトを電子ビーム溶解炉に
導入し電子ビーム溶解を実施した。この時の電子ビーム
溶解の条件は次の通りである。 真空度: 2×10−4Torr 電流: 1.25A 鋳造速度: 20kg/hr 電力源単位: 4kwh/kg 以上により得られた高純度ジルコニウムの不純物分析結
果を表2に示す。
レベル)のジルコニウムスポンジが、弗硝酸による洗浄
と電子ビーム溶解により、酸素、炭素などのガス成分を
除く不純物含有量が100ppm未満となり、4N(9
9.99%)レベルの高純度ジルコニウムが得られた。
特に、Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有量が総計
で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の含有量が
総計で5ppb以下、Hfを除くFe、Ni、Cr、Z
rなどの遷移金属若しくは重金属又は高融点金属元素が
総計で50ppm以下、残部がジルコニウム及びその他
の不可避不純物である高純度ジルコニウムが得られた。
また、表2に表示していないその他の不純物について
は、そられの殆どが0.1ppm未満であった。上記表
2に示す通り、一般にジルコニウムに含有されるハフニ
ウムは高濃度となるが、それでもハフニウムは原料の半
分以下、すなわち27ppmに減少した。
ppm、N:20ppm、H:10ppmであり、これ
らのガス成分の含有量は総計で1000ppm未満であ
り、ガス成分も少ない高純度ジルコニウムが得られた。
上記の通り、電子ビーム溶解する際、ジルコニウムスポ
ンジのコンパクトはZn箔で包んでコンパクトにし、こ
れを溶解炉に導入したものであるが、Zn箔は電子ビー
ム溶解時に揮発し、ジルコニウムに含有される量は0.
1ppm未満であり、不純物としては問題とならない混
入量であった。なお、このようなZn等の箔で包まずプ
レスによりジルコニウムスポンジだけで押し固めコンパ
クトにしようとしたが、プレスの作業の途中でボロボロ
と崩れてしまい、コンパトとすることができなかった。
したがって、Al、Zn、Cu、Mg等の揮発性元素の
箔で包んでコンパクトにすることは、上記高純度ジルコ
ニウムを製造するための必要かつ望ましい条件である。
ル)のハフニウムスポンジを実施例1と同様に弗硝酸で
洗い、表面に付着している不純物を除去した後、これを
Zn箔で包んでコンパクトとした。次に、このコンパク
トを電子ビーム溶解炉に導入し、電子ビーム溶解を実施
した。この時の電子ビーム溶解の条件は実施例1と同様
で、次の通りである。 真空度: 2×10−4Torr 電流: 1.25A 鋳造速度: 20kg/hr 電力源単位: 4kwh/kg 以上により得られた高純度ハフニウムの不純物分析結果
を表4に示す。
レベル)のハフニウムスポンジが、弗硝酸による洗浄と
電子ビーム溶解により、ジルコニウム及び酸素、炭素な
どのガス成分を除く不純物含有量が100ppm未満と
なり、ジルコニウム及び酸素、炭素などのガス成分を除
き4N(99.99%)レベルの高純度ハフニウムが得
られた。特に、Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有
量が総計で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の
含有量が総計で5ppb以下、Hfを除くFe、Ni、
Cr、Zrなどの遷移金属若しくは重金属又は高融点金
属元素が総計で50ppm以下、残部がハフニウム及び
その他の不可避不純物である高純度ハフニウムが得られ
た。表4に表示していないその他の不純物については、
そられの殆どが0.1ppm未満であった。
pm、N:10ppm未満、H:10ppm未満であ
り、これらのガス成分の含有量は総計で500ppm以
下であり、ガス成分も少ない高純度ハフニウムが得られ
た。上記の通り、電子ビーム溶解する際、ハフニウムス
ポンジのコンパクトはZn箔で包んでコンパクトにし、
これを溶解炉に導入したものであるが、Zn箔は電子ビ
ーム溶解時に揮発し、ハフニウムに含有される量は0.
1ppm未満であり、不純物としては問題とならない混
入量であった。なお、このようなZn等の箔で包まずプ
レスによりハフニウムスポンジだけで押し固めコンパク
トにしようとしたが、プレスの作業の途中でボロボロと
崩れてしまい、コンパトとすることができなかった。し
たがって、Al、Zn、Cu、Mg等の揮発性元素の箔
で包んでコンパクトにすることは、上記高純度ハフニウ
ムを製造するための必要かつ望ましい条件である。上記
表4に示す通り、一般にハフニウムに含有されるジルコ
ニウムは高濃度となるが、それでもハフニウムは原料の
1/7程度、すなわち3500ppmに減少した。
機能を保証するために障害となる不純物、すなわちN
a、Kなどのアルカリ金属元素、U、Thなどの放射性
元素、Fe、Ni、Co、Cr、Cu、Mo,Ta、V
などの遷移金属若しくは重金属又は高融点金属元素、さ
らにはC、O等のガス成分の含有量を極めて低減させた
高純度ジルコニウム又は高純度ハフニウムを安価に製造
することができるという優れた効果を有する。また、酸
素、炭素等のガス成分の発生を抑制してスパッタリング
時のパーティクル発生を効果的に減少させることのでき
るガス成分の少ないジルコニウム又はハフニウムスパッ
タリングターゲットを得ることができ、半導体デバイス
におけるゲート酸化膜等の製造に有用である材料を得る
ことができる著しい特徴を有している。
Claims (15)
- 【請求項1】 酸素、炭素などのガス成分を除く不純物
含有量が100ppm未満であることを特徴とする高純
度ジルコニウム。 - 【請求項2】 Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有
量が総計で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の
含有量が総計で5ppb以下、Hfを除くFe、Ni、
Co、Cr、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又は高
融点金属元素が総計で50ppm以下、残部がジルコニ
ウム及びその他の不可避不純物であることを特徴とする
請求項1記載の高純度ジルコニウム。 - 【請求項3】 酸素、炭素などのガス成分の含有量が1
000ppm未満であることを特徴とする請求項1又は
2記載の高純度ジルコニウム。 - 【請求項4】 Zr及びガス成分を除く不純物含有量が
100ppm未満であることを特徴とする高純度ハフニ
ウム。 - 【請求項5】 Na、Kなどのアルカリ金属元素の含有
量が総計で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素の
含有量が総計で5ppb以下、Zrを除くFe、Ni、
Co、Cr、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又は高
融点金属元素が総計で50ppm以下、残部がハフニウ
ム及びその他の不可避不純物であることを特徴とする請
求項4記載の高純度ハフニウム。 - 【請求項6】 酸素、炭素などのガス成分の含有量が5
00ppm以下であることを特徴とする請求項4又は5
記載の高純度ハフニウム。 - 【請求項7】 Zr含有量が0.5%以下であることを
特徴とする請求項4〜6のそれぞれに記載の高純度ハフ
ニウム。 - 【請求項8】 2N〜3Nレベルのジルコニウム又はハ
フニウムスポンジ原料の表面付着物を弗硝酸により除去
した後、該スポンジ原料をAl、Zn、Cu、Mg等の
揮発性元素の箔で包んでコンパクト材とし、このコンパ
クト材を電子ビーム溶解炉に投入しつつ電子ビーム溶解
することを特徴とする高純度ジルコニウム又はハフニウ
ムの製造方法。 - 【請求項9】 酸素、炭素などのガス成分を除く不純物
含有量が100ppm未満であることを特徴とする請求
項8記載の高純度ジルコニウムの製造方法。 - 【請求項10】 Na、Kなどのアルカリ金属元素の含
有量が総計で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素
の含有量が総計で5ppb以下、Hfを除くFe、N
i、Co、Cr、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又
は高融点金属元素が総計で50ppm以下、残部がジル
コニウム及びその他の不可避不純物であることを特徴と
する請求項9記載の高純度ジルコニウムの製造方法。 - 【請求項11】 酸素、炭素などのガス成分の含有量が
1000ppm未満であることを特徴とする請求項8〜
10のそれぞれに記載の高純度ジルコニウムの製造方
法。 - 【請求項12】 Zr及びガス成分を除く不純物含有量
が100ppm未満であることを特徴とする請求項8記
載の高純度ハフニウムの製造方法。 - 【請求項13】 Na、Kなどのアルカリ金属元素の含
有量が総計で1ppm以下、U、Thなどの放射性元素
の含有量が総計で5ppb以下、Zrを除くFe、N
i、Co、Cr、Cuなどの遷移金属若しくは重金属又
は高融点金属元素が総計で50ppm以下、残部がハフ
ニウム及びその他の不可避不純物であることを特徴とす
る請求項8又は12記載の高純度ハフニウムの製造方
法。 - 【請求項14】 酸素、炭素などのガス成分の含有量が
500ppm以下であることを特徴とする請求項8、1
2又は13のそれぞれに記載の高純度ハフニウムの製造
方法。 - 【請求項15】 Zr含有量が0.5%以下であること
を特徴とする請求項8、12〜13のそれぞれに記載の
高純度ハフニウムの製造方法。
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