JP2002095580A - 炊飯器の蓋 - Google Patents
炊飯器の蓋Info
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Abstract
た内蓋セットの係合を簡単な操作で解除できるようにす
ることである。 【解決手段】 蓋本体4に設けた蓋フック17に内蓋セ
ット5の突片16を係合して該内蓋セット5を蓋本体4
に着脱自在に取り付けた炊飯器の蓋において、上記内蓋
セット5の係合解除手段21を蓋本体4に設け、その操
作ボタン22を蓋本体4の外部に露出させた構成とし、
操作ボタン22を押し込むだけで内蓋セット5の係合が
解除できるようにした。
Description
ーを含む)の蓋に関し、特に内蓋セットの着脱構造に関
するものである。
す図1から図3を参照して説明する。蓋1はヒンジ部2
により炊飯器本体3に対し開閉自在に取付けられる。そ
の蓋1は、蓋本体4と、その内面に着脱自在に取付けら
れた内蓋セット5とからなる。内蓋セット5は、リング
部材6の内側に金属製の放熱板7を取付け、その放熱板
7の上面に蓋本体4の蒸気孔8に対向する蒸気通路セッ
ト9が取付けられる。また、上記リング部材6と放熱板
7の外周縁との間に蓋パッキン11が装着され、そのシ
ール部を鍋12のつば部13に押圧するようにしてい
る。
ねばが付着するため、手入れのし易いように蓋本体4に
対し着脱自在に取付けられる。その取付け構造は、蓋1
のヒンジ部2に近い内周縁に係止部14を設け、その係
止部14に内蓋セット5の係止片15を挿入する。ま
た、内蓋セット5の前端部に設けられた突片16を蓋本
体4に設けた蓋フック17の後端部に係合させるように
している。蓋フック17はフックばね18(図3参照)
により後方(ヒンジ部2の方向)に付勢されており、内
蓋セット5はそのばね力により係合支持される。
を外す際は、突片16の両側に設けられた把持片19を
摘み、蓋フック17との係合を強制的に外すことにより
行われる(従来例の1)。
開示された内蓋セット取付け構造は、前記の把持片19
に相当するものが無いこと以外は同様の構造である。こ
の場合は、蓋フック17を指先で押し込んで内蓋セット
5の係合を外すようになっている(従来例の2)。
報に開示されたものは、前記の把持片19をU字型のベ
ンディング性ある摘みにより構成し、内蓋セット5の蓋
本体4に対する係合力は蓋フック17と突片16の係合
力によるが、その係合を外すときは把持片19をベンデ
ィングさせることにより行う(従来例の3)。
に、内蓋セット5の突片16を蓋フック17に係合する
構造の場合は、内蓋セット5を安定良く蓋本体4に係合
させるため、フックばね18のばね力がある程度以上に
強く設定されているので、内蓋セット5を外す場合はそ
のばね力に打ち勝って外す必要がある。このばね力を小
さくして軽く外れるように設定すると、蓋本体4と内蓋
セット5の間のパッキンの反発力に耐えられなくなる等
の問題が発生し、良好なばね力の設定が困難である。ま
た、2ヶ所の把持片19を直接把持して係合を解除する
必要があり、片手操作で係合解除ができない不便もあ
る。
手を触れないで蓋フック17を1本の指で押し込むだけ
で係合が外れる便利さはあるが、蓋フック17を押し込
む際に、フックばね18のばね力に打ち勝って押し込む
必要がある点では前記の場合と同様である。また、この
場合は、蓋フック17の本来の機能が蓋1を炊飯器本体
2に係合させる機能にあるので、これを操作して内蓋セ
ット5を外すという機能が使用者に分かり難いおそれが
ある。
ィング性ある摘みにより構成したものは、フックばね1
8のばね力を十分に大きく設定しても、内蓋セット5を
外すときは把持片19を軽くベンディングさせるだけで
外すことができる利点はあるが、把持片19を摘んで内
蓋セット5の係合を解除する動作と、内蓋セット5を外
す動作の2動作が必要となるため、操作が煩雑になる不
利がある。また、2ヶ所の把持片を把持して内蓋セット
の係合を解除する不便さは前記の従来例の1と同様であ
る。
の外部からのワンタッチの、しかも分かり易い操作によ
り内蓋セットの係合を解除できるようにすることであ
る。また、第2の課題は、一層軽い力で上記の係合を解
除できるようにすることである。第3の課題は、係合を
外すと同時に内蓋セットが蓋本体から自動的に分離でき
るようにすることである。
するために、この発明は、蓋本体に設けた係合手段に対
し内蓋セットの一部を係合して該内蓋セットを蓋本体に
着脱自在に取り付けた炊飯器の蓋において、上記内蓋セ
ットの係合解除手段を上記蓋本体に設け、その係合解除
手段の操作部を該蓋本体の外部に露出させた構成とした
のである。
した係合解除手段の操作部を操作するだけで、蓋本体に
対する蓋セットの係合を解除することができる。
を一層具体化したものであり、即ち、上記内蓋セットの
係合手段を、上記蓋本体を炊飯器本体に係合させるスラ
イド自在の蓋フックと、その蓋フックを蓋本体内方に付
勢するフックばねとにより構成すると共に、その蓋フッ
クの内端に設けた係合部に上記内蓋セットの一部を係合
し、上記の係合解除手段を、上記蓋本体の外部に露出し
た操作ボタンと、該操作ボタンと上記蓋フックとの間に
介在されたリンク機構とにより構成し、上記操作ボタン
を操作して上記蓋フックを外方にスライドさせて内蓋セ
ットの係合を解除するようにした。
レバー比を適宜設定することにより、内蓋セットの係合
を一層軽いタッチで解除することができる。
は、上記蓋本体を開放した状態で上記操作ボタンを操作
して内蓋セットの係合を解除した際、該内蓋セットを部
分的に蓋本体から離脱する方向に付勢する付勢手段を該
内蓋に関連して設けた構成を採用した。
のヒンジ部側の一部を該蓋本体に係合するとともに、そ
の係合部分に存在する内蓋セットの傾動中心より該内蓋
セットの重心が蓋閉止方向に偏在した構成がある。この
構成によると、蓋を開放した状態で内蓋セットの操作ボ
タンを操作して係合を解除すると、内蓋セットはヒンジ
側の係合部分を中心に内方に傾動し、蓋本体から分離さ
れる。
けられた蒸気通路パッキンにより内蓋セットの内面を押
圧するようにした構成がある。
を上記蓋本体に係合するとともに、その係合部分に該内
蓋セットを一定の傾斜角度で停止させる係止部を設けた
構成を採用すると、係合が解除され前記の付勢力が作用
した際に、内蓋セットが蓋本体から分離されるととも
に、一定の傾斜姿勢で停止する。
に基づいて説明する。図1に示すように、実施形態のジ
ャー式の炊飯器は、炊飯器本体3と、その炊飯器本体3
にヒンジ部2を介して開閉自在に取り付けられた蓋1と
からなる。蓋1は蓋本体4とその内面に着脱自在に取り
付けられた内蓋セット5からなる。
属製の放熱板7を取付け、その放熱板7の上面に蓋本体
4の蒸気孔8に対向する蒸気通路セット9が取付けられ
る。また、上記リング部材6と放熱板7の外周縁との間
に蓋パッキン11が装着される。
係止部14が設けられ、その係止部14に内蓋セット5
のリング部材6の後部に設けた係止片15を挿入するよ
うにしている(図1一点鎖線矢印参照)。また、リング
部材6の前部に突片16が設けられ、その突片16を蓋
本体4に設けた蓋フック17の後端部に係合させるよう
にしている(図4参照)。蓋フック17はフックばね1
8により後方に付勢されており、内蓋セット5はその付
勢力により係合支持される。また、突片16の両側に把
持片19が設けられる。
対する突片16の係合解除手段21は、図3に示すよう
に、操作ボタン22を有する操作片23と、支点ピン2
4により水平面内で揺動自在に支持されたリンクレバー
25とにより構成される。図5に示すように、操作ボタ
ン22は蓋本体4の前面において蓋フック17の側方に
おいて露出し、前後方向にスライド自在にガイドされ
る。操作片23はリンクレバー25の一端部に回動自在
に連結され、そのリンクレバー25の他端部は蓋フック
17の後端部のピン26に回動自在に連結される。リン
クレバー25は所要のレバー比が得られるように支点ピ
ン24の位置が設定されている。
うに、蓋本体4の前面に露出した操作ボタン22を、矢
印のように1本の指で押し込むと、リンクレバー25が
蓋フック17を前方にスライドさせる(図4,図5の二
点鎖線参照)。これにより、内蓋セット5の係合が解除
される。
放した状態で前記のようにして内蓋セット5の係合を解
除した場合、内蓋セット5が蓋1の閉まる方向に分離す
るようにするために、これを内向きに付勢しておく必要
がある。その付勢手段として、蓋本体4側に取付けられ
た蒸気通路パッキン27を蒸気通路セット9に押し当
て、その弾力による反発力を利用する。
た内蓋セット5を落下させることなく、図2のように、
一定の傾斜角で停止させるようにするため、蓋本体4の
前述の係止部14の両側にこれより若干高い係止突起2
8,28(図1参照)と、その対向面に微小突起29
(図2参照)を設け、内蓋セット5の下端部をその係止
突起28と微小突起29との間で一定の傾斜角度に支持
するようにしている。
放され、まだ係合解除手段21が操作されない状態の内
蓋セット5(図2の二点鎖線参照)の重心Wが、係止部
14における傾動中心に対して蓋閉止方向に距離Lだけ
偏在した位置にあるように設定する構造をとることがで
きる。この構造によると、内蓋セット5の係合解除手段
21を解除すると、内蓋セット5がその自重で傾斜し、
係止突起28と微小突起29により一定の傾斜角度に支
持される。
ット5を蓋本体4から外す場合、或いは、内蓋セット5
を取付ける場合は一対の把持片19,19を両手で把持
して行う。
体の外部に露出した操作部を1本の指で操作するだけ
で、内蓋セットの蓋本体に対する係合を解除することが
できる。その操作部は、内蓋セットの係合解除の機能の
みを持ったものであるので、使用者に分かり易い。ま
た、係合解除手段としてリンクレバー機構を採用するこ
とにより、所要のレバー比が得られるので、フックばね
のばね力を大きく設定しても、軽い力で係合を解除する
ことができる。
付勢力により蓋本体から分離し、また一定の傾斜角に支
持することができるので、内蓋セットの取扱いが容易に
なる。
Claims (6)
- 【請求項1】 蓋本体に設けた係合手段に対し内蓋セッ
トの一部を係合して該内蓋セットを蓋本体に着脱自在に
取り付けた炊飯器の蓋において、上記内蓋セットの係合
解除手段を上記蓋本体に設け、その係合解除手段の操作
部を該蓋本体の外部に露出させたことを特徴とする炊飯
器の蓋。 - 【請求項2】 上記内蓋セットの係合手段を、上記蓋本
体を炊飯器本体に係合させるスライド自在の蓋フック
と、その蓋フックを蓋本体内方に付勢するフックばねと
により構成すると共に、その蓋フックの内端に設けた係
合部に上記内蓋セットの一部を係合し、上記の係合解除
手段を、上記蓋本体の外部に露出した操作ボタンと、該
操作ボタンと上記蓋フックとの間に介在されたリンク機
構とにより構成し、上記操作ボタンを操作して上記蓋フ
ックを外方にスライドさせて内蓋セットの係合を解除す
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器
の蓋。 - 【請求項3】 上記蓋本体を開放した状態で上記操作ボ
タンを操作して内蓋セットの係合を解除した際、該内蓋
セットを部分的に蓋本体から離脱する方向に付勢する付
勢手段を該内蓋に関連して設けたことを特徴とする請求
項1又は2に記載の炊飯器の蓋。 - 【請求項4】 上記の付勢手段が、上記内蓋セットのヒ
ンジ部側の一部を該蓋本体に係合するとともに、その係
合部分に存在する内蓋セットの傾動中心より該内蓋セッ
トの重心が蓋閉止方向に偏在した構成であることを特徴
とする請求項3に記載の炊飯器の蓋。 - 【請求項5】 上記の付勢手段が、上記蓋本体に取付け
られた蒸気通路パッキンにより構成され、該蒸気通路パ
ッキンにより内蓋セットの内面を押圧するようにしたこ
とを特徴とする請求項3に記載の炊飯器の蓋。 - 【請求項6】 上記内蓋セットのヒンジ部側の一部を上
記蓋本体に係合するとともに、その係合部分に該内蓋セ
ットを一定の傾斜角度で停止させる係止部を設けたこと
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の炊飯器
の蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000292517A JP3607590B2 (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 炊飯器の蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002095580A true JP2002095580A (ja) | 2002-04-02 |
JP3607590B2 JP3607590B2 (ja) | 2005-01-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
JP2007307024A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 炊飯器 |
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CN101073465B (zh) * | 2006-05-17 | 2010-09-22 | 松下电器产业株式会社 | 烧饭器 |
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-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000292517A patent/JP3607590B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3607590B2 (ja) | 2005-01-05 |
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