JP2002093260A - グリップ式スイッチ装置及びこれを用いた産業機械用制御装置 - Google Patents

グリップ式スイッチ装置及びこれを用いた産業機械用制御装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルが破損した場合に、低コストでケー
ブルのみを交換可能なグリップ式スイッチ装置およびこ
れを用いた産業機械用制御装置を提供する。 【解決手段】 スイッチケース3に配設された押しボタ
ンスイッチ5のc接点及び常閉接点を端子台9に導線3
9を介して電気的に接続するとともに、スイッチケース
3内に導入されたケーブル7の芯線先端部23を端子台
9に形成された挿入孔49a,49bに挿入し、端子台
9に設けられたネジ53a,53bを締め付けることに
より、芯線先端部23を入孔49a,49b内の一方側
導電接続部に押圧して電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、片手で把持可能
な形状を有するスイッチケースに、押し込み量に応じて
OFF,ONに切り換わる押しボタンスイッチが設けら
れたグリップ式スイッチ装置、及びこのグリップ式スイ
ッチ装置を用いた産業機械用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場などにおいてロボット等の産業機械
が設置される産業機械用制御装置201では、図17に
示すように、産業機械(ここでは、産業用ロボット)2
03の周囲の危険ゾーンを、開閉自在の出入口205を
有する安全柵207(仕切手段)などで取り囲むことに
より、作業者が産業機械203に巻き込まれるといった
トラブルを未然に防止している。そして、産業機械20
3を通常運転する場合には、安全柵207の外面に取り
付けられた操作盤209により、安全柵207の外側か
ら機械203の操作を行っている。
【0003】また、安全性の観点から、この操作盤20
9および安全柵207内外の複数箇所には、非常停止ス
イッチ211が取り付けられている。そして、産業機械
203が危険な状態に陥った場合には、安全柵207の
内外において、この非常停止スイッチ211を適宜操作
することで、制御装置201の主回路への電源を遮断し
て制御装置201全体を緊急停止させることができる。
【0004】さらに、安全柵207の出入口205に
は、安全性の観点から、出入口205の扉213が完全
に閉まっていないときには、産業機械203の駆動を停
止する安全スイッチ215が設けられている。
【0005】この安全スイッチ215は、例えば図18
に示すように、安全柵207内に設置された産業機械2
03に電気的に接続されるもので、接点を内蔵したスイ
ッチ本体217と、スイッチ本体217への抜き差しに
よりスイッチ本体217内の接点を開閉するアクチュエ
ータ219とにより構成される。スイッチ本体217は
安全柵207の出入口205周縁の壁面に固着され、ま
たアクチュエータ219は扉213に固着される。その
アクチュエータ219の位置はスイッチ本体217の挿
入孔221に対向する位置で、扉213を閉鎖した状態
のときにスイッチ本体217の操作部223内に進入す
る。
【0006】そして、アクチュエータ219の進入によ
り、スイッチ本体217のスイッチ部225に内蔵され
る接点が閉状態に切り換わり、安全柵207内の産業機
械203への電源が供給されて産業機械203が駆動可
能な状態となる。一方、扉213の開放によりアクチュ
エータ219が操作部223から抜け出たときにはスイ
ッチ部225の接点が開状態に切り換わり、産業機械2
03への電源が遮断されて機械203が手動操作以外で
は駆動されないようになる。こうすることで、扉213
が開放されている場合には産業機械203が駆動しない
ため、安全柵207内で作業を行う作業者が、産業機械
203に巻き込まれるといったトラブルの発生を防止す
ることができる。
【0007】ところで、作業者が安全柵207の中に入
って産業機械203の手動操作を行ったり、メンテナン
ス作業を行う場合には、産業機械203との接触による
作業中の事故を未然に回避するため、いわゆるイネーブ
ルスイッチ(デッドマンスイッチ)と呼ばれる押しボタ
ンスイッチを備えた教示ペンダント227が用いられ
る。
【0008】この教示ペンダント227は、図19に示
すように、操作盤209にケーブル229を介して接続
することにより、産業機械203にプログラムを教示し
たり、あるいは産業機械203を作動させたりすること
のできる携帯用ユニットであり、主面側に配置された入
力用キーボード231と、一側面に配置された押ボタン
スイッチ(イネーブルスイッチ)233とを有してお
り、この押ボタンスイッチ233は、押し込み量に応じ
て第1のOFF,ON,第2のOFFの各状態に順次切
り換わるよう構成されている。なお、押しボタンスイッ
チ233は教示ペンダント227の裏面側に配置される
場合もある。
【0009】この教示ペンダント227は、押しボタン
スイッチ233の押ボタン235が押し込まれていない
第1のOFF状態にある場合は、キーボード231を操
作してもキー入力がされないようになっている。一方、
教示ペンダント227の操作者が産業機械203にプロ
グラムを教示する場合には、押ボタン235を押し込ん
で押ボタンスイッチ233をON状態に保持したまま、
キーボード231からキー入力を行う。このとき、操作
者が手動操作される産業機械203の可動部との接触の
危険を感じたとき、操作者が押ボタン235から指を離
すと、押しボタンスイッチ233は初期状態である第1
のOFF状態に戻り、産業機械203が停止する。
【0010】また、操作者が身の危険を感じたときにパ
ニックに陥って押ボタン235をさらに押し込んでしま
った場合には、押しボタンスイッチ233がON状態か
ら第2のOFF状態に移行して産業機械203が停止す
る。
【0011】このように、この教示ペンダント227で
は、押しボタンスイッチ233がON状態のときにの
み、教示ペンダント227のキーボード231からのキ
ー入力が可能であり、また押ボタン235の押込み量に
応じて、押しボタンスイッチ233を3つのポジション
(第1のOFF状態、ON状態、第2のOFF状態)に
設定することができるため、手動操作時の操作者の意図
を明確にでき、操作者の安全を確保することができる。
【0012】ところで、上記のように産業機械203を
手動操作する場合において、教示ペンダント227を操
作する主たる操作者を補助するため、この操作者以外に
複数の補助作業者が安全柵207内に入ることがある。
このとき、これらの補助作業者が安全柵207内に入る
際には、安全性の観点から、上記した押しボタンスイッ
チ233と同様の3ポジション式の押しボタンスイッチ
が設けられたグリップ式スイッチ装置を携帯し、補助作
業者がグリップ式スイッチ装置を第2のOFF状態にす
ることでも、産業機械203を停止させることができる
ようになっている。
【0013】このようなグリップ式スイッチ装置の具体
例として、例えば図20に示すものがある。同図に示す
ように、このグリップ式スイッチ装置239は、片手で
把持可能なスイッチケース241と、当該スイッチケー
ス241を把持した手で押し込み操作可能な押しボタン
スイッチ243とを備え、スイッチケース241内の接
点に半田付けにより接続され、かつスイッチケース24
1と一体化されたケーブル245により、上記した操作
盤209と電気的に接続されている。
【0014】そして、安全柵207内に入る作業者は、
片手でグリップ式スイッチ装置239を把持しながら、
もう片方の手で作業を行う。ここで、産業機械203に
プログラムの教示を行う場合には、教示ペンダント22
7の押しボタンスイッチ233のみならず、すべてのグ
リップ式スイッチ装置239の押しボタンスイッチ24
3をON状態にしなければ、産業機械203にプログラ
ムの教示が行えないようにし、こうすることで作業のい
っそうの安全化を図っている。
【0015】また、他の具体例としては、上記したグリ
ップ式スイッチ装置と基本的な構成や機能がほぼ同一
で、防水コネクタによりスイッチケース内の接点とケー
ブルとが接離自在に接続されたものがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
グリップ式スイッチ装置239は、ケーブル245によ
って操作盤209と接続されているため、安全柵207
内ではケーブル245を引き回しながらの作業が多い。
そのため、ケーブル245が床面と擦れて破損したり、
ケーブル245のスイッチケース241との接続部分が
頻繁に捻られることによって破損することがある。
【0017】しかしながら、図20に示す具体例の装置
構成の場合、スイッチケース241とケーブル245と
が一体化されているため、ケーブル245のみが破損し
た場合であっても、ケーブル245のみを交換すること
ができず、ケーブル交換のためにグリップ式スイッチ装
置239全体を交換する必要があり、メンテナンスコス
トが非常に高くなるという問題があった。
【0018】一方、他の具体例の場合には、上記したよ
うにケーブルとスイッチケース内の接点とが防水コネク
タを介して接続されているため、ケーブルが破損した場
合には、ケーブルのみの交換は可能であるが、このとき
防水コネクタも一緒に交換しなければならず、防水コネ
クタ自体が非常に高価であることから、やはりメンテナ
ンスコストが高くなるという問題があった。
【0019】また、作業者が安全柵207内で作業を行
う場合には、出入口205の扉213の開放により、安
全スイッチ215の接点が開状態となって産業機械20
3への電源が遮断されるが、安全柵207内での作業中
に誤って扉213が閉鎖されることも考えられ、このよ
うな場合には、安全スイッチ215においてアクチュエ
ータ219がスイッチ本体217に進入し、産業機械2
03への電源供給が誤って再開されてしまうおそれがあ
った。
【0020】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ケーブルが破損した場合に、低コストで、しか
も簡単にケーブルのみを交換可能なグリップ式スイッチ
装置を提供することを目的とする。
【0021】また、安全柵等の仕切手段の出入口が誤っ
て閉鎖された場合であっても、産業機械への電源を遮断
状態に保持することができるようにすることも、本発明
のもうひとつの目的である。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明にかかるグリップ式スイッチ装置は、片手
で把持可能な形状を有するスイッチケースに、押し込み
量に応じてOFF,ONに切り換わる押しボタンスイッ
チが設けられたグリップ式スイッチ装置において、前記
スイッチケース内に収容された接続手段により、前記ス
イッチケース内に導入されたケーブルの端部と前記押し
ボタンスイッチの接点とを着脱自在に電気的に接続する
ことを特徴としている。
【0023】このような構成によると、スイッチケース
内に収容された接続手段により、ケーブルが押しボタン
スイッチに着脱自在に電気的に接続されているため、例
えばケーブルが破損した場合に、ケーブルのみをグリッ
プ式スイッチ装置から取り外して交換することができ
る。従って、従来のように、ケーブルが破損した場合に
グリップ式スイッチ装置全体の交換をする必要がなく、
また防水コネクタのような高価なコネクタを設ける必要
がないため、ケーブル交換時におけるメンテナンスコス
トの低減を図ることができる。
【0024】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記接続手段が、前記スイッチケース内に収容
された基部と、前記基部に形成され前記押しボタンスイ
ッチの接点に電気的に接続された複数の一方側導電接続
部とを備えた端子台からなり、前記ケーブルの複数の芯
線の各先端に取り付けられた他方側導電接続部が、前記
各一方側導電接続部のうち対応するものにそれぞれ接離
自在に嵌合されて電気的に接続されることを特徴として
いる。
【0025】このような構成によれば、押しボタンスイ
ッチと電気的に接続される端子台の一方側導電接続部と
ケーブルの芯線の先端に取り付けられた他方側導電接続
部とが接離自在に嵌合するため、ケーブルを交換する場
合には、ケーブルの芯線を端子台から取り外すだけでよ
く、ケーブルの交換作業を容易に行うことができる。し
かも、押しボタンスイッチとケーブルとを安価な端子台
により接続できるため、構成が簡単となり、グリップ式
スイッチ装置のメンテナンスコストを低減することがで
きる。
【0026】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記接続手段が、前記スイッチケース内におい
て前記押しボタンスイッチの接点に電気的に接続された
スイッチ側コネクタ部と、前記スイッチケース内に導入
される前記ケーブルの複数の芯線の各先端に電気的に接
続され前記スイッチ側コネクタ部に着脱自在に嵌着され
るケーブル側コネクタ部とを備えたコネクタからなるこ
とを特徴としている。
【0027】このような構成によれば、押しボタンスイ
ッチと電気的に接続されるスイッチ側コネクタ部と、ケ
ーブルの芯線の先端に接続されたケーブル側コネクタ部
とが着脱自在に嵌着されているため、ケーブルを交換す
る場合には、各コネクタ部の嵌着を解除するだけでよ
く、ケーブルの交換作業を容易に行うことができる。し
かも、押しボタンスイッチとケーブルとを安価なコネク
タにより接続できるため、構成が簡単となり、グリップ
式スイッチ装置のメンテナンスコストを低減することが
できる。
【0028】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記押しボタンスイッチが、その押し込み量の
増加に伴い、第1のOFF状態,ON状態,第2のOF
F状態に順次に切り換わり、前記押しボタンスイッチが
前記第1のOFF状態のときに開または閉状態になり、
前記第2のOFF状態のときに閉または開状態となる補
助接点を、前記スイッチケース内に設けたことを特徴と
している。
【0029】このような構成によれば、グリップ式スイ
ッチ装置の押しボタンスイッチが、押し込み量の増加に
伴って第1のOFF状態、ON状態及び第2のOFF状
態に順次に切り換わるため、押しボタンスイッチのON
状態から押し込みを解除することにより、押しボタンス
イッチを第1のOFF状態にするか、または押しボタン
スイッチをON状態からさらに押し込むことにより、押
しボタンスイッチを第2のOFF状態にすることができ
るため、操作者の安全を確保することができる。
【0030】さらに、第1のOFF状態と第2のOFF
状態とで開閉状態の異なる補助接点がスイッチケース内
に設けられているため、この補助接点の開閉状態をモニ
タすることにより、押しボタンスイッチの第1のOFF
状態と第2のOFF状態とを識別することができる。
【0031】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、外部装置の非常停止操作用の非常停止スイッチ
が、前記スイッチケースに設けられていることを特徴と
している。
【0032】このような構成によれば、スイッチケース
に非常停止スイッチが設けられているため、例えば、操
作者が危険な状態に陥った場合に、外部装置を直接操作
することなく、グリップ式スイッチ装置を操作すること
で、外部装置を非常停止させることができる。従って、
非常時における対応を迅速に行うことができ、作業の安
全性を向上することができる。
【0033】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記スイッチケースに、前記外部装置に設けら
れた安全スイッチに挿脱自在に挿入されるアクチュエー
タが配設され、前記外部装置が、前記アクチュエータの
前記安全スイッチへの挿入時に、前記外部装置側の操作
盤による操作が可能なモードに切り換わり、前記アクチ
ュエータの前記安全スイッチからの抜き取り時に、前記
外部装置側の操作盤による操作が不可能なモードに切り
換わることを特徴としている。
【0034】このような構成によれば、グリップ式スイ
ッチ装置に設けられたアクチュエータを安全スイッチか
ら抜き取ることにより外部装置側の操作が不可能なモー
ドに切り換わるため、例えばグリップ式スイッチ装置を
操作して機械に教示作業を行っている場合に、外部装置
側からの機械の操作を不可能にすることができる。従っ
て、教示作業中に誤って外部から機械が操作されるのを
防止することができ、作業の安全性を向上することがで
きる。
【0035】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記アクチュエータが、前記スイッチケースに
出没自在に設けられていることを特徴としている。
【0036】このような構成によれば、例えば安全スイ
ッチからアクチュエータを抜き出して機械への教示作業
を行う場合、アクチュエータをスイッチケース内に収納
することができるため、グリップ式スイッチ装置を携帯
して作業する際に、スイッチケースから突出するアクチ
ュエータをスイッチケース内に没入させておけば、アク
チュエータが、例えば外部の機械等に接触するのを防止
することができる。
【0037】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記押しボタンスイッチの押ボタンを一部包被
するガード部材が、前記スイッチケースに着脱自在に取
り付けられていることを特徴としている。
【0038】このような構成によれば、ガード部材によ
り押ボタンの一部を包被することで、例えば粘着テープ
等を巻き付けることにより押しボタンスイッチをON状
態に保持しようとしても、ガード部材により押ボタンの
粘着テープによる押圧を阻止できるため、粘着テープの
巻き付けにより手で握り込まなくても押しボタンスイッ
チをON状態に保持するという誤った使用を未然に防止
することができる。
【0039】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記押しボタンスイッチのON,OFFの状態
を表示する表示手段が、前記スイッチケースに設けられ
ていることを特徴としている。
【0040】このような構成によれば、押しボタンスイ
ッチのON,OFFの状態を表示する表示手段が設けら
れているため、グリップ式スイッチ装置の操作者が、押
しボタンスイッチの状態を容易に視認することができ
る。
【0041】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、他の装置の駆動スイッチが、前記スイッチケー
スに設けられていることを特徴としている。
【0042】このような構成によれば、他の装置の駆動
スイッチがスイッチケースに設けられているため、グリ
ップ式スイッチ装置の駆動スイッチを操作することで他
の装置を操作することもできる。従って、グリップ式ス
イッチ装置を他の装置の操作手段としても使用すること
ができ、作業の効率化を図ることができる。
【0043】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記スイッチケース内への前記ケーブルの導入
部分に防水手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0044】このような構成によれば、防水手段がスイ
ッチケースのケーブル導入部分に設けられているため、
浸水によるグリップ式スイッチ装置の故障を未然に防止
することができ、防水対策の必要な環境下であってもグ
リップ式スイッチ装置を安心して使用することができ
る。
【0045】また、本発明にかかるグリップ式スイッチ
装置は、前記押しボタンスイッチの押しボタンが、前記
スイッチケースの周面に突出して配設され、前記スイッ
チケースの前記押ボタンの両側に、前記押ボタンよりも
突出した突起部が形成されていることを特徴としてい
る。
【0046】このような構成によれば、押ボタンの両端
に、当該押ボタンよりも突出した突起部が形成されてい
るため、押ボタンを両側の突起部によりガードすること
ができ、例えばグリップ式スイッチ装置を平坦な面上に
載置したときに、勝手に押しボタンスイッチが押し込ま
れてONすることを防止できる。
【0047】また、本発明の産業機械用制御装置は、産
業機械の周囲を仕切り開閉自在の出入口を有する仕切手
段と、前記出入口付近に配設され前記グリップ式スイッ
チ装置の前記押しボタンスイッチのON時及びOFF時
にそれぞれ操作不能状態及び操作可能状態に切り換わる
前記産業機械の操作盤とを備えていることを特徴として
いる。
【0048】このような構成によれば、グリップ式スイ
ッチ装置の押しボタンスイッチがONのときは産業機械
の操作盤が操作不能状態となるため、グリップ式スイッ
チ装置を操作し、例えば産業機械にプログラムの教示を
行っているときに、操作盤により仕切手段の外部から産
業機械が駆動されるのを防止することができ、このよう
な教示作業中における作業者の安全を確保することがで
きる。
【0049】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)この発明を、産
業ロボットなどの産業機械用制御装置に用いられるグリ
ップ式スイッチ装置に適用した場合における第1実施形
態について、図1ないし図7を参照して説明する。ただ
し、図1及び図2は斜視図及び切断側面図、図3はグリ
ップ式スイッチ装置を把持した状態を示す図、図4はス
イッチケース内に配設された端子台の斜視図、図5ない
し図7はスイッチケース内に配設される押ボタンスイッ
チの異なる状態における断面図である。
【0050】本実施形態において、グリップ式スイッチ
装置を用いた産業機械用制御装置201の基本的な構成
は、図17ないし図19に示すものとほぼ同じであるた
め、以下では重複した説明を省略し、これらの図も参照
して説明することとする。
【0051】図1及び図2に示すように、本実施形態に
かかるグリップ式スイッチ装置1は、片手により把持可
能なスイッチケース3と、スイッチケース3に配設され
る押しボタンスイッチ5と、スイッチケース3にその一
端部6が着脱自在に取り付けられるとともに他端部が操
作盤209(図17参照)に接続された複数の芯線から
成る多芯ケーブル7と、スイッチケース3内に配設され
押しボタンスイッチ5の接点とケーブル7とを電気的に
接続する接続手段としての端子台9とから構成されてい
る。
【0052】スイッチケース3は、図1及び図2に示す
ように、蓋部材11とケース本体13からなり、蓋部材
11がケース本体13に着脱自在に装着されている。
【0053】ケース本体13の一端部にはケーブル7の
一端部6が挿入される導入孔15が形成されている。こ
の導入孔15には、円筒状の防水パッキン17が配設さ
れており、この防水パッキン17によりケーブル7の一
端部6とケース本体13との隙間が閉塞されて浸水が阻
止されている。また、ケーブル7の一端部6の外側に
は、ゴム等の可撓性部材からなる保護部材19が螺旋状
に巻回されており、この保護部材19により、グリップ
式スイッチ装置1の操作時にケーブル7の一端部6に外
力が直接作用することを防止し、ケーブル7が屈曲した
り、大きく捻れたりすることを防止している。
【0054】さらに、ケース本体13内に挿入されたケ
ーブル7の一端部6は、その被覆が剥離されて複数の芯
線21が露出され、これら各芯線21の先端部23の被
覆がさらに剥離されて各芯線21内部の導線が露出さ
れ、露出された導線部分が端子台9に着脱自在に接続さ
れる。ここで、芯線21の先端部23の露出された導線
部分が本発明の他方側導電接続部を構成している。
【0055】また、スイッチケース3には、押しボタン
スイッチ5の押ボタン25を一部包被する例えば硬質樹
脂からなるガード部材27が着脱自在に取り付けられ、
ガード部材27の一端部29がケース本体13の下部に
ネジ31により取り付けられている。そして、グリップ
式スイッチ装置1を操作する作業者が右手でスイッチケ
ース3を把持する場合には、図3(a)に示すように、
ガード部材27をスイッチケース3に取り付け、左手で
スイッチケース3を把持する場合には、同図(b)に示
すように、ガード部材27をスイッチケース3に対して
同図(a)と反対向きに取り付けることができる。
【0056】このように、ガード部材27を取り付ける
ことにより、例えば粘着テープ等を巻き付けることによ
り押しボタンスイッチ5をON状態に保持しようとして
も、ガード部材27により押ボタン25の粘着テープに
よる押圧を阻止できるため、粘着テープの巻き付けによ
り手で握り込まなくても押しボタンスイッチ5をON状
態に保持するという誤った使用を未然に防止している。
【0057】ところで、蓋部材11には、その中央部に
押ボタン25の挿通用長孔33が形成されており、押し
ボタンスイッチ5の押ボタン25がスイッチケース3の
内側からこの長孔33を介して外方に突出されている。
また、蓋部材11の長手方向の両端部には、押ボタン2
5よりも突出した突起部35a,35bが形成されてい
る。このように突起部35a,35bを形成して押ボタ
ン25の両端側をガードすることで、例えばグリップ式
スイッチ装置1を平坦な面上に載置したときに、勝手に
押しボタンスイッチ5が押し込まれてONすることを防
止している。
【0058】また、蓋部材11の他端部側端面、つまり
一方の突起部35aの端面には、押しボタンスイッチ5
のON,OFF状態を異なる発色(例えば、赤色及び緑
色)で示す表示手段としての2つのLED37a,37
bが配設されており、押しボタンスイッチ5がOFF状
態のときには一方の例えばLED37aが点灯し、ON
状態のときには他方のLED37bが点灯する。
【0059】さらに、端子台9は、図2及び図4に示す
ように、後述する押しボタンスイッチ5の接点を成す端
子片71,81と導線39を介して接続される基板41
と、この基板41上に設けられ上段部45と下段部47
とからなる断面L字形の基部43と、基部43に形成さ
れた複数の挿入孔49a,49b内に配設された円筒状
の一方側導電接続部51a,51bとにより構成されて
いる。
【0060】そして、各挿入孔49a,49b内の一方
側導電接続部51a,51bには、ケーブル7の各芯線
21の導線部分が挿入されると共に、上段部45及び下
段部47の上面から各挿入孔49a,49bに向けてネ
ジ53a,53bが螺合され、このネジ53a,53b
を締め付けることにより、各芯線21の先端部23の導
線部分が一方側導電接続部51a,51bに押圧され
る。尚、各一方側導電接続部51a,51bは基板41
と電気的に接続されており、これにより押しボタンスイ
ッチ5のON、OFF信号が一方側導電接続部51a,
51bを介してケーブル7の各芯線21に伝送される。
【0061】押しボタンスイッチ5は、押ボタン5の押
し込み量に応じて第1のOFF状態、ON状態及び第2
のOFF状態に順次に切り換わる3ポジション式スイッ
チであり、例えば図5に示すように、平面視矩形状のス
イッチ筐体55と、このスイッチ筐体55に押し込み可
能に支持された押ボタン25と、押しボタンスイッチ5
のON、OFF状態を切り換える2個のc接点59及び
補助接点としての常閉接点61と、押ボタン25の押し
込みに連動して各c接点59を開閉させる2つのスイッ
チング機構63とを備えている。同図に示すように、こ
の押しボタンスイッチ5は、左右対称に構成されている
ため、以下では図中の右半分の構成についてのみ説明
し、左半分の説明は省略する。
【0062】図5に示すように、スイッチ筐体55の中
央下部には、常閉接点61が配設されるとともに、この
常閉接点61を挟んでその両端部にスナップアクション
構造を有する一対のc接点59が配設されている。
【0063】常閉接点61は、スイッチ筐体55内で押
ボタン25側(上方)に突出するとともに下方からコイ
ルバネ64により上方に付勢される可動部材65と、こ
の可動部材65に取付けられる一対の可動端子67と、
この可動端子67と接離する一対の固定端子69とを備
えている。そして、初期状態では、可動部材65はコイ
ルバネによって上方に付勢され、常閉接点61は、可動
端子67と固定端子69とが接触した開状態となってい
る。また、固定端子69はスイッチ筐体55の下方に突
出する端子片71それぞれと電気的に接続されており、
これら端子片71が導線39によって端子台9の基板4
1に接続されている。
【0064】c接点59aは、可動端子73と、この可
動端子73を挟んで上下方向に配置される常閉固定端子
75及び常開固定端子77と、可動端子73を常閉固定
端子75及び常開固定端子77に接離させる作動体79
と、作動体79及び可動端子73に取り付けられるコイ
ルバネ80とを備えたスナップアクション構造を構成し
ている。
【0065】このc接点59は、初期状態、すなわち第
1のOFF状態では、可動端子73が常開固定端子77
と離反して常閉固定端子75と接触している。また、可
動端子73、常閉固定端子75及び常開固定端子77は
スイッチ筐体55の下方に突出する3つの端子片81そ
れぞれと電気的に接続されており、この端子片81それ
ぞれが導線39によって端子台9の基板41に接続され
ている。
【0066】スイッチング機構63は、押ボタン25内
に形成された収容部83に配設され、c接点59の作動
体79を押圧する押圧片85と、この押圧片85を押ボ
タン25の押し込みに連動して押し込むスライドブロッ
ク87と、スライドブロック87に係止する押圧軸89
とから構成されている。
【0067】押圧軸89は、その上端部に一対のフラン
ジ91a,91bが形成されるとともに、一方のフラン
ジ91aには傾斜面93が形成されている。また、押圧
軸89の内部は中空に形成され、収容部83の上内面に
取り付けられたコイルバネ95が押圧軸89内に固定さ
れている。
【0068】スライドブロック87は、その内部に上下
方向に貫通する空間部97が形成されており、この空間
部97に押圧軸89が挿通されている。また、スライド
ブロック87の一端部99の内壁には押圧軸89の傾斜
面93と係止する傾斜面101が形成されている。ま
た、スライドブロック87の一端部99と収容部83の
側壁との間にはコイルバネ103が配設されており、こ
のコイルバネ103によってスライドブロック87は押
ボタン25の中央側に付勢されている。さらに、スライ
ドブロック87の他端部105は押圧片85の上端に当
接可能となっている。
【0069】そして、図5に示す初期状態である第1の
OFF状態から押しボタンスイッチ5の押ボタン25を
押し込むと、図6に示すように、押ボタン25の押し込
みに連動して押圧片85がc接点59の作動体79を押
圧し、可動端子73が常閉固定端子75から離反して常
開固定端子77と接触し、押しボタンスイッチ5はON
状態となる。
【0070】さらに、ON状態の押しボタンスイッチ5
の押ボタン25を押し込むと、図7に示すように、スラ
イドブロック87の傾斜面101が押圧軸89の傾斜面
93を摺動してスライドブロック87が押ボタン25の
外方へと移動し、この移動に伴ってスライドブロック8
7の他端部105と押圧片85の上端との当接状態が解
除され、押圧片85は上方へと移動して作動体79への
押圧が解除され、可動端子73は常開固定端子77から
離反して常閉固定端子75と接触し、押しボタンスイッ
チ5はON状態から第2のOFF状態に移行する。
【0071】このとき、押しボタンスイッチ5内の常閉
接点61の可動部材65は押ボタン25により下方に押
し下げられるため、可動端子67と固定端子69とが離
反し常閉接点61は開状態となる。従って、常閉接点6
1は第1のOFF状態では閉状態である一方、第2のO
FF状態では開状態であることから、常閉接点61をモ
ニタすることにより、押しボタンスイッチ5が第1のO
FF状態であるか第2のOFF状態であるのかを容易に
識別することができるのである。
【0072】ところで、このようなグリップ式スイッチ
装置1において、ケーブル7の一部が破損し、ケーブル
7の交換が必要になった場合、まずスイッチケース3の
蓋部材11を取り外し、端子台9の上段部45及び下段
部47のネジ53a,53bをそれぞれ緩め、ケーブル
7の導線部分の一方側導電接続部51a,51bへの押
圧状態を解除する。この状態で、ケーブル7の導線部分
は端子台9の挿入孔49a,49bから抜き出し可能と
なる。その後、ケーブル7の各芯線21及びケーブル7
をケース本体13から抜き出して新たなケーブルと交換
する。
【0073】一方、新たなケーブルをスイッチケース3
に装着する場合には、上記と逆の作業を行えばよい。す
なわち、まず、ケーブル7の一端部6から芯線21を引
き出しておき、このケーブル7の一端部6を防水パッキ
ン17を介して導入孔15に挿入する。そして、ケーブ
ル7の被覆を剥離して各芯線21を露出するとともに、
各芯線21の先端部23の被覆も剥離して導線部分を露
出し、露出した各導線部分を端子台9の挿入孔49a,
49bに挿入し、さらにネジ53a,53bを締め付け
て一方側導電接続部51a,51bに各導線部分を押圧
して電気的な接続状態を確保する。最後に、蓋部材11
をケース本体13に取り付けることで、ケーブル7の交
換が完了する。
【0074】次に、グリップ式スイッチ装置1の操作に
よる産業機械203の動作について説明すると、いま産
業機械203にプログラムを教示したり、産業機械20
3を手動操作する場合に、プログラムを教示する操作者
は教示ペンダント227を携帯し、その他の補助作業者
はグリップ式スイッチ装置1を携帯して安全柵207内
に入る。このとき、安全柵207の出入口205の扉2
13は開放状態に保持しておく。こうすることで、安全
スイッチ215のスイッチ本体217から扉213に固
定されたアクチュエータ219が抜き出ているため、産
業機械203の駆動が停止され、教示ペンダント227
及びグリップ式スイッチ装置1により産業機械203の
手動操作が可能な状態となる。
【0075】そして、産業機械203にプログラムを教
示する際には、操作者は教示ペンダント227に設けら
れた押しボタンスイッチ235を、補助作業者はグリッ
プ式スイッチ装置1に設けられた押しボタンスイッチ5
を同時にON状態に保持しつつ教示作業等を行う。
【0076】このとき、押しボタンスイッチ5はON状
態では、スイッチケース3のLED37aが消灯してL
ED37bが点灯するため、押しボタンスイッチ5がO
N状態になって教示可能状態であることを視認すること
ができる。また、教示ペンダント227の押しボタンス
イッチ235もON状態になることにより、産業機械2
03に対して教示可能な状態となる。
【0077】また、例えば補助作業者が産業機械203
との接触等の異常を感じたときには、押しボタンスイッ
チ5の押ボタン25をさらに押し込むことにより、押し
ボタンスイッチ5はON状態から第2のOFF状態に移
行し、教示ペンダント227の操作に関係なく産業機械
203の手動操作は不可能な状態となる。
【0078】以上のように、上記した第1実施形態によ
れば、スイッチケース3内に導入されたケーブル7の先
端部23が、端子台9により押しボタンスイッチ5のc
接点59と着脱自在に電気的に接続されるため、ケーブ
ル7が破損した場合であっても、各芯線21を端子台9
から取り外すとともにケーブル7をスイッチケース3か
ら取り外すことで、ケーブル7を容易に交換することが
できる。その結果、ケーブル7が破損した場合に、ケー
ブル7のみの交換が可能であるため、グリップ式スイッ
チ装置全体の交換が必要な従来例に比べ、メンテナンス
コストを低減することができる。
【0079】さらに、ケーブル7と押しボタンスイッチ
5のc接点59とが接続手段である安価な端子台9によ
り接続されるため、構成が簡単かつ安価となり、グリッ
プ式スイッチ装置1のメンテナンスコストを低減するこ
とができる。
【0080】また、上記実施形態では、ケーブル7と押
しボタンスイッチ5の接点とを接続する接続手段として
端子台9を用いているが、これに限定されるものではな
く、例えば図8に示すようにしても構わない。
【0081】すなわち、端子台9に代えて、図8に示す
ように、ケーブル7の各芯線21の露出された導線部分
にケーブル側コネクタ部107を接続するとともに、押
しボタンスイッチ5のc接点59と接続された導線39
の先端にスイッチ側コネクタ部109を接続し、ケーブ
ル側コネクタ部107とスイッチ側コネクタ部109と
を着脱自在に嵌着して押しボタンスイッチ5のc接点5
9とケーブル7とを電気的に接続してもよい。ここで、
ケーブル側コネクタ部107及びスイッチ側コネクタ部
109からなるコネクタにより、本発明における接続手
段が構成される。
【0082】このように構成した場合であっても、上記
した第1実施形態と同様に、ケーブル7と押しボタンス
イッチ5とを着脱自在に簡単に接続することができると
ともに、接続手段が両コネクタ部107,109による
安価なコネクタから構成されるため、グリップ式スイッ
チ装置1のメンテナンスコストを低減することができ
る。
【0083】さらに、図9に示すように、スイッチケー
ス3のケーブル7が導入される一端部と反対側の他端部
に、他の装置の駆動スイッチ111を設けてもよく、こ
の駆動スイッチ111により駆動される装置として、例
えば工場内に配設された図示を省略する報知装置があ
る。こうすることで、グリップ式スイッチ装置1に一体
的に設けられた駆動スイッチ111を操作することによ
り、報知装置を駆動してブザー等を鳴らすことができ、
工場内の騒音の中でも、安全柵207の中から外部に対
して確実に連絡等を行うことができる。
【0084】また、駆動スイッチ111により駆動され
る装置の他の例としては、例えば、産業機械203その
ものであってもよく、具体的には産業機械203のアー
ムを手動で駆動して教示することもできる。このように
すると、教示用ペンダント227の操作者だけでなく、
グリップ式スイッチ装置1を操作する補助作業者も産業
機械203を教示することができ、作業の効率化を図る
ことができる。なお、この駆動スイッチ111は、上記
したものに限定されるものではなく、その他の装置を駆
動させるものであってもよい。
【0085】さらに、図10に示すように、スイッチケ
ース3のケーブル7が導入される一端部と反対側の他端
部に、制御装置201(図17参照)の非常停止スイッ
チ113を設けてもよい。こうすることで、例えば産業
機械203に異常が生じた場合に、作業者は安全柵20
7の内外の非常停止スイッチ211が配置された場所ま
で移動してこれらを操作する必要がなく、グリップ式ス
イッチ装置1の非常停止スイッチ113を操作すること
により、制御装置201を非常停止させることができ
る。
【0086】従って、産業機械203等に異常が発生し
たときに、迅速に制御装置201を非常停止させること
ができ、作業の安全性を確保することができる。なお、
このような非常停止スイッチ113としては、例えば、
プッシュロック・ターンリセット方式のものを用いるこ
とが望ましい。
【0087】なお、上記した第1実施形態において、押
しボタンスイッチ5のON,OFF状態をで示す2つの
LED37a,37bは、特に設けなくても構わない。
また、図9に示すような駆動スイッチ111や、図10
に示すような非常停止スイッチ113も、必ずしも設け
なくてもよい。
【0088】(第2実施形態)この発明の第2実施形態
について図11ないし図13を参照しつつ説明する。但
し、図11ないし図13はスイッチケース内に配設され
る押ボタンスイッチの異なる状態における断面図であ
る。また、本実施形態のグリップ式スイッチ装置1にお
けるスイッチケース3、ケーブル7及び接続手段の基本
的な構成は、第1実施形態のものとほぼ同じであるた
め、以下では重複した説明を避けるため、図1ないし図
4も参照することとし、主として第1実施形態と相違す
る点について説明する。
【0089】本実施形態におけるグリップ式スイッチ装
置では、スイッチケース3内に配設される押ボタンスイ
ッチの構成が、第1実施形態と相違している。すなわ
ち、第1実施形態では、スナップアクション型の押ボタ
ンスイッチ5を用いているが、本実施形態では、スロー
アクション型の押ボタンスイッチを用いている。
【0090】図11に示すように、この押ボタンスイッ
チ131は、平面視矩形状のスイッチ筐体132と、こ
のスイッチ筐体132に押し込み可能に支持された押ボ
タン133と、押ボタンスイッチ131がONから第2
のOFFに移行する際に押ボタンにさらなる荷重を発生
させる2対の押圧体134と、押ボタンスイッチのO
N、OFFを切り換える一対のスイッチ体135及び補
助接点としての常閉接点136とを備えている。同図に
示すように、この押ボタンスイッチ131は、左右対称
に構成されているため、以下では図中の右半分の構成に
ついてのみ説明し、左半分の説明は省略する。
【0091】そして、押ボタン133の内面には、押ボ
タン133の押し込みに連動してスイッチ体135を押
圧する第1押圧部材139と、常閉接点136を押圧す
る第2押圧部材140とが配設されている。さらに、ス
イッチ筐体132の中央部には、常閉接点136が配設
されるとともに、この常閉接点136を挟んでその両端
部にスローアクション構造を有する一対のスイッチ体1
35が配設されている。
【0092】常閉接点136は、基本的に上記した第1
実施形態における常閉接点61と同様に構成されてい
る。すなわち、図11に示すように、スイッチ筐体13
2内で押ボタン133側(上方)に突出するとともに下
方からコイルバネ137により上方に付勢される可動部
材138と、この可動部材138に取付けられる一対の
可動端子(図示省略)と、この可動端子と接離する一対
の固定端子(図示省略)とを備えている。そして、初期
状態では、可動部材138はコイルバネ137によって
上方に付勢され、可動端子と固定端子とが接触した閉状
態となっている。また、各固定端子はスイッチ筐体13
2の下方に突出する端子片141と電気的に接続されて
おり、これら端子片141が導線39(図4参照)によ
って端子台9の基板41に接続されている。
【0093】スイッチ体135は、ケース部142と、
このケース部142に押し込み可能に支持される押込部
材143と、ケース部142内に配設された板バネ14
4の一端部に取り付けられた一対の固定端子145と、
ブラケット146に取り付けられ固定端子145と接離
する一対の可動端子147と、押圧部材143の押し込
みに連動して可動端子147と固定接点145とを接触
させるとともに、押し込みが所定量に達すると可動端子
147と固定端子145とを離反させるスイッチング機
構148とを備えている。なお、各板バネ144は導電
性部材で構成されて、その他端部が端子片149として
ケース筐体132の下部から突出しており、この端子片
149が導線39によって端子台9の基板41に接続さ
れている。ここで、このスイッチ体135では、上記し
た可動端子147と固定端子145とでa接点を構成し
ている。
【0094】押込部材143には、その内部に平面視矩
形状の空間からなる収容部151が形成されており、こ
の収容部151の両壁に傾斜面152が形成されてい
る。また、押込部材143の下部には、板バネ144を
押し込む一対の突起部150が設けられている。
【0095】スイッチング機構148は、押込部材14
3の収容部151内に配置され一対の穴部153が形成
された挿入部材154と、挿入部材154の穴部153
内で水平方向(図11の左右方向)に移動自在に配置さ
れる一対のスライドブロック155と、挿入部材154
とブラケット146とを連結し可動端子147を下方に
付勢するコイルバネ156と、ブラケット146から下
方に突出する軸部材157とから構成されている。
【0096】各スライドブロック155は、挿入部材1
54の穴部153内に配設されたコイルバネ158によ
り押圧部材143の両端側に付勢されている。また、各
スライドブロック155の一端部には押込部材143の
傾斜面152と係止する傾斜面161が形成されてい
る。
【0097】軸部材157の下部は、ケース部142の
底部に形成された穴162内に挿入されている。この穴
162内には復帰バネ163が配設され、この復帰バネ
163の上端部が軸部材157の下端部に取り付けられ
ている。そして、この復帰バネ163の付勢力により軸
部材157は常時上方に付勢されている。
【0098】そして、押ボタン133を押し込んでいな
い第1のOFF状態から押ボタン133を押し込むと、
図12に示すように、押ボタン133の第1押圧部材1
39によって押込部材143の上面が押し込まれる。こ
れによって、スイッチング機構148が押込部材143
と連動して下方へと移動し、可動端子147を押し下
げ、可動端子147と固定端子145とが接触する。こ
の状態で押しボタンスイッチ131はON状態となり、
産業機械203(図17参照)への教示作業が可能とな
る。
【0099】このとき、スライドブロック155の傾斜
面161には収容部151の傾斜面152からスライド
ブロック155を内方に移動させようとする押圧力が作
用するが、この押圧力よりもスライドブロック155を
上方に付勢するコイルバネ156の付勢力の方が強いの
で、スライドブロック155は移動せず、押込部材14
3との係止状態が維持される。
【0100】そして、作業者が危険を感じて、このON
状態から押ボタン133をさらに押し込むと、コイルバ
ネ156の付勢力がスライドブロック155を外方へと
付勢する付勢力よりも大きくなり、スライドブロック1
55は、その傾斜面161が収容部151の傾斜面15
2を摺動しつつコイルバネ158に抗して挿入部材15
4の内方へと移動する。その結果、図13に示すよう
に、押込部材143とスライドブロック155との係止
状態が解除され、スイッチング機構148は復帰バネ1
63によって上方に移動する。そして、これと連動して
可動端子147も上方へ移動して、可動端子147と固
定端子145とが離反し、押しボタンスイッチ131
は、第2のOFF状態となり、産業機械が停止する。こ
のとき、押込部材143の突起部150が板バネ144
を押し下げるため、例えば、可動端子147と固定端子
145とが溶着した場合であっても、可動端子147と
固定端子145とは強制的に離反され、押ボタンスイッ
チ131を確実にON状態から第2のOFF状態に移行
させることができる。
【0101】また、押ボタンスイッチ131がON状態
から第2のOFF状態に移行する際に、常閉接点136
の可動部材138が押ボタン133の第2押圧部材14
0により押し下げられるため、常閉接点136の固定端
子と可動端子とが離反し、常閉接点136は開状態にな
る。このように、常閉接点136は、第1のOFF状態
では閉状態である一方、第2のOFF状態では開状態に
なるため、常閉接点136をモニタすることで、押ボタ
ンスイッチ131が第1のOFF状態であるか第2のO
FF状態であるのかを容易に識別することができる。
【0102】このように、スナップアクション型の押ボ
タンスイッチ5に代えて、スローアクション型の押ボタ
ンスイッチ131を用いた場合であっても、第1実施形
態と同様、ケーブル7の交換を安易かつ容易に行うこと
ができるのは言うまでもない。また、このような押ボタ
ンスイッチ131でも、押ボタン133の押込み量に応
じて、押ボタンスイッチ131を3つのポジション(第
1のOFF状態、ON状態、第2のOFF状態)に設定
することができるため、作業者の意図を明確にし、作業
者の安全を確保することができる。
【0103】(第3実施形態)この発明の第3実施形態
について図14ないし図16を参照しつつ説明する。た
だし、図14はグリップ式スイッチ装置の側面図、図1
5は図14のA−A線矢視図、図16はグリップ式スイ
ッチ装置の使用状態の説明図である。
【0104】本実施形態において、グリップ式スイッチ
装置を用いた産業機械用制御装置201の基本的な構成
は、図17ないし図19に示すものとほぼ同じであるた
め、以下では重複した説明を省略し、これらの図も参照
して説明することとする。また、本実施形態では、図1
7ないし図19に示すように、グリップ式スイッチ装置
151における押しボタンスイッチ5、接続手段及びケ
ーブル7の基本的な構成は、上記した第1実施形態のも
のとほぼ同じであるため、以下ではこれらに関する重複
した説明は省略し、主として第1実施形態と相違する点
について説明する。
【0105】本実施形態におけるグリップ式スイッチ装
置181では、スイッチケース183の構成が第1実施
形態と相違し、また制御装置201に安全スイッチ18
4が設けられていることが第1実施形態と相違してい
る。
【0106】図14に示すように、スイッチケース18
3のケーブル7が導入される一端部と反対側の他端部に
は、アクチュエータ185が収納される収納部187が
設けられており、この収納部187にアクチュエータ1
85が出没自在に設けられている。
【0107】また、図14及び図15に示すように、収
納部187の端面には、開口部189が形成されてお
り、この開口部189を介してアクチュエータ185の
一方の面に取り付けられた操作レバー191が突出して
いる。そして、この操作レバー191を操作すること
で、アクチュエータ185を収納部187から突出させ
たり、収納部187に収納することができる。このと
き、突出状態ではアクチュエータ185が収容部187
に容易に没入せず、逆に、没入状態ではアクチュエータ
185が収容部187に容易に突出しないように、アク
チュエータ185をロックするロック機構(図示せず)
が設けられている。
【0108】安全スイッチ184は、図16に示すよう
に、安全柵207に設置された操作盤209(図17参
照)に電気的に接続されるもので、基本的な構成は図1
7に示す安全スイッチ215と同様で、ケース本体19
3とその内部に配設される図示を省略する接続接点とか
らなり、アクチュエータ185が扉213ではなくスイ
ッチケース183に取り付けられている点が図18に示
す安全スイッチ215と大きく相違する。また、この安
全スイッチ184は操作盤209に隣接して、安全柵2
07の外面に設置される。
【0109】図16に示すように、ケース本体193に
は、その一面にアクチュエータ185を挿入可能な挿入
孔195が形成されており、グリップ式スイッチ装置1
81を使用しないとき、すなわち、操作盤209(図1
7参照)によって外部から産業機械(産業用ロボット)
203を操作する場合には、アクチュエータ185を挿
入孔195に挿入して、グリップ式スイッチ装置181
を安全スイッチ184に装着しておく。
【0110】安全スイッチ184の接続接点は、操作盤
209(図17参照)と電気的に接続されており、安全
スイッチ184にアクチュエータ185が挿入されてい
るときは、接点が閉状態となり操作盤209によっての
み産業機械203の操作が行えるように構成されてい
る。一方、アクチュエータ185が安全スイッチ184
から抜き取られると、安全スイッチ184の接続接点が
開状態に切り換わり操作盤209による産業機械203
の操作が不能になるとともに、教示ペンダント227
(図19参照)及びグリップ式スイッチ装置181によ
ってのみ産業機械203の手動操作が行えるようになっ
ている。このように、安全スイッチ184の機能とし
て、操作盤209による産業機械203の操作を可能、
不可能に切り換える点も、図17に示す安全スイッチ2
15と相違している。
【0111】なお、グリップ式スイッチ装置181にお
いて、ケーブル7は、上記した第1実施形態の場合と同
様に端子台9或いはコネクタにより接続されているた
め、ケーブル7の交換作業は、上記した第1実施形態の
場合と同様の手順により簡単に行うことができる。
【0112】次に、上記のように構成されたグリップ式
スイッチ装置181の操作について説明する。いま、産
業機械203の手動操作を行う場合には、グリップ式ス
イッチ装置181を取り外してそのアクチュエータ18
5を安全スイッチ184から抜き取る。こうすると、安
全スイッチ184内の接続接点が切り換わり、操作盤2
09による産業機械203の操作が不能になる。そし
て、安全柵207内の産業機械203は教示ペンダント
227及びグリップ式スイッチ装置181でのみ教示操
作が可能な状態となる。
【0113】そして、グリップ式スイッチ装置181を
携帯した作業者は安全柵207の出入口の扉213を開
放した状態で、安全柵207内に入り産業機械203の
手動操作を行ったり、教示ペンダント227によりプロ
グラムの教示作業を行う。このように、安全柵207の
扉213を開放することで、安全スイッチ215の接点
が開状態に切り換わり、産業機械203への電源が遮断
され、手動操作のみ可能な状態となる。
【0114】また、アクチュエータ185を安全スイッ
チ184から抜き出した後は、操作レバー191を操作
してアクチュエータ185を収納部187内に収納す
る。こうすることで、例えば作業中にアクチュエータ1
85が機械や他の作業者に接触するのを防止することが
できる。
【0115】従って、第3実施形態によれば、上記した
第1実施形態と同様、ケーブル7の交換を安価かつ容易
に行うことができるのは勿論であり、加えて、アクチュ
エータ185が安全スイッチ184から抜き取られる
と、安全スイッチ184の接続接点が切り換わり操作盤
209による産業機械203の操作が不能となり、グリ
ップ式スイッチ装置181でのみ産業機械203の操作
を行える状態となるため、例えば安全柵207内で産業
機械203の手動操作中に外部で操作盤209を誤って
操作しても、産業機械203の駆動がされることはな
く、作業の安全性を向上することができる。
【0116】また、産業機械203の手動操作中に誤っ
て安全柵207の扉213が閉じた場合であっても、産
業機械203側に電源が供給されて産業機械203が駆
動されるのを防止でき、作業の安全性を向上することが
できる。
【0117】なお、上記した第3実施形態において、押
しボタンスイッチ181に、そのON,OFF状態を示
す2つのLED等の表示手段を設けてもよく、さらに、
図9に示すような駆動スイッチ111や、図10に示す
ような非常停止スイッチ113を設けても構わない。
【0118】また、グリップ式スイッチ装置181内に
配設される押ボタンスイッチとして、第2実施形態に示
したスローアクション型の押ボタンスイッチ131を用
いてもよいことは言うまでもない。
【0119】また、上記した各実施形態では、グリップ
式スイッチ装置に配設される押しボタンスイッチとして
3ポジション式の押しボタンスイッチを用いているが、
これに限定されるものではなく、押ボタンの押し込みに
より押しボタンスイッチをON、OFFのみに切り換え
る2ポジションのものを用いても構わない。
【0120】さらに、上記した各実施形態では、押しボ
タンスイッチに2個のc接点或いはa接点を設けた場合
について説明しているが、これらの接点が1個または3
個以上配設されたものを用いてもよいのは勿論である。
【0121】ところで、本発明における防水手段、表示
手段は、上記した各実施形態で示した防水パッキン1
7、LED37a,37bに限るものではない。さら
に、ガード部材27の形状も、上記した各実施形態で示
したものに限らないのは勿論であり、要するにガード部
材として、押しボタンスイッチを操作できて、しかも粘
着テープが巻回しても押ボタンが押圧されることのない
ように押ボタンの一部を包被できる形状であればよい。
【0122】また、ガード部材27を設けるのに代え
て、人の手でスイッチケースが把持されたことを検知す
るセンサを設け、このセンサにより人の手でスイッチケ
ースが把持されたことが検知されたときのみ、押ボタン
スイッチをON,OFFすることができるように構成し
てもよい。こうすることで、粘着テープが巻回された状
態でグリップ式スイッチ装置が使用されるのを防止する
ことができる。このようなセンサとして、例えば静電容
量型センサを用いるのが望ましく、このようにすると、
静電容量の変化により人の手でスイッチケースが把持さ
れたか否かを確実にかつ簡単に検知することができる。
【0123】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0124】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、スイッチケース内に収容された接続手段によ
り、ケーブルが押しボタンスイッチに着脱自在に電気的
に接続されているため、例えばケーブルが破損した場合
に、ケーブルのみをグリップ式スイッチ装置から取り外
して交換することができ、従来のように、ケーブルが破
損した場合にグリップ式スイッチ装置全体の交換をする
必要がなく、また防水コネクタのような高価なコネクタ
を設ける必要がなく、ケーブル交換時にかかるメンテナ
ンスコストの低減を図ることが可能になる。
【0125】また、請求項2に記載の発明によれば、接
続手段をなす端子台において、押しボタンスイッチと電
気的に接続される端子台の一方側導電接続部と、ケーブ
ルの芯線の先端に取り付けられた他方側導電接続部とが
接離自在に嵌合する構成であるため、ケーブルの芯線を
端子台から取り外すことでケーブルの交換を行うことが
でき、しかも安価な端子台により押しボタンスイッチと
ケーブルとを接続できることから、構成が簡単となり、
グリップ式スイッチ装置のメンテナンスコストを低減す
ることが可能になる。
【0126】また、請求項3に記載の発明によれば、ス
イッチ側コネクタ部とケーブル側コネクタ部とから成る
コネクタにより接続手段を構成したため、ケーブルを交
換する場合には、各コネクタ部の嵌着を解除するだけで
よく、ケーブルの交換作業を容易に行うことができる。
しかも、押しボタンスイッチとケーブルとを安価なコネ
クタにより接続できるため、構成が簡単となり、グリッ
プ式スイッチ装置のメンテナンスコストを低減すること
が可能になる。
【0127】また、請求項4に記載の発明によれば、グ
リップ式スイッチ装置の押しボタンスイッチが、押し込
み量の増加に伴って第1のOFF状態、ON状態及び第
2のOFF状態に順次に切り換わるため、押しボタンス
イッチのON状態から押し込みを解除することにより、
押しボタンスイッチを第1のOFF状態にするか、また
は押しボタンスイッチをON状態からさらに押し込むこ
とにより、押しボタンスイッチを2のOFFにすること
ができるため、操作者の安全を確保することが可能にな
る。
【0128】さらに、第1のOFF状態と第2のOFF
状態とで開閉状態の異なる補助接点をスイッチケース内
に設けたため、この補助接点の開閉状態をモニタするこ
とによって、押しボタンスイッチの第1のOFF状態と
第2のOFF状態とを容易に識別することが可能にな
る。
【0129】また、請求項5に記載の発明によれば、ス
イッチケースに非常停止スイッチを設けたため、外部装
置を直接操作することなく、グリップ式スイッチ装置を
操作することで、外部装置を非常停止させることがで
き、非常時における対応を迅速に行うことが可能にな
る。
【0130】また、請求項6に記載の発明によれば、グ
リップ式スイッチ装置に設けられたアクチュエータを安
全スイッチから抜き取ることにより外部装置側の操作が
不可能なモードに切り換わるようにしたため、グリップ
式スイッチ装置の操作中における外部装置側からの機械
の操作を不可能にすることができ、作業の安全性を向上
することが可能になる。
【0131】また、請求項7に記載の発明によれば、ア
クチュエータをスイッチケース内に収納することができ
るため、グリップ式スイッチ装置を携帯して作業をする
際に、スイッチケースから突出するアクチュエータが、
例えば外部の機械等に接触して破損するのを防止するこ
とができる。
【0132】また、請求項8に記載の発明によれば、ガ
ード部材により押ボタンの一部を包被することで、例え
ば粘着テープ等を巻き付けることにより押しボタンスイ
ッチをON状態に保持しようとしても、ガード部材によ
り押ボタンの粘着テープによる押圧を阻止できるため、
粘着テープの巻き付けにより手で握り込まなくても押し
ボタンスイッチをON状態に保持するという誤った使用
を未然に防止することが可能になる。
【0133】また、請求項9に記載の発明によれば、押
しボタンスイッチのON,OFFの状態を表示する表示
手段を設けたため、グリップ式スイッチ装置の操作者
が、押しボタンスイッチの状態を容易に視認することが
可能になる。
【0134】また、請求項10に記載の発明によれば、
他の駆動装置の駆動スイッチをスイッチケースに設けた
ため、グリップ式スイッチ装置を他の装置の操作手段と
しても使用することができ、作業の効率化を図ることが
可能になる。
【0135】また、請求項11に記載の発明によれば、
防水手段をスイッチケースのケーブル導入部分に設けた
ため、浸水によるグリップ式スイッチ装置の故障を未然
に防止することができ、防水対策の必要な環境下であっ
てもグリップ式スイッチ装置を安心して使用することが
可能になる。
【0136】また、請求項12に記載の発明によれば、
押ボタンの両端に、この押ボタンよりも突出した突起部
を形成したため、押ボタンを両側の突起部によりガード
することができ、グリップ式スイッチ装置を平坦な面上
に載置するなどした場合に、勝手に押しボタンスイッチ
が押し込まれてONしてしまうことを防止できる。
【0137】また、請求項13に記載の発明によれば、
グリップ式スイッチ装置の押しボタンスイッチがONの
ときは産業機械の操作盤が操作不能状態となるようにし
たため、例えばグリップ式スイッチ装置を操作して産業
機械にプログラムの教示を行っているときに、操作盤に
より仕切手段の外部から産業機械が駆動されるのを防止
することができ、教示作業中における作業者の安全を確
保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】この発明の第1実施形態の切断側面図である。
【図3】この発明の第1実施形態の操作説明図である。
【図4】この発明の第1実施形態における一部の斜視図
である。
【図5】この発明の第1実施形態における他の一部のあ
る状態の断面図である。
【図6】この発明の第1実施形態における他の一部の異
なる状態の断面図である。
【図7】この発明の第1実施形態における他の一部のさ
らに異なる状態の断面図である。
【図8】この発明の第1実施形態の変形例における一部
の斜視図である。
【図9】この発明の第1実施形態の変形例の側面図であ
る。
【図10】この発明の第1実施形態にの他の変形例の側
面図である。
【図11】この発明の第2実施形態における一部のある
状態の断面図である。
【図12】この発明の第2実施形態における一部の異な
る状態の断面図である。
【図13】この発明の第2実施形態における一部のさら
に異なる状態の断面図である。
【図14】この発明の第3実施形態の側面図である。
【図15】図11のA−A線矢視図である。
【図16】この発明の第3実施形態の使用状態の説明図
である。
【図17】この発明の背景となる産業機械用制御装置の
斜視図である。
【図18】図17の産業機械用制御装置の一部の斜視図
である。
【図19】図17の産業機械用制御装置の他の一部の斜
視図である。
【図20】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1,181 グリップ式スイッチ装置 3,183 スイッチケース 5,131 押しボタンスイッチ 7 ケーブル 9 端子台(接続手段) 17 防水パッキン(防水手段) 21 芯線 23 芯線先端部(他方側導電接続部) 25,133 押ボタン 27 ガード部材 35a,35b 突起部 37a,37b LED(表示手段) 43 基部 51a,51b 一方側導電接続部 59 c接点 61,136 常閉接点(補助接点) 107 ケーブル側コネクタ部(コネクタ/接続手段) 109 スイッチ側コネクタ部(コネクタ/接続手段) 111 駆動スイッチ 113 非常停止スイッチ 184 安全スイッチ 185 アクチュエータ 201 産業機械用制御装置(外部装置) 203 産業機械(産業用ロボット) 205 出入口 207 安全柵(仕切手段) 209 操作盤
フロントページの続き (72)発明者 岡田 和也 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 上野 泰史 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 前田 健 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 関野 芳雄 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AB06 BA01 BA07 BB01 DD02 LA00 LG09 5G052 AA05 AA14 AA15 AA27 BB01 BB10 HA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手で把持可能な形状を有するスイッチ
    ケースに、押し込み量に応じてOFF,ONに切り換わ
    る押しボタンスイッチが設けられたグリップ式スイッチ
    装置において、 前記スイッチケース内に収容された接続手段により、前
    記スイッチケース内に導入されたケーブルの端部と前記
    押しボタンスイッチの接点とを着脱自在に電気的に接続
    することを特徴とするグリップ式スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記接続手段が、前記スイッチケース内
    に収容された基部と、前記基部に形成され前記押しボタ
    ンスイッチの接点に電気的に接続された複数の一方側導
    電接続部とを備えた端子台からなり、 前記ケーブルの複数の芯線の各先端に取り付けられた他
    方側導電接続部が、前記各一方側導電接続部のうち対応
    するものにそれぞれ接離自在に嵌合されて電気的に接続
    されることを特徴とする請求項1に記載のグリップ式ス
    イッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記接続手段が、前記スイッチケース内
    において前記押しボタンスイッチの接点に電気的に接続
    されたスイッチ側コネクタ部と、前記スイッチケース内
    に導入される前記ケーブルの複数の芯線の各先端に電気
    的に接続され前記スイッチ側コネクタ部に着脱自在に嵌
    着されるケーブル側コネクタ部とを備えたコネクタから
    なることを特徴とする請求項1に記載のグリップ式スイ
    ッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記押しボタンスイッチが、その押し込
    み量の増加に伴い、第1のOFF状態,ON状態,第2
    のOFF状態に順次に切り換わり、前記押しボタンスイ
    ッチが前記第1のOFF状態のときに開または閉状態に
    なり、前記第2のOFF状態のときに閉または開状態と
    なる補助接点を、前記スイッチケース内に設けたことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のグリッ
    プ式スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 外部装置の非常停止操作用の非常停止ス
    イッチが、前記スイッチケースに設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のグリッ
    プ式スイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチケースに、前記外部装置に
    設けられた安全スイッチに挿脱自在に挿入されるアクチ
    ュエータが配設され、前記外部装置が、前記アクチュエ
    ータの前記安全スイッチへの挿入時に、前記外部装置側
    の操作盤による操作が可能なモードに切り換わり、前記
    アクチュエータの前記安全スイッチからの抜き取り時
    に、前記外部装置側の操作盤による操作が不可能なモー
    ドに切り換わることを特徴とする請求項5に記載のグリ
    ップ式スイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータが、前記スイッチケ
    ースに出没自在に設けられていることを特徴とする請求
    項6に記載のグリップ式スイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記押しボタンスイッチの押ボタンを一
    部包被するガード部材が、前記スイッチケースに着脱自
    在に取り付けられていることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載のグリップ式スイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記押しボタンスイッチのON,OFF
    の状態を表示する表示手段が、前記スイッチケースに設
    けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載のグリップ式スイッチ装置。
  10. 【請求項10】 他の装置の駆動スイッチが、前記スイ
    ッチケースに設けられていることを特徴とする請求項1
    ないし9のいずれかに記載のグリップ式スイッチ装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチケース内への前記ケーブ
    ルの導入部分に防水手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれかに記載のグリップ式
    スイッチ装置。
  12. 【請求項12】 前記押しボタンスイッチの押しボタン
    が、前記スイッチケースの周面に突出して配設され、前
    記スイッチケースの前記押ボタンの両側に、前記押ボタ
    ンよりも突出した突起部が形成されていることを特徴と
    する請求項1ないし11のいずれかに記載のグリップ式
    スイッチ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    のグリップ式スイッチ装置を用いた産業機械用制御装置
    において、 産業機械の周囲を仕切り開閉自在の出入口を有する仕切
    手段と、 前記出入口付近に配設され前記グリップ式スイッチ装置
    の前記押しボタンスイッチのON時及びOFF時にそれ
    ぞれ操作不能状態及び操作可能状態に切り換わる前記産
    業機械の操作盤とを備えていることを特徴とする産業機
    械用制御装置。
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