JP2006092965A - 防爆形操作ボックス - Google Patents

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和則 津田
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清 佐古井
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Abstract

【課題】非常時に回路を遮断することのできるスイッチを備え、かつ、その形状は煩雑なものとならない防爆形操作ボックスを提供すること。
【解決手段】非常停止用押しボタンスイッチ5には、スイッチ部9と、停止レバー10を有する停止機構31と、解除レバー11を有する解除機構32とが備えられている。そして、停止レバー10および解除レバー11は、ケース2の第2突出部221および第1突出部211から突出するように配置されている。これにより、ケース2の正面の厚みが大きくなったり、ケース2の正面の一部が突出したりするのを防ぐことができる。また、非常停止用押しボタンスイッチ5には、停止レバー10と解除レバー11とが備えられており、それぞれ別個の位置に配置されているので、ユーザの誤操作を防止することもできる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、防爆構造を有する防爆形操作ボックスに関する。
従来から、機械内部の回路と接続された操作ボックスを用いて遠隔操作を行うことができる機械が広く利用されている。たとえば、荷物の吊り下げ作業または吊り上げ作業においては、電気チェーンブロックが用いられており、電気チェーンブロックには、キャブタイヤケーブルを介して遠隔操作を行うための操作ボックスが備えられている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−120380号公報
この場合、操作ボックスには、電気チェーンブロックの巻き上げ、または、巻き下げを操作するための操作用押しボタンスイッチが備えられており、操作用押しボタンスイッチを操作することによって電気チェーンブロックが動作されるが、何らかの原因により、電気チェーンブロック内の回路が溶着してしまい、操作用押しボタンスイッチの操作にかかわらず、電気チェーンブロックが動作することがある。このような非常時に電気チェーンブロックを停止させるため、操作ボックスには非常停止用押しボタンスイッチが備えられている。
また、このような操作ボックスを防爆形操作ボックスとすることが知られている。防爆形操作ボックスとは、仮にガスまたは蒸気が内部に侵入した状態で火花などが発生して爆発が生じたとしても、その圧力に耐えることのできるものであり、厚み等が所定の規格により形成された防爆形ケースを備えている。
しかし、非常停止用押しボタンスイッチを防爆形操作ボックスに設ける場合には、防爆形ケースの内部に回路が配置され、また、非常停止用押しボタンスイッチの押しボタン部分が防爆形ケースの外面上に配置されるため、回路の接点と非常停止用押しボタンスイッチとを接続すると、非常停止用押しボタンスイッチの一部が防爆形ケースを貫通することになる。
一方、防爆形ケースは、貫通部分においては所定の厚みを必要とするため、その厚みを確保する部分が必要となったり、防爆形ケース内部の配置関係が煩雑になったりする。
また、非常停止用押しボタンスイッチは、非常時に回路を遮断するものであるため、一度スイッチをオンして回路を遮断すると、その状態でスイッチをロックすることが必要であり、ロック機構が必須とされる。そのため、非常停止用押しボタンスイッチを通常の状態に戻すためのロック解除機構も必要とされる。
その一方で、非常停止用押しボタンスイッチは、非常時に機械の動作を停止させるものであるため、ユーザの誤操作が生じにくいものでなければならない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、非常時に回路を遮断することのできる遮断スイッチを備え、かつ、その形状は煩雑なものとならない防爆形操作ボックスを提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、非常時に回路を遮断することのできる機構を備え、かつ、誤操作の生じにくい防爆形操作ボックスを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、防爆形のケースと、上記ケースに内蔵された回路と、上記ケースに内蔵され、上記回路を遮断し、遮断時にはその遮断状態がロックされる遮断スイッチと、上記ケースの正面に対して側方に突出し、上記遮断スイッチを起動するための遮断スイッチ起動手段と、上記ケースの正面に対して側方に突出し、上記遮断スイッチのロックを解除するロック解除手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成によると、遮断スイッチ起動手段とロック解除手段とは、ケースの側方に突出しているため、ケースの形状が煩雑になるのを防ぐことができる。防爆形ケースは、所定の規格により、たとえば、貫通部分が存在する場合には、貫通部分の厚みが所定の厚みよりも大きいことが必要とされる。そこで、上記のような構成とすることで、ケースの正面の厚みが大きくなったり、ケースの正面の一部が突出したりするのを防ぐことができる。
また、遮断スイッチには、遮断スイッチ起動手段とロック解除手段とが備えられており、それぞれ別個の位置に配置されているので、ユーザの誤操作を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記遮断スイッチは、上記回路と接続された本体と、上記本体に対して進退可能であり、かつ、軸心まわりに回動可能な操作ピンと、を備え、上記操作ピンが上記本体に退避することに伴って上記回路を遮断し、上記操作ピンが上記本体から進出することに伴って上記回路を接続し、上記操作ピンが退避状態にあるときには、上記操作ピンを軸心まわりに所定角度回転させたときにのみ、上記操作ピンの上記本体からの進出が許容され、上記遮断スイッチ起動手段は、上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、軸心まわりに回動可能な停止操作軸と、上記操作ピンに接触するように上記停止操作軸の一端に取り付けられ、上記停止操作軸の回転に伴って変位し、その変位状態によって上記操作ピンを上記本体に退避させる接触部材と、上記停止操作軸の他端に取り付けられた停止レバーと、を備え、上記ロック解除手段は、上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、軸心まわりに回動可能な解除操作軸と、上記解除操作軸の一端に取り付けられ、上記解除操作軸の回転に伴って変位し、その変位状態によって上記操作ピンを軸心まわりに回転させる回転力伝達部材と、を備え、上記遮断スイッチは、上記停止レバーが操作されることに伴って、上記接触部材により上記操作ピンを退避させて上記回路を遮断し、遮断によりロックされた状態において上記解除操作軸が回転されることに伴って、上記回転力伝達部材により上記操作ピンを所定角度回転させてロックが解除されることを特徴としている。
このような構成によると、停止レバーを操作することで、接触部材により操作ピンを退避させて回路を遮断することができる。また、回路が遮断された状態で、解除操作軸を回転させることで、回転力伝達部材により操作ピンを回転させて回路を接続することができる。そのため、停止レバーおよび解除操作軸をそれぞれ個別に、しかも異なる方法で操作するため、より一層ユーザの誤操作を防止することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記ロック解除手段は、上記解除操作軸の他端に取り付けられた解除レバーを備え、上記遮断スイッチは、遮断によりロックされた状態において上記解除レバーが操作されることに伴って、上記回転力伝達部材により上記操作ピンを所定角度回転させてロックが解除されることを特徴としている。
このような構成によると、回路が遮断された状態で、解除レバーを操作することで、回転力伝達部材により操作ピンを回転させて回路を接続することができる。そのため、操作性の向上を図ることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記遮断スイッチは、上記回路と接続された本体と、上記本体に対して進退可能であり、かつ、軸心まわりに回動可能な操作ピンと、を備え、上記操作ピンが上記本体に退避することに伴って上記回路を遮断し、上記操作ピンが上記本体から進出することに伴って上記回路を接続し、上記操作ピンが退避状態にあるときには、上記操作ピンを軸心まわりに所定角度回転させたときにのみ、上記操作ピンの上記本体からの進出が許容され、上記遮断スイッチ起動手段は、上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、軸心まわりに回動可能な停止操作軸と、上記操作ピンに接触するように上記停止操作軸の一端に取り付けられ、上記停止操作軸の回転に伴って変位し、その変位状態によって上記操作ピンを上記本体に退避させる接触部材と、上記停止操作軸の他端に取り付けられた停止レバーと、を備え、上記ロック解除手段は、上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、上記ケースに対して進退可能であり、上記ケースに退避した状態で上記操作ピンを所定角度回転させる解除操作軸を備え、上記遮断スイッチは、上記停止レバーが操作されることに伴って、上記接触部材により上記操作ピンを退避させて上記回路を遮断し、遮断によりロックされた状態において上記解除操作軸が退避されることにより上記操作ピンを所定角度回転させてロックが解除されることを特徴としている。
このような構成によると、停止レバーを操作することで、接触部材により操作ピンを退避させて回路を遮断することができる。また、回路が遮断された状態で、解除操作軸をケースに退避させることにより操作ピンを回転させて回路を接続することができる。そのため、停止レバーおよび解除操作軸をそれぞれ個別に、しかも異なる方法で操作するため、より一層ユーザの誤操作を防止することができる。
請求項1に記載の発明によれば、ケースの正面の厚みが大きくなったり、ケースの正面の一部が突出したりするのを防ぐことができる。また、ユーザの誤操作を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、停止レバーを操作することで回路を遮断することができ、また、解除操作軸を回転させることで回路を接続することができる。そのため、停止レバーおよび解除操作軸をそれぞれ個別に、しかも異なる方法で操作するため、より一層ユーザの誤操作を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、解除レバーを操作することで回路を接続することができる。そのため、操作性の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、停止レバーを操作することで回路を遮断することができ、また、解除操作軸をケースに退避させることで回路を接続することができる。そのため、停止レバーおよび解除操作軸をそれぞれ個別に、しかも異なる方法で操作するため、より一層ユーザの誤操作を防止することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる防爆形操作ボックスの一実施形態を示す正面図であり、図2は、図1の矢印A方向からみた側面図である。
防爆形操作ボックス1には、略箱型の長手のケース2と、ケース2を貫通してケース2内に挿入されているキャブタイヤケーブル3と、ケース2内に配置された操作用押しボタンスイッチ4と、ケース2内に配置された非常停止用押しボタンスイッチ5とが備えられている。
ケース2は、防爆形ケースとされており、ケース2の長手方向と直交する幅方向の一側方に、ケース2の内方に凹む第1凹部21、第2凹部22および第3凹部23が形成されている。
第1凹部21は、ケース2の長手方向中央部近傍に配置され、ケース2の正面および側面から内方に向かって略直方体状に凹む形状とされている。また、第1凹部21の側面には、ケース2の幅方向側方に突出する第1突出部211が形成されている。
第1突出部211は、略円筒形状とされ、その突出方向の厚さが防爆形として必要とされる所定の厚さ以上となるようにされている。
第2凹部22は、ケース2の長手方向において第1凹部21の隣に配置され、ケース2の正面および側面から内方に向かって略直方体状に凹む形状とされている。また、第2凹部22の側面には、ケース2の幅方向側方に突出する第2突出部221が形成されている。
第2突出部221は、略円筒形状とされ、その突出方向の厚さが防爆形として必要とされる所定の厚さ以上となるようにされている。
第3凹部23は、ケース2の長手方向において第2凹部22の隣に配置され、ケース2の正面および側面から内方に向かって略直方体状に凹む形状とされている。また、第3凹部23の側面には、ケース2の幅方向側方に突出する第3突出部231が形成されている。
第3突出部231は、略円筒形状とされ、その突出方向の厚さが防爆形として必要とされる所定の厚さ以上となるようにされている。
キャブタイヤケーブル3は、種々の絶縁電線を束ねて、さらに、それらの外周がゴムなどで被覆されている。また、防爆形操作ボックス1は、後述する電気チェーンブロックに用いられるものであり、ケース2外に突出しているキャブタイヤケーブル3の一端が電気チェーンブロックに接続されている。さらに、図1においては、図示されないが、キャブタイヤケーブル3の他端は、ケース2内の図示しない回路に接続されている。
操作用押しボタンスイッチ4には、ケース2内の回路の一部が接続された基台部51と、基台部51と接触し得る接点部6と、接点部6がその一端に取り付けられ、その他端がケース2の第3突出部231から突出している略円柱形状の操作軸7と、操作軸7の他端に取り付けられた操作レバー8とが備えられている。
接点部6は、長手の部材であって、その長手方向の両端部に基台部5と接触する接点が備えられており、それぞれの接点は、ケース2内の回路の一部と接続されている。また、接点部6は、操作軸7と交差するようにして、その長手方向の中央部が操作軸7の一端に取り付けられている。
操作軸7は、ケース2の幅方向に延びており、軸心まわりに回動可能とされている。
操作レバー8は、長手の部材であって、操作軸7と交差するようにして、その長手方向の中央部が操作軸7の他端に取り付けられている。
そして、操作用押しボタンスイッチ4を操作する際は、操作レバー8を操作して操作軸7を回転させることで、接点部6を回転させ、接点部6の両端部の接点を択一的に基台部51に接触させる。これにより、基台部51および接点部6の接点を介して、ケース2内の回路が種々に接続され、さらに、キャブタイヤケーブル3を介して、電気チェーンブロックが、巻き上げまたは巻き下げなど種々に動作される。
非常停止用押しボタンスイッチ5には、ケース2内に配置された遮断スイッチとしてのスイッチ部9と、スイッチ部9を起動する遮断スイッチ起動手段としての停止機構31と、スイッチ部9のロックを解除するロック解除手段としての解除機構32とが備えられている。
図3は、図1に示すスイッチ部9を矢印B方向からみた状態の内部構成を概略的に示す図である。
スイッチ部9には、中空ボックス形状の長手の本体12と、本体12を本体12の長手方向に貫通している操作ピン13と、本体12の貫通部分に設けられ、操作ピン13を取り囲んでいる略円筒状のカバー部14とが備えられている。
本体12内には、本体12の内周面から操作ピン13に向かって内方に突出し、操作ピン13を挟んで対向する複数のガイド部15および接触部16が備えられている。
各ガイド部15上には、操作ピン13に対して進退方向に変位可能な係止体17が備えられている。
各係止体17には、圧縮ばねからなるばね18の一端が取り付けられており、そのばね18の他端が本体12の内周面に取り付けられている。これによって、ばね18は、常に、係止体17を操作ピン13に向けて付勢している。
操作ピン13は、略円柱形状の部材であって、その外周面の軸方向中央部には、操作ピン13の径方向外方に突出する複数の係合片19が備えられている。また、本体12内に位置する操作ピン13の端部には、導電性を有する板状の伝達部20が設けられている。伝達部20は、接触部16に係止可能なように、互いに対向する接触部16の間よりも大きく形成され、かつ、操作ピン13の軸方向において、接触部16に対してガイド部15の反対側に配置されている。さらに、伝達部20には、圧縮ばねからなるばね24の一端が取り付けられ、そのばね24の他端は本体12の内底面に取り付けられている。これによって、ばね24は、常に、伝達部20を接触部16に向けて付勢している。
なお、操作ピン13は、本体12に対してその軸方向に進退可能とされており、その軸心まわりに回動可能とされている。そして、常に、図示しないねじりばねによって、矢印C方向に付勢されている。
また、本体12から突出する操作ピン13の先端には、操作ピン13の径方向外方に突出する長手の当接部材25が備えられている。
接触部16は、導電性を有しており、それぞれ、ケース2内の回路の一部に接続されている。
操作ピン13が図3の実線で示す状態では、ばね24の付勢力によって、互いに対向する接触部16と伝達部20とが接触しており、各接触部16および伝達部20を介して、ケース2内の回路が接続されている。
この状態から、ばね24の付勢力に抗して、操作ピン13を本体12内に退避させると、まず、伝達部20が接触部16から離れて、ケース2内の回路が遮断される。そして、さらに操作ピン13が本体12内に退避されると、各係合片19が各係止体17を押圧して、各係止体17が各ばね18の付勢力に抗して退避する。
そして、さらに操作ピン13が本体12内に退避されて、各係合片19が2点鎖線に示す位置まで変位すると、各係止体17が各ばね18の付勢力により進出して、各係止体17が係合片19に係合し、操作ピン13がその位置でロックされる。
この状態から、操作ピン13を矢印C方向と反対方向に所定角度回転させると、各係止体17と各係合片19との係合状態が解除されて、操作ピン13のロックが解除される。そして、操作ピン13が、ばね24の付勢力により本体12から進出して、接触部16と伝達部20とが接触する実線で示す状態にもどる。
図4は、非常停止用押しボタンスイッチ5の構成を示す正面図であり、図5は、図4の矢印D方向からみた側面図である。
停止機構31には、ケース2の第2突出部221に挿通されている停止操作軸28と、停止操作軸28の一端に取り付けられた接触部材29と、停止操作軸28の他端に取り付けられた停止レバー10とが備えられている。
停止操作軸28は、略円柱形状とされ、ケース2の幅方向に延びており、軸心周りに回動可能とされている。
接触部材29は、停止操作軸28と直交する方向に延びる長手の部材であって、その先端部分が操作ピン13の上部に当接している。
停止レバー10には、ケース2の側方の第2凹部22内に配置され、停止操作軸28に取り付けられ、停止操作軸28と直交して接触部材29と同方向に延びる長手のレバー体26と、レバー体26上に設けられた平面視略円形状のボタン部27とが備えられている。
また、停止操作軸28には、コイルばね30が巻回されており、停止機構31では、停止操作軸28が、ばね30の付勢力により、常に、接触部材29および停止レバー10がケース2の正面の延びる方向と同方向で保持されるような、図4および図5に示す状態を維持するように付勢されている。
解除機構32には、ケース2の第1突出部211に挿通されている解除操作軸33と、解除操作軸33の一端に取り付けられたカム板34と、解除操作軸33の他端に取り付けられた解除レバー11と、カム板34に取り付けられた支持軸35と、支持軸35に取り付けられ回転力伝達部材36とが備えられている。
解除操作軸33は、略円柱形状とされ、ケース2の幅方向に延びており、軸心周りに回動可能とされている。
カム板34は、板状の略楕円形状の部材であって、その一端が、解除操作軸33の軸方向とその板面が直交するように解除操作軸33に取り付けられている。
解除レバー11は、解除操作軸33と直交する方向に延びるように設けられている。
支持軸35は、カム板34の板面と直交するようにカム板34の他端に取り付けられており、解除操作軸33と同方向であってかつ反対側に延びている。
回転力伝達部材36は、長手の部材であって、その一端が支持軸35に相対回転可能に取り付けられており、その他端が当接部材25に当接している。また、回転力伝達部材36の長手方向途中部には長孔状のガイド孔36aが形成されており、ガイド孔36aにケース2の内側面から幅方向内方に突出するガイド棒37が摺動自在に挿通されている。
また、解除操作軸33にはコイルばね38が巻回されており、解除機構32では、解除操作軸33が、ばね38の付勢力により、常に、解除レバー11がケース2の正面の延びる方向と同方向で保持されるような図4および図5に示す状態を維持するように付勢されている。
図6は、防爆形操作ボックス1が備えられた電気チェーンブロックの制御系統を簡略化して示すブロック図である。
この電気チェーンブロックでは、チェーンブロック本体40と、防爆形操作ボックス1とが、キャブタイヤケーブル3を介して接続されている。
チェーンブロック本体40には、チェーンブロック本体40を動作させるためのモータ41と、モータ41を制御するためのモータ制御部42とが備えられている。また。モータ41とモータ制御部42との間の回路には、上限リミットスイッチ43と下限リミットスイッチ44とが接続されている。
モータ制御部42には、マグネットスイッチが備えられており、モータ制御部42は、このマグネットスイッチをオン/オフすることにより、モータ41を駆動制御する。また、モータ制御部42は、外部の供給用の電源45と接続されている。
上限リミットスイッチ43は、モータ41によるチェーンの巻き上げ過ぎを検知し、その検知に応じて回路を遮断するものである。
下限リミットスイッチ44は、モータ41によるチェーンの巻き下げ過ぎを検知し、その検知に応じて回路を遮断するものである。
防爆形操作ボックス1には、モータ制御部42と接続された操作用押しボタンスイッチ4と、非常停止用押しボタンスイッチ5とが備えられている。
非常停止用押しボタンスイッチ5は、電源45とモータ制御部42との間の回路に接続されており、上述の操作ピン13により当該回路を遮断したり遮断状態を解除したりする。
非常停止用押しボタンスイッチ5は、通常では、コイルばね30の付勢力によって図4および図5に示す状態とされており、回路は遮断されていない。この状態においては、操作用押しボタンスイッチ4を操作することにより、電気チェーンブロックを巻き上げまたは巻き下げなど種々に動作させることができる。
そして、非常事態が生じた場合には、図7に示すように、まず、非常停止用押しボタンスイッチ5のボタン部27を押す。すると、コイルばね30の付勢力に抗して停止操作軸28が回転し、さらに、接触部材29が停止操作軸28を中心として回転して、接触部材29の先端部が操作ピン13の上部を押圧する。押圧された操作ピン13は、ばね24の付勢力に抗して本体14内に退避し、回路を遮断する。
これにより、モータ制御部42の制御にかかわらず、電気チェーンブロックの動作が停止される。また、上述のように、操作ピン13は、本体14内に退避した状態でロックされるため、電気チェーンブロックの停止状態が維持される。
この状態から、図8に示すように、解除レバー11が押圧されると、コイルばね38の付勢力に抗して解除操作軸33が回転し、さらに、カム板34が解除操作軸33を支点として揺動し、回転力伝達部材36が、当接部材25を押圧する。そして、押圧された当接部材25により、操作ピン13が回転させられて、操作ピン13のロックが解除される。
以上のように、停止レバー10および解除レバー11は、ケース2の幅方向側方に突出する第1突出部211および第2突出部221から、さらに側方に突出するように配置されているため、ケース2の正面の厚みが大きくなったり、ケース2の正面の一部が突出したりするのを防ぐことができる。
また、非常停止用押しボタンスイッチ5には、停止レバー10と解除レバー11とが備えられており、それぞれ別個の位置に配置されているので、ユーザの誤操作を防止することができる。そのため、操作性の向上を図ることができる。
図9は、この発明の第2の実施形態にかかる非常停止用押しボタンスイッチ5の構成を示す正面図である。なお、以下では、上述と同様の構成については、上述と同一の参照符号を付することにより説明を省略する。
この実施形態においては、非常停止用押しボタンスイッチ5は、ケース2の第1突出部211から突出した部分の先端に側面形状が略円形状の把持部50が備えられている。これにより、操作ピン13が本体12内に退避した状態において、把持部50を掴んで回転させることで、解除操作軸33を回転させ、さらに、カム板34が解除操作軸33を支点として揺動し、回転力伝達部材36が、当接部材25を押圧する。そして、押圧された当接部材25により、操作ピン13が回転させられて、操作ピン13のロックが解除される。
このように、把持部50を回転させることで、操作ピン13のロックを解除して、回路の遮断状態を解除することができる。そのため、停止レバー10および解除操作軸33をそれぞれ個別に、しかも異なる方法で操作するため、より一層ユーザの誤操作を防止することができる。
図10は、この発明の第3の実施形態にかかる非常停止用押しボタンスイッチ5の構成を示す正面図であり、図11は、図10の矢印E方向からみた側面図である。
この実施形態においては、非常停止用押しボタンスイッチ5の操作ピン13は、その上部に、略L字状の当接部材70が備えられている。また、停止レバー10が配置された側と反対側のケース2の側方に解除操作軸71が備えられている。
当接部材70は、操作ピン13の先端からケース2の長手方向に延びている。
解除操作軸71は、ケース2を貫通しており、その一端が当接部材70の先端に当接し、その他端がケース2の側方に突出していて、軸方向に進退可能とされている。また、解除操作軸71には、ばね72が巻回されており、解除操作軸71は、ばね72の付勢力により、その先端が、ロック状態における当接部材70と対向する図の実線で示す位置を維持するように付勢されている。
これにより、操作ピン13が本体12内に退避した状態において、解除操作軸71をばね72の付勢力に抗してケース2に退避させることで、解除操作軸71の先端により当接部材70が押圧されて、操作ピン13が回転させられ、操作ピン13のロックが解除される。
このように、解除操作軸71をケース2に退避させることで、操作ピン13のロックを解除して、回路の遮断状態を解除することができる。そのため、停止レバー10および解除操作軸71をそれぞれ個別に、しかも異なる方法で操作するため、より一層ユーザの誤操作を防止することができる。
本発明にかかる防爆形操作ボックスの一実施形態を示す正面図である。 図1に示す防爆形操作ボックスを矢印A方向からみた側面図である。 図1に示すスイッチ部を矢印B方向からみた状態の内部構成を概略的に示す図である。 非常停止用押しボタンスイッチの構成を示す正面図である。 図4に示す非常停止用押しボタンスイッチを矢印D方向からみた側面図である。 防爆形操作ボックスが備えられた電気チェーンブロックの制御系統を簡略化して示すブロック図である。 ボタン部が押された状態の非常停止用押しボタンスイッチの構成を示す側面図である。 解除レバーが押された状態の非常停止用押しボタンスイッチの構成を示す正面図である。 この発明の第2の実施形態にかかる非常停止用押しボタンスイッチの構成を示す正面図である。 この発明の第3の実施形態にかかる非常停止用押しボタンスイッチの構成を示す正面図である。 図10に示す非常停止用押しボタンスイッチを矢印E方向からみた側面図である。
符号の説明
1 防爆形操作ボックス
2 ケース
5 非常停止用押しボタンスイッチ
10 停止レバー
11 解除レバー
12 本体
13 操作ピン
28 停止操作軸
29 接触部材
33 解除操作軸
36 回転力伝達部材
71 解除操作軸

Claims (4)

  1. 防爆形のケースと、
    上記ケースに内蔵された回路と、
    上記ケースに内蔵され、上記回路を遮断し、遮断時にはその遮断状態がロックされる遮断スイッチと、
    上記ケースの正面に対して側方に突出し、上記遮断スイッチを起動するための遮断スイッチ起動手段と、
    上記ケースの正面に対して側方に突出し、上記遮断スイッチのロックを解除するロック解除手段と、を備えていることを特徴とする防爆形操作ボックス。
  2. 上記遮断スイッチは、
    上記回路と接続された本体と、
    上記本体に対して進退可能であり、かつ、軸心まわりに回動可能な操作ピンと、を備え、上記操作ピンが上記本体に退避することに伴って上記回路を遮断し、上記操作ピンが上記本体から進出することに伴って上記回路を接続し、上記操作ピンが退避状態にあるときには、上記操作ピンを軸心まわりに所定角度回転させたときにのみ、上記操作ピンの上記本体からの進出が許容され、
    上記遮断スイッチ起動手段は、
    上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、軸心まわりに回動可能な停止操作軸と、
    上記操作ピンに接触するように上記停止操作軸の一端に取り付けられ、上記停止操作軸の回転に伴って変位し、その変位状態によって上記操作ピンを上記本体に退避させる接触部材と、
    上記停止操作軸の他端に取り付けられた停止レバーと、を備え、
    上記ロック解除手段は、
    上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、軸心まわりに回動可能な解除操作軸と、
    上記解除操作軸の一端に取り付けられ、上記解除操作軸の回転に伴って変位し、その変位状態によって上記操作ピンを軸心まわりに回転させる回転力伝達部材と、を備え、
    上記遮断スイッチは、上記停止レバーが操作されることに伴って、上記接触部材により上記操作ピンを退避させて上記回路を遮断し、遮断によりロックされた状態において上記解除操作軸が回転されることに伴って、上記回転力伝達部材により上記操作ピンを所定角度回転させてロックが解除されることを特徴とする請求項1に記載の防爆形操作ボックス。
  3. 上記ロック解除手段は、上記解除操作軸の他端に取り付けられた解除レバーを備え、
    上記遮断スイッチは、遮断によりロックされた状態において上記解除レバーが操作されることに伴って、上記回転力伝達部材により上記操作ピンを所定角度回転させてロックが解除されることを特徴とする請求項2に記載の防爆形操作ボックス。
  4. 上記遮断スイッチは、
    上記回路と接続された本体と、
    上記本体に対して進退可能であり、かつ、軸心まわりに回動可能な操作ピンと、を備え、上記操作ピンが上記本体に退避することに伴って上記回路を遮断し、上記操作ピンが上記本体から進出することに伴って上記回路を接続し、上記操作ピンが退避状態にあるときには、上記操作ピンを軸心まわりに所定角度回転させたときにのみ、上記操作ピンの上記本体からの進出が許容され、
    上記遮断スイッチ起動手段は、
    上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、軸心まわりに回動可能な停止操作軸と、
    上記操作ピンに接触するように上記停止操作軸の一端に取り付けられ、上記停止操作軸の回転に伴って変位し、その変位状態によって上記操作ピンを上記本体に退避させる接触部材と、
    上記停止操作軸の他端に取り付けられた停止レバーと、を備え、
    上記ロック解除手段は、上記ケースの正面に対して側方の面を貫通し、上記ケースに対して進退可能であり、上記ケースに退避した状態で上記操作ピンを所定角度回転させる解除操作軸を備え、
    上記遮断スイッチは、上記停止レバーが操作されることに伴って、上記接触部材により上記操作ピンを退避させて上記回路を遮断し、遮断によりロックされた状態において上記解除操作軸が退避されることにより上記操作ピンを所定角度回転させてロックが解除されることを特徴とする請求項1に記載の防爆形操作ボックス。
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