JP2002067880A - インターロックの緊急解除構造 - Google Patents

インターロックの緊急解除構造

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JP2002067880A
JP2002067880A JP2000263577A JP2000263577A JP2002067880A JP 2002067880 A JP2002067880 A JP 2002067880A JP 2000263577 A JP2000263577 A JP 2000263577A JP 2000263577 A JP2000263577 A JP 2000263577A JP 2002067880 A JP2002067880 A JP 2002067880A
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emergency release
camshaft
release mechanism
locking
locked
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JP2000263577A
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Osamu Shoji
修 東海林
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急解除機構を追加した場合においても車両
の盗難防止性を維持することができるインターロックの
緊急解除構造を提供する。 【解決手段】 カムシャフト12に設けられた第1カム
20には、係合凹部12a,12bが設けられている。
ロッキングレバー15は係合凹部12a,12bに係止
するようになっている。ソレノイド13は、ロッキング
レバー15を係合凹部12a,12bから係脱させるよ
うになっている。オーバーライドボタン19はロッキン
グレバー15の係止状態を解除させるようになってい
る。ロックピン16は、LOCK位置においてオーバー
ライドボタン19を操作不能にするとともに、ACC位
置においてオーバーライドボタン19を操作可能にする
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターロックの
緊急解除機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に備えられるインターロッ
クの機構は、スマートイグニッション装置の機構とは別
々に設定されていた。しかし、どちらの機構もエンジン
始動用のノブの回転を許可するようになっていた。その
ため、これらの機構を共通化したものが考えられてい
る。
【0003】例えば、図5に示すインターロック54
は、カムシャフト51及び作動部としてのソレノイド5
2を備えている。カムシャフト51には、把持部として
のノブ53が接続されている。また、図6(a)及び図
6(b)に示すように、カムシャフト51には被係止部
55a,55bがそれぞれ設けられている。また、ロッ
クピン56はシリンダ58に設けられている。ロックピ
ン56は、バネ57a,57bによって常にカムシャフ
ト51側に付勢されるようになっている。ロックピン5
6は、ソレノイド52の非通電時において被係止部55
a,55bに対して係止し、ソレノイド52の通電時に
おいて被係止部55a,55bに対する係止状態を解除
するようになっている。図6(a)に示すように、カム
シャフト51がLOCK位置にある場合、ロックピン5
6は被係止部55aに係止されるようになっている。ま
た、図6(b)に示すように、カムシャフト51がAC
C位置にある場合、ロックピン56は被係止部55bに
係止されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6(b)
に示すように、カムシャフト51がACC位置にある状
態において、ソレノイド52または同ソレノイド52の
図示しない制御回路が故障してしまうことがあった。こ
の場合、ロックピン56は被係止部55bに係止された
ままの状態になるため、カムシャフト51を図6(a)
に示すLOCK位置に戻すことができない。ゆえに、カ
ムシャフト51をそのままの状態にしておくと、バッテ
リーがあがってしまい、ステアリングロックがかかって
いない状態で車両を放置しなくてはならない場合があっ
た。
【0005】この問題を解決するために、図7に示すよ
うに、ソレノイド52に、ロックピン56の係止状態を
強制的に解除するための緊急解除機構61を追加したも
のが考えられている。しかし、緊急解除機構61は、カ
ムシャフト51の位置(LOCK位置、ACC位置)に
関係なく、ロックピン56の係止状態を解除することが
可能であった。その結果、スマートイグニッション装置
の本来の目的が損なわれてしまい、車両の盗難防止性を
維持することができないという問題があった。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、緊急解除機構を追加した場合にお
いても車両の盗難防止性を維持することができるインタ
ーロックの緊急解除構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、LOCK位置及びACC
位置に対応する部分にそれぞれ被係止部を配設したカム
を有するカムシャフトと、前記被係止部に係止する係止
部及び同係止部を前記被係止部から係脱させる作動部か
らなる係脱手段と、前記係脱手段を機械的に作動させて
前記係止部の係止状態を解除させる緊急解除機構と、前
記LOCK位置切換時において前記緊急解除機構に当接
しうる第1位置に移動して同緊急解除機構を操作不能に
するとともに、前記ACC位置切換時において前記緊急
解除機構から離間した第2位置に移動して前記緊急解除
機構を操作可能にするロック手段とを備えたことを要旨
とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記緊急解除機構を、前記作動部の作
動方向に沿って前記作動部とほぼ同一軸線上に配置した
ことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記緊急解除機構を、
前記カムシャフトの近傍において同カムシャフトを回動
させるための把持部及び前記カムシャフトの軸線方向と
平行に配置したことを要旨とする。
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によれば、緊急解除機構は、
ACC位置切換時においてロック手段が緊急解除機構か
ら離間した第2位置に移動することによって操作可能に
なる。そのため、カムシャフトがACC位置切換時にお
いてのみ、係止部の係止状態を解除することができる。
従って、緊急解除機構を追加した場合においても車両の
盗難防止性を維持することができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、緊急解除
機構は、作動部の作動方向に沿って作動部とほぼ同一軸
線上に配置されている。そのため、緊急解除機構が作動
部の作動方向に対して垂直方向に大きくなってしまうの
が防止される。よって、インターロックを小型化するこ
とができる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、緊急解除
機構は、カムシャフトの近傍において把持部及びカムシ
ャフトの軸線方向と平行に配置されている。よって、緊
急解除機構を把持部の近くに配置することができる。従
って、緊急解除機構の操作性を向上させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した自動車
用のスマートイグニッション装置を有するインターロッ
クの緊急解除構造の一実施形態を図1〜図4に従って説
明する。
【0014】図1に示すように、インターロック11
は、金属製のカバー41及び金属製のシリンダ42を有
している。シリンダ42には、図1において左右方向に
延びる貫通孔43が設けられている。また、シリンダ4
2には、取付部45、第1収容部46、第2収容部4
7、第1支持部48及び第2支持部49が設けられてい
る。第1収容部46及び第2収容部47は貫通孔43に
連通している。第1支持部48には、第1挿通孔48a
が貫通孔43と平行に設けられている。第2支持部49
には、第2挿通孔49aが貫通孔43と平行に設けられ
ている。
【0015】貫通孔43内には棒状のカムシャフト12
が収容されている。カムシャフト12の一端には、把持
部としてのノブ14が一体形成されている。このノブ1
4は、貫通孔43の開口端から突出した状態になってい
る。ノブ14にはつまみ部14aが設けられている。こ
のつまみ部14aを把持した状態で回動させることによ
って、カムシャフト12が回動するようになっている。
【0016】また、図1に示すように、カムシャフト1
2にはカム部44が外嵌されている。カム部44の長手
方向における両端には、カムとしての第1カム20及び
第2カム21がそれぞれ設けられている。図2(a)に
示すように、第1カム20の外周面には、被係止部とし
ての係合凹部12a,12bがそれぞれ配設されてい
る。係合凹部12bの周方向に沿った長さは、係合凹部
12aの周方向に沿った長さよりも大きくなっている。
係合凹部12aはカムシャフト12のLOCK位置に対
応するようになっている。係合凹部12bはカムシャフ
ト12のLOCK位置以外の位置(ACC位置、ON位
置及びSTART位置)に対応するようになっている。
また、図2(b)に示すように、第2カム21の外周面
の一部は、貫通孔43の内壁面に当接するようになって
いる。
【0017】図1に示すように、前記取付部45には、
係脱手段としての係脱機構18が取り付けられている。
係脱機構18は前記カバー41によって覆われている。
係脱機構18は、係止部としてのロッキングレバー15
及び作動部としてのソレノイド13を備えている。ロッ
キングレバー15は前記第1収容部46内に配置されて
いる。ロッキングレバー15は連接片15aと係止片1
5bとを有し、連接片15aと係止片15bとの接続部
分に設けられた回転支点22を介して回動されるように
なっている。連接片15aの長さは係止片15bの長さ
とほぼ同一の大きさになっている。連接片15aには、
長円形状の透孔15cが設けられている。係止片15b
は前記係合凹部12a,12bに係止するようになって
いる。具体的に言うと、カムシャフト12がLOCK位
置にある場合、図2(a)に示すように、係止片15b
は係合凹部12aに接続されるようになっている。ま
た、カムシャフト12がACC位置にある場合、図4
(a)に示すように、係止片15bは係合凹部12bに
係止されるようになっている。
【0018】また、図1に示すように、ソレノイド13
は、係止片15bを係合凹部12a,12bから係脱さ
せるようになっている。ソレノイド13内にはプランジ
ャ31が収容されている。プランジャ31の一端には、
ジョイント32が第1ピン33及び第1バネ34によっ
て接続されている。ジョイント32の先端は、前記第1
挿通孔48aを挿通している。ジョイント32の下側
(シリンダ42側)には第2ピン35が設けられてい
る。この第2ピン35を前記透孔15c内に配置するこ
とによって、ジョイント32と前記連接片15aとが接
続されるようになっている。
【0019】図1に示すように、前記第2挿通孔49a
には、緊急解除機構としてのオーバーライドボタン19
が挿通されている。このオーバーライドボタン19は、
ジョイント32及びプランジャ31を機械的に作動させ
ることによって、前記ロッキングレバー15の係止状態
を解除させるようになっている。オーバーライドボタン
19の大部分は前記カバー41によって覆われている。
オーバーライドボタン19は、第3バネ23によって図
1における右側方向に付勢されている。従って、オーバ
ーライドボタン19の一端は常にカバー41の外部に突
出するようになっている。オーバーライドボタン19
は、プランジャ31の作動方向に沿ってソレノイド13
とほぼ同一軸線上に配置されている。オーバーライドボ
タン19の内側端は、ジョイント32の外側端から離間
した状態で配置されている。これらオーバーライドボタ
ン19の内側端及びジョイント32の外側端は、互いに
向かい合うように配置されている。オーバーライドボタ
ン19は前記カムシャフト12の近傍に配置されてい
る。尚、オーバーライドボタン19の外側端(操作部)
は、つまみ部14aの近傍に配置されている。また、オ
ーバーライドボタン19は、前記ノブ14及びカムシャ
フト12の軸線A1方向と平行に配置されている。
【0020】図1に示すように、前記第2収容部47内
には、ロック手段としてのロックピン16が上下方向に
沿って延びるように配置されている。ロックピン16が
配置された状態において、第2収容部47の開口端は円
板状の蓋部47aによって覆われている。ロックピン1
6は、蓋部47aから図1の上下方向に沿って出没可能
になっている。ロックピン16は、付勢手段としての第
2バネ17によって図1における下側方向に常に付勢さ
れるようになっている。そのため、ロックピン16は常
に前記第2カム21の外周面に当接するようになってい
る。ロックピン16は、LOCK位置切換時においてオ
ーバーライドボタン19の内側端に当接しうる第1位置
(図2(b)に示す位置)に移動するようになってい
る。具体的に言うと、ロックピン16の上端部は、上方
に移動して、ジョイント32の外側端とオーバーライド
ボタン19の内側端との間に割り込むようになってい
る。その結果、オーバーライドボタン19の操作がロッ
クピン16によって阻止されるようになっている。ま
た、ロックピン16は、ACC位置切換時においてオー
バーライドボタン19の内側端から離間した第2位置
(図4(b)に示す位置)に移動するようになってい
る。具体的に言うと、ユーザが所持する携帯機からは送
信信号が送信されるようになっている。そして、送信信
号に含まれるIDコードとソレノイド13の制御回路に
予め含まれるIDコードとが比較されるようになってい
る。さらに、これらIDコード同士が一致したことを条
件としてソレノイド13が通電されるようになってい
る。それによって、プランジャ31が図1に示す左側方
向に移動する。それに連動して、ロッキングレバー15
は矢印F1方向に回動され、係止片15bと係合凹部1
2aとの係止状態が解除される。その結果、カムシャフ
ト12はつまみ部14aを操作することによてACC位
置に回動できるようになる。そして、つまみ部14aを
LOCK位置からACC位置に回動する操作に連動し
て、カム部44が図2(b)の位置から図4(b)の位
置へ回動する。それによって、ロックピン16が下方に
移動して、オーバーライドボタン19の邪魔をしなくな
るようになっている。その結果、オーバーライドボタン
19が操作可能になる。
【0021】次に、オーバーライドボタン19の動作を
説明する。図1及び図2に示すように、カムシャフト1
2がLOCK位置にある場合、他人が車両に乗り込んで
オーバーライドボタン19を操作しても、同オーバーラ
イドボタン19はロックピン16に接触してしまう。そ
のため、カムシャフト12の回動が不可能になり、エン
ジンの始動が防止される。
【0022】それに対して、カムシャフト12がLOC
K位置にあるときにユーザが車両に乗り込むと、携帯機
から送信された送信信号に含まれるIDコードとソレノ
イド13の制御回路に含まれるIDコードとが比較され
る。そして、これらIDコード同士が一致したことを条
件としてソレノイド13が通電される。それによって、
プランジャ31が図1における左側方向に移動する。そ
れに連動して、ロッキングレバー15は矢印F1方向に
回動され、係止片15bと係合凹部12aとの係止状態
が解除される。その結果、カムシャフト12はつまみ部
14aを操作することによってACC位置に回動できる
ようになる。
【0023】カムシャフト12がACC位置にある場合
において、ソレノイド13または同ソレノイド13の図
示しない制御回路が故障してしまった場合、係止片15
bは係合凹部12bに係止されたままの状態になる。そ
のため、カムシャフト12をLOCK位置に回動するこ
とは不可能である。このカムシャフト12を回動させる
ために、オーバーライドボタン19を操作する。ロック
ピン16は第2バネ17の付勢力によってカムシャフト
12側に移動されている。そのため、オーバーライドボ
タン19は、ロックピン16に接触することなく図3に
おける左側方向に移動する。その結果、ジョイント32
がオーバーライドボタン19によって押圧される。それ
に連動して、ロッキングレバー15は矢印F1方向に回
動され、係止片15bと係合凹部12bとの係止状態が
解除される。その結果、カムシャフト12は、つまみ部
14aを操作することによってLOCK位置に回動でき
るようになる。
【0024】本実施形態によれば、以下のような効果を
得ることができる。 (1)オーバーライドボタン19は、ACC位置切換時
においてロックピン16がオーバーライドボタン19か
ら離間する方向(カムシャフト12側)に移動すること
によって操作可能になる。そのため、カムシャフト12
がACC位置切換時においてのみ、係止片15bの係止
状態を解除することができる。従って、オーバーライド
ボタン19を追加した場合においても車両の盗難防止性
を維持することができる。
【0025】(2)オーバーライドボタン19は、ソレ
ノイド13の作動方向に沿ってソレノイド13とほぼ同
一軸線上に配置されている。そのため、オーバーライド
ボタン19が図1における上下方向に大きくなってしま
うのが防止される。よって、インターロック11を小型
化することができる。
【0026】(3)オーバーライドボタン19は、カム
シャフト12の近傍においてノブ14及びカムシャフト
12の軸線A1方向と平行に配置されている。具体的に
言うと、オーバーライドボタン19の外側端(操作部)
及びつまみ部14aは、インターロック11から図1に
おける右側方向に突出している。よって、オーバーライ
ドボタン19をノブ14の近くに配置することができ
る。従って、オーバーライドボタン19の操作性を向上
させることができる。
【0027】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態では、オーバーライドボタン19は、ソ
レノイド13の作動方向に沿ってほぼ同一軸線上に配置
されていた。しかし、それぞれの作動方向が互いに直角
になるようにオーバーライドボタン19及びソレノイド
13を配置してもよい。
【0028】・前記実施形態では、オーバーライドボタ
ン19は、ノブ14及びカムシャフト12の軸線方向と
平行に配置されていた。しかし、オーバーライドボタン
19は、ノブ14及びカムシャフト12の軸線方向と平
行でなくてもよい。
【0029】・作動部としてソレノイド13のような電
気を利用したアクチュエータを使用する代わりに、エア
シリンダ等の空気を利用したアクチュエータを使用して
もよい。
【0030】・前記実施形態では、第1カム20には、
係合凹部12a,12bが設けられていた。しかし、被
係止部として係合凹部12a,12bを設ける代わり
に、第1カム20の外周面に係合片を突設してもよい。
【0031】・前記実施形態では、ロッキングレバー1
5は、ソレノイド13に接続される連接片15aと係合
凹部12a,12bに係止する係止片15bとを有し、
回転支点22を介して回動されるようになっていた。し
かし、回転支点22を省略するとともに、第1収容部4
6の内壁面とロッキングレバー15との間にバネ等の弾
性部材を設け、そのバネによってロッキングレバー15
を回動するようにしてもよい。
【0032】・前記実施形態では、ロックピン16は、
付勢手段としての第2バネ17によって図1における下
側方向に付勢されるようになっていた。しかし、第2バ
ネ17を使用する代わりに、ゴム等の弾性部材を使用し
てもよい。
【0033】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に記載する。 (1)請求項1〜3において、前記被係止部は、前記カ
ムに設けられた係合凹部であることを特徴とするインタ
ーロックの緊急解除構造。
【0034】(2)請求項1〜3において、前記係止部
は、前記作動部に接続される連接片と前記被係止部に係
止する係止片とを有し、前記連接片と前記係止片との接
続部分に設けられた回転支点を介して回動されることを
特徴とするインターロックの緊急解除構造。
【0035】(3)LOCK位置及びACC位置に対応
する部分にそれぞれ被係止部を配設したカムを有するカ
ムシャフトと、前記被係止部に係止する係止部及び同係
止部を前記被係止部から係脱させる作動部からなる係脱
手段と、前記係脱手段を機械的に作動させて前記係止部
の係止状態を解除させる緊急解除機構とを有し、前記作
動部と前記緊急解除機構とを互いに向かい合うように配
置した状態で、前記LOCK位置切換時において前記緊
急解除機構と前記作動部との間に割り込んで前記緊急解
除機構の操作を阻止するとともに、前記ACC位置切換
時において前記カムシャフト側に移動して前記緊急解除
機構の操作を可能にするロック手段とを備えたことを特
徴とするインターロックの緊急解除機構。
【0036】(4)LOCK位置及びACC位置に対応
する部分にそれぞれ被係止部を配設したカムを有するカ
ムシャフトと、前記被係止部に係止する係止部及び同係
止部を前記被係止部から係脱させる作動部からなる係脱
手段と、前記係脱手段を機械的に作動させて前記係止部
の係止状態を解除させる緊急解除機構と、前記LOCK
位置切換時において前記作動部と前記緊急解除機構との
間に移動して前記緊急解除機構を操作不能な状態にする
とともに、前記ACC位置切換時において前記カムシャ
フト側に移動して前記緊急解除機構を操作可能な状態に
するロック手段とを備えたことを特徴とするインターロ
ックの緊急解除構造。
【0037】(5)LOCK位置及びACC位置に対応
する部分にそれぞれ被係止部を配設したカムを有するカ
ムシャフトと、前記被係止部に係止する係止部及び同係
止部を前記被係止部から係脱させる作動部からなる係脱
手段と、前記係脱手段を機械的に作動させて前記係止部
の係止状態を解除させる緊急解除機構と、携帯機から送
信された送信信号に含まれるIDコードと前記作動部の
制御回路に予め含まれるIDコードとが一致した場合に
前記カムシャフトが前記LOCK位置であることを条件
として、前記ACC位置切換時において前記緊急解除機
構を操作可能にするロック手段とを備えたことを特徴と
するインターロックの緊急解除構造。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、緊急解除機構を追加した場合においても
車両の盗難防止性を維持することができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、インター
ロックを小型化することができる。請求項3に記載の発
明によれば、緊急解除機構の操作性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるインターロックの断面
図。
【図2】 (a)は、図1のA−A線断面図、(b)
は、図1のB−B線断面図。
【図3】 オーバーライドボタンが作動した状態を示す
断面図。
【図4】 (a)は、図3のC−C線断面図、(b)
は、図3のD−D線断面図。
【図5】 従来技術におけるインターロックの断面図。
【図6】 (a)及び(b)は、図5のC−C線におけ
る断面図。
【図7】 オーバーライド機構の問題点を示す断面図。
【符号の説明】
11…インターロック、12…カムシャフト、12a,
12b…被係止部としての係合凹部、13…作動部とし
てのソレノイド、14…把持部としてのノブ、15…係
止部としてのロッキングレバー、16…ロック手段とし
てのロックピン、18…係脱手段としての係脱機構、1
9…緊急解除機構としてのオーバーライドボタン、20
…カムとしての第1カム、A1…軸線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LOCK位置及びACC位置に対応する部
    分にそれぞれ被係止部を配設したカムを有するカムシャ
    フトと、前記被係止部に係止する係止部及び同係止部を
    前記被係止部から係脱させる作動部からなる係脱手段
    と、前記係脱手段を機械的に作動させて前記係止部の係
    止状態を解除させる緊急解除機構と、前記LOCK位置
    切換時において前記緊急解除機構に当接しうる第1位置
    に移動して同緊急解除機構を操作不能にするとともに、
    前記ACC位置切換時において前記緊急解除機構から離
    間した第2位置に移動して前記緊急解除機構を操作可能
    にするロック手段とを備えたことを特徴とするインター
    ロックの緊急解除構造。
  2. 【請求項2】前記緊急解除機構を、前記作動部の作動方
    向に沿って前記作動部とほぼ同一軸線上に配置したこと
    を特徴とする請求項1に記載のインターロックの緊急解
    除構造。
  3. 【請求項3】前記緊急解除機構を、前記カムシャフトの
    近傍において同カムシャフトを回動させるための把持部
    及び前記カムシャフトの軸線方向と平行に配置したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のインター
    ロックの緊急解除構造。
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