JP4699713B2 - ナースコール装置 - Google Patents

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Description

本発明はナースコール装置に係り、特にナースステーションの看護師を呼び出すためのハンドボタンによる呼出操作の操作性を高めたナースコール装置に関する。
従来からこの種のナースコール装置は、病室内に設置されるプレート子機と、ナースステーションに設置されるナースコール親機とを備え、プレート子機は病室の出入口近傍に設置された廊下灯を介して制御機に接続され、制御機はナースコール親機に接続されている。また、プレート子機には、病室内のベッドの患者がナースステーションの看護師を呼び出すためのハンドボタンが接続されている(例えば、非特許文献1参照。)。
このようなナースコール装置において、病室内のベッドの患者がナースステーションの看護師を呼び出すためにハンドボタンを押すと、呼出信号が廊下灯を介して制御機に伝送され、制御機はこの呼出信号をナースコール親機に伝送する。ナースコール親機は、この呼出信号に基づき着信音やLED表示などで看護師に対して特定患者から呼び出しがあることを伝え、看護師にナースコール親機で応対することを促す。
アイホン総合カタログ2003/2004年版、p.354−355、p.366、p.380、p.400−401
背景技術に記載したナースコール装置では、ナースステーションの看護師を呼び出すためのハンドボタンは、呼出ボタンが上面にしかなく、例えば、病室内のベッドの手すりにぶら下げた状態ではハンドボタンの呼出ボタンが床方向に向いてしまうので、押しにくくなってしまう。また、ハンドボタンは全体的に円柱に近い形状であるので、ベッド上に置いたままにすると転がり落ちて機器が破損したり、いざ呼出操作をしようと思っても手元にないという状態になる虞もあった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、ハンドボタンの上面に呼出押しボタンを設けると共に側面に呼出握りボタンを設けることにより、ハンドボタンがベッドの手すり等にぶら下がった状態であってもハンドボタンを握る動作のみで看護師の呼び出しを行なうことが可能となるナースコール装置を提供することを目的とする。
本発明のナースコール装置は、壁面に固定されハンドボタンが接続されたプレート子機と、当該プレート子機に廊下灯を介して接続されたナースコール親機とを備え、患者がハンドボタンの呼び出しによりナースコール親機で看護師と相互に通話するものである。
このようなナースコール装置において第1の態様は、ハンドボタンはハンドボタンフレームの長手方向の一端に設けられ患者が看護師を呼び出すための呼出押しボタンと、ハンドボタンフレームの側面に設けられ呼出押しボタンと同一の呼出機能を有する呼出握りボタンとを備えたものである。この呼出握りボタンは、ハンドボタンの円周方向において実質的に均等若しくは対称に配置されて少なくとも2個設けられる。
ハンドボタンを第1の態様のように構成すると、従来と同様にハンドボタンの上面の呼出押しボタンを押すことにより看護師を呼び出すことができると共に、ハンドボタンがベッドの手すり等にぶら下がった状態であってもハンドボタンの側面の呼出握りボタンを握るだけで看護師を呼び出すことができるようになる。
また、ハンドボタンの呼出押しボタン及び呼出握りボタンは、それぞれハンドボタンフレームに搭載されている1個の呼出スイッチを押下する運動変換機構を備えている。この運動変換機構は、ハンドボタンフレームに一端側が揺動自在に軸承され呼出スイッチを他端側で押下するための呼出スイッチ押下片と、呼出スイッチ押下片の他端側に設けられたカムフロワと、カムフロアと係合するように呼出押しボタンに設けられ、当該呼出押しボタンの押下操作に応じてカムフロワが摺動し、呼出スイッチ押下片の他端側が一端側の軸承位置を中心にして揺動して呼出スイッチを押下するカムと、呼出スイッチ押下片に設けられた傾斜部と、傾斜部と係合するように呼出握りボタンに形成され、当該呼出握りボタンの握り操作に応じて傾斜部を押下させながら当該傾斜部上を摺動し、呼出スイッチ押下片が一端側の軸承位置を中心にして揺動して、ハンドボタンフレームを構成する第1フレーム及び第2フレームのうち第2フレームの表面に呼出スイッチを覆うように設けられているスイッチカバーを介して呼出スイッチを押下する押下突起とを有している。




このようにハンドボタンの呼出押しボタン及び呼出握りボタンを、1個の呼出スイッチを押下する運動変換機構で連動するように構成しているので、1個の呼出スイッチを2種類の呼出ボタンでON、OFFさせることができる。
また、ハンドボタンには、呼出握りボタンの動作を抑止するロック機構を備え、ロック機構は、ハンドボタンフレームに回転自在に設けられたカムと係合するためのカムフロワと、カムの回転に応じてカムフロワとともにハンドボタンフレームの長手方向に摺動し呼出握りボタンと衝合して呼出握りボタンの動作を抑止するロック片とを有し、ロック片がハンドボタンフレームの長手方向に摺動されて呼出握りボタンへの衝合/衝合の解除を行なう握りボタンストッパである。


ハンドボタンにこのロック機構を備えるのは、不安等により常時ハンドボタンを握っている患者がいるからで、このような患者の場合にはロック機構で呼出握りボタンの動作を抑止し、呼出押しボタンのみを能動とする。
本発明のナースコール装置によれば、ハンドボタンの上面の呼出押しボタンを押すことにより看護師を呼び出すことができると共に、ハンドボタンがベッドの手すり等にぶら下がった状態であってもハンドボタンの側面の呼出握りボタンを握るだけで容易に看護師を呼び出すことができるようになる。また、不安等により常時ハンドボタンを握っている患者がいても、呼出握りボタンの動作を抑止することができるので、誤操作による呼び出しを防止できる。
以下、本発明のナースコール装置における好ましい実施の形態例について、図面を参照して説明する。
このナースコール装置は図3に示すように、各病室内の患者のベッド付近に設置され、ナースステーション内の看護師を呼び出すためのハンドボタン4が接続されると共に、患者が看護師と通話するためのマイク51、スピーカ52を有するプレート子機5と、ナースステーションに設置され、看護師が患者と通話するための通話機能、患者から呼び出されたとき着信音を発生する着信音発生機能、何れかの患者に対して呼び出すかを選択する患者選択機能、何れの患者から呼び出しがあったかを表示する患者表示機能等を有するナースコール親機1とを備えている。なお、ハンドボタン4は図4に示すように、マイク、スピーカを有するハンド子機6に接続してもよい。また、プレート子機5は病室内の壁面や、該壁面等に設けられた病室コンソール(メディカルコンソール)の何れかに固定されている。
また、各プレート子機5は、それぞれ当該プレート子機5を制御(信号処理、通話路の選択等)するために各病室の出入口近傍に設置された廊下灯3に子機接続幹線L1を介して接続されている。これら廊下灯3は、制御機2から例えばフロア毎に分岐された各廊下灯接続幹線L2に接続されており、この廊下灯接続幹線L2は制御機2に接続されている。制御機2は、親機接続幹線L3を介してナースコール親機1に接続され、当該ナースコール親機1および各プレート子機5間の通話、データの送受を制御するものである。
次に、ナースステーション内の看護人を呼び出すためのハンドボタン4の構造について詳述する。
ハンドボタン4は図1、図2(a)、(b)に示すように、1個の呼出スイッチ401が実装された基板402が内蔵され略直方体から成るハンドボタンフレーム40と、ハンドボタンフレーム40の長手方向の一端E1に設けられ患者が看護師を呼び出すための呼出押しボタン41と、ハンドボタンフレーム40の側面Sに設けられ患者が看護師を呼び出すための呼出握りボタン42とを備えている。なお、このハンドボタン4は図5に示すように、略円筒形のカバー43によって覆われているが、このカバー43は呼出押しボタン41と呼出握りボタン42を覆う部分は操作可能に開口部431、432が穿孔されている。
ハンドボタンフレーム40は基板402を内蔵しやすいように第1フレーム40’と第2フレーム40”とから構成され、これらフレームを嵌合させることにより1つのフレームとなる。また、第1フレーム40’と第2フレーム40”とを嵌合させた際、第2フレーム40”の一方の表面に呼出スイッチ401を覆うスイッチカバー403が設けられている。このスイッチカバー403はゴム等の軟らかい材質から成るので、該スイッチカバー403を押すことにより呼出スイッチ401を押下できる。
呼出握りボタン42は、ハンドボタン4の円周方向において実質的に対称に配置されて2個設けられている。このように呼出握りボタン42は実質的に対称配置されているので、患者は手の大きさや握り方に関係なく該呼出握りボタン42を確実に握ることができる。なお、正確に対称配置されていなくとも、ここで言う「実質的な対称配置」となる。また、ハンドボタン4の円周方向とは、ハンドボタン4を呼出押しボタン41方向から見た際のことを言う。
また、呼出押しボタン41及び呼出握りボタン42は、それぞれハンドボタンフレーム40に搭載する1個の呼出スイッチ401を押下する運動変換機構を備えている。この運動変換機構は、ハンドボタンフレーム40に揺動自在に軸承され呼出スイッチ401を押下するための呼出スイッチ押下片44を有している。この呼出スイッチ押下片44は、ハンドボタンフレーム40の第2フレーム40”の表面側の長手方向におけるほぼ中心部に設けられた軸受404に回動可能に嵌合する軸441が一端側に形成され、他端側にはスイッチカバー403を介して呼出スイッチ401を押下するための押下部位442が形成されている。この呼出スイッチ押下片44の押下部位442側の両側面にはそれぞれアーム443が折曲するように形成され、このアーム443の表面にはカムフロア(カムフォロア)444が突設されている。このような呼出スイッチ押下片44の軸441を第2フレーム40”の軸受404に回動可能に嵌合すると、該軸受404に嵌合した軸441を中心にして呼出スイッチ押下片44を揺動させることができ、該呼出スイッチ押下片44のアーム443が第2フレーム40”の側面に位置することになる。したがって、呼出スイッチ押下片44の押下部位442を押下すると、第2フレーム40”のスイッチカバー403を介して呼出スイッチ401を押下することができる。
また、呼出押しボタン41には、呼出スイッチ押下片44に設けられたカムフロア444と係合するカム411が設けられ、このカム411は傾斜面から成るものである。この呼出押しボタン41をハンドボタンフレーム40の一端E1に設けるために、押しボタン受45が用いられる。この押しボタン受45は呼出押しボタン41が挿入可能な形状から成り、該呼出押しボタン41のカム411を貫通させるための第1の穴451が2つ穿設されている。また、呼出押しボタン41を押しボタン受45に挿入後、簡単には抜けないようにストッパ機構が設けられている。このストッパ機構は、呼出押しボタン41に形成された引掛け爪412と、押しボタン受45に穿設され引掛け爪412を貫通させる第2の穴452とから成るものである。このような押しボタン受45に呼出押しボタン41を挿入すると、呼出押しボタン41のカム411は押しボタン受45の第1の穴451を貫通し、呼出押しボタン41の引掛け爪412は押しボタン受45の第2の穴452を貫通する。この際、引掛け爪412は第2の穴452を貫通後、呼出押しボタン41を外そうとしても第2の穴452の端面に引っ掛るので、呼出押しボタン41は押しボタン受45から簡単には外れなくなる。この押しボタン受45はハンドボタンフレーム40の長手方向の一端E1にねじ46で回動可能に固定されている。なお、この呼出押しボタン41と押しボタン受45との間にはばね(図示せず)が介在し、呼出押しボタン41を押しボタン受45とは反対の方向に常時弾撥している。
また、呼出握りボタン42はハンドボタンフレーム40に揺動自在に軸承されている。呼出握りボタン42は、ハンドボタンフレーム40の長手方向の他端E2で且つ第1フレーム40’の側面Sに設けられた軸受405に回動可能に嵌合する軸421が一端側に形成され、他端側には呼出スイッチ押下片44の表面側に設けられた傾斜部445と係合するための押下突起422が形成されている。このような呼出握りボタン42の軸421を第1フレーム40’の軸受405に回動可能に嵌合すると、該軸受405に嵌合した軸421を中心にして呼出握りボタン42を揺動させることができる。したがって、呼出握りボタン42の握り操作に応じて呼出スイッチ押下片44の傾斜部445を押下させながら該傾斜部445上を該呼出握りボタン42の押下突起422が摺動することにより、呼出スイッチ押下片44の押下部位442が矢印Y1方向に押下するので(図1参照)、第2フレーム40”のスイッチカバー403を介して呼出スイッチ401を押下することができる。
このようにハンドボタン4は、運動変換機構により1個の呼出スイッチ401を2種類の呼出ボタン41、42でON、OFFさせることができる。さらに、このハンドボタン4は、呼出握りボタン42の動作を抑止するロック機構を備えている。このロック機構は、ハンドボタンフレーム40に揺動自在に軸承された呼出握りボタン42と突き合わせて(以下、「衝合」という。)、該呼出握りボタン42の動作を抑止するロック片471が形成された握りボタンストッパ47が主部品である(図2(b)参照)。この握りボタンストッパ47は、ハンドボタンフレーム40の第1フレーム40’の一端E1側方向に移動可能に嵌合され、また、ハンドボタンフレーム40に回動自在に固定された押しボタン受45に穿設される第3の穴453に挿入するためのばね受け突起472が形成されている。このばね受け突起472は呼出押しボタン41と押しボタン受45との間に介在するばねに係合するもので、図2(b)において下面にカムフロア473が突設されている。このカムフロア473は押しボタン受45に設けられた斜面から成るカム454に係合するもので(図7、図8参照)、押しボタン受45が回動することにより、カム454に係合しているカムフロア473が該カム454の斜面に沿って移動する。握りボタンストッパ47は、嵌合している第1フレーム40’の長手方向に沿って摺動することになるので、このカム作用により呼出押しボタン41方向に向かって移動している時には、呼出握りボタン42の他端側に設けられたロック片受423に握りボタンストッパ47のロック片471が衝合することになる。これにより、呼出握りボタン42を握って呼出スイッチ401をオンさせることはできなくなるロック状態(衝合状態)にすることができる。なお、押しボタン受45を所定方向に回転させた際、呼出握りボタン42のロック片受423が握りボタンストッパ47のロック片471に衝合する位置で該押しボタン受45の回転を規制するために、押しボタン受45には第2フレーム40”の所定部位に衝突するストッパ455が突設されている。これにより、確実に呼出握りボタン42の握り動作を抑止することができる(図2(a)、図8参照)。また、押しボタン受45のストッパ455が第2フレーム40”の所定部位に衝突した際、握りボタンストッパ47が呼出押しボタン41と押しボタン受45との間に介在するばねの弾撥力により押し戻されて後述するロック解除状態にならないように、保持機構が設けられている。この保持機構は、例えば押しボタン受45のカム454の斜面上に形成された凹部454aに、握りボタンストッパ47のばね受け突起472に突設されたカムフロア473が嵌合する機構で、ばねの弾撥力ではこの嵌合状態が解除できないように設定されている。
このロック機構によるロック状態を解除するには図8に示すように、押しボタン受45の外周面の所定位置に設けられたロック解除穴456に所定の工具をいれて矢印K2方向(図8中、押しボタン受45を上から見て右回転方向)に回転させる。押しボタン受45を矢印K2方向に回転させると図7に示すように、呼出押しボタン41と押しボタン受45との間に介在するばねで常時押しボタン受45とは反対の方向に弾撥されている握りボタンストッパ47のカムフロア473が、押しボタン受45のカム454に沿ってばねで弾撥されている方向へ摺動する。これにより、握りボタンストッパ47のロック片471が呼出握りボタン42に設けられたロック片受423から外れて該呼出握りボタン42の内側凹部に入り込むので、呼出握りボタン42で握り操作可能となる。
なお、呼出握りボタン42は、ハンドボタンフレーム40に組み付けた際、握りボタンストッパ47のロック片471が該呼出握りボタン42の内側凹部に移動可能に入り込むので、ハンドボタンフレーム40から脱落することはなく、また、周囲に形成された鍔部424によってカバー43の開口部431の端面(図5参照)に引っ掛かるので、必要以上に回転することはない。さらに、呼出握りボタン42は、カバー43の開口部431から握り操作可能に突出しているので、ベッドの上から転がり落ちることを防ぐことができる。
このように構成されたナースコール装置のナースコール機能について、患者がナースステーション内の看護人を呼び出すためのハンドボタン4の機構動作を中心にして説明する。
なお、ハンドボタン4で呼出操作が行われていない場合は、呼出押しボタン41はばねにより押しボタン受45から離れる方向に弾撥されているので、カム411が呼出スイッチ押下片44のカムフロア411を矢印Y1方向には揺動させない状態になる(図1参照)。また、呼出握りボタン42は押下突起422が呼出スイッチ押下片44の傾斜面444の高い方向である矢印X1方向には握り操作されていないので、やはり呼出スイッチ押下片44のカムフロア411を矢印Y1方向には揺動させない状態になる(図1参照)。
このように、呼出押しボタン41及び呼出握りボタン42がすべてボタン操作(スイッチオン動作)されていない状態において、病室のベッドの患者がナースステーションの看護師を呼び出すために、プレート子機5に接続されたハンドボタン4の呼出握りボタン42で握り操作すると図6に示すように、呼出握りボタン42の押下突起422が呼出スイッチ押下片44の傾斜面445の高い方向である矢印X1方向に向かって揺動するので、該傾斜面445を押下させながら傾斜面445上を押下突起422が摺動する。これにより、呼出スイッチ押下片44が矢印Y1方向に揺動して呼び出しスイッチ401を押下することができる。この際、呼出スイッチ押下片44のカムフロア444は、呼出スイッチ押しボタン41が押下されていない状態なので、該呼出スイッチ押しボタン41のカム411とは係合することはない。
次に、不安等により常時ハンドボタン4を握っている患者の場合には、該ハンドボタン4のロック機構を使用して呼出握りボタン42の誤動作を防止する。具体的には図7に示すように、押しボタン受45に設けられたロック用穴456をK1方向(図7中、押しボタン受45を上から見て左回転方向)に回転させる。押しボタン受45をK1方向に回転させると、該押しボタン受45のカム454に係合している握りボタンストッパ47のカムフロア473が該カム454の斜面に沿って矢印Y2方向に移動する。握りボタンストッパ47は、このカムフロア473の直線運動に基づき嵌合している第1フレーム40’の長手方向に沿ってハンドボタンフレーム40の一端E1方向に移動するので、図8に示すように、呼出握りボタン42の他端側に設けられたロック片受423に握りボタンストッパ47のロック片471が衝合する位置で保持機構が押しボタン受45と握りボタンストッパ47とを固定する。これにより、呼出握りボタン42を握って呼出スイッチ401をオンさせることはできなくなるロック状態にすることができる。
この状態で患者がハンドボタン4の呼出押しボタン41を押下操作すると図9に示すように、該呼出押しボタン41のカム411の傾斜面に沿って呼出スイッチ押下片44のカムフロア444が摺動して矢印Y1方向に移動するので、ハンドボタンフレーム40の軸受404に嵌合した軸441を中心にして呼出スイッチ押下片44を矢印Y1方向に揺動させることができる。これにより、呼出スイッチ押下片44の押下部位442が第2フレーム40”のスイッチカバー403を介して呼出スイッチ401を押下することができる。
なお、ハンドボタン4の呼出握りボタン42も呼出操作可能にする場合には図8に示すように、押しボタン受45に設けられたロック用穴456をK2方向に回転させる。押しボタン受45をK2方向に回転させると、該押しボタン受45のカム454に係合している握りボタンストッパ47のカムフロア473が該カム454の斜面上に形成された凹部454aから外れて、カム454の斜面に沿って矢印Y3方向に移動する。握りボタンストッパ47は、このカムフロア473の直線運動に基づき嵌合している第1フレーム40’の長手方向に沿ってハンドボタンフレーム40の他端E2方向に摺動するので、図7に示すように、呼出握りボタン42の他端側に設けられたロック片受423から握りボタンストッパ47のロック片471が離れることになる。これにより、呼出握りボタン42を握って呼出スイッチ401をオンさせることができるロック解除状態にすることができる。
このようにしてハンドボタン4で呼び出し操作が行われると、この呼び出しをナースコール親機1の着信音発生機能である着信音や該当する患者を表示する患者表示機能であるLED表示などで看護師は、どの病室のベッドの患者から呼び出しがあったかを確認することができる。看護師は呼び出しを確認後、ナースコール親機1の通話機能であるハンドセットを取ると、プレート子機5が有するマイク51、スピーカ52との通話路が形成され、ナースステーション内の看護師と病室のベッドの患者との通話が成立する。また、ナースステーション内の看護師が、病室のベッドの患者を呼び出すために、ナースコール親機1の患者選択機能である選択ボタンを押すと、この呼び出しをプレート子機5のスピーカ52による呼出音で確認した患者がマイク51で応答する。なお、この場合においても、ナースステーション内の看護師がハンドセットを取ることにより、ナースステーション内の看護師と病室のベッドの患者との通話が成立する。
なお、上述した本発明の好ましい実施の一形態であるナースコール装置においては、ナースステーション内に設置されるナースコール親機1に取り付けられたハンドセットが用いられていたが、これに限らず、ナースコール親機自体にマイク、スピーカが内蔵されるハンズフリー通話ができるナースコール装置でもよい。この場合、ナースステーション内の看護師と病室のベッドの患者との通話を成立させるには、ナースステーション内の看護師がナースコール親機1に取り付けられた表示部の該当するベッドの患者を呼び出す選択ボタンを押したり、予めナースコール親機1に設けられた通話ボタンを押したりすることにより、ナースコール親機1に内蔵されたマイク、スピーカと、プレート子機5が有するマイク51、スピーカ52との通話路が形成されるような機能をナースコール親機1に備えるとよい。また、このようなナースコール親機1のスピーカに、着信音発生部の機能をもたせてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態においては、ハンドボタンでナースステーションから呼び出す人を看護師に限定したていたが、これに限らず、ナースステーションにいる看護人であれば医師等でもハンドボタンによる呼び出しに対してナースコール親機で応対することは言うまでもないことである。
また、上述した本発明の実施の形態においては、呼出握りボタン42はハンドボタン4の円周方向において実質的に対称に配置されて2個設けられていたが、これに限らず、患者が手の大きさや握り方に関係なく該呼出握りボタン42を確実に握ることができればどのような配置でもよく、ハンドボタン4の円周方向において実質的に均等若しくは対称に配置されていれば、少なくとも2個設けられていればよい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することはできる。
本発明のナースコール装置における好ましい実施の形態例で、ハンドボタンの詳細構成を示す斜視図。 図1のハンドボタンを示す分解斜視図。 本発明のナースコール装置を示す全体構成図。 本発明のナースコール装置の他の実施例を示す部分構成図。 図1のハンドボタンの外観を示す斜視図。 図1のハンドボタンにおける呼出握りボタンの呼出動作状態を示す斜視図。 図1のハンドボタンにおけるロック機構のロック解除状態を示す構成図。 図1のハンドボタンにおけるロック機構のロック状態を示す構成図。 図1のハンドボタンにおける呼出押しボタンの呼出動作状態を示す斜視図。
符号の説明
1……ナースコール親機
3……廊下灯


4……ハンドボタン
40……ハンドボタンフレーム
41……呼出押しボタン
411……カム
42……呼出握りボタン
422……押下突起
44……呼出スイッチ押下片
444……カムフロア
445……傾斜部

401……呼出スイッチ
454……カム
471……ロック片
473……カムフロア


5……プレート子機
6……ハンド子機

Claims (3)

  1. 壁面に固定されハンドボタン(4)が接続されたプレート子機(5)と、当該プレート子機に廊下灯(3)を介して接続されたナースコール親機(1)とを備えたナースコール装置であって、
    前記ハンドボタンは、ハンドボタンフレーム(40)の長手方向の一端(E1)に設けられ患者が看護師を呼び出すための呼出押しボタン(41)と、前記ハンドボタンフレームの側面(S)に設けられ前記呼出押しボタンと同一の呼出機能を有する呼出握りボタン(42)と、前記呼出押しボタン及び前記呼出握りボタンそれぞれに備えられ、前記ハンドボタンフレームに搭載されている1個の呼出スイッチ(401)を押下する運動変換機構とを備え、
    前記運動変換機構は、前記ハンドボタンフレームに一端側が揺動自在に軸承され前記呼出スイッチを他端側で押下するための呼出スイッチ押下片(44)と、前記呼出スイッチ押下片の前記他端側に設けられたカムフロワ(444)と、前記カムフロアと係合するように前記呼出押しボタンに設けられ、当該呼出押しボタンの押下操作に応じて前記カムフロワが摺動し、前記呼出スイッチ押下片の前記他端側が前記一端側の軸承位置を中心にして揺動して前記呼出スイッチを押下するカム(411)と、前記呼出スイッチ押下片に設けられた傾斜部(445)と、前記傾斜部と係合するように前記呼出握りボタンに形成され、当該呼出握りボタンの握り操作に応じて前記傾斜部を押下させながら当該傾斜部上を摺動し、前記呼出スイッチ押下片が前記一端側の軸承位置を中心にして揺動して、前記ハンドボタンフレームを構成する第1フレーム(40’)及び第2フレーム(40”)のうち前記第2フレームの表面に前記呼出スイッチを覆うように設けられているスイッチカバー(403)を介して前記呼出スイッチを押下する押下突起(422)とを有することを特徴とするナースコール装置。
  2. 前記呼出握りボタンは、前記ハンドボタンの円周方向において実質的に均等若しくは対称に配置されて少なくとも2個設けられたことを特徴とする請求項1記載のナースコール装置。
  3. 前記ハンドボタンには、前記呼出握りボタンの動作を抑止するロック機構を備え、前記ロック機構は、前記ハンドボタンフレームに回転自在に設けられたカム(454)と係合するためのカムフロワ(473)と、前記カムの回転に応じて前記カムフロワとともに前記ハンドボタンフレームの長手方向に摺動し前記呼出握りボタンと衝合して前記呼出握りボタンの動作を抑止するロック片(471)とを有し、前記ロック片が前記ハンドボタンフレームの長手方向に摺動されて前記呼出握りボタンへの衝合/衝合の解除を行なう握りボタンストッパであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のナースコール装置。
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