JP2002089853A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2002089853A JP2000281891A JP2000281891A JP2002089853A JP 2002089853 A JP2002089853 A JP 2002089853A JP 2000281891 A JP2000281891 A JP 2000281891A JP 2000281891 A JP2000281891 A JP 2000281891A JP 2002089853 A JP2002089853 A JP 2002089853A
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憲二 服部
Taizo Ogata
大象 緒方
Hiroshi Tominaga
博 富永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の加熱部の中で2つ以上の加熱部で発生
している異常状態を、数字表示素子の数を増加させるこ
となく、使用者等に認知させること。 【解決手段】 第1の表示部4で、動作中等の通常動作
の表示を各加熱部毎に独立して表示する。異常検知手段
5は第1の加熱部1と第2の加熱部2での異常を検知し
た場合は、第2の表示部6のLCD6c及び「第1」L
ED6aまたは「第2」LED6bを用いて、第1の加
熱部1の異常状態と第2の加熱部2の異常状態に対応し
た表示を時系列的に、あるいは選択手段3aのキーを押
す毎に、第2の表示部6の同じ領域内で交互に切り替え
ることで、第2の表示部6の表示領域を拡大せずに、加
熱部各々で発生している異常状態を使用者に認知させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用または業務
用で使用される複数の加熱部を有する加熱調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロニクスの発展に伴い、
安全性、利便性を追求するために、高度な電子技術が加
熱調理器という製品分野にまで応用されるに至ってい
る。このような高機能の加熱調理器が普及して台数が増
加いくに連れ、特に複数の加熱源を有した複合加熱調理
器では、その構成の複雑さ故に様々な故障や不良が発生
することが予想される。このため、製造者は故障や不良
が発生しないように品質管理を行うことはもとより、発
生した故障や不良に対してより迅速且つ的確な対応が求
められることは言うまでもないことである。
【0003】こうした背景を鑑み、機器に異常が生じた
場合には、通常、機器の動作状態を使用者に認知させる
LEDやLCD等の表示素子を有した表示部を利用し
て、例えば、設定した火力を表示するための複数のLE
Dを異常の種類に応じて、通常とは異なる点灯或いは点
滅をさせたり、タイマー設定時間などの数字・文字を表
示可能な表示素子を有する場合には、その異常に応じた
数字または文字等を表示させたりしてその異常状態を表
示させ、あるいは音声等で報知させたりして、使用者に
機器の異常を報知する手段を講じた加熱調理器が出現し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の加熱調理器では、火力設定用のLEDの点
灯・点滅の組み合わせで異常表示する場合には、発生す
ることが予想される数の分だけその組み合わせが存在す
るため、使用者がこの異常に気づいても、即座に何が異
常なのかを認知することは難しいし、電話などで製造者
に問い合わせるにしても言葉での説明が困難であった
り、意志疎通がうまく図れないために製造者に情報伝達
が確実に行うことができず、結局何の異常かが分からな
いままサービスマンが使用者を訪れなくてはならないた
め迅速な処理ができないという課題を有していた。
【0005】また、数字表示素子を用いて文字や数字で
異常表示を行う場合、特に機能面、構造面、コスト面等
の制約で数字表示素子を1つしか有していない複数の加
熱源を持った加熱調理器においては、それぞれの加熱源
でほぼ同時に異なる種類の異常が発生した時に、それぞ
れの異常を表示することができないために、使用者から
の情報が不十分となり、製造者が的確な処置を十分に行
うことができないという課題を有していた。例え、上記
問題を解決するために、1つの加熱源に対して発生し得
る異常に対応した表示文字・数字の組み合わせに加え
て、複数の加熱源でそれぞれの異常が同時に発生した場
合の組み合わせを考慮してこれら異常の組み合わせに対
応した表示文字・数字を割り当てることをすると、機器
が高機能になる程、例えば加熱源の数が増えれば増える
程、異常表示の種類が膨大となってしまうという課題を
有していた。
【0006】更に、音声合成を用いて言語などで異常を
報知する場合でも、複数の加熱源を持った加熱調理器に
おいては、それぞれの加熱源でほぼ同時に異なる種類の
異常が発生した時に、それぞれの異常を報知することが
できないために、使用者からの情報が不十分となり、製
造者が的確な処置を十分に行うことができないという課
題を有していた。例え、上記問題を解決するために、1
つの加熱源に対して発生し得る異常に対応した報知音声
の組み合わせに加えて、複数の加熱源でそれぞれの異常
が同時に発生した場合の組み合わせを考慮してこれら異
常の組み合わせに対応した報知音声を割り当てることを
すると、機器が高機能になる程、例えば加熱源の数が増
えれば増える程、報知音声の種類が膨大となってしまう
という課題を有していた。
【0007】本発明は、上記課題を解決するもので、複
数の加熱部で同時に異なる異常が発生しても、使用者に
各加熱部の異常を的確に表示して認知させることで、当
該機器に発生している異常を正確に製造者等に伝達でき
るようにすると共に、数字・文字表示素子の数あるいは
音声発生素子が1つで表示文字数あるいは音声の種類に
限りがある場合や、あるいは加熱部数が多い場合でも、
異常表示の数の増加を抑えた、安価で、使い勝手の良
い、サービス性に優れた加熱調理器を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の加熱部と、複数の加熱部の動作を設
定する操作部と、複数の加熱部の異常を検知する異常検
知手段と、操作部で設定された複数の加熱部の設定状態
に対応した表示をそれぞれ独立して行う第1の表示部
と、異常検知手段で検知した異常状態に対応した表示を
行う第2の表示部とを有し、複数の加熱部の中で2つ以
上の加熱部が異常の時は、異常である加熱部毎の異常状
態に対応した表示を同じ領域内で適宜切り替えて行う第
2の表示部とを具備したものであり、複数の加熱部は操
作部の設定によって各加熱部で単独に動作可能で、各々
独立した設定状態、例えば、手動調理の強・中・弱とい
った火力設定で別々の被加熱対象となる調理物あるいは
調理物の入った容器等を同時に加熱できると共に、第1
の表示部にそれぞれの設定状態を表示できる。
【0009】また、異常検知手段が加熱部の異常を検知
すると、その異常に対応した表示を第2の表示部で行う
ことができると共に、異常の発生が複数の加熱部に及ん
だ時には、それら複数の異常状態に応じた表示を、異常
の発生している加熱部毎に同じ領域内で切り替えて行う
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の目的は、各請求項に記載
した構成を実施の形態とすることにより達成することが
できるので、以下には各請求項の特徴とする構成に作用
を併記して実施の形態の意義を理解しやすく説明するこ
ととする。
【0011】請求項1に記載の発明は、複数の加熱部
と、前記複数の加熱部の動作を設定する操作部と、前記
複数の加熱部の異常を検知する異常検知手段と、前記操
作部で設定された前記複数の加熱部の設定状態に対応し
た表示をそれぞれ独立して行う第1の表示部と、前記異
常検知手段で検知した異常状態に対応した表示を行う第
2の表示部とを有し、前記第2の表示部は、前記複数の
加熱部の中で2つ以上の加熱部が異常の時は、異常であ
る加熱部毎の異常状態に対応した表示を同じ領域内で適
宜切り替えて行うことができる構成としたものであり、
この構成は複数の加熱部を有しているので、調理物ある
いは調理物の入った容器等の被加熱対象を個々に加熱し
て調理を行うことができる。
【0012】また、操作部を有しているので、使用者が
各加熱部を加熱開始・停止あるいは加熱火力等の設定状
態にすることができる。そして、その第1の表示部を有
しているので、各々の加熱部に対する第1の設定状態に
対応した表示を独立して表示して使用者に認知させるこ
とができる。異常検知手段で異常を検知した加熱部に対
しては、第2の表示部がその異常状態に対応した表示を
行うことができるので、使用者に機器の異常を認知させ
ることができる。また2つ以上の加熱部で、異常が発生
した時には、異常が発生している加熱部毎にそれら異常
状態に対応した表示を同じ領域内で切り替えて行うこと
ができるので、各加熱部毎の異常状態を使用者に認知さ
せることができると共に、第2の表示部を1つの数字表
示素子等を利用して実現可能で、第2の表示部の構成を
簡素化し、異常状態表示情報を一カ所に集約して第2の
表示部の、操作部及び表示部全体に対する占有面積を小
さくし、操作部及び表示部全体の大きさを小さくできる
という作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
構成とすると共に、操作部で所定の加熱部の動作を開始
させた際に前記所定の加熱部で異常が発生していれば第
2の表示部でその異常状態に対応した表示を行う構成と
したものであり、使用者が所定の加熱部を使用しようと
して操作部を操作することによって、所定の加熱部に異
常が発生していれば、この所定の加熱部の異常状態に対
応した表示を行うことで、どの加熱部が異常であるのか
を使用者に直ちに認識させることができると共に、所定
の加熱部非使用時に異常表示しないので、所定の加熱部
以外の加熱部を使用している場合には異常表示は現れ
ず、所定の加熱部の異常表示に惑わされることなく所定
の加熱部以外の加熱部を使用することができるという作
用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の構成とすると共に、複数の加熱部から所定の
加熱部を選択する選択手段を有し、第2の表示部は前記
選択手段で選択した前記所定の加熱部に対して発生して
いる異常状態に対応した表示を行う構成としたものであ
り、選択手段で選択した所定の加熱部の異常状態に対応
した表示を行うことで、使用者の意図に応じて所望の加
熱部の異常状態を認知することができると共に、第2の
表示部を1つの数字表示素子等を利用して実現可能で、
第2の表示部の構成を簡素化し、異常状態表示を一カ所
に集約して第2の表示部の、操作部及び表示部全体に対
する占有面積を小さくし、操作部及び表示部全体の大き
さを小さくできるという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の構成とすると共に、2つ以上の加熱部が異常
状態である際に、その複数の異常状態に対応する表示を
時系列に交互に表示する構成としたものであり、使用者
は操作部を何ら操作することなく、異常が発生している
加熱部全ての異常状態に対応した表示を時系列に交互に
認知できるという作用を有する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れか1つに記載の構成とすると共に、第2の表示部は
文字表示手段と選択状態表示手段を有し、異常の発生し
ている加熱部毎に前記文字表示手段が異常状態に応じて
表示を切り替えるのと同期して、前記選択状態表示手段
が、その表示する色または場所を切り替える構成とした
ものであり、選択状態表示手段が異常の発生している加
熱部毎に異なる表示色あるいは表示場所を割り当てて、
文字表示手段が表示している異常状態はどの加熱部で発
生しているかを、使用者に認知させ易くすると共に、異
常状態に対応した表示内容の数を削減できる、例えば、
各加熱部で生じ得る異常が同じ場合は、表示内容は同一
として、選択状態表示手段の表示する色または場所の違
いでどの加熱部でその異常が発生しているかを区別でき
る、という作用を有する。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
何れか1つに記載の構成とすると共に、第2の表示部は
光の透過率の差で文字を表示する文字表示手段と前記文
字表示手段の表示面の略背面に配置された選択状態表示
手段を有し、前記選択状態表示手段は、異常の発生して
いる加熱部毎に前記文字表示手段が異常状態に応じて表
示を切り替えるのと同期して、前記加熱部毎に割り当て
た異なる色の光を照射する構成としたものであり、選択
状態表示手段を液晶表示素子等の文字表示手段とこの文
字表示手段の表示面の略背面に配置された発光ダイオー
ド等の発光素子で実現でき、選択状態表示手段の配置場
所を文字表示手段の背面にして第2の表示部の表示部全
体に対する占有表示面積を低減できる。また、選択状態
表示手段が異常の発生している加熱部毎に異なる発光色
を割り当てて、文字表示手段が表示している異常状態は
どの加熱部で発生しているかを、使用者に認知させ易く
すると共に、異常状態に対応した表示内容の数を削減で
きる、例えば、各加熱部で生じうる異常が同じ場合は、
表示内容は同一として、選択状態表示手段の照射する色
の違いでどの加熱部でその異常が発生しているかを区別
できる、という作用を有する。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
何れか1つに記載の構成とすると共に、操作部での所定
の設定に対して、通常使用とは異なるモードに移行し、
第2の表示部が所定の異常状態に対応する表示を行う構
成としたものであり、電源投入時等の特定の条件下で、
操作部を構成するスイッチ等の押している数の組み合わ
せに応じて通常使用とは異なるモードに移行させること
が可能となる。この時、使用者では対処不可能な、ある
いは通常使用時に表示すると不具合となるような特殊な
異常状態、例えば雷サージによる過電圧状態や瞬時停電
等の瞬時的な電源異常、に対応した表示を第2の表示部
に行うことで、当該機器の使用現場でサービスマン等
が、オシロスコープ等の計測器を用いることなく異常状
態の把握をして、適切な処置を施すための助けとするこ
とができるという作用を有する。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0020】図1において、1は第1の加熱部、2は第
2の加熱部、3は第1の加熱部1及び第2の加熱部2の
設定状態を設定すると共に選択手段3aを備えていて、
スイッチ等で構成した操作部、4は操作部3で設定した
第1の加熱部1及び第2の加熱部2の設定状態に対応し
た表示をそれぞれ独立して表示するLEDやLCDで構
成した第1の表示部、5は第1の加熱部1及び第2の加
熱部2で発生した異常を検知する異常検知手段、6は異
常検知手段5で検知した異常状態に対応した文字や数字
を表示するLEDやLCDで構成した第2の表示部であ
る。
【0021】上記構成において、その動作を説明する。
使用者が操作部3のスイッチ等を操作することにより操
作部3は第1の加熱部1または第2の加熱部2に動作開
始あるいは設定火力の信号を出力する。これを受けた第
1の加熱部1または第2の加熱部2は加熱動作を開始し
たり、あるいは加熱動作中のものに対しては火力の設定
を変える等の設定状態に移行する。これと同時に第1の
表示部4は操作部3で設定した各加熱部の設定状態を表
示している。この時、第1の表示部4はLEDで構成さ
れた動作表示要素を各加熱部に対応して独立して有して
いるので、使用者はどの加熱部がどのような設定状態で
動作しているのかを容易に視認することができる。
【0022】例えば、第1の加熱部1の第1の設定状態
を設定する場合には、図1に示す第1の操作領域7の
「切/入」キー7a、「火力アップ」キー7b、「火力
ダウン」キー7cで、第1の加熱部1の加熱開始と停止
は「切/入」キー7aを押す毎に設定でき、加熱中に
「火力アップ」キー7bまたは「火力ダウン」キー7c
を押せば、第1の加熱部1の加熱火力を設定することが
できる。これと同時に第1の表示部4の第1の表示領域
9内の加熱状態を示すLED9a、火力設定状態を示す
LED9bに、設定されている状態を点灯・消灯によっ
て表示する。加熱中であれば加熱状態を示すLED9a
を点灯させ、加熱停止中であれば消灯させる。また、火
力設定状態は火力設定状態を示すLED9bの中の、設
定されている火力、本実施例では「強」・「中」・
「弱」といった火力、に対応したLEDを点灯させる。
同様に第2の加熱部2の設定状態を設定する場合には、
図1に示す第2の操作領域8の「切/入」キー8a、
「火力アップ」キー8b、「火力ダウン」キー8cで、
第2の加熱部2の加熱開始と停止は「切/入」キー8a
を押す毎に設定でき、加熱中に「火力アップ」キー8b
または「火力ダウン」キー8cを押せば、第2の加熱部
2の加熱火力を設定することができる。これと同時に第
1の表示部4の第2の表示領域10内の加熱状態を示す
LED10a、火力設定状態を示すLED10bに設定
されている状態を点灯・消灯によって表示する。加熱中
であれば加熱状態を示すLED10aを点灯させ、加熱
停止中であれば消灯させる。また、火力設定状態は火力
設定状態を示すLED10bの中の、設定されている火
力、本実施例では「強」・「中」・「弱」といった火
力、に対応したLEDを点灯させる。
【0023】次に、第1の加熱部1または第2の加熱部
2で異常が発生した場合は、その異常を異常検知手段5
が検知し、第2の表示部6でその異常に対応した表示を
行う。例えば、第1の加熱部1において、備えている温
度検知素子が破壊して温度検知を正常に行えない状態に
なった場合では、異常検知手段5がこの異常を検知し
て、この異常内容に対応した異常表示、本実施例では第
2の表示部6の第3の表示領域11内に配置された2桁
の数字表示可能なLCD6cを用いて「H1」を表示さ
せ、第2の表示部6の第3の表示領域11内に配置され
た該当する加熱部を表す「第1」LED6aを点灯させ
る。この時、第1の加熱部1は異常状態であるので、使
用者が動作設定できないように第1の操作領域7のキー
操作は受け付けない。また、第1の加熱部1を使用中に
本異常が発生した場合には、第1の加熱部1の加熱動作
は停止すると共に、第1の操作領域7のキー操作は受け
付けない。
【0024】同様に、第2の加熱部2において、備えて
いる温度検知素子が破壊して温度検知を正常に行えない
状態になった場合では、異常検知手段5がこの異常を検
知して、この異常内容に対応した異常表示、本実施例で
はLCD6cを用いて「H1」を表示させ、第2の表示
部6の第3の表示領域11内に配置された該当する加熱
部を表す「第2」LED6bを点灯させる。この時、第
2の加熱部2は異常状態であるので、使用者が動作設定
できないように第2の操作領域8のキー操作は受け付け
ない。また、第2の加熱部2を使用中に本異常が発生し
た場合には、第2の加熱部2の加熱動作は停止すると共
に、第2の操作領域8のキー操作は受け付けない。
【0025】また、上記した異常が第1の加熱部1及び
第2の加熱部2にほぼ同時に発生した場合は、LCD6
cを用いて「H1」を表示させ、「第1」LED6aを
所定時間、本実施例では約1秒間点灯させる。この時
「第2」LED6bは消灯している。この直後、LCD
6cでの表示は「H1」のままで、「第1」LED6a
を消灯し、「第2」LED6bを約1秒間点灯させる。
この動作を繰り返すことで、使用者には第1の加熱部1
及び第2の加熱部2が同様の異常であることを認知させ
ることができる。視認性の向上のため第1の加熱部1の
異常状態表示と第2の加熱部2の異常状態表示との間に
何も表示、点灯させないブランク期間を設けても良い。
これにより、使用者は機器の異常状態を的確に認知で
き、製造者に電話などで口頭で機器の異常状態を的確に
伝達することができる。
【0026】更に、第1の加熱部1と第2の加熱部2で
発生した異常が異なる内容の場合、例えば第1の加熱部
1では温度検知素子の故障、第2の加熱部2では異常高
温になっている状態であれば、LCD6cで「H1」表
示と「第1」LED6a点灯、次にLCD6cで異常高
温を示す「H2」表示と「第2」LED6b点灯と交互
に表示を切り替える。これにより、各加熱部で同時に同
様の異常が発生した場合にはLCD6cでの表示内容を
同じにすることで、各異常状態に割り当てる異常記号の
数の増加を抑制している。
【0027】また、「第1」LED6a、「第2」LE
D6bの代わりに、1つの2色発光LEDを用いて、例
えば赤と緑の2色発光LEDで、第1の加熱部1の異常
状態を表示中は赤を、第2の加熱部2の異常状態を表示
中は緑を発光するようにしても同様の効果を得ることが
できると共に、LED1つ分の部品点数削減ができ、第
3の表示領域11の面積を小さくできるし、LCD6c
にどの加熱部が異常かを示すセグメントを設けておけ
ば、LED等を用いないので、更にLED1つ分の部品
点数削減ができ、第3の表示領域11の面積を小さくで
きる。
【0028】また、LCD6cを透過型として、この表
示面の背面に上記した2色発光LEDや表示色の異なる
単色発光LEDをバックライトとして配置し、LCD6
cの表示内容に同期して発光色を変化させても同様の効
果が得られると共に、LEDが全てLCD6cの背面に
配置しているので、第3の表示領域11はLCD6cの
表示面のみで済み、第3の表示領域11の面積を小さく
できる。
【0029】以上は各加熱部の複数の異常状態を時系列
的に切り替えて表示する例であるが、時系列的に表示せ
ずとも、スイッチで構成した選択手段3aを押す毎に、
各加熱部の異常状態の表示を切り替えたり、あるいは、
異常状態であっても第1の操作領域7と第2の操作領域
8の特定のキー、例えば「切/入」キー7aと8aを受
け付け可能とし、このキーを押している時に該当する加
熱部の異常状態の表示を行うことで、同様の効果を得る
ことができ、加えて、所望の加熱部の異常状態を使用者
が選択して表示させることができる。
【0030】また、上記したように、異常が発生した時
点で異常表示を行っているが、異常の発生している加熱
部が非使用時は異常表示をしないで、且つ操作部3のキ
ー入力の受け付けは有効にしておき、使用者がこの加熱
部を使用しようと所望のキー操作を行った時点で異常表
示を行えば、どの加熱部が異常であるかを使用者は極め
てたやすく認知できる。
【0031】そして、本実施例では操作部での所定の設
定、例えば、第1の操作領域7の「切/入」キー7aと
「火力アップ」キー7bを同時に押しながら機器への電
源投入を行うと、通常動作モードとは異なる特殊異常表
示モードに移行し、商用電源異常、例えば雷サージによ
る過電圧状態や瞬時停電等の瞬時的な電源異常等の様な
機器の故障ではないが外的な要因で機器が動作できない
様な、通常動作モードでは表示させない異常状態を第2
の表示部6に表示させるようにしてある。本実施例では
商用電源の過電圧状態をLCD6cで「C1」と表示さ
せる。これは、当該機器の使用現場でサービスマン等
が、オシロスコープ等の計測器を用いることなく異常状
態の把握をして、適切な処置を施すための助けとした
り、専門知識のない一般使用者でも異常を的確に認知し
て、製造者に正確に機器の異常状態を伝達することがで
きる。
【0032】以上のように本実施例によれば、第2の表
示部6の第3の表示領域11内に配設された、1つの数
字表示素子と2つのLEDで、複数の加熱部の個々の異
常状態を、「選択」キーの操作等で、使用者の意図に合
致させて所望の加熱部の異常状態を表示したり、あるい
はキー操作なしで、時系列的に交互に複数の加熱部で発
生している、複数の異常状態を加熱部毎に切り替えて表
示させることができるので、全表示領域面積の増加を抑
制できると共に、使用者は機器の異常状態を的確に認知
でき、製造者に電話など口頭でも機器の異常状態を的確
に伝達することができる。
【0033】尚、本実施例では加熱部が2つ存在する場
合について述べているが、3つ以上存在する場合でも同
様の効果を得られる。また、第2の表示部6での異常状
態に対応した表示は、英数字の組み合わせに限らず、使
用者やサービスマンが容易に認識できる記号や文字であ
っても同様の効果をもたらす。更に、本実施例では、L
CDやLED等の視覚に訴える場合を述べているが、聴
覚的な手段、例えば、音声合成を用いた1つのスピーカ
や、吹鳴周波数と吹鳴リズム変化させる1つのブザーと
いった音声を用いても同様の効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、複数の加熱部で発生している各
加熱部毎の異常状態を切り替えてほぼ同じ表示領域内で
表示させることができるので、全表示領域面積を増加さ
せることなく、使用者に的確に機器の異常状態を認知さ
せることができると共に、使用者が製造者に口頭で発生
している異常状態を的確に伝達できる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、どの加熱部
で異常が発生しているかを使用者が容易に判断できる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、使用者の意
図と合致した加熱部の異常状態を表示できる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、キー操作を
行うことなく、異常が発生している全ての加熱部の異常
状態に対応した表示を行うことができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、異常状態に
応じた異常表示種類数の増加を抑制できる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、第2の表示
部の表示領域を小さくすると共に、異常状態に応じた異
常表示種類数の増加を抑制できる。
【0040】請求項7記載の発明によれば、通常動作モ
ードでは表示させない異常状態等、所望の異常状態を表
示できるので、これらの異常状態を計測機器等を用いず
に簡単に認知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の加熱調理器の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 第1の加熱部 2 第2の加熱部 3 操作部 3a 選択手段 4 第1の表示部 5 異常検知手段 6 第2の表示部 6a、6b 選択状態表示手段 6c 文字表示手段 7 第1の操作領域 8 第2の操作領域 9 第1の表示領域 10 第2の表示領域 11 第3の表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 大象 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 富永 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L087 AA03 AA06 AB04 BA03 BA06 BA09 BB05 BC09 CC02 DA18 DA19 DA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加熱部と、前記複数の加熱部の動
    作を設定する操作部と、前記複数の加熱部の異常を検知
    する異常検知手段と、前記操作部で設定された前記複数
    の加熱部の設定状態に対応した表示をそれぞれ独立して
    行う第1の表示部と、前記異常検知手段で検知した異常
    状態に対応した表示を行う第2の表示部とを有し、前記
    第2の表示部は、前記複数の加熱部の中で2つ以上の加
    熱部が異常の時は、異常である加熱部毎の異常状態に対
    応した表示を同じ領域内で適宜切り替えて行うことがで
    きるようにした加熱調理器。
  2. 【請求項2】 操作部で所定の加熱部の動作を開始させ
    た際に前記所定の加熱部で異常が発生していれば第2の
    表示部でその異常状態に対応した表示を行うようにした
    請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 複数の加熱部から所定の加熱部を選択す
    る選択手段を有し、第2の表示部は前記選択手段で選択
    した前記所定の加熱部に対して発生している異常状態に
    対応した表示を行うようにした請求項1または2に記載
    の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 2つ以上の加熱部が異常状態である際
    に、その複数の異常状態に対応する表示を時系列に交互
    に表示するようにした請求項1または2に記載の加熱調
    理器。
  5. 【請求項5】 第2の表示部は文字表示手段と選択状態
    表示手段を有し、異常の発生している加熱部毎に前記文
    字表示手段が異常状態に応じて表示を切り替えるのと同
    期して、前記選択状態表示手段が、その表示する色また
    は場所を切り替えるようにした請求項1〜4の何れか1
    つに記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 第2の表示部は光の透過率の差で文字を
    表示する文字表示手段と前記文字表示手段の表示面の略
    背面に配置された選択状態表示手段を有し、前記選択状
    態表示手段は、異常の発生している加熱部毎に前記文字
    表示手段が異常状態に応じて表示を切り替えるのと同期
    して、前記加熱部毎に割り当てた異なる色の光を照射す
    るようにした請求項1〜4の何れか1つに記載の加熱調
    理器。
  7. 【請求項7】 操作部での所定の設定に対して、通常使
    用とは異なるモードに移行し、第2の表示部が所定の異
    常状態に対応する表示を行ってなる請求項1〜6の何れ
    か1つに記載の加熱調理器。
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