WO2012164891A1 - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

　加熱調理器は、本体の上面に設けられ、被加熱物を下方から加熱する、第１加熱部及び第２加熱部と、第１加熱部の加熱状態を設定する第１の操作部と、第１加熱部と対応して本体の上面の手前側に設けられ、第１の操作部で設定された第１加熱部の加熱状態を表示する第１数値表示部と、第２加熱部の加熱状態を設定する第２の操作部と、第２加熱部と対応して本体の上面の手前側に設けられ、第２の操作部で設定された第２加熱部の加熱状態を表示する第２数値表示部と、を備え、第１数値表示部は３桁以上で構成され、第２数値表示部は２桁以下で構成され、第２加熱部の異常を表示する３桁以上のエラーコードを、第１数値表示部に表示する。

Description

加熱調理器

　本願は、日本国に２０１１年５月２７日に出願した特願２０１１－１１９０４４号の日本特許出願と、２０１１年１０月３１日に出願した特願２０１１－２３８３５８号の日本特許出願と、を優先権の基礎とするものであり、これらの日本特許出願の内容は、本願明細書の一部をなすものとしてここに挙げておく。

　本発明は、一般キッチンや業務用などに用いられる加熱調理器に関する。

　従来、この種の加熱調理器では、加熱部の、ある特定の状態を表示するときに、数値表示部を備えた加熱部では、複数個の火力表示部と数値表示部をともに使用して表示し、数値表示部を備えていない加熱部では、複数個の火力表示素子を使用して表示するような構成となっている（例えば、特許文献１参照。）。

　図１３は、特許文献１に記載された従来の加熱調理器の外観図を示すものである。左操作表示部２０４と右操作表示部２０５と後操作表示部２０６は、各々の加熱部２０１と加熱部２０２と加熱部２０３の加熱設定状態を示す火力表示部を備えている。さらに、左操作表示部２０４と右操作表示部２０５は３桁の数値表示部を備えており、設定した時間が経過すると加熱調理を終了するタイマ機能の残時間や、複数ある設定温度のうちで現在選択されている設定温度を表示する。

　また、他の例として、例えば、特許第３７１９１１７号（特許文献２）に記載されているものがある。

　図１４に加熱調理器のブロック図を示す。
　図１４において、加熱調理器は、第１の加熱部１０１と、第２の加熱部１０２と、操作部１０３と、第１の表示部１０４と、異常検知部１０５と、第２の表示部１０６と、を備える。操作部１０３は、第１の加熱部１０１および第２の加熱部１０２の設定状態を設定すると共に「選択」キー１０３ａを備え、スイッチ等で構成される。第１の表示部１０４は、操作部１０３で設定した第１の加熱部１０１および第２の加熱部１０２の設定状態に対応した表示をそれぞれ独立して表示するＬＥＤやＬＥＤで構成される。異常検知部１０５は、第１の加熱部１０１および第２の加熱部１０２で発生した異常を検知する。第２の表示部１０６は、選択手段１０４ａにて選択された加熱部に対して操作部１０３で設定したタイマーの残時間や異常表示に対応した文字や数字を表示するＬＥＤやＬＣＤで構成される。

　例えば、第１の加熱部１０１の設定は、図１４に示す第１の操作部１０７の「切／入」キー１０７ａ、火力「アップ」キー１０７ｂ、火力「ダウン」キー１０７ｃで行う。同時に第１の表示部１０４は、第１の表示領域１０９内の加熱状態を示すＬＥＤ１０９ａ、火力設定状態を示すＬＥＤ１０９ｂに設定されている状態の点灯・消灯によって表示する。火力設定状態は、ＬＥＤ１０９ｂの中の「強」、「中」、「弱」に対応したＬＥＤの点灯によって表示する。

　第１の加熱部１０１の加熱が停止中に「切／入」キー１０７ａを押すと、ＬＥＤ１０９ａが点灯し、ＬＥＤ１０９ｂの「中」に対応するＬＥＤが点灯する。

　火力「アップ」キー１０７ｂを１回押すと火力が１段階上がり、ＬＥＤ１０９ｂの「中」に対応するＬＥＤは消灯して、「強」に対応するＬＥＤが点灯する。

　第２の加熱部１０２の設定と表示についても、「切／入」キー１０８ａ、火力「アップ」キー１０８ｂ、火力「ダウン」キー１０８ｃ、ＬＥＤ１１０ａ、ＬＥＤ１１０ｂを用いて第１の加熱部１０１の設定と表示と同様に行う。

　タイマーの設定を行うには、第４の操作領域１１２（図示せず）の中の「選択」キー１０３ａで所望の加熱部を選択する。「選択」キー１０４ａは、押す度に選択する加熱部を変更することができる。第４の操作領域１１２の中の「分」キー１１２ａを押すと、タイマー調理の残時間が設定でき、「分」キー１１２ａを１回押す毎に残時間を１分ずつ増加させる。タイマー調理を止める時は、「取消」キー１１２ｂを押す。同時に、第２の表示部１０６の第４の表示領域１１１内に配置された選択された加熱部を表す「第１」ＬＥＤ１０６ａ、「第２」ＬＥＤ１０６ｂの内、選択されている方を点灯し、「分」キー１１２ａを押す毎に数字表示素子１０６ｃの表示を１刻みに増加させて表示する。

　第１の加熱部１０１が火力「強」で加熱中に、「選択」キー１０３ａで第１の加熱部１０１を選択すると、「第１」ＬＥＤ１０６ａが点灯する。「分」キー１１２ａを１回押すと数字表示素子１０６ｃは、１を表示し、更に「分」キー１１２ａを１回押すと数字表示素子１０６ｃは、２を表示する。

　ここで、第１の加熱部１０１または第２の加熱部１０２で異常が発生した場合は、その異常を異常検知手段１０５が検知し、第２の表示部１０６で異常表示を行う。

　例えば、第１の加熱部１０１が備えている温度検知素子（図示せず）が破壊して温度検知を正常に行えなくなった場合、異常検知手段１０５が温度検知素子の異常を検知し、温度検知素子異常を表す「Ｈ１」を数字表示素子１０６ｃに表示する。同時に「第１」ＬＥＤ１０６ａを点灯し、第１の加熱部１０１の異常であることを示す。

　この時すでに第２の加熱部１０２がタイマー調理を行っていた場合、第１の加熱手段１０１の温度検知素子異常が発生する前に数字表示素子１０６ｃには第２の加熱部１０２の残時間が表示され、「第２」ＬＥＤ１０６ｂが点灯している。その後、第１の加熱部１０１で温度検知素子異常が起こると、数字表示素子１０６ｃには残時間と「Ｈ１」が約１秒間隔で交互に点灯する。

特開２００９－１３４９１９号公報 特許第３７１９１１７号公報

　しかしながら、前記従来の構成では、加熱部のある特定の状態を表示するときに、各加熱部で複数個の火力表示部と数値表示部を同時に共用して表示したり、加熱部ごとの数値表示部を備えていない場合があった。このような場合、一つの加熱部が火力表示部と数値表示部の両方を備えることで、表示部全体が大きくなるので、より大きなスペースが必要となってしまう。また、複数個の火力表示部を使用して各加熱部と関連付けて表示しているが、数値表示部を有する加熱部と、数値表示部を有しない加熱部があると、各表示部と加熱部との対応関係が、使用者にとって一目では認識しにくいといった課題を有していた。

　また、従来の加熱調理器では、数字表示素子に表示された数字や文字がどの加熱部の設定または異常表示であるかを判断するためには「第１」ＬＥＤ、「第２」ＬＥＤの点灯状態を確認する必要があった。また、「第１」ＬＥＤ、「第２」ＬＥＤと第１の加熱部、第２の加熱部との相関関係、及び、第１の加熱部、第２の加熱部と第１の操作領域、第２の操作領域との相関関係を認識しておく必要があった。

　異常表示が数字表示素子に表示された場合、異常表示を解除するために「切／入」キーを押すことが一般的である。しかし、使用者は、異常表示が表示されると「第１」ＬＥＤまたは「第２」ＬＥＤのどちらが点灯しているかを確認しなければならなかった。例えば、「第１」ＬＥＤが点灯していたら第１の加熱部で異常が発生したと認識する必要があった。更に、第１の加熱部と関連付けて第１の操作領域の「切／入」キーを操作して、異常表示を解除しなくてはならず、直観的に適切なキーの操作に結びつかないという問題があった。

　異常表示を消したい場合には「第１」ＬＥＤから第１の操作領域までの関連付けが煩わしくなり、とっさに数字表示素子の近くにある「切／入」キーを押してしまい、異常表示が消えないことで使用者が混乱するといった不具合がある。

　本発明は、前記従来の課題を解決するもので、複数個の加熱部を有する場合に、省スペースとなる表示部構成で、かつ、いずれかの加熱部で異常が発生した場合にも使用者を混乱させにくい加熱調理器を提供することを目的とする。

　前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、
　本体の上面に設けられ、被加熱物を下方から加熱する、第１加熱部及び第２加熱部と、
　前記第１加熱部の加熱状態を設定する第１の操作部と、
　前記第１加熱部と対応して前記本体の上面の手前側に設けられ、前記第１の操作部で設定された前記第１加熱部の加熱状態を表示する第１数値表示部と、
　前記第２加熱部の加熱状態を設定する第２の操作部と、
　前記第２加熱部と対応して前記本体の上面の手前側に設けられ、前記第２の操作部で設定された前記第２加熱部の加熱状態を表示する第２数値表示部と、
を備え、
　前記第１数値表示部は３桁以上で構成され、
　前記第２数値表示部は２桁以下で構成され、
　前記第２加熱部の異常を表示する３桁以上のエラーコードを、前記第１数値表示部に表示する。

　これによって、必要最小限の表示で対応する加熱部のエラーコードを関連付けて表示することが可能である。そこで、使用者にとって視認性を損なうことなく省スペース化やコストダウン化が可能な加熱調理器を提供することができる。

　本発明の加熱調理器は、必要最小限の表示で対応する加熱部のエラーコードを関連付けて表示することが可能であり、かつ、使用者にとって視認性を損なうことなく従来までの加熱調理器と同様の扱いが可能である。

本発明の実施の形態１における加熱調理器の上面図 本発明の実施の形態２における加熱調理器の第１加熱部の誤使用表示図 本発明の実施の形態２における加熱調理器の第２加熱部の誤使用表示図 本発明の実施の形態３における加熱調理器の第１加熱部の故障表示図 本発明の実施の形態３における加熱調理器の第２加熱部の故障表示図 本発明の実施の形態４における加熱調理器の第１加熱部の正常動作表示図 本発明の実施の形態４における加熱調理器の第２加熱部の故障表示図 実施の形態５～７の誘導加熱調理器の上面図 実施の形態５～７の誘導加熱調理器のブロック図 実施の形態５の誘導加熱調理器の表示例・ブロック図 実施の形態５の誘導加熱調理器の表示例・ブロック図 実施の形態６、７の誘導加熱調理器の表示例・ブロック図 従来の加熱調理器の外観図 従来の別例の加熱調理器のブロック図

　第１の態様に係る加熱調理器は、
　本体の上面に設けられ、被加熱物を下方から加熱する、第１加熱部及び第２加熱部と、
　前記第１加熱部の加熱状態を設定する第１の操作部と、
　前記第１加熱部と対応して前記本体の上面の手前側に設けられ、前記第１の操作部で設定された前記第１加熱部の加熱状態を表示する第１数値表示部と、
　前記第２加熱部の加熱状態を設定する第２の操作部と、
　前記第２加熱部と対応して前記本体の上面の手前側に設けられ、前記第２の操作部で設定された前記第２加熱部の加熱状態を表示する第２数値表示部と、
を備え、
　前記第１数値表示部は３桁以上で構成され、
　前記第２数値表示部は２桁以下で構成され、
　前記第２加熱部の異常を表示する３桁以上のエラーコードを、前記第１数値表示部に表示する。この加熱調理器では、上記構成とすることで、全ての加熱部が３桁以上の数値表示部を有することを必要とせず、必要最小限の表示で対応する加熱部のエラーコードを関連付けて表示することが可能であり、かつ、使用者にとって各表示部と加熱部との対応関係の視認性を損なうことなく従来までの加熱調理器と同様の扱いが可能である。

　第２の態様に係る加熱調理器は、特に、第１の態様において、前記第１数値表示部は、前記第１加熱部と前記第２加熱部で同じ異常が発生した場合に、互いに異なるエラーコードを用いて異常を表示する。上記構成とすることで、第１数値表示部で第１加熱部及び第２加熱部の異常を表示でき、必要最小限の表示で対応する加熱部の異なるエラーコードを表示することができる。

　第３の態様に係る加熱調理器は、特に、第１または第２の態様において、前記第１数値表示部は、前記第１加熱部と前記第２加熱部で同時に異常が発生した場合に、前記第１加熱部と前記第２加熱部のエラーコードを交互に表示する。上記構成とすることで、同時に複数の加熱部で異常が発生しても、単一の第１数値表示部で表示することができるので、必要最小限の表示で対応する加熱部のエラーコードを表示することができる。

　第４の態様に係る加熱調理器は、特に、第１または第２の態様において、前記第１数値表示部は、前記第１加熱部が正常動作中に前記第２加熱部で異常が発生した場合に、前記第１加熱部の正常動作時の表示と前記第２加熱部のエラーコードを交互に表示する。上記構成とすることで、単一の第１数値表示部で、正常な加熱部の表示と異常な加熱部の異常表示とを表示でき、必要最小限の表示で対応する加熱部の加熱動作時とエラー発生時の表示を兼用することができる。

　第５の態様に係る加熱調理器は、上記第１または第２の態様において、前記本体の上面に設けられ、前記第１加熱部で加熱可能な範囲となる第１加熱領域を表示する第１加熱領域表示部と、
　前記本体の上面に設けられ、前記第２加熱部で加熱可能な範囲となる第２加熱領域を表示する第２加熱領域表示部と、
をさらに備え、
　前記本体の前面に垂直で、かつ前記第２加熱部が位置する側の前記第１加熱領域の接線である第１接線が、前記第２加熱領域の外周と２点で交差する。上記構成とすることで、加熱部の横方向の幅を狭くして省スペース化を図ることができる。

　第６の態様に係る加熱調理器は、上記第１の態様において、前記第１数値表示部に前記第２加熱部のエラーコードが表示されると前記第１の操作部または前記第２の操作部のいずれでもエラーコードの表示を解除できる。上記構成とすることで、使用者は、エラーコードによって異常表示がどの加熱部の異常であるかを関連付けることができ、操作部を選択する手間が省け、とっさに異常表示を解除したい場合も適切なキーを簡単に選ぶことができるため誤操作を防止できる。

　第７の態様に係る加熱調理器は、特に、第１または第５の態様において、前記第１の操作部と前記第２の操作部は直線状に配置され、
　前記第１加熱部の一部は、前記第１の操作部と前記第２の操作部を結ぶ直線と垂直に伸ばした線上で前記第１の操作部の一部と重なり、前記第２加熱部の一部は、前記第１の操作部と前記第２の操作部を結ぶ直線と垂直に伸ばした線上で前記第２の操作部の一部と重なるよう配置した。上記構成によって、第１加熱部と第１の操作部、第２加熱部と第２の操作部の関係が配置により明確になり、第１の操作部で第１加熱部の操作を行うことが視認しやすい。

　第８の態様に係る加熱調理器は、特に、第１または第５の態様において、前記第１加熱部は前記第２加熱部より大きい。上記構成としたことで加熱部の大きさと表示部の大きさから第１加熱部と第１の操作部、第２加熱部と第２の操作部の関係が明確になり、第１の操作部で第１加熱部の操作を行うことが視認しやすい。

　第９の態様に係る加熱調理器は、特に、第１または第５の態様において、前記いずれかの加熱部で異常が発生した場合、全ての加熱部の加熱を停止する。上記構成によって、異常発生時は加熱調理器をより安全な状態に維持できる。

　第１０の態様に係る加熱調理器は、特に、第１または第５の態様において、前記いずれかの加熱部で異常が発生した場合、異常が発生していない加熱部の加熱を継続する。上記構成によって、異常のない加熱部では調理を続ける事ができる。特に、シーケンス制御で自動調理を行っているような場合は、途中で自動調理が止まり、再度初めから自動調理を行う手間を省くことができる。

　第１１の態様に係る加熱調理器は、第１または第５の態様において、前記第１加熱部の制御と前記第２加熱部の制御を同じ制御手段で行う。上記構成とすることで制御に用いるマイコンやコネクタなどの部品点数を減らしコストダウンすることができる。

　以下、本発明の実施の形態について、加熱調理器を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
　図１は、本発明の実施の形態１における加熱調理器の上面図である。

　図１において、本体上面に設けられたセラミック製のトッププレートと、トッププレート下には、高周波磁界を発生させることによって、トッププレート上の調理容器を誘導加熱する加熱コイルを備える。

　第１加熱部２は、第１加熱部２の加熱状態を設定する第１の操作部４を備えている。第１加熱部２は、例えば、調理容器の加熱動作及び揚げ物調理や焼き物調理を行う機能を有する。そして、第１の操作部４には、第１加熱部２を所定の温度に設定する温度調整部４ａ、及び、第１加熱部２を所定の加熱出力レベルに設定する第１火力調整部４ｂが含まれる。また、第１数値表示部５は、温度調整部４ａ及び第１火力調整部４ｂで使用者が設定した所定の加熱出力レベル及び調理温度を示す３桁以上の数値表示を有している。

　第２加熱部３は、調理容器の加熱動作を行う機能を有しており、第２加熱部３の加熱状態を設定する第２の操作部６を備えている。第２火力調整部６ａは、第２加熱部３を所定の加熱出力レベルに設定する操作部であり、第２数値表示部７は、第２火力調整部６ａで使用者が設定した所定の加熱出力レベルを示す２桁以下の数値表示を有している。

　第１加熱領域表示部９は、第１加熱部２上に置かれた調理容器を所定の入力を持って加熱することができる領域を示す印となっており、弧形を形成している。第１加熱領域８は、第１加熱領域表示部９が形成する４つの弧形を円形で繋げる形で形成された第１加熱部２の加熱領域を示している。

　第２加熱領域表示部１１は、第２加熱部３上に置かれた調理容器を所定の入力を持って加熱することができる領域を示す印となっており、弧形を形成している。第２加熱領域１０は、第２加熱領域表示部１１が形成する４つの弧形を円形で繋げる形で形成された第２加熱部３の加熱領域を示している。

　第１加熱部２と第１加熱領域表示部９で構成される第１加熱領域８は、円の中心を共有した同心円状となっている。また、第２加熱部３と第２加熱領域表示部１１で構成される第２加熱領域１０は、円の中心を共有した同心円状となっている。

　第１接線１２は、本体の前面に垂直で第２加熱部３が位置する側の第１加熱領域８の接線を示す。

　第１数値表示部５は、第１加熱部２の異常状態（故障あるいは誤使用）を示すエラーコードを表示すると共に、第２加熱部３の異常状態（故障あるいは誤使用）を示すエラーコードも兼用して表示する。

　以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。

　まず、全ての加熱部が３桁以上の数値表示部を有することを必要とせず、必要最小限の表示で対応する加熱部のエラーコードを、視認性を損なわずに兼用することができる。

　また、本実施の形態１においては、本体の前面に垂直で第２加熱部３が位置する側の第１加熱領域８の接線である第１接線１２が第２加熱領域１０の外周と２点で交差すると共に、第２加熱部３の異常状態（故障あるいは誤使用）を表示する３桁以上のエラーコードを第１数値表示部５に表示する。上記構成とすることにより、本体トッププレートの左右スペースを狭くすることができる。

　また、本実施の形態１においては、加熱コイルから高周波磁界を発生させ、調理容器を誘導加熱する誘導加熱方式を採用しているが、加熱コイルの代わりにガスバーナーなどの加熱部を構成する加熱調理器においても同様の効果が得られる。
　なお、第１領域表示部９および第２領域表示部１１は、円環状でも良いし、単独の円弧もしくは、本実施の形態のように複数の円弧を繋げて構成しても良い。

（実施の形態２）
　図２は、本発明の実施の形態２における第１加熱部２の誤使用表示図であり、図３は、本発明の実施の形態２における第２加熱部３の誤使用表示図である。

　図２と図３において、加熱調理器の構成は、図１と同様のため、説明は省略する。
　以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。

　図２において、第１数値表示部５は、第１加熱部２が誤使用の状態となる場合に３桁のエラーコードを点灯して表示させる。図２の例では「U１６」であり、操作部の異常を示している。

　図３において、第１数値表示部５は、第２加熱部３が誤使用の状態となる場合に３桁のエラーコードを点灯して表示させる。図３の例では「U８１」であり、操作部の異常を示している。

　なお、図２と図３における動作では、第１加熱部２と第２加熱部３にて同じ種類の誤使用（操作部の異常）が発生した場合に、第１数値表示部５に互いに異なるエラーコードを表示するようにしている。すなわち、「U１６」と「U８１」は同じ異常の内容であるが、異常である加熱部が異なる。また、本実施の形態２においては、操作部異常を例に挙げて説明を行ったが、エラーコードはこれに限定されるものではない。

　以上のように、本実施の形態においては、第１数値表示部５は、第１加熱部２と第２加熱部３で同じ種類の故障あるいは誤使用が発生した場合に、互いに異なるエラーコードで表示する。上記構成とすることにより、３桁のエラーコードによって、該当する加熱部及びそのエラーの内容を表示することができる。すなわち、必要最小限の表示で対応する加熱部の異なるエラーコードを表示することができる。

（実施の形態３）
　図４は、本発明の実施の形態３における第１加熱部２の故障表示図であり、図５は、本発明の実施の形態３における第２加熱部３の故障表示図である。なお、図４及び図５は、網かけ表示された加熱部が故障している状態であることを表している。

　図４と図５において、加熱調理器の構成は、図１と同様のため、説明は省略する。
　以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。

　図４において、第１数値表示部５は、第１加熱部２が故障の状態となる場合に３桁のエラーコードを点灯して表示させる。図４の例では「Ｈ０１」であり、温度検知手段であるサーミスタの異常（断線）を示している。

　図５において、第１数値表示部５は、第２加熱部３が故障の状態となる場合に３桁のエラーコードを点灯して表示させる。図５の例では「Ｈ７１」であり、同じく温度検知手段であるサーミスタの異常（断線）を示している。

　なお、図４と図５における動作は、第１加熱部２と第２加熱部３にて同時に故障が発生した場合に、第１数値表示部５に第１加熱部２と第２加熱部３のエラーコードを交互に表示するようにしている。すなわち、図４の「Ｈ０１」の表示と、図５の「Ｈ７１」の表示が交互に行われる。また、本実施の形態３においては第１加熱部２にサーミスタ断線、第２加熱部３にサーミスタ断線を例に挙げて説明を行ったが、エラーコードはこれに限定されるものではく、それぞれの加熱部において異なる異常が発生した場合には、それらを示すエラーコードが交互にそれぞれ表示される（例えば、「Ｕ１６」と「Ｈ７１」が交互に表示される）。

　以上のように、本実施の形態３においては、第１数値表示部５は、第１加熱部２と第２加熱部３で同時に故障あるいは誤使用が発生した場合に、第１加熱部２と第２加熱部３のエラーコードを交互に表示する。上記構成とすることにより、同時に複数の加熱部で異常が発生しても、単一の第１数値表示部で表示することができるので、必要最小限の表示で対応する加熱部のエラーコードを兼用することができる。

（実施の形態４）
　図６は、本発明の実施の形態４における第１加熱部２の正常動作表示図であり、図７は、本発明の実施の形態における第２加熱部３の故障表示図である。

　図６と図７において、第１火力調整部４ｂは、第１加熱部２を所定の加熱出力レベルに設定する操作部である。その他の構成については、図１と同様のため、説明は省略する。

　以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。

　図６において、第１数値表示部５は、使用者が第１火力調整部４ｂにて所定の加熱出力レベルに調整した数値（例えば、図６では「火力９」）を表示させる。

　図７において、第１数値表示部５は、第２加熱部３が故障の状態となる場合に３桁のエラーコードを点灯して表示させる。図７の例では「Ｈ７１」であり、温度検知手段であるサーミスタの異常（断線）を示している。

　なお、図６と図７における動作は、第１加熱部２が正常動作で加熱しており、かつ、第２加熱部３にて故障が発生した場合に、第１数値表示部５に第１加熱部２の加熱出力レベル設定値と第２加熱部３のエラーコードを交互に表示するようにしている。また、本実施の形態４においては、第１加熱部２を設定火力９（３．３ｋＷ相当とする）、第２加熱部３にサーミスタ断線を例に挙げて説明を行ったが、設定火力及びエラーコードはこれに限定されるものではない。

　以上のように、本実施の形態４においては、第１加熱部は、加熱出力を設定出力になるように調整する第１火力調整部を備え、第１数値表示部は、第１加熱部が正常動作中に第２加熱部で故障あるいは誤使用が発生した場合に、第１加熱部の正常動作時の表示と第２加熱部のエラーコードを交互に表示する。上記構成とすることにより、単一の第１数値表示部で、正常な加熱部の表示と異常な加熱部の異常表示とを表示でき、必要最小限の表示で対応する加熱部の加熱動作時とエラー発生時の表示を兼用することができる。

（実施の形態５）
　図８～図１１に本発明の実施の形態５における誘導加熱調理器を示す。
　図８は、本実施の形態５における誘導加熱調理器を上面から見た図である。
　図９は、本実施の形態５における誘導加熱調理器のブロック図である。
　図１０、図１１は、本実施の形態５における表示例である。

　実施の形態５に係る誘導加熱調理器では、耐熱強化ガラスからなるトッププレート１上に、第１加熱部２２と第２加熱部２３とを配置する。第２加熱部２３は、第１加熱部２２より小さい。例えば、第１加熱部２２に載置可能な鍋の大きさ（底の径あるいは底の面積）は、第２加熱部２３に載置可能な鍋より大きい。この誘導加熱調理器は、第１加熱部２２と、第２加熱部２３とを、それぞれ図８の円の位置に配置する。各加熱部２２、２３は、トッププレート１の下面に誘導加熱コイル（図示せず）を有する。

　第１加熱部２２は、加熱の入・切と火力を操作する第１の操作部２４と、火力の表示を行う３桁表示の７セグＬＥＤからなり第１加熱部２２の火力を表示する第１数値表示部２６と、を有する。第２加熱部２３は、加熱の入・切と火力を操作する第２の操作部２５と、１桁表示の７セグＬＥＤからなり第２加熱部２３の火力を表示する第２数値表示部２７と、を有する。

　また、第１加熱部２２の異常を検知する第１の異常検知手段２８と、第２加熱部２３の異常を検知する第２の異常検知手段２９とによって、各加熱部２２、２３の異常を検知し、異常が発生すると制御部３０に異常信号を送る。

　第１の操作部２４、第２の操作部２５は、キー操作の情報を制御部３０に送り、制御部３０は、操作で指示された加熱状態になるよう第１加熱部２２、第２加熱部２３の火力を制御するとともに、第１数値表示部２６、第２数値表示部２７に各加熱部２２、２３の加熱状態を表示する。

　第１数値表示部２６は、第１加熱部２２の加熱状態（火力）の表示の他に、第１加熱部２２の異常表示、第２加熱部２３の異常表示も行う。

　第１の操作部２４と第２の操作部２５は、直線上に並んで配置され、第１加熱部２２の少なくとも一部は、第１の操作部２４を起点として、第１の操作部２４と第２の操作部２５を結ぶ直線と垂直方向に引いた直線上に配置する。同様に第２加熱部２３の少なくとも一部は、第２の操作部２５を起点として、第１の操作部２４と第２の操作部２５を結ぶ直線と垂直方向に引いた直線上に配置する。

　トッププレート１上には、機器の主電源を入・切する電源キー３１を配置する。

　主電源が切状態では、第１の操作部２４、第２の操作部２５の全てのキーは受け付けない。

　電源キー３１操作で主電源を入状態にすると、第１の操作部２４の切／入キー２４ａ、第２の操作部２５の切／入キー２５ａが受け付け有効となる。

　主電源が入状態で第１の操作部２４の切／入キー２４ａを１回押すと、第１の操作部２４から制御部３０にキー操作の情報が送られる。制御部３０は、図１０に示すように、第１数値表示部２６に「８」を表示し、第１加熱部２２の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力８」で加熱を開始する。次に、第１の操作部２４のアップキー２４ｂを１回押すと、第１の操作部２４から制御部３０にアップキー操作情報が送られる。制御部１０は、第１数値表示部２６に「９」を表示し、第１加熱部２２の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力９」で加熱を行う。

　この時、例えば、第２加熱部２３の基板上の温度を検知する温度検知手段（図示せず）の検知温度が上昇し、基板高温異常を検知すると、第２の異常検知手段２９は、基板高温異常を制御部３０に送る。制御部３０は、基板高温異常の異常を示す「Ｕ０４」というエラーコードを第１数値表示部２６に表示する。第１数値表示部２６には第１加熱部２２の火力「９」が表示されていたが、図１１に示すように「Ｕ０４」の表示を優先し、制御部３０は、第１加熱部３２の加熱を停止する。

　その後、第１の操作部２４の切／入キー２４ａ、第２の操作部２５の切／入キー２５ａのどちらかを操作すると第１数値表示部２６に表示された「Ｕ０４」の異常表示を消灯する。

　同様に、主電源が入状態で第２の操作部２５の切／入キー２５ａを１回押すと、第２の操作部２５から制御部３０にキー操作情報が送られる。制御部３０は、第２数値表示部２７に「８」を表示し、第２加熱部２３の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力８」で加熱を開始する。次に、第２の操作部２５のダウンキー２５ｃを１回押すと、第２の操作部２５から制御部１０にダウンキー操作情報が送られる。制御部３０は、第２数値表示部２７に「７」を表示し、第２加熱部２３の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力７」で加熱を行う。

　この時、第１加熱部２２上のトッププレート１の温度を測定する温度検知手段（図示せず）の検知温度が上昇し、トッププレート高温異常を検知すると、第１の異常検知手段２８はトッププレート高温異常を制御部３０に送る。制御部３０は、トッププレート高温異常を示す「Ｕ１３」を第１の表示部２６に表示する。

　この時、制御部３０は、第２数値表示部２７に表示していた第２加熱部２３の火力「７」を消し、第２加熱部２３の加熱を停止する。

　その後、第１の操作部２４の切／入キー２４ａ、第２の操作部２５の切／入キー２５ａのどちらかを操作すると第１数値表示部２６に表示された「Ｕ１３」の異常表示を消灯する。

　上記のように、３桁の表示ができる表示部が１つしかないため２つの加熱部２２、２３の異常表示を１つの数値表示部２６に表示する場合がある。上記のように数値表示部に制限がある場合に、表示された異常表示が第１加熱部２２と、第２加熱部２３との２つの加熱部のうち、どちらの加熱部の異常であるかわからない場合でも、第１、第２のどちらかの操作部２４、２５のいずれかのキー操作で異常表示の解除が可能である。このことから、異常表示がどの加熱部２２、２３の異常であるかを関連付けて操作部２４、２５を選択する手間が省け、とっさに異常表示を解除したい場合も適切なキーを簡単に選ぶことができるため、異常表示の解除に手間取ったり、誤操作してしまうのを防止できる。特に、異常表示を解除しようとして意図せず逆に加熱を開始したり、また加熱を開始したまま放置すると、鍋の空焼きで鍋を劣化させたり、調理物を過度に加熱して調理物が炭化するなどの不具合が生じる可能性がある。そこで、本実施の形態５によって上記の不具合が解消されて安全で使い勝手のいい加熱調理器が実現できる。

（実施の形態６）
　図１２は、本実施の形態６に係る加熱調理器における表示例である。

　実施の形態５と同一部分には同一符合を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。

　主電源が入状態で第１の操作部２４の切／入キー２４ａを１回押すと、第１の操作部２４から制御部３０にキー操作の情報が送られる。制御部３０は、図１２に示すように、第１数値表示部２６に「８」を表示し、第１加熱部２２の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力８」で加熱を開始する。

　その後、第２の操作部２５の切／入キー２５ａを１回押すと、第２の操作部２５から制御部３０にキー操作情報が送られる。制御部３０は、図１２に示すように、第２数値表示部２７に「８」を表示し、第２加熱部２３の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力８」で加熱を開始する。

　第１加熱部２２、第２加熱部２３のいずれも加熱状態にある時、第２の異常検知手段２９が基板高温異常を検知すると、制御部３０に基板高温異常を送る。制御部３０は、基板高温異常の異常を示す「Ｕ０４」を第１数値表示部２６に表示し、第２数値表示部２７の火力表示を消灯して、第１加熱部２２、第２加熱部２３とも加熱を停止する。

　その後、第１の操作部２４の切／入キー２４ａ、第２の操作部２５の切／入キー２５ａのどちらかを操作すると、第１数値表示部２６に表示された「Ｕ０４」の異常表示を消灯する。

　これにより、いずれかの加熱部２２、２３で異常が発生した場合は、加熱中の加熱部２２、２３の加熱を全て止めて安全な加熱調理器を実現する。

（実施の形態７）
　実施の形態６と同一部分には同一符合を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。

　主電源が入状態で第１の操作部２４の切／入キー２４ａを１回押すと、第１の操作部２４から制御部３０にキー操作の情報が送られる。制御部３０は、図１２に示すように第１数値表示部２６に「８」を表示し、第１加熱部２２の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力８」で加熱を開始する。

　その後、第２の操作部２５の切／入キー２５ａを１回押すと、第２の操作部２５から制御部１０にキー操作情報が送られ制御部３０は、図１２に示すように、第２数値表示部２７に「８」を表示し、第２加熱部２３の誘導加熱コイルに加熱信号を送信して「火力８」で加熱を開始する。

　第１加熱部２２、第２加熱部２３のいずれも加熱状態にある時、第２の異常検知手段２９が基板高温異常を検知すると、制御部３０に基板高温異常を送る。制御部３０は、基板高温異常の異常を示す「Ｕ０４」と、第１加熱部２２の火力「８」と、を第１数値表示部２６に交互に表示し、第２数値表示部２７の火力表示を消灯して、第１加熱部２２の加熱を維持し、第２加熱部２３の加熱を停止する。

　その後、第１の操作部２４の切／入キー２４ａ、第２の操作部２５の切／入キー２５ａのどちらかを操作すると、第１数値表示部２６に表示された「Ｕ０４」の異常表示を消灯し、第１数値表示部２６には第１加熱部２２の火力「８」のみが表示される。

　「Ｕ０４」の異常表示を消灯するために、第２の操作部２５の切／入キー２５ａを操作した場合、制御部３０は、第２加熱部２３の加熱を開始せず「Ｕ０４」表示を消すのみである。

　これにより、複数の加熱部２２、２３が同時に加熱をしている場合、いずれかの加熱部で異常が発生しても異常の発生していない加熱部の加熱は継続し、異常の発生した加熱部の加熱のみ停止する。そのため、異常の発生していない加熱部の調理が途中で止まることがない。特に、シーケンス制御などで自動調理を行っていた場合には、継続して自動調理が行えるので、加熱停止により自動調理を始めからやり直す手間を防ぐことができ、使用者に使い勝手のいい加熱調理器を実現できる。

　本発明は、上記し、図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。

　加熱装置は、誘導加熱装置に限らない。発光手段もＬＥＤに限らない。

　加熱部の数は、２つに限定されず３つ以上の加熱部を持つ加熱調理器にも適用される。

　異常検知手段の検知する異常と異常表示は、実施例に示したものに限らず温度検知手段の断線や電源電圧異常など他の異常も適用される。

　以上のように、本発明に係る加熱調理器は、第１数値表示部で第１加熱部と第２加熱部のエラーコードあるいは加熱出力レベル設定値を交互に表示し兼用することができる。そこで、本発明に係る加熱調理器は、組み込み式や置き台の上で使用する据え置き型又はガスコンロ等であって、家庭用又は業務用の加熱調理器に有効である。

　１　本体
　２　第１加熱部
　３　第２加熱部
　４　第１の操作部
　４ａ　温度調整部
　４ｂ　第１火力調整部
　５　第１数値表示部
　６　第２の操作部
　６ａ　第２火力調整部
　７　第２数値表示部
　８　第１加熱領域
　９　第１加熱領域表示部
　１０　第２加熱領域
　１１　第２加熱領域表示部
　１２　第１接線
　２１　トッププレート
　２２　第１加熱部
　２３　第２加熱部
　２４　第１の操作部
　２４ａ　第１の操作部の切／入キー
　２４ｂ　第１の操作部のアップキー
　２４ｃ　第１の操作部のダウンキー
　２５　第２の操作部
　２５ａ　第２の操作部の切／入キー
　２５ｂ　第２の操作部のアップキー
　２５ｃ　第２の操作部のダウンキー
　２６　第１数値表示部
　２７　第２数値表示部
　２８　第１の異常検知手段
　２９　第２の異常検知手段
　３０　制御部（制御手段）
　３１　電源キー

Claims (11)

1. 　本体の上面に設けられ、被加熱物を下方から加熱する、第１加熱部及び第２加熱部と、
   　前記第１加熱部の加熱状態を設定する第１の操作部と、
   　前記第１加熱部と対応して前記本体の上面の手前側に設けられ、前記第１の操作部で設定された前記第１加熱部の加熱状態を表示する第１数値表示部と、
   　前記第２加熱部の加熱状態を設定する第２の操作部と、
   　前記第２加熱部と対応して前記本体の上面の手前側に設けられ、前記第２の操作部で設定された前記第２加熱部の加熱状態を表示する第２数値表示部と、
   を備え、
   　前記第１数値表示部は３桁以上で構成され、
   　前記第２数値表示部は２桁以下で構成され、
   　前記第２加熱部の異常を表示する３桁以上のエラーコードを、前記第１数値表示部に表示するようにした加熱調理器。
2. 　前記第１数値表示部は、前記第１加熱部と前記第２加熱部で同じ異常が発生した場合に、互いに異なるエラーコードを用いて異常を表示するようにした請求項１に記載の加熱調理器。
3. 　前記第１数値表示部は、前記第１加熱部と前記第２加熱部で同時に異常が発生した場合に、前記第１加熱部と前記第２加熱部のエラーコードを交互に表示するようにした請求項１または２に記載の加熱調理器。
4. 　前記第１数値表示部は、前記第１加熱部が正常動作中に前記第２加熱部で異常が発生した場合に、前記第１加熱部の正常動作時の表示と前記第２加熱部のエラーコードを交互に表示するようにした請求項１または２に記載の加熱調理器。
5. 　前記本体の上面に設けられ、前記第１加熱部で加熱可能な範囲となる第１加熱領域を表示する第１加熱領域表示部と、
   　前記本体の上面に設けられ、前記第２加熱部で加熱可能な範囲となる第２加熱領域を表示する第２加熱領域表示部と、
   をさらに備え、
   　前記本体の前面に垂直で、かつ前記第２加熱部が位置する側の前記第１加熱領域の接線である第１接線が、前記第２加熱領域の外周と２点で交差する請求項１または２に記載の加熱調理器。
6. 　前記第１数値表示部に前記第２加熱部のエラーコードが表示されると、前記第１の操作部または前記第２の操作部のいずれでもエラーコードの表示を解除することが可能である、請求項１に記載の加熱調理器。
7. 　前記第１の操作部と前記第２の操作部は直線状に配置され、
   　前記第１加熱部の一部は、前記第１の操作部と前記第２の操作部を結ぶ直線と垂直に伸ばした線上で前記第１の操作部の一部と重なり、前記第２加熱部の一部は、前記第１の操作部と前記第２の操作部を結ぶ直線と垂直に伸ばした線上で前記第２の操作部の一部と重なるよう配置した請求項１または５に記載の加熱調理器。
8. 　前記第１加熱部は、前記第２加熱部より大きい請求項１または５に記載の加熱調理器。
9. 　前記いずれかの加熱部で異常が発生した場合、全ての加熱部の加熱を停止する請求項１または５に記載の加熱調理器。
10. 　前記いずれかの加熱部で異常が発生した場合、異常が発生していない加熱部の加熱を継続する請求項１または５に記載の加熱調理器。
11. 　前記第１加熱部の制御と前記第２加熱部の制御とを、同じ制御手段で行う請求項１または５に記載の加熱調理器。

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