JP2007040657A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】キーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上との両立を図ること。
【解決手段】モード制御手段16aは、右時キー8fと右分キー8gの押下を所定周期で継続して受け付けるキーリピート機能を備え、右時キー8fと右分キー8gについては、キー長押し異常検知手段15aは、まずキー押下状態が12秒以上連続すると右表示手段8aにてキー異常である旨を表示し、更に異常状態が解消されずにキー押下状態が24秒以上連続すると右誘導加熱手段の出力をオフするとともに、右表示手段8aにてキー異常である旨の表示および報知手段17にて聴覚的な報知を行うようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般キッチンや業務用等に用いられる加熱調理器に関するものである。
近年、この種の加熱調理器、特に、誘導加熱調理器は安全・清潔・高効率という優れた特徴が認知され、普及されている。そして、機器の上面にあたるトッププレートに静電容量式のタッチキーを設けて調理使用の操作性を向上させ、例えば、タッチキー上に鍋が置かれる、または鍋内の水が吹きこぼれる等でタッチキーが一定時間以上継続して押下されると、異常検知して加熱を停止し、かつタッチキーの受け付けを禁止して機器の安全性を図ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−279055号公報
しかしながら、前記従来の構成では、例えば、設定した時間になると加熱を停止するタイマー機能を備えたもの、すなわち、タッチキーの中に時間を設定するタイマーキーを設けた場合、タッチキーの1つであるタイマーキーが一定時間以上継続して押下されると異常検知して加熱を停止し、かつタッチキーの受け付けを禁止してしまうので、タイマーキーを継続押下して所定周期で設定時間を変更するキーリピート機能を実現できないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、キーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上との両立を図った加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、複数のタッチキーのうち所定周期で継続して受け付けるキーにおいてキー長押し異常検知手段は、異常検知するまでの時間を他のキーにおいて異常検知するまでの時間よりも長くなるようにし、制御手段は、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づきキー長押し異常状態を検知すると、まずはキー長押し異常報知手段にてキー長押し異常状態である旨を連続的または断続的に報知し、その後も前記キー長押し異常状態が所定時間継続すると、加熱手段の出力を抑制するようにしたものである。
これによって、所定周期で継続して受け付けるキーにおいて異常検知するまでの時間を他のキーにおいて異常検知するまでの時間よりも長くしてキーリピート機能による操作性向上を実現しつつ、キー長押し異常状態を検知すると、まずはキー長押し異常状態である旨を連続的または断続的に報知し、その後も前記キー長押し異常状態が所定時間継続すると加熱手段の出力を抑制して、キー長押し異常検知による機器の安全性向上を図る。
本発明の加熱調理器は、キーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器との安全性向上の両立を図ることができる。
第1の発明は、鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の上部に設けたトッププレートと、前記トッププレートに設けた複数のタッチキーと、前記複数のタッチキーのうち何れか1つでも押下した状態が所定時間以上連続するとキー長押し異常状態と検知するキー長押し異常検知手段と、キー長押し異常状態にあることを視覚的または聴覚的に報知するキー長押し異常報知手段と、前記複数のタッチキーからの入力信号に基づき前記加熱手段の出力を制御し、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づき前記加熱手段の出力またはキー長押し異常報知手段を制御する制御手段を備えて、前記複数のタッチキーのうち所定周期で継続して受け付けるキーにおいて、前記キー長押し異常検知手段は、異常検知するまでの時間を他のキーにおいて異常検知するまでの時間よりも長くなるようにし、前記制御手段は、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づきキー長押し異常状態を検知すると、まずは前記キー長押し異常報知手段にてキー長押し異常状態である旨を連続的または断続的に報知し、その後も前記キー長押し異常状態が所定時間継続すると、前記加熱手段の出力を抑制することにより、押下が継続する間は所定周期で受け付けるキーリピート機能を有するキーについては、制御手段はキー長押し異常検知手段にて他のキーよりも異常検知するまでの時間を長くして通常のキーリピート期間では異常検知を行わないようにし、キーリピート機能による操作性向上を実現することができる。
また、万が一、使用者がキーリピート機能を有するキーの押下を継続しキー長押し異常検知手段にて異常検知を行った場合でも、制御手段は、まずはキー長押し異常報知手段にて視覚的または聴覚的に報知して、加熱手段の出力を継続しつつ、この報知によって使用者に前記キーの押下を解除するように促すことができる。
更に、その後も前記キー長押し異常状態が解消されない場合は、制御手段は、前記キー長押し異常状態が所定時間継続するのを検知して加熱手段の出力を抑制し、使用者が傍にいないときの機器の安全性を向上することができる。
第2の発明は、鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の上部に設けたトッププレートと、前記トッププレートに設けた複数のタッチキーと、前記複数のタッチキーのうち何れか1つでも押下した状態が所定時間以上連続するとキー長押し異常状態と検知するキー長押し異常検知手段と、キー長押し異常状態にあることを視覚的または聴覚的に報知するキー長押し異常報知手段と、前記複数のタッチキーからの入力信号に基づき前記加熱手段の出力を制御し、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づきキー長押し異常報知手段を制御する制御手段を備えて、前記複数のタッチキーのうち所定周期で継続して受け付けるキーにおいて異常検知するまでの時間を他のキーにおいて、前記キー長押し異常検知手段は、異常検知するまでの時間よりも長くなるようにし、前記制御手段は、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づきキー長押し異常状態を検知すると、まずは前記キー長押し異常報知手段にてキー長押し異常状態である旨を連続的または断続的報知し、その後も前記キー長押し異常状態が所定時間継続すると、前記キー長押し異常状態にあるキーに基づき変更した設定をキー受け付けする前の状態に戻すことにより、第1の発明と同様、キーリピート機能による操作性向上を実現しつつ、万が一、使用者がキーリピート機能を有するキーの押下を継続しキー長押し異常検知手段にて異常検知を行った場合でも、まずは加熱手段の出力を継続しつつ、キー長押し異常報知手段の報知によって使用者に前記キーの押下を解除するように促すことができる。
また、その後も前記キー長押し異常状態が解消されない場合は、制御手段は、前記キー長押し異常状態にあるキーに基づき変更した設定をキー受け付けする前の状態に戻して、使用者が傍にいないときの機器の安全性を確保しつつ加熱を継続することができる。
第3の発明は、特に、第1または2の発明において、加熱手段の出力レベルを設定するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとすることにより、加熱手段の出力レベルを設定するキーの押下を継続すると所定周期で出力レベルを変更可能となり、火力変更時の操作性を向上することができる。
第4の発明は、特に、第1または2の発明において、タイマー時間を設定するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとすることにより、タイマー時間を設定するキーの押下を継続すると所定周期でタイマー時間を変更可能となり、タイマー時間変更時の操作性を向上することができる。
第5の発明は、特に、第1または2の発明において、自動調理メニューを選択するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとすることにより、自動調理メニューを選択するキーの押下を継続すると所定周期でメニュー設定を変更可能となり、メニュー選択時の操作性を向上することができる。
第6の発明は、特に、第1または2の発明において、調理物の制御温度を変更するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとすることにより、温度調節機能の制御温度を設定するキーの押下を継続すると所定周期で制御温度を変更可能となり、制御温度変更時の操作性を向上することができる。
第7の発明は、特に、第1または2の発明において、所定周期で継続して受け付けるキーを複数備えて、キー長押し異常検知手段は、前記複数の所定周期で継続して受け付けるキーにおいて異常検知するまでの時間を各々異なる値に設定することにより、各々キーで変更する設定数やキーリピート周期が異なる場合でも、キー長押し異常検知手段は、最短の時間で異常検知して機器の安全性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器の外観図、図2は同加熱調理器の操作表示部の外観図、図3は同加熱調理器のブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態における加熱調理器は、機器の天面にて、左右対称になるように右誘導加熱手段1および左誘導加熱手段2を設け、機器を使用する者に対向する側面にはロースタ加熱手段3を設けている。そして、機器の天面は、加熱手段(後記)の上部に設けたトッププレート4で覆われており、トッププレート4と同一面上でかつ機器を使用する者に近い箇所に操作表示部5を設けている。機器の筐体7前面には、電源スイッチ6を設けている。
また、図2に示すように、操作表示部5は、右誘導加熱手段1に関する操作・表示を行う右誘導加熱操作表示部8、左誘導加熱手段2に関する操作・表示を行う左誘導加熱操作表示部9、およびロースタ加熱手段3に関する操作・表示を行うロースタ操作表示部10より構成されている。
そして、右誘導加熱操作表示部8は、液晶表示素子(以下LCDと称す)等からなる右表示手段8a、発光ダイオード(以下LEDと称す)等からなる右表示照明手段8b、右切/入キー8c、右アップキー8d、右ダウンキー8e、右時キー8f、右分キー8g、右取消キー8h、揚げ物切/入キー8iで構成されている。
左誘導加熱操作表示部9は、LCD等からなる左表示手段9a、LED等からなる左表示照明手段9b、左切/入キー9c、左アップキー9d、左ダウンキー9e、左時キー9f、左分キー9g、左取消キー9hで構成されている。
ロースタ操作表示部10は、LCD等からなるロースタ表示手段10a、LED等からなるロースタ表示照明手段10b、ロースタ切/入キー10c、ロースタアップキー10d、ロースタダウンキー10e、ロースタメニュー選択キー10f、ロースタ分キー10g、ロースタ取消キー10hで構成されている。
なお、右表示照明手段8bは右表示手段8aを、左表示照明手段9bは左表示手段9aを、ロースタ表示照明手段10bはロースタ表示手段10aを、それぞれ全体的にほぼ均一な明るさで照明する。
また、図3に示すように、右誘導加熱手段1および左誘導加熱手段2は、加熱コイルよりなり鍋12a、12bを加熱する加熱手段1a、2a、インバータ回路1b、2b、加熱制御手段1c、2cをそれぞれ備え、ロースタ加熱手段3は、シーズヒータよりなる加熱手段3a、リレー3b、加熱制御手段3cを備えている。そして、商用電源11は電源スイッチ6を介して右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、およびロースタ加熱手段3にそれぞれ接続される。
また、図2で示した右切/入キー8c〜ロースタ取消キー10hまでの各キーは、図3に示すように、トッププレート4に設けた複数のタッチキー13からなり、タッチキー13はトッププレート4の表裏面の両方に設けられた電極部13a、13bで構成されている。
また、図3に示すように、各加熱手段(右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、ロースタ加熱手段3)毎に、複数のタッチキー13からの信号の入力手段14a、14b、14c、および複数のタッチキー13の押下状態を検知するキー長押し異常検知手段15a、15b、15cを備え、入力手段14a、14b、14cおよびキー長押し異常検知手段15a、15b、15cからの入力信号に基づき各表示手段(右表示手段8a、左表示手段9a、ロースタ表示手段10a)および各加熱制御手段(加熱制御手段1c、2c、3c)を制御するモード制御手段16a、16b、16cを備えている。そして、モード制御手段16a〜16cをまとめて全モード制御手段16とし、ブザー等で構成される報知手段17を備えて、全モード制御手段16が報知手段17を制御する。また、各加熱手段には温度センサ18a、18b、18cを備えている。
以上のように構成された加熱調理器について、その動作、作用を説明する。
まず、各加熱手段(右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、ロースタ加熱手段3)における入力手段14a〜14cとモード制御手段16a〜16cとの関係を説明する。
入力手段14a〜14cは、タッチキー13の電極部13bに高周波電圧を印加してタッチキー13で形成される静電容量をアナログ電圧に変換し、機器を使用する者が電極部13aに触れて変化する静電容量を前記アナログ電圧が低下することにより検知する。なお、入力手段14aは、右誘導加熱操作表示部8にある右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのタッチキー13の押下を検知し、入力手段14bは、左誘導加熱操作表示部9にある左切/入キー9c〜左取消キー9hまでのタッチキー13の押下を検知し、入力手段14cは、ロースタ操作表示部8にあるロースタ切/入キー10c〜ロースタ取消キー10hまでのタッチキー13の押下を検知する。
モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1の出力オフを維持する初期モードと、「弱」・「1」・「2」・「3」・「4」・「5」・「6」・「強」の8つの設定火力を備えて設定した火力にて右誘導加熱手段1の出力を制御する加熱モードと、「140℃」・「150℃」・「160℃」・「170℃」・「180℃」・「190℃」・「200℃」の7つの設定温度を備えて温度センサ18aで検知する温度と設定温度との関係に基づきの右誘導加熱手段1の出力を自動制御する揚げ物モードとの3つのモードを備えている。
また、モード制御手段16aは、入力手段14aからの入力信号に基づき、右切/入キー8cの押下を検知すると、初期モードと加熱モードを交互に切り替え、揚げ物切/入キー8iの押下を検知すると、初期モードと揚げ物モードを交互に切り替えて、初期モードを選択のときは加熱制御手段1cを制御して右誘導加熱手段1の出力をオフし、加熱モードを選択のときは選択した設定火力(右アップキー8d、右ダウンキー8eの押下検知により変更可)になるように加熱制御手段1cを制御して右誘導加熱手段1の出力を制御するとともに右表示手段8aにて右誘導加熱手段1の設定火力を表示する。揚げ物モードを選択のときは、鍋12a内の調理物が選択した設定温度(右アップキー8d、右ダウンキー8eの押下検知により変更可)になるように加熱制御手段1cを制御して右誘導加熱手段1の出力を制御するとともに、右表示手段8aにて右誘導加熱手段1の設定温度を表示する。
モード制御手段16bは、左誘導加熱手段2出力オフを維持する初期モードと、「弱」・「1」・「2」・「3」・「4」・「5」・「6」・「強」・「湯沸かし」の9つの設定火力を備えて設定した火力にて右誘導加熱手段1の出力を制御する加熱モードとの2つのモードを備えている。
また、モード制御手段16bは、入力手段14bからの入力信号に基づき、左切/入キー9cの押下を検知すると、初期モードと加熱モードを交互に切り替え、初期モードを選択のときは加熱制御手段2cを制御して左誘導加熱手段2の出力をオフし、加熱モードを選択のときは選択した設定火力(左アップキー9d、左ダウンキー9eの押下検知により変更可)になるように加熱制御手段2cを制御して左誘導加熱手段2の出力を制御するとともに、左表示手段9aにて左誘導加熱手段2の設定火力を表示する。
モード制御手段16cは、ロースタ加熱手段3の出力オフを維持する初期モードと、「弱」・「中」・「強」の3つの設定火力を備えて設定した火力にてロースタ加熱手段3の出力を制御する加熱モードと、「生・姿焼き」・「切り身/干物」・「つけ焼き」の3コースと「弱」・「中」・「強」の3つの出来映えを備えて、コースおよび出来映え毎に所定のプロセスに基づきロースタ加熱手段3の出力を自動制御するオート調理モードと、前記オート調理のコースと出来映えを選択するメニュー選択モードとの4つのモードを備えている。
また、モード制御手段16cは、初期モードを選択のときは加熱制御手段3cを制御して加熱手段3aへの通電をオフするとともに、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ切/入キー10cの押下を検知すると加熱モードへ移行し、ロースタメニュー選択キー10fの押下を検知するとメニュー選択モードに移行する。また、モード制御手段16cは、加熱モードを選択のときは選択した設定火力(ロースタアップキー10d、ロースタダウンキー10eの押下検知により変更可)になるように加熱制御手段3cを制御して加熱手段3aへの通電をデューティ制御するとともに、ロースタ表示手段10aにてロースタ加熱手段3の設定火力を表示し、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ切/入キー10cの押下を検知すると初期モードに移行する。さらに、モード制御手段16cは、オート調理モードを選択のときは選択したコースおよび出来映えによる所定のプロセスと温度センサ18cで検知する温度に基づき加熱制御手段3cを制御して加熱手段3aへの通電を自動制御するとともに、ロースタ表示手段10aにて選択したコースおよび出来映えを表示し、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ切/入キー10cの押下を検知すると初期モードに移行する。さらに、モード制御手段16cは、メニュー選択モードを選択のときはロースタ表示手段10aにて選択したコースおよび出来映えを表示するとともに、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタメニュー選択キー10fの押下を検知する度にコースを「生・姿焼き」→「切り身/干物」→「つけ焼き」→「生・姿焼き」の順で変更し、ロースタアップキー10dまたはロースタダウンキー10eの押下を検知すると出来映えを「弱」・「中」・「強」の中から選択し、ロースタ切/入キー10cの押下を検知するとオート調理モードに移行し、ロースタ取消キー10hの押下を検知すると初期モードに移行する。
そして、全モード制御手段16は、モード制御手段16a〜16cが各タッチキー13を受け付けて状態を変更するときや、キー長押し異常検知手段15a〜15cからの入力信号に基づき異常検知するときに、報知手段17を駆動してその旨を聴覚的に報知する。
次に、各モード制御手段16a〜16cにおけるタイマー機能について説明する。
モード制御手段16aは、1分〜9時間55分までの設定した時間になると右誘導加熱手段1の出力をオフするタイマー機能を備えて、入力手段14aからの入力信号に基づき、右時キー8fの押下を検知すると設定時間の時間桁を0〜9まで1時間刻みで変更し、右分キー8gの押下を検知すると時間桁が0のときは分桁1〜20分までは1分刻み、20分〜55分までは5分刻み、時間桁が1以上のときは分桁を5分刻みで変更するとともに、右表示手段8aにて設定時間を表示する。そして、モード制御手段16aは、右時キー8fまたは右分キー8gの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は0.2秒毎に1回ずつ受け付ける。また、右取消キー8hの押下を検知するとタイマー機能を取り消す。
同様に、モード制御手段16bは、1分〜9時間55分までの設定した時間になると左誘導加熱手段2の出力をオフするタイマー機能を備えて、入力手段14bからの入力信号に基づき、左時キー9fの押下を検知すると設定時間の時間桁を0〜9まで1時間刻みで変更し、左分キー9gの押下を検知すると時間桁が0のときは分桁1〜20分までは1分刻み、20分〜55分までは5分刻み、時間桁が1以上のときは分桁を5分刻みで変更するとともに、左表示手段9aにて設定時間を表示する。そして、モード制御手段16bは、左時キー9fまたは左分キー9gの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は0.2秒毎に1回ずつ受け付ける。また、左取消キー9hの押下を検知するとタイマー機能を取り消す。
同様に、モード制御手段16cは、1分〜30分までの設定した時間になるとロースタ加熱手段3の出力をオフするタイマー機能を備えて、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ分キー10gの押下を検知すると0〜30分まで1分刻みで変更するとともに、ロースタ表示手段10aにて設定時間を表示する。そして、モード制御手段16cは、ロースタ分キー10gの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は0.2秒毎に1回ずつ受け付ける。また、ロースタ取消キー10hの押下を検知するとタイマー機能を取り消す。
次に、図4を用いて、各モード制御手段に16a〜16cにおけるキー長押し異常検知動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態1における加熱調理器のキー長押し異常検知手段15aの動作を示すフローチャートである。
キー長押し異常検知手段15aは、入力手段14aで検知する右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのタッチキー13において、右時キー8fのみ押下、または右分キー8gのみ押下の場合はキー押下が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、その他のキー押下の場合はキー押下が3秒以上継続するとキー長押し異常1と検知する。そして、モード制御手段16aは、キー長押し異常検知手段15aからの入力信号に基づきキー長押し異常2と検知すると右表示手段8aにて前記異常を検知した旨の表示のみ行って右誘導加熱手段1の出力は継続し、キー長押し異常1と検知すると右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右表示手段8aにて前記異常を検知した旨の表示および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
更に詳細に説明すると、図4に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、まず401にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウントを開始する。そして、402にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ401へ分岐する。
しかし、何れかのキーが押下していると、403および404にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は407へ分岐し、キー押下が12秒継続すると408へ分岐してキー長押し異常2を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
また、キーの押下が右時キー8fまたは右分キー8gの単独押下でない場合は405へ分岐し、キー押下が3秒以上継続すると406へ分岐してキー長押し異常1を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常2を示す信号を受信すると、右誘導加熱操作表示部8にある右時キー8fまたは右分キー8gの押下が継続し異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行うのみで、右誘導加熱手段1の出力は継続する。
また、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常1を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にある右時キー8fおよび右分キー8gキー以外の何れかのキーが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下のときはキー押下状態が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、またはこれ以外のキー押下状態が3秒以上継続するとキー長押し異常1と検知する。
そして、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bから入力する信号に基づき、キー長押し異常2と検知すると左表示手段9aにてキー長押し異常2である旨の表示のみ行って左誘導加熱手段2の出力は継続し、キー長押し異常1と検知すると左誘導加熱手段2の出力をオフし、左表示手段9aにてキー長押し異常1である旨の表示および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ左分キー10gのみ押下のときはキー押下状態が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、またはこれ以外のキー押下状態が3秒以上継続するとキー長押し異常1と検知する。
そして、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cから入力する信号に基づき、キー長押し異常2と検知するとロースタ表示手段10aにてキー長押し異常2である旨の表示のみ行ってロースタ加熱手段3の出力は継続し、キー長押し異常1と検知するとロースタ加熱手段3の出力をオフし、ロースタ表示手段10aにてキー長押し異常1である旨の表示および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
以上のように、本発明の実施の形態1では、タイマー時間を設定するキーについてはキー押下状態が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、異常を検知した旨の表示のみ行って加熱手段の出力は継続するので、キーリピート機能を使用して短い時間で容易に希望するタイマー時間に変更することができるとともに、万が一、機器が異常検知するほど使用者がタイマー時間を設定するキーの押下を継続した場合でも、加熱手段の出力を継続しつつ、視覚的な報知によって使用者に前記キーの押下を解除するように促すことができる。
また、その他のキーについては、キーの上に鍋を置く、または鍋内の水が吹きこぼれる等で誤ってキー受付してしまい使用者の意図しないところで加熱手段が出力開始または出力量変更した場合でも、3秒後にキー長押し異常検知して加熱手段の出力を停止し、使用者が傍にいないときの機器の安全性を向上することができる。
なお、実施の形態1において、キー長押し異常検知手段15a〜15cにてキー長押し異常1と検知する時間を3秒としたが、キー押下から受付までの時間に応じて他の数値に設定しても同様の効果を得ることができる。
また、キー長押し異常検知手段15a〜15cにてキー長押し異常2と検知する時間を12秒としたが、キーリピート機能を有しないキーにて異常検知するまでの時間より長ければ、キーリピート機能で変更する設定の数やキーリピート周期に応じて他の数値に設定しても同様の効果を得ることができる。
また、モード制御手段16a〜16cは、キー長押し異常2である旨の報知を各表示手段(右表示手段8a、左表示手段9a、ロースタ表示手段10a)での視覚的な報知とし、キー長押し異常1である旨の報知を各表示手段での視覚的な報知および報知手段17での聴覚的な報知としているが、キー長押し異常2である旨の報知、またはキー長押し異常1である旨の報知を、各表示手段での視覚的な報知または報知手段17での聴覚的な報知の何れか一方または両方としても同様の効果を得ることができる。
また、モード制御手段16a〜16cがキー長押し異常1またはキー長押し異常2と検知したときに各表示手段にて前記異常を検知した旨を表示する方法として、異常表示のみ実施の他に、前記異常表示と正常時の表示を交互に実施や、正常時の表示に対し前記異常表示を断続的に実施といった、前記異常表示を交えた表示方法を採用しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図1は、本発明の実施の形態2における加熱調理器のブロック図であり、実施の形態1と同一の構成手段からなる。実施の形態1と異なる点は、キー長押し異常検知手段15aは、右時キー8fのみ押下、または右分キー8gのみ押下の場合はキー押下が12秒継続するとキー長押し異常2と検知するのに加え、更に時間が経過して24秒継続するとキー長押し異常3と検知し、モード制御手段16aは、キー長押し異常検知手段15aからの入力信号に基づきキー長押し異常3と検知すると、キー長押し異常1と検知するのと同様に、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右表示手段8aにて前記異常を検知した旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
また、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下の場合はキー押下が12秒継続するとキー長押し異常2と検知するのに加え、更に時間が経過して24秒継続するとキー長押し異常3と検知し、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bからの入力信号に基づきキー長押し異常3と検知すると、キー長押し異常1と検知するのと同様に、左誘導加熱手段2の出力をオフするとともに、左表示手段9aにて前記異常を検知した旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
さらに、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ分キー10gのみ押下の場合はキー押下が12秒継続するとキー長押し異常2と検知するのに加え、更に時間が経過して24秒継続するとキー長押し異常3と検知し、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cからの入力信号に基づきキー長押し異常3と検知すると、キー長押し異常1と検知するのと同様に、ロースタ加熱手段3の出力をオフするとともに、ロースタ表示手段10aにて前記異常を検知した旨の表示および報知手段17にて聴覚的な報知を行うようにしたことである。
以上のように構成された加熱調理器について、図5を用いて以下そのキー長押し異常検知の動作、作用を説明する。図5は、本発明の実施の形態2における加熱調理器のキー長押し異常検知手段15aの動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、まず501にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、502にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ501へ分岐する。
しかし、何れかのキーが押下していると、503および504にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は509へ分岐し、キー押下が24秒継続すると510へ分岐してキー長押し異常3を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。また、509にてキー押下が24秒継続していなければ507へ分岐し、キー押下が12秒継続すると508へ分岐してキー長押し異常2を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
また、キーの押下が右時キー8fまたは右分キー8gの単独押下でない場合は505へ分岐し、キー押下が3秒以上継続すると506へ分岐してキー長押し異常1を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常2を示す信号を受信すると、右誘導加熱操作表示部8にある右時キー8fまたは右分キー8gの押下が継続し異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行うのみで、右誘導加熱手段1の出力は継続する。
また、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常1またはキー長押し異常3を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にある何れかのキーが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下のときはキー押下状態が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、更に時間が経過してキー押下状態が24秒継続するとキー長押し異常3と検知し、またはこれ以外のキー押下状態が3秒以上継続するとキー長押し異常1と検知する。
そして、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bから入力する信号に基づき、キー長押し異常2と検知すると左表示手段9aにて前記異常を検知した旨の表示のみ行って左誘導加熱手段2の出力は継続し、キー長押し異常1またはキー長押し異常3と検知すると左誘導加熱手段2の出力をオフし、左表示手段9aにて前記異常を検知した旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ左分キー10gのみ押下のときはキー押下状態が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、更に時間が経過してキー押下状態が24秒継続するとキー長押し異常3と検知し、またはこれ以外のキー押下状態が3秒以上継続するとキー長押し異常1と検知する。
そして、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cから入力する信号に基づき、キー長押し異常2と検知するとロースタ表示手段10aにて前記異常を検知した旨の表示のみ行ってロースタ加熱手段3の出力は継続し、キー長押し異常1またはキー長押し異常3と検知するとロースタ加熱手段3の出力をオフし、ロースタ表示手段10aにて前記異常を検知した旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
以上のように、本発明の実施の形態2では、万が一、使用者がキーリピート機能を有するキーの押下を異常なほど長く継続した場合でも、12秒経過した時点では加熱を継続しつつ、表示によって使用者に前記キーの押下を解除するように促すことができる。
また、24秒経過しても前記キーの押下が解除されない場合は、加熱を停止して使用者が傍にいないときの機器の安全性を向上することができる。
なお、実施の形態2において、キー長押し異常検知手段15a〜15cにてキー長押し異常3と検知する時間を24秒としたが、キー長押し異常検知2と検知する時間よりも長く、かつ使用者がキー長押し異常検知2と認知しキー押下を解除するのに十分な時間であれば、同様の効果を得ることができる。
また、モード制御手段16a〜16cにて、キー長押し異常1とキー長押し異常3とで各表示手段での前記異常を検知した旨の報知を、ともに各表示手段(右表示手段8a、左表示手段9a、ロースタ表示手段10a)での視覚的な報知および報知手段17での聴覚的な報知としているが、キー長押し異常1である旨の報知、またはキー長押し異常3である旨の報知を、各表示手段での視覚的な報知または報知手段17での聴覚的な報知の何れか一方として、それぞれ異なるようにしても同様の効果を得ることができる。
また、モード制御手段16a〜16cがキー長押し異常1〜キー長押し異常3と検知したときに各表示手段にて前記異常を検知した旨を表示する方法として、異常表示のみ実施の他に、前記異常表示と正常時の表示を交互に実施や、正常時の表示に対し前記異常表示を断続的に実施といった、前記異常表示を交えた表示方法を採用しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図1は、本発明の実施の形態3における加熱調理器のブロック図であり、実施の形態1と同一の構成手段からなる。実施の形態1と異なる点は、キー長押し異常検知手段15aは、キー長押し異常1と検知する時間をT1、キー長押し異常2の検知する時間をT2としてキー異常を検知し、右時キー8fのみ押下、または右分キー8gのみ押下の場合はT2=12秒、T1=24秒、右アップキー8dのみ押下、または右ダウンキー8eのみ押下の場合はT2=5秒、T1=10秒、その他のキー押下の場合はT2=T1=3秒とする。
また、モード制御手段16aは、加熱モードまたは揚げ物モードのとき、右アップキー8dまたは右ダウンキー8eの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は最大設定(「強」または「200℃」)または最小設定(「弱」または「140℃」)になるまで0.2秒毎に1回ずつ受け付ける。
更に、モード制御手段16aは、キー長押し異常検知手段15aからの入力信号に基づきキー長押し異常2と検知すると、右表示手段8aにてキー長押し異常2である旨の報知を視覚的に行うのみで右誘導加熱手段1の出力は継続し、キー長押し異常1と検知すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右表示手段8aにてキー長押し異常1である旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行うようにしたことである。
以上のように構成された加熱調理器について、図6を用いて以下そのキー長押し異常検知の動作、作用を説明する。図6は、本発明の実施の形態3における加熱調理器のキー長押し異常検知手段15aの動作を示すフローチャートである。
まず、モード制御手段16aは、加熱モードのときに、右アップキー8dを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「強」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を大きく変更し、右ダウンキー8eを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「弱」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を小さく変更する。
以上の構成により、右アップキー8d、または右ダウンキー8eの押下を継続すると所定周期で加熱モードの設定火力を変更可能となり、火力変更時の操作性を向上することができる。
また、モード制御手段16aは、揚げ物モードのときに、右アップキー8dを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「200℃」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を大きく変更し、右ダウンキー8eを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「140℃」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を小さく変更する。
以上の構成により、右アップキー8d、または右ダウンキー8eの押下を継続すると所定周期で揚げ物モードの設定温度を変更可能となり、設定温度変更時の操作性を向上することができる。
そして、図6に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、まず601にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、602にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ601へ分岐する。
しかし、何れかのキーが押下していると、603および604にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は611へ分岐しT2=12秒、T1=24秒に設定して605へ分岐し、609および610にて右アップキー8dまたは右ダウンキー8eが単独で押下している場合は612へ分岐しT2=5秒、T1=10秒に設定して605へ分岐し、その他のキー押下の場合は613にてT2=T1=3秒に設定し605へ分岐する。
そして、605にてキー長押し時間を計時するタイマー≧T1を検知すると606へ分岐してキー長押し異常1を示す信号をモード制御手段16aへ出力し、605〜606にてT1>キー長押し時間を計時するタイマー≧T2を検知すると608へ分岐してキー長押し異常2を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常2を示す信号を受信すると、右誘導加熱操作表示部8にある右時キー8f、右分キー8g、右アップキー8d、または右ダウンキー8eキーの何れかの押下が継続し異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行うのみで、右誘導加熱手段1の出力は継続する。
また、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常1を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にあるキーの何れかが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本発明の実施の形態3では、タイマー時間を設定するキーと、設定火力・設定温度を設定するキーにおいてそれぞれキーリピート機能を備えた構成でも、キー長押し異常検知手段は、タイマー時間を設定するキー、設定火力・設定温度を設定するキー、その他のキーでそれぞれ異常検知するまでの時間を設定するので、各キーで変更する設定数やキーリピートの有無、リピート周期に対応したきめ細かな異常検知を実施し、それぞれのキーにて、通常のキー操作で誤って異常検知するのを防ぐとともに通常のキー操作を逸脱する最短の時間で異常検知して機器の安全性を向上することができる。
なお、実施の形態3では、モード制御手段14aについてのみ説明しているが、モード制御手段14bが加熱モード時の設定火力の変更、モード制御手段14cが加熱モード時の設定火力の変更に、モード制御手段14aが加熱モード時の設定火力の変更と同様のキーリピート機能を設けた場合にも適用可能である。
(実施の形態4)
図1は、本発明の実施の形態4における加熱調理器のブロック図であり、実施の形態1と同一の構成手段からなる。実施の形態1と異なる点は、キー長押し異常検知手段15cは、キー長押し異常1と検知する時間をT1、キー長押し異常2の検知する時間をT2としてキー異常を検知し、ロースタ分キー10gのみ押下の場合はT2=12秒、T1=24秒、ロースタメニュー選択キー10fのみ押下の場合はT2=5秒、T1=10秒、その他のキー押下の場合はT2=T1=3秒とする。
また、モード制御手段16cは、メニュー選択モードのときは、ロースタメニュー選択キー10fの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、0.2秒毎に1回ずつ受け付けて「生・姿焼き」→「切り身/干物」→「つけ焼き」→「生・姿焼き」と3コースを順次変更していく。
更に、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cらの入力信号に基づきキー長押し異常2と検知すると、ロースタ表示手段10aにてキー長押し異常2である旨の報知を視覚的に行うのみでロースタ加熱手段3の出力は継続し、キー長押し異常1と検知すると、ロースタ加熱手段3の出力をオフするとともに、ロースタ表示手段10aにてキー長押し異常1である旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行うようにしたことである。
以上のように構成された加熱調理器について、図7を用いて以下そのキー長押し異常検知の動作、作用を説明する。図7は、本発明の実施の形態4における加熱調理器のキー長押し異常検知手段15cの動作を示すフローチャートである。
まず、モード制御手段16cは、初期モードにてロースタメニュー選択キー10fの押下を検知するとメニュー選択モードの「生・姿焼き」に移行し、更にロースタメニュー選択キー10fの押下が継続するのを検知して1.2秒後にコースを「生・姿焼き」→「切り身/干物」に変更し、以後0.2秒毎に「切り身/干物」→「つけ焼き」→「生・姿焼き」→「切り身/干物」の順で順次変更していく。そして、モード制御手段16cは、メニュー選択モードにてメニューを選択した後にロースタ切/入キー10cの押下を検知すると、現在選択しているコースおよび出来映え毎に所定のプロセスに基づきロースタ加熱手段3の出力を自動制御するオート調理モードへ移行する。
以上の構成により、ロースタメニュー選択キー10fの押下を継続すると所定周期にてコース設定を変更可能となり、メニュー選択時の操作性を向上することができる。
そして、図7に示すように、キー長押し異常検知手段15cは、動作を開始すると、まず701にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、702にて入力手段14cからの入力信号に基づきロースタ切/入キー10c〜ロースタ取消キー10hまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ701へ分岐する。
そして、何れかのキーが押下していると、704にてロースタ分キー10gが単独で押下している場合は711へ分岐しT2=12秒、T1=24秒に設定して705へ分岐し、709にてロースタメニュー選択キー10fが単独で押下している場合は712へ分岐しT2=5秒、T1=10秒に設定して705へ分岐し、その他のキー押下の場合は713にてT2=T1=3秒に設定し705へ分岐する。
そして、705にてキー長押し時間を計時するタイマー≧T1を検知すると706へ分岐してキー長押し異常1を示す信号をモード制御手段16cへ出力し、705〜706にてT1>キー長押し時間を計時するタイマー≧T2を検知すると708へ分岐してキー長押し異常2を示す信号をモード制御手段16cへ出力する。
そして、モード制御手段16cは、ロースタ加熱手段3を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15cからキー長押し異常2を示す信号を受信すると、ロースタ操作表示部10にあるロースタ分キー10g、またはロースタメニュー選択キー10fの何れかの押下が継続し異常である旨の報知をロースタ表示手段10aにて視覚的に行うのみで、ロースタ加熱手段3の出力は継続する。
また、モード制御手段16cは、ロースタ加熱手段3を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15cからキー長押し異常1を示す信号を受信すると、ロースタ加熱手段3の出力をオフするとともに、ロースタ操作表示部10にあるキーの何れかが異常である旨の報知をロースタ表示手段10aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本発明の実施の形態4では、タイマー時間を設定するキーと、オート調理のメニューを選択するキーにおいてそれぞれキーリピート機能を備えた構成でも、キー長押し異常検知手段は、タイマー時間を設定するキー、オート調理のメニューを設定するキー、その他のキーでそれぞれ異常検知するまでの時間を設定するので、各キーで変更する設定数やキーリピートの有無、リピート周期に対応したきめ細かな異常検知を実施して、それぞれのキーにて、通常のキー操作で誤って異常検知するのを防ぐとともに通常のキー操作を逸脱する最短の時間で異常検知して機器の安全性を向上することができる。
なお、実施の形態4において、選択可能なコースを3つとしたが、複数(2つ以上)であれば同様の効果を得ることができる。また、ロースタメニュー選択キー10fが単独で押下継続するときの異常検知するまでの時間T2=5秒、T1=10秒としているが、その他のキー押下時の異常検知するまでの時間T2=T1=3秒より長ければ、選択可能なコースの数に応じて変更可能であることは言うまでもない。
(実施の形態5)
図1は、本発明の実施の形態5における加熱調理器のブロック図であり、実施の形態2と同一の構成手段からなる。実施の形態2と異なる点は、キー長押し異常検知手段15aは、右時キー8fのみ押下、または右分キー8gのみ押下を検知し、モード制御手段16aにてタイマー時間を変更する前のタイマー時間設定を旧右タイマー時間として保持し、何れかのキーが押下されているときは前記旧右タイマー時間の更新を禁止し、キー長押し異常3と検知すると前記旧右タイマー時間を示す信号も合わせて出力するようにして、モード制御手段16aは、キー長押し異常検知手段15aからの入力信号に基づきキー長押し異常3と検知すると、右表示手段8aにてキー長押し異常3である旨の表示を行うとともに、キー長押し異常検知手段15aからの入力信号に基づきタイマー時間の設定を前記旧右タイマー時間に戻す。
また、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下を検知し、モード制御手段16bにてタイマー時間を変更する前のタイマー時間設定を旧左タイマー時間として保持し、何れかのキーが押下されているときは前記旧左タイマー時間の更新を禁止し、キー長押し異常3と検知すると前記旧左タイマー時間を示す信号も合わせて出力するようにして、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bからの入力信号に基づきキー長押し異常3と検知すると、右表示手段9aにてキー長押し異常3である旨の表示を行うとともに、キー長押し異常検知手段15bからの入力信号に基づきタイマー時間の設定を前記旧左タイマー時間に戻す。
さらに、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ分キー10gのみ押下を検知し、モード制御手段16cにてタイマー時間を変更する前のタイマー時間設定を旧ロースタタイマータ時間として保持し、何れかのキーが押下されているときは前記旧ロースタタイマー時間の更新を禁止し、キー長押し異常3と検知すると前記旧ロースタタイマー時間を示す信号も合わせて出力するようにして、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cからの入力信号に基づきキー長押し異常3と検知すると、ロースタ表示手段10aにてキー長押し異常3である旨の表示を行うとともに、キー長押し異常検知手段15cからの入力信号に基づきタイマー時間の設定を前記ロースタタイマー時間に戻すようにしたことである。
以上のように構成された加熱調理器について、図8を用いて以下そのキー長押し異常検知の動作、作用を説明する。図8は、本発明の実施の形態5における加熱調理器のキー長押し異常検知手段15aの動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、まず801にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、802にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ811へ分岐して、811にて現在のタイマー時間を旧右タイマー時間として保持し801へ分岐する(これにより、キー押下がないときの最新のタイマー時間を前記旧右タイマー時間として保持する)。
しかし、何れかのキーが押下していると、803および804にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は809へ分岐し、キー押下が24秒継続すると810〜811へ分岐してキー長押し異常3を示す信号および前記旧左タイマー時間を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。また、809にてキー押下が24秒継続していなければ807へ分岐し、キー押下が12秒継続すると808へ分岐してキー長押し異常2を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
また、キーの押下が右時キー8fまたは右分キー8gの単独押下でない場合は805へ分岐し、キー押下が3秒以上継続すると806へ分岐してキー長押し異常1を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常2を示す信号を受信すると、右誘導加熱操作表示部8にある右時キー8fまたは右分キー8gの押下が継続し異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行うのみで、右誘導加熱手段1の出力は継続する。
また、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常3を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力を引き続き継続し、右誘導加熱操作表示部8にある右時キー8fまたは右分キー8gの押下が継続し異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行うともに、キー長押し異常検知手段15aからの入力信号に基づきタイマー時間を前記旧左タイマー時間に戻す。
また、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常1を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にある右時キー8fおよび右分キー8gキー以外の何れかのキーが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15bは、何れのキーも押下していないときの最新のタイマー時間を旧左タイマー時間として保持し、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下のときはキー押下状態が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、更に時間が経過してキー押下状態が24秒継続するとキー長押し異常3と検知し、またはこれ以外のキー押下状態が3秒以上継続するとキー長押し異常1と検知する。
そして、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bから入力する信号に基づき、キー長押し異常2と検知すると左表示手段9aにてキー長押し異常2である旨の表示のみ行って左誘導加熱手段2の出力は継続し、キー長押し異常3と検知するとキー長押し異常2の動作に加えてタイマー時間を前記旧左タイマー時間に戻し、キー長押し異常1と検知すると左誘導加熱手段2の出力をオフし、左表示手段9aにてキー長押し異常1である旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15cは、何れのキーも押下していないときの最新のタイマー時間を旧ロースタタイマー時間として保持し、ロースタ分キー10gのみ押下のときはキー押下状態が12秒継続するとキー長押し異常2と検知し、更に時間が経過してキー押下状態が24秒継続するとキー長押し異常3と検知し、またはこれ以外のキー押下状態が3秒以上継続するとキー長押し異常1と検知する。
そして、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cから入力する信号に基づき、キー長押し異常2と検知するとロースタ表示手段10aにてキー長押し異常2である旨の表示のみ行ってロースタ加熱手段3の出力は継続し、キー長押し異常3と検知するとキー長押し異常2の動作に加えてタイマー時間を前記旧ロースタタイマー時間に戻し、キー長押し異常1と検知するとロースタ加熱手段3の出力をオフし、ロースタ表示手段10aにてキー長押し異常1である旨の表示での視覚的な報知および報知手段17にて聴覚的な報知を行う。
以上のように、本発明の実施の形態5では、万が一、使用者がキーリピート機能を有するキーの押下を異常なほど長く継続した場合でも、12秒経過した時点では加熱を継続しつつ、表示によって使用者に前記キーの押下を解除するように促すことができる。
また、24秒経過しても前記キーの押下が解除されない場合は、キーリピート機能を有するキーに基づき変更した設定をキー受け付けする前の状態に戻して、使用者が傍にいないときの機器の安全性を確保しつつ加熱を継続することができる。
なお、実施の形態5では、タイマー時間を設定するためのキーを、キーリピート機能を有するキーとした場合についてのみ記載したが、実施の形態3にて記載した設定火力や設定温度を設定するためのキー、または実施の形態4にて記載した自動調理メニューを選択するためのキーを、キーリピート機能を有するキーとした場合にも同様に適用することができる。
また、実施の形態1〜5において、モード制御手段16a〜16cは、キー長押し異常検知手段15a〜15cから入力する信号に基づき異常検知すると、それぞれ右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、ロースタ加熱手段3の出力をオフしているが、例えば、出力を最小出力にまで低減するようにして調理を維持しつつ機器の安全性を向上することもできる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、キー押下が継続する間は所定周期で受け付けるキーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上を両立が可能となるので、タッチキーを備えたその他の各種の調理器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1〜5における加熱調理器の外観図 同加熱調理器の操作表示部の外観図 同加熱調理器のブロック図 本発明の実施の形態1における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態4における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態5における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 右誘導加熱手段
1a 加熱手段
2 左誘導加熱手段
2a 加熱手段
3 ロースタ加熱手段
3a 加熱手段
4 トッププレート
5 操作表示部
13 タッチキー
14a、14b、14c 入力手段
15a、15b、15c キー長押し異常検知手段
16a、16b、16c モード制御手段
17 報知手段
18a、18b、18c 温度センサ

Claims (7)

  1. 鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の上部に設けたトッププレートと、前記トッププレートに設けた複数のタッチキーと、前記複数のタッチキーのうち何れか1つでも押下した状態が所定時間以上連続するとキー長押し異常状態と検知するキー長押し異常検知手段と、キー長押し異常状態にあることを視覚的または聴覚的に報知するキー長押し異常報知手段と、前記複数のタッチキーからの入力信号に基づき前記加熱手段の出力を制御し、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づき前記加熱手段の出力または前記キー長押し異常報知手段を制御する制御手段を備えて、前記複数のタッチキーのうち所定周期で継続して受け付けるキーにおいて、前記キー長押し異常検知手段は、異常検知するまでの時間を他のキーにおいて異常検知するまでの時間よりも長くなるようにし、前記制御手段は、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づきキー長押し異常状態を検知すると、まずは前記キー長押し異常報知手段にてキー長押し異常状態である旨を連続的または断続的に報知し、その後も前記キー長押し異常状態が所定時間継続すると、前記加熱手段の出力を抑制するようにした加熱調理器。
  2. 鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の上部に設けたトッププレートと、前記トッププレートに設けた複数のタッチキーと、前記複数のタッチキーのうち何れか1つでも押下した状態が所定時間以上連続するとキー長押し異常状態と検知するキー長押し異常検知手段と、キー長押し異常状態にあることを視覚的または聴覚的に報知するキー長押し異常報知手段と、前記複数のタッチキーからの入力信号に基づき前記加熱手段の出力を制御し、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づきキー長押し異常報知手段を制御する制御手段を備えて、前記複数のタッチキーのうち所定周期で継続して受け付けるキーにおいて、前記キー長押し異常検知手段は、異常検知するまでの時間を他のキーにおいて異常検知するまでの時間よりも長くなるようにし、前記制御手段は、前記キー長押し異常検知手段からの入力信号に基づきキー長押し異常状態を検知すると、まずは前記キー長押し異常報知手段にてキー長押し異常状態である旨を連続的または断続的に報知し、その後も前記キー長押し異常状態が所定時間継続すると、前記キー長押し異常状態にあるキーに基づき変更した設定をキー受け付けする前の状態に戻すようにした加熱調理器。
  3. 加熱手段の出力レベルを設定するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとした請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. タイマー時間を設定するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとした請求項1または2に記載の加熱調理器。
  5. 自動調理メニューを選択するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとした請求項1または2に記載の加熱調理器。
  6. 調理物の制御温度を変更するキーを、所定周期で継続して受け付けるキーとした請求項1または2に記載の加熱調理器。
  7. 所定周期で継続して受け付けるキーを複数備えて、キー長押し異常検知手段は、前記複数の所定周期で継続して受け付けるキーにおいて異常検知するまでの時間を各々異なる値に設定した請求項1または2に記載の加熱調理器。
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