JP4196110B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、一般家庭のキッチンや業務用等に用いられる加熱調理器に関するものである。
近年、この種の加熱調理器、特に、誘導加熱調理器は安全・清潔・高効率という優れた特徴が認知され、広く普及している。そして、機器の上面にあたるトッププレートに静電容量式のタッチキーを設けて調理使用の操作性を向上させ、例えば、タッチキー上に鍋が置かれる、または鍋内の水が吹きこぼれる等でタッチキーが一定時間以上継続して押下されると、異常検知して加熱を停止し、かつタッチキーの受け付けを禁止して機器の安全性をはかったものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−279055号公報
しかしながら、前記従来の構成では、例えば、設定時間になると加熱を停止するタイマー機能を備えたもの、すなわち、タッチキーの中に時間を設定するタイマーキーを設けた場合、タッチキーの1つであるタイマーキーが一定時間以上継続して押下されると異常検知して加熱を停止し、かつタッチキーの受け付けを禁止してしまうので、タイマーキーを継続押下して所定周期で設定時間を変更するキーリピート機能が実現できないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、キーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上の両立をはかった加熱調理器を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、キー長押し異常検知手段は、複数のタッチキーのうち、キーリピート機能を有しないタッチキーについては、キー押下が所定時間以上連続するとキー長押し異常を示す信号を出力し、キーリピート機能を有するタッチキーにおいては、設定の変更が一巡してタッチキーの押し下げの検知を開始した時の設定に戻ることが所定回数繰り返し実施されるとキー長押し異常を示す信号を出力するようにしたものである。
これによって、キーリピート機能を有しないタッチキーについては、所定時間後には制御手段はキー長押し異常検知手段からの入力信号に基づき異常検知して加熱手段の出力を停止または低下することにより、比較的短時間でキー長押し異常を検知し出力を停止又は抑制して使用者が傍にいないときの機器の安全性を向上することができる。また、キーリピート機能を有するタッチキーにおいては、キー長押し異常検知するまでの時間を通常のキーリピート操作ではあり得ない範囲の設定巡回数に設定するので、キーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上の両立をはかることができ、さらにキーリピート機能を有するキーによって変更する設定の数やキーリピート周期が変更されても、柔軟に対応することができるものである。
本発明の加熱調理器は、キーリピート機能による操作性向上と、キーリピート機能を有するタッチキー及びキーリピート機能を有しないタッチキーについてのキー長押し異常検知による機器の安全性向上の両立をはかることができる。
第1の発明は、鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の上部に設けたトッププレートと、前記トッププレートに設けた複数のタッチキーと、前記タッチキーの押下を検知する入力手段と、前記入力手段からの信号により記タッチキーのキー長押し異常を検知すると前記キー長押し異常を示す信号を出力するキー長押し異常検知手段と、前記入力手段からの入力信号に基づき前記タッチキーの押下を検知して前記加熱手段の出力を制御し、前記キー長押し異常検知手段から前記キー長押し異常を示す信号を入力すると前記加熱手段の出力をオフするか又は抑制する制御手段とを備え、前記複数のタッチキーは、単独で押下状態にあるとき前記制御手段が所定周期で複数の設定の中から順次選択して前記設定を変更しかつ前記設定の変更が一巡して前記タッチキーの押し下げの検知を開始した時の設定に戻るようにするキーリピート機能を有するタッチキーと、前記キーリピート機能を有
しないタッチキーとを備え、前記キー長押し異常検知手段は、前記キーリピート機能を有しない前記タッチキーについては、キー押下が所定時間以上連続すると前記キー長押し異常を示す信号を出力し、前記キーリピート機能を有する前記タッチキーにおいては、前記設定の変更が一巡して前記タッチキーの押し下げの検知を開始した時の設定に戻ることが所定回数繰り返し実施されると前記キー長押し異常を示す信号を出力するようにした加熱調理器とすることにより、キーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上の両立をはかることができるものである。
なお、キーリピート機能を有しないキーについては、キー長押し異常検知手段はキー押下が所定時間以上連続すると異常検知し、制御手段はキー長押し異常検知手段からの入力信号に基づき前記加熱手段の出力を制限する。例えば、加熱手段の出力の切/入を設定するキーの上に鍋を置く、または鍋内の水が吹きこぼれる等で誤って制御手段がキー受付してしまい使用者の意図しないところで加熱手段が出力を開始した場合でも、所定時間後には制御手段はキー長押し異常検知手段からの入力信号に基づき異常検知して加熱手段の出力を停止または低下することにより、使用者が傍にいないときの機器の安全性を向上することができる。
また、キー長押し異常検知手段は、所定周期で継続して受け付けるキーにおいて異常検知するまでの時間を、制御手段が前記継続して受け付けるキーに基づき変更する設定が一巡する回数に関連付けるようにしたことにより、例えば、設定数10を有しキーリピート機能中は0.2秒毎に設定変更するようなキーでは、キーリピート機能にて設定が3回一巡(すなわち、10×0.2秒×3=6.0秒)すると、キー長押し異常検知手段が異常検知をすることができる。これにより、通常のキーリピート操作ではあり得ない範囲の設定巡回数に設定することができるとともに、前記キーリピート機能を有するキーによって変更する設定の数やキーリピート周期が変更されても、柔軟に対応することができる。
の発明は、特に、第1の発明において、加熱手段の出力レベルを設定するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとしたことにより、加熱手段の出力レベルを設定するキーの押下を継続すると所定周期で出力レベルを変更可能となり、火力変更時の操作性を向上することができる。
の発明は、特に、第1の発明において、タイマー時間を設定するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとしたことにより、キーの押下を継続すると所定周期にてタイマー時間が変更可能となり、タイマー時間変更時の操作性を向上することができる。
の発明は、特に、第1の発明において、自動調理メニューを選択するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとしたことにより、自動調理メニューを選択するキーの押下を継続すると所定周期にてメニュー設定が変更可能となり、メニュー選択時の操作性を向上することができる。
の発明は、特に第1の発明において、調理物の制御温度を変更するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとしたことにより、温度調節機能の制御温度を設定するキーの押下を継続すると所定周期で制御温度が変更可能となり、制御温度変更時の操作性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態、参考の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
参考の形態1)
図1〜図4は、本発明の参考の形態1における加熱調理器を示すものである。
図1に示すように、本参考の形態における加熱調理器は、機器の天面にて、左右対称になるように右誘導加熱手段1および左誘導加熱手段2を設け、機器を使用する者に対向する側面にはロースタ加熱手段3を設けている。そして、機器の天面は、加熱手段(後記)の上部に設けたトッププレート4で覆われており、トッププレート4と同一面上でかつ機器を使用する者に近い箇所に操作表示部5を設けている。機器の筐体7前面には電源スイ
ッチ6を設けている。
また、図2に示すように、操作表示部5は、右誘導加熱手段1に関する操作・表示を行う右誘導加熱操作表示部8、左誘導加熱手段2に関する操作・表示を行う左誘導加熱操作表示部9、およびロースタ加熱手段3に関する操作・表示を行うロースタ操作表示部10より構成されている。
そして、右誘導加熱操作表示部8は、液晶表示素子(以下LCDと称す)等からなる右表示手段8a、発光ダイオード(以下LEDと称す)等からなる右表示照明手段8b、右切/入キー8c、右アップキー8d、右ダウンキー8e、右時キー8f、右分キー8g、右取消キー8h、揚げ物切/入キー8iで構成されている。
左誘導加熱操作表示部9は、LCD等からなる左表示手段9a、LED等からなる左表示照明手段9b、左切/入キー9c、左アップキー9d、左ダウンキー9e、左時キー9f、左分キー9g、左取消キー9hで構成されている。
ロースタ操作表示部10は、LCD等からなるロースタ表示手段10a、LED等からなるロースタ表示照明手段10b、ロースタ切/入キー10c、ロースタアップキー10d、ロースタダウンキー10e、ロースタメニュー選択キー10f、ロースタ分キー10g、ロースタ取消キー10hで構成されている。
なお、右表示照明手段8bは右表示手段8aを、左表示照明手段9bは左表示手段9aを、ロースタ表示照明手段10bはロースタ表示手段10aを、それぞれ全体的にほぼ均一な明るさで照明する。
また、図3に示すように、右誘導加熱手段1および左誘導加熱手段2は、加熱コイルよりなり鍋12a、12bを加熱する加熱手段1a、2a、インバータ回路1b、2b、加熱制御手段1c、2cをそれぞれ備え、ロースタ加熱手段3は、シーズヒータよりなる加熱手段3a、リレー3b、加熱制御手段3cを備えている。そして、商用電源11は電源スイッチ6を介して右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、およびロースタ加熱手段3にそれぞれ接続される。
また、図2で示した右切/入キー8c〜ロースタ取消キー10hまでの各キーは、図3に示すように、トッププレート4に設けた複数のタッチキー13からなり、タッチキー13はトッププレート4の表裏面の両方に設けられた電極部13a、13bで構成されている。
また、図3に示すように、各加熱手段(右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、ロースタ加熱手段3)毎に、前記複数のタッチキー13からの信号の入力手段14a、14b、14c、および複数のタッチキー13の押下状態を検知するキー長押し異常検知手段15a、15b、15cを備え、入力手段14a、14b、14cおよびキー長押し異常検知手段15a、15b、15cからの入力信号に基づき加熱制御手段1c、2c、3cを制御するモード制御手段16a、16b、16cを備えている。このモード制御手段16a、16b、16cは、前記複数のタッチキー13からの入力信号に基づき加熱手段1a、2a、3aの出力を制御し、前記キー長押し異常検知手段15a、15b、15cからの入力信号に基づき前記加熱手段1a、2a、3aの出力を停止(または低下)する制御手段となっている。そして、モード制御手段16a〜16cをまとめて全モード制御手段16とし、ブザー等で構成される報知手段17を備えて、全モード制御手段16が報知手段17を制御する。また、前記の各加熱手段1〜3には温度センサ18a、18b、18cを備えている。
以上のように構成された加熱調理器について、その動作、作用を説明する。
まず、各加熱手段(右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、ロースタ加熱手段3)における入力手段14a〜14cとモード制御手段16a〜16cとの関係を説明する。
入力手段14a〜14cは、タッチキー13の電極部13bに高周波電圧を印加してタッチキー13で形成される静電容量をアナログ電圧に変換し、機器を使用する者が電極部13aに触れて変化する静電容量を前記アナログ電圧が低下することにより検知する。なお、入力手段14aは、右誘導加熱操作表示部8にある右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのタッチキー13の押下を検知し、入力手段14bは、左誘導加熱操作表示部9にある左切/入キー9c〜左取消キー9hまでのタッチキー13の押下を検知し、入力手段14cは、ロースタ操作表示部10にあるロースタ切/入キー10c〜ロースタ取消キー10hまでのタッチキー13の押下を検知する。
モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1の出力オフを維持する初期モードと、「弱」・「1」・「2」・「3」・「4」・「5」・「6」・「強」の8つの設定火力を備えて設定した火力にて右誘導加熱手段1の出力を制御する加熱モードと、「140℃」・「150℃」・「160℃」・「170℃」・「180℃」・「190℃」・「200℃」の7つの設定温度を備えて温度センサ18aで検知する温度と設定温度との関係に基づきの右誘導加熱手段1の出力を自動制御する揚げ物モードとの3つのモードを備えている。
また、モード制御手段16aは、入力手段14aからの入力信号に基づき、右切/入キー8cの押下を検知すると、初期モードと加熱モードを交互に切り替え、揚げ物切/入キー8iの押下を検知すると、初期モードと揚げ物モードを交互に切り替えて、初期モードを選択のときは加熱制御手段1cを制御して右誘導加熱手段1の出力をオフし、加熱モードを選択のときは選択した設定火力(右アップキー8d、右ダウンキー8eの押下検知により変更可)になるように加熱制御手段1cを制御して右誘導加熱手段1の出力を制御するとともに右表示手段8aにて右誘導加熱手段1の設定火力を表示する。揚げ物モードを選択のときは、鍋12a内の調理物が選択した設定温度(右アップキー8d、右ダウンキー8eの押下検知により変更可)になるように加熱制御手段1cを制御して右誘導加熱手段1の出力を制御するとともに、右表示手段8aにて右誘導加熱手段1の設定温度を表示する。
モード制御手段16bは、左誘導加熱手段2出力オフを維持する初期モードと、「弱」・「1」・「2」・「3」・「4」・「5」・「6」・「強」・「湯沸かし」の9つの設定火力を備えて設定した火力にて右誘導加熱手段1の出力を制御する加熱モードとの2つのモードを備えている。
また、モード制御手段16bは、入力手段14bからの入力信号に基づき、左IH切/入キー9cの押下を検知すると初期モードと加熱モードを交互に切り替え、初期モードを選択のときは加熱制御手段2cを制御して左誘導加熱手段2の出力をオフし、加熱モードを選択のときは選択した設定火力(左アップキー9d、左ダウンキー9の押下検知により変更可)になるように加熱制御手段2cを制御して左誘導加熱手段2の出力を制御するとともに、左表示手段9aにて左誘導加熱手段2の設定火力を表示する。
モード制御手段16cは、ロースタ加熱手段3の出力オフを維持する初期モードと、「弱」・「中」・「強」の3つの設定火力を備えて設定した火力にてロースタ加熱手段3の出力を制御する加熱モードと、「生・姿焼き」・「切り身/干物」・「つけ焼き」の3コースと「弱」・「中」・「強」の3つの出来映えを備えて、コースおよび出来映え毎に所定のプロセスに基づきロースタ加熱手段3の出力を自動制御するオート調理モードと、前記オート調理のコースと出来映えを選択するメニュー選択モードとの4つのモードを備えている。
また、モード制御手段16cは、初期モードを選択のときは加熱制御手段3cを制御して加熱手段3aへの通電をオフするとともに、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ切/入キー10cの押下を検知すると加熱モードへ移行し、ロースタメニュー選択キー10fの押下を検知するとメニュー選択モードに移行する。また、モード制御手段16cは、加熱モードを選択のときは選択した設定火力(ロースタアップキー10d、ロースタダウンキー10eの押下検知により変更可)になるように加熱制御手段3cを制御して加熱手段3aへの通電をデューティ制御するとともに、ロースタ表示手段10aにてロースタ加熱手段3の設定火力を表示し、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ切/入キー10cの押下を検知すると初期モードに移行する。さらに、モード制御手段16cは、オート調理モードを選択のときは選択したコースおよび出来映えによる所定のプロセスと温度センサ18cで検知する温度に基づき加熱制御手段3cを制御して加熱手段3aへの通電を自動制御するとともに、ロースタ表示手段10aにて選択したコースおよび出来映えを表示し、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ切/入キー10cの押下を検知すると初期モードに移行する。さらに、モード制御手段16cは、メニュー選択モードを選択のときはロースタ表示手段10aにて選択したコースおよび出来映えを表示するとともに、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタメニュー選択キー10fの押下を検知する度にコースを「生・姿焼き」→「切り身/干物」→「つけ焼き」→「生・姿焼き」の順で変更し、ロースタアップキー10dまたはロースタダウンキー10eの押下を検知すると出来映えを「弱」・「中」・「強」の中から選択し、ロースタ切/入キー10cの押下を検知するとオート調理モードに移行し、ロースタ取消キー10hの押下を検知すると初期モードに移行する。
そして、全モード制御手段16は、モード制御手段16a〜16cが各タッチキー13を受け付けて状態を変更するときや、キー長押し異常検知手段15a〜15cからの入力信号に基づき異常検知するときに、報知手段17を駆動してその旨を聴覚的に報知する。
次に、各モード制御手段16a〜16cにおけるタイマー機能について説明する。
モード制御手段16aは、1分〜9時間55分までの設定した時間になると右誘導加熱手段1の出力をオフするタイマー機能を備えて、入力手段14aからの入力信号に基づき、右時キー8fの押下を検知すると設定時間の時間桁を0〜9まで1時間刻みで変更し、右分キー8gの押下を検知すると時間桁が0のときは分桁1〜20分までは1分刻み、20分〜55分までは5分刻み、時間桁が1以上のときは分桁を5分刻みで変更する。そして、モード制御手段16aは、右時キー8fまたは右分キー8gの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は0.2秒毎に1回ずつ受け付ける。また、右取消キー8hの押下を検知するとタイマー機能を取り消す。
同様に、モード制御手段16bは、1分〜9時間55分までの設定した時間になると左誘導加熱手段2の出力をオフするタイマー機能を備えて、入力手段14bからの入力信号に基づき、左時キー9fの押下を検知すると設定時間の時間桁を0〜9まで1時間刻みで変更し、左分キー9gの押下を検知すると時間桁が0のときは分桁1〜20分までは1分刻み、20分〜55分までは5分刻み、時間桁が1以上のときは分桁を5分刻みで変更する。そして、モード制御手段16bは、左時キー9fまたは左分キー9gの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は0.2秒毎に1回ずつ受け付ける。また、左取消キー9hの押下を検知するとタイマー機能を取り消す。
同様に、モード制御手段16cは、1分〜30分までの設定した時間になるとロースタ加熱手段3の出力をオフするタイマー機能を備えて、入力手段14cからの入力信号に基づき、ロースタ分キー10gの押下を検知すると0〜30分まで1分刻みで変更する。そして、モード制御手段16cは、ロースタ分キー10gの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は0.2秒毎に1回ずつ受け付ける。また、ロースタ取消キー10hの押下を検知するとタイマー機能を取り消す。
次に、各モード制御手段16a〜16cにおけるキー長押し異常検知手段15a、15b、15cの動作、作用を説明する。
キー長押し検知手段15aは、入力手段14aで検知する右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのタッチキー13において、右時キー8fと右分キー8gについてはキー長押し異常検知を行わず、その他のキーについてはキー押下状態が3.0秒以上連続するとキー長押し異常と検知する。そして、モード制御手段16aは、キー長押し異常検知手段15aからの入力信号に基づき異常検知すると右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右表示手段8aにて前記異常を検知した旨の表示を行う。
更に詳細に説明すると、図4に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、401にてキー長押し3.0秒を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、402にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ401へ分岐する。そして、何れかのキーが押下している場合でも、403および404にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下していれば401へ分岐する。
以上の構成により、右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下しているときは、キー長押し異常検知手段15aは異常検知を行わない。
しかし、キーの押下が右時キー8fまたは右分キー8gの単独押下でない場合は、405へ分岐し、キー押下が3.0秒以上継続すると406へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を所定出力にて制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にあるキーの何れかが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下のときはキー長押し異常検知を行わず、これ以外でキー押下状態が3.0秒以上継続するとキー長押し異常検知を行い、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bから入力する信号に基づき異常検知して左誘導加熱手段2の出力をオフするとともに、左誘導加熱操作表示部9にあるキーの何れかが異常である旨の報知を左表示手段9aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ左分キー10gのみ押下のときはキー長押し異常検知を行わず、これ以外でキー押下状態が3.0秒以上継続するとキー長押し異常検知を行い、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cから入力する信号に基づき異常検知してロースタ加熱手段3の出力をオフするとともに、ロースタ操作表示部10にあるキーの何れかが異常である旨の報知をロースタ表示手段10aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本参考の形態では、タイマー時間を設定するキーについてはキー長押し異常検知を行わないので、キーリピート機能を使用して多数の設定の中から希望するものに短い時間で容易に変更することができるとともに、その他のキーについてはキーの上に鍋を置く、または鍋内の水が吹きこぼれる等で誤ってキー受付してしまい使用者の意図しないところで加熱手段が出力開始または出力量変更した場合でも、3.0秒後にキー長押し異常検知して加熱手段の出力を停止し、使用者が傍にいないときの機器の安全性を向上することができる。
なお、本参考の形態において、キー長押し異常検知する時間を3.0秒としたが、キー押下から受付までの時間に応じて他の数値に設定しても同様の効果を得ることができる。
参考の形態2)
図5は、本発明の参考の形態2における加熱調理器を示すもので、キー長押し異常検知手段の動作を示している。基本構成については参考の形態1と同様であるので、説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1と異なる点は、キー長押し異常検知手段15aは、右時キー8fのみ押下、または右分キー8gのみ押下の場合、キー押下が12.0秒継続すると異常検知し、その他のキー押下の場合はキー押下が3.0秒継続すると異常検知する。また、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下の場合、キー押下が12.0秒継続すると異常検知し、その他のキー押下の場合はキー押下が3.0秒継続すると異常検知する。さらに、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ分キー10gのみ押下の場合、キー押下が12.0秒継続すると異常検知し、その他のキー押下の場合はキー押下が3.0秒継続すると異常検知するようにしたことである。
以上のように構成された加熱調理器について、キー長押し異常検知手段の動作、作用を説明する。
図5に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、501にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、502にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ501へ分岐する。
しかし、何れかのキーが押下していると、503および504にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は507へ分岐し、キー押下が12.0秒継続すると506へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
また、キーの押下が右時キー8fまたは右分キー8gの単独押下でない場合は、505へ分岐し、キー押下が3.0秒以上継続すると506へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にあるキーの何れかが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
また、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下のときはキー押下状態が12.0秒継続する、またはこれ以外のキー押下状態が3.0秒以上継続するとキー長押し異常検知を行い、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bから入力する信号に基づき異常検知して左誘導加熱手段2の出力をオフするとともに、左誘導加熱操作表示部9にあるキーの何れかが異常である旨の報知を左表示手段9aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ左分キー10gのみ押下のときはキー押下状態が12.0秒継続する、またはこれ以外のキー押下状態が3.0秒以上継続するとキー長押し異常検知を行い、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cから入力する信号に基づき異常検知してロースタ加熱手段3の出力をオフするとともに、ロースタ操作表示部10にあるキーの何れかが異常である旨の報知をロースタ表示手段10aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本参考の形態では、キーリピート機能を有するキーにて異常検知するまでの時間を、その他のキーにて異常検知するまでの時間よりも長く、かつ通常の操作では殆どあり得ない時間に設定することにより、通常のキー操作では異常検知を行わず、前記キーリピート機能を有するキー上に鍋が置かれる、または鍋内の調理物が吹きこぼれる等でキー押下の状態が異常に長く継続するような状態では、右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、またはロースタ加熱手段3の出力を停止して、使用者が傍にいないときの機器の安全性を向上することができる。
また、キーリピート機能を有しないキーにて異常検知すると、比較的短い時間で速やかに右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、またはロースタ加熱手段3の出力を停止することができる。
なお、本参考の形態において、キーリピート機能を有するキーにて異常検知するまでの時間を12.0秒としたが、キーリピート機能を有しないキーにて異常検知するまでの時間より長ければ、キーリピート機能で変更する設定の数やキーリピート周期に応じて他の数値に設定しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態
図6は、本発明の実施の形態における加熱調理器を示すもので、キー長押し異常検知手段の動作を示している。基本構成については参考の形態1と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態において、参考の形態1と異なる点は、キー長押し異常検知手段15aは、右時キー8fのみ押下、または右分キー8gのみ押下の場合、リピートが3巡目に突入すると異常検知し、その他のキー押下の場合はキー押下が3.0秒継続すると異常検知する。また、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下の場合、リピートが3巡目に突入すると異常検知し、その他のキー押下の場合はキー押下が3.0秒継続すると異常検知する。さらに、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ分キー10gのみ押下の場合、リピートが3巡目に突入すると異常検知し、その他のキー押下の場合はキー押下が3.0秒継続すると異常検知するようにしたことである。
以上のように構成された加熱調理器について、キー長押し異常検知手段の動作、作用を説明する。
図6に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、601にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、602にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ601へ分岐する。
しかし、何れかのキーが押下していると、603および604にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は607へ分岐し、右時キー8fではキー受付してタイマー時間の時間桁がキー受付開始したときの設定に戻る、右分キー8gではキー受付してタイマー時間の分桁がキー受付開始したときの設定に戻る、ことをリピート一巡として、これを3回実施すると606へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
また、キーの押下が右時キー8fまたは右分キー8gの単独押下でない場合は605へ分岐し、キー押下が3.0秒以上継続すると606へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にあるキーの何れかが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
また、キー長押し異常検知手段15bは、左時キー9fのみ押下、または左分キー9gのみ押下のときはリピートが3巡する、またはこれ以外のキー押下状態が3.0秒以上継続するとキー長押し異常検知を行い、モード制御手段16bは、キー長押し異常検知手段15bから入力する信号に基づき異常検知して左誘導加熱手段2の出力をオフするとともに、左誘導加熱操作表示部9にあるキーの何れかが異常である旨の報知を左表示手段9aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
同様にして、キー長押し異常検知手段15cは、ロースタ左分キー10gのみ押下のときはリピートが3巡する、またはこれ以外のキー押下状態が3.0秒以上継続するとキー長押し異常検知を行い、モード制御手段16cは、キー長押し異常検知手段15cから入力する信号に基づき異常検知してロースタ加熱手段3の出力をオフするとともに、ロースタ操作表示部10にあるキーの何れかが異常である旨の報知をロースタ表示手段10aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本実施の形態では、キーリピート機能を有するキーにて異常検知するまでの時間を、その他のキーにて異常検知するまでの時間よりも長く、かつキーリピート機能により変更する設定が一巡する回数に関連付けることにより、キーリピート機能を有するキー上に鍋が置かれる、または鍋内の調理物が吹きこぼれる等でキー押下の状態が継続し異常状態を検知するまでの時間を、通常のキーリピート操作ではあり得ない範囲の設定巡回数に設定することができるとともに、前記キーリピート機能を有するキーによって変更する設定数やキーリピート周期の変更にも柔軟に対応することができる。
また、キーリピート機能を有しないキーにて異常検知すると、比較的短い時間で速やかに右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、またはロースタ加熱手段3の出力を停止することができる。
なお、本実施の形態において、キーリピート機能を有するキーにて異常検知するまでのリピート回数を3巡としたが、キーリピート機能を有しないキーにて異常検知するまでの時間より長ければ、2巡や4巡等、異なる回数に設定しても同様の効果を得ることができる。
参考の形態
図7は、本発明の参考の形態における加熱調理器を示すもので、キー長押し異常検知手段の動作を示している。基本構成については参考の形態1と同様であるので、説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1と異なる点は、モード制御手段16aは、加熱モードまたは揚げ物モードのとき、右アップキー8dまたは右ダウンキー8eの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は最大設定(「強」または「200℃」)または最小設定(「弱」または「140℃」)になるまで0.2秒毎に1回ずつ受け付けようにする。また、キー長押し異常検知手段15aは、右時キー8fのみ押下、または右分キー8gのみ押下の場合、異常検知時間(以後、TLと称する)=12.0秒、右アップキー8dのみ押下、または右ダウンキー8eのみ押下の場合、TL=5.0秒、その他のキー押下の場合、TL=3.0秒として異常検知を行うようにしたことである。
まず、モード制御手段16aは、加熱モードのときに、右アップキー8dを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「強」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を大きく変更し、右ダウンキー8eを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「弱」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を小さく変更する。この構成により、右アップキー8d、または右ダウンキー8eの押下を継続すると所定周期で加熱モードの設定火力を変更可能となり、火力変更時の操作性を向上することができる。
また、モード制御手段16aは、揚げ物モードのときに、右アップキー8dを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「200℃」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を大きく変更し、右ダウンキー8eを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「140℃」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を小さく変更する。この構成により、右アップキー8d、または右ダウンキー8eの押下を継続すると所定周期で揚げ物モードの設定温度を変更可能となり、設定温度変更時の操作性を向上することができる。
以上のように構成された加熱調理器について、キー長押し異常検知手段の動作、作用を説明する。
図7に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、701にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、702にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ701へ分岐する。
しかし、何れかのキーが押下していると、703および704にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は707へ分岐しTL=12.0秒に設定して705へ分岐し、708および709にて右アップキー8dまたは右ダウンキー8eが単独で押下している場合は710へ分岐しTL=5.0秒に設定して705へ分岐し、その他のキー押下の場合は711にてTL=3.0秒に設定し705へ分岐する。
そして、705にてキー長押し時間を計時するタイマー≧TLになるのを検知すると706へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を所定出力にて制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押し異常を示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にあるキーの何れかが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本参考の形態では、タイマー時間を設定するキーと、設定火力・設定温度を設定するキーにおいてそれぞれキーリピート機能を備えた構成でも、キー長押し異常検知手段は、タイマー時間を設定するキー、設定火力・設定温度を設定するキー、その他のキーでそれぞれ異常検知するまでの時間を設定するので、各キーで変更する設定数やキーリピートの有無、リピート周期に対応したきめ細かな異常検知を実施し、それぞれのキーにて、通常のキー操作で誤って異常検知するのを防ぐとともに、通常のキー操作を逸脱する最短の時間で異常検知して機器の安全性を向上することができる。
なお、本参考の形態では、モード制御手段16aについてのみ説明しているが、モード制御手段16bが加熱モード時の設定火力の変更、モード制御手段16cが加熱モード時の設定火力の変更、またはメニュー選択モード時の出来映えの変更に、モード制御手段16aが加熱モード時の設定火力の変更と同様のキーリピート機能を設けた場合にも適用可能である。
参考の形態
図8は、本発明の参考の形態における加熱調理器を示すもので、キー長押し異常検知手段の動作を示している。基本構成については参考の形態1と同様であるので、説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1と異なる点は、モード制御手段16cは、メニュー選択モードのときは、ロースタメニュー選択キー10fの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、0.2秒毎に1回ずつ受け付けて「生・姿焼き」→「切り身/干物」→「つけ焼き」→「生・姿焼き」と3コースを順次変更していく。また、キー長押し異常検知手段15cが、ロースタ分キー10gのみ押下の場合は異常検知時間(以後、TLと称する)=12.0秒、ロースタメニュー選択キー10fのみ押下の場合はTL=5.0秒、その他のキー押下の場合はTL=3.0秒として異常検知を行うようにしたことである。
まず、モード制御手段16cは、初期モードにてロースタメニュー選択キー10fの押下を検知すると、メニュー選択モードの「生・姿焼き」に移行し、更にロースタメニュー選択キー10fの押下が継続するのを検知して1.2秒後にコースを「生・姿焼き」→「切り身/干物」に変更し、以後0.2秒毎に「切り身/干物」→「つけ焼き」→「生・姿焼き」→「切り身/干物」の順で順次変更していく。そして、モード制御手段16cは、メニュー選択モードにてメニューを選択した後にロースタ切/入キー10cの押下を検知すると、現在選択しているコースおよび出来映え毎に所定のプロセスに基づきロースタ加熱手段3の出力を自動制御するオート調理モードへ移行する。
以上の構成により、ロースタメニュー選択キー10fの押下を継続すると所定周期にてコース設定を変更可能となり、メニュー選択時の操作性を向上することができる。
以上のように構成された加熱調理器について、キー長押し異常検知手段の動作、作用を説明する。
図8に示すように、キー長押し異常検知手段15cは、動作を開始すると、801にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、802にて入力手段14cからの入力信号に基づきロースタ切/入キー10c〜ロースタ取消キー10hまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ801へ分岐する。
そして、何れかのキーが押下していると、803にてロースタ分キー10gが単独で押下している場合は807へ分岐しTL=12.0秒に設定して805へ分岐し、808にてロースタメニュー選択キー10fが単独で押下している場合は810へ分岐しTL=5.0秒に設定して805へ分岐し、その他のキー押下の場合は811にてTL=3.0秒に設定し805へ分岐する。
そして、805にてキー長押し時間を計時するタイマー≧TLになるのを検知すると806へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16cへ出力する。
そして、モード制御手段16cは、ロースタ加熱手段3を出力制御しているときにキー長押し異常検知手段15cからキー長押し異常を示す信号を受信すると、ロースタ加熱手段3の出力をオフするとともに、ロースタ操作表示部10にあるキーの何れかが異常である旨の報知をロースタ表示手段10aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本参考の形態では、タイマー時間を設定するキーと、オート調理のメニューを選択するキーにおいてそれぞれキーリピート機能を備えた構成でも、キー長押し異常検知手段は、タイマー時間を設定するキー、オート調理のメニューを設定するキー、その他のキーでそれぞれ異常検知するまでの時間を設定するので、各キーで変更する設定数やキーリピートの有無、リピート周期に対応したきめ細かな異常検知を実施して、それぞれのキーにて、通常のキー操作で誤って異常検知するのを防ぐとともに、通常のキー操作を逸脱する最短の時間で異常検知して機器の安全性を向上することができる。
なお、本参考の形態において、選択可能なコースを3つとしたが、複数(2つ以上)であれば同様の効果を得ることができる。また、ロースタメニュー選択キー10fが単独で押下継続するときの異常検知するまでの時間TL=5.0秒としているが、その他のキー押下時の異常検知するまでの時間TL=3.0秒より長ければ、選択可能なコースの数に応じて変更可能であることは言うまでもない。
(実施の形態
図9は、本発明の実施の形態における加熱調理器を示すもので、キー長押し異常検知
手段の動作を示している。基本構成については参考の形態1と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態において、参考の形態1と異なる点は、モード制御手段16aは、加熱モードまたは揚げ物モードのときは、右アップキー8dまたは右ダウンキー8eの押下が継続しているのを検知すると、1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は最大設定(「強」または「200℃」)または最小設定(「弱」または「140℃」)になるまで0.2秒毎に1回ずつ受け付けようにする。また、キー長押し異常検知手段15aは、右アップキー8dのみ押下、または右ダウンキー8eのみ押下の場合は、最大設定または最小設定になるまではキーを受け付けている間は異常検知を行わず、最大設定または最小設定に到達してから3.0秒後に異常検知するようにしたことである。
まず、モード制御手段16aは、加熱モードのときに、右アップキー8dを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「強」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を大きく変更し、右ダウンキー8eを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「弱」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を小さく変更する。
また、モード制御手段16aは、揚げ物モードのときに、右アップキー8dを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「200℃」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を大きく変更し、右ダウンキー8eを継続して受け付けると1度受け付けた1.2秒後に再び受け付け、以後は「140℃」設定になるまで0.2秒毎に1つずつ設定を小さく変更する。
以上のように構成された加熱調理器について、キー長押し異常検知手段の動作、作用を説明する。
図9に示すように、キー長押し異常検知手段15aは、動作を開始すると、901にてキー長押し時間を計時するためのタイマーを初期化しカウント開始する。そして、902にて入力手段14aからの入力信号に基づき右切/入キー8c〜揚げ物切/入キー8iまでのキーの押下状態を検知し、何れのキーも押下していなければ901へ分岐する。
しかし、何れかのキーが押下していると、903および904にて右時キー8fまたは右分キー8gが単独で押下している場合は907へ分岐し、右時キー8fではキー受付してタイマー時間の時間桁がキー受付開始したときの設定に戻る、右分キー8gではキー受付してタイマー時間の分桁がキー受付開始したときの設定に戻ることをリピート一巡として、これを3回実施すると906へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
また、908および909にて右アップキー8dまたは右ダウンキー8eが単独で押下している場合は910へ分岐し、例えば、加熱モードで火力設定が未だ「強」または「弱」に至らずキー受付して設定火力を変更するときは901へ分岐し、火力設定が「強」または「弱」でこれ以上キー受付しないときは905へ分岐して、905にてキー押下が3.0秒以上継続すると906へ分岐してキー長押し異常を示す信号をモード制御手段16aへ出力する。
そして、モード制御手段16aは、右誘導加熱手段1を所定出力にて制御しているときにキー長押し異常検知手段15aからキー長押しを示す信号を受信すると、右誘導加熱手段1の出力をオフするとともに、右誘導加熱操作表示部8にあるキーの何れかが異常である旨の報知を右表示手段8aにて視覚的に行い、報知手段17にて聴覚的に行う。
以上のように、本実施の形態では、キーの押下が継続すると複数設定のうち最大設定または最小設定になるまで所定周期で受け付けるキーリピート機能を備えた構成では、キー長押し異常検知手段は、前記最大設定または最小設定になるまでは異常検知を行わず、前記最大設定または最小設定に到達してから3.0秒後に異常検知するので、キーリピート期間中は誤って異常検知するのを防ぐとともに、キーリピート機能による設定変更が終了した後も引き続きキー押下が継続するときには異常検知して機器の安全性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、モード制御手段16aについてのみ説明しているが、モード制御手段16bが加熱モード時の設定火力の変更、モード制御手段16cが加熱モード時の設定火力の変更、またはメニュー選択モード時の出来映えの変更に、モード制御手段16aが加熱モード時の設定火力の変更と同様のキーリピート機能を設けた場合にも適用可能である。
以上、各実施の形態1、2、参考の形態1に示したように、本発明の加熱調理器は、複数のタッチキーのうち、キー押下を所定周期で継続して受け付けているキーにおいては、キー長押し異常検知手段が異常検知をしないかまたは他のキーよりも異常検知する機会を実質的に減じるようにしたことにより、キーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上の両立をはかることができるものである。なお、各実施の形態1、2、参考の形態1において、モード制御手段16a〜16cは、キー長押し異常検知手段15a〜15cから入力する信号に基づき異常検知すると、それぞれ右誘導加熱手段1、左誘導加熱手段2、ロースタ加熱手段3の出力をオフしているが、例えば、出力を最小出力にまで低減するようにして調理を維持しつつ機器の安全性を向上することもできる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、キー押下が継続する間は所定周期で受け付けるキーリピート機能による操作性向上と、キー長押し異常検知による機器の安全性向上を両立が可能となるので、タッチキーを備えたその他の各種の調理器への用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1、2、参考の形態1における加熱調理器の外観斜視図 同加熱調理器の操作表示部の平面図 同加熱調理器のブロック回路図 本発明の参考の形態1における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の参考の形態2における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の参考の形態における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の参考の形態における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態における加熱調理器のキー長押し異常検知手段の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 右誘導加熱手段
1a 加熱手段
2 左誘導加熱手段
2a 加熱手段
3 ロースタ加熱手段
3a 加熱手段
4 トッププレート
5 操作表示部
13 タッチキー
14a、14b、14c 入力手段
15a、15b、15c キー長押し異常検知手段
16a、16b、16c モード制御手段
17 報知手段
18a、18b、18c 温度センサ

Claims (5)

  1. 鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の上部に設けたトッププレートと、前記トッププレートに設けた複数のタッチキーと、前記タッチキーの押下を検知する入力手段と、前記入力手段からの信号により記タッチキーのキー長押し異常を検知すると前記キー長押し異常を示す信号を出力するキー長押し異常検知手段と、前記入力手段からの入力信号に基づき前記タッチキーの押下を検知して前記加熱手段の出力を制御し、前記キー長押し異常検知手段から前記キー長押し異常を示す信号を入力すると前記加熱手段の出力をオフするか又は抑制する制御手段とを備え、前記複数のタッチキーは、単独で押下状態にあるとき前記制御手段が所定周期で複数の設定の中から順次選択して前記設定を変更しかつ前記設定の変更が一巡して前記タッチキーの押し下げの検知を開始した時の設定に戻るようにするキーリピート機能を有するタッチキーと、前記キーリピート機能を有しないタッチキーとを備え、前記キー長押し異常検知手段は、前記キーリピート機能を有しない前記タッチキーについては、キー押下が所定時間以上連続すると前記キー長押し異常を示す信号を出力し、前記キーリピート機能を有する前記タッチキーにおいては、前記設定の変更が一巡して前記タッチキーの押し下げの検知を開始した時の設定に戻ることが所定回数繰り返し実施されると前記キー長押し異常を示す信号を出力するようにした加熱調理器。
  2. 加熱手段の出力レベルを設定するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとした請求項1に記載の加熱調理器。
  3. タイマー時間を設定するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとした請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 自動調理メニューを選択するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとした請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 調理物の制御温度を変更するタッチキーを、キーリピート機能を有するタッチキーとした請求項1に記載の加熱調理器。
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