JPS5825462Y2 - 絵表示付端末装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は顧客が操作することにより作動する端末装置に
関し、特に顧客が行なうべき操作手順を簡便に理解し得
る金融向等の端末装置に関する。

従来のこの種の金融向等の端末装置においては顧客が行
うべき操作内容を１つずつ表示する方式もしくはパネル
上に操作内容を写した写真を添えると共に操作内容を１
つずつ表示する方式があるが、操作毎の文言表示である
場合に一連の操作手順がはっきりせず、また、操作内容
を表示した写真などを添えるものにおいても１つずつ表
示された操作内容が写真上のどこの操作であるかわから
ないという欠点があった。

筐た他の金融向端末装置においては各操作を文章で書い
た文言パネルを持ち、この文言パネルの操作内容のとこ
ろをランプで点灯させる方式があるが、文言だけでの場
合に文意によっては理解しすらい等の欠点があった。

本考案の目的は一般人である顧客が装置の操作法や説明
内容が簡便に理解し易くし、その操作手順を誤りなく行
なえるようにした金融向等の端末装置を提供することに
ある。

本考案の他の目的は一連の操作手順を絵表示した絵パネ
ルを有し、操作手順にしたがって絵表示を明暗によって
強調表示し、その操作手順あるいは操作内容を理解し易
くシ、誤操作を防止するようにした金融向等の端末装置
を提供することにある。

本考案によれば、顧客に対し一連の操作手順を示した表
示績を有する絵パネルと、前記表示績に対応して設けら
れた発光素子と、前記発光素子の点灯によシ表示絵を明
るくシ、操作すべき手順を指示するようにした手段とを
有する絵表示付端末装置が得られる。

次に本考案の一実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本考案の一実施例における絵パネルを示す。

第１図にお・いて、絵パネル１０は顧客が操作すべき一
連の操作手順を示す各操作毎の表示績１０−１ 、１０
−２・・・１０−Ｎが設けられておシ、この表示績はた
とえば操作すべき状態を示す絵と、その文言とが印刷等
により描かれている。

この絵パネル１０は絵表示された部分と文言が書かれた
部分を明るくするようにランプ等の発光素子８゜９が取
付けられている。

第２図は本綴パネル１０の表示絵を明るくするための回
路ブロックを示す。

第２図に釦いて、この回路は制御回路（図示せず）から
の各信号を保持するラッチ回路４と、ラッチ回路４の出
力信号をデコードするデコーダ回路５，５′ と、デコ
ーダ回路５，５′によシ選択された１つのランプ８゜９
を点灯させるランプドライブ回路Ｉ、７′ とを含む
。

制御回路はファームウェア等により構成され、顧客の操
作手順である表示絵１０−１〜１０−Ｎのうち、１つを
選択するための位置選択信号１と、正常表示ランプ８も
しくは異常表示ランプ９を選択するための色選択信号２
と、ストローブパルス３とを発生すると共に各制御機能
を有するものである。

次に一連の操作手順にしたがってその動作を説明すると
、本端末装置は、図示しないがカード挿入口、数字キー
、各機能キ、現金受取口等を有する操作台と、操作台の
前面に配置された絵パネル１０とを有し、正常時には絵
パネル上の「カード挿入」の表示絵１０−１が明るくな
るようにランプ８−１が点灯している。

顧客である操作者はこの表示にしたがってカード（図示
せず）をカード挿入口に挿入する。

これにより制御回路は次の操作手順である位置選択信号
１および正常であることを示す色選択信号をラッチ回路
４に供給する。

ラッチ回路４ではストローブパルス３にしたがってこれ
らの信号を保持すると共にデコーダ回路５゜５′に供給
するが、色選択信号が正常状態を示す信号である場合に
はデコーダ回路５を駆動し、色選択信号が異常状態を示
す信号である場合にはインバータ６を通して制御しデコ
ーダ回路５′を駆動する。

デコーダ回路５は位置選択信号の状態にしたがって１つ
の出力線を選択し、その信号をランプドライブ回路１に
供給する。

ランプドライブ回路１は正常表示ランプ８のうち１つす
なわち「暗証打けん」の表示絵１０−２を点灯させ、操
作者に次の操作手順を指示する。

操作者はこの指示にしたがって打鍵等の操作を順次行な
う。

このようにすることによシ、操作者は明るくなった表示
絵にしたがえば操作内容を理解しながら順次誤９なく操
作することができる。

次に操作者がタイムオーバー・操作ミスした場合につい
て第３図、第４図を参照して説明すると操作者は操作手
順にしたがい「カード挿入」 「暗証打けん」の操作を
行ない次の「金額打けん」の表示絵１０−３が明るくな
り金額打けんの押下を指示する。

制御回路側では金額打けんの押下操作が「金額打けん」
の表示絵１０−３の点灯から、たとえば１２０秒以内に
行なわれない場合に表示絵１０−３を選択する位置選択
信号と異常表示ランプを点灯させる色選択信号を送出す
る。

ラッチ回路４はストローブパルス３にしたがって、これ
らの信号を保持する。

デコーダ回路５′はラッチ回路の色選択信号３がインバ
ータ６を介して入力されるので、ラッチ回路４からの位
置選択信号１をデコードし、その信号をランプドライブ
回路７′に供給する。

ランプドライブ回路１′は異常表示ランプ９−３を点灯
し「金額打けん」の表示絵１０−３をたとえば赤色で表
示し「タイムオーバー・操作ミス」２０であることを示
す。

なお、制御回路は第４図に示すように「金額打けん」を
示す表示絵１０−３を表示した後７５秒たっても、渣だ
操作されなければ一度ランプを消し１秒後に１秒点灯さ
せるように、これを繰返し２秒周期で行ない、そしてそ
の周期を時間の経過につれて早めていき、１２０秒たっ
ても操作されない場合は前述のように異常表示ランプ９
を点灯させる。

これらは制御回路内のファームウェアにしたがって制御
され、位置選択、色選択信号を選択しながらランプを点
滅させ、更（４）時間がたつにつれて、その点滅速度を
変えることにより視覚的に顧客に対して注意させること
ができる。

本考案は以上説明したように従来の文言のみに同時に絵
表示機能をもたせることにより、顧客に対してわかり易
くなり１つの表示から、いくつかの効果を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】 第１図ａ ｓ ｂは本考案の実施例に用いる絵パネルを
示す図、第２図はその回路ブロックを示す図、第３図は
動作フローチャートを示す図、第４図は動作タイムチャ
ートを示す図である。 １・・・・・・位置選択信号、２・・・・・・色選択信
号、３・・・・・・ストローブ信号、４・・・・・・ラ
ッチ回路、５．・、・・・デコーダ回路、６・・・・・
・インバータ、７，７’・・・・・・うンプドライブ回
路、 ８・・・・・・正常表示ランプ、 ９・・・ ・・・異常表示ランプ、 １０・・・・・・絵ハネル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一連の操作手順を示した複数の表示績を有する絵パネル
   と、前記複数の表示績に対応して設けられた第一の発光
   色の第一の発光素子と、前記第一の発光素子の点灯によ
   りひとつの前記表示績を明るくし操作すべき手段を指示
   する手段と、前記指示した操作が正常に行なわれなかっ
   た時に前記第一の発光色と異なる第二の発光色の第二の
   発光素子の点灯により表示績が示す操作の誤１９を表示
   する手段とを具備することを特徴とする絵表示付端末装
   置。