JP2002084699A - 回転電機および回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機および回転電機の製造方法

Info

Publication number
JP2002084699A
JP2002084699A JP2000268527A JP2000268527A JP2002084699A JP 2002084699 A JP2002084699 A JP 2002084699A JP 2000268527 A JP2000268527 A JP 2000268527A JP 2000268527 A JP2000268527 A JP 2000268527A JP 2002084699 A JP2002084699 A JP 2002084699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
mold layer
bottom plate
electric machine
rotating electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000268527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002084699A5 (ja
JP3715519B2 (ja
Inventor
Hiroaki Kawase
弘明 川瀬
Masashi Kawamoto
正志 川本
Sadao Morizaki
禎夫 森崎
Katsumi Kinoshita
克巳 木下
Hirotoshi Sugino
博俊 杉野
Tadashi Morishima
忠 森島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Industrial Products and Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp filed Critical Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp
Priority to JP2000268527A priority Critical patent/JP3715519B2/ja
Publication of JP2002084699A publication Critical patent/JP2002084699A/ja
Publication of JP2002084699A5 publication Critical patent/JP2002084699A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3715519B2 publication Critical patent/JP3715519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なくて構成が簡単な回転電機を
提供すること。 【解決手段】 フレーム27内にはステータ組立57が
収納されており、ステータ組立57は合成樹脂製のモー
ルド層58により覆われている。この場合、フレーム2
7にフランジ23および底板28を一体形成したので、
フレーム27とフランジ23との間,フレーム27と底
板28との間に接合面が存在しなくなる。このため、フ
レーム27内にOリングを装着して気密性を高める必要
がなくなるので、部品点数が減り、構成が簡単になる。
しかも、モールド層58をフレーム27内で圧縮成形し
たので、ステータコア38の内周面と成形型との幅狭な
隙間内に樹脂材67が回り易くなる。このため、モール
ド層58の薄肉部59に巣等が生じ難くなるので、薄肉
部59でのクラックの発生が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータを覆う合
成樹脂製のモールド層を備えた回転電機および回転電機
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記回転電機の従来構成を図12に基づ
いて説明する。ステータ1はステータコア2にコイル3
を巻装してなるものであり、ステータ1の表面にはモー
ルド層4が形成されている。このモールド層4は成形型
内にステータ1をインサートして溶融樹脂を注入するこ
とに基づいて形成されたものであり(射出成形)、モー
ルド層4の外周面には筒状のフレーム5が装着されてい
る。このフレーム5はモールド層4の成形後にモールド
層4の外周面に嵌合されたものであり、フレーム5の一
端面には底板6が接合されている。
【0003】フレーム5の他端面には円環状のフランジ
7が接合されている。このフランジ7は半導体製造装置
の真空ポンプ8に組付けられたものであり、ステータ1
の内周部には真空ポンプ8の駆動軸9が挿入されてい
る。この駆動軸9の外周面にはロータ10が固定されて
おり、コイル3の通電時には駆動軸9がロータ10と一
体的に回転することに基づいて真空ポンプ8を駆動す
る。
【0004】底板6およびフランジ7には円筒状のシー
ル部11が形成されている。これら各シール部11とモ
ールド層4との間にはOリング12が介在されており、
Oリング12は半導体製造装置で使用される腐食性ガス
が真空ポンプ8の内部からステータ1の内周部に侵入
し、モールド層4と底板6との接合面からフレーム5と
底板6との接合面を通して外部に漏れたり、モールド層
4とフランジ7との接合面からフレーム5とフランジ7
との接合面を通して外部に漏れることを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記回転電機の場合、
モールド層4と底板6との間,フレーム5と底板6との
間,モールド層4とフランジ7との間,フレーム5とフ
ランジ7との間に接合面が存在しているので、気密性が
低い。このため、フレーム5内にOリング12を装着し
て気密性を高める必要があるので、部品点数が増え、構
成が複雑になる。本発明は上記事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、部品点数が少なくて構成が簡単
な回転電機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回転電機
は、筒状のフレームと、前記フレームの一端部に設けら
れた底板と、前記フレームの他端部に設けられ負荷に接
合されるフランジと、前記フレームの内部に設けられス
テータコアにコイルを巻装してなるステータと、前記フ
レームの内部に設けられ前記ステータを覆う合成樹脂製
のモールド層とを備え、前記底板および前記フランジが
前記フレームとの間に接合面が存在しないように前記フ
レームに一体化されているところに特徴を有している。
上記手段によれば、フレームと底板との間,フレームと
フランジとの間に接合面が存在しなくなる。このため、
フレーム内にOリングを装着して気密性を高める必要が
なくなるので、部品点数が減り、構成が簡単になる。
【0007】請求項2記載の回転電機は、筒状のフレー
ムと、前記フレームの一端部に設けられた底板と、前記
フレームの他端部に設けられ負荷に接合されるフランジ
と、前記フレームの内部に設けられステータコアにコイ
ルを巻装してなるステータと、前記フレームの内部に設
けられ前記ステータを覆う合成樹脂製のモールド層とを
備え、前記モールド層が前記フレーム内に収納された非
液体状の樹脂材を圧縮成形することに基づいて形成され
ているところに特徴を有している。上記手段によれば、
フレーム内に収納された樹脂材を圧縮成形することに基
づいてモールド層が形成されているので、モールド層と
底板との密着度,モールド層とフランジとの密着度が高
まる。このため、フレーム内にOリングを装着して気密
性を高める必要がなくなるので、部品点数が減り、構成
が簡単になる。しかも、ステータコアの内周面と成形型
の芯金との幅狭な隙間内に外部から樹脂を押込む射出成
形に比べて幅狭な隙間内に樹脂が回り易くなる。このた
め、モールド層のうちステータコアの内周面を覆う薄肉
部に巣等が生じ難くなるので、薄肉部でのクラックの発
生が抑えられる。
【0008】請求項3記載の回転電機は、フレームの底
板に設けられモールド層により塞がれた開口部と、前記
フレームの底板に前記フレームの外部に位置して設けら
れロータの回転情報を前記開口部内のモールド層を介し
て検出するセンサ基板とを備え、前記センサ基板がねじ
止めされるねじ止め部が前記フレームの底板に設けられ
ているところに特徴を有している。上記手段によれば、
モールド層の成形後にセンサ基板をねじ止め部にねじ止
めしたり、センサ基板をねじ止め部にねじ止めした状態
でモールド層を成形できるので、センサ基板が成形圧で
位置ずれすることが防止される。
【0009】請求項4記載の回転電機は、センサ基板に
ガスを検出するガスセンサが搭載されているところに特
徴を有している。上記手段によれば、開口部内のモール
ド層にクラックが生じたときにはクラックを通してガス
が漏れ、ガスセンサからガス検出信号が出力される。こ
のため、ガスセンサからの出力信号に基づいてガス漏れ
を検出し、回転電機を交換する等の異常処置を行うこと
ができる。
【0010】請求項5記載の回転電機は、フレームの底
板のうち外面に合成樹脂製の被覆部が設けられていると
ころに特徴を有している。上記手段によれば、フレーム
内から底板の開口部を通してフレームの外部に樹脂を流
動させることに基づいて被覆部を成形できるので、開口
部の周縁部に樹脂ばりが付着し難くなる。
【0011】請求項6記載の回転電機は、モールド層に
より塞がれた補助開口部がフレームの底板に設けられて
いるところに特徴を有している。上記手段によれば、フ
レーム内から底板の開口部および補助開口部の双方を通
してフレームの外部に樹脂を流通させることができる。
このため、樹脂の流通経路が増え、樹脂の流れが円滑に
なるので、被覆部の成形性が高まる。
【0012】請求項7記載の回転電機は、モールド層の
うちフランジ側の端面にOリングが装着されるシール溝
が形成されているところに特徴を有している。上記手段
によれば、モールド層のフランジ側の端面と負荷との間
にOリングが介在されるので、フランジと負荷との間が
フランジの内周側でシールされる。このため、ガスがフ
ランジと負荷との接合面から漏れるのは勿論のこと、フ
レームの内周面とモールド層との間に侵入することも防
止される。
【0013】請求項8記載の回転電機は、ステータコア
に合成樹脂製の絶縁層を介してコイルが巻装され、前記
絶縁層の内周面が前記ステータコアの内周面と略同一面
上に配置されているところに特徴を有している。上記手
段によれば、ステータコアの内周面の金属エッジが絶縁
層により覆われる。このため、熱収縮時の応力がモール
ド層の一部に集中することがなくなるので、クラックの
発生が抑えられる。
【0014】請求項9記載の回転電機は、コイルに駆動
電源を印加するリード線と、フレームに設けられ前記リ
ード線を挟持する一対の挟持部材とを備え、モールド層
の成形時に金型との間で前記一対の挟持部材を押える突
部が前記フレームに設けられているところに特徴を有し
ている。上記手段によれば、モールド層の成形時に突部
が一方の挟持部材内にめり込むことに基づいてリード線
の外径寸法のばらつきが吸収され、リード線が両挟持部
材に密着する。このため、リード線と両挟持部材との間
から樹脂が漏れることが防止されるので、樹脂ばりの発
生が抑えられる。
【0015】請求項10記載の回転電機は、リード線を
フレームの外部に引出す切欠部がフレームに設けられ、
一対の挟持部材が前記切欠部内に嵌合されているところ
に特徴を有している。上記手段によれば、一方の挟持部
材を切欠部内に嵌合した状態で切欠部からリード線を引
出し、切欠部内に他方の挟持部材を嵌合するだけで、リ
ード線を挟持できるので、リード線の保持作業が簡単に
なる。しかも、両挟持部材を切欠部の内面をガイドして
切欠部内に挿入できるので、両挟持部材の装着作業が簡
単になり、総じて、製造作業性が高まる。
【0016】請求項11記載の回転電機の製造方法は、
請求項1または2記載の回転電機を製造する場合に非液
体状の樹脂材を少なくともステータコアの内周部に収納
して圧縮成形するところに特徴を有している。上記手段
によれば、例えばステータコアの軸方向端部に樹脂材を
収納する場合とは異なり、ステータコアと成形型との間
の幅狭な隙間に樹脂材を流し込む必要がなくなるので、
モールド層の薄肉部に巣等が一層生じ難くなり、薄肉部
でクラックが一層発生し難くなる。
【0017】請求項12記載の回転電機の製造方法は、
樹脂材をステータコアの内周部に加えて軸方向一端部ま
たは軸方向両端部に収納して圧縮成形するところに特徴
を有している。上記手段によれば、樹脂材の流れが円滑
になるので(具体的には液面が水平状態を保持しながら
高くなるように樹脂材が流れるので)、ウェルドライン
の発生が抑えられ、モールド層の機械的強度が向上す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1な
いし図11に基づいて説明する。まず、図1の(a)に
おいて、真空ポンプのポンプケース21には開口部22
が形成されており、開口部22の周縁部には環状のフラ
ンジ23が装着されている。このフランジ23はアルミ
ニウムをダイカスト成形したものであり、フランジ23
を通してポンプケース21に複数のねじ24を絞込むこ
とに基づいて固定されている。このフランジ23の内周
部には円環状の突部25が一体形成されており、フラン
ジ23は突部25をポンプケース21の凹部26内に嵌
合することに基づいて位置決めされている。尚、真空ポ
ンプは負荷に相当するものである。
【0019】フランジ23には、図3の(a)に示すよ
うに、フレーム27が一体形成されており、フランジ2
3の表面およびフレーム27の表面には防食用の陽極酸
化被膜(図示せず)が形成されている。このフレーム2
7は円筒状をなすものであり、フレーム27にはフラン
ジ23の反対側の端部に位置して底板28が一体形成さ
れ、底板28の中央部には、図3の(b)に示すよう
に、円形状の開口部29が形成されている。
【0020】フレーム27および底板28には幅広な切
欠部30が形成され、底板28には幅狭な切欠部31が
形成されている。これら切欠部30および31はフレー
ム27の底板28内で連通するものであり、幅広な切欠
部30の内面には、図3の(a)に示すように、円形状
のピン穴32が形成され、ピン穴32の上方には突部3
3が形成されている。また、フレーム27の底板28に
は、図3の(b)に示すように、円形状をなす6個の補
助開口部34が形成されている。これら補助開口部34
は共通の円形軌跡上に位置するものであり、周方向に等
ピッチで配列されている。
【0021】フレーム27の底板28には6個の補助開
口部34の内周側に位置して3個の基板座35が周方向
に等ピッチで一体形成され、6個の補助開口部34の外
周側に位置して3個のカバー座36が周方向に等ピッチ
で一体形成されている。これら各基板座35および各カ
バー座36は、図3の(a)に示すように、底板28か
らフレーム27の外部へ突出するものであり、各基板座
35および各カバー座36には、図3の(b)に示すよ
うに、タップ穴37が形成されている。尚、各タップ穴
37はダイカスト成形後に機械加工されたものである。
また、基板座35はねじ止め部に相当するものである。
【0022】フレーム27の内周面には、図1の(a)
に示すように、円筒状のステータコア38が固定されて
いる。このステータコア38はヘリカル鉄心と称される
ものであり、帯状をなす複数のケイ素鋼板を積層するこ
とに基づいて帯状コアを形成した後、帯状コアを折曲げ
ることに基づいて円筒化されている。このステータコア
38は、図8の(a)に示すように、円筒状のヨーク3
9と6本のティース40とを有するものであり、各ティ
ース40の先端部には磁極片41が一体形成され、各磁
極片41は周方向に隣接するティース40相互間に半閉
スロットを形成している。
【0023】ステータコア38には、図8の(b)に示
すように、6個のスプール42が装着されており、各ス
プール42は、図8の(a)および(b)に示すよう
に、ヨーク39の軸方向両端面および内周面,ティース
40の軸方向両端面および周方向両側面,磁極片41の
軸方向両端面を覆っている。これら各スプール42はテ
ィース40に軸方向両側から合成樹脂製のカバー43を
被せることに基づいて構成されたものであり、周方向に
隣接するスプール42相互間には、図8の(b)に示す
ように、ヨーク39の軸方向両端面に位置して隙間44
が形成され、各スプール42の内周面は、図8の(c)
に示すように、ステータコア38の磁極片41の内周面
と同一面上に配置されている。尚、スプール42は絶縁
層に相当するものである。
【0024】ステータコア38の6本のティース40に
は、図8の(b)に示すように、スプール42の上から
U,V,W相のコイル45が巻装されており、各相のコ
イル45には、図8の(a)に示すように、リード線4
6の一端部が電気的に接続され、各リード線46の他端
部は、図1の(a)に示すように、共通の電源コネクタ
47に電気的に接続されている。この電源コネクタ47
はインバータ装置(図示せず)に電気的に接続されるも
のであり、3相のコイル45にはインバータ装置から電
源コネクタ47およびリード線46を通して駆動電源が
印加される。
【0025】フレーム27の幅広な切欠部30内には、
図3の(c)に示すように、合成樹脂製(例えばガラス
フィラーを含有するPBT製)の第1のハウジング48
が嵌合されている。このハウジング48は切欠部30の
周方向両側面をガイドとして底板28側から切欠部30
内に挿入されたものであり、ハウジング48には、図4
の(b)に示すように、貫通状をなす2個のピン孔49
と半円形状をなす3個の挟持面50(図4のc参照)と
突部51(図4のa参照)とが形成され、突部51は、
図4の(b)に示すように、フレーム27の内周面に接
触している。また、ハウジング48には、図4の(a)
に示すように、スプリングピン52が固定されており、
スプリングピン52は、図1の(a)に示すように、フ
レーム27のピン穴32内に嵌合されている。
【0026】フレーム27の幅広な切欠部30内には、
図3の(c)に示すように、合成樹脂製(例えばガラス
フィラーを含有するPBT製)の第2のハウジング53
が挿入されており、ハウジング53には、図5の(c)
に示すように、2本のスプリングピン54が固定されて
いる。このハウジング53は切欠部30の周方向両側面
をガイドとして底板28側から切欠部30内に挿入され
たものであり、各スプリングピン54が第1のハウジン
グ48のピン孔49内に嵌合されることに基づいて第1
のハウジング48に位置決め状態で連結されている。
尚、第1のハウジング48および第2のハウジング53
は挟持部材に相当するものであり、図1の(a)の符号
55は第1のハウジング48および第2のハウジング5
3から構成されるハウジングを示している。
【0027】第2のハウジング53には、図5の(c)
に示すように、半円形状をなす3個の挟持面50が形成
されている。これら各挟持面50は、図3の(c)に示
すように、第1のハウジング48の挟持面50と協働し
て円形孔状のリード線保持部56を形成するものであ
り、各リード線46は第1のハウジング43の挟持面5
0と第2のハウジング53の挟持面50との間で挟持さ
れることに基づいてずれ止めされている。
【0028】尚、図1の(a)の符号57はステータコ
ア38,6個のスプール42,6個のコイル45,3本
のリード線46,電源コネクタ47を有するステータ組
立を示すものであり、ステータ組立57はステータに相
当するものである。
【0029】フレーム27内には、図11の(a)に示
すように、モールド層58が形成されている。このモー
ルド層58は下記〜の手順で成形されたものであ
り、ステータコア38の磁極片41の内周面を覆う薄肉
部59(具体的には肉厚1mm)とステータコア38の
軸方向一端部を覆う厚肉なエンド部60とステータコア
38の軸方向他端部を覆う厚肉なエンド部61とフレー
ム27の底板28を外部から覆う薄肉な被覆部62と被
覆部62に位置する円筒部63とを有している。以下、
モールド層58の成形手順について説明する。
【0030】<モールド層58の成形手順について> ステータ組立57を治具(図示せず)にセットする。
この治具には複数のステータピンおよび複数のフレーム
ピンが固定されており、ステータ組立57はスプール4
2相互間の複数の隙間44内にステータピンを嵌合する
ことに基づいて治具に対して位置決めされる。
【0031】フレーム27を加熱することに基づいて
膨脹させ、ステータコア38の外周面に圧入する。この
とき、フレーム27の複数の取付孔64(ねじ24の挿
入孔)内に治具のフレームピンを嵌合し、フレーム27
を治具のステータ組立57に対して位置決めする。この
圧入方法は焼ばめと称されるものであり、フレーム27
の降温時にはフレーム27が収縮し、フレーム27の内
周面がステータコア38の外周面に密着する。
【0032】フレーム27を治具から取外し、フレー
ム27の幅広な切欠部30内に第1のハウジング48を
挿入する。すると、ハウジング48のスプリングピン5
2がフレーム27のピン穴32内に嵌合され、しかも、
ハウジング48の突部51がフレーム27の内周面に接
触し、ハウジング48がフレーム27に位置決め状態で
保持される。
【0033】フレーム27の幅広な切欠部30内に第
2のハウジング53を挿入する。すると、ハウジング5
3の両スプリングピン54が第1のハウジング48の両
ピン孔49内に嵌合され、第2のハウジング53が第1
のハウジング48に位置決め状態で連結される。このと
き、各リード線46を幅広な切欠部30を通してフレー
ム27の外部に取出しておき、第1のハウジング48の
挟持面50と第2のハウジング53の挟持面50との間
で挟持する。
【0034】フレーム27を、図8の(a)に示すよ
うに、圧縮成形機の下型65内にセットする。この圧縮
成形機は雌状の下型65および雄状の上型66(図10
参照)を有するものであり、下型65は床面に対して固
定され、上型66はアクチュエータの駆動に基づいて上
死点および下死点間で移動する。これら下型65および
上型66はヒータ(図示せず)を内蔵しており、ヒータ
の発熱に基づいて予め設定された型温に加熱されてい
る。尚、下型65は金型に相当するものである。
【0035】紙粘土状に予熱された熱硬化性の樹脂材
67を、図9に示すように、フレーム27内にセットす
る。この樹脂材67はガラスフィラーを含有する不飽和
ポリエステルからなるものであり、ステータ組立57の
内周部,ステータ組立57の軸方向一端部,ステータ組
立57の軸方向他端部に3分割して収納される。
【0036】圧縮成形機のアクチュエータを作動させ
ることに基づいて図10の上型66を下降させ、ステー
タ組立57の内周部に挿入する。すると、樹脂材67が
加圧・加温されることに基づいてフレーム27内を流動
し、フレーム27内に充填される(薄肉部59,エンド
部60,エンド部61の成形)。このとき、樹脂材67
の一部が底板28の開口部29および複数の補助開口部
34から流出し、底板28と下型65との間に充填され
る(被膜部62,円筒部63の成形)。これと共に、下
型65とフレーム27の突部33との間で第1のハウジ
ング48および第2のハウジング53が押えられる。そ
して、突部33が第1のハウジング48内にめり込むこ
とに基づいてリード線46の外径寸法のばらつきが吸収
され、リード線46が第1のハウジング48の挟持面5
0および第2のハウジング53の挟持面50に密着す
る。
【0037】圧縮成形機のアクチュエータを作動させ
ることに基づいて上型66を上昇させ、ステータ組立5
7の内周部から抜取る。この上型66の上昇動作は予め
設定された硬化時間の経過後に自動的に実行されるもの
であり、上型66の上昇時には、図11に示すように、
樹脂材67が硬化することに基づいてモールド層58が
形成されている。
【0038】モールド層58には、図1の(a)に示す
ように、フランジ23側の端面に位置して円環状のシー
ル溝68が形成されている。このシール溝68はモール
ド層58の成形後にモールド層58に機械加工を施すこ
とに基づいて形成されたものであり、シール溝68内に
はOリング69が嵌合されている。このOリング69は
シール溝68の内面とポンプケース21との間で弾性的
に押し潰されることに基づいて両者に密着し、両者の間
を気密状態に塞いでいる。
【0039】フレーム27の底板28にはプリント配線
基板からなるセンサ基板70が装着されている。このセ
ンサ基板70はモールド層58の成形後に各基板座35
のタップ穴37内に雌ねじ部を形成し、図2に示すよう
に、センサ基板70を通して各雌ねじ部内にねじ71を
締込むことに基づいて基板座35に固定されたものであ
り、センサ基板70には磁気センサに相当する3個のホ
ールIC(図示せず)が搭載されている。
【0040】センサ基板70にはガスセンサ(図示せ
ず)が搭載されている。このガスセンサは半導体製造装
置で使用される腐食性ガスを検出する半導体ガスセンサ
からなるものであり、底板28の開口部29内のモール
ド層58にクラックが生じ、フレーム27内からクラッ
クを通して腐食性ガスが漏れたときにはガスセンサが腐
食性ガスを検出し、リーク信号を出力する。
【0041】モールド層58の円筒部63には、図1の
(a)に示すように、アルミニウム製の基板カバー72
が位置決め状態で嵌合されており、センサ基板70は基
板カバー72により覆われている。この基板カバー72
は有底円筒状をなすものであり、モールド層58の成形
後に各カバー座36のタップ穴37内に雌ねじ部を形成
し、図2に示すように、基板カバー72を通して各雌ね
じ部内にねじ73を締込むことに基づいてカバー座36
に固定されている。
【0042】センサカバー72には合成樹脂製のブッシ
ュ74が固定されており、ブッシュ74には複数のリー
ド線75が保持されている。これらリード線75の一端
部は、図1の(a)に示すように、センサ基板70に電
気的に接続され、リード線75の他端部にはセンサコネ
クタ76が電気的に接続されている。
【0043】ステータ組立57の内周部にはシャフト7
7が挿入されている。このシャフト77は真空ポンプの
送風機を回転駆動するものであり、シャフト77の一端
部はポンプケース21内で軸受(図示)を介して回転可
能に支持されている。このシャフト77の他端部には、
図7に示すように、テーパ部78と径小部79と雄ねじ
部80とが形成されており、テーパ部78の外周部には
平坦な締結面81が形成され、雄ねじ部80内には雌ね
じ部82が形成されている。
【0044】テーパ部78の外周面および径小部79の
外周面には、図1の(a)に示すように、円筒状のスリ
ーブ83が挿入されている。このスリーブ83はステン
レスを材料に形成されたものであり、スリーブ83の外
周面には、図6に示すように、筒状のロータコア84が
嵌合されている。このロータコア84は複数のケイ素鋼
板を積層することに基づいて形成されたものであり、ロ
ータコア84には平板状をなす複数のマグネット孔85
が周方向に等ピッチで形成され、各マグネット孔85内
には平板状の永久磁石86が挿入されている。尚、ロー
タコア84には防食用のエポキシ樹脂コーティングが施
されている。
【0045】スリーブ83の両端部にはステンレス製の
押え板87が固定されており、各押え板87には複数本
のねじ88が挿入されている。これら各ねじ88はロー
タコア84の軸方向端面に絞込まれており、ロータコア
84は両押え板87を介してスリーブ83に回転不能に
連結され、各永久磁石86は両押え板87によりロータ
コア84から抜止めされている。また、シャフト77の
雄ねじ部80には、図1の(a)に示すように、ナット
89が螺合されており、ロータコア84はナット89と
シャフト77の締結面81との間で締結されることに基
づいてシャフト77に回転不能に連結されている。
【0046】一方の押え板87には、図6に示すよう
に、複数のピン90(1本のみ図示する)が周方向に等
ピッチで固定されており、各ピン90の外周面にはステ
ンレス製のセンサホルダ91のピン孔が挿入されてい
る。このセンサホルダ91は有底円筒状をなすものであ
り、一方の押え板87に複数のピン90を介して位置決
めされている。
【0047】センサホルダ91の底板にはセンサマグネ
ット92が固定されており、センサマグネット92およ
びセンサホルダ91は、図1の(a)に示すように、両
者を通してシャフト77の雌ねじ部82内にねじ93を
絞込むことに基づいてシャフト77に回転不能に固定さ
れている。このセンサマグネット92はエポキシ樹脂で
コーティングされたプラスチックマグネットからなるも
のであり、センサ基板70の各ホールICはセンサマグ
ネット92の着磁部分を検出することに基づいて位置信
号を出力する。
【0048】尚、図1の(a)の符号94はシャフト7
7,スリーブ83,ロータコア84,複数の永久磁石8
6,2枚の押え板87,センサホルダ91,センサマグ
ネット92を有するロータ組立を示すものであり、ロー
タ組立94はロータに相当する。
【0049】センサコネクタ76はインバータ装置に電
気的に接続されており、インバータ装置はセンサ基板7
0のホールICからリード線75およびセンサコネクタ
76を通して出力される位置信号に基づいてPWM制御
されたドライブ信号を生成する。そして、3相のコイル
45をドライブ信号に基づいてスイッチング制御するこ
とに伴い回転磁界を生起し、ロータ組立94を回転操作
する。また、インバータ装置には表示器(図示せず)が
電気的に接続されており、インバータ装置はガスセンサ
からのリーク信号を検出すると、表示器に異常表示信号
を出力することに基づいてガス漏れを表示する。
【0050】上記実施例によれば、フレーム27にフラ
ンジ23および底板28を一体形成したので、フレーム
27とフランジ23との間,フレーム27と底板28と
の間に接合面が存在しなくなる。このため、フレーム2
7内にOリングを装着して気密性を高める必要がなくな
るので、部品点数が減り、構成が簡単になる。
【0051】また、フレーム27内で樹脂材67を圧縮
成形することに基づいてモールド層58を形成したの
で、モールド層58とフランジ23との密着度,モール
ド層58と底板28との密着度が高まる。このため、こ
の点からもフレーム27内にOリングを装着して気密性
を高める必要がなくなるので、部品点数が減り、構成が
簡単になる。しかも、ステータコア38の内周面と成形
型の芯金との幅狭な隙間内に外部から樹脂を押込む射出
成形に比べて幅狭な隙間内に樹脂が回り易くなる。この
ため、モールド層58のうちステータコア38の内周面
を覆う薄肉部59に巣等が生じ難くなるので、薄肉部5
9でのクラックの発生が抑えられる。
【0052】尚、モールド層58を射出成形またはトラ
ンスファ成形する場合にはモールド層58のうちステー
タコア38の内周部を削ることに基づいて薄肉化するこ
とになるので、モールド層58が圧縮成形によって形成
されたものか、射出成形によって形成されたものかはモ
ールド層58の切削の有無に基づいて判別できる。
【0053】特にガラスフィラー入りの樹脂を射出する
場合にはガラスフィラーが射出圧で軸方向に揃うので、
モールド層58の径方向への熱収縮率とステータコア3
8の径方向への熱収縮率との差が大きくなり、薄肉部5
9にクラックが発生し易くなる。しかしながら、モール
ド層58を圧縮成形する場合にはガラスフィラーの指向
性がランダムに保たれるので、モールド層58の径方向
への熱収縮率とステータコア38の径方向への熱収縮率
との差が縮まり、薄肉部59にクラックが発生し難くな
る。
【0054】また、ガラスフィラー入りの樹脂を射出す
る場合にはガラスフィラーがスクリュで切断されるの
で、モールド層58の機械的な強度にガラスフィラーを
使用した効果が発揮され難い。しかしながら、モールド
層58を圧縮成形する場合にはガラスフィラーが長繊維
状態に保たれるので、モールド層58の機械的な強度に
ガラスフィラーを使用した効果が存分に発揮され、薄肉
部59にクラックが発生し難くなる。
【0055】また、樹脂材67をステータコア38の内
周部に収納して圧縮成形した。このため、例えばステー
タコア38の軸方向端部に樹脂材67を収納する場合と
は異なり、ステータコア38と上型66との間の幅狭な
隙間に樹脂材67を流し込む必要がなくなるので、モー
ルド層58の薄肉部59に巣等が一層生じ難くなり、薄
肉部59でクラックが一層発生し難くなる。
【0056】また、樹脂材67をステータコア38の内
周部に加えて軸方向両端部に収納して圧縮成形したの
で、フレーム27内の樹脂材67の流れが円滑になり
(具体的には液面が水平状態を保持しながら高くなるよ
うに樹脂材67が流れる)、流動速度が異なる樹脂材6
7が衝突することがなくなる。このため、ウェルドライ
ンの発生が抑えられるので、モールド層58の機械的強
度が高まる。しかも、樹脂材67が底板28の開口部2
9および補助開口部34を通してフレーム27の外部に
流れ易くなるので、被覆部62および円筒部63の成形
性が高まる。
【0057】また、フレーム27の底板28に基板座3
5を設け、センサ基板70をモールド層58の成形後に
基板座35にねじ止めしたので、センサ基板70がモー
ルド層58の成形圧で位置ずれすることが防止される。
このため、センサマグネット92とホールICとの位置
関係が正確化されるので、センサ基板70によるロータ
組立94の位置検出精度が高まる。
【0058】また、センサ基板70にガスセンサを搭載
した。このため、底板28の開口部29内のモールド層
58にクラックが生じたときにはガスセンサからリーク
信号が出力されるので、リーク信号に基づいてガス漏れ
を検出し、ポンプモータを交換する等の異常処置を行う
ことができる。
【0059】また、底板28の外面に被覆部62を形成
しないときには樹脂材67が底板28の開口部29を通
して漏れ、樹脂ばりが生じるので、樹脂ばりの除去作業
を行う必要がある。しかしながら、底板28の外面に被
覆部62を形成したので、樹脂ばりの除去作業を行う必
要がなくなり、製造作業性が高まる。
【0060】また、底板28に補助開口部34を形成し
たので、フレーム27内から開口部29および補助開口
部34の双方を通してフレーム27の外部に樹脂材67
を流通させることができる。このため、樹脂材67の流
通経路が増え、樹脂材67の流れが円滑になるので、被
覆部62および円筒部63の成形性が高まる。
【0061】また、モールド層58のうちフランジ23
側の端面にOリング69が装着されるシール溝68を形
成したので、フランジ23とポンプケース21との間が
フランジ23の内周側でシールされる。このため、ポン
プケース21内の腐食性ガスがフランジ23とポンプケ
ース21との接合面から漏れるのは勿論のこと、フレー
ム27の内周面とモールド層58との間に侵入すること
も防止される。
【0062】また、モールド層58の成形後にモールド
層58に機械加工を施すことに基づいてシール溝68を
形成したので、シール溝68の内面の面粗度および寸法
精度が向上する。このため、Oリング69とシール溝6
8との間の気密度が高まるので、耐リーク性が向上す
る。
【0063】また、スプール42の内周面とステータコ
ア38の内周面とを同一面上に配置したので、ステータ
コア38の内周面の金属エッジがスプール42により覆
われる。このため、熱収縮時の応力がモールド層58の
一部に集中することがなくなるので、クラックの発生が
抑えられる。
【0064】また、モールド層58の成形時に下型65
とフレーム27の突部33との間で第1のハウジング4
8および第2のハウジング53を押えたので、突部33
が第1のハウジング48内にめり込むことに基づいてリ
ード線46の外径寸法のばらつきが吸収され、リード線
46が第1のハウジング48の挟持面50および第2の
ハウジング53の挟持面50に密着する。このため、リ
ード線46と両挟持面50との間から樹脂材67が漏れ
ることが防止されるので、樹脂ばりの発生が抑えられ
る。
【0065】また、突部33をアルミニウム製のフレー
ム27に一体形成した。このため、鋼鉄製の下型65に
突部33を形成する場合に比べて突部33が柔らかくな
るので、第1のハウジング48および第2のハウジング
53が突部33の押圧力で破損することが防止される。
【0066】また、フレーム27に切欠部30を設け
た。このため、第1のハウジング48を切欠部30内に
嵌合した状態で切欠部30からリード線46を引出し、
切欠部30内に第2のハウジング53を嵌合するだけ
で、第1のハウジング48および第2のハウジング53
間でリード線46を挟持できるので、リード線46の保
持作業が簡単になる。しかも、第1のハウジング48お
よび第2のハウジング53を切欠部30の周方向両側面
をガイドとして切欠部30内に挿入できるので、第1の
ハウジング48および第2のハウジング53の装着作業
が簡単になり、総じて、製造作業性が高まる。
【0067】尚、上記実施例においては、フランジ2
3,フレーム27,底板28をダイカスト成形すること
に基づいて一体化したが、これに限定されるものではな
く、例えばプレス成形することに基づいて一体化しても
良い。また、上記実施例においては、樹脂材67をステ
ータコア38の内周部,軸方向一端部,軸方向他端部の
3か所に収納したが、これに限定されるものではなく、
例えばステータコア38の内周部だけに収納したり、ス
テータコア38の内周部および軸方向一端部に収納して
も良い。
【0068】また、上記実施例においては、センサ基板
70をモールド層58の成形後に基板座35にねじ止め
したが、これに限定されるものではなく、例えばセンサ
基板70を基板座35にねじ止めした状態でモールド層
58を成形しても良い。また、上記実施例においては、
本発明を真空ポンプのモータに適用したが、これに限定
されるものではなく、要は負荷を駆動するモータ全般に
適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は次の効果を奏する。請求項1記載の手段によれば、底
板およびフランジをフレームに一体化したので、フレー
ムと底板との間,フレームとフランジとの間に接合面が
存在しなくなる。このため、フレーム内にOリングを装
着して気密性を高める必要がなくなるので、部品点数が
減り、構成が簡単になる。
【0070】請求項2記載の手段によれば、モールド層
を圧縮成形したので、モールド層と底板との密着度,モ
ールド層とフランジとの密着度が高まる。このため、フ
レーム内にOリングを装着して気密性を高める必要がな
くなるので、部品点数が減り、構成が簡単になる。しか
も、モールド層を圧縮成形したので、ステータコアの内
周面と成形型との間の幅狭な隙間に樹脂が回り易くな
る。このため、モールド層のうちステータコアの内周面
を覆う薄肉部に巣等が生じ難くなるので、薄肉部でクラ
ックが発生し難くなる。
【0071】請求項11記載の手段によれば、モールド
層の圧縮成形時に樹脂材を少なくともステータコアの内
周部に収納したので、ステータコアと成形型との間の幅
狭な隙間に樹脂材を流し込む必要がなくなる。このた
め、ステータコアの内周面と成形型との間の幅狭な隙間
に樹脂が一層回り易くなるので、モールド層の薄肉部に
巣等が一層生じ難くなり、薄肉部でクラックが一層発生
し難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(aはポンプモータ
の全体構成を示す図2のXa線に沿う断面図、図1のb
はXb線に沿う断面図)
【図2】図1のX2 視図
【図3】フレームを示す図(aはXa線に沿う断面図、
bはXb視図、cはXc視図)
【図4】第1のハウジングを示す図(aはXa視図、b
はXb視図、cはXc視図)
【図5】第2のハウジングを示す図(aはXa視図、b
はXb視図、cはXc視図)
【図6】ロータ組立を示す図
【図7】シャフトを示す図
【図8】モールド層の成形手順を示す図(aはフレーム
が圧縮成形型にセットされた様子を示す断面図、bはX
b視図、cはXc部を拡大して示す図)
【図9】モールド層の成形手順を示す図(aはフレーム
内に樹脂材がセットされた様子を示す断面図、bはXb
視図)
【図10】モールド層の成形手順を示す図(フレーム内
にの脂材が圧縮される直前の様子を示す断面図)
【図11】モールド層の成形手順を示す図(aはフレー
ム内の樹脂材が硬化した様子を示す断面図、bはXb視
図)
【図12】従来例を示す図
【符号の説明】
23はフランジ、27はフレーム、28は底板、29は
開口部、30は切欠部、33は突部、34は補助開口
部、35は基板座(ねじ止め部)、38はステータコ
ア、42はスプール(絶縁層)、45はコイル、46は
リード線、48は第1のハウジング(挟持部材)、53
は第2のハウジング(挟持部材)、57はステータ組立
(ステータ)、58はモールド層、62は被覆部、65
は下型(金型)、67は樹脂材、68はシール溝、69
はOリング、70はセンサ基板、94はロータ組立(ロ
ータ)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 5/22 H02K 5/22 5H615 11/00 15/12 E 15/12 11/00 X (72)発明者 森崎 禎夫 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 東 芝産業機器製造 株式会社内 (72)発明者 木下 克巳 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 東 芝産業機器製造 株式会社内 (72)発明者 杉野 博俊 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 東 芝産業機器製造 株式会社内 (72)発明者 森島 忠 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 東 芝産業機器製造 株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AA08 AB04 5H603 AA03 AA04 AA09 BB01 BB05 BB12 CA01 CA05 CB01 CB20 CB25 CB26 CC11 CD01 CD14 CD21 CE01 EE02 FA16 FA21 5H604 AA05 AA08 BB01 BB08 CC01 CC05 CC16 DA14 DB02 5H605 AA08 BB05 BB10 CC01 DD05 EC01 FF06 GG06 GG18 5H611 AA01 BB01 BB04 PP01 QQ00 UA01 5H615 AA01 BB01 BB05 BB14 BB16 PP01 PP06 PP12 PP14 PP15 PP28 QQ02 QQ09 QQ19 SS05 SS19 SS44 TT26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のフレームと、 前記フレームの一端部に設けられた底板と、 前記フレームの他端部に設けられ、負荷に接合されるフ
    ランジと、 前記フレームの内部に設けられ、ステータコアにコイル
    を巻装してなるステータと、 前記フレームの内部に設けられ、前記ステータを覆う合
    成樹脂製のモールド層とを備え、 前記底板および前記フランジは、前記フレームとの間に
    接合面が存在しないように前記フレームに一体化されて
    いることを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 筒状のフレームと、 前記フレームの一端部に設けられた底板と、 前記フレームの他端部に設けられ、負荷に接合されるフ
    ランジと、 前記フレームの内部に設けられ、ステータコアにコイル
    を巻装してなるステータと、 前記フレームの内部に設けられ、前記ステータを覆う合
    成樹脂製のモールド層とを備え、 前記モールド層は、前記フレーム内に収納された非液体
    状の樹脂材を圧縮成形することに基づいて形成されてい
    ることを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 フレームの底板に設けられ、モールド層
    により塞がれた開口部と、 前記フレームの底板に前記フレームの外部に位置して設
    けられ、ロータの回転情報を前記開口部内のモールド層
    を介して検出するセンサ基板とを備え、 前記フレームの底板には、前記センサ基板がねじ止めさ
    れるねじ止め部が設けられていることを特徴とする請求
    項1または2記載の回転電機。
  4. 【請求項4】 センサ基板には、ガスを検出するガスセ
    ンサが搭載されていることを特徴とする請求項3記載の
    回転電機。
  5. 【請求項5】 フレームの底板には、外面に位置して合
    成樹脂製の被覆部が設けられていることを特徴とする請
    求項3記載の回転電機。
  6. 【請求項6】 フレームの底板には、モールド層により
    塞がれた補助開口部が設けられていることを特徴とする
    請求項5記載の回転電機。
  7. 【請求項7】 モールド層には、フランジ側の端面に位
    置してOリングが装着されるシール溝が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の
    回転電機。
  8. 【請求項8】 ステータコアには、合成樹脂製の絶縁層
    を介してコイルが巻装され、 前記絶縁層の内周面は、前記ステータコアの内周面と略
    同一面上に配置されていることを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれかに記載の回転電機。
  9. 【請求項9】 コイルに駆動電源を印加するリード線
    と、 フレームに設けられ、前記リード線を挟持する一対の挟
    持部材とを備え、 前記フレームには、モールド層の成形時に金型との間で
    前記一対の挟持部材を押える突部が設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の回転
    電機。
  10. 【請求項10】 フレームには、リード線をフレームの
    外部に引出す切欠部が設けられ、 一対の挟持部材は、前記切欠部内に嵌合されていること
    を特徴とする請求項9記載の回転電機。
  11. 【請求項11】 請求項1または2記載の回転電機の製
    造方法において、 非液体状の樹脂材を少なくともステータコアの内周部に
    収納して圧縮成形することを特徴とする回転電機の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 樹脂材をステータコアの内周部に加え
    て軸方向一端部または軸方向両端部に収納して圧縮成形
    することを特徴とする請求項11記載の回転電機の製造
    方法。
JP2000268527A 2000-09-05 2000-09-05 回転電機および回転電機の製造方法 Expired - Fee Related JP3715519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000268527A JP3715519B2 (ja) 2000-09-05 2000-09-05 回転電機および回転電機の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000268527A JP3715519B2 (ja) 2000-09-05 2000-09-05 回転電機および回転電機の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005200034A Division JP2006014594A (ja) 2005-07-08 2005-07-08 真空ポンプ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002084699A true JP2002084699A (ja) 2002-03-22
JP2002084699A5 JP2002084699A5 (ja) 2004-07-22
JP3715519B2 JP3715519B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=18755297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000268527A Expired - Fee Related JP3715519B2 (ja) 2000-09-05 2000-09-05 回転電機および回転電機の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3715519B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020479A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Saginomiya Seisakusho Inc 電磁アクチュエータ
JP2006288136A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Kayaba Ind Co Ltd モータ構造
JP2006288137A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Kayaba Ind Co Ltd モータ構造
JP2007092691A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Naoki Miyagi ポンプ装置およびそのケース組み立て方法。
US7675206B2 (en) 2005-09-16 2010-03-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rotating electric machine and manufacturing method thereof
JP2010259270A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Sanyo Electric Co Ltd 電動モータ及び電動車輌
JP2011199986A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ihi Corp 回転機
JP5064215B2 (ja) * 2005-05-31 2012-10-31 株式会社ミツバ 電動機及びステータの製造方法並びに電動機の製造方法
JP2013055833A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Denso Corp 回転電機
CN106787489A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 浙江信戈制冷设备科技有限公司 电机定子铁芯滚孔扩张机
WO2018154726A1 (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 三菱電機株式会社 電動機の固定子の製造方法、電動機の固定子及び電動機
WO2019176257A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 日本電産株式会社 モータ
WO2021200051A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 日本電産株式会社 モータ
CN115833502A (zh) * 2022-12-30 2023-03-21 苏州天弘激光股份有限公司 一种多工序定子制造设备
JP7412965B2 (ja) 2019-11-07 2024-01-15 東洋電機製造株式会社 モータ用ステータのモールド型の製造方法及びモータ用ステータのモールド型

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220142716A (ko) * 2021-04-15 2022-10-24 엘지이노텍 주식회사 모터

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935546A (ja) * 1982-08-20 1984-02-27 Hitachi Ltd 水中モ−タの固定子の製造方法
JPH0233586U (ja) * 1988-08-25 1990-03-02
JPH05199691A (ja) * 1992-01-20 1993-08-06 Shibaura Eng Works Co Ltd モ−ルド電動機
JPH09261935A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Shibaura Eng Works Co Ltd ブラシレスdcモータ
JPH1148290A (ja) * 1997-08-04 1999-02-23 Mitsubishi Eng Plast Kk 成形品及びその成形方法、並びに金型組立体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935546A (ja) * 1982-08-20 1984-02-27 Hitachi Ltd 水中モ−タの固定子の製造方法
JPH0233586U (ja) * 1988-08-25 1990-03-02
JPH05199691A (ja) * 1992-01-20 1993-08-06 Shibaura Eng Works Co Ltd モ−ルド電動機
JPH09261935A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Shibaura Eng Works Co Ltd ブラシレスdcモータ
JPH1148290A (ja) * 1997-08-04 1999-02-23 Mitsubishi Eng Plast Kk 成形品及びその成形方法、並びに金型組立体

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020479A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Saginomiya Seisakusho Inc 電磁アクチュエータ
JP4531463B2 (ja) * 2004-07-05 2010-08-25 株式会社鷺宮製作所 電磁アクチュエータ
JP2006288136A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Kayaba Ind Co Ltd モータ構造
JP2006288137A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Kayaba Ind Co Ltd モータ構造
JP5064215B2 (ja) * 2005-05-31 2012-10-31 株式会社ミツバ 電動機及びステータの製造方法並びに電動機の製造方法
US7675206B2 (en) 2005-09-16 2010-03-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rotating electric machine and manufacturing method thereof
JP2007092691A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Naoki Miyagi ポンプ装置およびそのケース組み立て方法。
JP2010259270A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Sanyo Electric Co Ltd 電動モータ及び電動車輌
JP2011199986A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ihi Corp 回転機
JP2013055833A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Denso Corp 回転電機
CN106787489A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 浙江信戈制冷设备科技有限公司 电机定子铁芯滚孔扩张机
CN106787489B (zh) * 2016-12-20 2023-06-16 浙江信戈制冷设备科技有限公司 电机定子铁芯滚孔扩张机
WO2018154726A1 (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 三菱電機株式会社 電動機の固定子の製造方法、電動機の固定子及び電動機
WO2019176257A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 日本電産株式会社 モータ
CN111819766A (zh) * 2018-03-13 2020-10-23 日本电产株式会社 马达
JPWO2019176257A1 (ja) * 2018-03-13 2021-02-25 日本電産株式会社 モータ
US11418083B2 (en) 2018-03-13 2022-08-16 Nidec Corporation Motor
JP7412965B2 (ja) 2019-11-07 2024-01-15 東洋電機製造株式会社 モータ用ステータのモールド型の製造方法及びモータ用ステータのモールド型
WO2021200051A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 日本電産株式会社 モータ
CN115833502A (zh) * 2022-12-30 2023-03-21 苏州天弘激光股份有限公司 一种多工序定子制造设备
CN115833502B (zh) * 2022-12-30 2023-12-29 苏州天弘激光股份有限公司 一种多工序定子制造设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3715519B2 (ja) 2005-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002084699A (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JP5748917B2 (ja) 電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法
EP2424079B1 (en) Motor and electric apparatus and method for manufacturing motor
CN103797691B (zh) 电动式驱动装置
US7642681B2 (en) Rotary electric machine equipped with one or more magnetic sensors
JP5065997B2 (ja) ポンプ
KR101222713B1 (ko) 캔드 리니어 모터 전기자 및 캔드 리니어 모터
US20150222156A1 (en) Driver apparatus
JP5470768B2 (ja) 回転電機およびその製造方法
JP5333657B2 (ja) 温度検出素子を隣接させる器具
EP1367698B1 (en) Electric rotary machine
US11469633B2 (en) Motor
EP3751705A1 (en) Brushless motor and method for producing same
WO2011111187A1 (ja) 電動機の回転子及び電動機及び空気調和機及び電動機の回転子の製造方法
US6541958B2 (en) Rotation detecting device
JP6790782B2 (ja) ステータユニット、モータ、およびステータユニットの製造方法
JP2007325405A (ja) インナーロータ型モータの回転子製造方法およびインナーロータ型モータ
JP5005063B2 (ja) 電動機の回転子及び電動機及び電動機の回転子の製造方法及び空気調和機
WO2002089294A1 (fr) Moteur electrique c.c.
JP2006014594A (ja) 真空ポンプ
JPH0879999A (ja) モールドモーター
JP2010200592A (ja) Acサーボモータの電機子およびacサーボモータ
CN111903041B (zh) 电动机
JP5042246B2 (ja) 電動機の回転子及び電動機及び電動機の回転子の製造方法及び空気調和機
JP2006149200A (ja) Dcブラシレスモータの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3715519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees