JPH05199691A - モ−ルド電動機 - Google Patents
モ−ルド電動機Info
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- JPH05199691A JPH05199691A JP787192A JP787192A JPH05199691A JP H05199691 A JPH05199691 A JP H05199691A JP 787192 A JP787192 A JP 787192A JP 787192 A JP787192 A JP 787192A JP H05199691 A JPH05199691 A JP H05199691A
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- Japan
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- bushing
- lead wire
- bushings
- premix
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ブッシング12を2分割すると共に分割面を
接合して前記リ−ド線11を挟持するように構成し、こ
の分割されたブッシング12に相互に嵌合しての挟持状
態を保持するフック14を備え、分割面を接合すること
によって衝合するテ−パ−面19aq、19bを形成
し、このテ−パ−面19a、19bで2分割されたブッ
シング12の接合の芯を得ることを特徴とするモ−ルド
電動機。 【効果】 テ−パ−面19a、19bを衝合させる作用
により、リ−ド線11を容易にブッシング12によって
挟持することができ、しかも、ブッシング12とリ−ド
線11との馴染がよくなり、特にモ−ルド型によって挟
持されるとその圧縮される力によってさらにブッシング
12とリ−ド線11との位置が正確になり、確実にプリ
ミックスの食み出しを防止することができる。
接合して前記リ−ド線11を挟持するように構成し、こ
の分割されたブッシング12に相互に嵌合しての挟持状
態を保持するフック14を備え、分割面を接合すること
によって衝合するテ−パ−面19aq、19bを形成
し、このテ−パ−面19a、19bで2分割されたブッ
シング12の接合の芯を得ることを特徴とするモ−ルド
電動機。 【効果】 テ−パ−面19a、19bを衝合させる作用
により、リ−ド線11を容易にブッシング12によって
挟持することができ、しかも、ブッシング12とリ−ド
線11との馴染がよくなり、特にモ−ルド型によって挟
持されるとその圧縮される力によってさらにブッシング
12とリ−ド線11との位置が正確になり、確実にプリ
ミックスの食み出しを防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子の鉄心の外周を
プリミックスによってモ−ルドしてフレ−ムを形成する
と共にリ−ド線をブッシングを介して引き出すモ−ルド
電動機に関する。
プリミックスによってモ−ルドしてフレ−ムを形成する
と共にリ−ド線をブッシングを介して引き出すモ−ルド
電動機に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】固定子の
鉄心がプリミックスによってモ−ルドされるモ−ルド電
動機は、モ−ルドされるプリミックスによってフレ−ム
を形成し、このフレ−ムに鋼板を絞り成型したブラケッ
トを取り付けている。
鉄心がプリミックスによってモ−ルドされるモ−ルド電
動機は、モ−ルドされるプリミックスによってフレ−ム
を形成し、このフレ−ムに鋼板を絞り成型したブラケッ
トを取り付けている。
【0003】この様なモ−ルド電動機は、鉄心の振動な
どによる騒音が低減するため、室内用の機器に好んで用
いられ、特に鉄心の継鉄部にトロイダル方式の巻線を施
すと、モ−ルドによるフレ−ムとの組み合せで小形で低
騒音に構成することができるため、今日の小型電動機の
主流になっている。
どによる騒音が低減するため、室内用の機器に好んで用
いられ、特に鉄心の継鉄部にトロイダル方式の巻線を施
すと、モ−ルドによるフレ−ムとの組み合せで小形で低
騒音に構成することができるため、今日の小型電動機の
主流になっている。
【0004】しかしながら、フレ−ムがプリミックスな
どによってモ−ルドされるため、モ−ルド型に鉄心を収
めなければならない。
どによってモ−ルドされるため、モ−ルド型に鉄心を収
めなければならない。
【0005】このときの問題点は、巻線などがモ−ルド
型に接触しないようにしなければモ−ルド後に巻線がフ
レ−ムの外側へ露出することになり、巻線などについて
は十分成型しておく必要があった。
型に接触しないようにしなければモ−ルド後に巻線がフ
レ−ムの外側へ露出することになり、巻線などについて
は十分成型しておく必要があった。
【0006】しかし、一方では、プリミックスが高価で
あり、また、重量をできる限り低減するため巻線を覆う
フレ−ムの肉厚をできる限り薄くする努力が行なわれて
いる。
あり、また、重量をできる限り低減するため巻線を覆う
フレ−ムの肉厚をできる限り薄くする努力が行なわれて
いる。
【0007】したがって、モ−ルド型は、プリミックス
を充填するゲ−トの位置が悪いと隅部まで十分に充填で
きないことがあった。
を充填するゲ−トの位置が悪いと隅部まで十分に充填で
きないことがあった。
【0008】このため、プリミックスの粘度を下げるこ
とに限度があり、代りに充填圧力を大きくすることが行
なわれている。
とに限度があり、代りに充填圧力を大きくすることが行
なわれている。
【0009】もちろんゲ−トを複数備えることも可能で
あり、一般的には、2個のゲ−トを有するものが多い。
あり、一般的には、2個のゲ−トを有するものが多い。
【0010】また、フレ−ムからは、巻線に接続される
リ−ド線を引き出す必要があり、リ−ド線の部分からプ
リミックスが食み出さないようにモ−ルド型とリ−ド線
とを密着させなければならない。
リ−ド線を引き出す必要があり、リ−ド線の部分からプ
リミックスが食み出さないようにモ−ルド型とリ−ド線
とを密着させなければならない。
【0011】しかし、このリ−ド線が1本ならともか
く、複数のリ−ド線が引き出されるため、リ−ド線相互
の隙間ができてプリミックスの食み出しを防ぐことは不
可能である。
く、複数のリ−ド線が引き出されるため、リ−ド線相互
の隙間ができてプリミックスの食み出しを防ぐことは不
可能である。
【0012】そこで、特願平2−14540号および特
願平2−14541号に示されるようにリ−ド線をブッ
シングで覆い、このブッシングをモ−ルド型の分割面で
挟んでプリミックスが食み出さないように構成すること
が行なわれている。
願平2−14541号に示されるようにリ−ド線をブッ
シングで覆い、このブッシングをモ−ルド型の分割面で
挟んでプリミックスが食み出さないように構成すること
が行なわれている。
【0013】そして、この場合、ブッシングをモ−ルド
型に挟むことに問題点がある。
型に挟むことに問題点がある。
【0014】すなわち、リ−ド線を保持するためにブッ
シングを2分割して挟持させると、分割されたブッシン
グを相互に保持しなければブッシンクがそれぞれバラバ
ラになってしまう。
シングを2分割して挟持させると、分割されたブッシン
グを相互に保持しなければブッシンクがそれぞれバラバ
ラになってしまう。
【0015】したがって、モ−ルド型に取り付けるまで
の間、リ−ド線を挟持した状態を保つ必要があった。
の間、リ−ド線を挟持した状態を保つ必要があった。
【0016】このため、分割された一方のブッシングに
ピンを備え、他方のブッシングにこのピンが嵌合する穴
を形成しておき、両者を一体にしていた。
ピンを備え、他方のブッシングにこのピンが嵌合する穴
を形成しておき、両者を一体にしていた。
【0017】しかしながら、この様にピンと穴とを嵌合
させることは、構造が簡単で製作が容易であり、小さい
ブッシングには好適であるが、実際の使用において、幾
つかの問題点がある。
させることは、構造が簡単で製作が容易であり、小さい
ブッシングには好適であるが、実際の使用において、幾
つかの問題点がある。
【0018】すなわち、ブッシングは、モ−ルド型に挟
持された状態でプリミックスが食み出さないようにリ−
ド線を強く把持しなければならないため、ブッシング
は、ピンと穴とが嵌合されていても、分割面で浮き上が
ることになった。
持された状態でプリミックスが食み出さないようにリ−
ド線を強く把持しなければならないため、ブッシング
は、ピンと穴とが嵌合されていても、分割面で浮き上が
ることになった。
【0019】このため、モ−ルド型に挟持させる際、注
意しなければブッシングとリ−ド線とが所定の位置に収
まっていないのにモ−ルド型を接合してブッシングを破
損することになった。
意しなければブッシングとリ−ド線とが所定の位置に収
まっていないのにモ−ルド型を接合してブッシングを破
損することになった。
【0020】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、ブッシンクがリ−ド線を確実に挟持した状
態で簡単にモ−ルド型に収めることができ、リ−ド線の
保護かできると共にプリミックスが食み出さないように
構成したモ−ルド電動機を提供することを目的としてい
る。
ものであり、ブッシンクがリ−ド線を確実に挟持した状
態で簡単にモ−ルド型に収めることができ、リ−ド線の
保護かできると共にプリミックスが食み出さないように
構成したモ−ルド電動機を提供することを目的としてい
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブッシングを
2分割すると共に分割面を接合して前記リ−ド線を挟持
するように構成し、この分割されたブッシングに相互に
嵌合しての挟持状態を保持するフックを備え、前記分割
面を接合することによって衝合するテ−パ−面を形成
し、このテ−パ−面で2分割されたブッシングの接合の
芯を得ることによって問題点を解決している。
2分割すると共に分割面を接合して前記リ−ド線を挟持
するように構成し、この分割されたブッシングに相互に
嵌合しての挟持状態を保持するフックを備え、前記分割
面を接合することによって衝合するテ−パ−面を形成
し、このテ−パ−面で2分割されたブッシングの接合の
芯を得ることによって問題点を解決している。
【0022】
【作用】ブッシングにリ−ド線を挟持させ、フックを嵌
合させてバラバラにならないようにすると分割されたブ
ッシングは、相互に衝合するテ−パ−面によってリ−ド
線を所定の位置に保持し、この状態でモ−ルド型に挟持
させると、ブッシングが圧縮されるため、テ−パ−面は
さらに分割されたブッシングを所定の位置に収めるよう
に作用し、確実にリ−ド線を把持し、プリミックスが食
み出すことがないようにモ−ルドすることができる。
合させてバラバラにならないようにすると分割されたブ
ッシングは、相互に衝合するテ−パ−面によってリ−ド
線を所定の位置に保持し、この状態でモ−ルド型に挟持
させると、ブッシングが圧縮されるため、テ−パ−面は
さらに分割されたブッシングを所定の位置に収めるよう
に作用し、確実にリ−ド線を把持し、プリミックスが食
み出すことがないようにモ−ルドすることができる。
【0023】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例によるモ−ルド
電動機の構造を示す要部斜視図である。
説明すると、図1は、本発明の一実施例によるモ−ルド
電動機の構造を示す要部斜視図である。
【0024】図2は、ブッシングを示す要部の斜視図で
ある。
ある。
【0025】図3は、ブッシングを展開して示した要部
の正面図である。
の正面図である。
【0026】図4は、ブッシングを接合した状態を示す
要部の正面図である。
要部の正面図である。
【0027】図5は、プリント基板にブッシングが取り
付けられた状態を示す要部の平面図である。
付けられた状態を示す要部の平面図である。
【0028】図6は、プリミックスをモ−ルド型に充填
する状態を示す要部縦断面図である。
する状態を示す要部縦断面図である。
【0029】図1において、モ−ルド電動機は、鉄心1
の外周にに絶縁層2が形成されており、絶縁層2の外側
からトロイダル方式で継鉄部に巻線3が巻装されてい
る。
の外周にに絶縁層2が形成されており、絶縁層2の外側
からトロイダル方式で継鉄部に巻線3が巻装されてい
る。
【0030】そして、巻線3の外側からプリミックスに
よるモ−ルドでフレ−ム4が形成されており、フレ−ム
4の一方が軸受5aを備える一体のブラケット6aにな
っており、このブラケット6aに対向する反対側に鋼板
製のブラケット6bが軸受5bを備えており、2個の軸
受5a、5bによって回転子7を構成する軸8を回転で
きるように支承している。
よるモ−ルドでフレ−ム4が形成されており、フレ−ム
4の一方が軸受5aを備える一体のブラケット6aにな
っており、このブラケット6aに対向する反対側に鋼板
製のブラケット6bが軸受5bを備えており、2個の軸
受5a、5bによって回転子7を構成する軸8を回転で
きるように支承している。
【0031】さらに、フレ−ム4には、プリント基板9
が埋設されており、プリント基板9には、ホ−ル素子1
0などの部品が取り付けられると共にリ−ド線11が取
り付けられ、リ−ド線11は、ブッシング12を介して
フレ−ム4の外側へ引き出されている。
が埋設されており、プリント基板9には、ホ−ル素子1
0などの部品が取り付けられると共にリ−ド線11が取
り付けられ、リ−ド線11は、ブッシング12を介して
フレ−ム4の外側へ引き出されている。
【0032】図2において、ブッシング12は、分割さ
れた一方のブッシング12aにフック14が形成されて
おり、図示されない他方のブッシングにこのフック14
が嵌合する穴が形成されている。
れた一方のブッシング12aにフック14が形成されて
おり、図示されない他方のブッシングにこのフック14
が嵌合する穴が形成されている。
【0033】そして、リ−ド線11を収容するために複
数の溝15が形成されており、溝15の両端における両
側には、溝15より少し幅が狭くなった溝を形成するガ
イド部16が複数立設されている。
数の溝15が形成されており、溝15の両端における両
側には、溝15より少し幅が狭くなった溝を形成するガ
イド部16が複数立設されている。
【0034】さらに、ブッシング12の一方に取付け部
17が形成されており、ピン18が立設されている。
17が形成されており、ピン18が立設されている。
【0035】この取付け部17は、プリント基板9に位
置決めするためのものであり、プリント基板9に形成さ
れた透孔にピン18が嵌合するように構成されている。
置決めするためのものであり、プリント基板9に形成さ
れた透孔にピン18が嵌合するように構成されている。
【0036】また、ブッシング12の端部には、2個の
突出部が形成されてテ−パ−面19aを形成している。
突出部が形成されてテ−パ−面19aを形成している。
【0037】図3において、ブッシング12は、2個に
分割されて一方のブッシング12aと他方のブッシング
12bとを形成しており、それぞれ展開、接合ができる
ように端部が接続部20によって接続されている。
分割されて一方のブッシング12aと他方のブッシング
12bとを形成しており、それぞれ展開、接合ができる
ように端部が接続部20によって接続されている。
【0038】そして、接続部20は、ブッシング12と
一体に形成されているものの、薄く形成され、折曲げが
可能になっており、接続部20で折曲げて分割された状
態から一方のブッシング12aと他方のブッシング12
bとを接合するとフック14が透孔21に嵌合されるよ
うに構成されている。
一体に形成されているものの、薄く形成され、折曲げが
可能になっており、接続部20で折曲げて分割された状
態から一方のブッシング12aと他方のブッシング12
bとを接合するとフック14が透孔21に嵌合されるよ
うに構成されている。
【0039】さらに、一方のブッシング12aは、リ−
ド線11を嵌合することができるように溝15が形成さ
れているが、他方のブッシング12bは、この溝15を
閉鎖し、溝15に嵌合されたリ−ド線11を押えてブッ
シング12とリ−ド線11との間を密封するように構成
されている。
ド線11を嵌合することができるように溝15が形成さ
れているが、他方のブッシング12bは、この溝15を
閉鎖し、溝15に嵌合されたリ−ド線11を押えてブッ
シング12とリ−ド線11との間を密封するように構成
されている。
【0040】また、他方のブッシング12bには、一方
のブッシング12aと接合されたとき衝合するように突
出部が形成されテ−パ−面19bを形成している。
のブッシング12aと接合されたとき衝合するように突
出部が形成されテ−パ−面19bを形成している。
【0041】図4において、ブッシング12は、一方の
ブッシング12aと他方のブッシング12bとが接合さ
れると、溝15による貫通孔22が形成されるように構
成されており、この貫通孔22によってリ−ド線11を
把持するように構成されている。
ブッシング12aと他方のブッシング12bとが接合さ
れると、溝15による貫通孔22が形成されるように構
成されており、この貫通孔22によってリ−ド線11を
把持するように構成されている。
【0042】そして、テ−パ−面19aとテ−パ−面1
9bとがそれぞれ衝合しているため、一方のブッシング
12aと他方のブッシング12bとを接合方向に強く圧
縮すると、一方のブッシング12aと他方のブッシング
12bとは、それぞれ互いにより衝合の中央へ移動する
ように構成されている。
9bとがそれぞれ衝合しているため、一方のブッシング
12aと他方のブッシング12bとを接合方向に強く圧
縮すると、一方のブッシング12aと他方のブッシング
12bとは、それぞれ互いにより衝合の中央へ移動する
ように構成されている。
【0043】図5において、モ−ルド電動機は、鉄心1
に絶縁層2を介して巻線3が巻装されており、鉄心1の
一方の分割部分23aにプリント基板9が取り付けられ
ている。
に絶縁層2を介して巻線3が巻装されており、鉄心1の
一方の分割部分23aにプリント基板9が取り付けられ
ている。
【0044】そして、プリント基板9には、リ−ド線1
1が取り付けられており、ブッシング12によって把持
されるように構成されている。
1が取り付けられており、ブッシング12によって把持
されるように構成されている。
【0045】さらに、ブッシング12は、展開された状
態になっており、溝15にリ−ド線11が嵌合されてい
る。
態になっており、溝15にリ−ド線11が嵌合されてい
る。
【0046】このプリント基板9は、巻線3の結線の
他、ホ−ル素子などの部品を備えるものであり、ブッシ
ング12の取付け部17に設けられたピン18が嵌合さ
れる透孔24を備えており、この透孔24とピン17と
が嵌合してプリント基板9が鉄心1との位置関係を得、
また、両者が仮に固定されるように構成されている。
他、ホ−ル素子などの部品を備えるものであり、ブッシ
ング12の取付け部17に設けられたピン18が嵌合さ
れる透孔24を備えており、この透孔24とピン17と
が嵌合してプリント基板9が鉄心1との位置関係を得、
また、両者が仮に固定されるように構成されている。
【0047】図6において、モ−ルド電動機は、モ−ル
ド型を構成する芯金25に鉄心1が装着されており、上
型26aと下型26bとに覆われるように装着されてい
る。
ド型を構成する芯金25に鉄心1が装着されており、上
型26aと下型26bとに覆われるように装着されてい
る。
【0048】そして、巻線3を覆うようにプリミックス
27が充填されている。
27が充填されている。
【0049】さらに、プリント基板9は、絶縁層2と一
体に構成されている支持台28に支持されており、端部
にブッシング12が取り付けられると共に上型26aと
下型26bとの接合面に挟持されている。
体に構成されている支持台28に支持されており、端部
にブッシング12が取り付けられると共に上型26aと
下型26bとの接合面に挟持されている。
【0050】この様な構成において、モ−ルド電動機
は、鉄心1に絶縁層2を形成してから巻線3を巻装し、
プリント基板9を装着し固定子を形成する。
は、鉄心1に絶縁層2を形成してから巻線3を巻装し、
プリント基板9を装着し固定子を形成する。
【0051】そして、固定子は、鉄心1を芯金25に装
着して上型26aと下型26bとによってプリミックス
27によるモ−ルドを行い、フレ−ム4を形成する。
着して上型26aと下型26bとによってプリミックス
27によるモ−ルドを行い、フレ−ム4を形成する。
【0052】このとき、ブッシング12は、リ−ド線1
1を把持した状態で上型26aと下型26bとに挟持さ
れ、また、ある程度押圧されて支持されるため、リ−ド
線11とブッシング12との間からプリミックス27が
食み出すことはない。
1を把持した状態で上型26aと下型26bとに挟持さ
れ、また、ある程度押圧されて支持されるため、リ−ド
線11とブッシング12との間からプリミックス27が
食み出すことはない。
【0053】特に、ブッシング12には、一方のブッシ
ング12aと他方のブッシング12bとにそれぞれ衝合
するテ−パ−面19a、19bが形成されており、上型
26aと下型26bとによって圧縮されると、より中央
に、すなわちリ−ド線11を正確に把持する所定の姿勢
になろうとする作用があり、確実にリ−ド線11を把持
することになる。
ング12aと他方のブッシング12bとにそれぞれ衝合
するテ−パ−面19a、19bが形成されており、上型
26aと下型26bとによって圧縮されると、より中央
に、すなわちリ−ド線11を正確に把持する所定の姿勢
になろうとする作用があり、確実にリ−ド線11を把持
することになる。
【0054】しかも、ブッシング12は、上型26aと
下型26bとに挟持される前に、一方のブッシング12
aと他方のブッシング12bとが接合されると、フック
14と穴21とが嵌合してテ−パ−面19a、19bの
衝合した状態を保持するため、リ−ド線11を正確に挟
持した状態を保つことができる。
下型26bとに挟持される前に、一方のブッシング12
aと他方のブッシング12bとが接合されると、フック
14と穴21とが嵌合してテ−パ−面19a、19bの
衝合した状態を保持するため、リ−ド線11を正確に挟
持した状態を保つことができる。
【0055】したがって、リ−ド線11がブッシング1
2の溝15から脱落して保護の目的で使用されるブッシ
ング12に噛まれるようにリ−ド線11を破損するとい
った恐れがなくなる。
2の溝15から脱落して保護の目的で使用されるブッシ
ング12に噛まれるようにリ−ド線11を破損するとい
った恐れがなくなる。
【0056】また、リ−ド線11は、ブッシング12の
溝15に嵌合される場合、溝15より内側の幅が少し小
さく形成されたガイド部16によって支持されることに
なり、一方のブッシング12aと他方のブッシング12
bとを接合する前に溝15から外れることもない。
溝15に嵌合される場合、溝15より内側の幅が少し小
さく形成されたガイド部16によって支持されることに
なり、一方のブッシング12aと他方のブッシング12
bとを接合する前に溝15から外れることもない。
【0057】このため、リ−ド線11は、溝15に対し
て余裕を持って嵌合でき、ガイド部16に対しては、あ
まり余裕がない状態で嵌合ができるように構成されると
作業性が良くなる。
て余裕を持って嵌合でき、ガイド部16に対しては、あ
まり余裕がない状態で嵌合ができるように構成されると
作業性が良くなる。
【0058】また、ガイド部16が溝15より高くなっ
ているのでリ−ド線11をガイド部16に押込むように
嵌合でき、手作業でも、あるいはロボットなどの機械で
リ−ド線11を嵌合する場合のいずれでも、同じように
組み立てができるようになる。
ているのでリ−ド線11をガイド部16に押込むように
嵌合でき、手作業でも、あるいはロボットなどの機械で
リ−ド線11を嵌合する場合のいずれでも、同じように
組み立てができるようになる。
【0059】特に、プリント基板9に取り付けられたリ
−ド線11の幅同じに溝15を形成することにより、プ
リント基板9に取り付けられたリ−ド線11とブッシン
グ12との間に容易に組み立てできる関係ができことに
なる。
−ド線11の幅同じに溝15を形成することにより、プ
リント基板9に取り付けられたリ−ド線11とブッシン
グ12との間に容易に組み立てできる関係ができことに
なる。
【0060】すなわち、ブッシング12のピン18がプ
リント基板9の透孔24に嵌合されると、リ−ド線11
が自然に溝15と同じ位置になるため、一方のブッシン
グ12aに対してリ−ド線11を押えるだけでガイド部
16にリ−ド線11が嵌合でき、他方のブッシング12
bを一方のブッシング12aに接合することで簡単にブ
ッシング12によるリ−ド線の挟持ができる。
リント基板9の透孔24に嵌合されると、リ−ド線11
が自然に溝15と同じ位置になるため、一方のブッシン
グ12aに対してリ−ド線11を押えるだけでガイド部
16にリ−ド線11が嵌合でき、他方のブッシング12
bを一方のブッシング12aに接合することで簡単にブ
ッシング12によるリ−ド線の挟持ができる。
【0061】しかも、このときテ−パ−面19a、19
bが衝合してリ−ド線11とブッシング12との位置関
係を正確に形成することにり、リ−ド線11の挟持に失
敗することがない。
bが衝合してリ−ド線11とブッシング12との位置関
係を正確に形成することにり、リ−ド線11の挟持に失
敗することがない。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、テ−パ−面を衝合させ
る作用により、リ−ド線を容易にブッシングによって挟
持することができ、しかも、ブッシングとリ−ド線との
馴染がよくなり、特にモ−ルド型によって挟持されると
その圧縮される力によってさらにブッシングとリ−ド線
との位置が正確になり、確実にプリミックスの食み出し
を防止することができ、その効果は極めて大きいもので
ある。
る作用により、リ−ド線を容易にブッシングによって挟
持することができ、しかも、ブッシングとリ−ド線との
馴染がよくなり、特にモ−ルド型によって挟持されると
その圧縮される力によってさらにブッシングとリ−ド線
との位置が正確になり、確実にプリミックスの食み出し
を防止することができ、その効果は極めて大きいもので
ある。
【図1】本発明の一実施例によるモ−ルド電動機の構造
を示す要部斜視図である。
を示す要部斜視図である。
【図2】ブッシングを示す要部の斜視図である。
【図3】ブッシングを展開して示した要部の正面図であ
る。
る。
【図4】ブッシングを接合した状態を示す要部の正面図
である。
である。
【図5】プリント基板にブッシングが取り付けられた状
態を示す要部の平面図である。
態を示す要部の平面図である。
【図6】プリミックスをモ−ルド型に充填する状態を示
す要部縦断面図である。
す要部縦断面図である。
1……鉄心 2……絶縁層 3……巻線 9……プリント基板 11……リ−ド線 12……ブッシング 14……フック
Claims (1)
- 【請求項1】固定子の鉄心の外周をプリミックスによっ
てモ−ルドしてフレ−ムを形成すると共にリ−ド線をブ
ッシングを介して引き出すモ−ルド電動機において、 ブッシングを2分割すると共に分割面を接合して前記リ
−ド線を挟持するように構成し、 この分割されたブッシングに相互に嵌合して挟持状態を
保持するフックを備え、 前記分割面を接合することに
よって衝合するテ−パ−面を形成し、 このテ−パ−面で2分割されたブッシングの接合の芯を
得ることを特徴とするモ−ルド電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00787192A JP3355379B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00787192A JP3355379B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05199691A true JPH05199691A (ja) | 1993-08-06 |
JP3355379B2 JP3355379B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=11677698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00787192A Expired - Fee Related JP3355379B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3355379B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002084699A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-22 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 回転電機および回転電機の製造方法 |
JP2008199702A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Kokusan Denki Co Ltd | 電動機 |
US7619334B2 (en) * | 2003-03-31 | 2009-11-17 | Panasonic Corporation | Motor having a highly reliable grounding structure and electric equipment on which the motor is mounted |
JP2016036241A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 日本電産テクノモータ株式会社 | モータ |
US9416785B2 (en) | 2012-03-06 | 2016-08-16 | Nidec Corporation | Fan motor |
JP2020167896A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社富士通ゼネラル | 電動機 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP00787192A patent/JP3355379B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2020167896A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社富士通ゼネラル | 電動機 |
CN113544946A (zh) * | 2019-03-29 | 2021-10-22 | 富士通将军股份有限公司 | 电动机 |
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JP3355379B2 (ja) | 2002-12-09 |
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