JPS595949Y2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

Info

Publication number
JPS595949Y2
JPS595949Y2 JP6839677U JP6839677U JPS595949Y2 JP S595949 Y2 JPS595949 Y2 JP S595949Y2 JP 6839677 U JP6839677 U JP 6839677U JP 6839677 U JP6839677 U JP 6839677U JP S595949 Y2 JPS595949 Y2 JP S595949Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
bobbin
lower flanges
outer end
end surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6839677U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53162359U (ja
Inventor
講介 佐伯
Original Assignee
株式会社リコー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リコー filed Critical 株式会社リコー
Priority to JP6839677U priority Critical patent/JPS595949Y2/ja
Publication of JPS53162359U publication Critical patent/JPS53162359U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595949Y2 publication Critical patent/JPS595949Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プランジャ形ソレノイド等の電磁石に係り、
特に、コイル外側を掩蔽する外装被膜が、電磁石組立加
工時に破壊しない電磁石に関する。
一般に、プランジャ形ソレノイド等の電磁石においては
、第1図に縦断面図で示されるよう、可動鉄心1と固定
鉄心2を挿入する孔3を、中心部に設けたボビン4に、
コイル5を巻き、このコイルの外側を、ボビン4の上下
フランジ6,6亙ってコイルボビンの絶縁性、耐電圧性
の保持および耐温、耐湿、耐油、耐薬品性の向上のため
に絶縁テープあるいはエポキシ樹脂等の外装被膜7で掩
ってある。
一方、上記ボビン4は、フレーム鉄心8内に収納され、
フレーム鉄心8の口部を掩う上部鉄心9と、フレーム鉄
心8の底部10との間に扶持固定される。
また、固定鉄心2は下端面中心部に突設した突起11を
、フレーム鉄心8の底部10の中心に設けた孔12に嵌
込み、外面からプレス加工によりかしめて固定している
上記のような構造の従来の電磁石においては、ボビン4
をフレーム鉄心8の底部20と、上部鉄心9とで強く挾
むようにして固定するので、外装被膜7の端部が、上下
フランジ6,6から上下方にばっとなって張出している
と、図中a,l)で示す部分から破壊が生じ、外観が悪
くなって商品価値が低下するばかりか、粉体塗装の特長
である耐高温、高温、油、薬品性が失なわれてしまい、
再生が困難若しくは不可能となる。
そこで、従来、第2図に一部分が示されるように、上下
フランジ6,6(一方のみ図示)の外端面縁部を削落し
ておいて、加圧力が外装被膜7の端部に作用しないよう
にしておくか、あるいは第3図に示されるように、軟質
の絶縁テープ7′によって外装被膜を形威していた。
前者によれば、ボビン4を特殊形状に製作しなければな
らない。
また、後者によれば、非常に生産性の低い作業を余儀な
くされる。
さりとて、フランジ6,6に亙る外装被膜7である以上
、フランジ6の外端面側に張出すばつ状部分の発生は避
けられない。
本考案は上記のような事情に鑑み、ボビンに巻いたコイ
ルの外側を掩う外装被膜を破壊することなく組立てるこ
とができる電磁石を提供するもので、上下フランジの外
端面を平担状とし、フレーム鉄心および上部鉄心の軸線
と直交する各内面には内方張出部を設け、これら内方張
出部と前記ボビンの上下フランジ外端面とを当接するこ
とにより前記各内面と上下フランジ外端面との間に空隙
を形或したことを特徴とするものである。
以下、図面を参照しつつ本考案を実施例により説明する
第4図には本考案の第1実施例が縦断面図で示されてい
る。
可動鉄心1と固定鉄心2を挿入する孔3を設けたボビン
4にはコイル5が巻かれ、ボビン4の上下フランジ6,
6に亙ってコイル5の外側に外装被膜7が施されている
点においては従来のものと同様である。
ボビン4の上下フランジ6,6外端面は平担状とされ、
この外端面が当接するフレーム鉄心8の底部10と、上
部鉄心9には、それぞれ内方に向けた内方張出部10A
と9Aが形威されている。
上記内方張出部10A,9Aは、上下フランジ6,6の
外端面側に張出した外装被膜7の端部a,l)に底部お
よび上部鉄心9が接触しないだけの空隙Aを形或する。
また、固定鉄心2の下端面中心部の突起11は、前記内
方張出部10Aの形戊によって、底部10の外面に形威
された凹部10B内にあってかしめられ、底部10の下
面孔に突出しない。
上記のように突起11が孔12に挿入され凹部10B内
でかしめられていると起立して置かれたとき転倒するこ
とがない。
したがって組立検査工程等において姿勢の自由度および
安定性が増し、自動組立機、自動検査機等による自動化
、省力化機器の導入が容易になる。
本考案は、前記のように構威されるので、ボビン4をフ
レーム鉄心8内に装入し、上部鉄心を被せてプレス加工
により固着する際、内方張出部10A,9Aによって、
フランジ6,6との間に形威される空隙Aが、外装被膜
7と底部10および上部鉄心9との接触を避けさせるこ
とになり、外装被膜7の端部a,l)からの破壊は確実
に防がれることになる。
第5図には第2実施例の一部分が縦断面図で示されてい
る。
この実施例は、例えば上部鉄心9の内方張出部をフラン
ジ6との間に介在されるスペーサ13によって構威した
場合を示すもので、これにより外装被膜7の端部bの破
壊を防ぐようにした一例である。
なお、第2実施例の場合も、固定鉄心2の突起11がか
しめられたとき、底部10から張出さないようにするに
は、底部10には内方張出部10A(第1実施例、第4
図参照)を形或しておくものとするが、突起11の突出
が問題とならないときには、ボビン4の下方のフランジ
6とフレーム鉄心8の底部10との間にも、スペーサ1
3を介在させる。
以上説明したように本考案によれば、上下フランジの外
端面を平担状とし、フレーム鉄心および上部鉄心の軸線
と直交する各内面には内方張出部を設け、これら内方張
出部と前記ボビンの上下フランジ外端面とを当接するこ
とにより前記各内面と上下フランジ外端面との間に空隙
を設けるようにしたことにより、外装被膜と底部および
上部鉄心との接触が避けられ、外装被膜の端部からの破
壊を確実に防止することができながら、作業面において
は上記のようにボビンの上下フランジ外端面の形状を変
更することなくフラットなままで空隙を形戊する構威で
あるから、従来のようにボビンのフランジ外端面をヨー
ク面から離すためにテーパー状に形威した場合のように
粉体塗装時におけるマスキング時に特別のマスクを使用
する必要がなく、単にフランジ外端面を衝き合わせて治
具に直列に挿通組付けすることですみ、マスクも特別な
ものを必要としないため作業性の向上およびそれに伴な
うコストダウンを図ることができるなど効果が得られる
したがって、本考案電磁石は、組立に際して、コイル外
側の外装被膜の破壊を確実に防止でき、良質で長期使用
に耐える商品とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁石の1例を示す縦断面図、第2図、
第3図はそれぞれ従来の改造形電磁石の各1例を一部分
のみ示した縦断面図、第4図は本考案電磁石の実施例を
示す縦断面図、第5図は第2実施例の一部分のみを示し
た縦断面図である。 1・・・・・・可動鉄心、2・・・・・・固定鉄心、3
・・・・・・孔、4・・・・・・ボビン、5・・・・・
・コイル、6・・・・・・フランジ、7・・・・・・外
装被膜、a,l)・・・・・・端部、8・・・・・・フ
レーム鉄心、9・・・・・・上部鉄心、9A・・・・・
・内方張出部、10・・・・・・底部、IOA・・・・
・・内方張出部、IOB・・・・・・凹部、11・・・
・・・突起、12・・・・!・孔、13・・・・・・ス
ペーサ、A・・・・・・空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部に可動鉄心および固定鉄心を挿入する貫孔を有す
    るボビンと、このボビンに巻いたコイルと、このコイル
    外側をボビンの上下フランジに亙って掩蔽する外装被膜
    とを有し、これらの各部材をフレーム鉄心内に収納して
    上部鉄心の装着により固定するとともに、固定鉄心の下
    端部を上記フレーム鉄心にかしめてなるものにおいて、
    上下フランジの外端面を平担状とし、フレーム鉄心およ
    び上部鉄心の軸線と直交する各内面には内方張出部を設
    け、これら内方張出部と前記ボビンの上下フランジ外端
    面とを当接することにより前記各内面と上下フランジ外
    端面との間に空隙を形或したことを特徴とする電磁石。
JP6839677U 1977-05-27 1977-05-27 電磁石 Expired JPS595949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6839677U JPS595949Y2 (ja) 1977-05-27 1977-05-27 電磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6839677U JPS595949Y2 (ja) 1977-05-27 1977-05-27 電磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53162359U JPS53162359U (ja) 1978-12-19
JPS595949Y2 true JPS595949Y2 (ja) 1984-02-23

Family

ID=28976237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6839677U Expired JPS595949Y2 (ja) 1977-05-27 1977-05-27 電磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595949Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53162359U (ja) 1978-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5926577Y2 (ja) 小型インダクタンス素子
JPS62214607A (ja) 電磁石用固定鉄心の製造方法
JPS595949Y2 (ja) 電磁石
JPH06314623A (ja) 電源トランス用巻枠
JPS5846165B2 (ja) プランジヤ型電磁石装置の固定鉄芯
JP4508564B2 (ja) インダクタンス部品及びその製造方法
JPH09293616A (ja) 小形巻線部品用コア
JPS6023938Y2 (ja) トランスフォ−マ用ピン端子付ボビン
JPS5943686Y2 (ja) 整列巻線用巻枠
JPH0135400Y2 (ja)
JPH019138Y2 (ja)
JPH0225215Y2 (ja)
JPH0729615Y2 (ja) 固定インダクタ
JPH0716281Y2 (ja) リレー
JPS6112650Y2 (ja)
JPS58153776U (ja) 電磁弁
JPH0644083Y2 (ja) 電磁リレーの電磁石構造
JPH043472Y2 (ja)
JPH0543443Y2 (ja)
JPH07335451A (ja) コイル部品
JPS6116652Y2 (ja)
JPS582016Y2 (ja) フライバツクトランス
JPS62213210A (ja) トランス
JPS61121308A (ja) 電磁鉄心の製造方法
JPH0638409Y2 (ja) 変成器