JP3198424B2 - モールド電動機 - Google Patents
モールド電動機Info
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
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Description
ダル状に巻線が施され、外郭をプリミックスなどの部材
によってモールドするモールド電動機に関する。
線が施され、外郭をプリミックスなどの部材によってモ
ールドするモールド電動機は、フレームがプリミックス
で構成されるため、ブラケットを固定する場合、ブラケ
ットを直接接着する方法、貫通されるボルトでフレーム
の両側にあるブラケットを相互に引合う様にして固定す
る方法、あるいは径方向の凹凸の嵌合部分を形成してブ
ラケットを嵌込む方法など種々の方法が採用されてい
る。
め、特公昭63ー1013号公報に記載されるようにブ
ラケットを貫通する回転子の軸にブラケットの外側でス
トップリングを装着して、ブラケットをフレームの外側
から脱落しないように双方の持ち合いをさせるといった
ことが試みられ、機械的強度が大きいことから好まれて
いる。
トップリングを装着することは、ストップリングを支持
する治具がブラケットに接触するため、組み立てが必ず
しも円滑ではなく、また、ブラケットを損傷しない様に
注意する必要があった。
うことに困難な面があった。
ムに穴を形成しておき、タッピンネジによって強制的に
ネジを螺合してブラケットを取り付けることが試みられ
ている。
り、大量のモールド電動機の組み立てが合理化される。
レームは、タッピンネジを螺合するときは、大きなトル
クが必要であっても、一度このタッピンネジを緩めると
再び螺合してもプリミックスに形成されたネジ山が崩れ
ることになり、螺合の力を消失するものであった。
分に埋金を行うか、あるいは、樹脂製のネジ受け座を鉄
心のスロットなどの隙間に埋設して固定し、埋金と同じ
ような効果を求めることが行なわれた。
られ、組み立てについても機械化の促進が容易であっ
た。
り、埋金の場合、モールド時に埋金をモールド型に取り
付けなければならず、通常埋金が複数になることから、
作業工程上工数が増加し不利になった。
法は、埋金による方法に比較して工程上有利であった
が、スロットと巻線の隙間などを利用してネジ受け座を
装着しておかなければならず、位置が限定されることに
なった。
形成されるため、大きくすると固定子の磁束が漏洩する
ことになり、性能に直接影響を与えることから外怪が制
限され、また、ブラケットの内径側は、軸受を備えなけ
ればならないため、フレームにブラケットを取り付ける
ためのネジは、径方向において極めて限られた部分にな
った。
製造工程で不良が発生し、結果的に合理化にならなかっ
た。
先端とを当接するとネジ受け座が移動することがあり、
ネジ受け座の固定に工夫が必要であり、固定子鉄心や巻
線の構造によっては実施が困難なことがあった。
ものであり、巻線などに障害を発生することなくブラケ
ットをネジによって容易、しかも精度よく取付けできる
構成を得て、不良の発生が少なく組み立て易いモールド
電動機を提供することを目的としている。
鉄心と巻線とを絶縁する絶縁層をプレモールドによって
形成し、この絶縁層の前記鉄心の端面に軸方向へ延出す
る支柱をプレモールドによって前記絶縁層と共に形成
し、この支柱の端部にネジ用の穴を形成し、前記鉄心に
巻線を施して後、外周にプリミックスでフレームを形成
し、このフレームにブラケットを嵌合する凹部を形成す
ると共にブラケットの軸心がこの凹部の内周によって決
定され、かつ前記支柱の端部を前記フレームの表面より
後退させてフレームのと隙間を形成すると共に前記ネジ
用の穴を露出させ、さらに、軸方向の位置が前記凹部の
底面によって決定されると共に前記支柱の端面にネジで
固定されることによって問題点を解決している。
ームの凹部の底面である軸方向の表面が軸方向の位置決
定の部分となり、このフレームの凹部にネジによって固
定される際、支柱の端面が凹部のブラケットが衝合する
面に対して後退しているため、ネジによってブラケット
と凹部の底面とを圧接できる。 したがって、ブラケッ
トは、フレームに対して精度よくフレームに位置決めで
きると共にネジによって強固に取付けができ、凹部にブ
ラケットを嵌合してネジで固定できることから機械化が
できる。
説明すると、図1は、本発明の一実施例によるモールド
電動機の構造を示す半断面図である。
す平面図である。
態を示す巻線が一部施された平面図である。
トがモールド電動機に取り付けられた断面図である。
トの斜視図である。
に外周を覆うプレモールドで絶縁層2が形成されてお
り、その外側からトロイダル状に巻線3が巻装されてい
る。
層2と一体に軸方向へ延出されて形成された支柱4が備
えられており、この支柱4には、ネジ5が螺合される穴
6が形成されている。
ミックスで構成されたフレーム7の端面に凹部8を形成
し、ブラケット9を嵌合するように構成されている。
凹部8に嵌合する際、取り付け精度を得るため軸心向き
に密嵌されるように凹部8の開口部分10が擂鉢畳に形
成されている。
た回転子12が備えられており、軸11は、両側でブラ
ケット9に支持された軸受13a、13bに回転するよ
うに支承されている。
たものであり、ネジ5を貫通する透孔14が形成されて
おり、この透孔14の下側になるフレーム7の凹部8に
は、さらに隙間15が形成され、ブラケット9と支柱4
の端部との間を密着させないようにしている。
ルド、すなわち、整形型に鉄心1を納めると共に鉄心1
と整形型との間に隙間を形成し、この隙間に樹脂を高圧
力で注入して硬化させて構成された絶縁層2が形成され
ている。
形成されており、この複数の支柱4は、鉄心1が円環状
に形成されるものの、2つの分割面16a、16bを有
しており、2個の鉄心1a、1bを組合せて構成されて
いる。
3個の支柱4が均等に配置されている。
れたものに複数の巻線17がトロイダル状に継鉄部に巻
装されている。
相誘導電動機であれば、この巻線17を補助巻線とした
場合、残されている部分には、図示されない主巻線が巻
装されてすべての巻線を構成するものである。
されている溝18a、18bは、それぞれ巻線17が隣
設の巻線17に渡る場合に渡り線を収容する溝18a、
18bである。
ックスによってフレーム7が形成されており、このフレ
ーム7の軸方向端面に凹部8が形成され、この凹部8に
ブラケット9が嵌合されている。
場合、ブラケット9と凹部8との間に隙間19が形成さ
れており、ブラケット9のネジ5を取り付けるために形
成された突出部20が凹部8との間で軸心向きに取り付
け精度が得られるように密嵌状態に嵌合されている。
部分10には、テーパーが形成されており、ブラケット
9の嵌合を容易にしている。
ラケット9は、3方向に突出部20が形成されており、
それぞれネジ5が螺合される透孔14が成されている。
は、鋼板をプレスで所定の形状に打抜き積層して鉄心1
を形成し、この鉄心1の外周にプレモールドによって絶
縁層2を形成する。この絶縁層2は、プレモールド以外
に予め鉄心1に密着するように形成され絶縁物を鉄心1
に装着することによって形成されるもので代用すること
ができる。
体に成型し、ネジ用の穴6をも同時に成型する。
る。
a、1bによって構成され、絶縁層2の形成もそれぞれ
の鉄心1a、1b毎に行う。
7が先に巻装され、次に図示されないが主巻線が巻装さ
れ、すべての巻線3となる場合、鉄心1a、1bの分割
部分でこの巻線3が繋がらないように分極されるよう構
成すると都合がよい。
い整形型によってプリミックスでフレーム7を形成し、
このとき、支柱4の端部を整形型にピンを形成しておき
フレーム7の凹部8の面より少し内側へ後退させてお
く。
ト9と支柱4の端部に隙間15が形成されるように構成
する。
ルドによる絶縁層2の形成と同じく、整形型に巻線3が
巻装された鉄心1を装着し、巻線4や鉄心1との間に隙
間を形成し、この隙間にプリミックスを充填し、さら
に、このプリミックスを硬化させて構成するものであ
る。
を用いるプリミックスを利用すると、大抵摂氏160〜
190度程度で素早く硬化でき、硬化し堅くなったフレ
ーム7が形成できる。
ラケット9を凹部8に嵌合させ、ネジ5を支柱4に螺合
する。
て開口部分10がテーパー状、すなわち擂鉢状に形成さ
れているため、ブラケット9の外径側となる突出部20
と凹部8の内周との衝合部があるにも拘らず、円滑に密
嵌されることになる。
8とは、ネジ5によって強固に密着固定されることにな
るが、ネジ5がブラケット9を凹部8に締付け固定する
際、支柱4の端部とブラケット9との間には隙間15が
形成されているため、ブラケット9が支柱4に衝合して
凹部8の底面と密着しなくなるといった問題を解消する
ことができる。
に密着することになり、軸方向の精度が良好に得られる
ことになる。
する突出部20の衝合部分は、フレーム7の整形型を製
作する場合、整形型の凹部8の部分によってブラケット
9の取り付け精度が決定されることになるが、整形型が
ブラケット9の突出部20の形状と同じ形状のため、外
側へ突出し、寸法の測定や研磨が容易になり、容易に高
精度が得られる。
位置関係の精度を容易に向上させることがてき、完成し
たモード電動機の精度を良くすることができる。
に嵌合でき、ネジ5を容易に螺合できるため、組立の機
械化を容易に行うことができる。
置で固定子を移動させ、ブラケット9を一定の姿勢で供
給するとブラケット9は、容易にフレーム7の凹部8に
落下嵌合することができ、自動機によってネジ5を供給
して締付ければ、容易に組み立てができる。もちろん回
転子12などの部品についても、ブラケット9と同じく
容易にフレーム7に供給でき、組み立ての自動化を行う
ことができるようになる。
ことによってブラケットを容易確実ににフレームに固定
でき、ネジの締付けによってブラケットがフレームの軸
方向面、および軸心向きに精度よく、取り付けられるこ
とになる。
立てを自動化することが容易であり、精度が良く、機械
的強度の大きいモールド電動機を容易に得ることができ
る。
を示す判断面図である。
る。
が一部施された平面図である。
られた断面図である。
斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】内周側へ突出する複数の歯部によりスロッ
トを形成する円環状の鉄心にトロイダル方式の巻線を施
し外周をプリミックスでモールドしてフレームを形成す
るモールド電動機において、 鉄心の外周に鉄心と巻線とを絶縁する絶縁層をプレモー
ルドによって形成し、 この絶縁層の前記鉄心の端面に軸方向へ延出する支柱を
プレモールドによって前記絶縁層と共に形成し、 この支柱の端部にネジ用の穴を形成し、 前記鉄心に巻線を施して後、外周にプリミックスでフレ
ームを形成し、 このフレームにブラケットを嵌合する凹部を形成すると
共にブラケットの軸心がこの凹部の内周によって決定さ
れ、 かつ前記支柱の端部を前記フレームの表面より後退させ
てフレームとの隙間を形成すると共に前記ネジ用の穴を
露出させ、 さらに、前記ブラケットの軸方向の位置が前記凹部の底
面によって決定されると共に前記支柱の端面にネジで固
定されることを特徴とするモールド電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00785692A JP3198424B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00785692A JP3198424B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05199682A JPH05199682A (ja) | 1993-08-06 |
JP3198424B2 true JP3198424B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=11677281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00785692A Expired - Fee Related JP3198424B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004320937A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Yaskawa Electric Corp | モータ |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP00785692A patent/JP3198424B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05199682A (ja) | 1993-08-06 |
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