JPH06351182A - 永久磁石式回転子 - Google Patents
永久磁石式回転子Info
- Publication number
- JPH06351182A JPH06351182A JP5135903A JP13590393A JPH06351182A JP H06351182 A JPH06351182 A JP H06351182A JP 5135903 A JP5135903 A JP 5135903A JP 13590393 A JP13590393 A JP 13590393A JP H06351182 A JPH06351182 A JP H06351182A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- magnet piece
- rotor
- end plate
- resin material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁石式回転子を用いる永久磁石式回転機にお
いて、回転子の組立、作業性を改善し、低価格で信頼性
の高い磁石式回転子を得る。 【構成】 回転子の回転軸表面に取り付けるブロック状
磁石片の軸方向外周両端部に凹部を設け、この凹部に樹
脂材を充填することによりブロック状磁石片を回転軸に
固定する。
いて、回転子の組立、作業性を改善し、低価格で信頼性
の高い磁石式回転子を得る。 【構成】 回転子の回転軸表面に取り付けるブロック状
磁石片の軸方向外周両端部に凹部を設け、この凹部に樹
脂材を充填することによりブロック状磁石片を回転軸に
固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転軸の周囲に永久磁石
を配設する永久磁石式回転機の磁石式回転子の構造に関
するものである。
を配設する永久磁石式回転機の磁石式回転子の構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の永久磁石式回転機に用いら
れている磁石式回転子の正面面、図9は図8のA−A線
断面図である。これらの図において、1は回転軸、2は
磁石片、3は隣接する磁石片を押さえる押さえ金具、4
は押さえ金具3を回転軸1に固定する止めネジを示す。
れている磁石式回転子の正面面、図9は図8のA−A線
断面図である。これらの図において、1は回転軸、2は
磁石片、3は隣接する磁石片を押さえる押さえ金具、4
は押さえ金具3を回転軸1に固定する止めネジを示す。
【0003】次に動作について説明する。永久磁石式回
転機においては、固定子鉄心(図中では省略する。以下
の説明においても回転子部分以外は図中では省略す
る。)に巻回された1次巻線を駆動アンプに接続し、前
記固定子鉄心の内側に所定の空隙を介して回転子が位置
する。回転軸1の反負荷側に取り付けられた検出器によ
り回転子の磁極検出を行い駆動アンプにより1次巻線の
電流を制御することにより回転子にトルクを発生させ、
回転子を回転させる。回転子の回転中にはブロック状磁
石に上記トルクおよび回転による遠心力が加わり、ブロ
ック状磁石には回転軸1から外側に向かう力が加わる。
この力に対抗するためにブロック状磁石を押さえ金具3
及び止めネジ4を用いて回転軸1に固定する。
転機においては、固定子鉄心(図中では省略する。以下
の説明においても回転子部分以外は図中では省略す
る。)に巻回された1次巻線を駆動アンプに接続し、前
記固定子鉄心の内側に所定の空隙を介して回転子が位置
する。回転軸1の反負荷側に取り付けられた検出器によ
り回転子の磁極検出を行い駆動アンプにより1次巻線の
電流を制御することにより回転子にトルクを発生させ、
回転子を回転させる。回転子の回転中にはブロック状磁
石に上記トルクおよび回転による遠心力が加わり、ブロ
ック状磁石には回転軸1から外側に向かう力が加わる。
この力に対抗するためにブロック状磁石を押さえ金具3
及び止めネジ4を用いて回転軸1に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の永久磁石式回転
機の回転子は以上のように構成されているので、磁石片
2を回転軸1の周囲に配設し固定するために、前記回転
軸1に止めネジ4用のネジ穴加工を施す必要があった。
このネジ止め作業は作業性が悪く、そのために回転機の
価格が高価となるなどの問題があった。また、特に高速
で回転する回転子の場合には磁石片の回り止めを補強す
る必要があるなど他の問題点があった。更に、ブロック
状磁石片を回転軸外周に取り付けて人手でネジ止めをし
なければならず、組立作業の自動化、合理化が困難な問
題点があった。
機の回転子は以上のように構成されているので、磁石片
2を回転軸1の周囲に配設し固定するために、前記回転
軸1に止めネジ4用のネジ穴加工を施す必要があった。
このネジ止め作業は作業性が悪く、そのために回転機の
価格が高価となるなどの問題があった。また、特に高速
で回転する回転子の場合には磁石片の回り止めを補強す
る必要があるなど他の問題点があった。更に、ブロック
状磁石片を回転軸外周に取り付けて人手でネジ止めをし
なければならず、組立作業の自動化、合理化が困難な問
題点があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、磁石式回転子の製造コストの削減
及び回転子構造の簡略化による自動化の実現を目的とす
る。
めになされたもので、磁石式回転子の製造コストの削減
及び回転子構造の簡略化による自動化の実現を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る永久磁
石式回転子はブロック状磁石片の軸方向両端に凹部を設
け、この凹部を樹脂材でモールドし、磁石片を固定する
ものである。第2の発明に係る永久磁石式回転子は、ブ
ロック状磁石片の軸方向両端部に補強端板を設け、この
補強端板とブロック状磁石片とを貫通する軸方向の穴を
設け、この穴部にピンを貫通させ、補強端板から外方へ
突出した部分をカシメてブロック状磁石片を固定子に固
定するものである。第3の発明に係る永久磁石式回転子
は、第2の発明において、ピンおよびカシメ頭部を樹脂
で成形したものである。第4の発明に係る永久磁石式回
転子は、第2の発明における補強端板およびピンを樹脂
で一体成形したものである。第5の発明に係る永久磁石
式回転子は、ブロック状磁石片を樹脂モールドで固定す
るに際し、回転子軸に設けた軸方向溝にも樹脂材を充填
し一体にモールドしたものである。
石式回転子はブロック状磁石片の軸方向両端に凹部を設
け、この凹部を樹脂材でモールドし、磁石片を固定する
ものである。第2の発明に係る永久磁石式回転子は、ブ
ロック状磁石片の軸方向両端部に補強端板を設け、この
補強端板とブロック状磁石片とを貫通する軸方向の穴を
設け、この穴部にピンを貫通させ、補強端板から外方へ
突出した部分をカシメてブロック状磁石片を固定子に固
定するものである。第3の発明に係る永久磁石式回転子
は、第2の発明において、ピンおよびカシメ頭部を樹脂
で成形したものである。第4の発明に係る永久磁石式回
転子は、第2の発明における補強端板およびピンを樹脂
で一体成形したものである。第5の発明に係る永久磁石
式回転子は、ブロック状磁石片を樹脂モールドで固定す
るに際し、回転子軸に設けた軸方向溝にも樹脂材を充填
し一体にモールドしたものである。
【0007】
【作用】第1の発明においては、ブロック状磁石片の端
部外周をモールド材で包囲することにより、押さえ金具
および止めネジを廃止することができる。また、磁石外
周より内側にモールド材を充填したので磁石と固定子間
の空隙寸法を変えることなく、従来と同一の回転機特性
を得ることができる。第2の発明においては、磁石片間
にピンを貫通させカシメたので、回転時の磁石片の遠心
力はピンを通じて補強端板で支えられる。第3の発明に
おいては、第2の発明におけるピンおよびカシメ後頭部
を樹脂によって形成したもので、第2の発明と同一の効
果が得られる。第4の発明においては、第2の発明にお
けるピンおよび補強端板を樹脂で一体形成したので、第
2の発明と同一の効果が得られる。第5の発明において
は、回転子軸に設けた溝にも樹脂材を充填し上記第1、
第3および第4の発明における樹脂モールドと一体成形
したので、磁石片の固定とともに回転子の回転方向に対
しても強固な固定ができるようになった。
部外周をモールド材で包囲することにより、押さえ金具
および止めネジを廃止することができる。また、磁石外
周より内側にモールド材を充填したので磁石と固定子間
の空隙寸法を変えることなく、従来と同一の回転機特性
を得ることができる。第2の発明においては、磁石片間
にピンを貫通させカシメたので、回転時の磁石片の遠心
力はピンを通じて補強端板で支えられる。第3の発明に
おいては、第2の発明におけるピンおよびカシメ後頭部
を樹脂によって形成したもので、第2の発明と同一の効
果が得られる。第4の発明においては、第2の発明にお
けるピンおよび補強端板を樹脂で一体形成したので、第
2の発明と同一の効果が得られる。第5の発明において
は、回転子軸に設けた溝にも樹脂材を充填し上記第1、
第3および第4の発明における樹脂モールドと一体成形
したので、磁石片の固定とともに回転子の回転方向に対
しても強固な固定ができるようになった。
【0008】
【実施例】実施例1 以下本発明の一実施例を図について説明する。実施例1
は、第1の発明に係るものであり、その構成を図1から
図3により説明する。図1は実施例1の永久磁石式回転
子の正面図、図2は図1の側面図である。図3は上記回
転子のブロック状磁石片の斜視図である。図において1
1は回転軸、12はブロック状磁石片、15はブロック
状磁石片12の軸方向両端に設けられた凹部である。2
1は、凹部15をブロック状磁石片12を外面側より包
み込むようにモールド成形されブロック状磁石片12を
回転軸11に固定する樹脂材である。ブロック状磁石片
12は、樹脂材21により固定されるので、回転の遠心
力により回転軸11より離脱することはない。なお、さ
らに強度を確保する必要がある場合には前記凹部に環状
輪を入れることもできる。
は、第1の発明に係るものであり、その構成を図1から
図3により説明する。図1は実施例1の永久磁石式回転
子の正面図、図2は図1の側面図である。図3は上記回
転子のブロック状磁石片の斜視図である。図において1
1は回転軸、12はブロック状磁石片、15はブロック
状磁石片12の軸方向両端に設けられた凹部である。2
1は、凹部15をブロック状磁石片12を外面側より包
み込むようにモールド成形されブロック状磁石片12を
回転軸11に固定する樹脂材である。ブロック状磁石片
12は、樹脂材21により固定されるので、回転の遠心
力により回転軸11より離脱することはない。なお、さ
らに強度を確保する必要がある場合には前記凹部に環状
輪を入れることもできる。
【0009】固定子は回転子と所定の空隙を介して配設
され、固定子の一次巻線は駆動アンプに接続され、その
固定子に電流を流すことにより、回転子にトルクを発生
させる。また、回転子の反負荷側に取り付けられた検出
器により、ブロック状磁石片12の検出が行われる。こ
のように、実施例1においては、凹部15によってブロ
ック状磁石片12を外面側より包み込むようにモールド
成形されるので、従来、必要であったブロック状磁石片
12のネジ止めが不要になり、回転子の組立作業の自動
化、合理化を行うことができる。
され、固定子の一次巻線は駆動アンプに接続され、その
固定子に電流を流すことにより、回転子にトルクを発生
させる。また、回転子の反負荷側に取り付けられた検出
器により、ブロック状磁石片12の検出が行われる。こ
のように、実施例1においては、凹部15によってブロ
ック状磁石片12を外面側より包み込むようにモールド
成形されるので、従来、必要であったブロック状磁石片
12のネジ止めが不要になり、回転子の組立作業の自動
化、合理化を行うことができる。
【0010】実施例2 次に第2の実施例について、図4及び図5で説明する。
図4は本発明の実施例2を示す正面一部断面図および側
面図である。図5は図4の補強端板を示す斜視図であ
る。図において23は永久磁石式回転子、22はブロッ
ク状磁石片、11は回転軸、24は補強端板、27はピ
ンである。補強端板24は磁気回路の乱れを生じない樹
脂性または非磁性体金属で構成される。28は、ブロッ
ク状磁石片22においてピン27を貫通させる貫通穴で
ある。26は補強端板24の中心部に設けた回転軸11
を通すための貫通穴、25はブロック状磁石片22の貫
通穴28の位置に対応して設けられた補強端板24の円
周上の補強端板貫通穴である。
図4は本発明の実施例2を示す正面一部断面図および側
面図である。図5は図4の補強端板を示す斜視図であ
る。図において23は永久磁石式回転子、22はブロッ
ク状磁石片、11は回転軸、24は補強端板、27はピ
ンである。補強端板24は磁気回路の乱れを生じない樹
脂性または非磁性体金属で構成される。28は、ブロッ
ク状磁石片22においてピン27を貫通させる貫通穴で
ある。26は補強端板24の中心部に設けた回転軸11
を通すための貫通穴、25はブロック状磁石片22の貫
通穴28の位置に対応して設けられた補強端板24の円
周上の補強端板貫通穴である。
【0011】実施例2において、ブロック状磁石片22
を固定する方法は以下の通りである。すなわち、補強端
板24の中心部にあけた貫通穴26に回転軸11を通
し、回転軸11の段差を利用し、上記補強端板24を仮
固定する。前記補強端板24の円周上にあけた貫通穴2
5にピン27を通し、このピン27をブロック状磁石片
22の中心部に設けられた磁石貫通穴28に通す。この
磁石を円周上に配置し、磁石の列をつくり、反対側から
もう1つの補強端板24を回転軸11に通し、さらにピ
ン27を補強端板24の補強端板貫通穴25に通す。
を固定する方法は以下の通りである。すなわち、補強端
板24の中心部にあけた貫通穴26に回転軸11を通
し、回転軸11の段差を利用し、上記補強端板24を仮
固定する。前記補強端板24の円周上にあけた貫通穴2
5にピン27を通し、このピン27をブロック状磁石片
22の中心部に設けられた磁石貫通穴28に通す。この
磁石を円周上に配置し、磁石の列をつくり、反対側から
もう1つの補強端板24を回転軸11に通し、さらにピ
ン27を補強端板24の補強端板貫通穴25に通す。
【0012】その後、補強端板24から飛び出したピン
27の端部をカシメることによって、2枚の補強端板2
4間のブロック状磁石片22列をピン27の締め付け力
により固定する。上記では、2枚の補強端板24を締め
付けるのにピン27を使用しカシメていたが、ピンの代
わりにネジ及びネジ止め用のナットを用いて補強端板の
両側からネジで締め付けることにより同様の効果が得ら
れる。また、一方の補強端板24には貫通穴を設け、他
方の補強端板24にはネジ止め用のナットを設け、ボル
トを一方の補強端板24の貫通穴を貫通させ他方の補強
端板24でネジ止めすることにより同様の効果を得るこ
とができる。
27の端部をカシメることによって、2枚の補強端板2
4間のブロック状磁石片22列をピン27の締め付け力
により固定する。上記では、2枚の補強端板24を締め
付けるのにピン27を使用しカシメていたが、ピンの代
わりにネジ及びネジ止め用のナットを用いて補強端板の
両側からネジで締め付けることにより同様の効果が得ら
れる。また、一方の補強端板24には貫通穴を設け、他
方の補強端板24にはネジ止め用のナットを設け、ボル
トを一方の補強端板24の貫通穴を貫通させ他方の補強
端板24でネジ止めすることにより同様の効果を得るこ
とができる。
【0013】実施例3 実施例2では、2枚の補強端板24と複数のブロック状
磁石片22を各々貫通した貫通穴にピン27を通し、補
強端板24の側面でピン頭部をカシメたが、このピンお
よびカシメ頭部を樹脂材にて一体成形することにより実
施例2と同一の効果を得ることができる。また回転子軸
方向に並ぶ磁石片列に複数個の貫通穴を設け、これらの
複数個の貫通穴を樹脂材成形することにより、遠心力に
対する強度もさらに強くなる。また回転子の回転時に磁
石片に作用する遠心力に対してもブロック状磁石片の姿
勢をより安定に保つことができる。
磁石片22を各々貫通した貫通穴にピン27を通し、補
強端板24の側面でピン頭部をカシメたが、このピンお
よびカシメ頭部を樹脂材にて一体成形することにより実
施例2と同一の効果を得ることができる。また回転子軸
方向に並ぶ磁石片列に複数個の貫通穴を設け、これらの
複数個の貫通穴を樹脂材成形することにより、遠心力に
対する強度もさらに強くなる。また回転子の回転時に磁
石片に作用する遠心力に対してもブロック状磁石片の姿
勢をより安定に保つことができる。
【0014】実施例4 次に実施例4について、その構成を図6(a)、(b)
で説明する。図6は本発明の第4の実施例を示す正面一
部断面図および側面図である。実施例3では実施例2の
ピン27を樹脂で形成したが、実施例4では、図6に示
すように補強端板24とピン27を樹脂で一体にモール
ド成形する。このような構成によって、実施例3と同一
の効果を得ることができる。なお、図6において、補強
端板24の端面に突出している突出部30の一部を削る
ことにより回転子のバランスをとることができる。
で説明する。図6は本発明の第4の実施例を示す正面一
部断面図および側面図である。実施例3では実施例2の
ピン27を樹脂で形成したが、実施例4では、図6に示
すように補強端板24とピン27を樹脂で一体にモール
ド成形する。このような構成によって、実施例3と同一
の効果を得ることができる。なお、図6において、補強
端板24の端面に突出している突出部30の一部を削る
ことにより回転子のバランスをとることができる。
【0015】実施例5 次に実施例5についてその構成を図7(a)、(b)で
説明する。図7は本発明の第5の実施例の要部を示す正
面一部断面図および側面図である。図において41は回
転子の回転軸である。43は回転軸41の外周面42に
複数設けられた軸方向溝であり、その溝にブロック状磁
石片22(図示せず)が接するように設けられる。
説明する。図7は本発明の第5の実施例の要部を示す正
面一部断面図および側面図である。図において41は回
転子の回転軸である。43は回転軸41の外周面42に
複数設けられた軸方向溝であり、その溝にブロック状磁
石片22(図示せず)が接するように設けられる。
【0016】この回転軸41は図6(a)に示す回転軸
11に代えて使用される。両補強端板24は樹脂で構成
され、その端面は各々回転軸41及びブロック状磁石片
の端面44に接する。この構成においては、両補強端板
は溝43へ注入充填される樹脂と一体に成形される。し
たがってブロック状磁石片は、両補強端板を介して回転
軸41に固定され、回転子の回転力はブロック状磁石片
から回転軸41へ伝達される。この構成においては、従
来のように磁石片を回転軸に接着またはネジ止めしなく
ても十分な固着力が得られる。
11に代えて使用される。両補強端板24は樹脂で構成
され、その端面は各々回転軸41及びブロック状磁石片
の端面44に接する。この構成においては、両補強端板
は溝43へ注入充填される樹脂と一体に成形される。し
たがってブロック状磁石片は、両補強端板を介して回転
軸41に固定され、回転子の回転力はブロック状磁石片
から回転軸41へ伝達される。この構成においては、従
来のように磁石片を回転軸に接着またはネジ止めしなく
ても十分な固着力が得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、回転子の回転軸表面
に取り付けられるブロック状磁石片の軸方向外周両端部
に凹部を設けこの凹部に樹脂材を充填することによりブ
ロック状磁石片を回転軸に固定するので、押さえ金具お
よび止めネジを廃止することができる。このために、回
転子の組立作業の自動化、合理化を行うことができる。
に取り付けられるブロック状磁石片の軸方向外周両端部
に凹部を設けこの凹部に樹脂材を充填することによりブ
ロック状磁石片を回転軸に固定するので、押さえ金具お
よび止めネジを廃止することができる。このために、回
転子の組立作業の自動化、合理化を行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の実施例におけるブロック状磁石片を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す正面一部断面図お
よび側面図である。
よび側面図である。
【図5】図4の補強端板を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す正面一部断面図お
よび側面図である。
よび側面図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示す正面一部断面図お
よび側面図である。
よび側面図である。
【図8】従来の永久磁石式回転機に用いられている磁石
式回転子の正面面である。
式回転子の正面面である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
11 回転軸 12 ブロック状磁石片 15 磁石片凹部 21 樹脂材 22 ブロック状磁石片 23 永久磁石式回転子 24 補強端板 25 補強端板貫通穴 26 貫通穴 27 ピン 28 磁石貫通穴 41 回転軸 42 回転軸外周面 43 溝 44 回転軸端面
Claims (5)
- 【請求項1】 永久磁石式回転機の磁石式回転子におい
て、ブロック状磁石片の外周端部に凹部を形成し、その
凹部に樹脂材を注入し回転軸の周囲に所要のブロック状
磁石片を固定することを特徴とする永久磁石式回転子。 - 【請求項2】 永久磁石式回転機の磁石式回転子におい
て、ブロック状磁石片の両端部に回転子軸と嵌合する補
強端板を設け、その補強端板とブロック状磁石片の中央
部とを軸方向に連通する複数の穴を設け、前記穴を貫通
させたピンを補強端板の外側でかしめ、ブロック状磁石
片を固定子に固定することを特徴とする永久磁石式回転
子。 - 【請求項3】 補強端板とブロック状磁石片を連通する
穴を樹脂材でモールドし、補強端板の外方両端面に前記
穴より大きな頭部を形成し、これを抜け止めとしたこと
を特徴とする請求項2に記載の永久磁石式回転子。 - 【請求項4】 ブロック状磁石片の両端に設けられる補
強端板の穴部と、前記ブロック状磁石片に軸方向に設け
た穴部とを樹脂材で一体モールドとしたことを特徴とす
る請求項2に記載の永久磁石式回転子。 - 【請求項5】 磁石式回転子の回転軸外周表面に複数の
軸方向溝を設け、この溝をブロック状磁石片の凹部及び
ブロック状磁石片に設けた穴部と一体にモールドしたこ
とを特徴とする請求項第1項、第3項および第4項記載
の永久磁石式回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135903A JPH06351182A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 永久磁石式回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135903A JPH06351182A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 永久磁石式回転子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06351182A true JPH06351182A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15162524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5135903A Pending JPH06351182A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 永久磁石式回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06351182A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009268200A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Yaskawa Electric Corp | ロータコアおよびモータ |
JP2019055261A (ja) * | 2011-07-25 | 2019-04-11 | ブラウン ゲーエムベーハー | 口腔衛生装置用のアタッチメント区間 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP5135903A patent/JPH06351182A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009268200A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Yaskawa Electric Corp | ロータコアおよびモータ |
JP2019055261A (ja) * | 2011-07-25 | 2019-04-11 | ブラウン ゲーエムベーハー | 口腔衛生装置用のアタッチメント区間 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3688898B2 (ja) | 電動機のロータ | |
EP0341317A1 (en) | Structure of rotor for high speed induction motor | |
US20090224628A1 (en) | Twin rotor type motor | |
JPH07312852A (ja) | 永久磁石形回転子の製造方法 | |
US20060043821A1 (en) | Axial air-gap electronic motor | |
KR0130753B1 (ko) | 전동기의 고정자 및 고정자의 제조방법 | |
JPH10174316A (ja) | モータ | |
JPH0919091A (ja) | 同期電動機のロータ | |
JP2000041367A (ja) | ハイブリッド励磁形同期機 | |
JPH071990B2 (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
JP2021521762A (ja) | 同期電気機械用の巻線タイプ回転子 | |
JPH07312837A (ja) | 永久磁石回転電機の回転子 | |
JP3371918B2 (ja) | 回転電機のステータ | |
JPH0736459Y2 (ja) | 永久磁石界磁形回転子 | |
JPH06351182A (ja) | 永久磁石式回転子 | |
JPH0678481A (ja) | 永久磁石付き回転子 | |
JPH06189481A (ja) | 回転子 | |
KR101471367B1 (ko) | 비엘디씨 모터의 회전자 구조 | |
JP2002152999A (ja) | 電動機 | |
JPH05328645A (ja) | 圧縮機用電動機の回転子 | |
JPH0474946B2 (ja) | ||
WO2022254679A1 (ja) | ロータ及びロータの製造方法 | |
JP2000134837A (ja) | 同期電動機 | |
JPH0528939Y2 (ja) | ||
JPH0545088Y2 (ja) |