JPH0419971Y2 - - Google Patents

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JPH0419971Y2
JPH0419971Y2 JP1985163541U JP16354185U JPH0419971Y2 JP H0419971 Y2 JPH0419971 Y2 JP H0419971Y2 JP 1985163541 U JP1985163541 U JP 1985163541U JP 16354185 U JP16354185 U JP 16354185U JP H0419971 Y2 JPH0419971 Y2 JP H0419971Y2
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JP
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bearing
cylindrical portion
thrust plate
cylindrical
thrust
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JP1985163541U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は小型モータの軸受に関する。
(背景技術) 従来、部品点数を減らしてコストダウンを図る
ために、軸受を個別に設けることなく軸受台によ
つて軸受を兼用するようにした小型モータが提供
されている。第7図はその一例を示すものであ
り、図において21は軸受を兼用する軸受台、2
2は軸、23は整流子、24はブラシ、25は端
子、26はロータ鉄心、27はマグネツト、28
はケース、29は軸受台、30はワツシヤ、31
はブツシユをそれぞれ示している。
しかるに、この構造によると、軸受台、特に軸
受台21の肉厚が比較的厚いため成形ひずみ(ヒ
ケ)が発生し易く、軸22を支持する軸受部の真
円度や円筒度が良好でないために軸受騒音が発生
する欠点があつた。これを解消するべく軸受台2
1の肉厚を薄くしようとすると、軸受部の寸法精
度は向上するがスラスト方向の強度が弱くなり、
落下時の衝撃等により軸受台21が変形してスラ
スト方向のガタが大きくなるという問題があつ
た。
更に、この従来例では整流子23と軸受台21
との間に配設されたワツシヤ30を介して軸22
をスラスト方向に保持していることから、これら
各部材相互間の摺接による騒音や損失が大きくな
りがちであるという欠点を有していた。
(考案の目的) 本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、そ
の目的とするところは、軸受台によつて軸受を兼
用する構造において、軸受部の摺動ロスや騒音を
少なくするようにした小型モータの軸受を提供す
ることにある。
(考案の開示) 以下、図に沿つて本考案を説明する。第1図な
いし第4図は本考案の第1実施例を示すものであ
り、まず第1図において、1は軸受を兼ねる第1
の軸受台であり、本考案はこの軸受台1の構造に
特徴を有するものである。すなわち、軸受台1
は、ケース2の開口部を覆う基板3と、この基板
3の中心部に薄肉かつリング状の連結部4を介し
て一体的に連設された軸受用の第1の筒部5と、
この第1の筒部5の外方において同軸上に配置さ
れ、かつ基板3、連結部4および第1の筒部5と
一体的に形成された第2の筒部6とを備えてい
る。
ここで、第1の筒部5には軸7の端部近傍が挿
通され、その先端部は第2の筒部6の内面に各筒
部5,6の軸心に対して直交するように付設され
たスラスト板8の内面に当接される。また、軸7
に取り付けられた整流子9の端面と第1の筒部5
との間には間隙10が形成されていて第1の筒部
5にスラスト荷重が加わらないようになつてお
り、スラスト荷重はすべてスラスト板8によつて
受けとめられるものである。更に、第1の筒部5
のスラスト板8側の内面は軸7の外径よりも若干
大径に切欠かれてグリス溜11を形成している。
このグリス溜11にグリスを充填することによつ
て軸受の寿命を延ばすと共に、軸受騒音を大幅に
低減することができる。なお、薄肉の連結部4
は、第1の筒部5に成形ひずみ等による寸法上の
若干の誤差があつても基板3との間でこれを吸収
し、換言すれば第1の筒部5の寸法精度を上げる
ことに寄与するものである。
この実施例において、軸受台1としては例えば
熱可塑性のあるプラスチツク等の材料を用い、一
方、スラスト板8としては熱伝導性のよい金属等
を用いることにより、スラスト板8を第2の筒部
6内の所定の位置に配置した後にこれを熱カシメ
すれば、第2図に示す如くスラスト板8の外周縁
に第2の筒部6の溶融部6aを形成してスラスト
板8を確実に固定することができる。
この具体的な工程としては、第4図イに示すよ
うに第2の筒部6内にスラスト板8を仮圧入した
状態でコテ12の先端部をスラスト板8に押し当
て、例えばコテ12の温度270度〜280度、加圧時
間5秒でスラスト板8を加熱かつ加圧する。これ
により、第4図ロに示す如く第2の筒部6の内周
面が溶融し、溶融部6aが形成される。その後、
コテ12を除去して第4図ハに示すよにう熱伝導
性のよい押え治具13にてスラスト板8を5秒以
上加圧すると、この押え治具13が放熱作用を果
し、スラスト板8が冷却される。従つて、溶融部
6aが速やかに固化し、スラスト板8はその表裏
にわたつて外周縁が同時かつ均一に固定されるも
のである。
なお、第1図において、14はブツシユ、15
は軸7の他端部を支持する第2の軸受台、16は
ロータ鉄心、17はマグネツト、18は端子、1
9はブラシをそれぞれ示している。
次に、第5図および第6図は本考案の第2実施
例を示している。この実施例は、第6図に詳示す
るように第1の軸受台1Aにおける第2の筒部6
Aに一対の挿入孔6bを形成し、この挿入孔6b
内にスラスト板8Aを挿入・固定するようにした
もので、スラスト板8Aの両端部には切り込み8
aが適宜形成され、挿入孔6bへの挿入後に切り
込み8aを介してスラスト板8Aの両端部を外方
に拡げることによつてスラスト板8Aが抜脱しな
いように構成されている。
この実施例によれば、モータの落下等による衝
撃が加わつても、スラスト板8Aのスラスト方向
への抜脱を完全に防止することができる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、基板のほぼ中心
部に薄肉状の連結部を介して軸受用の第1の筒部
を形成し、この第1の筒部に対して同軸上に位置
する第2の筒部を前記基板に付設すると共に、第
1および第2の筒部の軸心に対して直交するスラ
スト板を第2の筒部の内部に配設して軸受台を形
成し、第1の筒部の内部に挿通された軸の先端部
を前記スラスト板に当接させるから、薄肉状の連
結部によつて軸受用の第1の筒部の成形ひずみを
解消することができ、第1の筒部の真円度や円筒
度等の寸法精度が向上して軸と軸受とのクリアラ
ンスが一定に保たれ、軸受騒音を大幅に低減する
ことができる。
また、スラスト荷重はスラスト板によつて受け
とめられ、第1の筒部に加わることはないため、
摺動騒音や損失が減少するという効果がある。加
えて、スラスト板の取付位置を変更することによ
り、スラスト方向のガタの調整を容易に行うこと
ができる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示
すもので、第1図は縦断面図、第2図は第1図に
おけるA方向矢視図、第3図は第1図のB−B断
面図、第4図イ〜ハはスラスト板の取付工程を示
す説明図、第5図および第6図は本考案の第2実
施例を示すもので、第5図は縦断面図、第6図は
要部の分解斜視図、第7図は従来例を示す縦断面
図である。 1,1A……軸受台、3……基板、4……連結
板、5……第1の筒部、6,6A……第2の筒
部、7……軸、8,8A……スラスト板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板3のほぼ中心部に薄肉状の連結部4を介し
    て軸受用の第1の筒部5を形成し、 この第1の筒部5に対して同軸上に位置する第
    2の筒部6を前記基板3に付設すると共に、 第1および第2の筒部5,6の軸心に対して直
    交するスラスト板8を第2の筒部6の内部に配設
    して軸受台1を形成し、 第1の筒部5の内部に挿通された軸7の先端部
    を前記スラスト板8に当接させることを特徴とす
    る小型モータの軸受。
JP1985163541U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0419971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985163541U JPH0419971Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JP1985163541U JPH0419971Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JPS6270652U JPS6270652U (ja) 1987-05-06
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ID=31091833

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5649245Y2 (ja) * 1976-03-01 1981-11-17
JPS55130564U (ja) * 1979-03-07 1980-09-16
JPS5683969U (ja) * 1979-11-30 1981-07-06

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JPS6270652U (ja) 1987-05-06

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