JPH0562730U - 複合軸受 - Google Patents
複合軸受Info
- Publication number
- JPH0562730U JPH0562730U JP353292U JP353292U JPH0562730U JP H0562730 U JPH0562730 U JP H0562730U JP 353292 U JP353292 U JP 353292U JP 353292 U JP353292 U JP 353292U JP H0562730 U JPH0562730 U JP H0562730U
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- JP
- Japan
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- bearing
- rolling bearing
- inner diameter
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Abstract
(57)【要約】
【構成】スチールボールから成るころがり軸受1を、含
油焼結合金材により一体形成するハウジング部3aを有
するすべり軸受3に内装している。また、ころがり軸受
1の外輪1aの装着受け部3cを設けることによってこ
ろがり軸受1の内輪1b及び潤滑油のシール部材1cま
たは突出部がすべり軸受3と接触するのを回避するた
め、逃げ部3bを設ける。 【効果】ハウジング一体のすべり軸受の形成で薄型化及
び小型化がはかれ、焼結合金材の体積大により潤滑油量
が大となり、長寿命化がはかれる。
油焼結合金材により一体形成するハウジング部3aを有
するすべり軸受3に内装している。また、ころがり軸受
1の外輪1aの装着受け部3cを設けることによってこ
ろがり軸受1の内輪1b及び潤滑油のシール部材1cま
たは突出部がすべり軸受3と接触するのを回避するた
め、逃げ部3bを設ける。 【効果】ハウジング一体のすべり軸受の形成で薄型化及
び小型化がはかれ、焼結合金材の体積大により潤滑油量
が大となり、長寿命化がはかれる。
Description
【0001】
本考案は複合軸受に関し、特に薄型・小型化に対応した回転機の軸受構造に関 する。
【0002】
従来の複合軸受の構造は、図3に示すように、回転部15の回転軸14を回転 自在に支承するスチールボールを用いたころがり軸受11と、含油焼結合金材に よって形成するすべり軸受13と、ころがり軸受11とすべり軸受13を圧入あ るいは接着により保持・固着するための金属又は樹脂を切削あるいは成形したも のから成るハウジング12とを有して構成されていた。
【0003】
この様な従来のスチールボールを用いたころがり軸受と、含油焼結合金材によ り形成するすべり軸受とを有する複合軸受構造においては、ころがり軸受とすべ り軸受をハウジングに装着する為、ころがり軸受とすべり軸受を各々個別にハウ ジングに圧入あるいは接着しなければならなかった。またころがり軸受とすべり 軸受を固定するハウジングを別個に有することで、回転軸の中心軸に対しころが り軸受とすべり軸受との芯ずれ量を数μmの範囲に抑える為に、各部材に対し非 常に高い寸法精度を必要とし、かつ寸法精度を出すため部品加工法が限定され、 コスト及び製造面での難点があった。
【0004】 また薄型・小型化が要求されるブラシレスモータの軸受機構において、すべり 軸受は構造的に寸法自由度がある為、ころがり軸受で対応出来ない場合にすべり 軸受が用いられるが、薄型化に伴なうすべり軸受の体積減少により潤滑油の含有 量の制約を受け、寿命面で耐久性に劣るという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の複合軸受は、含油焼結合金材により形成され且つ同芯軸上に大小少な くとも2つの内径部を設けてなるハウジングと、前記少なくとも大なる内径部に 嵌合固着されるころがり軸受とを有し、前記小なる内径部をすべり軸受としたも のである。
【0006】
次に、本考案について図面を参照して説明する。
【0007】 図1は本考案の一実施例の複合軸受を示し、(a)は断面図、(b)は分解斜 視図、図2は本実施例におけるころがり軸受の二例を(a),(b)にそれぞれ 示す断面図である。
【0008】 本実施例は含油焼結合金材により形成され且つ同芯軸上に大小2つの内径部3 d,3eを設けたハウジング部3aと、内径部(大)3dに嵌合固着されスチー ルボールを用いたころがり軸受1とを有し、ハウジング部3aに一体形成した内 径部(小)3eを用いてすべり軸受3としたものであり、また大小の内径部3d ,3e間に空隙となる逃げ部3bを設けてなっている。即ち、換言すれば、ハウ ジング部3aと一体形成されたすべり軸受3の内径部(大)3dにころがり軸受 1を圧入あるいは接着により装着した形となっている。またハウジング部3aを 含油焼結合金材で一体形成することで含油焼結合金材の体積を大きくとれるので 、含油量が十分確保されることによる長寿命化をはかっている。またすべり軸受 3をハウジング部3aと一体形成することにより、従来構造に比べて部品が一つ 減るため部品精度及びコスト的にも有利となる。
【0009】 また本実施例では、ころがり軸受の二例を詳細に示す図2(a),(b)のよ うに、スチールボールを用いたころがり軸受1,2の外輪1a,2aの端面に装 着受け部3cを、またこの装着受け部3cを有することによる逃げ部3bを大小 の内径部3d,3eの間に設けている。この逃げ部3bを設けることにより、こ ろがり軸受1,2の内輪1b,2bの端面と潤滑油シール部材1c及びリティー ナ2cに対しすべり軸受3との接触を回避し、かつすべり軸受3の油溜の空間と して利用することにより、油の循環を良好にし、より長寿命化を可能とし、品質 の安定したものが得られることとなる。
【0010】
以上述べたように本考案によれば、寸法自由度の大きいすべり軸受の利点を生 かして他の部材で構成されていたハウジングを必要としないハウジング一体のす べり軸受を形成することにより、従来のすべり軸受に比べ焼結合金材の体積を大 きくとれるため潤滑油の含油量を確保することができ、ころがり軸受と同等の運 転寿命時間を得ることが可能となり、また構成部品点数が減ることによる寸法精 度の向上及びコスト低減がはかれる効果を有する。
【図1】本考案の一実施例の複合軸受を示し、(a)は
断面図、(b)は分解斜視図である。
断面図、(b)は分解斜視図である。
【図2】本実施例におけるころがり軸受の二例を
(a),(b)にそれぞれ示す断面図である。
(a),(b)にそれぞれ示す断面図である。
【図3】従来の複合軸受の一例を示し、(a)はブラシ
レスモータに組込んだ状態の断面図、(b)は分解斜視
図である。
レスモータに組込んだ状態の断面図、(b)は分解斜視
図である。
1,2,11 ころがり軸受 1a,2a ころがり軸受の外輪 1b,2b ころがり軸受の内輪 1c 潤滑油シール部材 2c リティーナ 3,13 すべり軸受 3a ハウジング部 3b 逃げ部 3c 装着受け部 3d 内径部(大) 3e 内径部(小) 12 ハウジング 14 回転軸 15 回転部
Claims (2)
- 【請求項1】 含油焼結合金材により形成され且つ同芯
軸上に大小少なくとも2つの内径部を設けてなるハウジ
ングと、前記少なくとも大なる内径部に嵌合固着される
ころがり軸受とを有し、前記小なる内径部をすべり軸受
としたことを特徴とする複合軸受。 - 【請求項2】 前記大小の内径部間に空隙を設けたこと
を特徴とする請求項1記載の複合軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003532U JP2555374Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 複合軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003532U JP2555374Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 複合軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562730U true JPH0562730U (ja) | 1993-08-20 |
JP2555374Y2 JP2555374Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=11560010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992003532U Expired - Fee Related JP2555374Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 複合軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555374Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11247850A (ja) * | 1998-03-02 | 1999-09-14 | Minebea Co Ltd | 複合軸受け |
KR100895667B1 (ko) * | 2008-06-09 | 2009-05-07 | 주식회사 에어젠 | 터보 블로어 및 이에 사용되는 고속회전체 |
WO2009151245A3 (ko) * | 2008-06-09 | 2010-03-11 | 주식회사 에어젠 | 터보 블로어 및 이에 사용되는 고속 회전체 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0554816U (ja) * | 1991-11-27 | 1993-07-23 | 重雄 高橋 | 滑り兼推力軸受ユニット及びこのユニットを用いた軸支持構造 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP1992003532U patent/JP2555374Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0554816U (ja) * | 1991-11-27 | 1993-07-23 | 重雄 高橋 | 滑り兼推力軸受ユニット及びこのユニットを用いた軸支持構造 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11247850A (ja) * | 1998-03-02 | 1999-09-14 | Minebea Co Ltd | 複合軸受け |
KR100895667B1 (ko) * | 2008-06-09 | 2009-05-07 | 주식회사 에어젠 | 터보 블로어 및 이에 사용되는 고속회전체 |
WO2009151245A3 (ko) * | 2008-06-09 | 2010-03-11 | 주식회사 에어젠 | 터보 블로어 및 이에 사용되는 고속 회전체 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555374Y2 (ja) | 1997-11-19 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |
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