JPH09210072A - シール付きアンギュラ玉軸受 - Google Patents
シール付きアンギュラ玉軸受Info
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- JPH09210072A JPH09210072A JP8014085A JP1408596A JPH09210072A JP H09210072 A JPH09210072 A JP H09210072A JP 8014085 A JP8014085 A JP 8014085A JP 1408596 A JP1408596 A JP 1408596A JP H09210072 A JPH09210072 A JP H09210072A
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- Japan
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- seal
- outer diameter
- diameter surface
- ball bearing
- ring
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7846—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/16—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
- F16C19/163—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3806—Details of interaction of cage and race, e.g. retention, centring
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンギュラ玉軸受の両側のシールの共通化を
可能とし、かつ、外輪外径を大きくする必要もなくし得
るシール付きアンギュラ玉軸受を提供すること。 【解決手段】 外輪3の軌道面3aの両側内径面3b、
3cをカウンターボアなしで軸線に平行な同一内径面と
し、内輪2の軌道面2aの片側外径面2bにテーパー状
のカウンターボア部を形成し、他方の外径面2cを軸線
に平行な外径面とし、両側のシール4、5は同一寸法と
し、かつ、外輪3の前記同一内径面3b、3cとした両
側部分の装着溝3d、3eにシール外径部4a、5aを
それぞれ装着し、シール内径部4b、5bに対する内輪
2の前記カウンターボア側外径面2bではシール内径部
4bとカウンターボア側外径面2bとでラビリンスシー
ルを構成させ、しかも、内輪2の反カウンターボア側外
径面2c(軸線に平行とした外径面)では当該外径面2
cに形成したシール溝2dと前記シール内径部5bとで
ラビリンスシールを構成させた。
可能とし、かつ、外輪外径を大きくする必要もなくし得
るシール付きアンギュラ玉軸受を提供すること。 【解決手段】 外輪3の軌道面3aの両側内径面3b、
3cをカウンターボアなしで軸線に平行な同一内径面と
し、内輪2の軌道面2aの片側外径面2bにテーパー状
のカウンターボア部を形成し、他方の外径面2cを軸線
に平行な外径面とし、両側のシール4、5は同一寸法と
し、かつ、外輪3の前記同一内径面3b、3cとした両
側部分の装着溝3d、3eにシール外径部4a、5aを
それぞれ装着し、シール内径部4b、5bに対する内輪
2の前記カウンターボア側外径面2bではシール内径部
4bとカウンターボア側外径面2bとでラビリンスシー
ルを構成させ、しかも、内輪2の反カウンターボア側外
径面2c(軸線に平行とした外径面)では当該外径面2
cに形成したシール溝2dと前記シール内径部5bとで
ラビリンスシールを構成させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モーター、工作機
械等の比較的に高速回転で使用され、かつ、グリース等
の潤滑剤の密封又は切削油剤の侵入防止等を図るために
内外軌道輪の端面開口部分にシールを取り付けた構成か
らなるシール付きアンギュラ玉軸受に関する。
械等の比較的に高速回転で使用され、かつ、グリース等
の潤滑剤の密封又は切削油剤の侵入防止等を図るために
内外軌道輪の端面開口部分にシールを取り付けた構成か
らなるシール付きアンギュラ玉軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アンギュラ玉軸受は、図2の
(A)(B)に示すように、鋼球からなる転動体11と
内輪12及び外輪13の接触点を結ぶ直線aがラジアル
方向bに対してある角度(接触角)を持っているため、
ラジアル荷重のほか、比較的大きなアキシャル荷重を負
荷することができ、このような用途において広く使用さ
れている。
(A)(B)に示すように、鋼球からなる転動体11と
内輪12及び外輪13の接触点を結ぶ直線aがラジアル
方向bに対してある角度(接触角)を持っているため、
ラジアル荷重のほか、比較的大きなアキシャル荷重を負
荷することができ、このような用途において広く使用さ
れている。
【0003】図2の(A)のアンギュラ玉軸受は、内輪
12の外径面及び外輪13の内径面にテーパー状のカウ
ンターボア部12a、13aがあり、そのため、両側端
面開口部に装着されるシール14とシール15は寸法的
に異なり、外輪13のカウンターボア部13aのシール
溝底13bと外径面13cとの間の肉厚が薄くなる場合
は、外輪13の外径を大きくする必要があった。
12の外径面及び外輪13の内径面にテーパー状のカウ
ンターボア部12a、13aがあり、そのため、両側端
面開口部に装着されるシール14とシール15は寸法的
に異なり、外輪13のカウンターボア部13aのシール
溝底13bと外径面13cとの間の肉厚が薄くなる場合
は、外輪13の外径を大きくする必要があった。
【0004】図2の(B)のアンギュラ玉軸受は、内輪
12についてはカウンターボアを設けず、通常の玉軸受
の内輪と同様な構成としているが、外輪13にはテーパ
ー状のカウンターボア部13aを設けており、そのた
め、両側端面開口部に装着されるシール14とシール1
5は寸法的に異なり、外輪13のカウンターボア部13
aのシール溝底13bと外径面13cとの間の肉厚が薄
くなる場合は、外輪13の外径を大きくする必要があっ
た。
12についてはカウンターボアを設けず、通常の玉軸受
の内輪と同様な構成としているが、外輪13にはテーパ
ー状のカウンターボア部13aを設けており、そのた
め、両側端面開口部に装着されるシール14とシール1
5は寸法的に異なり、外輪13のカウンターボア部13
aのシール溝底13bと外径面13cとの間の肉厚が薄
くなる場合は、外輪13の外径を大きくする必要があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のシール付きアン
ギュラ玉軸受は、両側のシール14、15を共通化する
ことができなかった。しかも、外輪13には、カウンタ
ーボア部13aがあったため、このカウンターボア部1
3aのシール溝底13bと外径面13cとの間の肉厚が
薄くなる場合は、外輪13の外径を大きくする必要があ
った。
ギュラ玉軸受は、両側のシール14、15を共通化する
ことができなかった。しかも、外輪13には、カウンタ
ーボア部13aがあったため、このカウンターボア部1
3aのシール溝底13bと外径面13cとの間の肉厚が
薄くなる場合は、外輪13の外径を大きくする必要があ
った。
【0006】そこで、本発明の目的は、アンギュラ玉軸
受の両側のシールの共通化を可能とし、かつ、外輪外径
を大きくする必要もなくし得るシール付きアンギュラ玉
軸受を提供することにある。
受の両側のシールの共通化を可能とし、かつ、外輪外径
を大きくする必要もなくし得るシール付きアンギュラ玉
軸受を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、転動体と、転動体を保持する保持器と、
転動体の内外軌道面を有し、かつ、転動体と内外軌道面
とがラジアル方向に対して所定の接触角をもって接触す
る内外輪と、内外輪の端面開口部に装着されるシールと
を具備するシール付きアンギュラ玉軸受において、外輪
の軌道面の両側内径面をカウンターボアなしで軸線に平
行な同一内径面とし、内輪の軌道面の片側外径面にテー
パー状のカウンターボア部を形成し、他方の外径面を軸
線に平行な外径面とし、両側のシールは同一寸法とし、
かつ、外輪の前記同一内径面とした両側内径面の装着溝
にシール外径部をそれぞれ装着し、シール内径部に対す
る内輪の前記カウンターボア側外径面ではシール内径部
とカウンターボア側外径面とでラビリンスシールを構成
させ、しかも、内輪の反カウンターボア側外径面(軸線
に平行とした外径面)では当該外径面に形成したシール
溝と前記シール内径部とでラビリンスシールを構成させ
たものである。
め、本発明は、転動体と、転動体を保持する保持器と、
転動体の内外軌道面を有し、かつ、転動体と内外軌道面
とがラジアル方向に対して所定の接触角をもって接触す
る内外輪と、内外輪の端面開口部に装着されるシールと
を具備するシール付きアンギュラ玉軸受において、外輪
の軌道面の両側内径面をカウンターボアなしで軸線に平
行な同一内径面とし、内輪の軌道面の片側外径面にテー
パー状のカウンターボア部を形成し、他方の外径面を軸
線に平行な外径面とし、両側のシールは同一寸法とし、
かつ、外輪の前記同一内径面とした両側内径面の装着溝
にシール外径部をそれぞれ装着し、シール内径部に対す
る内輪の前記カウンターボア側外径面ではシール内径部
とカウンターボア側外径面とでラビリンスシールを構成
させ、しかも、内輪の反カウンターボア側外径面(軸線
に平行とした外径面)では当該外径面に形成したシール
溝と前記シール内径部とでラビリンスシールを構成させ
たものである。
【0008】また、前記保持器を成形可能な合成樹脂で
構成し、かつ、外輪案内方式としたものである。
構成し、かつ、外輪案内方式としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面の実施例に基いて本発
明の構成を説明する。図1は本発明に係るシール付きア
ンギュラ玉軸受の要部縦断側面図であって、1は鋼球か
らなる転動体、2は内輪、3は外輪、4及び5はシー
ル、6は保持器を示している。
明の構成を説明する。図1は本発明に係るシール付きア
ンギュラ玉軸受の要部縦断側面図であって、1は鋼球か
らなる転動体、2は内輪、3は外輪、4及び5はシー
ル、6は保持器を示している。
【0010】内輪2は、外径面の略中央部に転動体1の
軌道面2aを形成し、かつ、この軌道面2aの左側外径
面2bにテーパー状のカウンターボア部を形成し、右側
の外径面、即ち、反カウンターボア側の外径面2cを軸
線に平行な外径面とし、この反カウンターボア側の外径
面2cの端面付近にシール溝2dを形成している。
軌道面2aを形成し、かつ、この軌道面2aの左側外径
面2bにテーパー状のカウンターボア部を形成し、右側
の外径面、即ち、反カウンターボア側の外径面2cを軸
線に平行な外径面とし、この反カウンターボア側の外径
面2cの端面付近にシール溝2dを形成している。
【0011】外輪3は、内径面の略中央部に転動体1の
軌道面3aを形成し、かつ、この軌道面3aの両側内径
面3b、3cをカウンターボアなしで軸線に平行な同一
直径の内径面とし、この両側内径面3b、3cの端面付
近に同一直径で同一形状のシール装着溝3d、3eを形
成している。
軌道面3aを形成し、かつ、この軌道面3aの両側内径
面3b、3cをカウンターボアなしで軸線に平行な同一
直径の内径面とし、この両側内径面3b、3cの端面付
近に同一直径で同一形状のシール装着溝3d、3eを形
成している。
【0012】前記転動体1と内外輪2、3とは、転動体
1と内外輪2、3の軌道面2a、3aとが接触する点を
結ぶ直線aがラジアル方向bに対して所定の接触角をも
って接触するように製作されている。
1と内外輪2、3の軌道面2a、3aとが接触する点を
結ぶ直線aがラジアル方向bに対して所定の接触角をも
って接触するように製作されている。
【0013】シール4及び5は、内外輪2、3の両側端
面開口部を密封するように装着されるもので、両側で同
一寸法、同一形状とし、かつ、外輪3の前記同一内径面
3b、3cとした両側部分のシール装着溝3d、3eに
シール外径部4a、5aをそれぞれ装着し、シール内径
部4b、5bに対する内輪2の前記カウンターボア側外
径面2bではシール内径部4b、5bとカウンターボア
側外径面2bとでラビリンスシールを構成させ、しか
も、内輪2の反カウンターボア側外径面2c(軸線に平
行とした外径面)では当該外径面2cに形成したシール
溝2dと前記シール内径部4b、5bとでラビリンスシ
ールを構成させている。
面開口部を密封するように装着されるもので、両側で同
一寸法、同一形状とし、かつ、外輪3の前記同一内径面
3b、3cとした両側部分のシール装着溝3d、3eに
シール外径部4a、5aをそれぞれ装着し、シール内径
部4b、5bに対する内輪2の前記カウンターボア側外
径面2bではシール内径部4b、5bとカウンターボア
側外径面2bとでラビリンスシールを構成させ、しか
も、内輪2の反カウンターボア側外径面2c(軸線に平
行とした外径面)では当該外径面2cに形成したシール
溝2dと前記シール内径部4b、5bとでラビリンスシ
ールを構成させている。
【0014】保持器6は、転動体1を等配保持するもの
で、全体を成形可能な合成樹脂、例えば、フェノール樹
脂、又は、ポリアミド樹脂で構成し、かつ、外輪案内方
式とする。
で、全体を成形可能な合成樹脂、例えば、フェノール樹
脂、又は、ポリアミド樹脂で構成し、かつ、外輪案内方
式とする。
【0015】本発明の構成は以上からなり、外輪3の内
径面3b、3cにはカウンターボアを設けず、内輪2の
軌道面2aの左側外径面2bにのみテーパー状のカウン
ターボアを設けてアンギュラ玉軸受としたから、外輪軌
道面3aの両側の軸線に平行な同一直径の内径面3b、
3cに、両側で同一直径及び同一形状のシール装着溝3
d、3eを形成することができ、これによって、両側の
シール4、5の寸法及び形状を同一化することができ
る。また、外輪3にはカウンターボアを設けないで済む
ため、カウンターボアを設けた場合のような薄肉化が生
じることがなく、外輪外径の大径化を防ぐことができ
る。なお、シール内径部4b、5bと内輪2との関係に
おいては、内輪2の軌道面2aの片側に形成するカウン
ターボア部のテーパー状外径面2bに対して、この内輪
外径面2bとシール内径部4bとの間にラビリンスシー
ルが形成されるような寸法となるようにシール4、5の
内径部4b、5bを形成し、かつ、このシール内径部4
b、5bに対応させて、内輪2の反カウンターボア側外
径面2c(軸線に平行な外径面)にラビリンスシールが
形成されるようにシール溝2dを形成すればよい。ま
た、保持器6を成形可能な合成樹脂で構成することによ
って、保持器6が軽量となり、回転抵抗を低減でき、し
かも、外輪軌道面3aの両側の外輪内径面3b、3cが
軸線に平行で、かつ、同一直径であるため、これを利用
して、保持器6を外輪案内方式とすることができ、これ
により、高速回転に適したシール付きアンギュラ玉軸受
を提供することができる。
径面3b、3cにはカウンターボアを設けず、内輪2の
軌道面2aの左側外径面2bにのみテーパー状のカウン
ターボアを設けてアンギュラ玉軸受としたから、外輪軌
道面3aの両側の軸線に平行な同一直径の内径面3b、
3cに、両側で同一直径及び同一形状のシール装着溝3
d、3eを形成することができ、これによって、両側の
シール4、5の寸法及び形状を同一化することができ
る。また、外輪3にはカウンターボアを設けないで済む
ため、カウンターボアを設けた場合のような薄肉化が生
じることがなく、外輪外径の大径化を防ぐことができ
る。なお、シール内径部4b、5bと内輪2との関係に
おいては、内輪2の軌道面2aの片側に形成するカウン
ターボア部のテーパー状外径面2bに対して、この内輪
外径面2bとシール内径部4bとの間にラビリンスシー
ルが形成されるような寸法となるようにシール4、5の
内径部4b、5bを形成し、かつ、このシール内径部4
b、5bに対応させて、内輪2の反カウンターボア側外
径面2c(軸線に平行な外径面)にラビリンスシールが
形成されるようにシール溝2dを形成すればよい。ま
た、保持器6を成形可能な合成樹脂で構成することによ
って、保持器6が軽量となり、回転抵抗を低減でき、し
かも、外輪軌道面3aの両側の外輪内径面3b、3cが
軸線に平行で、かつ、同一直径であるため、これを利用
して、保持器6を外輪案内方式とすることができ、これ
により、高速回転に適したシール付きアンギュラ玉軸受
を提供することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、アンギュラ玉軸受にお
ける外輪の内径面にはカウンターボアを設けず、内輪の
軌道面の片側外径面にのみテーパー状のカウンターボア
を設けてアンギュラ玉軸受としたから、外輪軌道面の両
側の軸線に平行な同一直径の内径面に、両側で同一直径
及び同一形状のシール装着溝を形成することができ、こ
れによって、両側のシールの寸法及び形状を同一化する
ことができ、従って、シールの製作、管理、取り扱いが
容易となり、コストの低減が図れると共に、外輪にはカ
ウンターボアを設けないで済むため、カウンターボアを
設けた場合のような薄肉化が生じることがなく、外輪外
径の大径化を防ぐことができる。なお、シール内径部と
内輪との関係においては、内輪の軌道面の片側に形成す
るカウンターボア部のテーパー状外径面に対して、この
内輪外径面とシール内径部との間にラビリンスシールが
形成されるような寸法となるようにシールの内径部を形
成し、かつ、このシール内径部に対応させて、内輪の反
カウンターボア側外径面(軸線に平行な外径面)にラビ
リンスシールが形成されるようにシール溝を形成すれば
よい。また、保持器を成形可能な合成樹脂で構成するこ
とによって、保持器が軽量となり、回転抵抗を低減で
き、しかも、保持器を外輪案内方式としたことにより、
高速回転に適したシール付きアンギュラ玉軸受を提供す
ることができる。
ける外輪の内径面にはカウンターボアを設けず、内輪の
軌道面の片側外径面にのみテーパー状のカウンターボア
を設けてアンギュラ玉軸受としたから、外輪軌道面の両
側の軸線に平行な同一直径の内径面に、両側で同一直径
及び同一形状のシール装着溝を形成することができ、こ
れによって、両側のシールの寸法及び形状を同一化する
ことができ、従って、シールの製作、管理、取り扱いが
容易となり、コストの低減が図れると共に、外輪にはカ
ウンターボアを設けないで済むため、カウンターボアを
設けた場合のような薄肉化が生じることがなく、外輪外
径の大径化を防ぐことができる。なお、シール内径部と
内輪との関係においては、内輪の軌道面の片側に形成す
るカウンターボア部のテーパー状外径面に対して、この
内輪外径面とシール内径部との間にラビリンスシールが
形成されるような寸法となるようにシールの内径部を形
成し、かつ、このシール内径部に対応させて、内輪の反
カウンターボア側外径面(軸線に平行な外径面)にラビ
リンスシールが形成されるようにシール溝を形成すれば
よい。また、保持器を成形可能な合成樹脂で構成するこ
とによって、保持器が軽量となり、回転抵抗を低減で
き、しかも、保持器を外輪案内方式としたことにより、
高速回転に適したシール付きアンギュラ玉軸受を提供す
ることができる。
【図1】本発明に係るシール付きアンギュラ玉軸受の要
部縦断側面図。
部縦断側面図。
【図2】(A)(B)は共に従来のシール付きアンギュ
ラ玉軸受の要部縦断側面図。
ラ玉軸受の要部縦断側面図。
1 鋼球からなる転動体 2 内輪 3 外輪 4 シール 5 シール 6 保持器
Claims (2)
- 【請求項1】 転動体と、転動体を保持する保持器と、
転動体の内外軌道面を有し、かつ、転動体と内外軌道面
とがラジアル方向に対して所定の接触角をもって接触す
る内外輪と、内外輪の端面開口部に装着されるシールと
を具備するシール付きアンギュラ玉軸受において、 外輪の軌道面の両側内径面をカウンターボアなしで軸線
に平行な同一内径面とし、内輪の軌道面の片側外径面に
テーパー状のカウンターボア部を形成し、他方の外径面
を軸線に平行な外径面とし、両側のシールは同一寸法と
し、かつ、外輪の前記同一内径面とした両側内径面の装
着溝にシール外径部をそれぞれ装着し、シール内径部に
対する内輪の前記カウンターボア側外径面ではシール内
径部とカウンターボア側外径面とでラビリンスシールを
構成させ、しかも、内輪の反カウンターボア側外径面
(軸線に平行とした外径面)では当該外径面に形成した
シール溝と前記シール内径部とでラビリンスシールを構
成させたことを特徴とするシール付きアンギュラ玉軸
受。 - 【請求項2】 前記保持器を成形可能な合成樹脂で構成
し、かつ、外輪案内方式としたことを特徴とする前記請
求項1に記載のシール付きアンギュラ玉軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014085A JPH09210072A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | シール付きアンギュラ玉軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014085A JPH09210072A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | シール付きアンギュラ玉軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210072A true JPH09210072A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11851276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8014085A Pending JPH09210072A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | シール付きアンギュラ玉軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09210072A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002310171A (ja) * | 2001-04-10 | 2002-10-23 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
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