JP2002084181A - 差動出力回路 - Google Patents

差動出力回路

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JP2002084181A
JP2002084181A JP2000271364A JP2000271364A JP2002084181A JP 2002084181 A JP2002084181 A JP 2002084181A JP 2000271364 A JP2000271364 A JP 2000271364A JP 2000271364 A JP2000271364 A JP 2000271364A JP 2002084181 A JP2002084181 A JP 2002084181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分圧電圧Vzのばらつきを制御し、出力振幅
のオフセットレベルVOSを精度よくコントロールでき
る差動出力回路を得ることである。 【解決手段】 基準電圧回路2とアンプ回路3と抵抗R
1とNチャネルMOSトランジスタM1とPチャネルM
OSトランジスタM2からなる定電流回路部と、Pチャ
ネルMOSトランジスタM3,M4,M5からなるミラ
ー回路部と、データ入力端子とインバータ回路5と出力
端子Vo+,Vo−とPチャネルMOSトランジスタM
4,M5とNチャネルMOSトランジスタM6,M7か
らなるデータ転送スイッチ回路部と、NチャネルMOS
トランジスタM6,M7と抵抗R2からなるオフセット
レベル調整回路部とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は差動出力回路に係
り、特に高速、低電圧、低ノイズ伝送を特徴とするLV
DS(Low Voltage Diffrentia
l Signaling、以下、LVDSと示す。)等
の差動出力回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の差動出力回路である。図
7を参照して、この差動出力回路は、一方がGNDに接
続される抵抗R1´と、ソースが抵抗R1`の他方に接
続されるNチャネルMOSトランジスタM3`,M4`
を設ける。
【0003】また、データ入力端子からのデータVIを
反転するインバータ回路5`と、ゲートがインバータ回
路5`の出力側に接続され、ソースがNチャネルMOS
トランジスタM4`のドレインに接続されるNチャネル
MOSトランジスタM1`と、ゲートがデータ入力端子
に接続され、ソースがNチャネルMOSトランジスタM
3`のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジ
スタM2`とを設ける。
【0004】また、NチャネルMOSトランジスタM3
`のゲートにもインバータ回路5`の出力側が接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタM4`のゲートにも
データ入力端子が接続される。
【0005】また、NチャネルMOSトランジスタM3
`のドレインには出力端子VO+が接続され、Nチャネ
ルMOSトランジスタM4`のドレインには出力端子V
O−が接続される。
【0006】また、NチャネルMOSトランジスタM1
`,M2`のドレインには電源電位Vccが接続され
る。
【0007】さらに出力端子VO+,VO−の間には外
部負荷抵抗RTが接続されるような構成になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の差
動出力回路は、定電流源I1`がNチャネルMOSトラ
ンジスタM1`,M3`あるいはNチャネルMOSトラ
ンジスタM2`,M4`のどちらかのペアトランジスタ
をオンすることで、常に一定電流を外部負荷抵抗RTに
駆動している。
【0009】また、図8は従来のLVDSの出力波形図
である。図8を参照して、出力振幅のオフセットレベル
VOS(以下、VOSと示す。)は定電流源I1`及び
抵抗R1`との積により決定される。しかし、この従来
の差動出力回路を用いる半導体において定電流源I1`
あるいは抵抗R1`のばらつきにより、精度を良好にV
OSを制御することが困難となる問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る差動出力
回路は、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLV
DSを用いる差動出力回路において、温度、電源電圧、
半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出
力する基準電圧回路を設ける。
【0011】また、一方がGNDに接続される第1の抵
抗と、ソースが第1の抵抗の他方に接続される第1の第
2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位に接
続され、ドレインが第1の第2導電型MOSトランジス
タのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトラ
ンジスタと、基準電圧回路の出力側が正の入力端子に接
続され、負の入力端子が第1の第2導電型MOSトラン
ジスタのソースに接続され、出力側が第1の第2導電型
MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路と
からなる定電流回路部を設ける。
【0012】また、ソースが電源電位に接続され、ゲー
トが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接
続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
スが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに
接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第
4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0013】また、データ入力端子からのデータを反転
するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力
側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトラ
ンジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MO
Sトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続さ
れ、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタの
ドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジ
スタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0014】さらに、第3の第1導電型MOSトランジ
スタのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1
導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路
の出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジ
スタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第
1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端
子が接続され、一方がGNDに接続され、他方が第2の
第2導電型MOSトランジスタ及び第3の第2導電型M
OSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗から
なるオフセットレベル調整回路部とを備えるものであ
る。
【0015】また、請求項1記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の
抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他
方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続
され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第
4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路
を設ける。
【0016】また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、
第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回
路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の
抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1
のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回
路部を設ける。
【0017】さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接
続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の
電流駆動回路部とを備えるものである。
【0018】また、請求項1記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の
抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続さ
れ、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる
基準電圧回路部を備えるものである。
【0019】また、請求項1記載の差動出力回路におい
て、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジ
スタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトラ
ンジスタサイズ比を1対1/nに設定するものである。
但し、nは正の整数である。
【0020】また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図る
ためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、
電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定
の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0021】また、ソースがGNDに接続される第1の
第2導電型MOSトランジスタと、ソースが第1の第2
導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2
の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位
に接続され、ドレイン及びゲートが第2の第2導電型M
OSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導
電型MOSトランジスタと、基準電圧回路2の出力側が
正の入力端子に接続され、負の入力端子が第2の第2導
電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が
第2の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続さ
れるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0022】また、ソースが電源電位に接続され、ゲー
トが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接
続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
スが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに
接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第
4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0023】また、データ入力端子からのデータを反転
するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力
側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトラ
ンジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MO
Sトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続さ
れ、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタの
ドレインに接続される第4の第2導電型MOSトランジ
スタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0024】また、第3の第1導電型MOSトランジス
タのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1導
電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の
出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジス
タのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第1
導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子
が接続され、ソースがGNDに接続され、ドレインが第
3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4の第2導電
型MOSトランジスタのソースに接続される第5の第2
導電型MOSトランジスタからなるオフセットレベル調
整回路部を設ける。
【0025】さらに、一方がGNDに接続される抵抗
と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びドレイン
が抵抗の他方に接続される第5の第1導電型MOSトラ
ンジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電
圧発生回路部とを備えるものである。
【0026】また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図る
ためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、
電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定
の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0027】また、ソースがGNDに接続される第1の
第2導電型MOSトランジスタと、ドレインが第1の第
2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第
1の第1MOSトランジスタと、一方が電源電位に接続
され、他方が第1の第1導電型MOSトランジスタのソ
ースに接続される第1の抵抗と、基準電圧回路の出力が
負の入力端子に接続され、正の入力端子が第1の第1導
電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が
第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続さ
れるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0028】また、第1の第2導電型MOSトランジス
タのゲートも第1の第1導電型MOSトランジスタのド
レインに接続され、ソースがGNDに接続され、ゲート
が第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続
される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ソース
が第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接
続される第3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4
の第2導電型MOSトランジスタとからなるミラー回路
部を設ける。
【0029】また、データ入力端子からのデータを反転
するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力
側に接続され、ドレインが第4の第2導電型MOSトラ
ンジスタのドレインに接続される第2の第1導電型MO
Sトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続さ
れ、ドレインが第3の第2導電型MOSトランジスタの
ドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジ
スタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0030】さらに、第4の第2導電型MOSトランジ
スタのゲートにもデータ入力端子が接続され、第3の第
2導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回
路の出力側が接続され、第3の第2導電型MOSトラン
ジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の
第2導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力
端子が接続され、一方が電源電位に接続され、他方が第
2の第1導電型MOSトランジスタ及び第3の第1導電
型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗
からなるオフセットレベル調整回路部とを備えるもので
ある。
【0031】また、請求項6記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の
抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他
方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続
され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第
4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路
を設ける。
【0032】また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、
第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回
路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の
抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1
のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回
路部を設ける。
【0033】さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接
続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の
電流駆動回路部とを備えるものである。
【0034】また、請求項6記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の
抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続さ
れ、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる
基準電圧回路部を備えるものである。
【0035】また、請求項6記載の差動出力回路におい
て、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジ
スタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトラ
ンジスタサイズ比を1対1/nに設定するものである。
但し、nは正の整数である。
【0036】さらに請求項6記載の差動出力回路におい
て、第1の抵抗及び第2の抵抗を線形領域にバイアスさ
れた第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタに置
き換え、第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタ
のゲート電圧を供給し、一方がGNDに接続される第3
の抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びド
レインが第3の抵抗の他方に接続される第4の第1導電
型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵
抗バイアス電圧発生回路部を備えるものである。
【0037】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明に
ついて説明する。図1は実施の形態1による差動出力回
路図である。図1を参照して、この差動出力回路1は温
度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して
一定の電圧を出力する基準電圧回路2を設ける。
【0038】また、一方がGNDに接続される抵抗R1
と、ソースが抵抗R1の他方に接続されるNチャネルM
OSトランジスタM1と、ソースが電源電位Vccに接
続され、ドレインがNチャネルMOSトランジスタM1
のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタ
M2と、基準電圧回路2の出力側が+入力端子に接続さ
れ、−入力端子がNチャネルMOSトランジスタM1の
ソースに接続され、出力側がNチャネルMOSトランジ
スタM1のゲートに接続されるアンプ回路3とからなる
定電流回路部を設ける。
【0039】また、ソースが電源電位Vccに接続さ
れ、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM2のゲー
トに接続されるPチャネルMOSトランジスタM3と、
ソースがPチャネルMOSトランジスタM3のドレイン
に接続されるPチャネルMOSトランジスタM4,M5
とからなるミラー回路部を設ける。
【0040】また、データ入力端子からのデータVIを
反転するインバータ回路5と、ゲートがインバータ回路
5の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMOSト
ランジスタM4のドレインに接続されるNチャネルMO
SトランジスタM6と、ゲートがデータ入力端子に接続
され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM5の
ドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM
7とからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0041】また、PチャネルMOSトランジスタM4
のゲートにもデータ入力端子が接続され、PチャネルM
OSトランジスタM5のゲートにもインバータ回路5の
出力側が接続される。
【0042】また、PチャネルMOSトランジスタM4
のドレインには出力端子VO−が接続され、Pチャネル
MOSトランジスタM5のドレインには出力端子VO+
が接続される。
【0043】また、一方がGNDに接続され、他方がN
チャネルMOSトランジスタM6,M7のソースに接続
される抵抗R2からなるオフセットレベル調整回路部等
で構成される。
【0044】次にこの差動出力回路1の動作について説
明する。まず、基準電圧回路2の出力Vzを用いる。N
チャネルMOSトランジスタM1のドレイン電流I1は
アンプ回路3の負帰還の原理により、 I1=Vz/R1 で与えられる。
【0045】次にI1をミラー回路部によってI2に移
す。ここでI1=I2になるようにPチャネルMOSト
ランジスタM2,M3のトランジスタサイズを等しく設
計する。
【0046】従って、差動出力回路1における出力振幅
のオフセットレベルVOSは、 VOS=I1×R2=I2×R2=(Vz/R1)×R
2 で与えられる。
【0047】即ち、VOSの精度はVz、R1、R2の
ばらつきで決定される。半導体で製造される抵抗につい
ては、温度、電圧、製造プロセスの3種類のパラメータ
に対して、ある程度のばらつき(ΔVz、ΔR1、ΔR
2)が存在する。
【0048】また、R1とR2に関しては同材質にし、
かつマッチングが取れるレイアウト設計をすることによ
り容易に、ΔR1=ΔR2とすることが可能である。
【0049】即ち、Vz、R1、R2のばらつきΔV
z、ΔR1、ΔR2が発生するとΔVOSは、 ΔVOS=(ΔVz/ΔR1)×ΔR2=ΔVz で与えられる。
【0050】従って、Vzのばらつきを温度、電圧、製
造プロセスの3種類のばらつきに対して、精度良くコン
トロールすることができれば、はぼΔVOSを0にする
ことが可能となる。
【0051】実施の形態2.図2は実施の形態2による
差動出力回路の基準電圧回路図である。図2を参照し
て、この基準電圧回路30は出力端子が抵抗R31,R
32の一方に接続され、−入力端子が抵抗R32の他方
に接続され、抵抗RA3と寄生容量C13とが接続さ
れ、+入力端子が抵抗R31の他方に接続され、抵抗R
B3と寄生容量C23とが接続されるアンプ回路33を
設ける。
【0052】また、抵抗RA3と寄生容量C13、抵抗
RB3と寄生容量C23とでノイズ低減回路を構成す
る。
【0053】また、一方が抵抗R32の他方に接続され
る抵抗R33と、抵抗R33の他方にシリアルに接続さ
れるバイポーラトランジスタMA3とからなる第1の電
流駆動回路部を設ける。
【0054】また、抵抗R31の他方にシリアルに接続
されるバイポーラトランジスタMB3からなる第2の電
流駆動回路部等で構成される。
【0055】差動出力回路に電源ノイズが発生した場
合、閉ループ回路を構成しているためノイズが伝搬して
しまうが、抵抗RA3,RB3と寄生容量C13,C2
3によりフィルタが構成され、電位変動を抑えて、同時
に閉ループ回路におけるVzのノイズを低減することが
できる。
【0056】この実施の形態2による差動出力回路の基
準電圧回路を適用することで、電源ノイズによるVzの
変動を小さくし、Vzの精度を向上することで、VOS
の変動を小さくコントロールすることが可能となる。
【0057】実施の形態3.図3は実施の形態3による
差動出力回路図である。図3を参照して、この差動出力
回路50は一方がGNDに接続される抵抗R53と、一
方が抵抗R53の他方にシリアルに接続され、他方が電
源電位Vccに接続される抵抗R54とからなる基準電
圧回路部を設ける。
【0058】また、一方がGNDに接続される抵抗R5
1と、ソースが抵抗R51の他方に接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタM51と、ソースが電源電位Vc
cに接続され、ドレイン及びゲートがNチャネルMOS
トランジスタM51のドレインに接続されるPチャネル
MOSトランジスタM52と、+入力端子が抵抗R53
及び抵抗R54のシリアルな接続点に接続され、−入力
端子がNチャネルMOSトランジスタM51のソースに
接続され、出力側がNチャネルMOSトランジスタM5
1のゲートに接続されるアンプ回路53とからなる定電
流回路部を設ける。
【0059】また、ソースが電源電位Vccに接続さ
れ、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM52のゲ
ートに接続されるPチャネルMOSトランジスタM53
と、ソースがPチャネルMOSトランジスタM53のド
レインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM5
4,M55とからなるミラー回路部を設ける。
【0060】また、データ入力端子からのデータVIを
反転するインバータ回路55と、ゲートがインバータ回
路55の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMO
SトランジスタM54のドレインに接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタM56と、ゲートがデータ入力端
子に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジス
タM55のドレインに接続されるNチャネルMOSトラ
ンジスタM57とからなるデータ転送スイッチ回路部を
設ける。
【0061】また、PチャネルMOSトランジスタM5
4のゲートにもデータ入力端子が接続され、Pチャネル
MOSトランジスタM55のゲートにもインバータ回路
55の出力側が接続される。
【0062】また、PチャネルMOSトランジスタM5
4のドレインには出力端子VO−が接続され、Pチャネ
ルMOSトランジスタM55のドレインには出力端子V
O+が接続される。
【0063】また、一方がGNDに接続され、他方がN
チャネルMOSトランジスタM56,M57のソースに
接続され抵抗R52からなるオフセットレベル調整回路
部等で構成される。
【0064】この差動出力回路50は電源電位Vccに
対して、抵抗の比による分圧電圧を得る回路であり、温
度、製造プロセスのばらつきが発生しても抵抗R53,
54ともほぼ等しいため、分圧電圧Vzは一定となる。
【0065】また、温度、製造プロセスの2種類のばら
つきに対してVzを精度良くコントロールすることがで
きる。
【0066】従って、この実施の形態3によると、実施
の形態2に比べ、チップサイズを小さくすることが可能
である。
【0067】実施の形態4.図4は実施の形態4による
差動出力回路図である。図4を参照して、この差動出力
回路70は温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばら
つきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路72を
設ける。
【0068】また、一方がGNDに接続される抵抗R7
1と、ソースが抵抗R71の他方に接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタM71と、ソースが電源電位Vc
cに接続され、ドレイン及びゲートがNチャネルMOS
トランジスタM71のドレインに接続されるPチャネル
MOSトランジスタM72と、基準電圧回路72の出力
が+入力端子に接続され、−入力端子がNチャネルMO
SトランジスタM71のソースに接続され、出力側がN
チャネルMOSトランジスタM71のゲートに接続され
るアンプ回路73とからなる定電流回路部を設ける。
【0069】また、ソースが電源電位Vccに接続さ
れ、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM72のゲ
ートに接続されるPチャネルMOSトランジスタM73
と、ソースがPチャネルMOSトランジスタM73のド
レインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM7
4,M75とからなるミラー回路部を設ける。
【0070】また、PチャネルMOSトランジスタM7
2とM73のトランジスタサイズ比をM3:M2=1:
1/nに設定している。
【0071】また、データ入力端子からのデータVIを
反転するインバータ回路75と、ゲートがインバータ回
路75の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMO
SトランジスタM74のドレインに接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタM76と、ゲートがデータ入力端
子に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジス
タM75のドレインに接続されるNチャネルMOSトラ
ンジスタM77とからなるデータ転送スイッチ回路部を
設ける。
【0072】また、PチャネルMOSトランジスタM7
4のゲートにもデータ入力端子が接続され、Pチャネル
MOSトランジスタM75のゲートにもインバータ回路
75の出力側が接続される。
【0073】また、PチャネルMOSトランジスタM7
4のドレインには出力端子VO−が接続され、Pチャネ
ルMOSトランジスタM75のドレインには出力端子V
O+が接続される。
【0074】また、一方がGNDに接続され、他方がN
チャネルMOSトランジスタM76,M77のソースに
接続され抵抗R72からなるオフセットレベル調整回路
部等で構成される。
【0075】即ち、ドレイン電流I1,I2はPチャネ
ルMOSトランジスタM72,M73のトランジスタサ
イズに比例する。I2=I1×M73/M72で表され
る。
【0076】例えば、I2にαmAの駆動電流を要する
場合のPチャネルMOSトランジスタM73のトランジ
スタサイズをW3とすると、PチャネルMOSトランジ
スタM72のトランジスタサイズはW3の1/nにすれ
ば、I1も1/nになるためI2の駆動電流を一定のま
ま定電流回路部のチップサイズを1/nだけ小さくする
ことが可能となる。
【0077】この実施の形態4によると、定電流回路部
のドレイン電流比に差異を持たせることで、定電流回路
部のチップサイズを小さくすることが可能となる。
【0078】実施の形態5.図5は実施の形態5による
差動出力回路図である。図5を参照して、この差動出力
回路80は温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばら
つきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路82を
設ける。
【0079】また、ソースがGNDに接続されるNチャ
ネルMOSトランジスタM88と、ソースがNチャネル
MOSトランジスタM88のドレインに接続されるNチ
ャネルMOSトランジスタM81と、ソースが電源電位
Vccに接続され、ドレイン及びゲートがNチャネルM
OSトランジスタM81のドレインに接続されるPチャ
ネルMOSトランジスタM82と、基準電圧回路82の
出力が+入力端子に接続され、−入力端子がNチャネル
MOSトランジスタM81のソースに接続され、出力側
がNチャネルMOSトランジスタM81のゲートに接続
されるアンプ回路83とからなる定電流回路部を設け
る。
【0080】また、ソースが電源電位Vccに接続さ
れ、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM82のゲ
ートに接続されるPチャネルMOSトランジスタM83
と、ソースがPチャネルMOSトランジスタM83のド
レインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM8
4,M85とからなるミラー回路部を設ける。
【0081】また、データ入力端子からのデータVIを
反転するインバータ回路85と、ゲートがインバータ回
路85の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMO
SトランジスタM84のドレインに接続されるNチャネ
ルMOSトランジスタM86と、ゲートがデータ入力端
子に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジス
タM85のドレインに接続されるNチャネルMOSトラ
ンジスタM87とからなるデータ転送スイッチ回路部を
設ける。
【0082】また、PチャネルMOSトランジスタM8
4のゲートにもデータ入力端子が接続され、Pチャネル
MOSトランジスタM85のゲートにもインバータ回路
85の出力側が接続される。
【0083】また、PチャネルMOSトランジスタM8
4のドレインには出力端子VO−が接続され、Pチャネ
ルMOSトランジスタM85のドレインには出力端子V
O+が接続される。
【0084】また、ソースがGNDに接続され、ドレイ
ンがNチャネルMOSトランジスタM86,M87のソ
ースに接続されるNチャネルMOSトランジスタM89
からなるオフセットレベル調整回路部を設ける。
【0085】また、一方がGNDに接続される抵抗R8
3と、ソースが電源電位Vccに接続され、ゲート及び
ドレインが抵抗R83の他方に接続されるPチャネルM
OSトランジスタM90とがシリアルに接続されてなる
抵抗バイアス電圧発生回路部を設ける。
【0086】また、線形領域にバイアスされたNチャネ
ルMOSトランジスタM88,M89のゲート電圧VA
は抵抗バイアス電圧発生回路部から与えられるように構
成する。
【0087】半導体で抵抗を構成するにはMOSトラン
ジスタのオン抵抗を利用することができるので、Nチャ
ネルMOSトランジスタM88,M89のオン抵抗を用
いる。
【0088】即ち、MOSトランジスタのオン抵抗rd
sは下式で与えられる。 1/rds=d Ids/d Vds =β(Vgs−Vth−Vds)・・・・・(1)
【0089】(1)式より、 rds=1/β(Vgs−Vth−Vds) となる。
【0090】従って、MOSトランジスタのオン抵抗r
dsはVOSのばらつきに影響を与えないため、製造上
のばらつきが発生してもVOSの精度に影響しない。
【0091】この実施の形態5によると、バイアスの抵
抗の構成を工夫することで、さらにチップサイズを小さ
くすることが可能となる。
【0092】実施の形態6.図6は実施の形態6による
差動出力回路図である。図6を参照して、この差動出力
回路100は温度、電源電圧、半導体製造プロセスのば
らつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路10
2を設ける。
【0093】また、ソースがGNDに接続されるNチャ
ネルMOSトランジスタM102と、ドレインがNチャ
ネルMOSトランジスタM102のドレインに接続され
るPチャネルMOSトランジスタM101と、一方が電
源電位Vccに接続され、他方がPチャネルMOSトラ
ンジスタM101のソースに接続される抵抗101と、
基準電圧回路102の出力が−入力端子に接続され、+
入力端子がPチャネルMOSトランジスタM101のソ
ースに接続され、出力側がPチャネルMOSトランジス
タM101のゲートに接続されるアンプ回路103とか
らなる定電流回路部を設ける。
【0094】また、NチャネルMOSトランジスタM1
02のゲートもPチャネルMOSトランジスタM101
のドレインに接続されている。
【0095】また、ソースがGNDに接続され、ゲート
がNチャネルMOSトランジスタM102のゲートに接
続されるNチャネルMOSトランジスタM103と、ソ
ースがNチャネルMOSトランジスタM103のドレイ
ンに接続されるNチャネルMOSトランジスタM10
6,M107とからなるミラー回路部を設ける。
【0096】また、データ入力端子からのデータVIを
反転するインバータ回路105と、ゲートがインバータ
回路105の出力側に接続され、ドレインがNチャネル
MOSトランジスタM107のドレインに接続されるP
チャネルMOSトランジスタM105と、ゲートがデー
タ入力端子に接続され、ドレインがNチャネルMOSト
ランジスタM106のドレインに接続されるPチャネル
MOSトランジスタM104とからなるデータ転送スイ
ッチ回路部を設ける。
【0097】また、NチャネルMOSトランジスタM1
07のゲートにもデータ入力端子が接続され、Nチャネ
ルMOSトランジスタM106のゲートにもインバータ
回路105の出力側が接続される。
【0098】また、NチャネルMOSトランジスタM1
06のドレインには出力端子VO−が接続され、Nチャ
ネルMOSトランジスタM107のドレインには出力端
子VO+が接続される。
【0099】また、一方が電源電位Vccに接続され、
他方がPチャネルMOSトランジスタM104,M10
5のソースに接続される抵抗R102からなるオフセッ
トレベル調整回路部等で構成される。
【0100】次にこの差動出力回路100の動作につい
て説明する。まず、基準電圧回路102の出力Vzを用
いる。PチャネルMOSトランジスタM101のドレイ
ン電流I101はアンプ回路103の負帰還の原理によ
り、 I101=Vz/R101 で与えられる。
【0101】次にI101をミラー回路部によってI1
02に移す。ここでI101=I102になるようにN
チャネルMOSトランジスタM102,M103のトラ
ンジスタサイズを等しく設計する。
【0102】従って、差動出力回路100における出力
振幅のオフセットレベルVOSは、 VOS=I101×R102=I102×R102=
(Vz/R101)×R102 で与えられる。
【0103】即ち、VOSの精度はVz、R101、R
102のばらつきで決定される。半導体で製造される抵
抗については、温度、電圧、製造プロセスの3種類のパ
ラメータに対して、ある程度のばらつき(ΔVz、ΔR
101、ΔR102)が存在する。
【0104】また、R101とR102に関しては同材
質にし、かつマッチングが取れるレイアウト設計をする
ことにより容易に、ΔR101=ΔR102とすること
が可能である。
【0105】即ち、Vz、R101、R102のばらつ
きΔVz、ΔR101、ΔR102が発生するとΔVO
Sは、 ΔVOS=(ΔVz/ΔR101)×ΔR102=ΔV
z で与えられる。
【0106】従って、Vzのばらつきを温度、電圧、製
造プロセスの3種類のばらつきに対して、精度良くコン
トロールすることができれば、はぼΔVOSを0にする
ことが可能となる。
【0107】従って、この実施の形態6によると、実施
の形態1に比べ、さらに良好な精度でVOSを制御する
ことができる。
【0108】実施の形態7.また、実施の形態6の差動
出力回路100に実施の形態2で用いる基準電圧回路3
0を適用しても実施の形態6と同様の効果を得ることが
できる。
【0109】実施の形態8.また、実施の形態6の差動
出力回路100に実施の形態3で用いる基準電圧回路部
を適用しても実施の形態3と同様の効果を得ることがで
きる。
【0110】実施の形態9.また、実施の形態6の差動
出力回路100に実施の形態4で用いる基準電圧回路7
2を適用しても実施の形態4と同様の効果を得ることが
できる。
【0111】実施の形態10.また、実施の形態6の差
動出力回路100に実施の形態5で用いるMOSトラン
ジスタのオン抵抗を適用しても実施の形態5と同様の効
果を得ることができる。
【0112】即ち、一方がGNDに接続される抵抗と、
ソースが電源電位Vccに接続され、ゲート及びドレイ
ンが抵抗の他方に接続されるPチャネルMOSトランジ
スタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発
生回路部を設ける。
【0113】また、抵抗R101,R102を線形領域
にバイアスされたNチャネルMOSトランジスタM10
8,M109に置き換え、これらのゲート電圧VAは抵
抗バイアス電圧発生回路部から与えられるように構成す
る(図示せず)。
【0114】
【発明の効果】この発明に係る差動出力回路は、高速、
低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差
動出力回路において、温度、電源電圧、半導体製造プロ
セスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧
回路を設ける。
【0115】また、一方がGNDに接続される第1の抵
抗と、ソースが第1の抵抗の他方に接続される第1の第
2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位に接
続され、ドレインが第1の第2導電型MOSトランジス
タのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトラ
ンジスタと、基準電圧回路の出力側が正の入力端子に接
続され、負の入力端子が第1の第2導電型MOSトラン
ジスタのソースに接続され、出力側が第1の第2導電型
MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路と
からなる定電流回路部を設ける。
【0116】また、ソースが電源電位に接続され、ゲー
トが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接
続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
スが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに
接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第
4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0117】また、データ入力端子からのデータを反転
するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力
側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトラ
ンジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MO
Sトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続さ
れ、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタの
ドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジ
スタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0118】さらに、第3の第1導電型MOSトランジ
スタのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1
導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路
の出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジ
スタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第
1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端
子が接続され、一方がGNDに接続され、他方が第2の
第2導電型MOSトランジスタ及び第3の第2導電型M
OSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗から
なるオフセットレベル調整回路部とを備えることによ
り、分圧電圧Vzのばらつきを温度、電圧、製造プロセ
スの3種類のばらつきに対して、精度良くコントロール
することができ、はぼΔVOSを0にすることが可能と
なる。
【0119】また、請求項1記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の
抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他
方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続
され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第
4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路
を設ける。
【0120】また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、
第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回
路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の
抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1
のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回
路部を設ける。
【0121】さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接
続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の
電流駆動回路部とを備えることにより、電源ノイズによ
るVzの変動を小さくし、Vzの精度を向上すること
で、VOSの変動を小さくコントロールすることが可能
となる。
【0122】また、請求項1記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の
抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続さ
れ、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる
基準電圧回路部を備えることにより、チップサイズを小
さくすることが可能である。
【0123】また、請求項1記載の差動出力回路におい
て、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジ
スタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトラ
ンジスタサイズ比を1対1/n(但し、nは正の整数で
ある。)に設定することにより、定電流回路部のドレイ
ン電流比に差異を持たせることで、定電流回路部のチッ
プサイズを小さくすることが可能となる。
【0124】また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図る
ためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、
電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定
の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0125】また、ソースがGNDに接続される第1の
第2導電型MOSトランジスタと、ソースが第1の第2
導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2
の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位
に接続され、ドレイン及びゲートが第2の第2導電型M
OSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導
電型MOSトランジスタと、基準電圧回路2の出力側が
正の入力端子に接続され、負の入力端子が第2の第2導
電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が
第2の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続さ
れるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0126】また、ソースが電源電位に接続され、ゲー
トが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接
続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
スが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに
接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第
4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0127】また、データ入力端子からのデータを反転
するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力
側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトラ
ンジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MO
Sトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続さ
れ、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタの
ドレインに接続される第4の第2導電型MOSトランジ
スタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0128】また、第3の第1導電型MOSトランジス
タのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1導
電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の
出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジス
タのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第1
導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子
が接続され、ソースがGNDに接続され、ドレインが第
3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4の第2導電
型MOSトランジスタのソースに接続される第5の第2
導電型MOSトランジスタからなるオフセットレベル調
整回路部を設ける。
【0129】さらに、一方がGNDに接続される抵抗
と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びドレイン
が抵抗の他方に接続される第5の第1導電型MOSトラ
ンジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電
圧発生回路部とを備えることにより、バイアスの抵抗の
構成を工夫することで、さらにチップサイズを小さくす
ることが可能となる。
【0130】また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図る
ためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、
電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定
の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0131】また、ソースがGNDに接続される第1の
第2導電型MOSトランジスタと、ドレインが第1の第
2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第
1の第1MOSトランジスタと、一方が電源電位に接続
され、他方が第1の第1導電型MOSトランジスタのソ
ースに接続される第1の抵抗と、基準電圧回路の出力が
負の入力端子に接続され、正の入力端子が第1の第1導
電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が
第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続さ
れるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0132】また、第1の第2導電型MOSトランジス
タのゲートも第1の第1導電型MOSトランジスタのド
レインに接続され、ソースがGNDに接続され、ゲート
が第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続
される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ソース
が第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接
続される第3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4
の第2導電型MOSトランジスタとからなるミラー回路
部を設ける。
【0133】また、データ入力端子からのデータを反転
するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力
側に接続され、ドレインが第4の第2導電型MOSトラ
ンジスタのドレインに接続される第2の第1導電型MO
Sトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続さ
れ、ドレインが第3の第2導電型MOSトランジスタの
ドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジ
スタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0134】さらに、第4の第2導電型MOSトランジ
スタのゲートにもデータ入力端子が接続され、第3の第
2導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回
路の出力側が接続され、第3の第2導電型MOSトラン
ジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の
第2導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力
端子が接続され、一方が電源電位に接続され、他方が第
2の第1導電型MOSトランジスタ及び第3の第1導電
型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗
からなるオフセットレベル調整回路部とを備えることに
より、さらに良好な精度でVOSを制御することができ
る。
【0135】また、請求項6記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の
抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他
方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続
され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第
4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路
を設ける。
【0136】また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、
第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回
路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の
抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1
のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回
路部を設ける。
【0137】さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接
続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の
電流駆動回路部とを備えることにより、電源ノイズによ
るVzの変動を小さくし、Vzの精度を向上すること
で、VOSの変動を小さくコントロールすることが可能
となる。
【0138】また、請求項6記載の差動出力回路におい
て、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の
抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続さ
れ、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる
基準電圧回路部を備えることにより、さらにチップサイ
ズを小さくすることが可能である。
【0139】また、請求項6記載の差動出力回路におい
て、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジ
スタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトラ
ンジスタサイズ比を1対1/n(但し、nは正の整数で
ある。)に設定することにより、定電流回路部のチップ
サイズを小さくすることが可能となる。
【0140】さらに請求項6記載の差動出力回路におい
て、第1の抵抗及び第2の抵抗を線形領域にバイアスさ
れた第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタに置
き換え、第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタ
のゲート電圧を供給し、一方がGNDに接続される第3
の抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びド
レインが第3の抵抗の他方に接続される第4の第1導電
型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵
抗バイアス電圧発生回路部を備えることにより、バイア
スの抵抗の構成を工夫することで、さらにチップサイズ
を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による差動出力回路
図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による差動出力回路
の基準電圧回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による差動出力回路
図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による差動出力回路
図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による差動出力回路
図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による差動出力回路
図である。
【図7】 従来の差動出力回路図である。
【図8】 従来のLVDSの出力波形図である。
【符号の説明】
2 基準電圧回路 3 アンプ回路 5 インバータ回路 33 アンプ回路 53 アンプ回路 55 インバータ回
路 73 アンプ回路 75 インバータ回
路 83 アンプ回路 85 インバータ回
路 103 アンプ回路 105 インバータ
回路 M1 NチャネルMOSトランジスタ M2 PチャネルMOSトランジスタ M3 PチャネルMOSトランジスタ M4 PチャネルMOSトランジスタ M5 PチャネルMOSトランジスタ M6 NチャネルMOSトランジスタ M7 NチャネルMOSトランジスタ M51 NチャネルMOSトランジスタ M52 PチャネルMOSトランジスタ M53 PチャネルMOSトランジスタ M54 PチャネルMOSトランジスタ M55 PチャネルMOSトランジスタ M56 NチャネルMOSトランジスタ M57 NチャネルMOSトランジスタ M71 NチャネルMOSトランジスタ M72 PチャネルMOSトランジスタ M73 PチャネルMOSトランジスタ M74 PチャネルMOSトランジスタ M75 PチャネルMOSトランジスタ M76 NチャネルMOSトランジスタ M77 NチャネルMOSトランジスタ M81 NチャネルMOSトランジスタ M82 PチャネルMOSトランジスタ M83 PチャネルMOSトランジスタ M84 PチャネルMOSトランジスタ M85 PチャネルMOSトランジスタ M86 NチャネルMOSトランジスタ M87 NチャネルMOSトランジスタ M88 NチャネルMOSトランジスタ M89 NチャネルMOSトランジスタ M101 PチャネルMOSトランジスタ M102 NチャネルMOSトランジスタ M103 NチャネルMOSトランジスタ M104 PチャネルMOSトランジスタ M105 PチャネルMOSトランジスタ M106 NチャネルMOSトランジスタ M107 NチャネルMOSトランジスタ R1 抵抗 R2 抵抗 R31 抵抗 R32 抵抗 R33 抵抗 RA3 抵抗 RB3 抵抗 R51 抵抗 R52 抵抗 R53 抵抗 R54 抵抗 R71 抵抗 R72 抵抗 R83 抵抗 R101 抵抗 R102 抵抗 MA3 バイポーラトランジスタ MB3 バイポーラトランジスタ
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Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るため
    のLVDSを用いる差動出力回路において、 温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対し
    て一定の電圧を出力する基準電圧回路と、 一方がGNDに接続される第1の抵抗と、 ソースが前記第1の抵抗の他方に接続される第1の第2
    導電型MOSトランジスタと、 ソースが電源電位に接続され、ドレインが前記第1の第
    2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第
    1の第1導電型MOSトランジスタと、 前記基準電圧回路の出力側が正の入力端子に接続され、
    負の入力端子が前記第1の第2導電型MOSトランジス
    タのソースに接続され、出力側が前記第1の第2導電型
    MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路と
    からなる定電流回路部を設け、 ソースが前記電源電位に接続され、ゲートが前記第1の
    第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第
    2の第1導電型MOSトランジスタと、 ソースが前記第2の第1導電型MOSトランジスタのド
    レインに接続される第3の第1導電型MOSトランジス
    タ及び第4の第1導電型とからなるミラー回路部を設
    け、 データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路
    と、 ゲートが前記インバータ回路の出力側に接続され、ドレ
    インが前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレ
    インに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタ
    と、 ゲートが前記データ入力端子に接続され、ドレインが前
    記第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接
    続される第3の第2導電型MOSトランジスタとからな
    るデータ転送スイッチ回路部を設け、 前記第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートにデ
    ータ入力端子が接続され、前記第4の第1導電型MOS
    トランジスタのゲートにも前記インバータ回路の出力側
    が接続され、 前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに
    は負の出力端子が接続され、前記第4の第1導電型MO
    Sトランジスタのドレインには正の出力端子が接続さ
    れ、 一方が前記GNDに接続され、他方が前記第2の第2導
    電型MOSトランジスタ及び前記第3の第2導電型MO
    Sトランジスタのソースに接続される第2の抵抗からな
    るオフセットレベル調整回路部とを備えることを特徴と
    する差動出力回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の差動出力回路において、 基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗
    の一方に接続され、負の入力端子が前記第2の抵抗の他
    方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続
    され、正の入力端子が前記第1の抵抗の他方に接続さ
    れ、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアン
    プ回路と、 前記第3の抵抗及び前記第1の寄生容量と、 前記第4の抵抗及び前記第2の寄生容量とからなるノイ
    ズ低減回路を設け、 一方が前記第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗
    と、 前記第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバ
    イポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部
    を設け、 前記第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバ
    イポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部と
    を備えることを特徴とする差動出力回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の差動出力回路において、 基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の抵抗
    と、一方が前記第1の抵抗の他方にシリアルに接続さ
    れ、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる
    基準電圧回路部を備えることを特徴とする差動出力回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の差動出力回路において、 ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ
    及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジ
    スタサイズ比を1対1/nに設定することを特徴とする
    差動出力回路。但し、nは正の整数である。
  5. 【請求項5】 高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るため
    のLVDSを用いる差動出力回路において、 温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対し
    て一定の電圧を出力する基準電圧回路と、 ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSト
    ランジスタと、ソースが前記第1の第2導電型MOSト
    ランジスタのドレインに接続される第2の第2導電型M
    OSトランジスタと、 ソースが電源電位に接続され、ドレイン及びゲートが前
    記第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接
    続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、 前記基準電圧回路2の出力側が正の入力端子に接続さ
    れ、負の入力端子が前記第2の第2導電型MOSトラン
    ジスタのソースに接続され、出力側が前記第2の第2導
    電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回
    路とからなる定電流回路部を設け、 ソースが前記電源電位に接続され、ゲートが前記第1の
    第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第
    2の第1導電型MOSトランジスタと、 ソースが前記第2の第1導電型MOSトランジスタのド
    レインに接続される第3の第1導電型MOSトランジス
    タ及び第4の第1導電型とからなるミラー回路部を設
    け、 データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路
    と、 ゲートが前記インバータ回路の出力側に接続され、ドレ
    インが前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレ
    インに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタ
    と、 ゲートが前記データ入力端子に接続され、ドレインが前
    記第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接
    続される第4の第2導電型MOSトランジスタとからな
    るデータ転送スイッチ回路部を設け、 前記第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートに前
    記データ入力端子が接続され、前記第4の第1導電型M
    OSトランジスタのゲートにも前記インバータ回路の出
    力側が接続され、 前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに
    は負の出力端子が接続され、前記第4の第1導電型MO
    Sトランジスタのドレインには正の出力端子が接続さ
    れ、 ソースが前記GNDに接続され、ドレインが前記第3の
    第2導電型MOSトランジスタ及び前記第4の第2導電
    型MOSトランジスタのソースに接続される第5の第2
    導電型MOSトランジスタからなるオフセットレベル調
    整回路部を設け、 一方が前記GNDに接続される抵抗と、 ソースが前記電源電位に接続され、ゲート及びドレイン
    が前記抵抗の他方に接続される第5の第1導電型MOS
    トランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイア
    ス電圧発生回路部とを備えることを特徴とする差動出力
    回路。
  6. 【請求項6】 高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るため
    のLVDSを用いる差動出力回路において、 温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対し
    て一定の電圧を出力する基準電圧回路と、 ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSト
    ランジスタと、ドレインが前記第1の第2導電型MOS
    トランジスタのドレインに接続される第1の第1MOS
    トランジスタと、 一方が電源電位に接続され、他方が前記第1の第1導電
    型MOSトランジスタのソースに接続される第1の抵抗
    と、 前記基準電圧回路の出力が負の入力端子に接続され、正
    の入力端子が前記第1の第1導電型MOSトランジスタ
    のソースに接続され、出力側が前記第1の第1導電型M
    OSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とか
    らなる定電流回路部を設け、 前記第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートも前
    記第1の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接
    続され、 ソースが前記GNDに接続され、ゲートが前記第1の第
    2導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第2
    の第2導電型MOSトランジスタと、 ソースが前記第2の第2導電型MOSトランジスタのド
    レインに接続される第3の第2導電型MOSトランジス
    タ及び第4の第2導電型MOSトランジスタとからなる
    ミラー回路部を設け、 データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路
    と、 ゲートが前記インバータ回路の出力側に接続され、ドレ
    インが前記第4の第2導電型MOSトランジスタのドレ
    インに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタ
    と、 ゲートが前記データ入力端子に接続され、ドレインが前
    記第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接
    続される第3の第1導電型MOSトランジスタとからな
    るデータ転送スイッチ回路部を設け、 前記第4の第2導電型MOSトランジスタのゲートにも
    前記データ入力端子が接続され、前記第3の第2導電型
    MOSトランジスタのゲートにも前記インバータ回路の
    出力側が接続され、 前記第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインに
    は負の出力端子が接続され、前記第4の第2導電型MO
    Sトランジスタのドレインには正の出力端子が接続さ
    れ、 一方が前記電源電位に接続され、他方が前記第2の第1
    導電型MOSトランジスタ及び前記第3の第1導電型M
    OSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗から
    なるオフセットレベル調整回路部とを備えることを特徴
    とする差動出力回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の差動出力回路において、 基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗
    の一方に接続され、負の入力端子が前記第2の抵抗の他
    方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続
    され、正の入力端子が前記第1の抵抗の他方に接続さ
    れ、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアン
    プ回路と、 前記第3の抵抗及び前記第1の寄生容量と、 前記第4の抵抗及び前記第2の寄生容量とからなるノイ
    ズ低減回路を設け、 一方が前記第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗
    と、 前記第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバ
    イポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部
    を設け、 前記第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバ
    イポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部と
    を備えることを特徴とする差動出力回路。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の差動出力回路において、 基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の抵抗
    と、一方が前記第1の抵抗の他方にシリアルに接続さ
    れ、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる
    基準電圧回路部を備えることを特徴とする差動出力回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の差動出力回路において、 ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ
    及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジ
    スタサイズ比を1対1/nに設定することを特徴とする
    差動出力回路。但し、nは正の整数である。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の差動出力回路におい
    て、 第1の抵抗及び第2の抵抗を線形領域にバイアスされた
    第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタに置き換
    え、前記第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタ
    のゲート電圧を供給し、一方がGNDに接続される第3
    の抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びド
    レインが前記第3の抵抗の他方に接続される第4の第1
    導電型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてな
    る抵抗バイアス電圧発生回路部を備えることを特徴とす
    る差動出力回路。
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