JP4573413B2 - 差動出力回路 - Google Patents

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    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/062Differential amplifiers of non-latching type, e.g. comparators, long-tailed pairs

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は差動出力回路に係り、特に高速、低電圧、低ノイズ伝送を特徴とするLVDS(Low Voltage Diffrential Signaling、以下、LVDSと示す。)等の差動出力回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の差動出力回路である。図7を参照して、この差動出力回路は、一方がGNDに接続される抵抗R1´と、ソースが抵抗R1`の他方に接続されるNチャネルMOSトランジスタM3`,M4`を設ける。
【0003】
また、データ入力端子からのデータVIを反転するインバータ回路5`と、ゲートがインバータ回路5`の出力側に接続され、ソースがNチャネルMOSトランジスタM4`のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM1`と、ゲートがデータ入力端子に接続され、ソースがNチャネルMOSトランジスタM3`のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM2`とを設ける。
【0004】
また、NチャネルMOSトランジスタM3`のゲートにもインバータ回路5`の出力側が接続され、NチャネルMOSトランジスタM4`のゲートにもデータ入力端子が接続される。
【0005】
また、NチャネルMOSトランジスタM3`のドレインには出力端子VO+が接続され、NチャネルMOSトランジスタM4`のドレインには出力端子VO−が接続される。
【0006】
また、NチャネルMOSトランジスタM1`,M2`のドレインには電源電位Vccが接続される。
【0007】
さらに出力端子VO+,VO−の間には外部負荷抵抗RTが接続されるような構成になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の差動出力回路は、定電流源I1`がNチャネルMOSトランジスタM1`,M3`あるいはNチャネルMOSトランジスタM2`,M4`のどちらかのペアトランジスタをオンすることで、常に一定電流を外部負荷抵抗RTに駆動している。
【0009】
また、図8は従来のLVDSの出力波形図である。図8を参照して、出力振幅のオフセットレベルVOS(以下、VOSと示す。)は定電流源I1`及び抵抗R1`との積により決定される。しかし、この従来の差動出力回路を用いる半導体において定電流源I1`あるいは抵抗R1`のばらつきにより、精度を良好にVOSを制御することが困難となる問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る差動出力回路は、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0011】
また、一方がGNDに接続される第1の抵抗と、ソースが第1の抵抗の他方に接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位に接続され、ドレインが第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、基準電圧回路の出力側が正の入力端子に接続され、負の入力端子が第1の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0012】
また、ソースが電源電位に接続され、ゲートが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0013】
また、データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0014】
さらに、第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、一方がGNDに接続され、他方が第2の第2導電型MOSトランジスタ及び第3の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗からなるオフセットレベル調整回路部とを備えるものである。
【0015】
また、この発明のある局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路を設ける。
【0016】
また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部を設ける。
【0017】
さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部とを備えるものである。
【0018】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続され、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる基準電圧回路部を備えるものである。
【0019】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジスタサイズ比を1対1/nに設定するものである。但し、nは正の整数である。
【0020】
また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0021】
また、ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位に接続され、ドレイン及びゲートが第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、基準電圧回路2の出力側が正の入力端子に接続され、負の入力端子が第2の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が第2の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0022】
また、ソースが電源電位に接続され、ゲートが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0023】
また、データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第4の第2導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0024】
また、第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、ソースがGNDに接続され、ドレインが第3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続される第5の第2導電型MOSトランジスタからなるオフセットレベル調整回路部を設ける。
【0025】
さらに、一方がGNDに接続される抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びドレインが抵抗の他方に接続される第5の第1導電型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部とを備えるものである。
【0026】
また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0027】
また、ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、ドレインが第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1MOSトランジスタと、一方が電源電位に接続され、他方が第1の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続される第1の抵抗と、基準電圧回路の出力が負の入力端子に接続され、正の入力端子が第1の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0028】
また、第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートも第1の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースがGNDに接続され、ゲートが第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4の第2導電型MOSトランジスタとからなるミラー回路部を設ける。
【0029】
また、データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力側に接続され、ドレインが第4の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインが第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0030】
さらに、第4の第2導電型MOSトランジスタのゲートにもデータ入力端子が接続され、第3の第2導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の出力側が接続され、第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第2導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、一方が電源電位に接続され、他方が第2の第1導電型MOSトランジスタ及び第3の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗からなるオフセットレベル調整回路部とを備えるものである。
【0031】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路を設ける。
【0032】
また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部を設ける。
【0033】
さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部とを備えるものである。
【0034】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続され、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる基準電圧回路部を備えるものである。
【0035】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジスタサイズ比を1対1/nに設定するものである。但し、nは正の整数である。
【0036】
さらにこの発明の他の局面における差動出力回路において、第1の抵抗及び第2の抵抗を線形領域にバイアスされた第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタに置き換え、第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタのゲート電圧を供給し、一方がGNDに接続される第3の抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びドレインが第3の抵抗の他方に接続される第4の第1導電型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部を備えるものである。
【0037】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明について説明する。図1は実施の形態1による差動出力回路図である。図1を参照して、この差動出力回路1は温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路2を設ける。
【0038】
また、一方がGNDに接続される抵抗R1と、ソースが抵抗R1の他方に接続されるNチャネルMOSトランジスタM1と、ソースが電源電位Vccに接続され、ドレインがNチャネルMOSトランジスタM1のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM2と、基準電圧回路2の出力側が+入力端子に接続され、−入力端子がNチャネルMOSトランジスタM1のソースに接続され、出力側がNチャネルMOSトランジスタM1のゲートに接続されるアンプ回路3とからなる定電流回路部を設ける。
【0039】
また、ソースが電源電位Vccに接続され、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM2のゲートに接続されるPチャネルMOSトランジスタM3と、ソースがPチャネルMOSトランジスタM3のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM4,M5とからなるミラー回路部を設ける。
【0040】
また、データ入力端子からのデータVIを反転するインバータ回路5と、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM4のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM6と、ゲートがインバータ回路5の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM5のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM7とからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0041】
また、PチャネルMOSトランジスタM4のゲートにもデータ入力端子が接続され、PチャネルMOSトランジスタM5のゲートにもインバータ回路5の出力側が接続される。
【0042】
また、PチャネルMOSトランジスタM4のドレインには出力端子VO−が接続され、PチャネルMOSトランジスタM5のドレインには出力端子VO+が接続される。
【0043】
また、一方がGNDに接続され、他方がNチャネルMOSトランジスタM6,M7のソースに接続される抵抗R2からなるオフセットレベル調整回路部等で構成される。
【0044】
次にこの差動出力回路1の動作について説明する。まず、基準電圧回路2の出力Vzを用いる。NチャネルMOSトランジスタM1のドレイン電流I1はアンプ回路3の負帰還の原理により、
I1=Vz/R1
で与えられる。
【0045】
次にI1をミラー回路部によってI2に移す。ここでI1=I2になるようにPチャネルMOSトランジスタM2,M3のトランジスタサイズを等しく設計する。
【0046】
従って、差動出力回路1における出力振幅のオフセットレベルVOSは、
VOS=I1×R2=I2×R2=(Vz/R1)×R2
で与えられる。
【0047】
即ち、VOSの精度はVz、R1、R2のばらつきで決定される。半導体で製造される抵抗については、温度、電圧、製造プロセスの3種類のパラメータに対して、ある程度のばらつき(ΔVz、ΔR1、ΔR2)が存在する。
【0048】
また、R1とR2に関しては同材質にし、かつマッチングが取れるレイアウト設計をすることにより容易に、ΔR1=ΔR2とすることが可能である。
【0049】
即ち、Vz、R1、R2のばらつきΔVz、ΔR1、ΔR2が発生するとΔVOSは、
ΔVOS=(ΔVz/ΔR1)×ΔR2=ΔVz
で与えられる。
【0050】
従って、Vzのばらつきを温度、電圧、製造プロセスの3種類のばらつきに対して、精度良くコントロールすることができれば、はぼΔVOSを0にすることが可能となる。
【0051】
実施の形態2.
図2は実施の形態2による差動出力回路の基準電圧回路図である。図2を参照して、この基準電圧回路30は出力端子が抵抗R31,R32の一方に接続され、−入力端子が抵抗R32の他方に接続され、抵抗RA3と寄生容量C13とが接続され、+入力端子が抵抗R31の他方に接続され、抵抗RB3と寄生容量C23とが接続されるアンプ回路33を設ける。
【0052】
また、抵抗RA3と寄生容量C13、抵抗RB3と寄生容量C23とでノイズ低減回路を構成する。
【0053】
また、一方が抵抗R32の他方に接続される抵抗R33と、抵抗R33の他方にシリアルに接続されるバイポーラトランジスタMA3とからなる第1の電流駆動回路部を設ける。
【0054】
また、抵抗R31の他方にシリアルに接続されるバイポーラトランジスタMB3からなる第2の電流駆動回路部等で構成される。
【0055】
差動出力回路に電源ノイズが発生した場合、閉ループ回路を構成しているためノイズが伝搬してしまうが、抵抗RA3,RB3と寄生容量C13,C23によりフィルタが構成され、電位変動を抑えて、同時に閉ループ回路におけるVzのノイズを低減することができる。
【0056】
この実施の形態2による差動出力回路の基準電圧回路を適用することで、電源ノイズによるVzの変動を小さくし、Vzの精度を向上することで、VOSの変動を小さくコントロールすることが可能となる。
【0057】
実施の形態3.
図3は実施の形態3による差動出力回路図である。図3を参照して、この差動出力回路50は一方がGNDに接続される抵抗R53と、一方が抵抗R53の他方にシリアルに接続され、他方が電源電位Vccに接続される抵抗R54とからなる基準電圧回路部を設ける。
【0058】
また、一方がGNDに接続される抵抗R51と、ソースが抵抗R51の他方に接続されるNチャネルMOSトランジスタM51と、ソースが電源電位Vccに接続され、ドレイン及びゲートがNチャネルMOSトランジスタM51のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM52と、+入力端子が抵抗R53及び抵抗R54のシリアルな接続点に接続され、−入力端子がNチャネルMOSトランジスタM51のソースに接続され、出力側がNチャネルMOSトランジスタM51のゲートに接続されるアンプ回路53とからなる定電流回路部を設ける。
【0059】
また、ソースが電源電位Vccに接続され、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM52のゲートに接続されるPチャネルMOSトランジスタM53と、ソースがPチャネルMOSトランジスタM53のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM54,M55とからなるミラー回路部を設ける。
【0060】
また、データ入力端子からのデータVIを反転するインバータ回路55と、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM54のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM56と、ゲートがインバータ回路55の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM55のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM57とからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0061】
また、PチャネルMOSトランジスタM54のゲートにもデータ入力端子が接続され、PチャネルMOSトランジスタM55のゲートにもインバータ回路55の出力側が接続される。
【0062】
また、PチャネルMOSトランジスタM54のドレインには出力端子VO−が接続され、PチャネルMOSトランジスタM55のドレインには出力端子VO+が接続される。
【0063】
また、一方がGNDに接続され、他方がNチャネルMOSトランジスタM56,M57のソースに接続され抵抗R52からなるオフセットレベル調整回路部等で構成される。
【0064】
この差動出力回路50は電源電位Vccに対して、抵抗の比による分圧電圧を得る回路であり、温度、製造プロセスのばらつきが発生しても抵抗R53,54ともほぼ等しいため、分圧電圧Vzは一定となる。
【0065】
また、温度、製造プロセスの2種類のばらつきに対してVzを精度良くコントロールすることができる。
【0066】
従って、この実施の形態3によると、実施の形態2に比べ、チップサイズを小さくすることが可能である。
【0067】
実施の形態4.
図4は実施の形態4による差動出力回路図である。図4を参照して、この差動出力回路70は温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路72を設ける。
【0068】
また、一方がGNDに接続される抵抗R71と、ソースが抵抗R71の他方に接続されるNチャネルMOSトランジスタM71と、ソースが電源電位Vccに接続され、ドレイン及びゲートがNチャネルMOSトランジスタM71のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM72と、基準電圧回路72の出力が+入力端子に接続され、−入力端子がNチャネルMOSトランジスタM71のソースに接続され、出力側がNチャネルMOSトランジスタM71のゲートに接続されるアンプ回路73とからなる定電流回路部を設ける。
【0069】
また、ソースが電源電位Vccに接続され、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM72のゲートに接続されるPチャネルMOSトランジスタM73と、ソースがPチャネルMOSトランジスタM73のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM74,M75とからなるミラー回路部を設ける。
【0070】
また、PチャネルMOSトランジスタM72とM73のトランジスタサイズ比をM3:M2=1:1/nに設定している。
【0071】
また、データ入力端子からのデータVIを反転するインバータ回路75と、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM74のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM76と、ゲートがインバータ回路75の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM75のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM77とからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0072】
また、PチャネルMOSトランジスタM74のゲートにもデータ入力端子が接続され、PチャネルMOSトランジスタM75のゲートにもインバータ回路75の出力側が接続される。
【0073】
また、PチャネルMOSトランジスタM74のドレインには出力端子VO−が接続され、PチャネルMOSトランジスタM75のドレインには出力端子VO+が接続される。
【0074】
また、一方がGNDに接続され、他方がNチャネルMOSトランジスタM76,M77のソースに接続され抵抗R72からなるオフセットレベル調整回路部等で構成される。
【0075】
即ち、ドレイン電流I1,I2はPチャネルMOSトランジスタM72,M73のトランジスタサイズに比例する。I2=I1×M73/M72で表される。
【0076】
例えば、I2にαmAの駆動電流を要する場合のPチャネルMOSトランジスタM73のトランジスタサイズをW3とすると、PチャネルMOSトランジスタM72のトランジスタサイズはW3の1/nにすれば、I1も1/nになるためI2の駆動電流を一定のまま定電流回路部のチップサイズを1/nだけ小さくすることが可能となる。
【0077】
この実施の形態4によると、定電流回路部のドレイン電流比に差異を持たせることで、定電流回路部のチップサイズを小さくすることが可能となる。
【0078】
実施の形態5.
図5は実施の形態5による差動出力回路図である。図5を参照して、この差動出力回路80は温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路82を設ける。
【0079】
また、ソースがGNDに接続されるNチャネルMOSトランジスタM88と、ソースがNチャネルMOSトランジスタM88のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM81と、ソースが電源電位Vccに接続され、ドレイン及びゲートがNチャネルMOSトランジスタM81のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM82と、基準電圧回路82の出力が+入力端子に接続され、−入力端子がNチャネルMOSトランジスタM81のソースに接続され、出力側がNチャネルMOSトランジスタM81のゲートに接続されるアンプ回路83とからなる定電流回路部を設ける。
【0080】
また、ソースが電源電位Vccに接続され、ゲートがPチャネルMOSトランジスタM82のゲートに接続されるPチャネルMOSトランジスタM83と、ソースがPチャネルMOSトランジスタM83のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM84,M85とからなるミラー回路部を設ける。
【0081】
また、データ入力端子からのデータVIを反転するインバータ回路85と、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM84のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM86と、ゲートがインバータ回路85の出力側に接続され、ドレインがPチャネルMOSトランジスタM85のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM87とからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0082】
また、PチャネルMOSトランジスタM84のゲートにもデータ入力端子が接続され、PチャネルMOSトランジスタM85のゲートにもインバータ回路85の出力側が接続される。
【0083】
また、PチャネルMOSトランジスタM84のドレインには出力端子VO−が接続され、PチャネルMOSトランジスタM85のドレインには出力端子VO+が接続される。
【0084】
また、ソースがGNDに接続され、ドレインがNチャネルMOSトランジスタM86,M87のソースに接続されるNチャネルMOSトランジスタM89からなるオフセットレベル調整回路部を設ける。
【0085】
また、一方がGNDに接続される抵抗R83と、ソースが電源電位Vccに接続され、ゲート及びドレインが抵抗R83の他方に接続されるPチャネルMOSトランジスタM90とがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部を設ける。
【0086】
また、線形領域にバイアスされたNチャネルMOSトランジスタM88,M89のゲート電圧VAは抵抗バイアス電圧発生回路部から与えられるように構成する。
【0087】
半導体で抵抗を構成するにはMOSトランジスタのオン抵抗を利用することができるので、NチャネルMOSトランジスタM88,M89のオン抵抗を用いる。
【0088】
即ち、MOSトランジスタのオン抵抗rdsは下式で与えられる。
Figure 0004573413
【0089】
(1)式より、
rds=1/β(Vgs−Vth−Vds)
となる。
【0090】
従って、MOSトランジスタのオン抵抗rdsはVOSのばらつきに影響を与えないため、製造上のばらつきが発生してもVOSの精度に影響しない。
【0091】
この実施の形態5によると、バイアスの抵抗の構成を工夫することで、さらにチップサイズを小さくすることが可能となる。
【0092】
実施の形態6.
図6は実施の形態6による差動出力回路図である。図6を参照して、この差動出力回路100は温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路102を設ける。
【0093】
また、ソースがGNDに接続されるNチャネルMOSトランジスタM102と、ドレインがNチャネルMOSトランジスタM102のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM101と、一方が電源電位Vccに接続され、他方がPチャネルMOSトランジスタM101のソースに接続される抵抗101と、基準電圧回路102の出力が−入力端子に接続され、+入力端子がPチャネルMOSトランジスタM101のソースに接続され、出力側がPチャネルMOSトランジスタM101のゲートに接続されるアンプ回路103とからなる定電流回路部を設ける。
【0094】
また、NチャネルMOSトランジスタM102のゲートもPチャネルMOSトランジスタM101のドレインに接続されている。
【0095】
また、ソースがGNDに接続され、ゲートがNチャネルMOSトランジスタM102のゲートに接続されるNチャネルMOSトランジスタM103と、ソースがNチャネルMOSトランジスタM103のドレインに接続されるNチャネルMOSトランジスタM106,M107とからなるミラー回路部を設ける。
【0096】
また、データ入力端子からのデータVIを反転するインバータ回路105と、ゲートがインバータ回路105の出力側に接続され、ドレインがNチャネルMOSトランジスタM107のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM105と、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインがNチャネルMOSトランジスタM106のドレインに接続されるPチャネルMOSトランジスタM104とからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0097】
また、NチャネルMOSトランジスタM107のゲートにインバータ回路105の出力側が接続され、NチャネルMOSトランジスタM106のゲートにデータ入力端子が接続される。
【0098】
また、NチャネルMOSトランジスタM106のドレインには出力端子VO−が接続され、NチャネルMOSトランジスタM107のドレインには出力端子VO+が接続される。
【0099】
また、一方が電源電位Vccに接続され、他方がPチャネルMOSトランジスタM104,M105のソースに接続される抵抗R102からなるオフセットレベル調整回路部等で構成される。
【0100】
次にこの差動出力回路100の動作について説明する。まず、基準電圧回路102の出力Vzを用いる。PチャネルMOSトランジスタM101のドレイン電流I101はアンプ回路103の負帰還の原理により、
I101=Vz/R101
で与えられる。
【0101】
次にI101をミラー回路部によってI102に移す。ここでI101=I102になるようにNチャネルMOSトランジスタM102,M103のトランジスタサイズを等しく設計する。
【0102】
従って、差動出力回路100における出力振幅のオフセットレベルVOSは、VOS=I101×R102=I102×R102=(Vz/R101)×R102
で与えられる。
【0103】
即ち、VOSの精度はVz、R101、R102のばらつきで決定される。半導体で製造される抵抗については、温度、電圧、製造プロセスの3種類のパラメータに対して、ある程度のばらつき(ΔVz、ΔR101、ΔR102)が存在する。
【0104】
また、R101とR102に関しては同材質にし、かつマッチングが取れるレイアウト設計をすることにより容易に、ΔR101=ΔR102とすることが可能である。
【0105】
即ち、Vz、R101、R102のばらつきΔVz、ΔR101、ΔR102が発生するとΔVOSは、
ΔVOS=(ΔVz/ΔR101)×ΔR102=ΔVz
で与えられる。
【0106】
従って、Vzのばらつきを温度、電圧、製造プロセスの3種類のばらつきに対して、精度良くコントロールすることができれば、はぼΔVOSを0にすることが可能となる。
【0107】
従って、この実施の形態6によると、実施の形態1に比べ、さらに良好な精度でVOSを制御することができる。
【0108】
実施の形態7.
また、実施の形態6の差動出力回路100に実施の形態2で用いる基準電圧回路30を適用しても実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
【0109】
実施の形態8.
また、実施の形態6の差動出力回路100に実施の形態3で用いる基準電圧回路部を適用しても実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
【0110】
実施の形態9.
また、実施の形態6の差動出力回路100に実施の形態4で用いる基準電圧回路72を適用しても実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
【0111】
実施の形態10.
また、実施の形態6の差動出力回路100に実施の形態5で用いるMOSトランジスタのオン抵抗を適用しても実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
【0112】
即ち、一方がGNDに接続される抵抗と、ソースが電源電位Vccに接続され、ゲート及びドレインが抵抗の他方に接続されるPチャネルMOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部を設ける。
【0113】
また、抵抗R101,R102を線形領域にバイアスされたNチャネルMOSトランジスタM108,M109に置き換え、これらのゲート電圧VAは抵抗バイアス電圧発生回路部から与えられるように構成する(図示せず)。
【0114】
【発明の効果】
この発明に係る差動出力回路は、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0115】
また、一方がGNDに接続される第1の抵抗と、ソースが第1の抵抗の他方に接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位に接続され、ドレインが第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、基準電圧回路の出力側が正の入力端子に接続され、負の入力端子が第1の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0116】
また、ソースが電源電位に接続され、ゲートが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0117】
また、データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0118】
さらに、第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、一方がGNDに接続され、他方が第2の第2導電型MOSトランジスタ及び第3の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗からなるオフセットレベル調整回路部とを備えることにより、分圧電圧Vzのばらつきを温度、電圧、製造プロセスの3種類のばらつきに対して、精度良くコントロールすることができ、はぼΔVOSを0にすることが可能となる。
【0119】
また、この発明のある局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路を設ける。
【0120】
また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部を設ける。
【0121】
さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部とを備えることにより、電源ノイズによるVzの変動を小さくし、Vzの精度を向上することで、VOSの変動を小さくコントロールすることが可能となる。
【0122】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続され、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる基準電圧回路部を備えることにより、チップサイズを小さくすることが可能である。
【0123】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジスタサイズ比を1対1/n(但し、nは正の整数である。)に設定することにより、定電流回路部のドレイン電流比に差異を持たせることで、定電流回路部のチップサイズを小さくすることが可能となる。
【0124】
また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0125】
また、ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが電源電位に接続され、ドレイン及びゲートが第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、基準電圧回路2の出力側が正の入力端子に接続され、負の入力端子が第2の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が第2の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0126】
また、ソースが電源電位に接続され、ゲートが第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第4の第1導電型とからなるミラー回路部を設ける。
【0127】
また、データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力側に接続され、ドレインが第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインが第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第4の第2導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0128】
また、第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートにデータ入力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の出力側が接続され、第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、ソースがGNDに接続され、ドレインが第3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続される第5の第2導電型MOSトランジスタからなるオフセットレベル調整回路部を設ける。
【0129】
さらに、一方がGNDに接続される抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びドレインが抵抗の他方に接続される第5の第1導電型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部とを備えることにより、バイアスの抵抗の構成を工夫することで、さらにチップサイズを小さくすることが可能となる。
【0130】
また、高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、温度、電源電圧、半導体製造プロセスのばらつきに対して一定の電圧を出力する基準電圧回路を設ける。
【0131】
また、ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、ドレインが第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1MOSトランジスタと、一方が電源電位に接続され、他方が第1の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続される第1の抵抗と、基準電圧回路の出力が負の入力端子に接続され、正の入力端子が第1の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設ける。
【0132】
また、第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートも第1の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースがGNDに接続され、ゲートが第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4の第2導電型MOSトランジスタとからなるミラー回路部を設ける。
【0133】
また、データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、ゲートがインバータ回路の出力側に接続され、ドレインが第4の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、ゲートがデータ入力端子に接続され、ドレインが第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設ける。
【0134】
さらに、第4の第2導電型MOSトランジスタのゲートにもデータ入力端子が接続され、第3の第2導電型MOSトランジスタのゲートにもインバータ回路の出力側が接続され、第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、第4の第2導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、一方が電源電位に接続され、他方が第2の第1導電型MOSトランジスタ及び第3の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗からなるオフセットレベル調整回路部とを備えることにより、さらに良好な精度でVOSを制御することができる。
【0135】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗の一方に接続され、負の入力端子が第2の抵抗の他方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続され、正の入力端子が第1の抵抗の他方に接続され、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路を設ける。
【0136】
また、第3の抵抗及び第1の寄生容量と、第4の抵抗及び第2の寄生容量とからなるノイズ低減回路を設け、一方が第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗と、第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部を設ける。
【0137】
さらに、第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部とを備えることにより、電源ノイズによるVzの変動を小さくし、Vzの精度を向上することで、VOSの変動を小さくコントロールすることが可能となる。
【0138】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、基準電圧回路は、一方がGNDに接続される第1の抵抗と、一方が第1の抵抗の他方にシリアルに接続され、他方が電源電位に接続される第2の抵抗とからなる基準電圧回路部を備えることにより、さらにチップサイズを小さくすることが可能である。
【0139】
また、この発明の他の局面における差動出力回路において、ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジスタサイズ比を1対1/n(但し、nは正の整数である。)に設定することにより、定電流回路部のチップサイズを小さくすることが可能となる。
【0140】
さらにこの発明の他の局面における差動出力回路において、第1の抵抗及び第2の抵抗を線形領域にバイアスされた第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタに置き換え、第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタのゲート電圧を供給し、一方がGNDに接続される第3の抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びドレインが第3の抵抗の他方に接続される第4の第1導電型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部を備えることにより、バイアスの抵抗の構成を工夫することで、さらにチップサイズを小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による差動出力回路図である。
【図2】この発明の実施の形態2による差動出力回路の基準電圧回路図である。
【図3】この発明の実施の形態3による差動出力回路図である。
【図4】この発明の実施の形態4による差動出力回路図である。
【図5】この発明の実施の形態5による差動出力回路図である。
【図6】この発明の実施の形態6による差動出力回路図である。
【図7】従来の差動出力回路図である。
【図8】従来のLVDSの出力波形図である。
【符号の説明】
2 基準電圧回路 3 アンプ回路
5 インバータ回路 33 アンプ回路
53 アンプ回路 55 インバータ回路
73 アンプ回路 75 インバータ回路
83 アンプ回路 85 インバータ回路
103 アンプ回路 105 インバータ回路
M1 NチャネルMOSトランジスタ
M2 PチャネルMOSトランジスタ
M3 PチャネルMOSトランジスタ
M4 PチャネルMOSトランジスタ
M5 PチャネルMOSトランジスタ
M6 NチャネルMOSトランジスタ
M7 NチャネルMOSトランジスタ
M51 NチャネルMOSトランジスタ
M52 PチャネルMOSトランジスタ
M53 PチャネルMOSトランジスタ
M54 PチャネルMOSトランジスタ
M55 PチャネルMOSトランジスタ
M56 NチャネルMOSトランジスタ
M57 NチャネルMOSトランジスタ
M71 NチャネルMOSトランジスタ
M72 PチャネルMOSトランジスタ
M73 PチャネルMOSトランジスタ
M74 PチャネルMOSトランジスタ
M75 PチャネルMOSトランジスタ
M76 NチャネルMOSトランジスタ
M77 NチャネルMOSトランジスタ
M81 NチャネルMOSトランジスタ
M82 PチャネルMOSトランジスタ
M83 PチャネルMOSトランジスタ
M84 PチャネルMOSトランジスタ
M85 PチャネルMOSトランジスタ
M86 NチャネルMOSトランジスタ
M87 NチャネルMOSトランジスタ
M88 NチャネルMOSトランジスタ
M89 NチャネルMOSトランジスタ
M101 PチャネルMOSトランジスタ
M102 NチャネルMOSトランジスタ
M103 NチャネルMOSトランジスタ
M104 PチャネルMOSトランジスタ
M105 PチャネルMOSトランジスタ
M106 NチャネルMOSトランジスタ
M107 NチャネルMOSトランジスタ
R1 抵抗 R2 抵抗
R31 抵抗 R32 抵抗
R33 抵抗
RA3 抵抗 RB3 抵抗
R51 抵抗 R52 抵抗
R53 抵抗 R54 抵抗
R71 抵抗 R72 抵抗
R83 抵抗
R101 抵抗 R102 抵抗
MA3 バイポーラトランジスタ
MB3 バイポーラトランジスタ

Claims (6)

  1. 高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、
    定の電圧を出力する基準電圧回路と、
    一方がGNDに接続される第1の抵抗と、
    ソースが前記第1の抵抗の他方に接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、
    ソースが電源電位に接続され、ドレインが前記第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、
    前記基準電圧回路の出力側が正の入力端子に接続され、負の入力端子が前記第1の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が前記第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設け、
    ソースが前記電源電位に接続され、ゲートが前記第1の第1導電型MOSトランジスタのドレインおよびゲートに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、
    ソースが前記第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第4の第1導電型MOSトランジスタとからなるミラー回路部を設け、
    データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、
    ゲートが前記データ入力端子に接続され、ドレインが前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、
    ゲートが前記インバータ回路の出力側に接続され、ドレインが前記第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設け、
    前記第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートにデータ入力端子が接続され、前記第4の第1導電型MOSトランジスタのゲートにも前記インバータ回路の出力側が接続され、
    前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、前記第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、
    一方が前記GNDに接続され、他方が前記第2の第2導電型MOSトランジスタ及び前記第3の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗からなるオフセットレベル調整回路部とを備え
    前記基準電圧回路は、
    出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗の一方に接続され、負の入力端子が前記第2の抵抗の他方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続され、正の入力端子が前記第1の抵抗の他方に接続され、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路と、
    前記第3の抵抗及び前記第1の寄生容量と、
    前記第4の抵抗及び前記第2の寄生容量とからなるノイズ低減回路を設け、
    一方が前記第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗と、
    前記第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部を設け、
    前記第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部とを備えることを特徴とする差動出力回路。
  2. 請求項1記載の差動出力回路において、
    ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジスタサイズ比を1対1/nに設定することを特徴とする差動出力回路。但し、nは正の整数である。
  3. 高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、
    定の電圧を出力する基準電圧回路と、
    ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、
    ソースが前記第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、
    ソースが電源電位に接続され、ドレイン及びゲートが前記第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、
    前記基準電圧回路の出力側が正の入力端子に接続され、負の入力端子が前記第2の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が前記第2の第2導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設け、
    ソースが前記電源電位に接続され、ゲートが前記第1の第1導電型MOSトランジスタのドレインおよびゲートに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、
    ソースが前記第2の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタ及び第4の第1導電型MOSトランジスタとからなるミラー回路部を設け、
    データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、
    ゲートが前記データ入力端子に接続され、ドレインが前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタと、
    ゲートが前記インバータ回路の出力側に接続され、ドレインが前記第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第4の第2導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設け、
    前記第3の第1導電型MOSトランジスタのゲートに前記データ入力端子が接続され、前記第4の第1導電型MOSトランジスタのゲートにも前記インバータ回路の出力側が接続され、
    前記第3の第1導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、前記第4の第1導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、
    ソースが前記GNDに接続され、ドレインが前記第3の第2導電型MOSトランジスタ及び前記第4の第2導電型MOSトランジスタのソースに接続される第5の第2導電型MOSトランジスタからなるオフセットレベル調整回路部を設け、
    一方が前記GNDに接続される抵抗と、
    ソースが前記電源電位に接続され、ゲート及びドレインが前記抵抗の他方に接続される第5の第1導電型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部とを備え
    前記基準電圧回路は、
    出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗の一方に接続され、負の入力端子が前記第2の抵抗の他方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続され、正の入力端子が前記第1の抵抗の他方に接続され、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路と、
    前記第3の抵抗及び前記第1の寄生容量と、
    前記第4の抵抗及び前記第2の寄生容量とからなるノイズ低減回路を設け、
    一方が前記第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗と、
    前記第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部を設け、
    前記第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部とを備えることを特徴とする差動出力回路。
  4. 高速、低電圧、低ノイズ伝送を図るためのLVDSを用いる差動出力回路において、
    定の電圧を出力する基準電圧回路と、
    ソースがGNDに接続される第1の第2導電型MOSトランジスタと、
    ドレインが前記第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第1の第1導電型MOSトランジスタと、
    一方が電源電位に接続され、他方が前記第1の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続される第1の抵抗と、
    前記基準電圧回路の出力が負の入力端子に接続され、正の入力端子が前記第1の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続され、出力側が前記第1の第1導電型MOSトランジスタのゲートに接続されるアンプ回路とからなる定電流回路部を設け、
    前記第1の第2導電型MOSトランジスタのゲートも前記第1の第1導電型MOSトランジスタのドレインに接続され、
    ソースが前記GNDに接続され、ゲートが前記第1の第2導電型MOSトランジスタのドレインおよびゲートに接続される第2の第2導電型MOSトランジスタと、
    ソースが前記第2の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第2導電型MOSトランジスタ及び第4の第2導電型MOSトランジスタとからなるミラー回路部を設け、
    データ入力端子からのデータを反転するインバータ回路と、
    ゲートが前記データ入力端子に接続され、ドレインが前記第4の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第2の第1導電型MOSトランジスタと、
    ゲートが前記インバータ回路の出力側に接続され、ドレインが前記第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインに接続される第3の第1導電型MOSトランジスタとからなるデータ転送スイッチ回路部を設け、
    前記第4の第2導電型MOSトランジスタのゲートにも前記データ入力端子が接続され、前記第3の第2導電型MOSトランジスタのゲートにも前記インバータ回路の出力側が接続され、
    前記第3の第2導電型MOSトランジスタのドレインには負の出力端子が接続され、前記第4の第2導電型MOSトランジスタのドレインには正の出力端子が接続され、
    一方が前記電源電位に接続され、他方が前記第2の第1導電型MOSトランジスタ及び前記第3の第1導電型MOSトランジスタのソースに接続される第2の抵抗からなるオフセットレベル調整回路部とを備え
    前記基準電圧回路は、出力端子が第1の抵抗及び第2の抵抗の一方に接続され、負の入力端子が前記第2の抵抗の他方に接続され、第3の抵抗及び第1の寄生容量とが接続され、正の入力端子が前記第1の抵抗の他方に接続され、第4の抵抗及び第2の寄生容量とが接続されるアンプ回路と、
    前記第3の抵抗及び前記第1の寄生容量と、
    前記第4の抵抗及び前記第2の寄生容量とからなるノイズ低減回路を設け、
    一方が前記第2の抵抗の他方に接続される第5の抵抗と、
    前記第5の抵抗の他方にシリアルに接続される第1のバイポーラトランジスタとからなる第1の電流駆動回路部を設け、
    前記第1の抵抗の他方にシリアルに接続される第2のバイポーラトランジスタからなる第2の電流駆動回路部とを備えることを特徴とする差動出力回路。
  5. 請求項記載の差動出力回路において、
    ミラー回路部は、第1の第1導電型MOSトランジスタ及び第2の第1導電型MOSトランジスタとのトランジスタサイズ比を1対1/nに設定することを特徴とする差動出力回路。但し、nは正の整数である。
  6. 請求項記載の差動出力回路において、
    第1の抵抗及び第2の抵抗を線形領域にバイアスされた第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタに置き換え、前記第5及び第6の第2導電型MOSトランジスタのゲート電圧を供給し、一方がGNDに接続される第3の抵抗と、ソースが電源電位に接続され、ゲート及びドレインが前記第3の抵抗の他方に接続される第4の第1導電型MOSトランジスタとがシリアルに接続されてなる抵抗バイアス電圧発生回路部を備えることを特徴とする差動出力回路。
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