JP3189815B2 - 入力回路、出力回路、入出力回路、及び入力信号処理方法 - Google Patents

入力回路、出力回路、入出力回路、及び入力信号処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伝送ラインを経
由した半導体デバイス間で用いられる入力回路、出力回
路及び入出力回路に係り、特に、高速で低消費電力な信
号伝送(インタフェース)を可能とする入力回路、出力
回路及び入出力回路(以下、インタフェース回路ともい
う)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の集積回路等からなる半導体
デバイス間相互をバスラインなどの伝送路を経由して信
号伝送する場合の信号送信手段として、GTL( Gunni
ng Transceiver Logic),CTT(Center Tapped Ter
mination),LVDS(Low Voltage Differential Sig
naling),PECL(Pseudo Emiller Coupled Logi
c),並びにPCML等の低振幅インタフェースが用い
られている。
【0003】これらは、従来の伝送信号が、集積回路に
供給されている電源電圧に近い値の振幅を持つものであ
ったのに対し、信号振幅を所定の信号振幅レベルに変換
(小振幅化)して伝送するものである。例えば、従来の
伝送信号としてCMOS(Comlementary Metal Oxide S
emiconductor)インタフェースを例に説明すると、その
信号振幅は、当該集積回路等の供給電源電圧にほぼ等し
い、約5Vあるいは3Vという値が一般的であった。
【0004】これに対し、上述した小振幅(低振幅とも
いう)による伝送信号、例えばLVDS(Low Voltage
Differencial Signaling)インタフェースでは、その信
号振幅は、約0.3Vという極めて小さい値となってい
る。また同様に、PECLインタフェースでは、その信
号の振幅は、約0.6Vとなっている。
【0005】このような信号振幅の縮小を行う理由は、
伝送速度の高速化、消費電力の低減、信号伝送時に発生
するノイズの低下などに対して非常に大きな効果をもた
らすことが明らかになっているためである。
【0006】ところで、例えば前記PECLインタフェ
ースでは、ハイ・レベルの信号を出力するときには、出
力回路にて、ある特定の電流を流出し、終端抵抗を介し
て終端電圧源に向けて流すことによって、特定の終端抵
抗にて起電力を生成することで実現され、また、ロウ・
レベル信号を出力する場合には、出力回路にてある特定
の電流を、終端電圧源から抵抗を介して流入することに
よって、特定の終端抵抗に起電力を生成することで実現
される。したがって、生成される小振幅信号は、ハイ・
レベルであれば終端電圧を中心に、約0.3Vだけ低い
レベルを有し、また、ロウ・レベルであれば約0.3V
だけ低いレベルを有し、約0.6Vの信号振幅を生成さ
せている。
【0007】さて、小振幅信号の転送手段には、単相転
送方式と差動転送方式とが一般に行われている。単相転
送方式は、信号転送に利用する信号が小振幅信号1つで
あるのに対し、差動転送方式では、単相転送方式の転送
信号と同等の小振幅信号のほかに、小振幅信号の位相の
みが反転した信号の2つが同時に転送される。
【0008】単相転送方式では信号を受信する場合に、
受信回路が保有する2つの入力端子の一方には、信号振
幅の中心値に近いリファレンス電圧を供給し、他方の入
力端子には転送信号を入力し、リファレンス電圧より高
い転送信号が供給された場合をハイ・レベル信号と判定
し、また基準電圧より低い転送信号が供給された場合を
ロウ・レベル信号と判定することで、転送信号のレベル
が見極められる。
【0009】一方、差動転送方式の信号を受信する場合
には、先に説明したように位相のみが反転した2つの小
レベル信号が同時送信され、受信回路が保有する2つの
入力端子には、2つの信号がそのまま供給される。その
場合、一方の入力端子である反転相入力端子に対し、他
方の端子である正相入力端子に供給された信号レベルが
高ければ、ハイ・レベル信号と判定し、また、反転相入
力端子に対し正相入力端子に供給された信号レベルが低
ければ、ロウ・レベル信号と判定することで、転送信号
のレベルが見極められる。なお、以降の説明において
は、差動転送方式の信号を送受信する場合を例に説明を
行う。
【0010】図7は、このような従来の入力・出力回路
の一例を示した図である。図7に示す入力・出力回路で
は、送信側(制御側)集積回路1は、伝送ライン4及び
入力端子IN,INBを介して受信側(被制御側)集積
回路2と接続されている。集積回路1は、例えば、図示
しない入力手段より入力された論理信号又は集積回路2
を制御するための論理信号等を、小振幅信号に変換して
出力する出力回路3を有し、また、集積回路2は、集積
回路1から供給された小振幅信号を所定の振幅レベルに
増幅する入力回路5と、入力回路5から供給された信号
に基づいて動作する、入力回路5と同一チップ上に設け
られたCMOS内部回路6とを有して構成されている。
さらに、伝送ライン4の対となるラインそれぞれに終端
抵抗Rtがそれぞれ接続され、各伝送ラインはこの終端
抵抗Rtを介して終端電圧(Vtt)にて終端されてい
る。尚、インターフェース方式によっては、終端抵抗R
tのみで、終端電圧Vttを利用しない場合もある。
【0011】次に、図8に従来の入力回路の具体回路の
一例を示す。この回路は、送信側(制御側)集積回路1
から伝送ライン4を介して供給された小振幅信号(CM
OS内部回路6を制御するための論理信号等)を所定の
振幅(VDDフルスイング)に変換するための従来の回
路の一例である。
【0012】図8において、伝送ライン4から供給され
た信号は、入力回路の2の増幅回路21を構成するpチ
ャネルMOSトランジスタ(以降、単にpMOSトラン
ジスタという)P1,並びにpMOSトランジスタP2
のゲートにそれぞれ供給され、増幅回路21にて増幅さ
れた信号はNodeAを介してインバータ回路22に供
給され、インバータ回路22から、送信側(制御側)集
積回路1にて小振幅信号に変換される前の論理信号が取
り出されるようになっている。なお、前記増幅回路21
及びインバータ回路22は同一集積回路(チップ)上に
形成されているものである。
【0013】前記増幅回路21は、定電流回路I1,p
MOSトランジスタP1,P2,nMOSトランジスタ
N1,N2から概略構成されていて、pMOSトランジ
スタP1のドレインはnMOSトランジスタN2のドレ
インと接続され、nMOSトランジスタN2のソースは
受信側(被制御側)集積回路2の有する所定の基準電位
点GNDと接続され、同様に、pMOSトランジスタP
2のドレインはnMOSトランジスタN1のドレインと
接続され、nMOSトランジスタN1のソースは基準電
位点GNDとそれぞれ接続されている。また、nMOS
トランジスタN1のドレイン(pMOSトランジスタP
2のドレイン)は、nMOSトランジスタN1及びnM
OSトランジスタN2のゲートと接続され、pMOSト
ランジスタP1及びpMOSトランジスタP2のドレイ
ンは、定電流回路I1を介して受信側(被制御側)集積
回路2の有する所定の直流電圧供給源VDDとそれぞれ
接続されている。
【0014】さらに、前記インバータ回路22は、pM
OSトランジスタP3及びnMOSトランジスタN3か
ら概略構成されていて、pMOSトランジスタP3のド
レインはnMOSトランジスタN3のドレインと接続さ
れ、nMOSトランジスタN3のソースは基準電位点G
NDと接続され、pMOSトランジスタP3のドレイン
は、直流電圧供給源VDDとそれぞれ接続されている。
また、前記増幅回路21を構成するpMOSトランジス
タP1のドレイン(nMOSトランジスタN3のドレイ
ン)は、NodeAを介して、前記インバータ回路22
を構成するpMOSトランジスタP3及びnMOSトラ
ンジスタN3のゲートとそれぞれ接続されている。
【0015】次に、図9を参照しながら、従来の入力回
路5の動作について説明を行う。図9は、図8の入力回
路各部を流れる信号の状態を示したタイミングチャート
である。
【0016】さて、図8で示した回路の2つの入力端子
IN及びINBに、送信側(制御側)集積回路1から伝
送ライン4を介して、図9(a)に示す小振幅信号(論
理信号等)が入力されることにより、の区間におい
て、pMOSトランジスタP1及びnMOSトランジス
タN3はオフ,pMOSトランジスタP2及びpMOS
トランジスタP3はオンとなり、の区間において、p
MOSトランジスタP1はオフからオン,pMOSトラ
ンジスタP2はオンからオフへと徐々に変化し、の区
間において、pMOSトランジスタP1及びnMOSト
ランジスタN3はオン,pMOSトランジスタP2及び
pMOSトランジスタP3はオフとなり、図9における
の区間において、pMOSトランジスタP1はオンか
らオフ,pMOSトランジスタP2はオフからオンフへ
と徐々に変化し、の区間において、pMOSトランジ
スタP1及びnMOSトランジスタN3はオフ,pMO
SトランジスタP2及びpMOSトランジスタP3はオ
ンとなる。
【0017】これにより、すなわち、図8で示した回路
の2つの入力端子IN及びINBに、送信側(制御側)
集積回路1から伝送ライン4を介して、図9(a)に示
す小振幅信号(論理信号等)が、前記増幅回路21を構
成するpMOSトランジスタP1及びP2のゲートに供
給されると、該増幅回路21は、図9(b)に示す信号
をNodeAを介して前記インバータ回路22を構成す
るpMOSトランジスタP3及びnMOSトランジスタ
N3のゲートに供給する。そして、前記インバータ回路
22は、図9(c)に示す信号、すなわち送信側(制御
側)集積回路1から伝送ライン4を介して供給された小
振幅信号(CMOS内部回路6を制御するための論理信
号等)であって、所定の振幅(VDDフルスイング)に
変換された論理信号を、CMOS内部回路6に対して供
給する。
【0018】ところで、通常、集積回路内部に作られる
トランジスタは、回路特性変動要素(電源電圧,温度,
製造プロセスによるバラツキ等)に起因して電気的特性
が変動し、特にCMOS論理回路(インバータ回路2
2)においては、論理しきい値の変動が起こる。このた
め、特にインバータ回路22におけるトランジスタのオ
ン/オフのタイミングにずれが発生するという問題が生
じる。なお、このトランジスタの製造プロセスによるバ
ラツキに起因した論理しきい値レベルの変動に伴う影響
は、増幅回路21についても発生するが、インバータ回
路22における場合と比べて小さいものであるので、こ
こではインバータ回路22における影響についてのみ考
慮し、以下に詳細に説明を行う。
【0019】入力端子IN及びINBに、図9(a)に
示す小振幅信号(論理信号等)が入力され、タイミング
(ア)から(ウ)に示す期間において、入力端子IN及
びINBに入力された小振幅信号の振幅レベルが反転し
たとすると、図9(b)に示す信号、すなわち、タイミ
ング(ア)におけるレベルからタイミング(ウ)におけ
るレベルに振幅レベルが変化する信号が、増幅回路21
からNodeAを介してインバータ回路22に供給され
る。なお、図9(a)の小振幅信号において、Voff
は該小振幅信号における振幅中心を示していて、Vdm
は該小振幅信号における振幅レベルをそれぞれ示してい
る。また、Voff及びVdmは、既述の低振幅インタ
フェース(GTL,CTT,LVDS,PECL,並び
にPCML等)によって、それぞれの値が決められてい
る。
【0020】このとき、前記インバータ回路22を構成
するトランジスタに、前述の製造プロセスによるバラツ
キに起因した論理しきい値レベルに変動が発生していな
い(正常である)とするとインバータ回路22の信号反
転ポイントは図9(b)のしきい値Aとなり、図9
(c)に示すように、前記インバータ回路22は、タイ
ミング(イ)におけるNodeAを流れる信号の振幅レ
ベル(しきい値A<適正値>)にて、VDDレベルから0
Vに出力反転する。同様に、インバータ回路22は、タ
イミング(オ)におけるNodeAを流れる信号の振幅
レベル(同じくしきい値A)にて、0VからVDDレベ
ルに出力反転する。これにより、タイミング(イ)から
タイミング(オ)間での期間、振幅レベルがVDDレベ
ルから0Vとなる矩形波が端子OUTを介し、CMOS
内部回路6に対して供給される。
【0021】一方、前記インバータ回路22を構成する
トランジスタに、前述の製造プロセスによるバラツキに
起因した論理しきい値レベルに変動が発生した場合であ
って、インバータ回路22の信号反転ポイント(以降、
単にしきい値ともいう)が高くなった場合には、例え
ば、図9(d)に示すように、インバータ回路22は、
タイミング(イ)と(ウ)の間においてNodeAを流
れる信号の振幅レベル(しきい値B<適正値より高い値
>)にて、VDDレベルから0Vに出力反転してしま
う。同様に、インバータ回路22は、タイミング(エ)
と(オ)の間においてNodeAを流れる信号の振幅レ
ベル(同じくしきい値B)にて、0VからVDDレベル
に出力反転する。
【0022】これにより、タイミング(イ)と(ウ)の
間において、NodeAを流れる信号の振幅レベルが、
しきい値Bとなったときのタイミングから、タイミング
(エ)と(オ)の間において、NodeAを流れる信号
の振幅レベルが、しきい値Bとなったときのタイミング
期間、振幅レベルがVDDレベルから0Vとなる矩形
波、すなわち、インバータ回路22のしきい値が、しき
い値A<適正値>の場合と比べてSkewBに示すだけの
時間軸変動要素が、信号の立下り及び立ち上がりのタイ
ミングにおいて発生した矩形波が、端子OUTを介し、
CMOS内部回路6に対して供給されることになる。
【0023】同様に、インバータ回路22を構成するト
ランジスタに、前述の製造プロセスによるバラツキに起
因した論理しきい値レベルに変動が発生している場合で
あって、インバータ回路22の信号反転ポイント(しき
い値)が低くなった場合には、例えば、図9(e)に示
すように、インバータ回路22は、タイミング(ア)と
(イ)の間においてNodeAを流れる信号の振幅レベ
ル(しきい値C <適正値より低い値>)にて、VDDレ
ベルから0Vに出力反転し、タイミング(オ)と(カ)
の間においてNodeAを流れる信号の振幅レベル(同
じくしきい値C)にて、0VからVDDレベルに出力反
転してしまう場合も発生し得る。
【0024】これにより、タイミング(ア)と(イ)の
間において、NodeAを流れる信号の振幅レベルが、
しきい値Cとなったときのタイミングから、タイミング
タイミング(オ)と(カ)の間において、NodeAを
流れる信号の振幅レベルが、しきい値Cとなったときの
タイミング期間、振幅レベルがVDDレベルから0Vと
なる矩形波、すなわち、インバータ回路22のしきい値
が、しきい値A<適正値>の場合と比べてSkewCに示
すだけの時間軸変動要素が、信号の立下り及び立ち上が
りのタイミングにおいて発生した矩形波が、端子OUT
を介し、CMOS内部回路6に対して供給されることに
なる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の入出力回路にあっては、入力回路のインバータ回路
を構成するトランジスタ等の素子に、製造プロセスによ
るバラツキに起因した論理しきい値レベルの変動があっ
た場合、前記インバータ回路から、後段の論理回路等か
らなる内部回路に論理信号を出力する際、出力論理信号
にSkew(時間軸変動要素)が発生する。これによ
り、例えば、内部回路に出力される前記論理信号がオン
又はオフとなっている期間が、ハイ又はロウレベル信号
と認識できる最低限の論理保持区間、すなわち、ミニマ
ムパルスより短くなった場合に、前記内部回路にて、供
給された論理信号を正しく認識できなくなってしまう、
という問題があった。
【0026】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、インバータ回路を構成するトランジスタ等の素
子に、製造プロセスによるバラツキに起因した論理しき
い値レベルの変動があった場合でも、後段の論理回路等
からなる内部回路にて、供給された論理信号を常に正し
く認識することが可能な論理信号出力を供給し得る入力
回路、出力回路及び入出力回路を提供することを目的と
している。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、半導体デバイス間の信号伝
送の際に用いられ、かつ、入力段と出力段とを備えてな
る入力回路に係り、前記出力段のしきい値を検出するし
きい値検出手段を有し、該しきい値検出手段によって検
出された前記しきい値に応じて、前記入力段から前記出
力段へ供給される信号の振幅レベルが決定される構成と
なっていることを特徴としている。
【0028】また、請求項2記載の発明は、半導体デバ
イス間の信号伝送の際に用いられ、かつ、入力段と出力
段とを備えてなる入力回路に係り、前記出力段のしきい
値を検出するしきい値検出手段を有し、前記しきい値検
出手段によって検出された前記出力段のしきい値と、前
記入力段が前記出力段へ供給する信号の振幅中心レベル
とを検出,比較し、双方の値が同等となるように、前記
入力段に供給する電流値を制御して、前記入力段からの
供給信号の振幅中心が、前記しきい値検出手段によって
検出された出力段のしきい値変動に応じて決定される構
成となっていることを特徴としている。
【0029】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の入力回路に係り、前記出力段のしきい値検出
手段は、前記出力段と同等のしきい値を持つことを特徴
としている。
【0030】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3記載の入力回路に係り、前記出力段のしきい値
検出手段は、同一製造プロセスによって同一基板上に生
成された、同一集積回路内における複数のトランジスタ
から形成されるCMOS論理回路から得られることを特
徴としている。
【0031】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の入力回路に係り、前記CMOS論理回路は、1つ以
上のNMOSトランジスタおよび1つ以上のPMOSト
ランジスタにて構成されることを特徴としている。
【0032】また、請求項6記載の発明は、半導体デバ
イス間の信号伝送の際に用いられ、かつ、入力段と出力
段とを備えてなる入力回路に係り、前記入力段の出力信
号の振幅中心レベルを、前記出力段のしきい値変動に応
じた信号レベルに変換して、前記出力段に供給すること
を特徴としている。
【0033】また、請求項7記載の発明は、半導体デバ
イス間の信号伝送の際に用いられ、かつ、入力段と出力
段とを備えてなる入力回路における入力信号処理方法に
係り、前記入力回路を構成している入力段と前記段のう
ち、前記入力段から前記出力段へ供給する出力信号の振
幅中心を、前記出力段のしきい値変動に連動させること
を特徴としている。
【0034】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至6のいずれか1に記載の入力回路に係り、前記入力段
から前記出力段へ供給される出力信号の振幅は、前記入
力段に供給される入力信号の振幅と同等あるいはそれ以
上であることを特徴としている。
【0035】また、請求項9記載の発明は、請求項1乃
至6のいずれか1に記載の入力回路に係り、前記入力段
から前記出力段へ供給される出力信号の振幅は、前記入
力段に供給される入力信号の振幅と同等あるいはそれ以
下であることを特徴としている。
【0036】また、請求項10記載の発明は、半導体デ
バイス間の信号伝送の際に用いられる出力回路であっ
て、前記出力回路に供給された信号を、予め規定された
振幅および振幅中心レベルに変換して、小振幅伝送信号
を生成することを特徴としている。
【0037】また、請求項11記載の発明は、伝送ライ
ンを経由した半導体デバイス間で用いられる入出力回路
に係り、前記請求項10に記載の出力回路と、前記請求
項1乃至6又は8のいずれか1に記載の入力回路と、前
記出力回路と入力回路とを接続する伝送ラインと、を備
えてなることを特徴としている。
【0038】また、請求項12記載の発明は、半導体デ
バイス間の信号伝送の際に用いられ、供給された小振幅
信号を、電源電圧に等しいフルスイング振幅又はそれに
近い値まで増幅された論理信号として供給する入力回路
に係り、前記小振幅信号の振幅中心レベルを出力すると
共に、前記小振幅信号を所定の振幅レベルの論理信号に
増幅変換する増幅部と、前記増幅部からの出力信号を受
信するCMOS論理回路の信号反転ポイント電圧を検出
するしきい値検出手段と、前記増幅部における増幅率お
よび増幅信号振幅中心レベルを制御する定電流回路と、
前記増幅部から出力された信号振幅中心レベルと、前記
しきい値検出手段により検出された前記CMOS論理回
路の信号反転ポイント電圧とを比較し、前記増幅部によ
り増幅される信号の振幅中心レベルが、前記CMOS論
理回路の信号反転ポイント電圧となるように、前記定電
流回路に対してフィードバックをかける帰還増幅器とを
備えてなることを特徴としている。
【0039】また、請求項13記載の発明は、半導体デ
バイス間の信号伝送の際に用いられ、供給された小振幅
信号を、電源電圧に等しいフルスイング振幅又はそれに
近い値まで増幅された論理信号として供給する入力回路
に係り、前記小振幅信号の振幅中心レベルを検出する振
幅中心電圧検出回路と、前記小振幅信号を所定の振幅レ
ベルの論理信号に増幅変換する増幅回路と、前記増幅回
路における増幅率および増幅信号振幅中心レベルを制御
する定電流回路と、前記増幅回路により増幅された信号
を前記論理信号に変換するCMOS論理回路と、前記C
MOS論理回路の信号反転ポイント電圧を検出するしき
い値検出手段と、前記振幅中心電圧検出回路により検出
された振幅中心レベルと、前記しきい値検出手段により
検出された前記CMOS論理回路の信号反転ポイント電
圧とを比較し、前記増幅回路により増幅される信号の振
幅中心レベルが、前記CMOS論理回路の信号反転ポイ
ント電圧となるように、前記定電流回路に対してフィー
ドバックをかける帰還増幅器とを備えてなることを特徴
としている。
【0040】また、請求項14記載の発明は、半導体デ
バイス間の信号伝送の際に用いられ、供給された小振幅
信号を、電源電圧に等しいフルスイング振幅又はそれに
近い値まで増幅された論理信号として供給する入力回路
に係り、前記小振幅信号の中心レベルを制御するレベル
変換回路と、前記レベル変換回路から供給される信号振
幅中心レベルを検出する振幅中心電圧検出回路と、前記
レベル変換回路からの出力信号を受信するCMOS論理
回路の信号反転ポイント電圧を検出するしきい値検出手
段と、前記レベル変換回路のレベルシフト量を制御する
定電流回路と、前記レベル変換回路から出力された信号
振幅中心レベルと、前記しきい値検出手段により検出さ
れた前記CMOS論理回路の信号反転ポイント電圧とを
比較し、前記レベル変換回路から出力された信号振幅中
心レベルが、前記CMOS論理回路の信号反転ポイント
電圧となるように、前記定電流回路に対してフィードバ
ックをかける帰還増幅器とを備えてなることを特徴とし
ている。
【0041】また、請求項15記載の発明は、半導体デ
バイス間の信号伝送の際に用いられ、供給された小振幅
信号を、電源電圧に等しいフルスイング振幅又はそれに
近い値まで増幅された論理信号として供給する入力回路
に係り、前記小振幅信号の中心レベルを制御するレベル
変換回路と、前記レベル変換回路から供給される信号振
幅中心レベルを検出する振幅中心電圧検出回路と、前記
レベル変換回路によりレベルシフトされた信号を前記論
理信号に変換するCMOS論理回路と、前記CMOS論
理回路の信号反転ポイント電圧を検出するしきい値検出
手段と、前記レベル変換回路のレベルシフト量を制御す
る定電流回路と、前記振幅中心電圧検出回路から出力さ
れた信号振幅中心レベルと、前記しきい値検出手段によ
り検出された前記CMOS論理回路の信号反転ポイント
電圧とを比較し、前記レベル変換回路から出力された信
号振幅中心が、前記CMOS論理回路の信号反転ポイン
ト電圧となるように、前記定電流回路に対してフィード
バックをかける帰還増幅器とを備えてなることを特徴と
している。
【0042】また、請求項16記載の発明は、請求項1
2乃至15のいずれか1に記載の入力回路に係り、前記
しきい値検出手段が、前記CMOS論理回路と同一の回
路構成であって、それぞれ複数のトランジスタから構成
され、対応する各トランジスタは、同一集積回路内の同
一基板上に同一製造プロセスによって同一構造に生成さ
れていることを特徴とする。
【0043】また、請求項17記載の発明は、請求項1
2乃至16のいずれか1に記載の入力回路に係り、前記
しきい値検出手段が、前記CMOS論理回路と同等のし
きい値を持つことを特徴としている。
【0044】また、請求項18記載の発明は、請求項1
2乃至17のいずれか1に記載の入力回路に係り、前記
しきい値検出回路が、同一製造プロセスによって同一基
板上に生成された、同一集積回路内における複数のトラ
ンジスタから形成されるCMOS論理回路から得られる
ことを特徴としている。
【0045】また、請求項19記載の発明は、請求項1
2乃至18のいずれか1に記載の入力回路に係り、前記
CMOS論理回路が、1つ以上のNMOSトランジスタ
および1つ以上のPMOSトランジスタにて構成される
ことを特徴としている。
【0046】また、請求項20記載の発明は、請求項1
2乃至19のいずれか1に記載の入力回路に係り、前記
CMOS論理回路が、CMOSインバータ回路であるこ
とを特徴としている。
【0047】請求項21記載の発明は、半導体デバイス
間の信号伝送の際に用いられ、供給された入力信号を、
所定の低振幅インタフェースの規格に基いた小振幅の伝
送信号に変換して供給する出力回路に係り、前記小振幅
の伝送信号の出力中心レベルを設定するための電圧を発
生する定電圧発生手段と、前記出力伝送信号から出力中
心レベルを検出すると共に、該出力伝送信号の振幅を所
定の振幅に変換する出力部と、前記供給された伝送信号
の出力中心レベルをシフトするための定電圧回路と、前
記出力部により検出された出力中心レベルと前記定電圧
発生手段の発生する電圧とを比較し、前記出力部から出
力される小振幅信号の出力中心レベルが、前記定電圧発
生手段により設定された値となるように、前記定電圧回
路に対してフィードバックをかける帰還増幅器とを備え
てなることを特徴としている。
【0048】また、請求項22記載の発明は、半導体デ
バイス間の信号伝送の際に用いられ、供給された入力信
号を、所定の低振幅インタフェースの規格に基いた小振
幅の伝送信号に変換して供給する出力回路に係り、前記
小振幅の出力伝送信号の出力中心レベル電圧を発生する
基準電圧発生手段と、前記出力伝送信号から出力中心レ
ベルを検出する出力中心電圧検出回路と、前記出力伝送
信号の出力中心レベルをシフトするための定電圧回路
と、前記出力中心電圧検出回路により検出された出力中
心レベルと、前記基準電圧発生手段の発生する電圧とを
比較し、前記出力伝送信号の出力中心レベルが、前記基
準電圧発生手段の発生する電圧となるように、前記定電
圧回路に対してフィードバックをかける帰還増幅器と、
前記供給された入力信号の振幅を所定の小振幅レベルに
変換する振幅レベル変換手段とを備えてなることを特徴
としている。
【0049】また、請求項23記載の発明は、伝送ライ
ンを経由した半導体デバイス間で用いられる入出力回路
に係り、前記請求項12乃至20のいずれか1に記載の
入力回路と、前記請求項21又は22に記載の出力回路
と、前記出力回路と入力回路とを接続する伝送ラインと
を備えてなることを特徴としている。
【0050】
【作用】この発明の構成によれば、受信回路を構成する
論理デバイス等における論理しきい値と、供給された信
号の振幅中心を予めセンスし、前記供給された信号が増
幅回路にて任意の値に増幅される際、前記論理デバイス
等における論理しきい値と、前記増幅される信号の振幅
中心とが同じ値となるように、帰還増幅器を利用して、
前記増幅回路のゲインを決定する電流発生回路にフィー
ドバック信号を供給することで、回路特性変動要素(電
源電圧,温度,製造バラツキ等)により発生する前記論
理デバイス等における論理しきい値の変化に伴う遅延時
間変動要素(Skew)を排除することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である入力・出力回路の
電気的構成を示す回路図、図2は、同入力・出力回路を
構成する入力回路の具体的構成を示す回路図、また、図
3は、同入力回路の各部を流れる信号の状態を示すタイ
ミングチャートである。この例の入力・出力回路は、図
1に示すように、伝送ライン4及び入力端子IN,IN
Bを介して互いに接続された送信側(制御側)集積回路
1aと、受信側(被制御側)集積回路2aとから概略構
成されている。集積回路1aには、例えば、入力端子i
n,inbより入力された論理信号、又は集積回路2a
を制御するための信号等を、小振幅信号に変換すると共
に波形整形して出力する出力回路3aが設けられてお
り、また、集積回路2aには、集積回路1aより供給さ
れた小振幅信号を所定の振幅レベルに増幅すると共に波
形整形する入力回路5aと、入力回路5aから供給され
た信号に基づいて動作する、入力回路5と同一チップ内
に設けられたCMOS内部回路16とが設けられてい
る。
【0052】ここで、出力回路3aは、小振幅信号の出
力中心レベルを設定する定電圧発生手段12と、入力端
子in,inbより入力された信号を、既述の低振幅イ
ンタフェース(GTL,CTT,LVDS,PECL,
並びにPCML等)によってそれぞれ決められている振
幅及び振幅中心レベルに変換して出力端子out,ou
tbに出力する出力部11と、前記小振幅信号の出力中
心レベルをシフトするための定電圧回路10と、前記出
力部11より供給された入力端子in,inbより入力
された信号の出力中心レベルと定電圧発生手段12より
供給された電圧を比較して、前記出力部11より出力端
子out,outbに出力される小振幅信号の出力中心
レベルが、定電圧発生手段12により設定された電圧と
なるように定電圧回路10に対してフィードバックをか
ける帰還増幅器A1とから構成される。
【0053】また、入力回路5aは、既述の製造プロセ
スによるバラツキに起因してCMOS論理回路(インバ
ータ回路等)を構成するトランジスタに発生する、当該
インバータ回路等の信号反転ポイント(しきい値)を検
出するしきい値検出回路15と、入力端子IN,INB
より入力された小振幅信号の振幅中心レベルを出力する
と共に、小振幅信号を所定の振幅レベル(CMOS内部
回路16が動作可能な振幅レベル)に増幅し、CMOS
内部回路16が処理可能な論理信号(矩形波)に変換
し、出力端子outを介してCMOS内部回路16に供
給する増幅部14と、入力端子IN,INBより入力さ
れた小振幅信号の増幅率及び振幅中心レベルを変えるた
めの定電流回路13と、入力端子IN,INBより入力
された小振幅信号の振幅中心レベルとしきい値検出回路
15より供給された電圧とを比較して、前記増幅部4に
より増幅される信号の振幅中心が、しきい値検出回路1
5により設定された電圧となるように、定電流回路13
に対してフィードバックをかける帰還増幅器A2とから
構成される。
【0054】この例の入力回路5aは、図2に示すよう
に、送信側(制御側)集積回路1aより伝送ライン4を
介して供給された小振幅信号(CMOS内部回路16を
制御するための論理信号等)を、所定の振幅(VDDフ
ルスイング)に変換するための回路である。
【0055】図2において、伝送ライン4より入力端子
IN,INBを介して供給された信号は、入力回路5a
の増幅回路23(入力段)を構成するpMOSトランジ
スタP1,並びにpMOSトランジスタP2のゲートに
それぞれ供給される。増幅回路23にて増幅された信号
は、NodeAを介してCMOS論理回路の一例である
インバータ回路24(出力段)に供給されると共に、該
信号の振幅中心が抵抗素子R1及びR2によって検出さ
れ、振幅中心検出信号(振幅中心電圧)として帰還増幅
器A3の非反転入力端に供給される。一方、帰還増幅器
A3の反転入力端には、インバータ回路24の信号反転
ポイント(しきい値)を検出するしきい値検出回路15
よりインバータしきい値(スレッショルド電圧)が供給
されていて、帰還増幅器A3は、非反転入力端に供給さ
れた振幅中心検出信号(振幅中心レベル)と、反転入力
端に供給されたインバータしきい値(スレッショルド電
圧)に基いて、増幅回路23により増幅される信号の振
幅中心が、前記インバータしきい値となるように、該増
幅回路23にフィードバック(帰還)信号を出力する。
これにより、インバータ回路24より、送信側(制御
側)集積回路1aにて小振幅信号に変換される前の論理
信号が取り出されるようになっている。
【0056】なお、この場合、完全に同一な信号、例え
ば信号振幅,ハイレベルからロウレベルへの遷移時間,
又はロウレベルからハイレベルへの遷移時間が復元され
る必要はなく、論理的に同一なもので、かつハイレベル
を保持している区間とロウレベルを保持している区間の
比率、いわゆるデューティサイクル比が同一であればよ
い。また、増幅回路23,インバータ回路24,並びに
CMOS内部回路16は、同一集積回路(チップ)上に
形成されているものである。また、以降、伝送ライン4
より信号の入力される増幅回路を入力段と呼び、増幅回
路からの信号の出力先であるインバータ回路を出力段と
も呼ぶ。
【0057】増幅回路23は、pMOSトランジスタP
1,P2,P3,nMOSトランジスタN1,N2,抵
抗R1,R2から構成されていて、pMOSトランジス
タP3のソースは受信側(被制御側)集積回路2aの有
する所定の直流電圧供給源VDDと接続されていて、そ
のドレインはpMOSトランジスタP1及びP2のソー
スとそれぞれ接続されていて、そのゲートは帰還増幅器
A3の出力端と接続されている。また、pMOSトラン
ジスタP1のドレインはnMOSトランジスタN2のド
レインと接続され、nMOSトランジスタN2のソース
は受信側(被制御側)集積回路2aの有する所定の基準
電位点GNDと接続され、同様に、pMOSトランジス
タP2のドレインはnMOSトランジスタN1のドレイ
ンと接続され、nMOSトランジスタN1のソースは基
準電位点GNDとそれぞれ接続されている。 さらに、
nMOSトランジスタN1のドレイン(pMOSトラン
ジスタP2のドレイン)は、nMOSトランジスタN1
のゲートと接続されると共に、抵抗R1及びR2で構成
される直列回路を介して、nMOSトランジスタN2の
ドレイン(pMOSトランジスタP1のドレイン)と接
続されると共に、nMOSトランジスタN2のゲートと
接続されていて、前記抵抗R1及びR2で構成される直
列回路(振幅中心電圧検出回路)の抵抗R1及びR2の
接続点は帰還増幅器A3の非反転入力端と接続されてい
る。なお、前記抵抗R1及びR2で構成される直列回路
は、増幅回路の出力信号のオフセット電圧(振幅中心電
圧)を、抵抗R1及びR2の接続点から得られる電圧に
基いて検出するためのものである。
【0058】一方、前記インバータ回路24は、pMO
SトランジスタP5及びnMOSトランジスタN4から
構成されていて、pMOSトランジスタP5のドレイン
はnMOSトランジスタN4のドレインと接続されてい
て、nMOSトランジスタN4のソースは基準電位点G
NDと接続されていて、pMOSトランジスタP5のド
レインは、直流電圧供給源VDDと接続されている。ま
た、前記増幅部を構成するpMOSトランジスタP1の
ドレイン(nMOSトランジスタN2のドレイン)は、
NodeAを介して、前記インバータ回路を構成するp
MOSトランジスタP5及びnMOSトランジスタN4
のゲートとそれぞれ接続されている。
【0059】さらに、前記しきい値検出回路15は、p
MOSトランジスタP4及びnMOSトランジスタN3
から構成されていて、pMOSトランジスタP4のドレ
インはnMOSトランジスタN3のドレインと接続され
ていて、nMOSトランジスタN3のソースは基準電位
点GNDと接続されていて、pMOSトランジスタP4
のソースは、直流電圧供給源VDDと接続されている。
また、前記pMOSトランジスタP4のドレイン(nM
OSトランジスタN3のドレイン)は、pMOSトラン
ジスタP4及びnMOSトランジスタN3のゲートと接
続されると共に、帰還増幅器A3の反転入力端とそれぞ
れ接続されている。
【0060】なお、式(1)及び式(2)に示すよう
に、pMOSトランジスタP4のβ値(βP4)は、イン
バータ回路24を構成するpMOSトランジスタP5の
β値(βP5)と、また、nMOSトランジスタN3のβ
値(βN3)は、インバータ回路24を構成するnMOS
トランジスタN4のβ値(βN4)とそれぞれ等しくなる
ようになっている。 βP4=βP5 …(1) βN3=βN4 …(2)
【0061】式(1),(2)において、βは、式
(3)で与えられる。 β=μCox・(W/L) …(3) μ:表面移動度 Cox:単位面積当たりのゲート・チャネル間容量 W:実行チャネル幅 L:実行チャネル長
【0062】以上から、インバータ回路24及びしきい
値検出回路15を構成する各トランジスタは、同一のチ
ップ上に同一のプロセスにて製造されたものであること
は明らかである。
【0063】次に、図2及び図3を参照して、入力回路
5aの動作について説明する。図2で示した回路の2つ
の入力端子IN及びINBに、送信側(制御側)集積回
路1aより伝送ライン4を介して、図3(a)に示す如
くの小振幅信号(論理信号等)が入力されると、図3に
おけるの区間において、図2におけるpMOSトラン
ジスタP1及びnMOSトランジスタN4はオフ,pM
OSトランジスタP2及びpMOSトランジスタP5は
オンとなり、図3におけるの区間において、図2にお
けるpMOSトランジスタP1はオフからオン,pMO
SトランジスタP2はオンからオフへと徐々に変化し、
図3におけるの区間において、図2におけるpMOS
トランジスタP1及びnMOSトランジスタN4はオ
ン,pMOSトランジスタP2及びpMOSトランジス
タP5はオフとなり、図3におけるの区間において、
図2におけるpMOSトランジスタP1はオンからオ
フ,pMOSトランジスタP2はオフからオンフへと徐
々に変化し、図3におけるの区間において、図2にお
けるpMOSトランジスタP1及びnMOSトランジス
タN4はオフ,pMOSトランジスタP2及びpMOS
トランジスタP5はオンとなる。
【0064】これにより、即ち、図2で示した回路の2
つの入力端子IN及びINBに、送信側(制御側)集積
回路1aより伝送ライン4を介して、図3(a)に示す
如くの小振幅信号(論理信号等)が、前記増幅回路23
を構成するpMOSトランジスタP1及びP2のゲート
に供給されると、増幅回路23は、図3(b)に示す如
くの信号をNodeAを介して前記インバータ回路24
を構成するpMOSトランジスタP5及びnMOSトラ
ンジスタN4のゲートに供給する。そして、インバータ
回路24は、図3(c)に示す如くの信号、すなわち送
信側(制御側)集積回路1aより伝送ライン4を介して
供給された小振幅信号(CMOS内部回路16を制御す
るための論理信号等)であって、所定の振幅(VDDフ
ルスイング)に変換された論理信号を、出力端子out
を介し、CMOS内部回路16に対して供給する。
【0065】ところで、通常、集積回路内部に作られる
トランジスタは、回路特性変動要素(電源電圧,温度,
製造プロセスによるバラツキ等)に起因して電気的特性
が変動し、特にCMOS論理回路(インバータ回路2
2)においては、論理しきい値の変動が起こる。このた
め、特にインバータ回路におけるトランジスタのオン/
オフのタイミングにずれが発生するという問題が生じる
が、本発明においては、増幅回路23の出力信号のオフ
セット電圧(振幅中心電圧)が、しきい値検出回路15
より供給されるインバータしきい値(スレッショルド電
圧)と等しくなるように制御することにより解決してい
る。以下に、詳細に説明を行う。
【0066】図2において、増幅回路23を構成する抵
抗R1及びR2で構成される直列回路の抵抗R1及びR
2の接続点からは、増幅回路23の出力信号のオフセッ
ト電圧(振幅中心電圧)が得られ、振幅中心検出信号と
して、帰還増幅器A3の非反転入力端に供給されてい
る。一方、既述の通り、インバータ回路24と物理的
(電気的)に等価に構成されたしきい値検出回路15か
らは、インバータ回路24のインバータしきい値(スレ
ッショルド電圧)が得られ、帰還増幅器A3の反転入力
端に供給されている。これにより、帰還増幅器A3は、
非反転入力端に供給された振幅中心検出信号(振幅中心
レベル)と、反転入力端に供給されたインバータしきい
値(スレッショルド電圧)に基いて、増幅回路23によ
り増幅される信号の振幅中心(抵抗R1及びR2の接続
点から得られる増幅回路23の出力信号のオフセット電
圧である振幅中心電圧)が、前記インバータしきい値
(スレッショルド電圧)となるように、フィードバック
(帰還)信号を、増幅回路23を構成するpMOSトラ
ンジスタP3のゲートに出力する。
【0067】前記フィードバック(帰還)信号の供給さ
れたpMOSトランジスタP3は、上述の通り、増幅回
路23により増幅される信号の振幅中心が、前記インバ
ータしきい値(スレッショルド電圧)となるように、供
給する電流を変化させる。以上により、増幅回路23
は、前記回路特性変動要素(電源電圧,温度,製造プロ
セスによるバラツキ等)に起因した論理しきい値レベル
の変動に影響されることの無い(補正された)増幅回路
23の出力信号を、NodeAを介してインバータ回路
24を構成するpMOSトランジスタP5及びnMOS
トランジスタN4のゲートに供給する。これにより、イ
ンバータ回路24より、送信側(制御側)集積回路1a
にて小振幅信号に変換される前の論理信号と論理的に等
しい論理信号が取り出されることになる。
【0068】図3を参照して、入力回路5aの動作につ
いてさらに詳述する。入力端子IN及びINBに、図3
(a)に示す小振幅信号(論理信号等)が入力され、タ
イミング(ア)から(ウ)に示す期間において、入力端
子IN及びINBに入力された小振幅信号の振幅レベル
が反転したとすると、図3(b)に示す如くの信号、す
なわち、タイミング(ア)におけるレベルからタイミン
グ(ウ)におけるレベルに振幅レベルが変化する信号
が、増幅回路23よりNodeAを介してインバータ回
路24に供給される。なお、図3(a)の小振幅信号に
おいて、Voffは該小振幅信号における振幅中心を示
していて、Vdmは該小振幅信号における振幅レベルを
それぞれ示している。また、Voff及びVdmは、既
述の低振幅インタフェース(GTL,CTT,LVD
S,PECL,並びにPCML等)によって、それぞれ
の値が既に決められていることは、既述の従来と同様で
ある。
【0069】このとき、前記インバータ回路24を構成
するトランジスタに、前述の製造プロセスによるバラツ
キに起因した論理しきい値レベルに変動が発生していた
場合であっても、前述の通り、インバータ回路24の信
号反転ポイントは図3(a)のしきい値A、すなわち、
タイミング(イ)の位置(振幅中心)となり、図3
(c)に示す如くに、前記インバータ回路は、タイミン
グ(イ)におけるNodeAを流れる信号の振幅レベル
(しきい値A)にて、VDDレベルから0Vに出力反転
する。同様に、インバータ回路は、タイミング(オ)に
おけるNodeAを流れる信号の振幅レベル(同じくし
きい値A)にて、0VからVDDレベルに出力反転す
る。これにより、タイミング(イ)からタイミング
(オ)間での期間、振幅レベルがVDDレベルから0V
となる適正な矩形波が、端子outを介し、CMOS内
部回路16に対して供給されることになる。
【0070】◇第2実施例 図4は、この発明の第2実施例である入力回路の具体的
構成を示す回路図である。同図に示すように、この入力
回路5bでは、伝送ライン4から入力端子IN,INB
を介して供給された信号は、入力回路5bの増幅回路2
5(入力段)を構成するnMOSトランジスタN1,並
びにnMOSトランジスタN2のゲートにそれぞれ供給
される。増幅回路25にて増幅された信号は、Node
Aを介してインバータ回路24(出力段)に供給される
と共に、該信号の振幅中心が検出され、振幅中心検出信
号(振幅中心電圧)として帰還増幅器A4の非反転入力
端に供給される。一方、帰還増幅器A4の反転入力端に
は、インバータ回路24の信号反転ポイント(しきい
値)を検出するしきい値検出回路15よりインバータし
きい値(スレッショルド電圧)が供給されていて、帰還
増幅器A3は、非反転入力端に供給された振幅中心検出
信号(振幅中心レベル)と、反転入力端に供給されたイ
ンバータしきい値(スレッショルド電圧)に基いて、増
幅回路25により増幅される信号の振幅中心が、前記イ
ンバータしきい値となるように、該増幅回路25にフィ
ードバック(帰還)信号を出力する。これにより、イン
バータ回路24より、送信側(制御側)集積回路1aに
て小振幅信号に変換される前の論理信号が取り出される
ようになっている。
【0071】なお、この場合も、完全に同一な信号、例
えば信号振幅,ハイレベルからロウレベルへの遷移時
間,又はロウレベルからハイレベルへの遷移時間が復元
される必要はなく、論理的に同一なもので、かつハイレ
ベルを保持している区間とロウレベルを保持している区
間の比率、いわゆるデューティサイクル比が同一であれ
ばよい。また、この例の増幅回路25及びインバータ回
路24は、同一集積回路(チップ)上に形成される。
【0072】増幅回路25は、nMOSトランジスタN
1,N2,N3,抵抗R1,R2,Ra,Rbから構成
されていて、抵抗Ra及びRbの一端は、それぞれ受信
側(被制御側)集積回路2aの有する所定の直流電圧供
給源VDDと接続されていて、抵抗Raの他端はnMO
SトランジスタN2のドレインと接続されていて、抵抗
Rbの他端はnMOSトランジスタN1のドレインと接
続されている。また、nMOSトランジスタn1及びN
2のドレインはnMOSトランジスタN3のドレインと
それぞれ接続されていて、nMOSトランジスタN3の
ソースは受信側(被制御側)集積回路2aの有する所定
の基準電位点GNDと接続されていて、そのゲートは帰
還増幅器A4の出力端と接続されている。さらに、nM
OSトランジスタN1のドレインは、抵抗R1及びR2
で構成される直列回路を介して、nMOSトランジスタ
N2のドレインと接続されていて、前記抵抗R1及びR
2で構成される直列回路(振幅中心電圧検出回路)の抵
抗R1及びR2の接続点は帰還増幅器A4の非反転入力
端と接続されている。なお、前記抵抗R1及びR2で構
成される直列回路は、増幅回路の出力信号のオフセット
電圧(振幅中心電圧)を、抵抗R1及びR2の接続点か
ら得られる電圧に基いて検出するためのものである。
【0073】一方、インバータ回路24は、pMOSト
ランジスタP2及びnMOSトランジスタN5から構成
されていて、pMOSトランジスタP2のドレインはn
MOSトランジスタN5のドレインと接続されていて、
nMOSトランジスタN5のソースは基準電位点GND
と接続されていて、pMOSトランジスタP2のドレイ
ンは、直流電圧供給源VDDと接続されている。また、
前記増幅部を構成するnMOSトランジスタN1のドレ
インは、NodeAを介して、前記インバータ回路を構
成するpMOSトランジスタP2及びnMOSトランジ
スタN5のゲートとそれぞれ接続されている。
【0074】さらに、前記しきい値検出回路15は、p
MOSトランジスタP1及びnMOSトランジスタN4
から構成されていて、pMOSトランジスタP1のドレ
インはnMOSトランジスタN4のドレインと接続され
ていて、nMOSトランジスタN4のソースは基準電位
点GNDと接続されていて、pMOSトランジスタP1
のドレインは、直流電圧供給源VDDと接続されてい
る。また、前記pMOSトランジスタP1のドレイン
(nMOSトランジスタN4のドレイン)は、pMOS
トランジスタP1及びnMOSトランジスタN4のゲー
トと接続されると共に、帰還増幅器A4の反転入力端と
それぞれ接続されている。なお、pMOSトランジスタ
P1のβ値(βP1)はインバータ回路24を構成するp
MOSトランジスタP2のβ値(βP2)と、また、nM
OSトランジスタN4のβ値(βN4)はインバータ回路
24を構成するnMOSトランジスタN5のβ値(βN
5)とそれぞれ等しくなるようになっていて、各トラン
ジスタは、同一のチップ上に同一のプロセスにて製造さ
れたものである。
【0075】次に、図4を参照して、この例の動作につ
いて説明する。同図4に示すように、増幅回路25を構
成する抵抗R1及びR2で構成される直列回路の抵抗R
1及びR2の接続点からは、増幅回路25の出力信号の
オフセット電圧(振幅中心電圧)が得られ、振幅中心検
出信号として、帰還増幅器A4の非反転入力端に供給さ
れている。一方、既述の通り、インバータ回路24と物
理的(電気的)に等価に構成されたしきい値検出回路1
5からは、インバータ回路24のインバータしきい値
(スレッショルド電圧)が得られ、帰還増幅器A4の反
転入力端に供給されている。これにより、帰還増幅器A
4は、非反転入力端に供給された振幅中心検出信号(振
幅中心レベル)と、反転入力端に供給されたインバータ
しきい値(スレッショルド電圧)に基いて、増幅回路2
5により増幅される信号の振幅中心(抵抗R1及びR2
の接続点から得られる増幅回路25の出力信号のオフセ
ット電圧である振幅中心電圧)が、前記インバータしき
い値(スレッショルド電圧)となるように、フィードバ
ック(帰還)信号を、増幅回路25を構成するnMOS
トランジスタN3のゲートに出力する。
【0076】前記フィードバック(帰還)信号の供給さ
れたnMOSトランジスタN3は、上述の通り、増幅回
路25により増幅される信号の振幅中心が、前記インバ
ータしきい値(スレッショルド電圧)となるように、供
給する電流を変化させる。以上により、増幅回路25は
前記回路特性変動要素(電源電圧,温度,製造プロセス
によるバラツキ等)に起因した論理しきい値レベルの変
動に影響されることの無い(補正された)増幅回路25
の出力信号を、nMOSトランジスタN1のドレインよ
り、NodeAを介してインバータ回路24を構成する
pMOSトランジスタP2及びnMOSトランジスタN
5のゲートに供給する。これにより、インバータ回路2
4より、送信側(制御側)集積回路1aにて小振幅信号
に変換される前の論理信号と論理的に等しい論理信号が
取り出される。
【0077】◇第3実施例 次に、この発明の第3実施例について述べる。図5は、
この発明の第3実施例である出力回路(小振幅出力回
路)3bの具体的電気構成を示す回路図である。この例
の出力回路3bは、nMOSトランジスタN1,N2,
N3,N4,N5,抵抗R1,R2,定電流回路I1か
ら概略構成されていて、nMOSトランジスタN1のド
レインは送信側集積回路の有する所定の直流電圧供給源
VDDと接続されていて、そのソースはnMOSトラン
ジスタN2及びN3のドレインとそれぞれ接続されてい
て、そのゲートは、帰還増幅器A5の出力端と接続され
ている。また、nMOSトランジスタN2のソースはn
MOSトランジスタN4のドレインと接続され、nMO
SトランジスタN3のソースはnMOSトランジスタN
5のドレインと接続され、nMOSトランジスタN4及
びN5の各ソースは、定電流回路I1を介して、送信側
集積回路の有する所定の基準電位点GNDと接続されて
いる。
【0078】さらに、nMOSトランジスタN4のドレ
イン(nMOSトランジスタN2のソース)は抵抗R1
及びR2で構成される直列回路を介して、nMOSトラ
ンジスタN5のドレイン(nMOSトランジスタN3の
ソース)と接続されていて、前記抵抗R1及びR2で構
成される直列回路の抵抗R1及びR2の接続点は、帰還
増幅器A5の反転入力端と接続されている。なお、前記
抵抗R1及びR2で構成される直列回路は、出力回路3
bの出力信号のオフセット電圧(振幅中心電圧)を、抵
抗R1及びR2の接続点から得られる電圧に基いて検出
するためのものである(出力中心電圧検出回路)。そし
て、前記抵抗R1及びR2で構成される直列回路と並列
に外付け(チップ外)抵抗RL(振幅レベル変換手段)
が接続されると共に、その両端はそれぞれ出力端子ou
t,outbと接続されていて、前記帰還増幅器A5の
非反転入力端には、使用される低振幅インタフェースに
応じた小振幅信号における振幅中心電圧Voffを決定
するための所定の基準電圧が印加されている。
【0079】この例の出力回路3bにおいて、入力端子
in,inbを介して供給された信号は、出力回路3b
を構成するnMOSトランジスタN2とN5,並びにn
MOSトランジスタN3とN4のゲートにそれぞれ供給
される。入力された信号は、使用される低振幅インタフ
ェース(GTL,CTT,LVDS,PECL,並びに
PCML等)に応じて、当該小振幅信号における振幅中
心Voff及び振幅レベルVdmが決定され、上記規格
に適合した小振幅信号に変換され、出力端子out,o
utbから伝送ライン4を介して入力回路5aに出力さ
れる。
【0080】図6は、出力回路3bの入力端子in,i
nbに入力される入力信号の一例と、出力端子out,
outbから出力される出力信号の一例とをそれぞれ示
したタイミングチャートである。以下、図5及び図6を
参照して、この例の動作について詳細に説明する。
【0081】出力回路3bの2つの入力端子in及びi
nbに、図6(a)に示す信号が入力されると、図6に
おけるの区間において、図5におけるnMOSトラン
ジスタN3及びN4はオフ,nMOSトランジスタN2
及びN5はオンとなり、当該回路を流れる電流iが、n
MOSトランジスタN1→nMOSトランジスタN2→
抵抗RL→nMOSトランジスタN5→定電流回路I1
の経路を通って流れ、図6(b)に示す出力信号、すな
わち、出力端子out側がHレベルとなり、出力端子o
utb側がLレベルとなる信号が出力される。
【0082】図6に示すの区間においては、nMOS
トランジスタN3及びN4は、オフからオン,nMOS
トランジスタN2及びN5はオンからオフへと徐々に変
化し、図6(b)に示すような出力信号が出力される。
の区間においては、nMOSトランジスタN3及びN
4はオン,nMOSトランジスタN2及びN5はオフと
なり、当該回路を流れる電流iが、nMOSトランジス
タN1→nMOSトランジスタN3→抵抗RL→nMO
SトランジスタN4→定電流回路I1の経路を通って流
れ、図6(b)に示すような出力信号、すなわち、出力
端子out側がLレベルとなり、出力端子outb側が
Hレベルとなる信号が出力される。
【0083】の区間においては、nMOSトランジス
タN3及びN4は、オンからオフ,nMOSトランジス
タN2及びN5はオフからオンへと徐々に変化し、図6
(b)に示す出力信号が出力される。の区間において
は、nMOSトランジスタN3及びN4はオフ,nMO
SトランジスタN2及びN5はオンとなり、当該回路を
流れる電流iが、nMOSトランジスタN1→nMOS
トランジスタN2→抵抗RL→nMOSトランジスタN
5→定電流回路I1の経路を通って流れ、図6(b)に
示す出力信号、すなわち、出力端子out側がHレベル
となり、出力端子outb側がLレベルとなる信号が出
力される。
【0084】次に、図5の出力回路3bにおいて、入力
端子in,inbに入力される入力信号に対応して出力
端子out,outbより出力される、図6(b)に示
す如くの出力信号(小振幅信号)における振幅中心Vo
ff及び振幅レベルVdmがどのようにして決定される
かについて説明を行う。まず、振幅中心Voffの決定
についてであるが、既述の通り、出力回路3bを構成す
る抵抗R1及びR2で構成される直列回路の抵抗R1及
びR2の接続点からは、出力回路3bの出力信号のオフ
セット電圧(振幅中心電圧)が得られ、帰還増幅器A5
の反転入力端に供給されている。一方、帰還増幅器A5
の非反転入力端には、当該低振幅インタフェースに応じ
た(決定された)小振幅信号における振幅中心電圧Vo
ffを決定するための所定の基準電圧が印加されてい
る。
【0085】これにより、帰還増幅器A5は、反転入力
端に供給された出力回路3bの出力信号のオフセット電
圧(振幅中心電圧)と、非反転入力端に供給された当該
低振幅インタフェースに応じた小振幅信号における振幅
中心電圧Voffを決定するための所定の基準電圧に基
いて、出力回路3bにより出力される信号の振幅中心
(抵抗R1及びR2の接続点から得られる出力回路3b
の出力信号のオフセット電圧である振幅中心電圧)が、
前記所定の基準電圧によって決定される振幅中心電圧V
offとなるように、フィードバック(帰還)信号を、
nMOSトランジスタN1のゲートに出力する。する
と、前記フィードバック(帰還)信号の供給されたnM
OSトランジスタN1は、出力回路3bにより出力され
る信号の振幅中心が、前記振幅中心電圧Voffとなる
ようにレベルシフト電圧を変化させ、出力回路3bよ
り、図6(b)に示す如くの振幅中心電圧がVoffに
設定された信号が出力される。
【0086】次に、振幅レベルVdmの決定についてで
あるが、これは、前記定電流回路I1を流れる電流値を
変更することにより行う。すなわち、振幅レベルVdm
は、式(4)で与えられるので、 Vdm = RL × i …(4) 当該低振幅インタフェースに応じた(決定された)小振
幅信号における振幅レベルVdmとなるように、前記定
電流回路I1を流れる電流値を設定することで、出力回
路3bより、図6(b)に示す如くの振幅レベルがVd
mに設定された信号が出力される。なお、式4におい
て、RLは外付け(チップ外)抵抗RLの抵抗値であ
り、iは定電流回路I1を流れる電流値である。
【0087】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
例えば、上述の第1実施例では、図1に示すように、伝
送ライン4の対となるラインそれぞれに終端抵抗Rtが
それぞれ接続され、各伝送ラインはこの終端抵抗Rtを
介して終端電圧(Vtt)にて終端されていない場合を
例に挙げて述べたが、この発明は、終端処理を要するも
の要さないもの何れのインタフェースにおいても適用可
能なことは勿論である。例えば、LVDSインタフェー
ス等では非終端であり、PECLインタフェース等では
終端電圧(Vtt)にて終端される。また、上述の第2
実施例では、nMOSトランジスタN1,N2,N3に
限らず、pMOSトランジスタを用いても良い。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の入出力
回路によれば、信号処理回路の回路特性変動要素(電源
電圧,温度,製造バラツキ)による影響でデバイスの論
理しきい値が適正値から変化しても、供給された小振幅
信号から変換された論理信号から、遅延時間変動要素
(skew)を排除することを可能としたので、供給さ
れた小振幅信号が有するハイレベルを保持している区間
とロウレベルを保持している区間の比率、いわゆるデュ
ーティサイクル比を崩すことのない、高品質の信号を前
記CMOS内部回路に供給することが可能となる。これ
により、前記CMOS内部回路では、ハイレベルまたは
ロウレベル信号と認識できる最低限の論理保持区間、い
わゆるミニマムパルスを十分に保持でき、常に正しい認
識動作が可能となる。また、本発明の出力回路によれ
ば、信号処理回路の回路特性変動要素(電源電圧,温
度,製造バラツキ)による影響に全く依存されない、小
振幅信号レベルを供給できるため、インターフェース規
格の逸脱のない、高品質の信号を供給することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である入力・出力回路の
構成を示す回路図である。
【図2】同入力・出力回路を構成する入力回路の具体的
構成を示す回路図である。
【図3】同入力回路の各部を流れる信号の状態を示すタ
イミングチャートである。
【図4】この発明の第2実施例である入力回路の電気的
構成を示す回路図である。
【図5】この発明の第3実施例である出力回路(小振幅
出力回路)の電気的構成を示す回路図である。
【図6】同実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図7】従来の入力・出力回路の一例を示した図であ
る。
【図8】従来の入力回路の具体回路の一例を示した図で
ある。
【図9】同入力回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1a 送信側(制御側)集積回路 2a 受信側(被制御側)集積回路 3a,3b 出力回路 4 伝送ライン 5a,5b 入力回路 16 CMOS内部回路 10 定電圧回路 11 出力部 12 定電圧発生手段 13 定電流回路 14 増幅部 15 しきい値検出回路(しきい値検出手段) 24 インバータ回路 N1〜N5 nチャネルMOSトランジスタ P1〜P5 pチャネルMOSトランジスタ A3〜A5 帰還増幅器 R1,R2 オフセット電圧検出抵抗 Ra,Rb 抵抗 RL 外付け(チップ外)抵抗

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用い
    られ、かつ、入力段と出力段とを備えてなる入力回路で
    あって、 前記出力段のしきい値を検出するしきい値検出手段を有
    し、 該しきい値検出手段によって検出された前記しきい値に
    応じて、前記入力段から前記出力段へ供給される信号の
    振幅レベルが決定される構成となっていることを特徴と
    する入力回路。
  2. 【請求項2】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用い
    られ、かつ、入力段と出力段とを備えてなる入力回路で
    あって、 前記出力段のしきい値を検出するしきい値検出手段を有
    し、 前記しきい値検出手段によって検出された前記出力段の
    しきい値と、前記入力段が前記出力段へ供給する信号の
    振幅中心レベルとを検出,比較し、双方の値が同等とな
    るように、前記入力段に供給する電流値を制御して、前
    記入力段からの供給信号の振幅中心が、前記しきい値検
    出手段によって検出された出力段のしきい値変動に応じ
    て決定される構成となっていることを特徴とする入力回
    路。
  3. 【請求項3】 前記出力段のしきい値検出手段は、前記
    出力段と同等のしきい値を持つことを特徴とする請求項
    1又は2記載の入力回路。
  4. 【請求項4】 前記出力段のしきい値検出手段は、同一
    製造プロセスによって同一基板上に製造された、同一集
    積回路内における複数のトランジスタから形成されるC
    MOS論理回路から得られることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の入力回路。
  5. 【請求項5】 前記CMOS論理回路は、1つ以上のN
    MOSトランジスタおよび1つ以上のPMOSトランジ
    スタにて構成されることを特徴とする請求項4記載の入
    力回路。
  6. 【請求項6】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用い
    られ、かつ、入力段と出力段とを備えてなる入力回路で
    あって、 前記入力段の出力信号の振幅中心レベルを、前記出力段
    のしきい値変動に応じた信号レベルに変換して、前記出
    力段に供給することを特徴とする入力回路。
  7. 【請求項7】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用い
    られ、かつ、入力段と出力段とを備えてなる入力回路に
    おける入力信号処理方法であって、 前記入力回路を構成している入力段と前記段のうち、前
    記入力段から前記出力段へ供給する出力信号の振幅中心
    を、前記出力段のしきい値変動に連動させることを特徴
    とする入力信号処理方法。
  8. 【請求項8】 前記入力段から前記出力段へ供給される
    出力信号の振幅は、前記入力段に供給される前記入力信
    号の振幅と同等あるいはそれ以上であることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれか1に記載の入力回路。
  9. 【請求項9】 前記入力段から前記出力段へ供給される
    出力信号の振幅は、前記入力段に供給される前記入力信
    号の振幅と同等あるいはそれ以下であることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれか1に記載の入力回路。
  10. 【請求項10】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用
    いられる出力回路であって、前記出力回路に供給された
    信号を、予め規定された振幅および振幅中心レベルに変
    換して、小振幅伝送信号を生成することを特徴とする出
    力回路。
  11. 【請求項11】 伝送ラインを経由した半導体デバイス
    間で用いられる入出力回路であって、 前記請求項10記載の出力回路と、 前記請求項1乃至6又は8のいずれか1に記載の入力回
    路と、 前記出力回路と入力回路とを接続する伝送ラインと、 を備えてなることを特徴とする入出力回路。
  12. 【請求項12】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用
    いられ、供給された小振幅信号を、電源電圧に等しいフ
    ルスイング振幅又はそれに近い値まで増幅された論理信
    号として供給する入力回路であって、 前記小振幅信号の振幅中心レベルを出力すると共に、前
    記小振幅信号を所定の振幅レベルの論理信号に増幅変換
    する増幅部と、 前記増幅部からの出力信号を受信するCMOS論理回路
    の信号反転ポイント電圧を検出するしきい値検出手段
    と、 前記増幅部における増幅率および増幅信号振幅中心レベ
    ルを制御する定電流回路と、 前記増幅部から出力された信号振幅中心レベルと、前記
    しきい値検出手段により検出された前記CMOS論理回
    路の信号反転ポイント電圧とを比較し、前記増幅部によ
    り増幅される信号の振幅中心レベルが、前記CMOS論
    理回路の信号反転ポイント電圧となるように、前記定電
    流回路に対してフィードバックをかける帰還増幅器とを
    備えてなることを特徴とする入力回路。
  13. 【請求項13】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用
    いられ、供給された小振幅信号を、電源電圧に等しいフ
    ルスイング振幅又はそれに近い値まで増幅された論理信
    号として供給する入力回路であって、 前記小振幅信号の振幅中心レベルを検出する振幅中心電
    圧検出回路と、 前記小振幅信号を所定の振幅レベルの論理信号に増幅変
    換する増幅回路と、 前記増幅回路における増幅率および増幅信号振幅中心レ
    ベルを制御する定電流回路と、 前記増幅回路により増幅された信号を前記論理信号に変
    換するCMOS論理回路と、 前記CMOS論理回路の信号反転ポイント電圧を検出す
    るしきい値検出手段と、 前記振幅中心電圧検出回路により検出された振幅中心レ
    ベルと、前記しきい値検出手段により検出された前記C
    MOS論理回路の信号反転ポイント電圧とを比較し、前
    記増幅回路により増幅される信号の振幅中心レベルが、
    前記CMOS論理回路の信号反転ポイント電圧となるよ
    うに、前記定電流回路に対してフィードバックをかける
    帰還増幅器と、 を備えてなることを特徴とする入力回路。
  14. 【請求項14】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用
    いられ、供給された小振幅信号を、電源電圧に等しいフ
    ルスイング振幅又はそれに近い値まで増幅された論理信
    号として供給する入力回路であって、 前記小振幅信号の中心レベルを制御するレベル変換回路
    と、 前記レベル変換回路から供給される信号振幅中心レベル
    を検出する振幅中心電圧検出回路と、 前記レベル変換回路からの出力信号を受信するCMOS
    論理回路の信号反転ポイント電圧を検出するしきい値検
    出手段と、 前記レベル変換回路のレベルシフト量を制御する定電流
    回路と、 前記レベル変換回路から出力された信号振幅中心レベル
    と、前記しきい値検出手段により検出された前記CMO
    S論理回路の信号反転ポイント電圧とを比較し、前記レ
    ベル変換回路から出力された信号振幅中心レベルが、前
    記CMOS論理回路の信号反転ポイント電圧となるよう
    に、前記定電流回路に対してフィードバックをかける帰
    還増幅器と、 を備えてなることを特徴とする入力回路。
  15. 【請求項15】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用
    いられ、供給された小振幅信号を、電源電圧に等しいフ
    ルスイング振幅又はそれに近い値まで増幅された論理信
    号として供給する入力回路であって、 前記小振幅信号の中心レベルを制御するレベル変換回路
    と、 前記レベル変換回路から供給される信号振幅中心レベル
    を検出する振幅中心電圧検出回路と、 前記レベル変換回路によりレベルシフトされた信号を前
    記論理信号に変換するCMOS論理回路と、 前記CMOS論理回路の信号反転ポイント電圧を検出す
    るしきい値検出手段と、 前記レベル変換回路のレベルシフト量を制御する定電流
    回路と、 前記振幅中心電圧検出回路から出力された信号振幅中心
    レベルと、前記しきい値検出手段により検出された前記
    CMOS論理回路の信号反転ポイント電圧とを比較し、
    前記レベル変換回路から出力された信号振幅中心が、前
    記CMOS論理回路の信号反転ポイント電圧となるよう
    に、前記定電流回路に対してフィードバックをかける帰
    還増幅器と、 を備えてなることを特徴とする入力回路。
  16. 【請求項16】 前記しきい値検出手段は、前記CMO
    S論理回路と同一の回路構成であって、それぞれ複数の
    トランジスタから構成され、対応する各トランジスタ
    は、同一集積回路内の同一基板上に同一製造プロセスに
    よって同一構造に製造されていることを特徴とする請求
    項12乃至15のいずれか1に記載の入力回路。
  17. 【請求項17】 前記しきい値検出手段は、前記CMO
    S論理回路と同等のしきい値を持つことを特徴とする請
    求項12乃至16のいずれか1に記載の入力回路。
  18. 【請求項18】 前記しきい値検出手段は、同一製造プ
    ロセスによって同一基板上に製造された、同一集積回路
    内における複数のトランジスタから形成されるCMOS
    論理回路から得られることを特徴とする請求項12乃至
    17のいずれか1に記載の入力回路。
  19. 【請求項19】 前記CMOS論理回路は、1つ以上の
    NMOSトランジスタおよび1つ以上のPMOSトラン
    ジスタにて構成されることを特徴とする請求項12乃至
    18のいずれか1に記載の入力回路。
  20. 【請求項20】 前記CMOS論理回路は、CMOSイ
    ンバータ回路であることを特徴とする請求項12乃至1
    9のいずれか1に記載の入力回路。
  21. 【請求項21】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用
    いられ、供給された入力信号を、所定の低振幅インタフ
    ェースの規格に基いた小振幅の伝送信号に変換して供給
    する出力回路であって、 前記小振幅の伝送信号の出力中心レベルを設定するため
    の電圧を発生する定電圧発生手段と、 前記出力伝送信号から出力中心レベルを検出すると共
    に、該出力伝送信号の振幅を所定の振幅に変換する出力
    部と、 前記供給された伝送信号の出力中心レベルをシフトする
    ための定電圧回路と、 前記出力部により検出された出力中心レベルと前記定電
    圧発生手段の発生する電圧とを比較し、前記出力部から
    出力される小振幅信号の出力中心レベルが、前記定電圧
    発生手段により設定された値となるように、前記定電圧
    回路に対してフィードバックをかける帰還増幅器と、 を備えてなることを特徴とする出力回路。
  22. 【請求項22】 半導体デバイス間の信号伝送の際に用
    いられ、供給された入力信号を、所定の低振幅インタフ
    ェースの規格に基いた小振幅の伝送信号に変換して供給
    する出力回路であって、 前記小振幅の出力伝送信号の出力中心レベル電圧を発生
    する基準電圧発生手段と、 前記出力伝送信号から出力中心レベルを検出する出力中
    心電圧検出回路と、 前記出力伝送信号の出力中心レベルをシフトするための
    定電圧回路と、 前記出力中心電圧検出回路により検出された出力中心レ
    ベルと、前記基準電圧発生手段の発生する電圧とを比較
    し、前記出力伝送信号の出力中心レベルが、前記基準電
    圧発生手段の発生する電圧となるように、前記定電圧回
    路に対してフィードバックをかける帰還増幅器と、 前記供給された入力信号の振幅を所定の小振幅レベルに
    変換する振幅レベル変換手段と、 を備えてなることを特徴とする出力回路。
  23. 【請求項23】 伝送ラインを経由した半導体デバイス
    間で用いられる入出力回路であって、 前記請求項12乃至20のいずれか1に記載の入力回路
    と、 前記請求項21又は22記載の出力回路と、 前記出力回路と入力回路とを接続する伝送ラインと、 を備えてなることを特徴とする入出力回路。
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