JP4509737B2 - 差動信号生成回路および差動信号送信回路 - Google Patents

差動信号生成回路および差動信号送信回路 Download PDF

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Description

本発明は、論理が互いに逆の差動信号を生成する差動信号生成回路および差動信号送信回路に関する。
2本の信号線を利用して差動小振幅論理信号を送信するLVDS(Low Voltage Differential Signaling)が提案されている(特許文献1参照)。LVDSでは、論理が互いに逆の差動信号を送信端から送信し、受信端で2本の信号線間に抵抗を接続して終端する。送信端から送信する差動信号の電流の向きを切り換えることで「0」と「1」の2値データを生成して送信する。受信端では、抵抗の両端のうちどちらが高いかを差動アンプで検出して信号値を決定する。
LVDSは色々な利点を持つが、その1つに「信号線における電磁放射ノイズが少ない」というものがある。差動信号を伝送するペア線に互いに逆方向に電流が流れる方式である上に、「0」と「1」では電流方向が変わるだけで電流量も変化しないためである。また、終端抵抗の影響で信号線に電位差が生じるが、どちらの配線の電位が高いかは信号値の0/1により変化するものの、その電圧自体に変化は無く、このことも電磁放射を少なくしている。
ところが、電磁放射が少なくなるのは、ペア線上の差動信号の論理がほぼ理想的に切り替わった場合である。実際には、差動信号を生成する複数のトランジスタがオン・オフするタイミングのずれ等により、差動信号の論理切替時に差動信号の論理が一時的に大きく変化したり、ペア線を流れる電流の向きが一時的に変化したりするおそれがあり、電磁放射ノイズを誘発してしまう。
例えば、特許文献1では、差動信号を生成する複数のトランジスタのオン・オフを制御する制御信号を生成する回路において、ゲート段数を揃えることにより、複数のトランジスタがオンまたはオフするタイミングにずれが生じないようにしている。ところが、このような回路を用いても、差動信号の電圧や電流のばらつきを抑制することはできない。
米国特許公報No.5,471,498
本発明は、差動信号の論理切替時に差動信号の論理が一時的に大きく変化しないようにして、電磁放射ノイズの発生を抑制可能な差動信号生成回路および差動信号送信回路を提供するものである。
本発明の一態様では、第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第1および第2のトランジスタと、
前記第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの接続経路に接続される第1の差動出力端子と、
前記第3および第4のトランジスタの接続経路に接続される第2の差動出力端子と、
前記第1および第4のトランジスタのゲート端子に供給する第1のゲート信号と、前記第2および第3のトランジスタのゲート端子に供給する第2のゲート信号とが、互いに時間をずらして反転論理になるように前記第1および第2のゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、を備え
前記第1乃至第4のトランジスタは、NMOSトランジスタであり、
前記前記ゲート信号生成回路は、前記第1および第2のゲート信号のうち、立ち下がる信号の立ち下がるタイミングを、立ち上がる信号の立ち上がるタイミングよりも遅くすることを特徴とする差動信号生成回路が提供される。
本発明の一態様では、第1および第2の差動出力端子から差動信号を出力する差動信号生成回路と、
一端側に前記第1および第2の差動出力端子が接続されて前記差動信号を伝送する差動伝送経路と、
前記差動伝送経路の他端側で前記差動信号間に接続されるインピーダンス素子と、を備え、
前記差動信号生成回路は、
第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第1および第2のトランジスタと、
前記第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第4のトランジスタのゲート端子に供給する第1のゲート信号と、前記第2および第3のトランジスタのゲート端子に供給する第2のゲート信号とが、互いに時間をずらして反転論理になるように前記第1および第2のゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、を有し、
前記第1の差動出力端子は、前記第1および第2のトランジスタの接続経路に接続され、
前記第2の差動出力端子は、前記第3および第4のトランジスタの接続経路に接続され
前記第1乃至第4のトランジスタは、NMOSトランジスタであり、
前記前記ゲート信号生成回路は、前記第1および第2のゲート信号のうち、立ち下がる信号の立ち下がるタイミングを、立ち上がる信号の立ち上がるタイミングよりも遅くすることを特徴とする差動信号送信回路が提供される。
本発明によれば、差動信号の論理切替時に差動信号の論理が一時的に大きく変化しないようにして、電磁放射ノイズの発生を抑制できる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。
まず、本発明の原理を説明する。図1は差動信号を生成する差動信号生成回路の一例を示す回路図である。本実施形態の差動信号生成回路は、後述するように、LVDS等の差動信号送信回路に用いられるものである。
図1の差動信号生成回路1は、第1および第2の共通接続ノードn1,n2の間に縦続接続される第1および第2のトランジスタQ1,Q2と、同じく第1および第2の共通接続ノードn1,n2の間に縦続接続される第3および第4のトランジスタQ3,Q4と、第1および第2のトランジスタQ1,Q2の接続経路に接続される第1の差動出力端子OUTBと、第3および第4のトランジスタQ3,Q4の接続経路に接続される第2の差動出力端子OUTと、第1の共通接続ノードn1に接続される電流源I1と、第2の共通接続ノードn2および接地端子の間に接続される抵抗素子R1とを備えている。第1〜第4のトランジスタQ1〜Q4はすべてNMOSトランジスタである。第1および第2の差動出力端子OUTB,OUTには、不図示のペア線が接続されて、差動信号の伝送を行う。
第1および第4のトランジスタQ1,Q4の両ゲート端子には、後で詳述するゲート信号生成回路2から信号Aが供給され、第2および第3のトランジスタQ2,Q3の両ゲート端子には、図1では不図示のゲート信号生成回路2から信号Bが供給される。
図2は信号A,Bの信号波形図である。図示のように、信号A,Bは互いに逆論理の信号である。例えば、信号Aがハイになると、第1および第4のトランジスタQ1,Q4がオンする。このとき、信号Bはロウであり、第2および第3のトランジスタQ2,Q3はオフする。したがって、差動信号の一方OUTは「0」になり、他方OUTBは「1」になる。一方、信号Aがロウになると、信号Bはハイになり、第1および第4のトランジスタQ1,Q4はオフして、第2および第3のトランジスタQ2,Q3はオンする。これにより、差動信号の一方OUTは「1」になり、他方OUTBは「0」になる。
信号A,Bは互いに論理が逆であり、通常は信号A,Bの一方をインバータで反転させて他方の信号を生成する。ところが、このようにすると、信号A,Bのタイミングがインバータの1段分だけずれてしまう。
ここで、NMOSトランジスタはゲート電圧がソース電圧よりもしきい値電圧Vth高い場合のみオンする。図1から明らかなように、第1および第3のトランジスタQ1,Q3のソース電位は第2および第4のトランジスタQ2,Q4のソース電位よりも明らかに高い。したがって、第1および第4のトランジスタQ1,Q4の両ゲート端子は短絡されているが、両者は同時にはオン・オフしない。同様に、第2および第3のトランジスタQ2,Q3の両ゲート端子は短絡されているが、両者は同時にはオン・オフしない。
第1および第3のトランジスタQ1,Q3のソース電位は第2および第4のトランジスタQ2,Q4のソース電位よりも高いため、第1および第3のトランジスタQ1,Q3はオフしやすく、オンしにくい。また、第2および第4のトランジスタQ2,Q4はオンしやすく、オフしにくい。このため、第1および第3のトランジスタQ1,Q3はオフする期間が長く、第2および第4のトランジスタQ2,Q4はオンする期間が長い。
図1の差動信号生成回路1において、当初、第1および第4のトランジスタQ1,Q4がオンし、第2および第3のトランジスタQ2,Q3がオフであるとする。このとき、第1のトランジスタQ1のソースに接続された出力信号端子OUTBは高電位であり、第4のトランジスタQ4のドレインに接続された出力信号端子OUTは低電位である。第4のトランジスタQ4のソース電位はそのドレイン電位に対して、MOSトランジスタのオン抵抗による電圧降下分だけ低い電圧である。
図2において、信号Aの電位が徐々に下がり始めると、信号Aが出力信号端子OUTBの電位(この場合、高電位)にしきい値電圧Vthを加えた電圧以下になると、第1のトランジスタQ1はオフし始める。この時点では、第4のトランジスタQ4のソース電位は出力信号電位よりも低い電位であるため、オフしない。
信号Aと対称的に信号Bの電位は徐々に上昇するが、第2のトランジスタQ2のソースは接地されており、出力信号電位よりも低い。このため、信号Bが第2の共通接続ノードn2よりもしきい値電圧Vth分だけ高くなったときに第2のトランジスタQ2はオンする。この時点では、第3のトランジスタQ3のソースはまだオンしない。結局、この時点では、第1および第3のトランジスタQ1,Q3がオフし、第2および第4のトランジスタQ2,Q4がオンする。
信号Aの電位がさらに下がって、かつ信号Bの電位がさらに上がることにより、最終的には第3のトランジスタQ3はオンして、第4のトランジスタQ4はオフするが、信号A,Bが理想的な状態であっても、第2および第4のトランジスタQ2,Q4がともにオン状態になってから、第3のトランジスタQ3がオンして第4のトランジスタQ4がオフするまでに期間T1を要する。
この期間T1の間は、第1および第3のトランジスタQ1,Q3がともにオフであるため、差動出力端子OUT,OUTBは電流源I1から切り離されてしまう。本来、LVDSは、2本の信号線に同じ大きさの電流が互いに逆向きに流れることにより、電磁放射を軽減できるのであり、電流源I1から切り離されると、差動信号端子OUT,OUTBに接続されるペア線に同じ大きさの電流が互いに逆向きに流れるというLVDSの特徴が保証されなくなる。
また、第2および第4のトランジスタQ2,Q4がともにオンすると、ペア線の寄生容量に蓄積された電荷は第2の共通接続ノードn2から抵抗素子R1を通って放電されることになり、ペア線から図1の回路に流れる電流が生じ、同時にペア線の電位も低下する。この状態では、上述したように電流源I1からの電流供給経路は遮断されているため、差動出力端子OUT,OUTBはともに電位が低下し続ける。
図3は信号A,Bの論理が切り替わる前後の差動出力端子OUT,OUTBの電位変化を示す図である。図示のように、信号A,Bの論理が切り替わる前後で電流源I1が遮断されて、ペア線から図1の回路に電流が流れ込む結果、差動出力端子OUT,OUTBの電位は一時的に大きく低下する。図3に示すように、この電位低下は、第3のトランジスタQ3がONすることにより、減少して元の状態に復帰するが、信号線電位が変動することから、電磁ノイズ放射の要因になる。
そして、差動出力端子OUT,OUTBの電位低下の下限を制限するものが存在しないため、Q1,Q3がともにオフである期間T1が長いほど、この電位低下は深刻になる。
図4は本実施形態に係るゲート信号生成回路2aの回路図である。図4の差動信号生成回路1は、信号Aを生成する第1ゲート信号生成部11と、信号Bを生成する第2ゲート信号生成部12と、信号A,Bの論理を指定するための入力信号INを反転するインバータ13とを備えている。
第1ゲート信号生成部11は、入力信号INと第2ゲート信号生成部12の出力信号とのNAND演算を行うNANDゲート14と、このNANDゲート14の出力を反転するインバータ15と、このインバータ15の出力を反転するインバータ16とを有する。インバータ16から信号Aが出力される。
第2ゲート信号生成部12は、インバータ13の出力信号と第1ゲート信号生成部11の出力信号とのNAND演算を行うNANDゲート17と、このNANDゲート17の出力を反転するインバータ18と、このインバータ18の出力を反転するインバータ19とを有する。インバータ19から信号Bが出力される。
図4からわかるように、第1および第2ゲート信号生成部11,12は、ゲート段数が互いに同じであり、信号の伝搬遅延時間は略等しい。また、第1および第2ゲート信号生成部11,12はそれぞれ、他方の出力信号を入力信号として利用することにより信号A,Bの論理を決定している。より具体的には、他方の出力信号(信号A,Bの一方)が立ち上がったら、一方の出力信号(信号A,Bの他方)が立ち下がるような制御が行われる。これにより、信号A,Bのうち、立ち上がり信号は立ち下がり信号よりもタイミングが早くなる。
図5は図4の回路で生成される信号A,Bの信号波形図である。図5は図5に第1〜第4のトランジスタQ1〜Q4のオン/オフタイミングを付加した図である。以下、図5に基づいて図4の回路の動作を説明する。
初期状態では、信号Aがハイ、信号Bがロウであるとする。信号Bの電位が徐々に上昇し、第2の共通接続ノードn2の電位にNMOSトランジスタのしきい値電圧Vthを加えた電位になると、第2のトランジスタQ2がオンする(時刻t1)。この時点では、出力端子OUTの電位は信号Bよりも高いため、第3のトランジスタQ3はオフのままである。
その後、信号Bの電位が出力端子OUTの電位にしきい値電圧Vthを加えた電位を超えると、第3のトランジスタQ3がオンする(時刻t2)。
一方、信号Aは、信号Bに少し遅れて低下し始める。そして、信号Aが出力端子OUTBの電位にしきい値電圧Vthを加えた電位よりも低くなった時点で、第1のトランジスタQ1はオフする(時刻t3)。
時刻t1〜t3の間は、第1および第2のトランジスタQ1,Q2はともにオンしており、図1の電流源I1から第1および第2のトランジスタQ1,Q2を通って抵抗素子R1に電流が流れる経路が存在し、それにより出力端子OUT,OUTBに電圧が発生する。したがって、ペア線の電位が他方に一方的にひきずられる事は無くなる。
その後、信号Aの電位が第2の共通接続ノードn2の電位にしきい値電圧Vthを加えた電位よりも低くなると、第4のトランジスタQ4がオフする(時刻t4)。
時刻t2〜t4の間は、第3および第4のトランジスタQ3,Q4はともにオンしており、図1の電流源I1から第3および第4のトランジスタQ3,Q4を通って抵抗素子R1に流れる電流経路が存在し、それにより出力端子OUT,OUTBに電圧が発生する。したがって、ペア線電位が他方に一方的にひきずられる事は無くなる。
このように、図4の回路では、差動信号OUT,OUTBの論理が切り替わるときに、ペア線が、電流源I1から切り離される瞬間が無くなり、図3のようなペア線の電圧ドロップを抑制できる。
なお、信号A,Bの論理切り替え時には、第1および第2のトランジスタQ1,Q2と、第3および第4のトランジスタQ3,Q4とをそれぞれ貫通する電流が流れるが、その電流量は電流源I1により制限されるため、消費電力が増える要因にはならない。
図6は図4の変形例を示すゲート信号生成回路2bの回路図である。図6の差動信号生成回路1は、第1および第2ゲート信号生成部11,12の内部構成が図4とは異なる。第1ゲート信号生成部11は、入力信号INを所定時間だけ遅延させる遅延回路21と、入力信号INおよび遅延回路21の出力信号に対してNAND演算を行うNANDゲート22とを有する。第2ゲート信号生成部12は、入力信号INをインバータ13で反転させた信号BINを所定時間だけ遅延させる遅延回路23と、信号BINおよび遅延回路23の出力信号に対してNAND演算を行うNANDゲート24とを有する。
図7は図6の回路の信号波形図である。図7(a)は第1ゲート信号生成部11の信号波形図、図7(b)は第2ゲート信号生成部12の信号波形図、図7(c)は信号A,Bの信号波形図である。図示のように、信号A,Bのうち、立ち上がる信号のタイミングが立ち下がる信号のタイミングよりも早くなる。
図8は図4の他の変形例を示すゲート信号生成回路2cの回路図である。図8の差動信号生成回路1は、NANDゲートの代わりにNOR回路を用いた例である。
第1ゲート信号生成部11は、入力信号INの反転信号BINを遅延回路21で遅延させた信号とこの反転信号BINとのNOR演算を行うNORゲート25と、このNORゲート25の出力を反転させるインバータ26とを有する。第2ゲート信号生成部12は、入力信号INを遅延回路23で遅延させた信号と入力信号INとのNOR演算を行うNORゲート27と、このNORゲート27の出力を反転させるインバータ28とを有する。
図9は図8の差動信号生成回路2cの信号波形図である。図9(a)は第1ゲート信号生成部11の信号波形図、図9(b)は第2ゲート信号生成部12の信号波形図、図9(c)は信号A,Bの信号波形図である。図示のように、信号A,Bのうち、立ち上がる信号のタイミングが立ち下がる信号のタイミングよりも早くなる。
本実施形態の差動信号生成回路1は、LVDS等の差動信号送信回路の一部として利用することができる。図10は本発明の一実施形態に係る差動信号送信回路31のブロック図である。図10の差動信号送信回路31は、図4、図6または図8と同様の構成を持つ差動信号生成回路1と、差動信号生成回路1の差動信号出力端子OUT,OUTBに接続されるペア線32と、ペア線32の他端側に接続される抵抗素子R2とを備えている。抵抗素子R2には、並列に受信回路33などが接続される。
図10の差動信号送信回路31は、液晶表示装置を初めとして、デジタル信号処理を行う種々の電子機器に利用可能である。
このように、本実施形態によれば、差動信号の論理を切り替える際に、差動信号を生成する図1の回路において、第1および第3のトランジスタQ1,Q3がオフのまま、第2および第4のトランジスタQ2,Q4がオンしないようにするため、ペア線32から接地線に電流が流れなくなり、ペア線32の一時的な電圧ドロップを抑制できるとともに、電磁放射も抑制できる。
尚、本実施形態は、第1および第3のトランジスタQ1,Q3が同時にオフしない状況を完全に保証出来るものではない。しかしながら、本実施形態はトランジスタQ1,Q3が同時にオフとなる期間を確実に低減させ、ペア線32の一時的な電圧ドロップが発生しても、それを軽微に抑えることが可能であることも留意されたい。
差動信号を生成する差動信号生成回路の一例を示す回路図。 信号A,Bの信号波形図。 信号A,Bの論理が切り替わる前後の差動出力端子の電位変化を示す図。 図3を改良した本実施形態に係るゲート信号生成回路の回路図。 図4の回路で生成される信号A,Bの信号波形図。 図4の変形例を示すゲート信号生成回路の回路図。 図6の回路の信号波形図。 図4の他の変形例を示すゲート信号生成回路の回路図。 図8の差動信号生成回路の信号波形図。 本発明の一実施形態に係る差動信号送信回路のブロック図。
符号の説明
1 差動信号生成回路
2 ゲート信号生成回路
11 第1ゲート信号生成部
12 第2ゲート信号生成部
Q1 第1のトランジスタ
Q2 第2のトランジスタ
Q3 第3のトランジスタ
Q4 第4のトランジスタ

Claims (4)

  1. 第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第1および第2のトランジスタと、
    前記第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第3および第4のトランジスタと、
    前記第1および第2のトランジスタの接続経路に接続される第1の差動出力端子と、
    前記第3および第4のトランジスタの接続経路に接続される第2の差動出力端子と、
    前記第1および第4のトランジスタのゲート端子に供給する第1のゲート信号と、前記第2および第3のトランジスタのゲート端子に供給する第2のゲート信号とが、互いに時間をずらして反転論理になるように前記第1および第2のゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、を備え
    前記第1乃至第4のトランジスタは、NMOSトランジスタであり、
    前記前記ゲート信号生成回路は、前記第1および第2のゲート信号のうち、立ち下がる信号の立ち下がるタイミングを、立ち上がる信号の立ち上がるタイミングよりも遅くすることを特徴とする差動信号生成回路。
  2. 前記ゲート信号生成回路は、
    前記第1および第2のゲート信号の論理を設定する入力信号と、前記第2ゲート信号とに基づいて、前記第1のゲート信号を生成する第1ゲート信号生成部と、
    前記入力信号と前記第1ゲート信号とに基づいて前記第2のゲート信号を生成する第2ゲート信号生成部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の差動信号生成回路。
  3. 前記ゲート信号生成回路は、
    前記第1および第2のゲート信号の論理を設定する入力信号と、この入力信号を遅延させた第1の遅延信号とに基づいて、前記第1のゲート信号を生成する第1ゲート信号生成部と、
    前記入力信号と、前記入力信号を遅延させた第2の遅延信号とに基づいて、前記第2のゲート信号を生成する第2ゲート信号生成部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の差動信号生成回路。
  4. 第1および第2の差動出力端子から差動信号を出力する差動信号生成回路と、
    一端側に前記第1および第2の差動出力端子が接続されて前記差動信号を伝送する差動伝送経路と、
    前記差動伝送経路の他端側で前記差動信号間に接続されるインピーダンス素子と、を備え、
    前記差動信号生成回路は、
    第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第1および第2のトランジスタと、
    前記第1の共通接続ノードおよび第2の共通接続ノードの間に縦続接続される第3および第4のトランジスタと、
    前記第1および第4のトランジスタのゲート端子に供給する第1のゲート信号と、前記第2および第3のトランジスタのゲート端子に供給する第2のゲート信号とが、互いに時間をずらして反転論理になるように前記第1および第2のゲート信号を生成するゲート信号生成回路と、を有し、
    前記第1の差動出力端子は、前記第1および第2のトランジスタの接続経路に接続され、
    前記第2の差動出力端子は、前記第3および第4のトランジスタの接続経路に接続され
    前記第1乃至第4のトランジスタは、NMOSトランジスタであり、
    前記前記ゲート信号生成回路は、前記第1および第2のゲート信号のうち、立ち下がる信号の立ち下がるタイミングを、立ち上がる信号の立ち上がるタイミングよりも遅くすることを特徴とする差動信号送信回路。
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