JP2001274846A - バスシステム - Google Patents

バスシステム

Info

Publication number
JP2001274846A
JP2001274846A JP2000088961A JP2000088961A JP2001274846A JP 2001274846 A JP2001274846 A JP 2001274846A JP 2000088961 A JP2000088961 A JP 2000088961A JP 2000088961 A JP2000088961 A JP 2000088961A JP 2001274846 A JP2001274846 A JP 2001274846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
pair
mos transistor
signal
transmission lines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000088961A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Koya
義人 小屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000088961A priority Critical patent/JP2001274846A/ja
Publication of JP2001274846A publication Critical patent/JP2001274846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スイッチング・ノイズを低減でき、端子数の増
加を抑制しつつセットアップタイムとホールドタイムの
マージンを改善できる高速なバスシステムを提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】バス34,35の一方が終端され、他方が
無終端されたシリアル構造の高速バスシステムに接続さ
れているバスマスタ素子31とバススレーブ素子32−
1〜32−nのインターフェイス部に、差動で動作する
電流モード駆動型のドライバ回路及び/または差動増幅
型のレシーバ回路を設けることを特徴としている。ドラ
イバ回路で一対のバスを駆動してデータを送信し、レシ
ーバ回路で一対のバスからデータを受信することで、寄
生インダクタンスとI/O電流によるスイッチング・ノ
イズを相殺して低減できる。また、端子数の増加を抑制
し、セットアップタイムとホールドタイムのマージンを
改善し、高速化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バスシステムに
関し、特に高速なコンピュータのメモリバスに係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサの急速な高速
化に伴い、コンピュータにおけるメモリバスシステムの
データ転送能力とマイクロプロセッサの動作周波数の開
きが顕著になりつつあり、システムの高速化や高性能化
の妨げとなっている。この問題を打開する目的で、様々
な高速メモリが開発されている。しかし、メモリバスを
構成する伝送線は、高周波領域では分布定数回路的に振
る舞うため、システムバスの高速化を実現するために
は、単体のメモリ素子を高速化しても伝送線の高周波特
性を考慮してメモリバスが設計されていなければ、バス
上のノイズの影響のため正常に動作できないという問題
が発生する。
【0003】このため、最近では、伝送線のインピーダ
ンス接合(終端抵抗の設置)等の長遅延配線、リターン
クロックの導入、分岐の低減、配線間のスキューの低減
等による様々なメモリバスの低ノイズ化の工夫がなされ
ている。
【0004】また、メモリバスの構造も見直され、ラム
バス社等からは、分岐の多い従来のパラレルバス構造に
対して、分岐が少なく且つ低ノイズのラムバスチャネル
と呼ばれるシリアルメモリバス構造が提案されている。
ラムバスチャネルの最大の特徴は、電流モード駆動型の
ドライバ回路を用いて、伝送線の遅延時間より短い時間
で信号を連続的に出力することである。電流モードでド
ライバ回路を駆動することにより、伝送線上の電気信号
を一時蓄える状態を保ちながら、同じ伝送線に接続され
たドライバ回路間の干渉ノイズを防げるため、パイプラ
インモードで電気信号の転送をスムーズに実現できる。
【0005】しかし、ラムバスチャネルは基本的にシリ
アル構造であるため、バス上に多数の素子を並列に搭載
することができないので、バス上に直列にデバイスを搭
載する必要があり、伝送線の長さがパラレル構造のバス
と比較して長くなる。伝送線が長くなれば、伝送線の端
から端まで信号を送信する場合に、信号波形の高周波成
分が減衰し、波形に丸みが付いて劣化するという現象が
現れる。信号波形が劣化すると、デバイスが信号を取り
込む際に要する時間(セットアップタイムtSとホール
ドタイムtH)が厳しくなり、バス上のデバイスのレシ
ーバ回路は送信された信号を受信できるマージンが少な
くなって、バスの高速化が困難になる。
【0006】次に、上記従来のバスシステムで用いられ
る電流モード駆動型のドライバ回路とレシーバ回路につ
いて、図18乃至図20により詳しく説明する。図18
は、オープン・ドレイン・ドライバ回路と呼ばれるもの
で、このドライバ回路は伝送線TBの一端に設けられた
チップ11中に形成されている。このチップ11中の出
力段には、MOSトランジスタ12及び定電流源13が
設けられている。上記MOSトランジスタ12の電流通
路の一端は出力パッド14に接続され、他端には上記定
電流源13が接続されている。この定電流源13が接続
されるノードVssq’は、内部寄生インダクタンスL
paraの成分を含む配線15を経由してチップ外部の
グランドVssqに接続されている。上記伝送線TBの
終端は、終端抵抗RTを介して電源VTTに接続されて
いる。そして、このMOSトランジスタ12のゲート
に、チップ11の内部回路から信号φinが供給されて
オン/オフ制御されることにより、出力パッド14に接
続された伝送線TBの一端から電流を引き抜くか否かに
応じて、伝送線TBに出力信号Voutを送信する。
【0007】一方、レシーバ回路は、図19示すように
伝送線TBの一端に設けられたチップ21中に形成され
ている。このチップ21中の入力段には、MOSトラン
ジスタ22,23、負荷抵抗RL1,RL2及び定電流
源24が設けられている。上記MOSトランジスタ23
のゲートには、伝送線TBを伝送された信号Vinが入
力パッド25を介して入力され、上記MOSトランジス
タ22のゲートにはチップ21の内部から基準電圧VR
EFが印加される。これらMOSトランジスタ22,2
3の電流通路の一端と電源VDD間にはそれぞれ、上記
負荷抵抗RL1,RL2が接続されている。また、電流
通路の他端は共通接続され、これら共通接続点とグラン
ド間に定電流源24が設けられる。上記伝送線TBの終
端は、終端抵抗RTを介して電源VTTに接続されてい
る。そして、外部からの入力信号Vinを上記基準電圧
VREFを基準にして検知し、上記トランジスタ22,
23と抵抗RL1,RL2との接続点からチップ内部へ
入力するようになっている。
【0008】図20は、上記図18に示したドライバ回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
信号φinがハイレベルの時(t1以前)には、MOS
トランジスタ12がオン状態であり、定電流源13には
電流Iが流れている。信号φinがハイレベルからロウ
レベルに反転すると(t1〜t2)、MOSトランジス
タ12がオン状態からオフ状態に反転し、これに伴っ
て、定電流源13を流れる電流Iも減少する。そして、
信号φinがロウレベルの期間(t2〜t3)は、MO
Sトランジスタ12はオフ状態を維持し、電流Iは流れ
ない。次に、信号φinがロウレベルからハイレベルに
反転すると(t3〜t4)、MOSトランジスタ12が
オフ状態からオン状態に反転し、定電流源13を流れる
電流Iが増加する。信号φinがハイレベルの期間(t
4〜t5)は、MOSトランジスタ12はオン状態を維
持し、電流Iが流れ続ける。以下、上記信号φinのレ
ベルに応じて上述した動作を順次繰り返す(t5以
降)。
【0009】ところが、上記構成のドライバ回路にあっ
ては、電流源13とグランド間に配線15による寄生イ
ンダクタンスが形成される。定電流源13を流れる電流
Iは、信号φinの制御によるMOSトランジスタ12
のオン/オフ動作に連動しているため、MOSトランジ
スタ12のオン状態からオフ状態(t1〜t2,t5〜
t6)、あるいはオフ状態からオン状態(t3〜t4)
への反転時に、この寄生インダクタンスに起電力が発生
し、寄生インダクタンスをLparaとすると、ノード
Vssq’に「Lpara×dI/dt」のノイズが発
生する。すなわち、上述したような従来のドライバ回路
では、寄生インダクタンスとI/O電流によりノイズが
発生してしまうという問題がある。
【0010】ところで、メモリバスのデータ伝送を高速
化するには、バス周波数を高める他に、バス幅を広げる
ことが考えられるが、単純にバス幅を広げるとバスに搭
載された素子のI/O端子数を増やす必要がある。更
に、I/O端子の増加に伴い、入出力時のスイッチング
・ノイズを抑制するために接地端子も増加させる必要が
ある。このように、単純にI/O端子数を増やすと、接
地端子も大幅に増加させなければならず、PCB(Prin
ted Circuit Board)の配線が困難になってしまうとい
う問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のバ
スシステムは、伝送線が長くなると、信号波形の高周波
成分が減衰して信号波形が劣化し、デバイスが信号を取
り込む際に要する時間が厳しくなり、マージンが少なく
なって、高速化が難しいという問題があった。
【0012】また、電流モード駆動型のドライバ回路を
用いる従来のバスシステムは、寄生インダクタンスとI
/O電流によりノイズが発生してしまうという問題があ
った。
【0013】更に、データ伝送を高速化するためにバス
幅を広げると、バスに搭載された素子のI/O端子数や
接地端子を増やす必要があり、PCBの配線が困難にな
るという問題があった。
【0014】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、ドライバ回路と
レシーバ回路を含む高速なバスシステムを提供すること
にある。
【0015】また、この発明の他の目的は、寄生インダ
クタンスとI/O電流によるスイッチング・ノイズを低
減できるバスシステムを提供することにある。
【0016】この発明の更に他の目的は、端子数の増加
を抑制しつつセットアップタイムとホールドタイムのマ
ージンを改善できる高速なバスシステムを提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のバスシステム
は、一端が終端された一対の伝送線と、前記一対の伝送
線の無終端端に設けられる少なくとも一個のバスマスタ
素子と、前記一対の伝送線に設置される少なくとも一個
のバススレーブ素子とを具備し、前記バスマスタ素子及
びバススレーブ素子はそれぞれ、インターフェイス部を
介して前記一対の伝送線に接続され、前記バスマスタ素
子のインターフェイス部は、前記一対の伝送線を電流モ
ードで駆動し、位相が反転した二相の信号を出力するド
ライバ回路を出力段に備えることを特徴としている。
【0018】また、下記(a)〜(k)のような特徴を
備えている。
【0019】(a)前記バススレーブ素子のインターフ
ェイス部は、前記一対の伝送線からデータを受信するレ
シーバ回路を備え、前記レシーバ回路の入力段は差動増
幅回路で構成され、前記ドライバ回路から前記一対の伝
送線上に送信された位相が反転した二相の信号の差分を
検知して受信する、 (b)前記バスマスタ素子のインターフェイス部は、前
記一対の伝送線からデータを受信するレシーバ回路を更
に備え、前記レシーバ回路の入力段は差動増幅回路で構
成され、前記一対の伝送線上に送信された位相が反転し
た二相の信号の差分を検知して受信する。
【0020】(c)前記バススレーブ素子のインターフ
ェイス部は、出力段に前記一対の伝送線を電流モードで
駆動し、位相が反転した二相の信号を出力するドライバ
回路を更に備える。
【0021】(d)前記ドライバ回路の出力段は、位相
が反転した二相の信号を駆動するオープンドレイン型の
差動可変定電流型駆動回路により構成される。
【0022】(e)前記オープンドレイン型の差動可変
定電流型駆動回路は、トランジスタを有する可変型定電
流源を備える。
【0023】(f)前記レシーバ回路は、前記一対の伝
送線を伝送された信号に基づいて動作する差動増幅型で
ある。
【0024】(g)前記ドライバ回路の出力段は、前記
一対の伝送線に接続される第1、第2の出力パッドと、
電流通路の一端が前記第1の出力パッドに接続され、ゲ
ートに第1の信号が供給される第1のMOSトランジス
タと、電流通路の一端が前記第2の出力パッドに接続さ
れ、ゲートに前記第1の信号に対して位相が反転した第
2の信号が供給される第2のMOSトランジスタと、前
記第1のMOSトランジスタの電流通路の他端に接続さ
れる第1の定電流源と、前記第2のMOSトランジスタ
の電流通路の他端に接続される第2の定電流源とを備え
る。
【0025】(h)前記ドライバ回路の出力段は、前記
一対の伝送線に接続される第1、第2の出力パッドと、
電流通路の一端が前記第1の出力パッドに接続され、ゲ
ートに第1の信号が供給される第1のMOSトランジス
タと、電流通路の一端が前記第2の出力パッドに接続さ
れ、電流通路の他端が前記第1のMOSトランジスタの
電流通路の他端に接続され、ゲートに前記第1の信号に
対して位相が反転した第2の信号が供給される第2のM
OSトランジスタと、前記第1、第2のMOSトランジ
スタの電流通路の他端に接続される定電流源とを備え
る。
【0026】(i)前記レシーバ回路の入力段は、前記
一対の伝送線が接続される第1、第2の入力パッドと、
ゲートが前記第1の入力パッドに接続される第3のMO
Sトランジスタと、ゲートが前記第2の入力パッドに接
続され、電流通路の一端が前記第1のMOSトランジス
タの電流通路の一端に接続される第4のMOSトランジ
スタと、前記第3のMOSトランジスタの電流通路の他
端と電源間に接続される第1の負荷素子と、前記第4の
MOSトランジスタの電流通路の他端と電源間に接続さ
れる第2の負荷素子と、前記第1、第2のMOSトラン
ジスタの電流通路の一端に接続される定電流源とを備
え、前記第1のMOSトランジスタと前記第1の負荷素
子との接続点、及び前記第2のMOSトランジスタと前
記第2の負荷素子との接続点からそれぞれ位相が反転し
た二相の信号を内部回路へ供給する。
【0027】(j)前記一対の信号線は、半導体記憶装
置におけるデータ線またはI/Oバスである。
【0028】(k)前記一対の信号線は、半導体記憶装
置におけるアドレスバスまたは制御信号線である。
【0029】上記のような構成によれば、バスマスタ素
子のインターフェイス部に設けたドライバ回路で、一対
の伝送線を位相の反転した二相の信号を用いて電流モー
ドで駆動するので、高速動作を保ちながらスイッチング
・ノイズを相殺して低減できる。従って、接地端子のピ
ン数を減らしても、スイッチング・ノイズを有効に制圧
できる。
【0030】また、バスマスタ素子とバススレーブ素子
のインターフェイス部に差動で動作する電流モード駆動
型のドライバ回路と差動増幅型のレシーバ回路を設けて
一対の伝送線によりデータを送受信すれば、端子数の増
加を抑制しつつセットアップタイムとホールドタイムの
マージンを改善でき、高速なバスシステムを構築でき
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施
の形態に係るバスシステムについて説明するためのもの
で、メモリに用いられるバス構造の全体を示す概略図で
ある。このバスシステムは、バスマスタ素子31、バス
スレーブ素子32−1〜32−n、及び終端抵抗RT1
〜RT3等を備えており、各バスマスタ素子31とバス
スレーブ素子32−1〜32−nはそれぞれ、DQ線
(I/Oバス)34、アドレス/制御信号線35、クロ
ック信号線36、グランド線37、電源VDD線38等
を介して相互に接続されている。また、上記DQ線3
4、アドレス/制御信号線35、及びクロック信号線3
6の終端はそれぞれ、上記終端抵抗RT1〜RT3を介
して電源VTT(VTT>VDD)に接続される。
【0032】図2は、上記図1に示したバスシステムに
おけるDQ線(I/Oバス)34の1ビットに着目して
示す回路図である。バスマスタ素子31とバススレーブ
素子32−1〜32−nはそれぞれ、ドライバ回路39
とレシーバ回路40を備えている。各ドライバ回路39
の出力端はI/Oバス34a,34bに接続され、各レ
シーバ回路40の入力端はそれぞれI/Oバス34a,
34bに接続されている。上記I/Oバス34a,34
bの終端にはそれぞれ、終端抵抗RT1a,RT1bの
一端が接続され、これら終端抵抗RT1a,RT1bの
他端は電源VTTに接続されている。
【0033】図3は、上記図2に示した回路におけるバ
スマスタ素子31の一部の構成例を示す回路図である。
バスマスタ素子31の出力段に設けられたインターフェ
イス部には、上記ドライバ回路39とレシーバ回路40
が設けられている。ドライバ回路39は、マスタ出力回
路41の出力信号φin,/φin(符号の前に付した
“/”はバーを意味する)に基づいて入出力パッド4
2,43からI/Oバス34a,34bを駆動する信号
Vout,/Voutを出力する。
【0034】一方、レシーバ回路40には、上記一対の
I/Oバス34a,34bから入出力パッド42,43
に供給された入力信号Vin,/Vinが供給され、受
信した信号を内部のマスタ入力回路44へ供給するよう
になっている。
【0035】図4は、上記図2に示した回路におけるバ
ススレーブ素子32−1〜32−nの一部の構成例を示
す回路図である。バススレーブ素子32−1〜32−n
の出力段に設けられたインターフェイス部には、上記ド
ライバ回路39とレシーバ回路40が設けられている。
ドライバ回路39には、マルチプレクサ45を介してD
RAMの出力信号が供給され、入出力パッド46,47
から一対のI/Oバス34a,34bを駆動する信号V
out,/Voutを出力する。上記マルチプレクサ4
5には、クロック信号CLK,/CLKが供給されて制
御される。
【0036】また、レシーバ回路40には、上記一対の
I/Oバス34a,34bから入出力パッド46,47
に供給された入力信号Vin,/Vinが供給され、受
信した信号を内部のスレーブ入力回路48へ供給する。
【0037】図5は、上記図1に示したバスシステムに
おけるアドレス/制御信号線(アドレス信号線または制
御信号線)35の1ビットに着目して示す回路図であ
る。バスマスタ素子31はドライバ回路39で構成され
ており、バススレーブ素子32−1〜32−nはそれぞ
れレシーバ回路40で構成されている。ドライバ回路3
9の出力端はそれぞれ一対のアドレス/制御信号線35
a,35bに接続され、各レシーバ回路40の入力端は
それぞれアドレス/制御信号線35a,35bに接続さ
れている。上記I/Oバス34a,34bと同様に、ア
ドレス/制御信号線35a,35bの終端にはそれぞ
れ、終端抵抗RT2a,RT2bの一端が接続され、こ
れら終端抵抗RT2a,RT2bの他端は電源VTTに
接続されている。
【0038】図6は、上記図5に示した回路におけるバ
スマスタ素子の一部の構成例を示す回路図である。バス
マスタ素子31の出力段に設けられたインターフェイス
部には、上記ドライバ回路39が設けられている。この
ドライバ回路39には、マルチプレクサ51を介してD
RAMの出力信号が供給され、出力パッド52,53か
ら一対のアドレス/制御信号線35a,35bを駆動す
る信号Vout,/Voutを出力する。上記マルチプ
レクサ51には、クロック信号CLK,/CLKが供給
されて制御される。
【0039】図7は、上記図5に示した回路におけるバ
ススレーブ素子の一部の構成例を示す回路図である。レ
シーバ回路40には、上記一対のアドレス/制御信号線
35a,35bから入力パッド54,55に供給された
入力信号Vin,/Vinが供給され、受信した信号を
内部のスレーブ入力回路56へ供給するようになってい
る。
【0040】図8は、上記図2乃至図6に示したドライ
バ回路の具体的な構成例を示している。このドライバ回
路は、電流モード駆動型であり、位相が反転した二相の
信号を駆動するオープンドレイン型の差動可変定電流型
駆動回路により構成される。MOSトランジスタQ1,
Q2の電流通路の一端はそれぞれパッドPD1,PD2
(出力パッドまたは入出力パッド)に接続され、電流通
路の他端は定電流源61,62に接続される。上記定電
流源61,62は共通ノードVssq’に接続され、内
部寄生インダクタンスLparaの成分を含む配線63
を経由してチップ外部のグランドVssqに接続され
る。上記MOSトランジスタQ1,Q2のゲートにはそ
れぞれ、位相が180°異なる信号φinと/φinが
チップ64の内部回路から入力され、上記パッドPD
1,PD2から当該チップ64の出力信号Voutと/
Vout(逆相信号)がそれぞれ出力される。これら出
力信号Vout,/Voutは、I/Oバス、アドレス
/制御信号線等を構成する伝送線TB1とTB2をそれ
ぞれ伝送し、終端抵抗RTa,RTbにより吸収され
る。
【0041】図9(a),(b)はそれぞれ、上記図8
に示したドライバ回路のI−V動作特性図である。φi
n=ロウレベルで/φin=ハイレベルの場合、出力信
号Voutの動作ポイントは(a)図のB点にくるの
で、Voutの電圧はVTTに等しい高い電圧VOHに
なり、/Voutは(b)図のA点に位置するので、R
Ta=RTb=RTとすると、/Vout=VTT・R
T×I2と低い電圧VOLになる。また、逆にφin=
ハイレベルで/φin=ロウレベルの場合、出力電圧V
outの動作ポイントは(a)図のA点にくるので、V
outの電圧はVTT−RT×I2と低い電圧VOLに
なり、/Voutは(b)図のB点に位置するので、/
Vout=VTTと高い電圧VOHになる。
【0042】このように、出力電圧Vout,/Vou
tは、一方の電圧が高い(VOH)ときに他方が低く
(VOL)なり、一方の電圧が低い(VOL)ときには
他方が高く(VOH)なる。
【0043】図10は、図8に示したドライバ回路の寄
生インダクタンスとI/O電流によるスイッチング・ノ
イズ(グランド・バウンス・ノイズ)をキャンセルする
動作について説明するためのタイミングチャートであ
る。信号φinがハイレベル、信号/φinがロウレベ
ルの時(t1以前)には、MOSトランジスタQ1がオ
ン状態、Q2がオフ状態であり、定電流源61には電流
I1が流れている。信号φinがハイレベルからロウレ
ベル、/φinがロウレベルからハイレベルに反転する
と(t1〜t2)、MOSトランジスタQ1がオン状態
からオフ状態、MOSトランジスタQ2がオフ状態から
オン状態に反転し、これに伴って、定電流源61を流れ
る電流I1が減少し、定電流源62を流れる電流I2が
増加する。そして、信号φinがロウレベル、信号/φ
inがハイレベルの期間(t2〜t3)は、MOSトラ
ンジスタQ1はオフ状態を維持し、MOSトランジスタ
Q2はオン状態を維持し、電流I2が流れる。次に、信
号φinがロウレベルからハイレベル、信号/φinが
ハイレベルからロウレベルに反転すると(t3〜t
4)、MOSトランジスタQ1がオフ状態からオン状
態、MOSトランジスタQ2がオン状態からオフ状態に
反転し、定電流源61を流れる電流I1が増加し、定電
流源62を流れる電流I2が減少する。信号φinがハ
イレベル、信号/φinがロウレベルの期間(t4〜t
5)は、MOSトランジスタQ1はオン状態、MOSト
ランジスタQ2はオフ状態を維持し、電流I1が流れ続
ける。以下、上記信号φin,/φinのレベルに応じ
て上述した動作を順次繰り返す(t5以降)。
【0044】上述したように、信号φinと/φinが
頻繁にスイッチングする状況があると仮定すると、信号
φinと/φinに同期して電流源61,62を流れる
電流I1とI2が変動する。これらの電流I1とI2の
和Iは、配線63を経由して、ノードVssq’からチ
ップ外部のグランドVssqに流れる。DC的にはVs
sq’=Vssqの関係が成り立つが、寄生インダクタ
ンス成分Lparaが存在するため、電流Iの変動によ
り、ノードVssq’に電流成分であるLpara×d
I/dtのスイッチング・ノイズがのる可能性がある。
しかし、電流I1とI2は逆相であることから、Vno
ise=Lpara×(dI1/dt+dI2/dt)
=0であるため、図10に示すようにスイッチング・ノ
イズを相殺することができる。従って、図8に示したよ
うな構成のドライバ回路を用いたバスシステムによれ
ば、スイッチング・ノイズをキャンセルすることがで
き、従来のドライバ回路と比較したときに、接地端子V
ssqのピン数を減らしても、スイッチング・ノイズを
有効に制圧できる。
【0045】図11は、複数のドライバ回路を搭載した
場合の回路構成例を示している。各ドライバ回路39−
1〜39−mは、上記図8に示した回路と同様な回路構
成になっている。この場合、それぞれのドライバ回路3
9−1〜39−mから流れる電流Iの合計Itotal
はΣIであり、トータル的なスイッチング・ノイズVt
otalLはL×dΣdI/dtとなってΣdI/dt
に比例する。よって、複数のドライバ回路39−1〜3
9−mを設けた場合にも、スイッチング・ノイズを相殺
して低減できる。
【0046】図12は、上記図8に示したドライバ回路
の他の構成例を示している。図8に示したドライバ回路
では、2つの電流源61,62を用いていたのに対し、
1つの電流源65を設けたものである。図12におい
て、基本的な回路構成は図8と同様であるので、同一構
成部分には同じ符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0047】図13(a),(b)はそれぞれ、上記図
12に示したドライバ回路のI−V動作特性図である。
MOSトランジスタQ1,Q2の電流通路を流れる電流
をそれぞれI1’,I2’とすると、定電流源65を流
れる電流IssQはI1+I2となる。そして、(a)
図に示すように、出力信号VoutのA点の電圧は「V
OL=VTT・RT×IssQ」となり、B点の電圧は
「VOH=VTT」となる。また、(b)図に示すよう
に、出力信号/VoutのA点の電圧は「VOL=VT
T・RT×IssQ」となり、B点の電圧は「VOH=
VTT」となる。
【0048】図12に示す回路にあっては、信号φin
と/φinに同期してMOSトランジスタQ1,Q2の
電流通路を流れる電流I1’とI2’が変動する。これ
らの電流I1とI2の和IssQが定電流源65を流
れ、配線63を経由してチップ外部のグランドVssq
に流れる。しかし、この際、電流I1’とI2’は逆相
であるので、信号φinと/φinのレベルに拘わら
ず、定電流源65を流れるIssQは一定であり、寄生
インダクタンス成分Lparaが存在しても、図14に
示すようにスイッチング・ノイズを相殺することができ
る。
【0049】図15は、上記図2乃至図5、及び図7に
示したレシーバ回路の具体的な構成例を示す回路図であ
る。このレシーバ回路は、一対の伝送線TB1,TB2
の一端に設けられたチップ70中に形成されており、入
力段は差動増幅型、すなわち入力インピーダンスの高い
差動増幅回路で構成されている。このチップ70中の入
力段には、MOSトランジスタQ3,Q4、負荷抵抗R
L3,RL4及び定電流源71が設けられている。上記
MOSトランジスタQ3,Q4のゲートにはそれぞれ、
一対の伝送線TB1,TB2を伝送された信号Vin,
/VinがパッドPD3,PD4(入力パッドまたは入
出力パッド)を介して入力される。これらMOSトラン
ジスタQ3,Q4の電流通路の一端と電源VDD間には
それぞれ、上記負荷抵抗RL3,RL4が接続されてい
る。また、電流通路の他端は共通接続され、これら共通
接続点とグランド間に上記定電流源71が設けられてい
る。なお、上記伝送線TB1,TB2の終端は、終端抵
抗RT1a,RT1bを介して電源VTTに接続されて
いる。
【0050】このレシーバ回路は、一対の伝送線TB
1,TB2を経由して伝送された差動信号Vinと/V
inの差分電圧を検出して、検知した信号をチップ70
の内部へ伝送するものである。
【0051】図16は、従来のレシーバ回路とこの発明
によるバスシステムで用いるレシーバ回路の性能を比較
して示しており、セットアップタイムtSを比較してい
る。本発明のレシーバ回路におけるセットアップタイム
tSはtで示すように、従来のレシーバ回路のセットア
ップタイムt’よりも短くできる(t<t’)。なぜな
ら、図19に示した従来のレシーバ回路では、センス電
圧Vsenseが基準電圧VREFを下回るか上回らな
い限り入力信号を検知できない。従って、データを検知
するには、外部クロック信号と同期したデータを検知で
きるまでの時間であるt’が必要とされる。これに対
し、図15に示したような回路構成では、信号Vinと
/Vinの電圧差を検知するので、データを検知する時
間は短いtで済む。つまり、この発明によるバスシステ
ムによれば、従来と比較してより高速に動作させること
が可能である。
【0052】図17は、上述したドライバ回路とレシー
バ回路を集積して入出力回路を構成した例を示してい
る。この回路にあっては、DRAMの出力信号をマルチ
プレクサ80に供給し、バッファとして働くドライバ回
路81を介してパッド82,83及び入力レシーバ8
4,85に供給するようにしている。また、上記パッド
82,83に入力された信号は、上記入力レシーバ8
4,85に供給される。上記マルチプレクサ80にはク
ロック信号CLK./CLKが供給され、上記入力レシ
ーバ84にはクロック信号CLK、入力レシーバ85に
はクロック信号/CLKがそれぞれ供給されて動作が制
御される。上記入力レシーバ84,85は、基本的には
上記図15に示したレシーバ回路と同様に構成されてい
る。
【0053】このような構成であっても上述したパスマ
スタ素子あるいはバススレーブ素子と同様な動作を行
い、同じ作用効果が得られる。
【0054】上述したように、この発明では、位相が反
転した二相の信号を一対の伝送線に供給することによ
り、効果的にtS/tHの高マージンを実現できる。ま
た、スイッチング・ノイズを抑制するために、Vssq
ピン(接地端子)を設ける必要がなく、二相の信号を用
いるにも拘わらずパッケージのピン数は大幅に増やす必
要がない。更に、スイッチング・ノイズが少ない分I/
O数を増加させることが可能となり、一層広いI/Oに
対応可能である。
【0055】従って、この発明では、例えばメモリにお
けるバスシステムの高スピード化と高I/O化とを図る
のに好適であり、従来と比較してより高いメモリバスの
バンド幅が実現できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ドライバ回路とレシーバ回路を含む高速なバスシス
テムが得られる。
【0057】また、寄生インダクタンスとI/O電流に
よるスイッチング・ノイズを低減できるバスシステムが
得られる。
【0058】更に、端子数の増加を抑制しつつ、セット
アップタイムとホールドタイムのマージンを改善できる
高速なバスシステムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るバスシステムにつ
いて説明するためのもので、メモリに用いられるバス構
造の全体を示す概略図。
【図2】図1に示したバスシステムにおけるI/Oバス
の1ビットに着目して示す回路図。
【図3】図2に示した回路におけるバスマスタ素子の構
成例を示す回路図。
【図4】図2に示した回路におけるバススレーブ素子の
構成例を示す回路図。
【図5】図1に示したバスシステムにおけるアドレス/
制御信号線の1ビットに着目して示す回路図。
【図6】図5に示した回路におけるバスマスタ素子の構
成例を示す回路図。
【図7】図5に示した回路におけるバススレーブ素子の
構成例を示す回路図。
【図8】ドライバ回路の具体的な構成例を示す回路図。
【図9】図8に示したドライバ回路の電流電圧変換動作
について説明するためのI−V動作特性図。
【図10】図8に示したドライバ回路における寄生イン
ダクタンスとI/O電流によるスイッチング・ノイズを
キャンセルする動作について説明するためのタイミング
チャート。
【図11】複数のドライバ回路を搭載した場合の構成例
を示す回路図。
【図12】ドライバ回路の具体的な他の構成例を示す回
路図。
【図13】図12に示したドライバ回路の電流電圧変換
動作について説明するためのI−V動作特性図。
【図14】図12に示したドライバ回路における寄生イ
ンダクタンスとI/O電流によるスイッチング・ノイズ
をキャンセルする動作について説明するためのタイミン
グチャート。
【図15】レシーバ回路の具体的な構成例を示す回路
図。
【図16】従来のレシーバ回路とこの発明のレシーバ回
路におけるセットアップタイムを比較して示す図。
【図17】この発明によるドライバ回路とレシーバ回路
を集積化して入出力回路を構成した例を示す回路図。
【図18】従来のバスシステムで用いられる電流モード
駆動型のドライバ回路の構成例を示す回路図。
【図19】従来のバスシステムで用いられる電流モード
型のレシーバ回路の構成例を示す回路図。
【図20】図18に示したドライバ回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートであり、寄生インダクタン
スとI/O電流によるノイズの発生について説明するた
めの図。
【符号の説明】
31…バスマスタ素子 32−1〜32−n…バススレーブ素子 34,34a,34b…DQ線(I/Oバス) 35,35a,35b…アドレス/制御信号線 36…クロック信号線 37…グランド線 38…電源VDD線 39…ドライバ回路 40…レシーバ回路 41…マスタ出力回路 42,43,46,47…入出力パッド 44…マスタ入力回路 45,51…マルチプレクサ 46,56…スレーブ入力回路 52,53…出力パッド 54,55…入力パッド 61,62,65,71…定電流源 63…配線 Q1〜Q4…トランジスタ TB1,TB2…伝送線 RT1〜RT3,RTa,RTb,RT1a,RT1
b,RT2a,RT2b…終端抵抗 RL3,RL4…負荷抵抗 VTT…電源 φin,/φin…入力信号 Vout,/Vout…出力信号 PD1〜PD4…パッド CLK,/CLK…クロック信号
フロントページの続き Fターム(参考) 5J056 AA01 AA04 AA40 BB02 BB25 BB54 CC01 DD13 DD52 DD54 GG05 KK03 5K029 AA02 AA11 CC01 DD04 DD13 DD24 EE02 FF10 GG07 HH01 JJ08 LL17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が終端された一対の伝送線と、 前記一対の伝送線の無終端端に設けられる少なくとも一
    個のバスマスタ素子と、 前記一対の伝送線に設置される少なくとも一個のバスス
    レーブ素子とを具備し、 前記バスマスタ素子及びバススレーブ素子はそれぞれ、
    インターフェイス部を介して前記一対の伝送線に接続さ
    れ、 前記バスマスタ素子のインターフェイス部は、前記一対
    の伝送線を電流モードで駆動し、位相が反転した二相の
    信号を出力するドライバ回路を出力段に備えることを特
    徴とするバスシステム。
  2. 【請求項2】 前記バススレーブ素子のインターフェイ
    ス部は、前記一対の伝送線からデータを受信するレシー
    バ回路を備え、前記レシーバ回路の入力段は差動増幅回
    路で構成され、前記ドライバ回路から前記一対の伝送線
    上に送信された位相が反転した二相の信号の差分を検知
    して受信することを特徴とする請求項1に記載のバスシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記バスマスタ素子のインターフェイス
    部は、前記一対の伝送線からデータを受信するレシーバ
    回路を更に備え、前記レシーバ回路の入力段は差動増幅
    回路で構成され、前記一対の伝送線上に送信された位相
    が反転した二相の信号の差分を検知して受信することを
    特徴とする請求項1または2に記載のバスシステム。
  4. 【請求項4】 前記バススレーブ素子のインターフェイ
    ス部は、出力段に前記一対の伝送線を電流モードで駆動
    し、位相が反転した二相の信号を出力するドライバ回路
    を更に備えることを特徴とする請求項2または3に記載
    のバスシステム。
  5. 【請求項5】 前記ドライバ回路の出力段は、位相が反
    転した二相の信号を駆動するオープンドレイン型の差動
    可変定電流型駆動回路により構成されることを特徴とす
    る請求項1または4に記載のバスシステム。
  6. 【請求項6】 前記オープンドレイン型の差動可変定電
    流型駆動回路は、トランジスタを有する可変型定電流源
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のバスシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記レシーバ回路は、前記一対の伝送線
    を伝送された信号に基づいて動作する差動増幅型である
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のバスシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記ドライバ回路の出力段は、前記一対
    の伝送線に接続される第1、第2の出力パッドと、電流
    通路の一端が前記第1の出力パッドに接続され、ゲート
    に第1の信号が供給される第1のMOSトランジスタ
    と、電流通路の一端が前記第2の出力パッドに接続さ
    れ、ゲートに前記第1の信号に対して位相が反転した第
    2の信号が供給される第2のMOSトランジスタと、前
    記第1のMOSトランジスタの電流通路の他端に接続さ
    れる第1の定電流源と、前記第2のMOSトランジスタ
    の電流通路の他端に接続される第2の定電流源とを備え
    ることを特徴とする請求項1、4または5いずれか1つ
    の項に記載のバスシステム。
  9. 【請求項9】 前記ドライバ回路の出力段は、前記一対
    の伝送線に接続される第1、第2の出力パッドと、電流
    通路の一端が前記第1の出力パッドに接続され、ゲート
    に第1の信号が供給される第1のMOSトランジスタ
    と、電流通路の一端が前記第2の出力パッドに接続さ
    れ、電流通路の他端が前記第1のMOSトランジスタの
    電流通路の他端に接続され、ゲートに前記第1の信号に
    対して位相が反転した第2の信号が供給される第2のM
    OSトランジスタと、前記第1、第2のMOSトランジ
    スタの電流通路の他端に接続される定電流源とを備える
    ことを特徴とする請求項1、4または5いずれか1つの
    項に記載のバスシステム。
  10. 【請求項10】 前記レシーバ回路の入力段は、前記一
    対の伝送線が接続される第1、第2の入力パッドと、ゲ
    ートが前記第1の入力パッドに接続される第3のMOS
    トランジスタと、ゲートが前記第2の入力パッドに接続
    され、電流通路の一端が前記第1のMOSトランジスタ
    の電流通路の一端に接続される第4のMOSトランジス
    タと、前記第3のMOSトランジスタの電流通路の他端
    と電源間に接続される第1の負荷素子と、前記第4のM
    OSトランジスタの電流通路の他端と電源間に接続され
    る第2の負荷素子と、前記第1、第2のMOSトランジ
    スタの電流通路の一端に接続される定電流源とを備え、
    前記第1のMOSトランジスタと前記第1の負荷素子と
    の接続点、及び前記第2のMOSトランジスタと前記第
    2の負荷素子との接続点からそれぞれ位相が反転した二
    相の信号を内部回路へ供給することを特徴とする請求項
    2、3または7いずれか1つの項に記載のバスシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記一対の信号線は、半導体記憶装置
    におけるデータ線またはI/Oバスであることを特徴と
    する請求項1乃至10いずれか1つの項に記載のバスシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記一対の信号線は、半導体記憶装置
    におけるアドレスバスまたは制御信号線であることを特
    徴とする1、2、5、7、8、9または10いずれか1
    つの項に記載のバスシステム。
JP2000088961A 2000-03-28 2000-03-28 バスシステム Pending JP2001274846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000088961A JP2001274846A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 バスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000088961A JP2001274846A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 バスシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001274846A true JP2001274846A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18604772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000088961A Pending JP2001274846A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 バスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001274846A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129028A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Toshiba Corp 差動信号生成回路および差動信号送信回路
US7471219B1 (en) 2007-08-29 2008-12-30 International Business Machines Corporation Low latency constrained coding for parallel busses
US8024642B2 (en) 2007-08-29 2011-09-20 International Business Machines Corporation System and method for providing constrained transmission and storage in a random access memory
JP2014007458A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Nec Engineering Ltd 受信回路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129028A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Toshiba Corp 差動信号生成回路および差動信号送信回路
JP4509737B2 (ja) * 2004-10-28 2010-07-21 株式会社東芝 差動信号生成回路および差動信号送信回路
US7471219B1 (en) 2007-08-29 2008-12-30 International Business Machines Corporation Low latency constrained coding for parallel busses
US8024642B2 (en) 2007-08-29 2011-09-20 International Business Machines Corporation System and method for providing constrained transmission and storage in a random access memory
JP2014007458A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Nec Engineering Ltd 受信回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7161378B2 (en) Semiconductor memory device with on die termination circuit
JP3960752B2 (ja) Vlsi(超大規模集積)cmos(相補形金属酸化膜半導体)回路をインタフェースする高速信号
US9214217B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US6812767B2 (en) High speed source synchronous signaling for interfacing VLSI CMOS circuits to transmission lines
US6396309B1 (en) Clocked sense amplifier flip flop with keepers to prevent floating nodes
US20200358590A1 (en) Signal receiving circuit, semiconductor apparatus and semiconductor system including the signal receiving circuit and semiconductor apparatus
US11233500B1 (en) Clock distribution network, a semiconductor apparatus and a semiconductor system using the same
US7352227B2 (en) Semiconductor device having plurality of circuits belonging to different voltage domains
US6300795B1 (en) Multiple-bit, current mode data bus
JP2001274846A (ja) バスシステム
KR100299565B1 (ko) 반도체 메모리장치
EP1550149B1 (en) Constant delay zero standby differential logic receiver and method
US20060119380A1 (en) Integrated circuit input/output signal termination with reduced power dissipation
US7558980B2 (en) Systems and methods for the distribution of differential clock signals to a plurality of low impedance receivers
JP3948849B2 (ja) レシーバ回路および信号伝送システム
US5710516A (en) Input logic signal buffer circuits
US20020036301A1 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP2008092530A (ja) 信号伝送回路
US6693842B2 (en) Semiconductor device having a plurality of output signals
US20020005747A1 (en) Semiconductor device with signal transfer line
US6774677B2 (en) Device for linking a processor to a memory element and memory element
US6046611A (en) Semiconductor circuit device with receiver circuit
US7474127B2 (en) Signal converter
US6288962B1 (en) Semiconductor device allowing fast signal transfer and system employing the same
US11211905B2 (en) Semiconductor device and memory system