JP4850669B2 - 低電圧低電力ab級出力段 - Google Patents

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Description

本発明は電子回路に関する。より詳細には、本発明はAB級増幅器出力段に関する。
AB級増幅器出力段は、低動作電力および低動作電圧の要求される実用用途において一般的に用いられる。例えば、そのようなAB級出力段は、モバイルデバイス、煙探知器、センサ、携帯機器などの演算増幅器において用いられる。AB級出力段の設計は、回路の全駆動電圧、電力消費量および動作電圧において、重要な役割を果たす。開発者は、低電圧低電力演算増幅器設計において、特許文献1によるモンティセリ(Monticelli)のAB級出力段を利用することが多い。図1は、モンティセリの設計の組み込まれているAB級出力段100の回路図である。従来技術においては、入力信号は電流源を通じる小信号電流(IB1で示す)として出力段100へ供給される。この設計は広範に用いられるが、出力段100の最低供給電圧(VDD)は、VDD=2VT+3VDSsatである。ここでVTは出力駆動トランジスタの閾電圧であり、VDSsatは出力駆動トランジスタの飽和ドレイン−ソース電圧である。この場合、VDSsatは次式のように書ける。
Figure 0004850669
この式において、Iはバイアス電流であり、μは電子/正孔移動度である。Coxは酸化物キャパシタンスであり、Wはトランジスタチャネル幅である。また、Lはトランジスタチャネル長である。簡単のため、VDSsatをΔVと表し参照する。
モンティセリの出力段はカスコード・トランスリニア・ループを用いて出力駆動静止電流を制御するが、この場合、ループのトランジスタは飽和領域にバイアスされる必要がある。静止電流はトランスリニア・ループに関連するカレントミラー比によって制御されるが、トランジスタは、出力駆動トランジスタを含め、飽和領域にバイアスされるので、必然的に適量の静止電流が必要である。図1では、トランジスタM1〜M4が1つのトランスリニア・ループを形成し、トランジスタM5〜M8は別のトランスリニア・ループを形成している。これに関して、次式が成り立つ。
Figure 0004850669
これらの式において、Iはモンティセリの出力段の静止電流であり、(W/L)はトランジスタMのチャネル幅対チャネル長のアスペクト比である。
米国特許第4,570,128号明細書
したがって、高速演算(フィードバックのないために単純)を提供し、必要な最低動作電圧が低く、通常動作中に静止電流をほとんど生じないAB級出力段を有することが望ましい。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ソース、ゲートおよびドレインを有する第1の出力駆動トランジスタと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第2の出力駆動トランジスタと、第1の出力駆動トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのドレインに結合されていることと、第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタに結合されている第1の高スイング・カスコード構造と、第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタに結合されている第2の高スイング・カスコード構造と、第1の高スイング・カスコード構造および第2の高スイング・カスコード構造は第1の出力駆動トランジスタをその閾値下の動作領域までバイアスし、かつ、第2の出力駆動トランジスタをその閾値下の動作領域までバイアスすることと、からなることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のAB級増幅器出力段において、第1の高スイング・カスコード構造に結合され、かつ、約3VDSsatの最低動作電圧を供給する電圧源と、VDSsatは第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタにおける飽和ドレイン−ソース電圧であることと、を含むことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のAB級増幅器出力段において、電圧源はVDDの動作電圧を供給することと、第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタのオーバードライブ電圧は約VDD−VT−2VDSsatであることと、VTは第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタの閾電圧であることと、を含むことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のAB級増幅器出力段において、第1の高スイング・カスコード構造および第2の高スイング・カスコード構造に結合されているバイアス・アーキテクチャと、第1の高スイング・カスコード構造は第1の複数のカスコード・トランジスタからなることと、第2の高スイング・カスコード構造は第2の複数のカスコード・トランジスタからなることと、バイアス・アーキテクチャは第1の複数のカスコード・トランジスタの各々および第2の複数のカスコード・トランジスタの各々を、それぞれの閾値下の動作領域へバイアスすることと、を含むことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のAB級増幅器出力段において、第1の高スイング・カスコード構造に結合されている第1のカレントミラー構造と、第2の高スイング・カスコード構造に結合されている第2のカレントミラー構造と、を含むことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のAB級増幅器出力段において、ソース、ゲートおよびドレインを有する第1のカレントミラー・トランジスタならびにソース、ゲートおよびドレインを有する第2のカレントミラー・トランジスタからなる第1のカレントミラー構造と、第1のカレントミラー・トランジスタのゲートは第2のカレントミラー・トランジスタのドレインに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第3のカレントミラー・トランジスタならびにソース、ゲートおよびドレインを有する第4のカレントミラー・トランジスタからなる第2のカレントミラー構造と、第4のカレントミラー・トランジスタのゲートは第3のカレントミラー・トランジスタのドレインに結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、ソース、ゲートおよびドレインを有するPMOS出力駆動トランジスタと、ソース、ゲートおよびドレインを有するNMOS出力駆動トランジスタと、PMOS出力駆動トランジスタのドレインはNMOS出力駆動トランジスタのドレインに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のPMOSカスコード・トランジスタと、最初のPMOSカスコード・トランジスタのドレインはPMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のNMOSカスコード・トランジスタと、最初のNMOSカスコード・トランジスタのドレインはNMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のPMOSカスコード・トランジスタと、最後のPMOSカスコード・トランジスタのドレインはNMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のNMOSカスコード・トランジスタと、最後のNMOSカスコード・トランジスタのドレインはPMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のPMOSバイアストランジスタと、最初のPMOSバイアストランジスタのゲートは最初のPMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のNMOSバイアストランジスと、最初のNMOSバイアストランジスのゲートは最初のNMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のPMOSバイアストランジスタと、最後のPMOSバイアストランジスタのゲートは最後のPMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、最後のPMOSバイアストランジスタのドレインは最初のPMOSバイアストランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のNMOSバイアストランジスタと、最後のNMOSバイアストランジスタのゲートは最後のNMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、最後のNMOSバイアストランジスタのドレインは最初のNMOSバイアストランジスのゲートに結合されていることと、からなることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のAB級増幅器出力段において、PMOS出力駆動トランジスタのソースは供給電圧に結合されていることと、最初のPMOSカスコード・トランジスタのソースは供給電圧に結合されていることと、最初のPMOSバイアストランジスタのソースは供給電圧に結合されていることと、NMOS出力駆動トランジスタのソースはグランド電位に結合されていることと、最初のNMOSカスコード・トランジスタのソースはグランド電位に結合されていることと、最初のNMOSバイアストランジスのソースはグランド電位に結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載のAB級増幅器出力段において、最初のPMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のPMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、最初のNMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のNMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7に記載のAB級増幅器出力段において、最初のPMOSバイアストランジスタのドレインは最後のPMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、最初のNMOSバイアストランジスのドレインは最後のNMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7に記載のAB級増幅器出力段において、最後のPMOSバイアストランジスタに結合されている第1の電流源と、第1の電流源は最初のPMOSバイアストランジスタおよび最後のPMOSバイアストランジスタに第1のバイアス電流を供給していることと、最後のNMOSバイアストランジスタに結合されている第2の電流源と、第2の電流源は最初のNMOSバイアストランジスおよび最後のNMOSバイアストランジスタに第2のバイアス電流を供給していることと、を含むことを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のAB級増幅器出力段において、第1のバイアス電流は第2のバイアス電流と等しいことを要旨とする。
請求項13に記載の発明は、請求項7に記載のAB級増幅器出力段において、ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のPMOSカスコード・トランジスタと、追加のPMOSカスコード・トランジスタのソースは最初のPMOSカスコード・トランジスタのドレインに結合されていることと、追加のPMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のPMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のNMOSカスコード・トランジスタと、追加のNMOSカスコード・トランジスタのソースは最初のNMOSカスコード・トランジスタのドレインに結合されていることと、追加のNMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のNMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のAB級増幅器出力段において、ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のPMOSバイアストランジスタと、追加のPMOSバイアストランジスタのソースは最初のPMOSバイアストランジスタのドレインに結合されていることと、追加のPMOSバイアストランジスタのゲートは追加のPMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、追加のPMOSバイアストランジスタのドレインは最後のPMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のNMOSバイアストランジスタと、追加のNMOSバイアストランジスタのソースは最初のNMOSバイアストランジスのドレインに結合されていることと、追加のNMOSバイアストランジスタのゲートは追加のNMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、追加のNMOSバイアストランジスタのドレインは最後のNMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項15に記載の発明は、ソース、ゲートおよびドレインを有する第1の出力駆動トランジスタと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第2の出力駆動トランジスタと、第1の出力駆動トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのドレインに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第1のカスコード・トランジスタと、第1のカスコード・トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第2のカスコード・トランジスタと、第2のカスコード・トランジスタのドレインは第1の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第1のバイアストランジスタと、第1のバイアストランジスタのゲートは第1のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第2のバイアストランジスタと、第2のバイアストランジスタのゲートは第2のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、第2のバイアストランジスタのドレインは第1のバイアストランジスタのゲートに結合されていることと、電流源に結合されている共通ソース・ノード、入力信号の第1の極性成分のための第1のゲート・ノード、入力信号の第2の極性成分のための第2のゲート・ノード、第1のドレイン・ノード、および第2のバイアストランジスタのドレインに結合されている第2のドレイン・ノードを有する差動トランジスタ対と、からなることを要旨とする。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の電子回路において、ソース、ゲートおよびドレインを有する第3のカスコード・トランジスタと、第3のカスコード・トランジスタのドレインは第1の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第4のカスコード・トランジスタと、第4のカスコード・トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の電子回路において、ソース、ゲートおよびドレインを有する第3のバイアストランジスタと、第3のバイアストランジスタのゲートは第3のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、ソース、ゲートおよびドレインを有する第4のバイアストランジスタと、第4のバイアストランジスタのゲートは第4のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、第4のバイアストランジスタのドレインは第3のバイアストランジスタのゲートに結合されていることと、を含むことを要旨とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の電子回路において、第1の出力駆動トランジスタ、第3のカスコード・トランジスタ、第4のカスコード・トランジスタ、第3のバイアストランジスタおよび第4のバイアストランジスタはNMOSトランジスタであることと、第2の出力駆動トランジスタ、第1のカスコード・トランジスタ、第2のカスコード・トランジスタ、第1のバイアストランジスタおよび第2のバイアストランジスタはNMOSトランジスタであることと、を含むことを要旨とする。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の電子回路において、差動トランジスタ対はソース、ゲートおよびドレインを有する第1のPMOS入力トランジスタならびにソース、ゲートおよびドレインを有する第2のPMOS入力トランジスタを含むことと、第1のPMOS入力トランジスタのソースおよび第2のPMOS入力トランジスタのソースは共通ソース・ノードに結合されていることと、第1のPMOS入力トランジスタのゲートは第1のゲート・ノードに相当することと、第2のPMOS入力トランジスタのゲートは第2のゲート・ノードに相当することと、第1のPMOS入力トランジスタのドレインは第1のドレイン・ノードに相当することと、第2のPMOS入力トランジスタのドレインは第2のドレイン・ノードに相当することと、を含むことを要旨とする。
請求項20に記載の発明は、請求項15に記載の電子回路において、電子回路は演算増幅器を含むことと、電子回路は第1の出力駆動トランジスタのドレインに結合され、かつ、第2の出力駆動トランジスタのドレインに結合されている出力ノードを含むことと、を含むことを要旨とする。
簡単のため、本明細書には、CMOS回路に関連する従来の技術、トランジスタ操作およびバイアス、電流供給、電圧供給その他回路の機能的態様(ならびに回路の個々の動作部品)を詳細に示さない場合がある。さらに、様々な図に示す接続線は、例示的な機能関係や諸要素間の物理的な結合を表わすためのものである。実際の実施形態においては、多くの代替もしくは追加の機能関係または物理的な接続が存在し得る。
本明細書では、「ノード」は、所与の信号、論理レベル、電圧、データパターン、電流または量の存在する任意の内部または外部の基準点、接続点、接合点、信号線、導体素子などを意味する。さらに、2つ以上のノードが1つの物理要素によって実施されてもよく、共通のノードにて受信または出力される場合でも、2つ以上の信号を多重化、変調その他の手段によって、区別することが可能である。
以下の記述では、ノードその他のフィーチャが一体に「接続」または「結合」されることを示す。本明細書では、明示的に異なって述べられない限り、「接続された」は、1つのノード/フィーチャが別のノード/フィーチャに直接的に連結されたことまたは直接的に通信することを意味し、必ずしも機械的に通信することを意味しない。同様に、明示的に異なって述べられない限り、「結合された」は、1つのノード/フィーチャが別のノード/フィーチャに直接的もしくは間接的に連結されたことまたは直接的もしくは間接的に通信することを意味し、必ずしも機械的に通信することを意味しない。
図2は、本発明の例示的な一実施形態により構成されるAB級出力段200の回路図である。この出力段200は、一般に、出力ノード202にて出力電圧(Voutで示す)を生成するように調整されている複数のPMOSトランジスタ(M1,M3,M4,M7,M8で示す)および複数のNMOSトランジスタ(M2,M5,M6,M9,M10で示す)を備える。入力信号は電流源208,210を通じる小信号電流として出力段200へ供給される。出力段200ではCMOSトランジスタ技術が用いられるが、本発明の実際の実施形態では他のトランジスタ型式および技術が同様に用いられてよい。実際の一実装においては、好適には、出力段200は約1.5〜1.8ボルトの公称電圧を供給する低電圧ソースまたは電源(VDDで示す)により動作する。
トランジスタM1〜M10の各々はソース、ゲートおよびドレインを有する。図2には、従来のNMOSおよびPMOSのトランジスタ記号を用いて、これらのトランジスタを示す。この例示的な実施形態では、トランジスタM1は第1の出力駆動トランジスタとして機能し、トランジスタM2は第2の出力駆動トランジスタとして機能する。トランジスタM3,M4は第1の高スイング・カスコード構造を形成し、トランジスタM5,M6は第2の高スイング・カスコード構造を形成する。また、トランジスタM7〜M10は出力段200におけるバイアス・アーキテクチャを形成する。これに関して、トランジスタM7,M8はPMOSバイアストランジスタであり、トランジスタM9,M10はNMOSバイアストランジスタである。また、バイアス・アーキテクチャは第1の高スイング・カスコード構造および第2の高スイング・カスコード構造に結合されている。トランジスタM7,M8は、第1の高スイング・カスコード構造に結合されている第1のカレントミラー構造を形成する。また、トランジスタM9,M10は、第2の高スイング・カスコード構造に結合されている第2のカレントミラー構造を形成する。
トランジスタM1のソースは供給電圧(VDD)に結合され、トランジスタM1のゲートはノード204に相当し、トランジスタM1のドレインは出力ノード202に結合されている。トランジスタM2のソースはグランド電位など基準電圧に結合され、トランジスタM2のゲートはノード206に相当し、トランジスタM2のドレインは出力ノード202に結合されている。したがって、トランジスタM2のドレインはトランジスタM1のドレインにも結合されている。
この例示的な実施形態では、トランジスタM3はPMOSカスコード・トランジスタである。トランジスタM3のソースはVDDに結合され、トランジスタM3のゲートはトランジスタM7のゲートおよびトランジスタM8のドレインに結合され、トランジスタM3のドレインはノード204に結合されている。また、この例示的な実施形態では、トランジスタM4もPMOSカスコード・トランジスタである。トランジスタM4のソースはノード204に結合され、トランジスタM4のゲートはトランジスタM8のゲートに結合され、トランジスタM4のドレインはノード206に結合されている。したがって、トランジスタM3のドレインはトランジスタM4のソースに結合されている。なお、トランジスタM3,M4によって形成されている高スイング・カスコード構造は、出力駆動トランジスタM1,M2の両方に結合されている。
この例示的な実施形態では、トランジスタM6はNMOSカスコード・トランジスタである。トランジスタM6のソースは基準電圧(グランド電位)に結合され、トランジスタM6のゲートはトランジスタM10のゲートおよびトランジスタM9のドレインに結合され、トランジスタM6のドレインはノード206に結合されている。また、この例示的な実施形態では、トランジスタM5もNMOSカスコード・トランジスタである。トランジスタM5のソースはノード206に結合され、トランジスタM5のゲートはトランジスタM9のゲートに結合され、トランジスタM5のドレインはノード204に結合されている。したがって、トランジスタM6のドレインはトランジスタM5のソースに結合されている。この例では、トランジスタM5のソースはノード206に相当し、トランジスタM5のドレインはノード204に相当する。なお、トランジスタM5,M6によって形成される高スイング・カスコード構造は、出力駆動トランジスタM1,M2の両方に結合されている。
この例示的な実施形態では、トランジスタM7はPMOSバイアストランジスタである。トランジスタM7のソースはVDDに結合され、トランジスタM7のゲートはトランジスタM3のゲートおよびトランジスタM8のドレインに結合され、トランジスタM7のドレインはトランジスタM8のソースに結合されている。また、この例示的な実施形態では、トランジスタM8もPMOSバイアストランジスタである。トランジスタM8のソースはトランジスタM7のドレインに結合され、トランジスタM8のゲートはトランジスタM4のゲートに結合され、トランジスタM8のドレインはトランジスタM7のゲート、トランジスタM3のゲートおよび電流源208に結合されている。この例では、トランジスタM8のソースはトランジスタM7のドレインに接続され、トランジスタM8のゲートはトランジスタM4のゲートに接続され、トランジスタM8のドレインはトランジスタM7,M3のゲートおよび電流源208に接続されている。
この例示的な実施形態では、トランジスタM10はNMOSバイアストランジスタである。トランジスタM10のソースは基準電圧(グランド電位)に結合され、トランジスタM10のゲートはトランジスタM6のゲートおよびトランジスタM9のドレインに結合され、トランジスタM10のドレインはトランジスタM9のソースに結合されている。また、この例示的な実施形態では、トランジスタM9もNMOSバイアストランジスタである。トランジスタM9のソースはトランジスタM10のドレインに結合され、トランジスタM9のゲートはトランジスタM5のゲートに結合され、トランジスタM9のドレインはトランジスタM10のゲート、トランジスタM6のゲートおよび電流源210に結合されている。
電流源208はトランジスタM8と基準電圧との間に結合されており、トランジスタM7およびトランジスタM8に第1のバイアス電流を供給する。電流源210はトランジスタM9とVDDとの間に結合されており、トランジスタM9およびトランジスタM10に第2のバイアス電流を供給する。好適な実施形態では、第1のバイアス電流は第2のバイアス電流と等しく、出力段200の対称動作を可能とする。実用に際しては、電流源208,210はバイアス電流の通過する高インピーダンス・ノードとして実施されてよい。
実際の一実施形態では、電圧源は3VDSsatの最低動作電圧を供給する。ここで、VDSsatは出力駆動トランジスタにおける飽和ドレイン−ソース電圧である。出力段は高スイング・カスコード構造を使用するので、VDDが3VDSsatより大きいことのみが必要である。この場合、トランジスタのVGS(ゲート−ソース電圧)は、トランジスタのVDS(ドレイン−ソース電圧)より高く、三極管領域に至る直前まで、即ち、VGS≒VDSsat+VTまでバイアスされる。加えて、静止電流Iは、トランジスタM4,M5のゲート電圧(VGS)の調節を介し、出力駆動トランジスタのゲート電圧(VGS)によって制御される。この静止電流制御技術はカレントミラー比の調節の代わりに用いられ、出力駆動トランジスタが閾値下の動作領域へバイアスされることによって、駆動強度を維持しつつ静止電流を低下させる。この例示的な実施形態では、バイアス・アーキテクチャは、各々のカスコード・トランジスタおよび各々の出力駆動トランジスタをそれぞれの閾値下の動作領域へバイアスするように、適切に構成され、制御される。結果として、出力駆動トランジスタのオーバードライブ電圧はVDD−VT−2VDSsatと等しい。ここで、VTは出力駆動トランジスタの閾電圧である。出力段200の動作特性は次の式から導かれる。
Figure 0004850669
ここで、IM5=αIB1,IM4=(1−α)IB1とすると(α<1)、次の式が導かれる。
Figure 0004850669
VGSM2≒VTでは、次の式が得られる。
Figure 0004850669
ここで、IはVGS=VTのときのドレイン電流であり、nは閾値下の勾配因子(理想的には1)であり、Vthは熱電圧(KT/q)である。この式において、Kはボルツマン定数、Tは温度、qは電荷である。
以下のテーブル1では、出力段200の幾つかの動作特性をモンティセリの設計の組み込まれている出力段(図1に示した出力段100など)と比較する。
Figure 0004850669
AB級出力段は、図2に示すようなカスコード・トランジスタおよびバイアストランジスタを、2「レベル」より多く備えてもよい。これに関して、図3は本発明の代替の一実施形態により構成されるAB級出力段300の回路図である。出力段300は、出力段200と共通の幾つかの特徴および要素を有する。簡単のため、出力段300に関しては、そのような共通の特徴、要素および動作特性を再び記載しない。出力段200に関する上述の記載と一貫するように、図3には、図2における同じ番号のトランジスタに相当するトランジスタM1〜M10を示す。
出力段300の基本的なアーキテクチャは、出力段200によって利用されるものと同様である。しかしながら、出力段300は追加のPMOSカスコード・トランジスタ(M11で示す)、追加のNMOSカスコード・トランジスタ(M12で示す)、追加のPMOSバイアストランジスタ(M13で示す)および追加のNMOSバイアストランジスタ(M14で示す)を備える。トランジスタM11のソースは、トランジスタM3のドレイン、トランジスタM5のドレインおよびノード302に結合されている。トランジスタM11のゲートはトランジスタM13のゲートに結合され、トランジスタM11のドレインはトランジスタM4のソースに結合されている。この例示的な実施形態では、トランジスタM11のソースはノード302に相当し、ノード302はトランジスタM3のドレインおよびトランジスタM5のドレインに接続されている。出力段300のこの部分において3つのカスコード・トランジスタのみが利用される場合、トランジスタM11のドレインはトランジスタM4のソースに接続される。
トランジスタM12のソースは、トランジスタM6のドレイン、トランジスタM4のドレインおよびノード304に結合されている。トランジスタM12のゲートはトランジスタM14のゲートに結合され、トランジスタM12のドレインはトランジスタM5のソースに結合されている。この例示的な実施形態では、トランジスタM12のソースはノード304に相当し、ノード304はトランジスタM6のドレインおよびトランジスタM4のドレインに接続されている。出力段300のこの部分において3つのカスコード・トランジスタのみが利用される場合、トランジスタM12のドレインはトランジスタM5のソースに接続される。
トランジスタM13のソースはトランジスタM7のドレインに結合され、トランジスタM13のゲートはトランジスタM11のゲートに結合され、トランジスタM13のドレインはトランジスタM8のソースに結合されている。出力段300のこの部分において3つのバイアストランジスタのみが利用される場合、トランジスタM13のドレインはトランジスタM8のソースに接続される。
トランジスタM14のソースはトランジスタM10のドレインに結合され、トランジスタM14のゲートはトランジスタM12のゲートに結合され、トランジスタM14のドレインはトランジスタM9のソースに結合されている。出力段300のこの部分において3つのバイアストランジスタのみが利用される場合、トランジスタM14のドレインはトランジスタM9のソースに接続される。
出力段300の追加のトランジスタは、静止電流の増大および必要な供給電圧の増大を犠牲にして出力段300の利得を増大させる。動作の対称性を維持するため、同数の追加のPMOSカスコード・トランジスタ、NMOSカスコード・トランジスタ、PMOSバイアストランジスタおよびNMOSバイアストランジスタが利用される。しかしながら、図3の省略部分は、その箇所において出力段300が1つの追加のトランジスタのみを用いる必要はないことを示す。
上述のようなAB級出力段は、幾つかの実際の電子回路において利用される場合もある。これに関して、図4は、本発明の例示的な一実施形態により構成される演算増幅器400の回路図である。演算増幅器400は、上述の出力段200と共通の幾つかの特徴および要素を有する。簡単のために、そのような共通の特徴、要素および動作特性を再び記載しない。出力段200に関する上述の記載と一貫するように、図4には、可能な限り図2における同じ番号のトランジスタに相当するトランジスタM1〜M10を示す。
演算増幅器400におけるトランジスタM1〜M6の構成は、出力段200におけるトランジスタM1〜M6の構成と同一である。トランジスタM1,M2は演算増幅器400の出力駆動トランジスタとして作用する。図4に示すように、トランジスタM3のゲートはトランジスタM7のゲートに結合され、トランジスタM4のゲートはトランジスタM8のゲートに結合されている。トランジスタM7,M8は、上述のようにトランジスタM3,M4をバイアスするためのカレントミラー・アーキテクチャを形成する、PMOSバイアストランジスタである。演算増幅器400では、図2に示す電流源208の代わりにトランジスタM15,M16を用い、トランジスタM7,M8にバイアス電流を供給する。図4に示すように、トランジスタM5のゲートはトランジスタM9のゲートに結合され、トランジスタM6のゲートはトランジスタM10のゲートに結合されている。トランジスタM9,M10は、上述のようにトランジスタM5,M6をバイアスするためのカレントミラー・アーキテクチャを形成する、NMOSバイアストランジスタである。演算増幅器400では、図2に示す電流源210の代わりにトランジスタM11,M12,M23,M24を用い、トランジスタM9,M10にバイアス電流を供給する。
演算増幅器400は、差動トランジスタ対402(PMOSトランジスタM11,M12を含む)を備える。差動トランジスタ対402は共通ソース・ノード404、入力信号の正の成分のための第1のゲート・ノード406、入力信号の負の成分のための第2のゲート・ノード408、第1のドレイン・ノード410、および第2のドレイン・ノード412を有する。共通ソース・ノード404は電流源に結合されてもよい。この例においては、この電流源はトランジスタM23,M24のカスコード・コンビネーションとして実施されている。この実際の実装では、共通ソース・ノード404はトランジスタM11のソースに相当し、またトランジスタM12のソースにも相当する。加えて、第1のゲート・ノード406はトランジスタM11のゲートに相当し、第2のゲート・ノード408はトランジスタM12のゲートに相当する。また、第1のドレイン・ノード410はトランジスタM11のドレインに相当し、第2のドレイン・ノード412はトランジスタM12のドレインに相当する。
トランジスタM11のドレインは、トランジスタM13のドレイン、トランジスタM14のゲートおよびトランジスタM16のゲートに結合されている。この例では、トランジスタM11のドレインは、トランジスタM13のドレイン、トランジスタM14のゲートおよびトランジスタM16のゲートに接続されている。同様に、トランジスタM12のドレインは、トランジスタM9のドレイン、トランジスタM10のゲートおよびトランジスタM6のゲートに結合されている。この例では、トランジスタM12のドレインは、トランジスタM9のドレイン、トランジスタM10のゲートおよびトランジスタM6のゲートに接続されている。
動作の際、Vbias1およびVbias2(それぞれトランジスタM4,M5のゲートの電圧)には、VGS≒VDSsat+VTまでトランジスタをバイアスするように、適切な値が設定される。換言すると、VSSに関するトランジスタM5のゲート電圧は2ΔVに等しく、VDDに関するトランジスタM4のゲート電圧は2ΔVに等しい。この場合も、VGSM1,VGSM2は上述の方程式に従う。したがって、閾値下の領域へ出力駆動電圧を設定するには、次の2つの条件を満たす必要がある。(1)Vbias1およびVbias2によりトランジスタM4,トランジスタM5をVGS≒VDSsat+VTに設定すること。(2)上述の出力段200の記載に関する式を用いてVGSM1およびVGSM2を調節すること。このようにして、出力駆動トランジスタは閾値下の領域へ設定し、サイズリダクションに駆動強度を捧げることなく低静止電流を達成することが可能である。Vbias1およびVbias2の値は、最適化されているバイアス回路(例えば、トランジスタM17〜M22)によって生成することが可能である。演算増幅器400では、これは例えば、トランジスタM19のチャネル長をトランジスタM15のチャネル長の5倍とすることによって、また、トランジスタM22のチャネル長をトランジスタM21のチャネル長の5倍とすることによって設定可能である。さらに、フィードバックを欠くコンパクト設計は実装が簡単であり、高速演算において良好な安定性を提供する。シミュレーションでは、実際の演算増幅器400が、1.5ボルトの単一の最低供給電圧(VDD)による負荷によって動作可能であることが明らかにされた。VDDを5.0ボルトまで増大する場合、無負荷電流はわずか50μAであり、DC利得は87dBに等しく、出力短絡電流は±20mAとなる。加えて、62度の位相マージンでは6MHzの利得帯域幅積が達成された。以下のテーブル2には、上述の出力段の組み込まれている典型的な演算増幅器の性能を要約する。テーブル2の結果は、VDDが5.0ボルト、温度が25℃におけるものである。
Figure 0004850669
上述のAB級増幅器出力段は従来のモンティセリの設計の最低動作電圧をわずか3VDSsatにまで低下させ、駆動強度を減少させることなく、静止電流を低減する。この出力段はコンパクトかつ単純なアーキテクチャを有し、実際の実装において良好な安定性を与える。演算増幅器に組み込まれるとき、この出力段は利得帯域幅積の点から演算増幅器の速度を向上させる。
従来技術のAB級出力段の回路図。 本発明の例示的な一実施形態により構成されるAB級出力段の回路図。 本発明の代替の一実施形態により構成されるAB級出力段の回路図。 本発明の例示的な一実施形態により構成される演算増幅器の回路図。

Claims (20)

  1. ソース、ゲートおよびドレインを有する第1の出力駆動トランジスタと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第2の出力駆動トランジスタと、第1の出力駆動トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのドレインに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインをそれぞれ有する第1のカスコード・トランジスタおよび第2のカスコード・トランジスタを含む第1の高スイング・カスコード構造と、第1のカスコード・トランジスタのドレインは第1の出力駆動トランジスタのゲートに結合されており、第2のカスコード・トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインをそれぞれ有する第3のカスコード・トランジスタおよび第4のカスコード・トランジスタを含む第2の高スイング・カスコード構造と、第3のカスコード・トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのゲートに結合されており、第4のカスコード・トランジスタのドレインは第1の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    第1の高スイング・カスコード構造および第2の高スイング・カスコード構造は第1の出力駆動トランジスタをその閾値下の動作領域までバイアスし、かつ、第2の出力駆動トランジスタをその閾値下の動作領域までバイアスすることと、からなるAB級増幅器出力段。
  2. 第1のカスコード・トランジスタのソースに結合され、かつ、約3VDSsatの最低動作電圧を供給する電圧源と、VDSsatは第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタにおける飽和ドレイン−ソース電圧であることと、を含む請求項1に記載のAB級増幅器出力段。
  3. 電圧源はVDDの動作電圧を供給することと、第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタのオーバードライブ電圧は約VDD−VT−2VDSsatであることと、VTは第1の出力駆動トランジスタおよび第2の出力駆動トランジスタの閾電圧であることと、を含む請求項2に記載のAB級増幅器出力段。
  4. 第1の高スイング・カスコード構造および第2の高スイング・カスコード構造に結合されているバイアス・アーキテクチャと
    バイアス・アーキテクチャは第1および第2のカスコード・トランジスタの各々および第3および第4のカスコード・トランジスタの各々を、それぞれの閾値下の動作領域へバイアスすることと、を含む請求項1に記載のAB級増幅器出力段。
  5. 第1の高スイング・カスコード構造に結合されている第1のカレントミラー構造と、
    第2の高スイング・カスコード構造に結合されている第2のカレントミラー構造と、を含む請求項1に記載のAB級増幅器出力段。
  6. ソース、ゲートおよびドレインを有する第1のカレントミラー・トランジスタならびにソース、ゲートおよびドレインを有する第2のカレントミラー・トランジスタからなる第1のカレントミラー構造と、第1のカレントミラー・トランジスタのゲートは第2のカレントミラー・トランジスタのドレインおよび第1のカスコード・トランジスタのゲートに結合されており、第2のカレントミラー・トランジスタのゲートは第2のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第3のカレントミラー・トランジスタならびにソース、ゲートおよびドレインを有する第4のカレントミラー・トランジスタからなる第2のカレントミラー構造と、第4のカレントミラー・トランジスタのゲートは第3のカレントミラー・トランジスタのドレインおよび第3のカスコード・トランジスタのゲートに結合されており、第3のカレントミラー・トランジスタのゲートは第4のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、を含む請求項5に記載のAB級増幅器出力段。
  7. ソース、ゲートおよびドレインを有するPMOS出力駆動トランジスタと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有するNMOS出力駆動トランジスタと、PMOS出力駆動トランジスタのドレインはNMOS出力駆動トランジスタのドレインに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のPMOSカスコード・トランジスタと、最初のPMOSカスコード・トランジスタのドレインはPMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のNMOSカスコード・トランジスタと、最初のNMOSカスコード・トランジスタのドレインはNMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のPMOSカスコード・トランジスタと、最後のPMOSカスコード・トランジスタのドレインはNMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のNMOSカスコード・トランジスタと、最後のNMOSカスコード・トランジスタのドレインはPMOS出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のPMOSバイアストランジスタと、最初のPMOSバイアストランジスタのゲートは最初のPMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最初のNMOSバイアストランジスと、最初のNMOSバイアストランジスのゲートは最初のNMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のPMOSバイアストランジスタと、最後のPMOSバイアストランジスタのゲートは最後のPMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、最後のPMOSバイアストランジスタのドレインは最初のPMOSバイアストランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する最後のNMOSバイアストランジスタと、最後のNMOSバイアストランジスタのゲートは最後のNMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、最後のNMOSバイアストランジスタのドレインは最初のNMOSバイアストランジスのゲートに結合されていることと、からなるAB級増幅器出力段。
  8. PMOS出力駆動トランジスタのソースは供給電圧に結合されていることと、
    最初のPMOSカスコード・トランジスタのソースは供給電圧に結合されていることと、
    最初のPMOSバイアストランジスタのソースは供給電圧に結合されていることと、
    NMOS出力駆動トランジスタのソースはグランド電位に結合されていることと、
    最初のNMOSカスコード・トランジスタのソースはグランド電位に結合されていることと、
    最初のNMOSバイアストランジスのソースはグランド電位に結合されていることと、を含む請求項7のAB級増幅器出力段。
  9. 最初のPMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のPMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、
    最初のNMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のNMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、を含む請求項7のAB級増幅器出力段。
  10. 最初のPMOSバイアストランジスタのドレインは最後のPMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、
    最初のNMOSバイアストランジスのドレインは最後のNMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、を含む請求項7のAB級増幅器出力段。
  11. 最後のPMOSバイアストランジスタに結合されている第1の電流源と、第1の電流源は最初のPMOSバイアストランジスタおよび最後のPMOSバイアストランジスタに第1のバイアス電流を供給していることと、
    最後のNMOSバイアストランジスタに結合されている第2の電流源と、第2の電流源は最初のNMOSバイアストランジスおよび最後のNMOSバイアストランジスタに第2のバイアス電流を供給していることと、を含む請求項7のAB級増幅器出力段。
  12. 第1のバイアス電流は第2のバイアス電流と等しい請求項11に記載のAB級増幅器出力段。
  13. ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のPMOSカスコード・トランジスタと、追加のPMOSカスコード・トランジスタのソースは最初のPMOSカスコード・トランジスタのドレインに結合されていることと、追加のPMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のPMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のNMOSカスコード・トランジスタと、追加のNMOSカスコード・トランジスタのソースは最初のNMOSカスコード・トランジスタのドレインに結合されていることと、追加のNMOSカスコード・トランジスタのドレインは最後のNMOSカスコード・トランジスタのソースに結合されていることと、を含む請求項7に記載のAB級増幅器出力段。
  14. ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のPMOSバイアストランジスタと、追加のPMOSバイアストランジスタのソースは最初のPMOSバイアストランジスタのドレインに結合されていることと、追加のPMOSバイアストランジスタのゲートは追加のPMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、追加のPMOSバイアストランジスタのドレインは最後のPMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する追加のNMOSバイアストランジスタと、追加のNMOSバイアストランジスタのソースは最初のNMOSバイアストランジスのドレインに結合されていることと、追加のNMOSバイアストランジスタのゲートは追加のNMOSカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、追加のNMOSバイアストランジスタのドレインは最後のNMOSバイアストランジスタのソースに結合されていることと、を含む請求項13に記載のAB級増幅器出力段。
  15. ソース、ゲートおよびドレインを有する第1の出力駆動トランジスタと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第2の出力駆動トランジスタと、第1の出力駆動トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのドレインに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第1のカスコード・トランジスタと、第1のカスコード・トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第2のカスコード・トランジスタと、第2のカスコード・トランジスタのドレインは第1の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第1のバイアストランジスタと、第1のバイアストランジスタのゲートは第1のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第2のバイアストランジスタと、第2のバイアストランジスタのゲートは第2のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、第2のバイアストランジスタのドレインは第1のバイアストランジスタのゲートに結合されていることと、
    電流源に結合されている共通ソース・ノード、入力信号の第1の極性成分のための第1のゲート・ノード、入力信号の第2の極性成分のための第2のゲート・ノード、第1のドレイン・ノード、および第2のバイアストランジスタのドレインに結合されている第2のドレイン・ノードを有する差動トランジスタ対と、からなる電子回路。
  16. ソース、ゲートおよびドレインを有する第3のカスコード・トランジスタと、第3のカスコード・トランジスタのドレインは第1の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第4のカスコード・トランジスタと、第4のカスコード・トランジスタのドレインは第2の出力駆動トランジスタのゲートに結合されていることと、を含む請求項15の電子回路。
  17. ソース、ゲートおよびドレインを有する第3のバイアストランジスタと、第3のバイアストランジスタのゲートは第3のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、
    ソース、ゲートおよびドレインを有する第4のバイアストランジスタと、第4のバイアストランジスタのゲートは第4のカスコード・トランジスタのゲートに結合されていることと、第4のバイアストランジスタのドレインは第3のバイアストランジスタのゲートに結合されていることと、を含む請求項16の電子回路。
  18. 第1の出力駆動トランジスタ、第3のカスコード・トランジスタ、第4のカスコード・トランジスタ、第3のバイアストランジスタおよび第4のバイアストランジスタはNMOSトランジスタであることと、
    第2の出力駆動トランジスタ、第1のカスコード・トランジスタ、第2のカスコード・トランジスタ、第1のバイアストランジスタおよび第2のバイアストランジスタはPMOSトランジスタであることと、を含む請求項17の電子回路。
  19. 差動トランジスタ対はソース、ゲートおよびドレインを有する第1のPMOS入力トランジスタならびにソース、ゲートおよびドレインを有する第2のPMOS入力トランジスタを含むことと、
    第1のPMOS入力トランジスタのソースおよび第2のPMOS入力トランジスタのソースは共通ソース・ノードに結合されていることと、
    第1のPMOS入力トランジスタのゲートは第1のゲート・ノードに相当することと、
    第2のPMOS入力トランジスタのゲートは第2のゲート・ノードに相当することと、
    第1のPMOS入力トランジスタのドレインは第1のドレイン・ノードに相当することと、
    第2のPMOS入力トランジスタのドレインは第2のドレイン・ノードに相当することと、を含む請求項18の電子回路。
  20. 電子回路は演算増幅器を含むことと、
    電子回路は第1の出力駆動トランジスタのドレインに結合され、かつ、第2の出力駆動トランジスタのドレインに結合されている出力ノードを含むことと、を含む請求項15の電子回路。
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