JP2002081338A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Abstract
確に加速補正量を算出できるようにすること。 【解決手段】 変化率第1,2算出部25,26は、予
定クランク回転角毎に、それぞれその直前の第1,第2
期間(第2の期間>第1の期間)におけるスロットル開
度変化率DθTHA ,DθTHB を算出する。最大値更新部
28は、比較部27での比較結果に基づき、過去および
今回の最大スロットル開度変化率DθTHのうち大きい方
で最大値記憶部29の記憶値を更新する。最大スロット
ル開度変化率DθTHに基づいてポイント算出部30から
読出された複数回分のポイントは合算された後、補正値
算出部33に入力される。ポイントの合算値が設定値以
上になっていた場合にスロットル開度変化率の最大値に
応じて補正量算出部33で算出された加速補正量は燃料
噴射時間算出部34に供給され、加速補正量を加味した
燃料噴射時間Ti が算出される。
Description
に関し、特に、微妙なスロットル操作に対応して加速時
のドライバビリティを向上することができるよう燃料の
噴射量を決定する燃料噴射制御装置に関する。
え、同期噴射では燃料供給が間に合わない急加速時に、
その不足分を補う非同期噴射を行う燃料噴射制御装置が
知られている。例えば、特開平10−259749号公
報には、非同期噴射の噴射量や噴射タイミングを加速パ
タ−ンに応じて適正化することができるようにした燃料
噴射制御装置が記載されている。この、燃料噴射制御装
置では、スロットル開度の変化に基づいて加速パターン
を検出しており、特に、一定時間毎に読み取ったスロッ
トル開度の差分を演算するとともに、その差分の積を求
めている。この差分の積が加速パタ−ンを良く反映し、
適正な加速補正量が算出されるというものである。
に応じて加速補正量を算出する上記の装置においては次
のような問題点がある。すなわち正確なスロットル変化
率を算出するには、ある程度大きいスロットル開度の変
化が生じていなければならない。しかしながら、アクセ
ルペダルを足で操作する四輪車とは異なり、スロットル
の開閉を手で操作する二輪車の場合、スロットル操作は
微妙である。したがって、二輪車の燃料噴射制御では、
微妙な操作によるスロットル変化を加速補正量に反映さ
せる必要があり、上記の装置では正確さにおいて不十分
であった。
ロットル操作に対する正確な加速補正によってドライバ
ビリティを向上させることができる燃料噴射制御装置を
提供することを目的とする。
の本発明は、スロットル開度変化率演算タイミングであ
る予定のクランク回転角を基準とした相異なる2つの単
位時間前における検出スロットル開度変化量に基づき、
互いに対比可能に換算された2つのスロットル開度変化
率を算出する変化率算出手段と、前記2つのスロットル
開度変化率のうちの大きい方に対応する燃料噴射量の加
速補正量を算出する加速補正量算出手段とを具備した点
に第1の特徴がある。
時間におけるスロットル開度変化率を検出するようにし
たので、1つの単位時間におけるスロットル開度変化率
を検出するのと異なり、短い単位時間のスロットル開度
変化率により急激なスロットル操作に対する検出能力が
増し、長い単位時間のスロットル開度変化率により安定
したスロットル操作の検出が可能になる。
定のクランク回転角を基準とした相異なる2つのクラン
ク回転角前におけるスロットル開度変化量に基づき、互
いに対比可能に換算された2つのスロットル開度変化率
を算出するよう構成された点に第2の特徴がある。第2
の特徴によれば、タイマ手段を設けることなく、クラン
ク回転角の検出結果により、相異なる2つの単位時間で
のスロットル開度変化を検出することができる。
定の演算タイミング毎に算出されるよう設定されるとと
もに、前記演算タイミング毎に、前回演算タイミングか
ら今回演算タイミングの間に前記変化率算出手段で算出
されたスロットル開度変化率のうち最大値を算出する最
大値算出手段を具備し、前記加速補正量算出手段では、
前記最大値に対応する燃料噴射量の加速補正量を算出す
るよう構成した点に第3の特徴がある。第3の特徴によ
れば、各演算タイミング間のスロットル開度変化率の最
大値に対応する加速補正を行うことにより検出精度の向
上が図れる。
イントを算出するポイント算出手段と、予定回数分毎に
ポイントの合計値を算出する加算手段とを具備し、前記
合計値が基準値より大きい場合にだけ前記加速補正量算
出手段により加速補正量を算出する点に第4の特徴があ
る。第4の特徴によれば、スロットル開度変化率が小さ
くても、ポイントが毎回算出されている場合は、合計値
が大きくなるため安定な加速状態であることが検出さ
れ、その時の最新スロットル開度変化率の最大値によ
り、加速補正量が算出される。一方、ポイントが毎回算
出されていない場合、例えば、ノイズや読取公差による
開度変化が生じている場合、合計値が小さいので加速補
正量が算出されない。
明する。図2は、本発明の一実施形態に係る燃料噴射制
御装置を組み込んだ内燃機関(エンジン)の要部構成図
である。同図において、気筒1の燃焼室2には、吸気ポ
ート3および排気ポート4が開口し、各ポート3,4に
は吸気弁5および排気弁6がそれぞれ設けられるととも
に、点火プラグ7が設けられる。
の開度θTHに応じて吸入空気量を調節するスロットル弁
9や燃料噴射弁10、ならびに前記開度θTHを検出する
スロットルセンサ11および負圧センサ12が設けられ
る。吸気通路8の終端にはエアクリーナ13が設けら
れ、エアクリーナ13内にはエアフィルタ14が設けら
れ、このエアフィルタ14を通じて吸気通路8へ外気が
取り込まれる。さらに、エアクリーナ13内には吸気温
センサ15が設けられる。
のピストン16にコンロッド17を介して連接されたク
ランク軸18には、クランクの回転角度を検出して所定
クランク角毎にクランクパルスを出力する回転角センサ
19が対向配置される。さらに、クランク軸18に連結
されて回転するギヤ等の回転体20には車速センサ21
が対向配置される。気筒1の周りに形成されたウォータ
ジャケットにはエンジン温度を代表する冷却水の温度を
検出する水温センサ22が設けられる。なお、前記点火
プラグ7には点火コイル23が接続されている。
イクロコンピュ−タであり、入出力ポート、A/D変換
器などのインタフェースを備え、図示しないバッテリか
ら動作電力を得ている。前記各センサの出力は入力ポー
トを通じて制御装置24に取り込まれる。また、各セン
サからの入力信号に基づく処理結果に従い、燃料噴射弁
10や点火プラグ7に駆動信号が出力される。燃料噴射
弁10の駆動信号(噴射信号)は噴射量に応じたパルス
幅を有するパルス信号であり、このパルス幅に相当する
時間開弁されて吸気通路8に燃料が噴射される。
間は、エンジン回転数Ne とスロットルセンサ11の検
出値(スロットル開度θTH)とに基づいて算出される。
本実施形態では、予定クランク回転角を基準とした相異
なる2つのクランク回転角前のタイミングで検出したス
ロットル開度と現在のスロットル開度との差(スロット
ル開度変化量)を互いに対比可能なように所定単位時間
における変化量に換算する。そして、その変化量に基づ
いてスロットル開度変化率を算出し、さらにその2つの
スロットル開度変化率を互いに比較して、そのうちの大
きい方を今回の検出スロットル開度変化率にする。ま
た、それまでの予定期間内の最大スロットル変化率より
も今回の検出値が大きい場合には最大スロットル開度変
化率を更新するようにした。
握できるよう、演算タイミング毎に最大スロットル開度
変化率に対応するポイントを算出し、予定回数分のポイ
ントの合計値を算出し、この合計値に基づく判断で加速
補正をすると決定された場合には前記最大スロットル開
度変化率に対応する予定の加速補正量を算出する。
ートである。ステップS1ではエンジン回転数Ne を読
み込む。エンジン回転数Ne は回転角センサ19から出
力されるクランクパルスを計数して求めることができ
る。ステップS2ではスロットル開度θTHを読み込む。
ステップS3では、直前6.6ms(ミリ秒)相当のス
ロットル開度θTHの変化量を算出し、それを3倍して2
0ms相当に換算してスロットル開度変化率DθTHA と
して記憶する。ステップS4では直前20ms相当のス
ロットル開度θTHの変化量を算出し、スロットル開度変
化率DθTHB として記憶する。これにより2つの変化率
DθTHA ,DθTHB はレンジが揃うので互いに対比可能
となる。
スロットル開度変化量は予め定めた回転数レンジ毎のク
ランク回転角間のスロットル開度の差分から算出するこ
とができる。例えば、エンジン回転数Ne が1500r
pm未満ではクランク回転角60°間および180°
間、1500〜3000rpmではクランク回転角12
0°間および360°間、3000〜6000rpmで
はクランク回転角240°間および720°間、600
0rpm以上では480°間および1440°間でスロ
ットル開度の差分をそれぞれ算出する。
pm未満の計算例を示すと次の通りである。6.6ms
相当のスロットル開度変化量を3倍して20ms相当に
換算したスロットル開度変化率DθTH( DθTHA)=(今
回のθTH−60°前のθTH)の絶対値×Ne ÷1500
×3…(F1)。20ms相当のスロットル開度変化量から
算出されるスロットル開度変化率DθTH( DθTHB)=
(今回のθTH−180°前のθTH)の絶対値×Ne ÷1
500…(F2)。
DθTHA がスロットル開度変化率DθTHB 以上かどうか
を判断する。スロットル開度変化率DθTHA がスロット
ル開度変化率DθTHB 以上であれば、ステップS6に進
んで今回のスロットル開度変化率DθTHとしてスロット
ル開度変化率DθTHA を記憶する。一方、スロットル開
度変化率DθTHA がスロットル開度変化率DθTHB 未満
であれば、ステップS7に進んで今回のスロットル開度
変化率DθTHとしてスロットル開度変化率DθTHB を記
憶する。
トル開度変化率DθTHと今回のスロットル開度変化率D
θTHとを比較し、今回値がそれまでの最大スロットル開
度変化率DθTHより大きい場合は、ステップS9に進ん
で今回値で最大スロットル開度変化率DθTHを更新す
る。今回値がそれまでの最大スロットル開度変化率Dθ
THより小さい場合は、ステップS9をスキップしてステ
ップS10に進む。ステップS1〜ステップS9の演算
は、予定のクランク回転角度(例えば30°)毎に行わ
れる。
ングか否かが判断される。燃料噴射量演算はクランク回
転角度(例えば180°)毎に行われる。ステップS1
0が肯定ならばステップS11に進み、エンジン回転数
Ne およびスロットル開度θTHから基本噴射時間TiMを
算出する。基本噴射時間TiMはエンジン回転数Ne およ
びスロットル開度θTHの関数として設定したマップから
検索することができる。なお、噴射量は噴射時間に対応
するので、本明細書では噴射時間で噴射量を代表して説
明する。
化率DθTHに基づいてポイントつまり重み付け定数を算
出する。ポイントとしては、最大スロットル開度変化率
DθTHに対応して予め設定されている値を使用できる。
図4は、最大スロットル開度変化率DθTHとポイントの
対応例を示す図であり、設定値との関係に応じてポイン
トが設定されている。ポイントα、β、γ(α<β<
γ)の一例として、α=1、β=2、γ=4が設定され
る。また、20ms毎のスロットル開度変化率DθTHに
対応する3段階の設定値(第1設定値<第2設定値<第
3設定値)の一例として、第1設定値=0.195°/
20ms、第2設定値=0.293°/20ms、第3
設定値=0.391°/20msを設定している。な
お、ポイントを割り当てるための設定値は3つに限られ
ない。
ントの合計値を基準値と比較する。合計値が基準値以上
であれば、ステップS14に進み、最大スロットル開度
変化率DθTHに基づいて加速補正量を算出する。一方、
合計値が基準値未満であれば、ステップS15に進み、
加速補正減算処理を行う。つまり、前回の噴射演算タイ
ミングで加速補正量が算出されていた場合には、その量
を予定量だけ減量する。なお、前回の噴射演算タイミン
グで加速補正量が「0」であった場合は「加速補正量=
0」を算出する。
変化率DθTHを「0」にリセットする等、次の燃料噴射
量演算タイミング(例えば、クランク回転角180°
毎)に対する初期化を行う。なお、ポイントの合計回数
は4回に限られず、複数回であればよいが、極端に多い
回数では、かえって加速の程度を把握しにくいので、4
回近傍、つまり2〜6回程度がよい。
に、水温補正係数、吸気温補正係数、大気圧補正係数等
の補正係数Aを乗算し、さらに加速補正量と無効噴射時
間TiVBとを加算して燃料噴射時間Ti を算出する。無効
噴射時間TiVB は開弁時間のうち燃料の完全な噴射を伴
わない時間であり、燃料噴射弁10の形式や構造により
決定される。
動信号を燃料噴射時間Ti の間出力する。燃料噴射弁1
0はこの駆動信号が出力されている間開弁し、吸気通路
8に燃料を噴射する。
びそれに伴うスロットル開度変化率DθTHの変化を示す
図であり、時間軸はクランク回転角で表す。スロットル
開度変化率DθTHはクランク回転角(30°)毎の直前
6.6ms間のスロットル開度変化量を3倍して20m
s相当の変化量に換算したときの変化率DθTHA 、およ
び直前20ms間のスロットル変化量に基づく変化率D
θTHB である。このように、直前6.6ms間および直
前20ms間の値、つまり前記ステップS3,S4で算
出した値 (DθTHA/DθTHB)は互いに大きく異なってい
る。
6ms間のスロットル開度変化量を3倍して20ms相
当の変化量に換算したスロットル変化率DθTHA および
直前20ms間のスロットル変化率DθTHB のうち大き
い方を採用し、かつ予定期間の最大値を残すようにした
結果、つまり前記ステップS6,S7,S8,S9の処
理を経た後の値は図7のようになる。同図に示すよう
に、クランク回転角180°の間で算出された最大スロ
ットル開度変化率DθTH(1)(2)(3)(4)(5) に対してタイ
ミングt1,t2,t3,t4,t5でポイントがa,
b,c,d,eが算出され、過去4回分のポイントが各
タイミングで加算される。例えば、タイミングt4では
ポイントa,b,c,dが加算され、タイミングt5で
はポイントb,c,d,eが加算される。この合計ポイ
ントが設定値以上の場合は、そのときの最大スロットル
開度変化率DθTHに応じて加速補正量が算出される。
置の要部機能を示すブロック図である。同図において、
スロットル開度検出部つまりスロットルセンサ11の出
力信号は、図示しないA/D変換器でマイクロコンピュ
ータの処理に適合するようデジタル変換され、スロット
ル開度変化率第1算出部(変化率第1算出部)25およ
びスロットル開度変化率第2算出部(変化率第2算出
部)26に入力される。変化率第1算出部25は、予定
クランク回転角毎にその直前の第1の期間におけるスロ
ットル開度変化率DθTHA を算出する。同様に、変化率
第2算出部26は、予定クランク回転角毎にその直前の
第2の期間(第2の期間は第1の期間より長い)におけ
るスロットル開度変化率DθTHB を算出する。なお、変
化率第1算出部25および変化率第2算出部26は、前
記2つの期間の比に応じて自己の出力値を他方の出力値
とレンジを合わせるよう変化量を換算した出力値を発生
する。
THA とスロットル開度変化率DθTHB とを比較してその
うちの大きい方を最大値更新部28に供給する。最大値
更新部28は、最大値記憶部29に記憶されている最大
スロットル開度変化率DθTHおよび今回の最大スロット
ル開度変化率DθTHのうち大きい方を最大値記憶部29
に記憶する。
に最大値記憶部29に記憶されたから最大スロットル開
度変化率DθTHに対応するポイントを算出し(図4参
照)、バッファ31にポイントを出力する。
回分)のポイントを記憶できる。バッファ31に記憶さ
れた複数回分のポイントは加算部32に読み出されて合
算され、その合算結果は補正値算出部33に入力され
る。補正量算出部33は入力されたポイントの合算値が
設定値以上になっていた場合、最大スロットル開度変化
率DθTHに応じて加速補正量を算出する。加速補正量は
燃料噴射時間算出部34に供給される。燃料噴射時間算
出部34では加速補正量を加味した燃料噴射時間Ti が
算出され、噴射弁駆動部部35に供給される。
タイミングでスロットル開度変化率を算出したが、1回
のタイミングでスロットル開度変化率を算出し、ポイン
トによる重み付けを行って加速補正量を算出しても、一
定の効果は得られる。また、スロットル開度変化率は予
定のクランク回転角における検出値の差分で算出するの
に限らず、タイマ処理により予定時間毎に差分を検出し
て算出してもよい。
ンク回転角毎に、直前の2か所のタイミングでスロット
ル開度変化率を算出したので、スロットル開度の変化が
急であっても、緩やかであっても、ともにこれを検出し
て加速補正量に反映させることができる。また、予定ク
ランク回転角毎のスロットル開度変化率の最大値に基づ
いて加速補正量の精度を向上させられる。さらに、前記
最大値に基づいた重み付けをして加速補正を実施するか
どうかの判定を行うことで、微小なスロットル開度変化
率を加速補正量に反映させることができるようにした。
1〜請求項4の発明によれば、加速時のスロットル開度
変化に応じて正確に燃料の加速補正量を算出することが
できる。特に、請求項1の発明によれば、2つの単位時
間におけるスロットル開度変化率を検出するようにした
ので、1つの単位時間におけるスロットル開度変化率を
検出するのと異なり、短い単位時間のスロットル開度変
化率により急激なスロットル操作に対する検出能力が増
し、応答性が良好になる。また、長い単位時間のスロッ
トル開度変化率により安定したスロットル操作の検出が
可能になる。
段を設けることなく、クランク回転角の検出結果によ
り、相異なる2つの単位時間でのスロットル開度変化を
検出することができる。
料噴射量の演算タイミング間でのスロットル開度変化率
の最大値によって加速補正量が算出される。第4の特徴
によれば、スロットル開度変化率が小さくても、ポイン
トが毎回算出されている場合は、合計値が大きくなるた
め安定な加速状態であることが検出され、その時の最新
スロットル開度変化率の最大値により、加速補正量が算
出される。一方、ポイントが毎回算出されていない場
合、例えば、ノイズや読取公差による開度変化が生じて
いる場合、合計値が小さいので加速補正量が算出されな
い。
の要部機能ブロック図である。
要部構成図である。
る。
ブルの一例を示す図である。
る。
図である。
ットルセンサ、 19…回転角センサ、 24…制御装
置、 25…スロットル開度変化率第1算出部、26…
スロットル開度変化率第2算出部、 27…比較部、
28…最大値更新部、 29…最大値記憶部、 30A
…ポイント算出部、 30B…ポイント記憶部、 32
…加算部、 33…補正量算出部、 34…燃料噴射時
間算出部
Claims (4)
- 【請求項1】 予定のクランク回転角毎に算出されたス
ロットル開度変化率に対応する加速補正量で加速時の基
本燃料噴射量を補正する燃料噴射制御装置において、 スロットル開度検出手段と、 前記予定のクランク回転角を基準とした相異なる2つの
単位時間前における検出スロットル開度変化量に基づ
き、互いに対比可能に換算された2つのスロットル開度
変化率を算出する変化率算出手段と、 前記2つのスロットル開度変化率のうちの大きい方に対
応する燃料噴射量の加速補正量を算出する加速補正量算
出手段とを具備したことを特徴とする燃料噴射制御装
置。 - 【請求項2】 前記変化率算出手段が、 予定のクランク回転角を基準とした相異なる2つのクラ
ンク回転角前におけるスロットル開度変化量に基づき、
互いに対比可能に換算された2つのスロットル開度変化
率を算出するよう構成されたことを特徴とする請求項1
記載の燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】 前記基本燃料噴射量が予定の演算タイミ
ング毎に算出されるよう設定されるとともに、 前記演算タイミング毎に、前回演算タイミングから今回
演算タイミングの間に前記変化率算出手段で算出された
スロットル開度変化率のうち最大値を算出する最大値算
出手段を具備し、 前記加速補正量算出手段では、前記最大値に対応する燃
料噴射量の加速補正量を算出するよう構成したことを特
徴とする請求項1または2記載の燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】 前記最大値に対応したポイントを算出す
るポイント算出手段と、 予定回数分毎にポイントの合計値を算出する加算手段と
を具備し、 前記合計値が基準値より大きい場合にだけ前記加速補正
量算出手段により加速補正量を算出することを特徴とす
る請求項3記載の燃料噴射制御装置。
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