JP2002079879A - ランプユニットの組付方法及び取付構造 - Google Patents

ランプユニットの組付方法及び取付構造

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JP2002079879A
JP2002079879A JP2000296724A JP2000296724A JP2002079879A JP 2002079879 A JP2002079879 A JP 2002079879A JP 2000296724 A JP2000296724 A JP 2000296724A JP 2000296724 A JP2000296724 A JP 2000296724A JP 2002079879 A JP2002079879 A JP 2002079879A
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Yuji Hatagishi
祐至 畑岸
Toshiaki Okabe
敏明 岡部
Kentaro Nagai
健太郎 長井
Kenji Oishi
健二 大石
Kazuyuki Shiraki
和幸 白木
Isao Yoneyama
勲 米山
Goro Takahashi
吾朗 高橋
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Yazaki Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q3/00Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors
    • B60Q3/50Mounting arrangements
    • B60Q3/51Mounting arrangements for mounting lighting devices onto vehicle interior, e.g. onto ceiling or floor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け作業が簡単で、配線の接続を確実に行
なえると共に、高品質のランプユニットを構成すること
ができるランプユニットの組付方法及び取付構造を提供
する。 【解決手段】 予めルーフトリム10に配索されるFF
C12の接続部13が、ルームランプ20におけるバス
バー25及びバネ端子26の電線接続部25a,26a
に溶接によって固着されており、該FFC12をルーフ
トリムの車体パネル側に配索すると同時に、前記ルーム
ランプ20がランプ装着窓に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルームランプ等の
ランプユニットを、車体パネルを覆うルーフトリム等の
内装用壁材のランプ装着窓に取り付けるためのランプユ
ニットの組付方法及び取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車体パネルを覆うルーフトリ
ム又はドアトリム等の内装用壁材に、ルームランプ又は
カーテシランプ等のランプユニットを取り付ける場合に
は、該内装用壁材に開口したランプ装着窓に各ランプユ
ニットを装着していた。図23及び図24は、実開平4
−57454号及び特開平5−131882号公報等に
開示された従来例の自動車用天井の組付方法及びランプ
ユニットの取付構造を説明する為の斜視図及び断面図で
ある。図23に示すように、車両ボディー1の車体パネ
ルであるボディー天井2の下側には、先ず、ルーフハー
ネス37が取付けられ、次いで、前記ボディー天井2を
覆う内装用壁材であるルーフトリム30が取付けられ
る。
【0003】そして、前記ルーフトリム30に開口した
ランプ装着窓であるルームランプ取付口31a及びマッ
プランプ取付口31bから、前記ルーフハーネス37の
コネクタ40,41を配線37a,37bとともに一旦
下方に引き出して、ルームランプ35及びマップランプ
36等のランプユニットにそれぞれ接続する。次に、再
び配線37a,37bをルームランプ取付口31a及び
マップランプ取付口31bを介してそれぞれルーフトリ
ム30上に位置させてから、ルームランプ35及びマッ
プランプ36をルームランプ取付口31a及びマップラ
ンプ取付口31bにそれぞれネジ締め等により取り付け
る。そして最後に、バックミラー38及びサンバイザー
39等の非電装品がルーフトリム30に取付けられ、自
動車用天井が組付けられる。
【0004】例えば、ランプユニットである前記ルーム
ランプ35は、図24に示すように、主としてハウジン
グ34と、バルブ(電球)44と、カバーレンズ33と
から成っている。バルブ44は、ハウジング34に固着
されたバルブ接点としてのバスバー43,43の間に挿
着され、バスバー43の一方がルームランプ側コネクタ
45に接続されている。ハウジング34には、ルームラ
ンプ35をルーフトリム30に固定する為のタッピング
スクリュー42が取付けられている。ルーフトリム30
には、タッピングスクリュー42が差し込まれる取付孔
32が設けられている。
【0005】更に、前記ルームランプ35には、図示し
ていないが、前記バスバー43に接続されたスイッチ回
路を収容してバルブ44のON・OFF切替え可能なス
イッチユニットが取付けられる。又、車両の仕様によっ
ては、上記構成に加えてバルブ44の配光性を考慮した
リフレクタ(反射器)が、ハウジング34の車体パネル
側に装着される。
【0006】又、図25及び図26は、特開平1−30
7108号等に開示された従来例のランプユニットの取
付構造を説明する為の概略図及び要部断面図である。図
25及び図26に示すように、ルームランプ57及びス
ポットライト58は、車体パネルであるボディー天井5
2を覆う内装用壁材としてのルーフトリム53に開口し
たランプ装着窓55,56にそれぞれ装着されるランプ
ユニットである。これらルームランプ57及びスポット
ライト58は、図25に示したように、回路体を絶縁シ
ートに固定したフラットワイヤハーネス51により配線
され、ルーフハーネス50として一体化されている。
【0007】そこで、上記ルームランプ57及びスポッ
トライト58や、図示しないバックミラー及びサンバイ
ザー等の天井装着品をルーフトリム53に予め取り付け
てルーフモジュールを形成しておき、そのルーフモジュ
ールをボディー天井52に取り付けるようにすれば、作
業性の良くないルーフトリム取付け時における装着品の
取付作業が省略でき、組付け作業が簡単になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図23及び
図24に示した従来の自動車用天井の組付方法では、例
えば、上述の如き従来のルームランプ35をルーフトリ
ム30に取り付ける際、ルーフハーネス37の配線37
aに接続されたコネクタ40をルームランプ取付口31
aから一旦下方に引き出して、ルームランプ35のルー
ムランプ側コネクタ45に嵌合接続する必要がある。そ
して、嵌合作業後、再びルーフハーネス37の配線37
aと共にコネクタ45,40をランプ装着窓31aを介
してそれぞれルーフトリム30上に位置させてから、タ
ッピングスクリュー42により、ルームランプ35をラ
ンプ装着窓31aに固定しなければならず、車室内の狭
い作業スペース内での上向き作業となる組付け作業が煩
雑化して良好な作業性を得ることが困難であった。
【0009】そこで、ルームランプ35、マップランプ
36、バックミラー38及びサンバイザー39等の天井
装着品をルーフトリム30に予め取り付けてモジュール
を形成しておき、そのモジュールをボディー天井2に取
り付けるようにすれば、ルーフトリム取付け時に装着品
の取付作業が省略でき、組付け作業が簡単になる。
【0010】しかしながら、モジュールを取り付けると
ボディー天井2の下側がルーフトリム30により覆われ
て密閉されてしまうので、その密閉室内に配置されるル
ーフハーネス37のコネクタ40,41と、ルームラン
プ35及びマップランプ36とを接続することができな
くなる。そこで、ボディー天井2側のコネクタ40,4
1を、モジュール側のルームランプ35及びマップラン
プ36の各コネクタ部に対応する位置に固定した待ち受
けコネクタとし、モジュールの取付けと同時にそれらを
相互に接続する方法が考えられるが、モジュール(ルー
フトリム30)の取付精度は、コネクタ40,41の接
続精度に比べてかなり低く、実際には両者を精度良く接
続することは困難である。特に、コネクタ40,41の
接続状態を作業者が目視で確認できない為、接続信頼性
に劣るという問題が生じた。
【0011】又、上記ルームランプ35は、上述したよ
うにハウジング34、タッピングスクリュー42、バス
バー43、バルブ44、コネクタ40,45、及びスイ
ッチユニット等のランプ機能部分の部品点数が多く、リ
フレクタを装着した際には更に部品点数が増加する。そ
こで、部品製造加工費が嵩むと共に組立てが煩雑とな
り、製造コストの削減が困難であった。
【0012】一方、図25及び図26に示した従来例の
ランプユニットの取付構造では、上記ルームランプ57
及びスポットライト58をルーフトリム53のランプ装
着窓55,56に予め挿入したルーフモジュールをボデ
ィー天井52に取り付ける際には、図26に示したよう
に、ルーフトリム53をボディー天井52に組付け固定
すると同時に、例えばタッピングスクリュー54でルー
ムランプ57をボディー天井52にネジ止め固定した
り、該ルームランプ57を前記ボディ天井52の開口に
嵌装したりして取り付けられる。
【0013】そこで、車体組立てラインにおいてルーフ
トリム53(ルーフモジュール)をボディー天井52に
組付ける際、前記ボディー天井52に対して、あまり取
付精度が良くないルーフトリム3が位置ズレを起こす
と、該ルーフトリム53のランプ装着窓55に挿入され
たルームランプ57が、ボディー天井52に設けたネジ
孔や開口に対して位置ズレを起こし、取付けられなくな
る可能性がある。
【0014】又、前記ルームランプ57を取付けること
ができたとしても、図26に示したように、例えば前記
ボディー天井52に対するルームランプ57の取付中心
軸O 1 と、前記ランプ装着窓55の開口中心軸O2 とが
位置ズレを生じた分だけ、ルームランプ57のカバーレ
ンズの周縁とランプ装着窓55の周囲との間に隙間Sが
生じ、外観を損ねるのでランプユニットの品質が低下す
るという問題がある。即ち、図25に示した従来のラン
プユニットの取付構造は、ルーフトリム53をボディー
天井52に組付ける際の組付け作業性が良くなく、組付
け不良を生じ易いという問題があった。
【0015】従って、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、組付け作業が簡単で、配線の接続を確実
に行なえると共に、高品質のランプユニットを構成する
ことができるランプユニットの組付方法及び取付構造を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の各構成により達成することができる。 (構成1)ランプユニットの電線接続部に電線の接続部
を固着した後、該ランプユニットを内装用壁材に設けた
ランプ装着窓に取り付けると共に、前記電線を前記内装
用壁材の車体パネル側に配索してモジュールを構成し、
車体パネルを覆うように該モジュールを組み付けること
を特徴とするランプユニットの組付方法。
【0017】(構成2)車体パネルを覆う内装用壁材に
設けられたランプ装着窓に、ランプユニットを取り付け
る為のランプユニットの取付構造であって、前記ランプ
ユニットが、意匠部分とランプ機能部分とから成り、前
記ランプ機能部分の電線接続部には、前記内装用壁材の
車体パネル側に配索される電線の接続部が固着されるこ
とを特徴とするランプユニットの取付構造。
【0018】(構成3)車体パネルを覆う内装用壁材に
設けられたランプ装着窓に、ランプユニットを取り付け
る為のランプユニットの取付構造であって、前記ランプ
ユニットが、意匠部分とランプ機能部分とから成り、前
記ランプ機能部分が、導電材料で一体形成されると共に
一方のバルブ接点が設けられたリフレクタと、スイッチ
回路が収容されると共に他方のバルブ接点が設けられた
スイッチユニットとで構成されており、前記リフレクタ
及び前記スイッチユニットの各電線接続部には、前記内
装用壁材の車体パネル側に配索される各電線の接続部が
固着されることを特徴とするランプユニットの取付構
造。
【0019】(構成4)車体パネルを覆う内装用壁材に
設けられたランプ装着窓に、ランプユニットを取り付け
る為のランプユニットの取付構造であって、前記ランプ
ユニットは、スイッチユニットを有するランプ機能部分
と、予めスイッチノブをスライド自在に係止する意匠部
分とから成り、前記ランプ機能部分が、前記車体パネル
に対しては前記スイッチノブのスライド方向に沿っての
み相対変位可能に取付けられ、前記内装用壁材のランプ
装着窓に対しては少なくとも前記スイッチノブのスライ
ド方向と直交する方向に沿って相対変位可能に取付けら
れると共に、前記意匠部分が、前記内装用壁材のランプ
装着窓に室内側から固定され、前記スイッチユニットの
スイッチレバーが、前記スイッチノブの係合部に対して
該スイッチノブのスライド方向に直交する方向にのみ相
対変位可能に係合し、該スイッチノブによって操作され
ることを特徴とするランプユニットの取付構造。
【0020】(構成5)車体パネルを覆う内装用壁材に
設けられたランプ装着窓に、ランプユニットを取り付け
る為のランプユニットの取付構造であって、前記ランプ
ユニットは、スイッチユニットを有するランプ機能部分
と、予めスイッチノブをスライド自在に係止する意匠部
分とから成り、前記ランプ機能部分が、前記内装用壁材
のランプ装着窓に対して少なくとも前記スイッチノブの
スライド方向に沿って相対変位可能に弾性的に支持され
ると共に、前記ランプ機能部分に対する前記スイッチノ
ブのスライド方向に沿った相対変位を規制する位置規制
手段を備えた前記意匠部分が、前記内装用壁材のランプ
装着窓に室内側から固定されることを特徴とするランプ
ユニットの取付構造。
【0021】上記構成1,2,3によれば、予め内装用
壁材に配索される電線の接続部が、ランプユニット(ラ
ンプ機能部分)の電線接続部に固着されており、該電線
を内装用壁材に配索すると同時に、前記ランプユニット
(ランプ機能部分)がランプ装着窓に取り付けられる。
そこで、これらランプユニット(ランプ機能部分)と電
線とは、それぞれコネクタ等を用いることなく電気的に
接続された状態で、車体パネルへの組み付け前の内装用
壁材に一体化されてモジュール化される。そして、ラン
プユニット(ランプ機能部分)及び電線が内装用壁材に
一体化されたモジュールを車体パネルに組み付けるだけ
で、組付け作業が完了する。
【0022】又、ランプユニット(ランプ機能部分)と
電線との電気的接続は、予め作業者が接続状態を目視で
しかも下向き作業で確認しながら固着することで行なわ
れるので、車体パネルに対する内装用壁材の取付精度に
関わらず、確実な接続信頼性を得ることができる。
【0023】尚、好ましくは上記構成1,2,3におい
て、前記電線を前記ランプユニット(ランプ機能部分)
に固定することによって、前記接続部に引張り力が作用
するのを防止する電線固定手段が、前記接続部近傍に設
けられている。この場合、電線の接続部近傍が、電線固
定手段によりランプユニット(ランプ機能部分)に固定
されるので、電線を内装用壁材に配索する際や、車両走
行時の振動などによって、電線の接続部に引張り力が作
用し、前記固着部が外れてしまうのを確実に防止するこ
とができる。
【0024】また、上記構成2によれば、電線の接続部
に固着された該ランプ機能部分が電線と伴に輸送される
際や、内装用壁材に装着される際にも、前記意匠部分は
他の部材と接触して傷付き等を発生することはない。
又、ランプユニットの意匠部分が車種毎に異なる場合で
あっても、前記ランプ機能部分は共用が可能となり、意
匠部分のみを変更すれば良い。
【0025】尚、好ましくは上記構成2において、前記
ランプ機能部分のスイッチレバーが、予め前記意匠部分
に係止されると共に該意匠部分がランプ機能部分に組付
けられた際に前記スイッチレバーに係合するスイッチノ
ブによって、操作される。この場合、ランプユニットの
スイッチノブが内装毎に異なる場合であっても、前記ラ
ンプ機能部分は共用が可能となり、所定の色や形状に合
わせてスイッチノブのみを変更すれば良い。そして、ス
イッチノブとスイッチレバーとの係合は、意匠部分をラ
ンプ機能部分に組付ける作業と同時に行なえる為、組付
け作業工数が増加することはない。
【0026】更に、上記構成3によれば、導電材料で一
体形成されたことにより回路導体として機能することが
できるリフレクタの一方のバルブ接点と、前記スイッチ
ユニットの他方のバルブ接点との間にバルブ(電球)を
装着すると共に、ランプ機能部分である前記リフレクタ
及び前記スイッチユニットの各電線接続部に各電線の接
続部を直接固着したことにより、該ランプ機能部分にバ
スバー等の導体やコネクタ部を別個に設ける必要がなく
なり、従来のランプユニットのランプ機能部分に比べて
部品点数の削減が可能となる。
【0027】尚、好ましくは上記構成3において、前記
リフレクタの電線接続部が、前記スイッチユニットの電
線接続部近傍に併設されることにより、各電線の接続部
を固着する為の各電線接続部が一カ所に集約される。そ
こで、電線の固着作業を一括して行なうことができ、作
業性が向上すると共に、電線の配索経路の設計自由度が
向上する。
【0028】又、好ましくは上記構成3において、前記
リフレクタが、前記ランプ装着窓に係止可能な係止手段
を備えることにより、ランプ機能部分を内装用壁材に予
め取り付けてモジュールを形成する際の組付け作業が更
に容易となる。更に、好ましくは上記構成3において、
前記リフレクタが、該リフレクタの外側面に沿って配索
された前記電線を案内保持する電線保持部を備えること
により、ランプ機能部分を内装用壁材のランプ装着窓に
取り付ける際の電線の噛み込みを防止できる。
【0029】上記構成4によれば、予め内装用壁材に配
索される各電線と接続されるランプ機能部分が、該内装
用壁材のランプ装着窓に対して少なくともスイッチノブ
のスライド方向と直交する方向に沿って相対変位可能に
取付けられると共に、意匠部分が該ランプ装着窓を覆う
ように室内側から固定される。この際、前記ランプ機能
部分におけるスイッチユニットのスイッチレバーは、前
記意匠部分にスライド自在に係止されたスイッチノブの
係合部に係合され、該スイッチノブによって操作可能と
される。
【0030】そして、これらランプ機能部分と意匠部分
とからなるランプユニットは、車体パネルへの組み付け
前の内装用壁材に一体化されて、モジュール化される。
次に、ランプユニットが一体化された内装用壁材を車体
パネルに組み付けると同時に、前記ランプ機能部分も前
記車体パネルに取付けられるが、前記スイッチノブのス
ライド方向に沿っては相対変位可能である。
【0031】そこで、前記車体パネルに組み付けられた
内装用壁材が、該車体パネルに対して前記スイッチノブ
のスライド方向に沿って位置ズレを生じた場合、前記ラ
ンプ機能部分は、該内装用壁材とともに前記車体パネル
に対しては前記スライド方向に沿って相対変位すること
ができるので、このスライド方向に沿った位置ズレを吸
収しながら車体パネルに取付けられる。
【0032】一方、前記内装用壁材が、前記車体パネル
に対してスイッチノブのスライド方向と直交する方向に
沿って位置ズレを生じた場合、前記ランプ機能部分は、
該内装用壁材に対して相対変位することができるので、
このスライド方向と直交する方向に沿った位置ズレも吸
収しながら車体パネルに取付けられる。従って、前記内
装用壁材を車体パネルに組み付ける際に生じる位置ズレ
によって、ランプユニットが取付けられなくなる組付け
不良はなくなり、前記ランプ機能部分は調芯しながら車
体パネルに容易に組み付くことができる。
【0033】また、前記意匠部分は、前記ランプ機能部
分とは独立して前記内装用壁材のランプ装着窓に室内側
から固定されており、前記車体パネルに対する該内装用
壁材の位置ズレに関わらず、所定位置に取り付けられる
ので、車体パネルに対する内装用壁材の取付け状態によ
って外観が損なわれることがなく、品質が向上する。
【0034】更に、前記ランプ機能部分は、上述したよ
うに前記スイッチノブのスライド方向と直交する方向に
沿った位置ズレを吸収する場合、前記内装用壁材に対し
て相対変位するが、前記スイッチレバーが前記スイッチ
ノブの係合部に対して前記スイッチノブのスライド方向
と直交する方向には相対変位可能に係合しているので、
スイッチレバーとスイッチノブとの係合に支障をきたす
ことはない。
【0035】一方、前記ランプ機能部分は、前記スイッ
チノブのスライド方向に沿った位置ズレを吸収する場
合、内装用壁材に固定されたスイッチノブとともに相対
変位するので、前記スイッチレバーが該スイッチノブの
係合部に対して相対変位可能に係合する必要はない。そ
こで、スイッチレバーは、スイッチノブの係合部とのス
ライド方向の隙間を最小限とすることができ、スイッチ
レバー及びスイッチノブの操作範囲が車体パネルに対す
る内装用壁材の取付け状態によって変わってしまうこと
がない。
【0036】上記構成5によれば、予め内装用壁材に配
索される各電線と接続されるランプ機能部分は、該内装
用壁材のランプ装着窓に対して少なくともスイッチノブ
のスライド方向に沿って相対変位可能に弾性的に支持さ
れるので、該ランプ装着窓に対して調芯しながらガタツ
キなく取付けることができ、前記ランプ機能部分の組付
けが容易となる。
【0037】そして、意匠部分が前記ランプ装着窓を覆
うように室内側から固定されると、該意匠部分の位置規
制手段が、前記ランプ機能部分に係合して前記スイッチ
ノブのスライド方向に沿った相対変位を規制する。前記
ランプ機能部分におけるスイッチユニットのスイッチレ
バーが、前記意匠部分にスライド自在に係止されたスイ
ッチノブの係合部に係合されると、該スイッチノブによ
って操作可能とされる。
【0038】そこで、前記ランプ機能部分は、前記スイ
ッチノブの操作に伴うランプ機能部分の動きが規制され
るので、ランプ装着窓に対して弾性的に支持されて組付
けが容易でありながら、スイッチノブ及びスイッチレバ
ーの操作性が良くなり、品質が向上する。
【0039】尚、好ましくは上記構成4,5において、
前記意匠部分が、前記スイッチノブを所定位置にスライ
ド不能に仮止めする仮係止手段を備える。この場合、予
めスイッチノブが所定位置にスライド不能に仮止めされ
た状態で、意匠部分がランプ装着窓を覆うように室内側
から固定されることにより、前記ランプ機能部分のスイ
ッチレバーが前記意匠部分にスライド自在に係止された
スイッチノブの係合部に確実に係合されるので、取付け
作業者が位置合わせをしながら該意匠部分を内装用壁材
に固定する必要がない。そこで、組付けが容易となると
共に、前記スイッチレバーを前記スイッチノブの係合部
に確実に係合させることが容易となり、組付け時の不良
が防止でき、品質向上が図れる。
【0040】又、好ましくは上記構成4,5において、
前記スイッチノブの係合部が、前記スイッチレバーをス
ライド方向に沿って挿入可能とする係止手段を備える。
この場合、ランプ装着窓を覆うように意匠部分を内装用
壁材に固定した後、前記意匠部分に係止されたスイッチ
ノブをスライド操作するだけで、前記スイッチノブの係
合部が備える係止手段は、前記スイッチレバーをスライ
ド方向に沿って挿入可能とするので、スイッチレバーが
スイッチノブの係合部に確実に係合される。そこで、取
付け作業者は位置合わせをしながら前記意匠部分を内装
用壁材に固定する必要がなく、組付けが容易となると共
に、前記スイッチレバーを前記スイッチノブの係合部に
確実に係合させることが容易となり、組付け時の不良が
防止でき、品質向上が図れる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係るランプユニットの組付方法及び取付
構造を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に
係るランプユニットの組付方法を適用したルームランプ
の斜視図、図2は図1に示したルームランプのルーフト
リムへの取り付け過程を説明する縦断面図である。
【0042】図1に示した本第1実施形態のルームラン
プ20は、車体パネルであるボディ天井(図示せず)を
覆う内装用壁材としてのルーフトリム10に開口したラ
ンプ装着窓11に装着されるランプユニットであり、ユ
ニット本体21に装着されたバルブ24には、バスバー
25とバネ端子26を介してルーフハーネスを構成する
電線であるFFC(フレキシブルフラットケーブル)1
2が接続されている(図2、参照)。前記ユニット本体
21は、底壁部の略中央に位置する前記バルブ24に対
応してレンズ部15を備えており、対峙する一対の側縁
に沿って一対の可撓係止片21a,21aが突設されて
いる。
【0043】導電材料製の板材をL字形に折曲形成して
構成された前記バスバー25は、前記ユニット本体21
の底壁面に突設された係止爪14に係止固定される電線
接続部25aと、前記バルブ24の一端を保持固定する
と共に電気的に接続される支持部25bとを備えてい
る。又、導電材料製の板材を折曲形成して構成された前
記バネ端子26は、前記ユニット本体21の底壁面に突
設された係止爪14に係止固定される電線接続部26a
と、前記支持部25bと対向して前記バルブ24の他端
を弾性的に挟持すると共に電気的に接続される断面U字
状のバネ部26bとを備えている。
【0044】そして、これらバスバー25及びバネ端子
26の電線接続部25a,26aには、皮むきされたF
FC12の接続部13が、それぞれ溶接によって固着さ
れ、電気的に接続される。又、前記FFC12の接続部
近傍は、前記ユニット本体21の底壁面に設けられた電
線固定手段であるストレインリリーフ27によって、該
ユニット本体21に挟持固定されており、該FFC12
の他端側に引張り力が作用しても、前記電線接続部25
a,26aに固着された接続部13,13には引張り力
が作用することはない。
【0045】即ち、予めルーフトリム10に配索される
ルーフハーネスであるFFC12の接続部13,13
は、ルームランプ20におけるバスバー25及びバネ端
子26の電線接続部25a,26aにそれぞれ溶接によ
って固着されることで電気的に接続されるが、この際、
作業者は接続状態を目視でしかも下向き作業で確認しな
がら固着することができる。尚、本実施形態において
は、接続部13,13を電線接続部25a,26aにそ
れぞれ溶接によって固着したが、被覆ごと圧接端子に圧
接する圧接接続やハンダ付け等の他の固着手段を用いる
こともできる。
【0046】そして、前記FFC12の端部に接続され
たルームランプ20は、図2(a)に示したように、ユ
ニット本体21を前記ランプ装着窓11に対して車体パ
ネル側の図中斜め上方から傾斜姿勢で挿入貫通させた
後、図中略水平な姿勢に戻し、図2(b)に示したよう
に、該ユニット本体21の可撓係止片21a,21aを
ランプ装着窓11の開口縁に係止させることで、該ラン
プ装着窓11に取り付けられる。
【0047】次に、同様にして前記FFC12の他の端
部に接続されたマップランプ(図示せず)を前記ルーフ
トリム10のランプ装着窓に装着し、該FFC12をル
ーフトリム10の車体パネル側に配索すると共に、バッ
クミラー及びサンバイザー等の天井装着品をルーフトリ
ム10に予め取り付けることにより、これら天井装着品
をルーフトリム10と一体化させたルーフモジュール2
8が構成される。そこで、前記ルーフモジュール28を
ボディー天井2(図23参照)に組み付けだけで、組付
け作業が完了し、ルーフトリム取付け時に天井装着品の
取付作業が省略できるので、組付け作業が簡単になる。
【0048】即ち、本第1実施形態のランプユニットの
組付方法によれば、予めルーフトリム10に配索される
FFC12の接続部13が、ルームランプ20における
バスバー25及びバネ端子26の電線接続部25a,2
6aに固着されており、該FFC12をルーフトリム1
0に配索すると同時に、前記ルームランプ20がランプ
装着窓11に取り付けられる。そこで、これらルームラ
ンプ20とFFC12とは、それぞれコネクタ等を用い
ることなく電気的に接続された状態で、ボディー天井2
への組み付け前のルーフトリム10に一体化されてモジ
ュール化されている。そして、ルームランプ20とFF
C12とがルーフトリム10に一体化されたルーフモジ
ュール28をボディー天井2に組み付けるだけで、組付
け作業が完了する。従って、ルーフトリム取付け時に天
井装着品の取付作業が省略でき、車室内の狭い作業スペ
ース内での上向き作業となる組付け作業が簡素化されて
良好な作業性を得ることができる。
【0049】又、前記電線接続部25a,26aと前記
接続部13,13との電気的接続は、予め作業者が接続
状態を目視でしかも下向き作業で確認しながら溶接等に
より固着することで行なわれるので、ボディー天井2に
対するルーフトリム10の取付精度に関わらず、確実な
接続信頼性を得ることができる。更に、本実施形態で
は、前記FFC12の接続部近傍が、前記ユニット本体
21に設けたストレインリリーフ27によって挟持固定
されているので、FFC12をルーフトリム10に配索
する際や、車両走行時の振動などによって、該FFC1
2の他端側に引張り力が作用しても、前記電線接続部2
5a,26aに固着された接続部13,13には引張り
力が作用することはなく、前記固着部が外れてしまうの
を確実に防止することができる。
【0050】図3は本発明の第2実施形態に係るランプ
ユニットの取付構造を適用したルームランプの分解斜視
図、図4は図3に示したルームランプのルーフトリムへ
の取り付け過程を説明する斜視図である。
【0051】図3に示した本第2実施形態のルームラン
プ120は、車体パネルであるボディ天井(図示せず)
を覆う内装用壁材としてのルーフトリム10に開口した
ランプ装着窓111に装着されるランプユニットである
(図4、参照)。前記ルームランプ120は、ハウジン
グ121に設けられた開口121bに対応して装着され
るバルブ24、バルブ接点としてのタブ端子122及び
バネ端子123、スイッチ接続部126、スイッチレバ
ー127等を備えてルーフトリム10の車体パネル側に
取付けられるランプ機能部分Aと、カバーレンズ128
及びホルダ129を備えてルーフトリム10の室内側に
取付けられる意匠部分Bとから成る。
【0052】前記ランプ機能部分Aを構成するハウジン
グ121内に装着されたバルブ24には、スイッチ接続
部126のタブ端子122とバネ端子123とを介し
て、ルーフハーネスを構成する電線であるFFC12が
接続されている。導電材料製の板材を折曲形成して構成
された前記スイッチ接続部126は、前記ハウジング1
21内に配設されて前記FFC12の接続部を圧接接続
によって固着し、電気的に接続する電線接続部125
と、前記バルブ24の一端を保持固定すると共に電気的
に接続されるタブ端子122とを備えており、スイッチ
レバー127により断続操作される。
【0053】又、導電材料製の板材を折曲形成して構成
された前記バネ端子123は、前記ハウジング121内
に配設されて前記FFC12の接続部を圧接接続によっ
て固着し、電気的に接続する電線接続部125と、前記
タブ端子122と対向して前記バルブ24の他端を弾性
的に挟持すると共に電気的に接続される断面U字状のバ
ネ部とを備えている。
【0054】又、前記FFC12の接続部近傍は、前記
ハウジング121の上面に設けられた電線固定手段であ
るストレインリリーフ115によって、該ハウジング1
21に挟持固定されており、該FFC12の他端側に引
張り力が作用しても、前記電線接続部125,125に
固着された接続部には引張り力が作用することはない。
【0055】即ち、予めルーフトリム10に配索される
ルーフハーネスであるFFC12の接続部は、前記ラン
プ機能部分Aにおけるスイッチ接続部126及びバネ端
子123の電線接続部125,125にそれぞれ圧接接
続によって固着されることで電気的に接続されるが、こ
の際、作業者は接続状態を目視でしかも下向き作業で確
認しながら固着することができる。尚、本実施形態にお
いては、FFC12の各接続部を電線接続部125,1
25にそれぞれ圧接接続によって固着したが、溶接等の
他の固着手段を用いることもできる。
【0056】前記意匠部分Bを構成するカバーレンズ1
28は、係止突起128aをホルダ129の図示しない
係合部に係合させることにより、該ホルダ129に一体
的に装着される。前記ホルダ129には、ルーフトリム
10に開口したランプ装着窓111の開口縁を挟持固定
するフランジ部129aと、前記ハウジング121が嵌
挿されるハウジング嵌挿口129cと、ハウジング12
1の係止片121aを係止ロックする係合孔129bと
が設けられている。
【0057】そして、本第2実施形態のルームランプ1
20をルーフトリム10に取り付ける際には、図4に示
したように、先ず、該ルーフトリム10に開口されたラ
ンプ装着窓111に前記ホルダ129を装着し、該ホル
ダ129には、ルーフトリム10の車内側(図4中、下
側)からカバーレンズ128を装着することで、予め意
匠部分Bがルーフトリム10に取り付けられる。
【0058】次に、前記FFC12の接続部に接続され
たルームランプ120のランプ機能部分Aは、前記ホル
ダ129のハウジング嵌挿口129cにスイッチレバー
127の先端を潜らせるようにして前記ハウジング12
1を傾斜させた姿勢で挿入貫通させた後、略水平な姿勢
に戻して係止片121aを係合孔129bに係止ロック
させることで、該ルーフトリム10に取り付けられる。
尚、前記カバーレンズ128は、前記ホルダ129のハ
ウジング嵌挿口129cに前記ハウジング121を嵌挿
させた後に、該ホルダ129に装着してもよい。
【0059】そして次に、前記FFC12をルーフトリ
ム10の車体パネル側(図4中、上側)に配索すると共
に、図示しないバックミラー及びサンバイザー等の天井
装着品をルーフトリム10に予め取り付けることによ
り、これら天井装着品をルーフトリム10と一体化させ
たルーフモジュールが構成される。そこで、前記ルーフ
モジュールをボディー天井に取り付けるだけで、組付け
作業が完了し、ルーフトリム取付け時に天井装着品の取
付作業が省略できるので、組付け作業が簡単になる。
【0060】即ち、本第2実施形態のランプユニットの
取付構造によれば、予めルーフトリム10に配索される
FFC12の接続部が、ランプ機能部分Aにおけるスイ
ッチ接続部126及びバネ端子126の電線接続部12
5,125に固着されており、該FFC12をルーフト
リム10に配索すると同時に、前記ルームランプ120
のランプ機能部分Aがランプ装着窓111に取り付けら
れる。
【0061】そこで、これらルームランプ120とFF
C12とは、それぞれコネクタ等を用いることなく電気
的に接続された状態で、ボディー天井への組み付け前の
ルーフトリム10に一体化されてモジュール化される。
そして、ルームランプ120とFFC12とがルーフト
リム10に一体化されたルーフモジュールをボディー天
井に組み付けるだけで、組付け作業が完了する。従っ
て、ルーフトリム取付け時に天井装着品の取付作業が省
略でき、車室内の狭い作業スペース内での上向き作業と
なる組付け作業が簡素化されて良好な作業性を得ること
ができる。
【0062】又、前記FFC12の接続部と前記電線接
続部125,125との電気的接続は、予め作業者が接
続状態を目視でしかも下向き作業で確認しながら圧接接
続等により固着することで行なわれるので、ボディー天
井に対するルーフトリム10の取付精度に関わらず、確
実な接続信頼性を得ることができる。
【0063】更に、前記ランプユニット120は、ラン
プ機能部分Aを構成するハウジング121と意匠部分B
を構成するカバーレンズ128及びホルダ129とが分
離されているので、FFC12の接続部に固着されたハ
ウジング121が、該FFC12と伴に輸送される際
や、ルーフトリム10に装着される際にも、前記カバー
レンズ128及びホルダ129は他の部材と接触して傷
付き等を発生することはない。
【0064】即ち、予め前記FFC12の接続部に固着
され、該FFC12と伴に取り回されて他の部材と接触
し易くなるのは、ランプユニット120のハウジング1
21のみであり、傷付きにより外観不良を招く虞がある
カバーレンズ128及びホルダ129は、前記FFC1
2と伴に取り回す必要がない。又、前記ランプユニット
120のカバーレンズ128及びホルダ129が車種毎
に異なる場合であっても、前記ハウジング121は共用
が可能となり、カバーレンズ128及びホルダ129の
みを変更すれば良いので、ランプユニット120のコス
ト削減を図ることができる。
【0065】更に、本実施形態では、前記FFC12の
接続部近傍が、前記ハウジング121に設けたストレイ
ンリリーフ115によって挟持固定されているので、F
FC12をルーフトリム10に配索する際や、車両走行
時の振動などによって、該FFC12の他端側に引張り
力が作用しても、前記電線接続部125,125に固着
されたFFC12の接続部には引張り力が作用すること
はなく、前記固着部が外れてしまうのを確実に防止する
ことができる。
【0066】図5は本発明の第3実施形態に係るランプ
ユニットの取付構造を適用したルームランプの取り付け
過程を示す縦断面図である。図5に示した本発明の第3
実施形態に係るランプユニットの取付構造を適用したル
ームランプ140は、ハウジング141の開口内に装着
されたバルブ24、バルブ接点としてのタブ端子122
及びバネ端子123等を備えてルーフトリム10のラン
プ装着窓111に取付けられるランプ機能部分Aと、カ
バーレンズ142であって前記ルーフトリム10の室内
側から前記ハウジング141に取付けられる意匠部分B
とから成る。尚、上記第2実施形態のルームランプ12
0と略同様の構成部材については同符号を付し、詳細な
説明を省略する。
【0067】前記ルームランプ140のランプ機能部分
Aは、ハウジング141の嵌合溝141aに、前記ルー
フトリム10のランプ装着窓111の開口縁を嵌合され
ることにより、上記第2実施形態の如きホルダ129を
介することなく、ルーフトリム10に直接取り付けられ
る。一方、前記ルームランプ140の意匠部分Bを構成
するカバーレンズ142は、予めランプ装着窓111に
取り付けられた前記ハウジング141に、ルーフトリム
10の車内側(図5中、下側)から被冠するようにして
取り付けられる。即ち、カバーレンズ142は、図5中
上面に突設された係止爪142aを、ハウジング141
の図5中下端縁に突設された係合部141bに係合させ
ることにより、ハウジング141に固定される。
【0068】従って、本第3実施形態のルームランプ1
40は、上記第2実施形態のルームランプ120と同様
の作用効果を有しており、特に、ランプ機能部分Aを構
成するハウジング141と意匠部分Bを構成するカバー
レンズ142とが分離されているので、FFC12の接
続部に固着されたハウジング141が、該FFC12と
伴に輸送される際や、ルーフトリム10に装着される際
にも、前記カバーレンズ142は他の部材と接触して傷
付き等を発生することはない。
【0069】即ち、予め前記FFC12の接続部に固着
され、該FFC12と伴に取り回されて他の部材と接触
し易くなるのは、ランプユニット140のハウジング1
41のみであり、傷付きにより外観不良を招く虞がある
カバーレンズ142は、前記FFC12と伴に取り回す
必要がない。又、前記ランプユニット140のカバーレ
ンズ142が車種毎に異なる場合であっても、前記ハウ
ジング141は共用が可能となり、カバーレンズ142
のみを変更すれば良いので、ランプユニット140のコ
スト削減を図ることができる。
【0070】更に、図6に示した本発明の第4実施形態
に係るランプユニットの取付構造を適用したルームラン
プ150は、ハウジング151に設けられた開口151
bに対応して装着されるバルブ24、バルブ接点として
のタブ端子122及びバネ端子123、スイッチ接続部
126、スイッチレバー155等を備えて図示しないル
ーフトリムのランプ装着窓に取付けられるランプ機能部
分Aと、カバーレンズ152であって前記ルーフトリム
の室内側から前記ハウジング151に取付けられる意匠
部分Bとから成る。尚、上記第2及び第3実施形態のル
ームランプ120,140と略同様の構成部材について
は同符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0071】本第4実施形態のカバーレンズ152に設
けた嵌合溝153には、所定の色や形状を有するスイッ
チノブ156がスライド自在に予め嵌装されており、該
カバーレンズ152がハウジング151に組付けられた
際には、前記スイッチレバー155の先端が該スイッチ
ノブ156の嵌合部156aに嵌合する。そこで、前記
スイッチレバー155は、スイッチノブ156によって
室内側から操作される。
【0072】前記ルームランプ150のランプ機能部分
Aは、ハウジング151の嵌合部溝151cに、図示し
ないルーフトリムのランプ装着窓の開口縁を嵌合される
ことにより、上記第3実施形態のルームランプ140と
同様に、ルーフトリムに直接取り付けられる。一方、前
記ルームランプ150の意匠部分Bを構成するカバーレ
ンズ152は、予めランプ装着窓に取り付けられた前記
ハウジング151に、ルーフトリムの車内側から被冠す
るようにして取り付けられる。即ち、カバーレンズ15
2は、内周壁に凹設された係合部152aを、ハウジン
グ151の下端縁に突設された係止爪151aに係合さ
せることにより、ハウジング151に固定される。
【0073】即ち、本第4実施形態のルームランプ15
0は、上記第3実施形態のルームランプ140と同様の
作用効果に加えて、前記ルームランプ150のスイッチ
ノブ156が内装毎に異なる場合であっても、前記ハウ
ジング151は共用が可能となり、所定の色や形状を合
わせてスイッチノブ156のみを変更すれば良いので、
ルームランプ150のコスト削減を図ることができる。
そして、スイッチノブ156とスイッチレバー155と
の係合は、カバーレンズ152をハウジング151に組
付ける作業と同時に行なえる為、組付け作業工数が増加
することはない。
【0074】図7は本発明の第5実施形態に係るランプ
ユニットの取付構造を適用したルームランプのルーフト
リムへの取り付け過程を説明する斜視図、図8は図7に
示したルームランプにおけるランプ機能部分の分解斜視
図、図9は図8に示したランプ機能部分の組立手順を説
明する斜視図、図10は図9に示したリフレクタの横断
面図である。
【0075】図7に示した本第5実施形態のルームラン
プ220は、車体パネルであるボディ天井202を覆う
内装用壁材としてのルーフトリム203に開口したラン
プ装着窓215に装着されるランプユニットである。前
記ルームランプ220は、図7及び図8に示したよう
に、一方のバルブ接点222が設けられたリフレクタ2
21と、他方のバルブ接点232が設けられたスイッチ
ユニット231と、これら両バルブ接点222,232
間に挿着されるバルブ(電球)241とで構成されてル
ーフトリム203の車体パネル側に取付けられるランプ
機能部分Aと、カバーレンズ251であって前記ルーフ
トリム203の室内側に取付けられる意匠部分Bとから
成る。
【0076】前記リフレクタ221は、導電材料である
ステンレス等の金属板からプレス成形等により一体形成
された反射器であり、前記バルブ241の最適な配光を
行なう機能と共に、ランプ機能部分Aの構造支持体とし
ての機能も有している。図8に示すように、略断面コ字
状に折曲形成された前記リフレクタ221の長手方向開
放端の一方(図8中、左側)には、上壁221aの端縁
に略直角に折曲形成された前記バルブ接点222と、前
記ランプ装着窓215の開口縁に係止可能な係止手段と
して折曲形成された一対のトリム取付部224,224
と、該リフレクタ221の電線接続部である圧接端子2
23とが設けられている。
【0077】又、前記リフレクタ221の長手方向開放
端の他方(図8中、右側)には、一対のガイド突起22
6,226が、両側壁221b,221bの端縁に折曲
形成されている。更に、両側壁221b,221bの下
端縁には、前記ボディ天井202の開口202aに係止
可能な一対のパネル取付部225,225と共に、FF
C(フレキシブルフラットケーブル)240の分岐線2
40a,240cをリフレクタ221に案内保持する電
線保持部227が折曲形成されている(図9及び図1
0、参照)。
【0078】前記電線保持部227,227は、図10
に示したように、前記両側壁221b,221bの下端
縁を断面C字状に折曲形成することにより形成された電
線保持溝であり、前記分岐線240a,240cの直径
よりも狭い幅の上部開口から圧入された分岐線240
a,240cを案内保持することができる。
【0079】前記スイッチユニット231は、図8に示
したように、前記バルブ接点232に接続されたスイッ
チ回路(図示せず)が、絶縁ハウジング内に収容されて
おり、該スイッチ回路の電線接続部である圧接端子23
3,233が、前記バルブ接点232と同様に外部に露
出するようにして突設される。又、前記スイッチユニッ
ト231には、前記バルブ241のON・OFF切替え
が可能なスイッチ回路を断続操作する為のスイッチレバ
ー235が設けられている。
【0080】そこで先ず、図9に示したように、前記リ
フレクタ221の長手方向開放端の一方に設けた圧接端
子223には、ルーフハーネスを構成する電線であるF
FC240の分岐線240bを圧接接続させる。そし
て、前記電線保持部227,227には、前記両側壁2
21b,221bの外側面に沿って前記リフレクタ22
1の長手方向開放端の他方に向かうように配索された前
記FFC240の分岐線240a,240cを案内保持
させる。
【0081】次に、前記スイッチユニット231に設け
た嵌合溝234,234内に、前記リフレクタ221の
ガイド突起226,226を嵌入することにより、これ
らスイッチユニット231とリフレクタ221とが一体
に組付けられると同時に、前記圧接端子233,233
には前記FFC240の分岐線240a,240cが圧
接接続される。そして、対峙する両バルブ接点222,
232間にバルブ41を挿着することで、ランプ機能部
分Aの組立てが完了する。
【0082】そこで、予めルーフトリム203に配索さ
れるルーフハーネスであるFFC240の各分岐線24
0a,240b,240cにおける接続部は、ランプ機
能部分Aを構成する前記リフレクタ221及び前記スイ
ッチユニット231の各圧接端子223,233,23
3にそれぞれ圧接接続によって固着されることで電気的
に接続されるが、この際、作業者は接続状態を目視でし
かも下向き作業で確認しながら固着することができる。
尚、本実施形態においては、FFC240の各接続部を
圧接端子223,233,233にそれぞれ圧接接続に
よって固着したが、溶接等の他の固着手段を用いること
もできる。
【0083】前記カバーレンズ251は、図7に示した
ように、係止用突起251aをルーフトリム203の係
合孔203aに係合させることにより、該ルーフトリム
203のランプ装着窓215を覆うように装着される。
該カバーレンズ251に設けたスライド溝253には、
所定の色や形状を有するスイッチノブ252がスライド
自在に予め嵌装されており、該カバーレンズ251がル
ーフトリム203に組付けられた際には、前記スイッチ
レバー235の先端が該スイッチノブ252の嵌合部2
52aに嵌合する。そこで、前記スイッチレバー235
は、スイッチノブ252によって室内側から操作され
る。
【0084】即ち、本第5実施形態のルームランプ22
0は、導電材料で一体形成されたことにより回路導体と
して機能することができるリフレクタ221のバルブ接
点222と、前記スイッチユニット231のバルブ接点
232との間にバルブ241を装着すると共に、ランプ
機能部分Aを構成するこれらリフレクタ221及びスイ
ッチユニット231の各圧接端子223,233,23
3にFFC240の各接続部を直接固着したことによ
り、該ランプ機能部分Aにバスバー等の導体やコネクタ
部を別個に設ける必要がなくなり、図24に示した従来
のランプユニット35のランプ機能部分に比べても部品
点数の削減が可能となる。そこで、部品点数の削減によ
り部品製造加工費を抑制できると共に組立てが簡単にな
り、製造コストの低減を図ることができる。
【0085】そして、本第5実施形態のルームランプ2
20をルーフトリム203に予め取り付けてルーフモジ
ュールを形成する際には、図7に示したように、先ず、
前記FFC240の接続部に接続されたランプ機能部分
Aが、前記ルーフトリム203に開口されたランプ装着
窓215に装着される。この際、リフレクタ221のト
リム取付部224,224が、ランプ装着窓215の開
口縁に係止されることで、ランプ機能部分Aはルーフト
リム203に直接取り付けられるが、これらトリム取付
部224,224は互いに反対方向に弾性変形する可撓
係止片であり、ガタつくことなく係止される。
【0086】又、前記リフレクタ221の両側壁221
b,221bの外側面に沿って配索された前記分岐線2
40a,240cは、前記電線保持部227,227に
案内保持されているので、リフレクタ221とランプ装
着窓215との間に噛み込まれることがなく、作業性が
良い。
【0087】更に、前記電線保持部227,227は、
前記分岐線240a,240cが圧入されることで、F
FC240を前記ランプ機能部分Aに保持固定すること
によって、分岐線240a,240cの各接続部に引張
り力が作用するのを防止する電線固定手段を兼ねてい
る。そこで、FFC240をルーフトリム203に配索
する際や、車両走行時の振動などによって、分岐線24
0a,240cの各接続部に引張り力が作用し、前記圧
接端子233,233から固着部が外れてしまうのを確
実に防止することができる。
【0088】一方、前記ルームランプ220の意匠部分
Bを構成するカバーレンズ251は、予めランプ装着窓
215に取り付けられた前記ランプ機能部分Aをルーフ
トリム203の車内側から被冠するようにして取り付け
られる。即ち、カバーレンズ251は、周壁に突設され
た係止用突起251aを、ルーフトリム203の係合孔
203aに係合させることにより、該ルーフトリム20
3のランプ装着窓215を覆うように装着される。
【0089】そして次に、前記FFC240をルーフト
リム203の車体パネル側(図7中、上側)に配索する
と共に、図示しないバックミラー及びサンバイザー等の
天井装着品をルーフトリム203に予め取り付けること
により、これら天井装着品をルーフトリム203と一体
化させたルーフモジュールが構成される。そこで、前記
ルーフモジュールをボディー天井202に取り付けるだ
けで、組付け作業が完了し、ルーフトリム取付け時に天
井装着品の取付作業が省略できるので、組付け作業が簡
単になる。
【0090】即ち、本第5実施形態のランプユニットの
取付構造によれば、予めルーフトリム203に配索され
るFFC240の各分岐線240a,240b,240
cにおける接続部が、ランプ機能部分Aを構成する前記
リフレクタ221及び前記スイッチユニット231の各
圧接端子223,233,233に固着されており、該
FFC240をルーフトリム203に配索すると同時
に、前記ルームランプ220のランプ機能部分Aがラン
プ装着窓215に取り付けられる。
【0091】そこで、これらルームランプ220とFF
C240とは、それぞれコネクタ等を用いることなく電
気的に接続された状態で、ボディー天井202への組み
付け前のルーフトリム203に一体化されてモジュール
化される。そして、ルームランプ220とFFC240
とがルーフトリム203に一体化されたルーフモジュー
ルをボディー天井202に組み付けるだけで、組付け作
業が完了する。
【0092】この際、リフレクタ221のパネル取付部
225,225が、前記ボディ天井202の開口202
aに係止されることで、ルームランプ220はボディー
天井202に対しても位置決め固定されるが、これらパ
ネル取付部225,225は互いに反対方向に弾性変形
する可撓係止片であり、多少の位置ずれも吸収すること
ができる。従って、ルーフトリム取付け時に天井装着品
の取付作業が省略でき、車室内の狭い作業スペース内で
の上向き作業となる組付け作業が簡素化されて良好な作
業性を得ることができる。
【0093】又、前記FFC240の各分岐線240
a,240b,240cと各圧接端子223,233,
233との電気的接続は、予め作業者が接続状態を目視
でしかも下向き作業で確認しながら圧接接続等により固
着することで行なわれるので、ボディー天井202に対
するルーフトリム203の取付精度に関わらず、確実な
接続信頼性を得ることができる。
【0094】更に、前記ランプユニット220は、ラン
プ機能部分Aを構成するリフレクタ221及びスイッチ
ユニット231と意匠部分Bを構成するカバーレンズ2
51とが分離されているので、FFC240の接続部に
固着されたリフレクタ221及びスイッチユニット23
1が、該FFC240と伴に輸送される際や、ルーフト
リム203に装着される際にも、前記カバーレンズ25
1は他の部材と接触して傷付き等を発生することはな
い。
【0095】即ち、予め前記FFC240の接続部に固
着され、該FFC240と伴に取り回されて他の部材と
接触し易くなるのは、ランプユニット220のリフレク
タ221及びスイッチユニット231のみであり、傷付
きにより外観不良を招く虞があるカバーレンズ251
は、前記FFC240と伴に取り回す必要がない。又、
前記ランプユニット220のカバーレンズ251及びス
イッチノブ252が車種や内装毎に異なる場合であって
も、前記リフレクタ221及びスイッチユニット231
は共用が可能となり、カバーレンズ251及びスイッチ
ノブ252のみを変更すれば良いので、ランプユニット
220のコスト削減を図ることができる。
【0096】尚、本発明のランプユニットの取付構造に
おける車体パネル、内装用壁材、ランプユニット、リフ
レクタ、スイッチユニット、電線接続部及び電線等の構
成は、上記第5実施形態の構成に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうること
は云うまでもない。
【0097】例えば、前記分岐線240a,240cを
リフレクタに案内保持する電線保持部の構成は、上述し
たリフレクタ221の電線保持部227の構成に限定さ
れるものではなく、種々の形態を採ることができる。図
11に示したリフレクタ261では、両側壁261b,
261bの下端縁を断面U字状に折曲形成することによ
り形成された電線保持溝の上方に弾性係止片263を切
り起こして抜け止め手段とし、分岐線240a,240
cをリフレクタ221に案内保持すると共に保持固定し
ている。又、図12に示したリフレクタ271の電線保
持部272のように、両側壁の下端縁を断面U字状に折
曲形成することにより形成した電線保持溝内に分岐線2
40cを挿入した後、加締め片273で圧着することに
より、保持固定している。
【0098】図13は本発明の第6実施形態に係るラン
プユニットの取付構造を適用したルームランプのルーフ
トリムへの取り付け過程を説明する斜視図、図14は図
13に示したルームランプにおけるランプ機能部分の分
解斜視図である。図13及び図14に示したルームラン
プ280は、一方のバルブ接点282が設けられたリフ
レクタ281と、他方のバルブ接点292が設けられた
スイッチユニット291と、これら両バルブ接点28
2,292間に挿着されるバルブ241とで構成されて
ルーフトリム203の車体パネル側に取付けられるラン
プ機能部分Aと、カバーレンズ251であって前記ルー
フトリム203の室内側に取付けられる意匠部分Bとか
ら成る。尚、上記第5実施形態のルームランプ220と
略同様の構成部材については同符号を付し、詳細な説明
を省略する。
【0099】前記リフレクタ281は、上記第5実施形
態のリフレクタ221と同様に、導電材料であるステン
レス等の金属板からプレス成形等により一体形成された
反射器である。図14に示すように、略断面コ字状に折
曲形成された前記リフレクタ281の長手方向開放端の
一方(図14中、右側)には、上壁の端縁に略直角に折
曲形成された前記バルブ接点282が設けられており、
他方(図14中、左側)には、一対のガイド突起28
6,286が、両側壁の端縁に折曲形成されている。
【0100】また、前記リフレクタ281の両側壁の下
端縁には、前記ルーフトリム203のランプ装着窓21
5に係止可能な一対のトリム取付部284,284が折
曲形成されている。更に、前記リフレクタ281の上壁
には、後述するリフレクタ281の電線接続部であるバ
スバー294をリベット止めする為の固定孔283が穿
設されている。尚、本実施形態においては、リベット1
00を用いてリフレクタ281にバスバー294を固定
したが、プレスフィット(圧入)等の他の固定手段を用
いることもできる。
【0101】前記スイッチユニット291は、図14に
示したように、前記バルブ接点292に接続されたスイ
ッチ回路(図示せず)が、絶縁ハウジング295内に収
容されており、該スイッチ回路の電線接続部である圧接
端子293,293が、前記バルブ接点292と同様に
外部に露出するようにして突設されている。又、前記ス
イッチユニット291には、前記バルブ241のON・
OFF切替えが可能なスイッチ回路を断続操作する為の
スイッチレバー298が設けられている。
【0102】そして、前記リフレクタ281に接続され
るバスバー294の圧接端子294aと、前記圧接端子
293,293とは、図14に示すように、圧接刃が同
一方向を向き、互いに平行となるように、前記絶縁ハウ
ジング295の上面に配設されている。即ち、前記リフ
レクタ281の電線接続部であるバスバー294の圧接
端子294aが、前記スイッチユニット291の電線接
続部である圧接端子293,293の近傍に併設されて
いる。更に、前記絶縁ハウジング295は、可撓ヒンジ
296a,296aを介して一体成形された電線固定手
段であるストレインリリーフカバー296と、リフレク
タ保護カバー297とを備えている。
【0103】そこで先ず、前記絶縁ハウジング295に
設けた嵌合溝(図示せず)内に、前記リフレクタ281
のガイド突起286,286を嵌入することにより、こ
れらスイッチユニット291とリフレクタ281とが一
体に組付けられ、リフレクタ281の上面の一部がリフ
レクタ保護カバー297により覆われる。
【0104】次に、前記絶縁ハウジング295の上面に
配設された前記圧接端子294a及び前記圧接端子29
3,293に、FFC240を圧接接続させると同時
に、前記バスバー294の貫通孔294bとリフレクタ
281の固定孔283とがリベット100により加締め
られ、バスバー294とリフレクタ281とが電気的に
接続される。
【0105】そして、前記ストレインリリーフカバー2
96を閉じて、各係止爪296bを前記絶縁ハウジング
295の係止突起295aにロックさせることで、FF
C240はランプ機能部分Aに保持固定される。最後
に、対向する両バルブ接点292,282間にバルブ2
41を挿着することで、ランプ機能部分Aの組立てが完
了する。
【0106】即ち、本第6実施形態のルームランプ28
0は、前記リフレクタ281の電線接続部であるバスバ
ー294の圧接端子294aが、前記スイッチユニット
291の電線接続部である圧接端子293,293の近
傍に互いに所定間隔をもって併設されているので、該F
FC240の各導体を分岐又は切断することなく、一括
して各圧接端子293,293,294aに圧接接続す
ることができる。
【0107】そこで、前記FFC240をランプ機能部
分Aに固着する際、作業者は接続状態を目視でしかも下
向き作業で確認しながら固着することができる等の上記
第5実施形態におけるルームランプ220の作用効果に
加えて、本第6実施形態におけるFFC240は、各導
体の圧接作業を一括して行なうことができるので、組立
て作業性が向上し、生産性の効率化を図ることができ
る。又、前記FFC240は、各圧接端子293,29
3,294aとの圧接接続を端末で処理するだけでな
く、スルー回路を構成することもできるので、ルーフト
リム203に配索されるルーフハーネスの配索経路の設
計自由度も向上する。
【0108】そして、本第6実施形態のルームランプ2
80をルーフトリム203に予め取り付けてルーフモジ
ュールを形成する際には、上記第5実施形態のルームラ
ンプ220と略同様の手順によって組付けを行なうこと
ができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0109】図15は本発明の第7実施形態に係るラン
プユニットの取付構造を適用したルームランプの分解斜
視図、図16は図15に示したスイッチノブの拡大斜視
図、図17は図16に示したスイッチノブとスイッチレ
バーの係合状態を説明する為の要部拡大断面図及び平面
図である。
【0110】図15に示した本第7実施形態のルームラ
ンプ320は、車体パネルであるボディ天井302を覆
う内装用壁材としてのルーフトリム333に開口したラ
ンプ装着窓335に装着されるランプユニットである。
前記ルームランプ320は、図15に示したように、ハ
ウジング321に設けられた開口321aに対応して装
着されるバルブ(電球)324と、スイッチユニット3
26と、バネ端子322及びタブ端子323をスイッチ
ユニット326に接続するバスバー回路328とで構成
されてルーフトリム333の車体パネル側に取付けられ
るランプ機能部分Aと、カバーレンズ351であって前
記ルーフトリム333の室内側に取付けられる意匠部分
Bとから成る。
【0111】前記ランプ機能部分Aを構成するハウジン
グ321内に装着されたバルブ324及びスイッチユニ
ット326には、前記バスバー回路328の各圧接端子
325を介して、ルーフハーネスを構成する電線である
FFC(フレキシブルフラットケーブル)340が接続
される。前記スイッチユニット326は、前記バネ端子
322に接続されたスイッチ回路(図示せず)が、絶縁
ハウジング内に収容されており、該絶縁ハウジングから
延出したスイッチレバー327によって、前記バルブ3
24のON・OFF切替えが可能なスイッチ回路を断続
操作される(図17参照)。
【0112】即ち、予めルーフトリム333の車体パネ
ル側に配索されるルーフハーネスであるFFC340の
接続部は、前記ハウジング321に設けた圧接端子32
5に圧接接続によって固着されることで電気的に接続さ
れるが、この際、作業者は接続状態を目視でしかも下向
き作業で確認しながら固着することができる。尚、本実
施形態においては、FFC340の各接続部を圧接端子
325にそれぞれ圧接接続によって固着したが、溶接等
の他の固着手段を用いることもできる。
【0113】また、前記ハウジング321の上面には、
前記ボディ天井302の係止用開口302bに係止可能
な一対のパネル取付部331,331が突設されてお
り、該ハウジング321の各側面にはトリム取付部33
2が設けられている。前記パネル取付部331は、一対
の弾性係止片を備えた錨状のクリップであり、前記係止
用開口302bに挿入された後は、抜き出し不能とな
る。但し、前記係止用開口302bが、後述するスイッ
チノブ352のスライド方向(図中、矢印X方向)に延
びる矩形の長孔とされているので、ボディ天井302に
取付けられた前記ハウジング321は、このスライド方
向(図中、矢印X方向)に沿っては該ボディ天井302
に対して相対変位することができる。
【0114】前記トリム取付部332は、前記ハウジン
グ321が矩形状のランプ装着窓335に装着された
際、それぞれ対向する前記ランプ装着窓335の開口縁
に弾性的に係合する可撓係合片であり、該ハウジング3
21はランプ装着窓335に対し、後述するスイッチノ
ブ352のスライド方向(図中、矢印X方向)及び該ス
ライド方向と直交する方向(図中、矢印Y方向)に沿っ
て弾性付勢されながら相対変位することができる。
【0115】前記意匠部分Bを構成するカバーレンズ3
51は、図15に示したように、係止用突起351aを
ルーフトリム333の係合孔333aに係合させること
により、該ルーフトリム333のランプ装着窓335を
覆うように装着される。該カバーレンズ351に設けた
スライド溝353には、スイッチノブ352がスライド
自在に予め嵌装されている。そこで、該カバーレンズ3
51がルーフトリム333に組付けられた際には、図1
6及び図17に示すように、前記スイッチレバー327
の先端327aが該スイッチノブ352の係合部352
aに係合するので、前記スイッチレバー327は、スイ
ッチノブ352によって室内側から操作される。
【0116】前記スイッチノブ352は、図16及び図
17に示したように、スイッチレバー327の先端32
7aが係合する係合部352aと、前記スライド溝35
3内に圧入されて該スイッチノブ352をカバーレンズ
351に予めスライド自在に装着する為の一対の弾性係
止部352b,352bと、所定の色や形状を有して室
内側に露呈する操作部352cとから成る。
【0117】前記係合部352aは、図17(a),
(b)に示したように、前記スイッチレバー327の先
端327aが挿入される直方体状の凹部であり、板状の
先端327aは該係合部352aに対してスイッチノブ
352のスライド方向と直交する方向(図中、矢印Y方
向)には相対変位可能であるが、スイッチノブ352の
スライド方向(図中、矢印X方向)には殆ど相対変位不
能である。そこで、前記スイッチノブ352は、スイッ
チレバー327に対してスライド方向(図中、矢印X方
向)には遊びなく係合することができる。
【0118】そして、本第7実施形態のルームランプ3
20をルーフトリム333に予め取り付けてルーフモジ
ュールを形成する際には、先ず、前記FFC340の接
続部に接続されたハウジング321が、前記ルーフトリ
ム333に開口されたランプ装着窓335に装着され
る。
【0119】この際、前記ハウジング321の各トリム
取付部332が、それぞれ対向するランプ装着窓335
の開口縁(各辺)に弾性的に係合することで、ランプ機
能部分Aはルーフトリム333に直接取り付けられ、ガ
タつくことなく係止される。即ち、前記ハウジング32
1は、各トリム取付部332の弾性付勢力に抗して、ラ
ンプ装着窓335内ではルーフトリム333に対して相
対変位可能である。
【0120】一方、前記ルームランプ320の意匠部分
Bを構成するカバーレンズ351は、予めランプ装着窓
335に取り付けられた前記ランプ機能部分Aをルーフ
トリム333の室内側から被冠するようにして取り付け
られる。即ち、カバーレンズ351は、周壁に突設され
た係止用突起351aを、ルーフトリム333の係合孔
333aに係合させることにより、該ルーフトリム33
3のランプ装着窓335を覆うように装着される。この
際、前記カバーレンズ351は、スイッチレバー327
の先端327aが前記係合部352a内に確実に挿入さ
れるように、スイッチノブ352の位置を調整しながら
取付けられる。
【0121】そして次に、前記FFC340をルーフト
リム333の車体パネル側(図15中、上側)に配索す
ると共に、図示しないバックミラー及びサンバイザー等
の天井装着品をルーフトリム333に予め取り付けるこ
とにより、これら天井装着品をルーフトリム333と一
体化させたルーフモジュールが構成される。そこで、前
記ルーフモジュールをボディー天井302に取り付ける
だけで、組付け作業が完了し、ルーフトリム取付け時に
天井装着品の取付作業が省略できるので、組付け作業が
簡単になる。
【0122】更に、本第7実施形態のランプユニットの
取付構造によれば、ルームランプ320が一体化された
ルーフトリム333をボディー天井302に組み付ける
と同時に、該ルームランプ320のハウジング321
は、ボディー天井302の開口302aに取付けられ
る。この際、前記パネル取付部331を介して前記係止
用開口302bに係止されるハウジング321は、前記
スイッチノブ352のスライド方向(図中、矢印X方
向)に沿っては相対変位可能である。
【0123】そこで、前記ボディー天井302に組み付
けられたルーフトリム333が、該ボディー天井302
に対して前記スイッチノブ352のスライド方向(図
中、矢印X方向)に沿って位置ズレを生じた場合、前記
ハウジング321は、該ルーフトリム333とともに前
記ボディー天井302に対しては前記スライド方向(図
中、矢印X方向)に沿って相対変位することができるの
で、このスライド方向に沿った位置ズレを吸収しながら
ボディー天井302に取付けられる。
【0124】一方、前記ルーフトリム333が、前記ボ
ディー天井302に対してスイッチノブ352のスライ
ド方向と直交する方向(図中、矢印Y方向)に沿って位
置ズレを生じた場合、前記ハウジング321は、該ルー
フトリム333に対して相対変位することができるの
で、このスライド方向と直交する方向(図中、矢印Y方
向)に沿った位置ズレも吸収しながらボディー天井30
2に取付けられる。従って、前記ルーフトリム333を
ボディー天井302に組み付ける際に生じる位置ズレに
よって、ルームランプ320が取付けられなくなる組付
け不良はなくなり、前記ハウジング321は調芯しなが
らボディー天井302に容易に組み付くことができる。
【0125】また、前記カバーレンズ351は、前記ハ
ウジング321とは独立して前記ルーフトリム333の
ランプ装着窓335に室内側から固定されており、前記
ボディー天井302に対する該ルーフトリム333の位
置ズレに関わらず、所定位置に取り付けられるので、ボ
ディー天井302に対するルーフトリム333の取付け
状態によって外観が損なわれることがなく、品質が向上
する。
【0126】更に、前記ハウジング321は、上述した
ように前記スイッチノブ352のスライド方向と直交す
る方向(図中、矢印Y方向)に沿った位置ズレを吸収す
る場合、前記ルーフトリム333に対して相対変位する
が、前記スイッチレバー327の先端327aが前記ス
イッチノブ352の係合部352aに対して前記スイッ
チノブ352のスライド方向と直交する方向(図中、矢
印Y方向)には相対変位可能に係合しているので、スイ
ッチレバー327とスイッチノブ352との係合に支障
をきたすことはない。
【0127】一方、前記ハウジング321は、前記スイ
ッチノブ352のスライド方向(図中、矢印X方向)に
沿った位置ズレを吸収する場合、ルーフトリム333に
固定されたカバーレンズ351のスイッチノブ352と
ともに相対変位するので、前記スイッチレバー327の
先端327aが該スイッチノブ352の係合部352a
に対して相対変位できるように遊嵌状態に係合する必要
はない。
【0128】そこで、スイッチレバー327の先端32
7aは、スイッチノブ352の係合部352aとのスラ
イド方向(図中、矢印X方向)の隙間を最小限とするこ
とができ、スイッチレバー327及びスイッチノブ35
2の操作範囲がボディー天井302に対するルーフトリ
ム333の取付け状態によって変わってしまうことがな
い。従って、前記ルーフモジュールをボディー天井30
2に取り付けるだけで、組付け作業が完了し、ルーフト
リム取付け時に天井装着品の取付作業が省略できるの
で、組付け作業が簡単になる。
【0129】又、前記FFC340の各接続部と各圧接
端子325との電気的接続は、予め作業者が接続状態を
目視でしかも下向き作業で確認しながら圧接接続等によ
り固着することで行なわれるので、ボディー天井302
に対するルーフトリム333の取付精度に関わらず、確
実な接続信頼性を得ることができる。
【0130】更に、前記ランプユニット320は、ラン
プ機能部分Aを構成するハウジング321と意匠部分B
を構成するカバーレンズ351とが分離されているの
で、FFC340の接続部に固着されたハウジング32
1が、該FFC340と伴に輸送される際や、ルーフト
リム333に装着される際にも、前記カバーレンズ35
1は他の部材と接触して傷付き等を発生することはな
い。
【0131】即ち、予め前記FFC340の接続部に固
着され、該FFC340と伴に取り回されて他の部材と
接触し易くなるのは、ランプユニット320のハウジン
グ321のみであり、傷付きにより外観不良を招く虞が
あるカバーレンズ351は、前記FFC340と伴に取
り回す必要がない。又、前記ランプユニット320のカ
バーレンズ351及びスイッチノブ352が車種や内装
毎に異なる場合であっても、前記ハウジング321は共
用が可能となり、カバーレンズ351及びスイッチノブ
352のみを変更すれば良いので、ランプユニット32
0のコスト削減を図ることができる。
【0132】尚、本発明のランプユニットの取付構造に
おける車体パネル、内装用壁材、ランプ機能部分、スイ
ッチレバー、スイッチノブ及び意匠部分等の構成は、上
記第7実施形態の構成に限定されるものではなく、本発
明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うま
でもない。
【0133】例えば、図18に示したように、カバーレ
ンズ351のスライド溝353の近傍に、スイッチノブ
362の係合凹部363に係合して該スイッチノブ36
2を所定位置にスライド不能に仮止めする仮係止手段と
しての係合突起354を設けることもできる。この場
合、予めスライド溝353にスライド自在に嵌装された
スイッチノブ362は、各弾性係止部362bに形成し
た係合凹部363が、スライド溝353の近傍に突設し
た各係合突起354に係合することにより、所定位置に
スライド不能に仮止めされる。
【0134】そこで、この状態でカバーレンズ351が
ランプ装着窓335を覆うように室内側から固定される
ことで、前記スイッチレバー327の先端327aが、
前記カバーレンズ351にスライド自在に係止されたス
イッチノブ362の係合部362aに確実に係合される
ので、取付け作業者が位置合わせをしながら該カバーレ
ンズ351をルーフトリム333に固定する必要がな
い。従って、カバーレンズ351の組付けが容易となる
と共に、前記スイッチレバー327の先端327aを前
記スイッチノブ362の係合部362aに確実に係合さ
せることが容易となり、組付け時の不良が防止でき、品
質向上が図れる。
【0135】図19は本発明の第8実施形態に係るラン
プユニットの取付構造を適用したルームランプの分解斜
視図、図20は図19に示したスイッチノブの拡大斜視
図、図21は図19に示したスイッチノブとスイッチレ
バーの係合状態を説明する為の要部拡大平面図、図22
は図19に示したルームランプの取付け手順を説明する
横断面図である。
【0136】本第8実施形態のルームランプ370は、
図19に示したように、一方のバルブ接点が設けられた
リフレクタ371と、他方のバルブ接点が設けられたス
イッチユニット375と、これら両バルブ接点間に挿着
されるバルブ324とで構成されてルーフトリム383
の車体パネル側に取付けられるランプ機能部分Aと、カ
バーレンズ391であって前記ルーフトリム383の室
内側に取付けられる意匠部分Bとから成る。
【0137】前記リフレクタ371は、導電材料である
ステンレス等の金属板からプレス成形等により一体形成
された反射器であり、前記バルブ324の最適な配光を
行なう機能と共に、ランプ機能部分Aの構造支持体とし
ての機能も有している。前記リフレクタ371の両側壁
の下端縁には、前記ルーフトリム383のランプ装着窓
385に係止可能な一対のトリム取付部374,374
が折曲形成されている。
【0138】前記スイッチユニット375は、前記他方
のバルブ接点に接続されたスイッチ回路(図示せず)
が、絶縁ハウジングに収容されており、該スイッチ回路
の電線接続部にはFFC340が圧接接続される。又、
前記スイッチユニット375には、前記バルブ324の
ON・OFF切替えが可能なスイッチ回路を断続操作す
る為のスイッチレバー378が設けられている。そし
て、これらスイッチユニット375とリフレクタ371
とが一体に組付けられると同時に、前記FFC340が
圧接接続され、対峙する両バルブ接点間にバルブ324
を挿着することで、ランプ機能部分Aが組立てられる。
【0139】前記カバーレンズ391は、図19に示し
たように、係止用突起391aをルーフトリム383の
係合孔383aに係合させることにより、該ルーフトリ
ム383のランプ装着窓385を覆うように装着され
る。該カバーレンズ391に設けたスライド溝393に
は、スイッチノブ392がスライド自在に予め嵌装され
ている。
【0140】又、前記スライド溝393近傍のカバーレ
ンズ内面には、前記スイッチユニット375を挟持する
ことにより、前記ランプ機能部分Aに対するスイッチノ
ブ392のスライド方向(図中、矢印X方向)に沿った
カバーレンズ391の相対変位を規制する位置規制手段
である一対の規制用突起394,394が突設されてい
る。
【0141】前記スイッチノブ392は、図20及び図
21に示したように、スイッチレバー378の先端37
8aが係合する係合部392aと、前記スライド溝39
3内に圧入されて該スイッチノブ392をカバーレンズ
391に予めスライド自在に装着する為の一対の弾性係
止壁392b,392bと、所定の色や形状を有して室
内側に露呈する操作部352cとから成る。
【0142】前記係合部392aは、前記各弾性係止壁
392bの両側縁上部からそれぞれ内方に向かって斜め
に延設された一対の可撓アーム395,395によって
画成され、前記スイッチレバー378の先端378aを
スライド方向(図中、矢印X方向)に沿って挿入可能と
する係止手段を構成している。そこで、前記スイッチレ
バー378の先端378aは、対向する可撓アーム39
5,395をそれぞれ内方へ弾性変形させながらスライ
ド方向(図中、矢印X方向)に沿って前記係合部392
a内に進入することができる。尚、前記係合部392a
内に進入した前記スイッチレバー378の先端378a
は、図21(b)に示したように、対向する可撓アーム
395,395に係止されてスライド方向(図中、矢印
X方向)に沿って抜け出すことができない。
【0143】そして、本第8実施形態のルームランプ3
70をルーフトリム383に予め取り付けてルーフモジ
ュールを形成する際には、先ず、前記FFC340の接
続部に接続されたスイッチユニット375及びリフレク
タ371から成るランプ機能部分Aが、前記ルーフトリ
ム383に開口されたランプ装着窓385に装着され
る。
【0144】この際、前記リフレクタ371の各トリム
取付部374が、それぞれ対向するランプ装着窓385
の開口縁(長辺)に弾性的に係合することで、ランプ機
能部分Aはルーフトリム383にガタつくことなく直接
取り付けられるので、前記ランプ機能部分Aの組付けが
容易となる。ここで、前記ランプ機能部分Aは、各トリ
ム取付部374の弾性付勢力に抗して、ランプ装着窓3
85内ではルーフトリム383に対して相対変位可能で
ある。
【0145】一方、前記ルームランプ370の意匠部分
Bを構成するカバーレンズ391は、図22に示すよう
に、予めランプ装着窓385に取り付けられた前記ラン
プ機能部分Aをルーフトリム383の室内側から被冠す
るようにして取り付けられる。即ち、カバーレンズ39
1は、周壁に突設された係止用突起391aを、ルーフ
トリム333の係合孔333aに係合させることによ
り、該ルーフトリム333のランプ装着窓335を覆う
ように装着される。
【0146】この時、スイッチレバー378の先端37
8aは、図21(a)に示したように、カバーレンズ3
91をランプ装着窓335に装着しただけでは、スイッ
チノブ392の係合部392aに係合していないが、装
着後に該スイッチノブ392をスライド操作するだけ
で、図21(b)に示したように、前記先端378aを
係合部392a内に進入させることができる。
【0147】そこで、前記カバーレンズ391は、スイ
ッチレバー378の先端378aが前記係合部392a
内に確実に挿入されるように、スイッチノブ392の位
置を調整しながらランプ装着窓335に取付ける必要が
なく、ランプ装着窓385を覆うようにカバーレンズ3
91をルーフトリム383に固定した後、前記カバーレ
ンズ391に係止されたスイッチノブ392をスライド
操作するだけで、前記スイッチノブ392の係合部39
2aが備える係止手段は、前記スイッチレバー378を
スライド方向に沿って挿入可能とするので、スイッチレ
バー378がスイッチノブ392の係合部392aに確
実に係合される。
【0148】そこで、取付け作業者は位置合わせをしな
がら前記カバーレンズ391をルーフトリム383に固
定する必要がなく、組付けが容易となると共に、前記ス
イッチレバー378を前記スイッチノブ392の係合部
392aに確実に係合させることが容易となり、組付け
時の不良が防止でき、品質向上が図れる。
【0149】更に、本第8実施形態のルームランプ37
0によれば、予めルーフトリム383の車体パネル側に
配索されるFFC340と接続されるランプ機能部分A
は、図22(a)に示したように、前記トリム取付部3
74,374によって、該ルーフトリム383のランプ
装着窓385に対して少なくともスイッチノブ392の
スライド方向(図中、矢印X方向)に沿って相対変位可
能に弾性的に支持されるので、該ランプ装着窓385に
対して調芯しながらガタツキなく取付けることができ、
前記ランプ機能部分Aの組付けが容易となる。
【0150】そして、図22(b)に示したように、前
記カバーレンズ391が前記ランプ装着窓385を覆う
ように室内側から固定されると、該カバーレンズ391
の一対の規制用突起394,394が、前記ハウジング
375の両側面に係合して前記スイッチノブ392のス
ライド方向(図中、矢印X方向)に沿った相対変位を規
制する。そこで、前記ランプ機能部分Aは、前記スイッ
チノブ392の操作に伴うランプ機能部分Aの動きが規
制されるので、ランプ装着窓385に対して弾性的に支
持されて組付けが容易でありながら、スイッチノブ39
2及びスイッチレバー378の操作性が良くなり、品質
が向上する。
【0151】そして、本第8実施形態のルームランプ3
70をルーフトリム383に予め取り付けてルーフモジ
ュールを形成する際には、上記第7実施形態のルームラ
ンプ320と略同様の手順によって組付けを行なうこと
ができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0152】尚、本発明のランプユニットの組付方法及
び取付構造における車体パネル、内装用壁材、ランプユ
ニット、電線接続部及び電線等の構成は、上記各実施形
態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基
づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。例
えば、上記各実施形態においては、内装用壁材であるル
ーフトリムに電装品であるルームランプを取り付ける場
合について説明したが、ルーフトリムに取り付けるマッ
プランプや、ドアパネル等の車体パネルを覆う内装用壁
材としてのドアトリム等に、カーテシランプ等のランプ
ユニットを取り付ける場合にも応用できる。
【0153】又、内装用壁材に配索される電線として
も、上記各実施形態のFFCに限らず、FPC(フレキ
シブルプリント配線基板)及びリボン電線等のフラット
回路体や、ワイヤーハーネス等を用いることができる。
更に、ランプユニットのランプ機能部分に設けられる電
線接続部も、上記各実施形態の圧接接続や溶接等の構成
に限らず、種々の形態を採りうることは云うまでもな
い。
【0154】
【発明の効果】上述の如き本発明の請求項1,3,5に
係るランプユニットの組付方法及び取付構造によれば、
予め内装用壁材に配索される電線の接続部が、ランプユ
ニット(ランプ機能部分)の電線接続部に固着されてお
り、該電線を内装用壁材に配索すると同時に、前記ラン
プユニット(ランプ機能部分)がランプ装着窓に取り付
けられる。そこで、これらランプユニット(ランプ機能
部分)と電線とは、それぞれコネクタ等を用いることな
く電気的に接続された状態で、車体パネルへの組み付け
前の内装用壁材に一体化されてモジュール化される。そ
して、ランプユニット(ランプ機能部分)及び電線が内
装用壁材に一体化されたモジュールを車体パネルに組み
付けるだけで、組付け作業が完了する。
【0155】又、ランプユニット(ランプ機能部分)と
電線との電気的接続は、予め作業者が接続状態を目視で
しかも下向き作業で確認しながら固着することで行なわ
れるので、車体パネルに対する内装用壁材の取付精度に
関わらず、確実な接続信頼性を得ることができる。
【0156】更に、前記ランプユニットがランプ機能部
分と意匠部分とに分離される上記ランプユニットの取付
構造によれば、電線の接続部に固着された該ランプ機能
部分が電線と伴に輸送される際や、内装用壁材に装着さ
れる際にも、前記意匠部分は他の部材と接触して傷付き
等を発生することはない。又、ランプユニットの意匠部
分が車種毎に異なる場合であっても、前記ランプ機能部
分は共用が可能となり、意匠部分のみを変更すれば良い
ので、ランプユニットのコスト削減を図ることができ
る。
【0157】また、上述の如き本発明の請求項3によれ
ば、電線の接続部に固着された該ランプ機能部分が電線
と伴に輸送される際や、内装用壁材に装着される際に
も、前記意匠部分は他の部材と接触して傷付き等を発生
することはない。又、ランプユニットの意匠部分が車種
毎に異なる場合であっても、前記ランプ機能部分は共用
が可能となり、意匠部分のみを変更すれば良い。
【0158】更に、上述の如き本発明の請求項5によれ
ば、導電材料で一体形成されたことにより回路導体とし
て機能することができるリフレクタの一方のバルブ接点
と、前記スイッチユニットの他方のバルブ接点との間に
バルブ(電球)を装着すると共に、ランプ機能部分であ
る前記リフレクタ及び前記スイッチユニットの各電線接
続部に各電線の接続部を直接固着したことにより、該ラ
ンプ機能部分にバスバー等の導体やコネクタ部を別個に
設ける必要がなくなり、従来のランプユニットのランプ
機能部分に比べて部品点数の削減が可能となる。
【0159】上述の如き本発明の請求項10によれば、
車体パネルに組み付けられた内装用壁材が、該車体パネ
ルに対して前記スイッチノブのスライド方向に沿って位
置ズレを生じた場合、ランプ機能部分は、該内装用壁材
とともに前記車体パネルに対しては前記スライド方向に
沿って相対変位することができるので、このスライド方
向に沿った位置ズレを吸収しながら車体パネルに取付け
られる。
【0160】一方、前記内装用壁材が、前記車体パネル
に対してスイッチノブのスライド方向と直交する方向に
沿って位置ズレを生じた場合、前記ランプ機能部分は、
該内装用壁材に対して相対変位することができるので、
このスライド方向と直交する方向に沿った位置ズレも吸
収しながら車体パネルに取付けられる。従って、前記内
装用壁材を車体パネルに組み付ける際に生じる位置ズレ
によって、ランプユニットが取付けられなくなる組付け
不良はなくなり、前記ランプ機能部分は調芯しながら車
体パネルに容易に組み付くことができる。
【0161】また、前記意匠部分は、前記ランプ機能部
分とは独立して前記内装用壁材のランプ装着窓に室内側
から固定されており、前記車体パネルに対する該内装用
壁材の位置ズレに関わらず、所定位置に取り付けられる
ので、車体パネルに対する内装用壁材の取付け状態によ
って外観が損なわれることがなく、品質が向上する。
【0162】上述の如き本発明の請求項11によれば、
予め内装用壁材に配索される各電線と接続されるランプ
機能部分は、該内装用壁材のランプ装着窓に対して少な
くともスイッチノブのスライド方向に沿って相対変位可
能に弾性的に支持されるので、該ランプ装着窓に対して
調芯しながらガタツキなく取付けることができ、前記ラ
ンプ機能部分の組付けが容易となる。
【0163】そして、意匠部分が前記ランプ装着窓を覆
うように室内側から固定されると、該意匠部分の位置規
制手段が、前記ランプ機能部分に係合して前記スイッチ
ノブのスライド方向に沿った相対変位を規制する。前記
ランプ機能部分におけるスイッチユニットのスイッチレ
バーが、前記意匠部分にスライド自在に係止されたスイ
ッチノブの係合部に係合されると、該スイッチノブによ
って操作可能とされる。
【0164】そこで、前記ランプ機能部分は、前記スイ
ッチノブの操作に伴うランプ機能部分の動きが規制され
るので、ランプ装着窓に対して弾性的に支持されて組付
けが容易でありながら、スイッチノブ及びスイッチレバ
ーの操作性が良くなり、品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るランプユニットの
組付方法を適用したルームランプの斜視図である。
【図2】図1に示したルームランプのルーフトリムへの
取り付け過程を説明する縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るランプユニットの
取付構造を適用したルームランプの分解斜視図である。
【図4】図3に示したルームランプのルーフトリムへの
取り付け過程を説明する斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るランプユニットの
取付構造を適用したルームランプの取り付け過程を示す
縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係るランプユニットの
取付構造を適用したルームランプの分解斜視図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係るランプユニットの
取付構造を適用したルームランプのルーフトリムへの取
り付け過程を説明する斜視図である。
【図8】図7に示したルームランプにおけるランプ機能
部分の分解斜視図である。
【図9】図8に示したランプ機能部分の組立手順を説明
する斜視図である。
【図10】図9に示したリフレクタの横断面図である。
【図11】図10に示したリフレクタの変形例を示す横
断面図である。
【図12】図10に示したリフレクタの変形例を示す要
部拡大斜視図である。
【図13】本発明の第6実施形態に係るランプユニット
の取付構造を適用したルームランプのルーフトリムへの
取り付け過程を説明する斜視図である。
【図14】図13に示したルームランプにおけるランプ
機能部分の分解斜視図である。
【図15】本発明の第7実施形態に係るランプユニット
の取付構造を適用したルームランプの分解斜視図であ
る。
【図16】図15に示したスイッチノブの拡大斜視図で
ある。
【図17】図16に示したスイッチノブとスイッチレバ
ーの係合状態を説明する為の要部拡大断面図及び平面図
である。
【図18】図16に示したスイッチノブの変形例を示す
拡大斜視図である。
【図19】本発明の第8実施形態に係るランプユニット
の取付構造を適用したルームランプの分解斜視図であ
る。
【図20】図19に示したスイッチノブの拡大斜視図で
ある。
【図21】図19に示したスイッチノブとスイッチレバ
ーの係合状態を説明する為の要部拡大平面図である。
【図22】図19に示したルームランプの取付け手順を
説明する横断面図である。
【図23】従来の自動車用天井の組付方法を説明する為
の斜視図である。
【図24】図23に示したルームランプの取付構造を説
明する為の断面図である。
【図25】従来の他のランプユニットの取付構造を説明
する為の概略図である。
【図26】図25に示したランプユニットの取付構造の
要部断面図である。
【符号の説明】
10 ルーフトリム(内装用壁材) 11 ランプ装着窓 12 FFC(電線) 13 接続部 20 ルームランプ(ランプユニット) 21 ユニット本体 24 バルブ 25 バスバー 25a 電線接続部 26 バネ端子 26a 電線接続部 27 ストレインリリーフ(電線固定手段) 28 ルーフモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 敏明 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 長井 健太郎 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 大石 健二 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 白木 和幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 米山 勲 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高橋 吾朗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BB02 BC01 BD01 BE25 3K040 AA02 CA02 GA01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプユニットの電線接続部に電線の接
    続部を固着した後、該ランプユニットを内装用壁材に設
    けたランプ装着窓に取り付けると共に、前記電線を前記
    内装用壁材の車体パネル側に配索してモジュールを構成
    し、車体パネルを覆うように該モジュールを組み付ける
    ことを特徴とするランプユニットの組付方法。
  2. 【請求項2】 前記電線の接続部をランプユニットの電
    線接続部に固着した後、前記接続部近傍に設けた電線固
    定手段により前記電線を前記ランプユニットに固定する
    ことによって、前記接続部に引張り力が作用するのを防
    止することを特徴とする請求項1に記載のランプユニッ
    トの組付方法。
  3. 【請求項3】 車体パネルを覆う内装用壁材に設けられ
    たランプ装着窓に、ランプユニットを取り付ける為のラ
    ンプユニットの取付構造であって、 前記ランプユニットが、意匠部分とランプ機能部分とか
    ら成り、 前記ランプ機能部分の電線接続部には、前記内装用壁材
    の車体パネル側に配索される電線の接続部が固着される
    ことを特徴とするランプユニットの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ランプ機能部分のスイッチレバー
    が、予め前記意匠部分に係止されると共に該意匠部分が
    ランプ機能部分に組付けられた際に前記スイッチレバー
    に係合するスイッチノブによって、操作されることを特
    徴とする請求項3に記載のランプユニットの取付構造。
  5. 【請求項5】 車体パネルを覆う内装用壁材に設けられ
    たランプ装着窓に、ランプユニットを取り付ける為のラ
    ンプユニットの取付構造であって、 前記ランプユニットが、意匠部分とランプ機能部分とか
    ら成り、 前記ランプ機能部分が、導電材料で一体形成されると共
    に一方のバルブ接点が設けられたリフレクタと、スイッ
    チ回路が収容されると共に他方のバルブ接点が設けられ
    たスイッチユニットとで構成されており、 前記リフレクタ及び前記スイッチユニットの各電線接続
    部には、前記内装用壁材の車体パネル側に配索される各
    電線の接続部が固着されることを特徴とするランプユニ
    ットの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記リフレクタの電線接続部が、前記ス
    イッチユニットの電線接続部近傍に併設されていること
    を特徴とする請求項5に記載のランプユニットの取付構
    造。
  7. 【請求項7】 前記リフレクタが、前記ランプ装着窓に
    係止可能な係止手段を備えていることを特徴とする請求
    項5又は6に記載のランプユニットの取付構造。
  8. 【請求項8】 前記リフレクタが、該リフレクタの外側
    面に沿って配索された前記電線を案内保持する電線保持
    部を備えていることを特徴とする請求項5乃至7に記載
    のランプユニットの取付構造。
  9. 【請求項9】 前記電線を前記ランプ機能部分に保持固
    定することによって、該電線の接続部に引張り力が作用
    するのを防止する電線固定手段が、前記接続部近傍に設
    けられていることを特徴とする請求項3乃至8に記載の
    ランプユニットの取付構造。
  10. 【請求項10】 車体パネルを覆う内装用壁材に設けら
    れたランプ装着窓に、ランプユニットを取り付ける為の
    ランプユニットの取付構造であって、 前記ランプユニットは、スイッチユニットを有するラン
    プ機能部分と、予めスイッチノブをスライド自在に係止
    する意匠部分とから成り、 前記ランプ機能部分が、前記車体パネルに対しては前記
    スイッチノブのスライド方向に沿ってのみ相対変位可能
    に取付けられ、前記内装用壁材のランプ装着窓に対して
    は少なくとも前記スイッチノブのスライド方向と直交す
    る方向に沿って相対変位可能に取付けられると共に、 前記意匠部分が、前記内装用壁材のランプ装着窓に室内
    側から固定され、 前記スイッチユニットのスイッチレバーが、前記スイッ
    チノブの係合部に対して該スイッチノブのスライド方向
    に直交する方向にのみ相対変位可能に係合し、該スイッ
    チノブによって操作されることを特徴とするランプユニ
    ットの取付構造。
  11. 【請求項11】 車体パネルを覆う内装用壁材に設けら
    れたランプ装着窓に、ランプユニットを取り付ける為の
    ランプユニットの取付構造であって、 前記ランプユニットは、スイッチユニットを有するラン
    プ機能部分と、予めスイッチノブをスライド自在に係止
    する意匠部分とから成り、 前記ランプ機能部分が、前記内装用壁材のランプ装着窓
    に対して少なくとも前記スイッチノブのスライド方向に
    沿って相対変位可能に弾性的に支持されると共に、 前記ランプ機能部分に対する前記スイッチノブのスライ
    ド方向に沿った相対変位を規制する位置規制手段を備え
    た前記意匠部分が、前記内装用壁材のランプ装着窓に室
    内側から固定されることを特徴とするランプユニットの
    取付構造。
  12. 【請求項12】 前記意匠部分が、前記スイッチノブを
    所定位置にスライド不能に仮止めする仮係止手段を備え
    ていることを特徴とする請求項10又は11に記載のラ
    ンプユニットの取付構造。
  13. 【請求項13】 前記スイッチノブの係合部が、前記ス
    イッチレバーをスライド方向に沿って挿入可能とする係
    止手段を備えていることを特徴とする請求項10又は1
    1に記載のランプユニットの取付構造。
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