JP2001035575A - 平型回路体の接続構造 - Google Patents

平型回路体の接続構造

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JP2001035575A
JP2001035575A JP11204579A JP20457999A JP2001035575A JP 2001035575 A JP2001035575 A JP 2001035575A JP 11204579 A JP11204579 A JP 11204579A JP 20457999 A JP20457999 A JP 20457999A JP 2001035575 A JP2001035575 A JP 2001035575A
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Yoshinobu Seki
芳伸 関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のワイヤハーネスと部品の接続構造を簡
素化、低コスト化する。 【解決手段】 露出導体部4aを有する平型回路体2を
車両のボディパネル1に固定し、露出導体部に対する接
触端子5と、ボディパネルに対する係止手段27とを有
するコネクタ6をボディパネルに固定する。平型回路体
2はボディパネルに貼り付けられる。係止手段27は係
止爪であり、係止爪に対する係合孔をボディパネル1に
設ける。露出導体部側のコネクタ6の開口18の端縁が
平型回路体2とボディパネル1に密着する。ボディパネ
ル1に、平型回路体2に対する位置決め凹部や位置決め
突部といった位置決め部を設けてもよい。位置決め部を
基準として前記係合孔を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスと
しての平型回路体を車両のボディパネルに固定して、部
品側のコネクタの接触端子に平型回路体の露出導体部を
接触させる平型回路体の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10〜図12は従来のワイヤハーネス
の接続構造を示すものである。この接続構造は、図10
の如く、給電側のワイヤハーネス51と、車両に搭載さ
れる部品(補機)52側のリード線(電線)53とをコ
ネクタ54,55同士で接続させるものである。
【0003】ワイヤハーネス51は幹線54と分岐線5
5〜57と、幹線54と分岐線55〜57の各端末に設
けられたコネクタ55〜58とで構成される。幹線54
と分岐線55〜57はそれぞれ複数本の電線59で構成
され、複数本の電線59はビニルテープ76で巻かれて
束ねられ、端末部において各電線59が各々コネクタ5
5〜58内の端子60(図11)に接続されている。
【0004】部品52側のリード線53は例えばビニル
チューブ62内に収容され、リード線53の先端には、
ワイヤハーネス51側のコネクタ55に対する接続用の
コネクタ54が設けられている。本従来例における部品
52はパワーウィンドモータである。
【0005】図11の如く、ワイヤハーネス51側のコ
ネクタ55は内部に雌型の端子60を有する雄型のコネ
クタであり、端子60は合成樹脂製の雄型のコネクタハ
ウジング63の端子収容室64内に収容され、可撓性の
係止ランス65で係止されている。端子60は電線59
に圧着接続されている。すなわち前側の圧着片66で電
線59の導体部を接続し、後側の圧着片67で電線59
の絶縁被覆を圧着固定させている。コネクタハウジング
63は外側に可撓性のロックアーム87を一体に有して
いる。
【0006】また、部品側のリード線53に続くコネク
タ54は内部に雄型の端子61を有する雌型のコネクタ
であり、端子61の胴部68は合成樹脂製の雌型のコネ
クタハウジング69の後半の端子収容室70内に収容さ
れ、可撓性の係止ランス81で係止されている。コネク
タハウジング69の前半には、雄型のコネクタ55に対
するコネクタ嵌合室71が設けられ、コネクタ嵌合室7
1内に端子61のタブ状ないしピン状の電気接触部72
が突出されている。端子61はリード線53に圧着接続
されている。コネクタハウジング69の外側には、ロッ
クアーム67に対する係合部73が一体に設けられてい
る。
【0007】図12の如く、ワイヤハーネス51は自動
車の前側のドア74の金属製のインナパネル75の内側
に配索される。ワイヤハーネス51の幹線54の一端側
はインナパネル75の前端部77の孔から外部に導出さ
れ、車両ボディパネル側(電源側)78のワイヤハーネ
ス(図示せず)にコネクタ56で接続される。ワイヤハ
ーネス51の各分岐線55〜57は各補機であるドアミ
ラー駆動ユニットやドアロックユニットやパワーウィン
ドモータ52等の各リード線53に接続される。パワー
ウィンドモータ52はインナパネル75の内側に組み付
けられ、リンク機構79や駆動ワイヤを介して窓ガラス
80を昇降させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイヤハーネスの接続構造にあっては、部品側のリ
ード線53のコネクタ54とワイヤハーネス51のコネ
クタ55とを相互に接続させるために、各コネクタ5
4,55内に収容する複数の端子60,61を各電線5
3,59に圧着したり、各端子60,61の絶縁を得る
ためのコネクタハウジング63,69に電線付きの各端
子60,61を挿入したりする面倒な作業や、各コネク
タ54,55を狭いスペース内において手作業でしかも
盲作業に近い状態で嵌合接続させるという面倒な作業を
必要として、加工費や作業工数が増加すると共に、各コ
ネクタハウジング63,69や各端子60,61といっ
た多くの部品を必要として、構造が複雑化し、部品コス
トが高くついたり、各部品によって重量が増大したり、
車両側に両コネクタ54,55の組付のための大きな専
有スペースが必要になるといった問題があった。
【0009】また、ワイヤハーネス51を車両に組み付
けるにも、ドア74内に盲作業で配索したり、インナパ
ネル75にクリップ等で固定したりする面倒な作業が必
要であるという問題があった。また、接続したコネクタ
54,55が車両の振動でガタついて異音を生じたり傷
付いたりするといった問題もあり、これを解消するため
に、コネクタ54,55をインナパネル75に固定する
作業を必要とし、固定用のブラケットやクリップといっ
た部品も必要となり、作業工数やコストが増大するとい
う問題を生じた。
【0010】本発明は、上記した点に鑑み、組立・組付
・接続が容易で、しかも構造が簡単で部品点数が少なく
低コストで、省スペース化が可能なワイヤハーネスの接
続手段を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、露出導体部を有する平型回路体を車両の
ボディパネルに固定し、該露出導体部に対する接触端子
と、該ボディパネルに対する係止手段とを有するコネク
タを該ボディパネルに固定して、該露出導体部と該接触
端子とを接触させる平型回路体の接続構造を基本とする
(請求項1)。前記平型回路体が前記ボディパネルの表
面に貼り付けられたことも有効である(請求項2)。ま
た、前記係止手段が係止爪であり、前記ボディパネル
に、該係止爪に対する係合孔が設けられたことも有効で
ある(請求項3)。また、前記露出導体部側の前記コネ
クタの開口の端縁が前記平型回路体と前記ボディパネル
とに密着することも有効である(請求項4)。また、前
記ボディパネルに、前記平型回路体に対する位置決め部
が形成されたことも有効である(請求項5)。前記位置
決め部が位置決め凹部あるいは位置決め突部であること
も有効である(請求項6)。また、前記位置決め部を基
準として請求項3記載の前記係合孔が設けられたことも
有効である(請求項7)。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明に係る平型
回路体の接続構造の一実施形態を示すものである。
【0013】この接続構造は、図1,図2の如く、自動
車のボディパネル(本実施形態においてはドアの金属製
のインナパネル1)の表面に平型回路体2を貼り付けて
設け、平型回路体2の端末部3の露出導体部4aに対す
る接触端子5を有するコネクタ6をインナパネル(ボデ
ィパネル)1の表面側に固定させることで、露出導体部
4aと接触端子5とを接触させるものである。
【0014】平型回路体2がワイヤハーネス(フラット
ワイヤハーネス)として作用し、コネクタ6が、フラッ
トワイヤハーネスに対する部品(補機)側の接続手段と
して作用する。なお、ボディパネルの表面とはボディパ
ネルの裏面である場合もある。
【0015】平型回路体2は、図3の如く、合成樹脂製
の上下の絶縁フィルム7,8の間に平型導体部である銅
箔4を複数本配設したものであり、平型回路体2の端末
部3において一方(上側)の絶縁フィルム7を剥離させ
た状態、すなわち製造段階で一方の絶縁フィルム7を被
せないことにより、銅箔4の露出導体部4aを形成させ
ている。銅箔4の厚みは30〜200μm程度である。
平型回路体2としてはFFC(フレキシブルフラットケ
ーブル)やFPC(フレキシブルプリントサーキット)
等が使用される。
【0016】図4の如く、平型回路体2は、図示しない
両面接着テープや接着剤やホットメルト(固化しない接
着剤)等の接着手段によってインナパネル1の表面(ボ
ディ面)に貼り付けられる。図示しないクリップやクラ
ンプ等の係止手段で平型回路体2をインナパネル1に係
止させることも可能である。インナパネル1の端部は湾
曲して金属製のアウタパネル9に続いている。インナパ
ネル1の表面がやや湾曲している場合でも、平型回路体
2を湾曲させてインナパネル1に確実に固定させること
ができる。
【0017】図1において、コネクタ6は合成樹脂製の
コネクタハウジング11と、コネクタハウジング11内
に収容された金属製の接触端子5とで構成される。接触
端子5は図示しない部品(補機)側のリード線(電線)
12に接続されている。接触端子5は露出導体部4aの
数に対応してコネクタハウジング11内に複数並列に収
容されて、リード線12は各接触端子ごとに接続されて
いる。
【0018】接触端子5は、一方にカール状に湾曲した
弾性接触片13と、弾性接触片13の両側に位置する保
護壁14とを有し、他方に前後の電線圧着片15を有し
ている。弾性接触片13は基板部16の先端から屈曲し
て平型回路体2の露出導体部4aに向けて保護壁14か
ら外部に突出し、接点17から内向きに屈曲して先端側
を保護壁14の内側に位置させている。保護壁14や電
線圧着片15は基板部16から立設されている。
【0019】接触端子5はコネクタハウジング11に図
示しない係止手段で固定されている。係止手段として
は、例えばコネクタハウジング11に一体に形成された
係止爪で接触端子5の基板部16を係止する構成が挙げ
られる。弾性接触片13は自由状態においてコネクタハ
ウジング11の少なくとも前側の開口18から外部に突
出している。
【0020】図2の如く、コネクタハウジング11は、
平型回路体2の端末部3に対向する側(接触端子5の弾
性接触片13側)を開口した箱型状に形成され、前後左
右及び接触端子(図1)5の基板部16に接する側にそ
れぞれ壁部19〜23を有している。例えば前側の壁部
19には平型回路体2を挿通させるための凹溝24が形
成され、前側の壁部19の先端19a(開口18の端
縁)は平型回路体2の表面側の絶縁フィルム7に押接可
能であり、両側及び後側の各壁部20〜22の先端(開
口18(図1)の端縁)はインナパネル1の表面に押接
可能である。後側の壁部20にはU字状の電線導出溝2
6(図1)が形成されている。なお、本文中における前
後左右の定義はあくまでも説明の便宜上のものであり、
ドアの組付状態において左右は上下となる。
【0021】図2の如く、コネクタハウジング11の開
口側において両側の壁部21,22に一対の係止爪(係
止手段)27が一体に突出形成されている。各係止爪2
7は、壁部21,22の先端から壁部21,22と同一
面に延長された板片部28と、板片部28に先端から外
向きに突出した爪部29とで構成されている。爪部29
は可撓性を有し、内向きに撓み可能であり、傾斜したガ
イド面29aと垂直に近い係止面29bとを有してい
る。インナパネル1には、係止爪27に対する一対の矩
形状の係合孔30が平型回路体2の端末部3の両側にお
いて形成されている。
【0022】上記の如く、コネクタ6は、一面を開口
し、開口側に係止爪27を有するコネクタハウジング1
1と、弾性接触片13を有する接触端子5という簡単な
構成のものであり、端末部3の露出導体部4aを露出さ
せた簡単な構成の平型回路体2と相まって、接続構造が
簡素化されている。
【0023】コネクタ6の開口側をインナパネル1上の
平型回路体2の端末部3に向けた状態で、一対の係止爪
27を各係合孔30に挿入する。図1の如く、爪部27
はインナパネル1を貫通してインナパネル1の裏面に係
合し、これによりコネクタ6がワンタッチで簡単にイン
ナパネル1に固定される。
【0024】それと同時に、接触端子5の弾性接触片1
3が平型回路体2の露出導体部4aに押し付けられて確
実に接触する。ここで、平型回路体2の端末部3は剛性
の高い金属製のインナパナル1の表面に直接貼り付けら
れているから、弾性接触片13に強く押圧されても端末
部3が沈み込むことがなく、弾性接触片13が強い接圧
で露出導体部4aに確実に接触する。これにより電気的
接続の信頼性が向上する。
【0025】また、コネクタハウジング11の前側の壁
部19が平型回路体2の絶縁フィルム7の表面に密着
し、両側及び後側の壁部20〜22(図2)がインナパ
ネル1の表面に密着することで、露出導体部4aがコネ
クタハウジング11内に密封されて防水・防塵される。
【0026】図5〜図8は平型回路体の接続構造の他の
実施形態を示すものである。この接続構造は前記実施形
態と基本的に同じであるが、車両のボディパネル(ドア
32のインナパネル1)に、平型回路体2の端末部3に
対する位置決め凹部(位置決め部)33を形成したこと
を特徴とする。前記実施形態と同一の構成部分には同一
の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0027】位置決め凹部33の両側にはコネクタ6
(図2)の係止爪27に対する一対の係合孔30が設け
られ、位置決め凹部33によって、コネクタ6に対する
平型回路体2の端末部3の位置が正確に規定され、コネ
クタ6の接触端子13(図1)と平型回路体2の露出導
体部4aとの確実な接触が可能となる。一対の係合孔3
0は位置決め凹部33からそれぞれ等しい距離に対称に
配置されている。位置決め凹部33を基準として(証と
して)係合孔30が形成されている。あるいは係合孔3
0を基準として位置決め凹部33が形成されている。
【0028】図5の如く、平型回路体2はドア32のイ
ンナパネル1に水平方向に配索され、平型回路体2の裏
面側の絶縁フィルムがインナパネル1の表面に貼り付け
固定される。平型回路体2はドア32の前端側において
平型の弾性グロメット34でインナパネル1の凹溝35
に嵌合固定され、グロメット34から前方に延長されて
車両ボディパネル側(電源側)の図示しないワイヤハー
ネスとコネクタ36で接続される。
【0029】図5のA部においてインナパネル1に図6
の如く位置決め凹部33が形成されている。位置決め凹
部33は、インナパネル1の表面と平行な底面38aを
有する矩形部38と、底面38aからインナパネル1の
表面にかけてテーパ状に続く傾斜面39aを有する傾斜
部39とで構成される。位置決め凹部33の幅は平型回
路体2(図7)の幅と同等ないしはガタの生じない程度
に若干大きく設定される。矩形部38の深さは平型回路
体2の厚さにほぼ等しい。矩形部38の両側に係合孔3
0が位置している。
【0030】図7,図8の如く、位置決め凹部33に平
型回路体2の端末部3が係合してガタつきなく位置決め
される。すなわち、端末部3の前端3aが矩形部38の
前端40(図6)に当接し、端末部3の左右両端3bが
矩形部38の両側端41に当接して位置する。このよう
に、端末部3が前後左右に位置決めされ、コネクタ6
(図2)に対する端末部3の位置が正確に規定されるこ
とで、インナパネル1へのコネクタ6の固定と同時に接
触端子13が平型回路体2の露出導体部4aに正確に接
触する。
【0031】矩形部38の底面38a(図6)がインナ
パネル1の表面と平行であるから、平型回路体2の端末
部3と接触端子5(図1)とが平行に位置し、露出導体
部4aに対する弾性接触片13の接触が正規の角度で正
確に行われる。
【0032】また、平型回路体2は、車両へのドア32
(図5)の組付状態でインナパネル1の表面に沿って垂
直に位置するわけであるが、位置決め凹部33に嵌合す
ることで、インナパネル1への平型回路体2の接着強度
が増し、車両の振動等による経時的な平型回路体2の接
着外れ(剥がれ)等が防止される。
【0033】また、位置決め凹部33(図6)の矩形部
38から傾斜部39に沿って平型回路体2が隙間なく密
着することで、平型回路体2の端末部3の浮き上がりが
防止され、矩形部38への端末部3の係合がスムーズに
且つ確実に行われる。
【0034】また、位置決め凹部33内に平型回路体2
の端末部3が収容されてインナパネル1の表面と端末部
3の表面とがほぼ同一面に位置するから、図2のコネク
タ6のように前端側に平型回路体挿通用の凹溝24を設
ける必要がなく、コネクタ6の形態が一層簡素化され
る。
【0035】図9は、平型回路体2(図7)に対する位
置決め手段の他の実施形態を示すものであり、インナパ
ネル(ボディパネル)1の表面側に一対のL字状の位置
決め突部(位置決め部)43を設けたことを特徴とす
る。各位置決め突部43は真直な前側部分44と外側部
分45とで構成され、各部分44,45は直交して位置
し、且つ各位置決め突部43は対称に配置されている。
前側部分44は平型回路体2に直交して位置し、外側部
分45は平型回路体2の長手方向に沿って位置する。各
位置決め突部43から等しい距離に、コネクタ6(図
2)の係止爪27に対する係合孔30が設けられてい
る。各一対の位置決め突部43と各係合孔30は対称に
配置されている。
【0036】位置決め突部43の前側部分44に平型回
路体2(図7)の前端3aが当接し、外側部分45に平
型回路体2の側端が当接して、平型回路体2の端末部3
が位置決めされ、コネクタ6(図2)に対する位置精度
が向上する。
【0037】なお、上記各実施形態においては、ワイヤ
ハーネス側を平型回路体2とし、部品側のリード線12
(図2)にコネクタ6を設けた構造としたが、その逆
に、ワイヤハーネス側に同様のコネクタ6を設け、部品
側のリード線を平型回路体2とすることも可能である。
また、ボディパネルはドア32のインナパナル1に限ら
ず、車両のボディパネルのどの部分であってもよい。ま
た、インナパナル1は金属材に限らず、ある程度の剛性
を有しておれば合成樹脂材であってもよい。また、上記
各実施形態の構成は平型回路体の接続方法としても有効
である。
【0038】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、従来のコネクタを含むワイヤハーネスに代えて露出
導体部を有する平型回路体を用いたことで、平型回路体
側にコネクタが不要となり、構造が簡素化、低コスト
化、省スペース化される。また、。コネクタをボディパ
ネルに固定すると同時に接触端子が露出導体部に接触
し、コネクタの固定と電気的接続とが同時に行われるか
ら、従来の面倒なコネクタ接続作業が不要で、作業が簡
素化される。また、請求項2記載の発明によれば、平型
回路体をボディパネルの表面に貼り付けることで、平型
回路体の組付を簡単に行うことができ、作業が簡素化す
る。また、コネクタ側の接触端子が平型回路体の露出導
体部に強い接圧で接触した場合でも、ボディパネルの剛
性が高いから、平型回路体が沈み込むことがなく、すな
わち露出導体部が押圧方向に逃げることがなく、接触端
子と露出導体部との確実な接触が行われ、電気的接続の
信頼性が高まる。平型回路体を固定する箇所がボディパ
ネルでない場合は、ボディパネルに代わる剛性の補強部
材や壁部を設けなければならないが、本発明は既存のボ
ディパネルを用いたことで、それらの部品点数・部品コ
ストが削減される。
【0039】また、請求項3記載に発明によれば、コネ
クタの係止爪をボディパネルの係合孔に貫通係合させる
ことで、コネクタがワンタッチでボディパネルに固定さ
れ、組付作業が容易化する。また、ボディパネルに係合
孔を開けただけの簡単な構造でコネクタを係止させるこ
とができるから、構造が簡素化・低コスト化される。ま
た、請求項4記載の発明によれば、コネクタが平型回路
体とボディパネルとに密着した状態で、接触端子と露出
導体部との接圧が決定され、且つコネクタのガタ付きが
防止されて、接触端子と露出導体部との電気的接触が安
定して行われると共に、接触端子と露出導体部との磨耗
やコネクタのガタ付きによる異音等が防止され、しか
も、接触端子と露出導体部とがコネクタによって密閉さ
れて防水・防塵がなされ、接続の信頼性が高まる。
【0040】また、請求項5記載の発明によれば、平型
回路体がボディパネルの所要の位置に位置決めされ、そ
れにより、コネクタに対する露出導体部の位置が正確に
規定され、接続の信頼性が高まる。また、平型回路体を
位置決め部に係合させることで、ボディパネルへの平型
回路体の組付を簡単に且つ正確に行うことができる。ま
た、請求項6記載の発明によれば、ボディパネルに位置
決め凹部を金属プレス成形や一体樹脂成形によって簡単
に凹設することができるから、コストが安くあがる。ま
た、位置決め凹部内に平型回路体を収容することで、前
記コネクタの端縁とボディパネルとの密着性が増し、隙
間の減少により防水・防塵性が高まると共に、コネクタ
の高さ方向(ボディパネルと直交する方向)に構造がコ
ンパクト化される。また、位置決め突部を用いること
で、ボディパネルの同一平面上に平型回路体を配索する
ことができ、配索作業が容易化する。また、請求項7記
載の発明によれば、位置決め部と係合孔とによって平型
回路体とコネクタとの位置が相互に規定され、コネクタ
の接触端子と平型回路体の露出導体部とが正確に接触
し、接続の信頼性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平型回路体の接続構造の一実施形
態を示す断面図である。
【図2】同じく平型回路体の接続構造を示す分解斜視図
である。
【図3】平型回路体の一実施形態を示す平面図である。
【図4】ボディパネルに平型回路体を組み付ける状態を
示す断面図である。
【図5】平型回路体の接続構造の他の実施形態を示す平
面図である。
【図6】図5のA部におけるボディパネルの位置決め部
を示す斜視図である。
【図7】位置決め部に平型回路体を係合させた状態を示
す斜視図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】位置決め部の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図10】従来のワイヤハーネスの接続構造を示す平面
図である。
【図11】図10のC部の各コネクタを示す断面図であ
る。
【図12】自動車ドアへのワイヤハーネスと部品の組付
状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 インナパネル(ボディパネル) 2 平型回路体 4a 露出導体部 5 接触端子 6 コネクタ 18 開口 27 係止爪(係止手段) 30 係合孔 33 位置決め凹部(位置決め部) 43 位置決め突部(位置決め部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露出導体部を有する平型回路体を車両の
    ボディパネルに固定し、該露出導体部に対する接触端子
    と、該ボディパネルに対する係止手段とを有するコネク
    タを該ボディパネルに固定して、該露出導体部と該接触
    端子とを接触させることを特徴とする平型回路体の接続
    構造。
  2. 【請求項2】 前記平型回路体が前記ボディパネルの表
    面に貼り付けられたことを特徴とする請求項1記載の平
    型回路体の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記係止手段が係止爪であり、前記ボデ
    ィパネルに、該係止爪に対する係合孔が設けられたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の平型回路体の接続構
    造。
  4. 【請求項4】 前記露出導体部側の前記コネクタの開口
    の端縁が前記平型回路体と前記ボディパネルとに密着す
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の平型
    回路体の接続構造。
  5. 【請求項5】 前記ボディパネルに、前記平型回路体に
    対する位置決め部が形成されたことを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載の平型回路体の接続構造。
  6. 【請求項6】 前記位置決め部が位置決め凹部あるいは
    位置決め突部であることを特徴とする請求項5記載の平
    型回路体の接続構造。
  7. 【請求項7】 前記位置決め部を基準として請求項3記
    載の前記係合孔が設けられたことを特徴とする請求項5
    又は6記載の平型回路体の接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102013009309A1 (de) * 2013-06-04 2014-12-04 Johnson Electric Germany GmbH & Co. KG Elektrische Schaltungsanordnung mit zumindest einem flexiblen Flächenelement
KR20160042239A (ko) * 2014-10-07 2016-04-19 주식회사 콴텍코리아 와이어 터미널

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