JP2001110247A - 電線モジュール - Google Patents

電線モジュール

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JP2001110247A
JP2001110247A JP28959099A JP28959099A JP2001110247A JP 2001110247 A JP2001110247 A JP 2001110247A JP 28959099 A JP28959099 A JP 28959099A JP 28959099 A JP28959099 A JP 28959099A JP 2001110247 A JP2001110247 A JP 2001110247A
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electric wire
connector
housing
fpc
wire module
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Hisanori Sasaki
久典 佐々木
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体としての車両の車体内に配索された際
にこの車体内に設けられた補機と確実に接続できる電線
モジュールを提供する。 【解決手段】 電線モジュール1はFPC10とコネク
タ11と板ばね25とを備えている。FPC10は帯状
に形成されかつ互いに並設された複数の導体12を備え
ている。コネクタ11は箱状のハウジング21とこのハ
ウジング21内に収容された雌端子22とを備えてい
る。板ばね25は導体12と雌端子22とを互いに接続
する。板ばね25はFPC10とハウジング21とがF
PC10の幅方向に沿って互いに変位することを許容す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体としての車
両などのフレーム内に配索されかつ各種の補機と接続さ
れる電線モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての車両などの車体を構成す
るフレーム又はボディパネル102(図9に示す)に
は、従来より周知のイグナイタ、ワイパモータ、リアウ
ィンドの熱線デフォッガ、ドアトリムのウィンドモー
タ、ヘッド及びテールの各ランプ、ホーン、インストロ
メントパネルに装着された各メータ、アクセサリ及びル
ームランプなどの各種の補機103(図9に示す)が設
けられている。これらの補機103は、周知のコネクタ
が電気的に接続するコネクタ受け部106を備えてお
り、前記ボディパネル102などにボルトなどによって
固定される。
【0003】前述した補機103に電力や各種の操作信
号などを供給するために、例えば、図8などに示すよう
な電線モジュール101が用いられる。図8に例示され
た電線モジュール101は、帯状に形成された電線とし
てのフレキシブルプリントサーキット(Flexible Print
ed Circuit:以下FPCと呼ぶ)110と、このFPC
110の一端に電気的に接続したコネクタ111などを
備えている。
【0004】前記FPC110は、可撓性を有しかつ帯
状に形成されている。FPC110は、平板状に形成さ
れかつ良導電性金属などからなる複数の導体112と、
これらの導体112を被覆する絶縁性を有する樹脂など
からなる被覆部113と、を備えている。前記導体11
2は、互いに平行に並設されている。前記被覆部113
は、ボディパネル102に設けられた係止孔105(図
9に示す)に係止する係止部材116(図9に示す)が
侵入可能な孔115が形成されている。FPC110
は、フレームまたはパネル内を配されて、前記係止部材
116が前記孔115内に侵入しかつ係止孔105に係
止して、車体に固定される。
【0005】前記電線モジュール101は、前記FPC
110がフレーム又はボディパネル102内を配索され
かつ前記コネクタ111が前述した補機103に電気的
に接続した状態で設けられる。そして、前記電線モジュ
ール101は、バッテリなどの電源から供給される電力
を前記補機103に供給したり、各種の操作スイッチか
ら伝達される操作信号を前記補機103に伝達する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した電線モジ
ュール101は、例えば、前記車体を構成する各フレー
ムやボディパネル102などの公差や、これらのフレー
ム及びボディパネル102と補機103との間の組み付
け誤差などによって、前記係止部材116を係止孔10
5などに係止すると、例えば図9に示すように、前記コ
ネクタ111と、補機103のコネクタ受け部106と
の間に、前記FFC110の幅方向に沿った位置ずれ
(図中の矢印Dで示す)が生じることがあった。位置ず
れDが生じると、前記コネクタ111が前記コネクタ受
け部106即ち補機103に電気的に接続できなくなる
ことがあった。
【0007】したがって、本発明の目的は、移動体とし
ての車両の車体内に配索された際に、この車体内に設け
られた補機と確実に電気的に接続することができる電線
モジュールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の電線モジュ
ールは、箱状に形成されたハウジングとこのハウジング
に収容される端子とを有するコネクタと、帯状に形成さ
れかつ一端が前記コネクタの端子と接続される電線と、
を備えた電線モジュールにおいて、前記ハウジングと前
記電線とが前記電線の幅方向に沿って相対的に変位する
ことを許容する変位許容手段を、備えたことを特徴とし
ている。
【0009】請求項2に記載の本発明の電線モジュール
は、請求項1記載の電線モジュールにおいて、前記変位
許容手段は、一端部が前記電線の導体と接続しかつ他端
部が前記端子と接続した板ばねであることを特徴として
いる。
【0010】請求項3に記載の本発明の電線モジュール
は、請求項2記載の電線モジュールにおいて、前記板ば
ねは、前記導体と端子とが互いに同一線上に位置するよ
うに前記電線及びコネクタを付勢するとともに、前記一
端部と他端部とが互いに前記電線の幅方向に沿って変位
するように弾性変形自在であることを特徴としている。
【0011】請求項1に記載した本発明の電線モジュー
ルによれば、帯状に形成された電線の幅方向に沿ったコ
ネクタのハウジングと電線との間の相対的な変位が、変
位許容手段によって許容されている。このため、移動体
としての車両の車体を構成するフレームやパネルなどの
公差によって、これらのフレームやパネルなどに固定さ
れる各種の補機と前記コネクタとの間に位置ずれに対応
して、前記変位許容手段が前記ハウジングと電線とをこ
の電線の幅方向に沿って相対的に変位させることができ
る。
【0012】請求項2に記載した本発明の電線モジュー
ルによれば、変位許容手段が板ばねであるので、ハウジ
ングと電線とをこの電線の幅方向に沿ってより確実に変
位させることができる。
【0013】請求項3に記載した本発明の電線モジュー
ルによれば、変位許容手段としての板ばねが、電線の導
体と接続した一端部とハウジング内に設けられる端子と
接続した他端部とが、前記電線の幅方向に沿って互いに
変位するように弾性変形自在であるので、ハウジングと
電線とを、この電線の幅方向に沿ってより一層確実に変
位させることができる。
【0014】また、前記板ばねが、導体と端子とが互い
に同一線上に位置するように前記電線及びハウジングを
付勢しているので、補機と前記コネクタとの間生じた位
置ずれに対応した分だけ、前記電線とハウジングとを変
位させる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図5を参照して説明する。図1などに示すよう
に、本発明の一実施形態にかかる電線モジュール1は、
移動体としての車両などの車体を構成するフレーム又は
ボディパネル2に取り付けられる各種の補機3に、電力
や各種の操作信号などを供給するために用いられる。
【0016】前述した補機3として、従来より周知のイ
グナイタ、ワイパモータ、リアウィンドの熱線デフォッ
ガ、ドアトリムのウィンドモータ、ヘッド及びテールの
各ランプ、ホーン、インストロメントパネルに装着され
た各メータ、アクセサリ及びルームランプなどが相当す
る。
【0017】前記ボディパネル2は、前記補機3を固定
するために用いられるねじ孔4と、電線モジュール1を
固定するために用いられる貫通孔5と、を備えている。
貫通孔5は、一対設けられている。貫通孔5は、ねじ孔
4に補機3が固定された際に、電線モジュール1の後述
するFPC10を、このFPC10の幅方向に沿って互
いに挟み込む位置に設けられている。
【0018】前記補機3は、周知のコネクタが電気的に
接続するコネクタ受け部6を備えている。コネクタ受け
部6には、雄端子7が複数設けられている。補機3は、
前記ボディパネル2のねじ孔4にねじ込まれるボルト8
などによって、ボディパネル2に固定される。
【0019】電線モジュール1は、図1ないし図3に示
すように、帯状に形成された電線としてのフレキシブル
プリントサーキット(Flexible Printed Circuit:以下
FPCと呼ぶ)10と、このFPC10の一端に電気的
に接続されたコネクタ11と、変位許容手段としての板
ばね25などを備えている。
【0020】前記FPC10は、可撓性を有しかつ帯状
に形成されている。FPC10は、可撓性を有しかつ良
導電性金属などからなる複数の導体12と、絶縁性を有
する樹脂などからなりかつ前記導体12を被覆する被覆
部13と、を備えている。
【0021】前記導体12は、それぞれ断面矩形状の帯
板状に形成されており、互いに平行に並設されている。
前記導体12は、図示例において、3つ並設されてい
る。前記被覆部13は、図4に示すように、前記導体1
2を互いの間に挟み込む一対の絶縁フィルム14を備え
ている。絶縁フィルム14は、絶縁性を有する樹脂など
から形成されている。絶縁フィルム14同士の固定及び
絶縁フィルム14と導体12との固定には、例えば、ホ
ットメルト系の接着剤が用いられる。
【0022】また、被覆部13は、前記導体12をFP
C10の幅方向に沿って互いに挟み込む位置に、それぞ
れ孔15を形成している。孔15は、前記ボディパネル
2に固定された補機3のコネクタ受け部6にコネクタ1
1を接続する際に、前記貫通孔5と相対向する位置にそ
れぞれ設けられている。
【0023】FPC10は、前記貫通孔5を通ってボデ
ィパネル2の一つの表面に係止する係止部材16によっ
て、前記ボディパネル2に固定される。係止部材16
は、弾性を有する合成樹脂などから形成されており、図
1に示すように、押え部17と係止爪部18とを一体に
備えている。
【0024】押え部17は、平板状に形成されている。
係止爪部18は、押え部17から突出した鏃状に形成さ
れている。係止爪部18は、押え部17から最も離れた
先端部19が尖って形成されている。係止爪部18は、
前記先端部19から押え部17に向かって延在した一対
の係止爪20を備えている。
【0025】係止爪20は、前記先端部19において互
いに一体に形成されているとともに、この先端部19か
ら前記押え部17に向かうにしたがって徐々に互いの間
隔が広くなるように形成されている。係止爪20は、前
記押え部17側に位置する基端部の間の互いの間隔が、
伸縮するように弾性変形自在となっている。係止爪20
は、その初期状態において、前記基端部間の間隔が、前
記貫通孔5及び孔15の内径より大きく形成されてい
る。
【0026】前述した構成によれば、係止爪20は、孔
15及び貫通孔5が互いに対向合致した状態で、前記先
端部19から、前記孔15及び貫通孔5内に挿入され
る。このとき、係止爪部18は、前記係止爪20の基端
部間の間隔が狭くなる方向に弾性変形しながら、前記孔
15及び貫通孔5内に挿入されていく。
【0027】前記係止爪20の基端部が前記ボディパネ
ル2の一方の表面からこの表面とは反対側に位置する他
方の表面側に位置すると、前記係止爪部18の弾性復元
力によって係止爪20が前記他方の面に係止する。そし
て、前記押え部17と係止爪20の基端部との間に、前
記被覆部13及びボディパネル2を挟み込んだ状態で、
前記FPC10をボディパネル2に固定する。
【0028】前記コネクタ11は、図2などに示すよう
に、箱状に形成されたハウジング21と、このハウジン
グ21内に収容される端子としての雌端子22と、を備
えている。
【0029】ハウジング21は、図3に示すように、内
部に複数の端子収容室23を形成している。端子収容室
23は、互いに壁24などによって互いに仕切られてい
るとともに、互いに並設されている。端子収容室23
は、それぞれ、前記ハウジング21の外郭を形成する一
つの表面と、この表面の反対側に位置する表面とに亘っ
て、前記ハウジング21を貫通して形成されている。
【0030】端子収容室23は、それぞれ、雌端子22
を係止する図示しないランスを備えており、前記ランス
が雌端子22に係止して、この雌端子22を内部に収容
する。端子収容室23は、それぞれ、一つの雌端子22
を収容する。図示例において、端子収容室23は、三つ
設けられている。
【0031】雌端子22は、前記FPC10の導体12
と同数設けられている。それぞれの雌端子22は、前記
導体12と前記板ばね25を介して電気的に接続され
る。雌端子22は、前記補機3のコネクタ受け部6に設
けられた雄端子7と電気的に接続する。また、図示例に
おいて、雌端子22は、三つ設けられている。
【0032】板ばね25は、前記導体12及び雌端子2
2と、同数設けられている。それぞれの板ばね25は、
導電性を有する金属などから形成されている。板ばね2
5は、一端部が前記導体12と接続される平板部26と
なっているとともに、他端部が前記雌端子22と接続さ
れる平板部27と、これら平板部26,27間に設けら
れた弾性変形部28を備えている。
【0033】平板部26は、前記導体12に沿った平板
状に形成されている。平板部26は、スポット溶接など
によって前記導体12に固定される。平板部27は、前
記平板部26に沿った平板状に形成されている。なお、
図示例において、平板部27は、前記雌端子22の端部
と一体に形成されており、前記板ばね25と雌端子22
とは、あたかも一体となっている。
【0034】弾性変形部28は、前記平板部26,27
を互いに連結している。弾性変形部28は、前記平板部
26,27に対し直交する方向に沿う平板状に形成され
ている。弾性変形部28は、前記平板部26,27がそ
れぞれ導体12及び雌端子22にそれぞれ接続された際
に、平板部26,27が、前記FPC10の幅方向に沿
って変位する方向に弾性変形自在となっている。弾性変
形部28は、前記平板部26,27及び導体12が、互
いに同一線上に位置するように、前記平板部26,27
を付勢している。
【0035】前述した構成によれば、板ばね25は、一
端部26が前記導体12と接続しかつ他端部27が前記
雌端子22と接続している。板ばね25は、FPC10
とハウジング21とが、図5(A)及び図5(B)に示
すように、FPC10の幅方向に沿って互いに変位する
ことを許容する。
【0036】また、板ばね25は、導体12と雌端子2
2とが互いに同一線上に位置するように、前記FPC1
0とコネクタ11を付勢しているとともに、前記平板部
26,27が互いにFPC10の幅方向に沿って変位す
る方向に弾性変形可能となっている。
【0037】前述した構成の電線モジュール1は、前記
FPC10が車体内を配索されかつ前記コネクタ11が
前記補機3に電気的に接続した状態で設けられる。そし
て、前記電線モジュール1は、バッテリなどの電源から
供給される電力を前記補機3に供給したり、各種の操作
スイッチから伝達される操作信号を前記補機3に伝達す
る。
【0038】本実施形態の電線モジュール1によれば、
板ばね25の弾性変形部28が、FPC10とコネクタ
11のハウジング21との間の、前記FPC10の幅方
向に沿った相対的な変位を許容している。
【0039】このため、移動体としての車両の車体を構
成するフレームやボディパネル2などの公差によって、
これらのボディパネル2などに固定される各種の補機3
と前記コネクタ11との間に生じる位置ずれに対応し
て、前記板ばね25の弾性変形部28が前記FPC10
とハウジング21を、図5(A)及び図5(B)に示す
ように、前記FPC10の幅方向に沿って相対的に変位
させる。したがって、コネクタ11を補機3に確実に接
続することができ、電線モジュール1と補機3との間の
電気的な接続を確実に確保することができる。
【0040】また、前記板ばね25は、平板部26,2
7が互いにFPC10の幅方向に沿って変位するように
弾性変形自在となっているので、ハウジング11とFP
C10との間を、このFPC10の幅方向に沿ってより
確実に変位させることができる。このため、コネクタ1
1を補機3により確実に接続することができる。したが
って、電線モジュール1と補機3との間の電気的な接続
を確実に確保することができる。
【0041】さらに、板ばね25が、導体12と雌端子
22とが互いに同一線上に位置するように、FPC10
とコネクタ11を付勢しているので、補機3と前記コネ
クタ11との間に生じた位置ずれに対応した分だけ、前
記ハウジング21をFPC10に対して変位させる。
【0042】このため、前記コネクタ11を補機3に確
実に接続できることにくわえ、補機3とコネクタ11と
の間の生じた位置ずれの対応した分以上、即ち、必要以
上に、前記FPC10とハウジング21とをこのFPC
10の幅方向に沿って変位させることを防止できる。し
たがって、電線モジュール1と補機3との間の電気的な
接続を確実に確保することができる。
【0043】また、前述した実施形態においては、前記
ハウジング21内に収容される端子として雌端子22を
用いた場合を示しているが、本発明においては、コネク
タ11のハウジング21内に収容される端子として、図
6に示すように、雄端子30を用いても良いことは勿論
である。
【0044】板ばね25の平板部26を導体12に固定
する際に、図7(A)に示すように、前記平板部26か
ら突出した折り曲げ片31を用いても良い。この場合、
この折り曲げ片31を前記導体12を貫通させた後、図
7(B)に示すように、前記平板部26に沿うように折
り曲げて、前記板ばね25の平板部26を導体12に固
定する。
【0045】さらに、前述した実施形態においては、帯
状に形成された電線として、FPC10を用いた場合を
示しているが、本発明においては、前記帯状に形成され
た電線として、互いに並設された帯板状の複数の導体
と、絶縁性を有する樹脂から形成されかつ前記導体を埋
設した被覆部とを備え、帯状に形成されたフレキシブル
フラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)や、
複数の電線が互いに併設されて帯状に形成されたフラッ
トワイヤハーネスを用いても良いことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、移動体としての車両の車体を構成するフ
レームやパネルなどの公差によって、各種の補機とコネ
クタとの間に生じる位置ずれに対応して、変位許容手段
が前記コネクタのハウジングと電線とを電線の幅方向に
沿って相対的に変位させる。したがって、コネクタを補
機に確実に電気的に接続することができ、電線モジュー
ルは、補機と確実に電気的に接続することができる。
【0047】請求項2に記載の本発明によれば、変位許
容手段が板ばねであるので、ハウジングと電線とを、こ
の電線の幅方向に沿ってより確実に変位させることがで
きる。このため、コネクタを補機により確実に電気的に
接続することができる。したがって、電線モジュール
は、補機とより確実に電気的に接続することができる。
【0048】請求項3に記載の本発明によれば、変位許
容手段としての板ばねが、前記電線の幅方向に沿って一
端と他端とが互いに変位するように弾性変形自在である
ので、ハウジングと電線とをこの電線の幅方向に沿って
より一層確実に変位させることができる。したがって、
コネクタを補機により一層確実に電気的に接続すること
ができ、電線モジュールは、補機とより一層確実に電気
的に接続することができる。
【0049】また、前記板ばねが、導体と端子とが互い
に同一線上に位置するように電線及びハウジングを付勢
しているので、補機とコネクタとの間生じた位置ずれに
対応した分だけ、前記電線とハウジングとを変位させ
る。このため、前記コネクタを補機に確実に接続できる
ことにくわえ、補機とコネクタとの間の生じた位置ずれ
の対応した分以上、即ち、必要以上に、前記ハウジング
と電線とをこの電線の幅方向に沿って変位させることを
防止できる。したがって、電線モジュールは補機との間
の電気的な接続を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電線モジュールとこ
の電線モジュールが接続される補機などを示す斜視図で
ある。
【図2】同実施形態の電線モジュールの構成を示す斜視
図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】図3中のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】同実施形態の電線モジュールのコネクタとFP
CとがFPCの幅方向に沿って互いに変位した状態を示
す図である。
【図6】同実施形態の電線モジュールの端子の変形例を
示す斜視図である。
【図7】同実施形態の板ばねの変形例を示す斜視図であ
る。
【図8】従来の電線モジュールの構成を示す斜視図であ
る。
【図9】図8に示した電線モジュールを補機に接続する
状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 電線モジュール 10 FPC(電線) 11 コネクタ 21 ハウジング 22 雌端子(端子) 25 板ばね(変位許容手段) 26 平板部(一端部) 27 平板部(他端部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 15/02 H02G 3/26 H Fターム(参考) 5E023 AA03 AA13 AA16 AA30 BB01 BB06 BB08 BB23 BB27 CC23 EE05 EE14 FF19 GG15 HH01 HH17 HH18 5G309 FA05 FA06 LA24 LA26 LA27 5G311 CA05 CB01 CC01 CD03 CF02 5G363 AA07 BA05 BB01 DC02 5G375 AA11 BA02 CA02 CA12 CA19 DB16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状に形成されたハウジングとこのハウ
    ジングに収容される端子とを有するコネクタと、帯状に
    形成されかつ一端が前記コネクタの端子と接続される電
    線と、を備えた電線モジュールにおいて、 前記ハウジングと前記電線とが前記電線の幅方向に沿っ
    て相対的に変位することを許容する変位許容手段を、備
    えたことを特徴とする電線モジュール。
  2. 【請求項2】 前記変位許容手段は、 一端部が前記電線の導体と接続しかつ他端部が前記端子
    と接続した板ばねであることを特徴とする請求項1記載
    の電線モジュール。
  3. 【請求項3】 前記板ばねは、前記導体と端子とが互い
    に同一線上に位置するように前記電線及びコネクタを付
    勢するとともに、前記一端部と他端部とが互いに前記電
    線の幅方向に沿って変位するように弾性変形自在である
    ことを特徴とする請求項2記載の電線モジュール。
JP28959099A 1999-10-12 1999-10-12 電線モジュール Withdrawn JP2001110247A (ja)

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