JP2003059589A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003059589A
JP2003059589A JP2001246418A JP2001246418A JP2003059589A JP 2003059589 A JP2003059589 A JP 2003059589A JP 2001246418 A JP2001246418 A JP 2001246418A JP 2001246418 A JP2001246418 A JP 2001246418A JP 2003059589 A JP2003059589 A JP 2003059589A
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connector
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JP2001246418A
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Hirohisa Ueda
裕久 植田
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Yazaki Corp
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6275Latching arms not integral with the housing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors
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    • H01R12/55Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
    • H01R12/57Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals surface mounting terminals
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/722Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures coupling devices mounted on the edge of the printed circuits
    • H01R12/724Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures coupling devices mounted on the edge of the printed circuits containing contact members forming a right angle

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線と雌ハウジング内に収容された端子金具
とが確実に電気的に接続したか否かを容易に把握できる
コネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタはホルダと雌ハウジング3と取
付部品8とを備えている。ホルダは電線としてのFPC
の端部を支持する。ホルダは突起を備えている。雌ハウ
ジング3は第1の壁22と連結壁23と第2の壁25と
を備えて箱状に形成されかつ端子金具14を収容してい
る。取付部品8は雌ハウジング3と別体である。取付部
品8は取付部28とアーム部29とを備えている。取付
部28は取付部品8が雌ハウジング3に取り付けられる
と外側に露出する。アーム部29は取付部品8が雌ハウ
ジング3に取り付けられると雌ハウジング3内に収容さ
れる。アーム部29は突起が係合可能なロック孔33を
備えている。突起がロック孔33に係合してホルダが雌
ハウジング3に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線同士などの接
続に用いられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車には、多種多様な
電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器に
電力や制御信号などを伝えるためにワイヤハーネスを配
索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、複数の
コネクタとを備えている。電線は、導電性の芯線と、該
芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電
線である。
【0003】コネクタは、導電性の端子金具と、絶縁性
のコネクタハウジングと、を備えている。端子金具は、
電線の端部などに取り付けられて前記芯線と電気的に接
続する。コネクタハウジングは、端子金具を収容する。
前記ワイヤハーネスは、コネクタが電子機器のコネクタ
にコネクタ結合して、前記電子機器に制御信号などを伝
える。
【0004】一方、前記自動車には、乗員などから更な
る機能の追加が求められている。このため、自動車に搭
載される電子機器が増加して、ワイヤハーネスが大型化
するとともにワイヤハーネスの重量が増加する傾向であ
った。ワイヤハーネスの小型化及び軽量化を図るため
に、前記電線の代わりに、フレキシブルプリントサーキ
ット(Flexible Printed Circuit:以下FPCと呼ぶ)
やフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cabl
e:FFC)などのフラット回路体を用いることがあ
る。
【0005】前記FPCやFFCなどのフラット回路体
は、複数の導体と、一対の絶縁シートなどを備えて、帯
状に形成されている。複数の導体は、互いに平行であ
る。一対の絶縁シートは、導体を互いの間に挟んで、こ
れらの芯線を被覆する。このような、フラット回路体を
用いた場合には、これらのフラット回路体を前記電子機
器や印刷配線基板(Printed Circuit board)などと電
気的に接続するために、例えば、特開平9−63718
号公報などに示された多種多様なコネクタが提案されて
いる。
【0006】特開平9−63718号公報に記載された
コネクタは、印刷配線基板などに取り付けられた雌型の
コネクタハウジング(以下雌ハウジングと呼ぶ)と、ス
ライダとを備えている。スライダは、前記雌ハウジング
内に挿入されるスライダ本体と、係合部と、を一体に備
えている。雌ハウジングは、前記係合部が係合する係合
受け部を備えている。雌ハウジングは、前記フラット回
路体の導体と電気的に接続する端子金具を収容してい
る。
【0007】雌ハウジング内にフラット回路体の端部を
挿入し、スライダを前記雌ハウジング内に挿入する。そ
して、係合部と係合受け部とが互いに係合する。する
と、雌ハウジング内の端子金具と、フラット回路体の導
体とが互いに接触するとともに、スライダによってフラ
ット回路体が雌ハウジング内から抜け出ることが防止さ
れる。そして、フラット回路体の導体と前記端子金具と
が電気的に接続し、端子金具が、フラット回路体の導体
を介して、前記電子機器と接続される。こうして、前述
した公報に示されたコネクタなどを用いて、フラット回
路体は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平9−6
3718号公報に記載されたコネクタを用いる場合、前
記ワイヤハーネスの組立ラインや、自動車にワイヤハー
ネスを取り付ける自動車の組立ラインにおいて、前記雌
ハウジング内にフラット回路体を端部とスライダとを挿
入してきた。そして、係合部と係合受け部とを係合し
て、スライダと雌ハウジングとを互いに固定してきた。
【0009】また、前記スライダや雌ハウジングは、フ
ラット回路体の接続に用いられるため、小型化を図れ
る。このため、作業員が、前記スライダの係合部と雌ハ
ウジングの係合受け部とが確実に係合しているか否かを
確認することが困難であった。このため、フラット回路
体の導体と雌ハウジングの端子金具との電気的な接続が
不安定になる虞があった。最悪の場合には、フラット回
路体の導体と、雌ハウジングの端子金具とが電気的に接
続しない虞もあった。
【0010】したがって、本発明の目的は、電線と雌ハ
ウジング内に収容された端子金具とが確実に電気的に接
続したか否かを容易に把握できるコネクタを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のコネクタ
は、端子金具を収容する雌ハウジングと、電線の端部を
支持するホルダと、を備え、これらの雌ハウジングとホ
ルダとが互いに係合可能なコネクタにおいて、前記ホル
ダが係合部を備え、前記係合部が係合可能な係合受け部
を有するアーム部と前記雌ハウジングに取り付けられる
取付部とを有するとともに、前記雌ハウジングと別体の
取付部品を備え、前記係合部が係合受け部に係合する際
に、前記アーム部が一旦弾性変形するとともに、係合部
が係合受け部に係合すると弾性復元力によって前記アー
ム部が初期状態に復帰して前記端子金具と前記電線とが
電気的に接続することを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の本発明のコネクタは、請
求項1記載のコネクタにおいて、前記取付部品は、金属
からなることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載のコネクタは、請求項1ま
たは請求項2記載のコネクタにおいて、前記取付部品の
取付部は、前記雌ハウジングの外側に露出する板部を備
えていることを特徴としている。
【0014】請求項4に記載のコネクタは、請求項3記
載のコネクタにおいて、前記雌ハウジングは、互いに間
隔をあけて相対する一対の第1の壁と、これら一対の第
1の壁を互いに連結する第2の壁とを備えており、板部
は、前記第1の壁に重なる第1の板部と、前記第2の壁
に重なる第2の板部と、を備えていることを特徴として
いる。
【0015】請求項5に記載のコネクタは、請求項1な
いし請求項4のうちいずれか一項に記載のコネクタにお
いて、前記アーム部は、前記雌ハウジング内に収容され
ることを特徴としている。
【0016】請求項6に記載のコネクタは、請求項1な
いし請求項4のうちいずれか一項に記載のコネクタにお
いて、前記アーム部は、前記雌ハウジングの外側に露出
していることを特徴としている。
【0017】請求項1に記載した本発明のコネクタによ
れば、係合部が係合受け部に係合する際にアーム部が一
旦弾性変形し、係合部が係合受け部に係合するとアーム
部が初期状態に復帰する。このため、ホルダが雌ハウジ
ングに完全に取り付けられるまでは、ホルダを雌ハウジ
ング内に挿入する際に抵抗が生じ、ホルダが雌ハウジン
グに完全に取り付けられると前記抵抗がなくなる。この
ように、ホルダを雌ハウジングに取り付ける際に節度感
が生じる。
【0018】また、取付部品が、雌ハウジングと別体で
ある。このため、取付部品と雌ハウジングとの間のがた
によって、前記係合受け部に係合部が係合すると、取付
部品が雌ハウジングに対し小さく振動する。このため、
係合部が係合受け部に係合する際に生じる音が大きくな
るとともに、節度感がより確実に生じる。さらに、係合
部を係合受け部に係合させるだけで、ホルダと雌ハウジ
ングとを係合できる。
【0019】請求項2に記載した本発明のコネクタによ
れば、取付部品が金属からなるため、アーム部がより弾
性変形しやすい。
【0020】請求項3に記載した本発明のコネクタによ
れば、取付部品の取付部が雌ハウジングの外側に露出す
る板部を備えている。このため、板部を、半田や接着剤
を用いて、印刷配線基板などに取り付けることによっ
て、雌ハウジングを印刷配線基板に容易に取り付けるこ
とができる。
【0021】請求項4に記載した本発明のコネクタによ
れば、板部が、雌ハウジングの第1の壁に重なる第1の
板部と、雌ハウジングの第2の壁に重なる第2の板部
と、を備えている。このため、第1の板部と第2の板部
とのうち一つを選択して印刷配線基板に取り付けること
によって、雌ハウジングを、印刷配線基板に立設した状
態と印刷配線基板と平行な状態との双方の状態で取り付
けることができる。
【0022】請求項5に記載した本発明のコネクタによ
れば、ホルダの係合部が係合する係合受け部を有するア
ーム部が雌ハウジング内に収容されている。このため、
係合部が係合受け部に係合してホルダと雌ハウジングと
が取り付けられると、これらの係合部と係合受け部など
が雌ハウジング外に露出しない。
【0023】請求項6に記載した本発明のコネクタによ
れば、ホルダの係合部が係合する係合受け部を有するア
ーム部が雌ハウジングの外側に露出している。係合部が
係合受け部に係合するまでのアーム部の弾性変形量を大
きくすることができる。また、アーム部が雌ハウジング
の外側に露出しているため、係合部と係合受け部とが係
合した際に生じる音が大きくなる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態にかかる
コネクタを図1ないし図8を参照して説明する。図1及
び図2に示すコネクタ1は、図3に示すワイヤハーネス
7を構成する。ワイヤハーネス7は、自動車に配索され
る。ワイヤハーネス7は、図3に示すように、電線とし
てのフレキシブルプリントサーキット(Flexible Print
ed Circuit:以下FPCと呼ぶ)4と、複数のコネクタ
1を備えている。図示例では、ワイヤハーネス7は、コ
ネクタ1を二つ備えている。
【0025】FPC4は、フラット回路体をなしてい
る。なお、フラット回路体とは、複数の導体と、該導体
を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えて扁平な帯状に形
成されているものを示す。FPC4は、図8などに示す
ように、複数の導体5と、該導体5を被覆する一対の絶
縁シート6と、を備えている。導体5は、断面形が矩形
状に形成されている。導体5は、一方向に沿って延びて
いる。複数の導体5は、互いに平行である。
【0026】一対の絶縁シート6は、絶縁性の合成樹脂
からなり帯状に形成されている。一対の絶縁シート6
は、互いの間に複数の導体5を挟んでこれらの導体5を
被覆している。前述した構成のFPC4は、端部4aが
後述のホルダ2に支持されている。また、前記端部4a
では、一対の絶縁シート6のうち一方が除去されて、導
体5が露出している。
【0027】コネクタ1は、前記FPC4の端部4aに
取り付けられている。コネクタ1は、後述の雌ハウジン
グ3が、印刷配線基板(Printed Circuit board)15
に取り付けられる。
【0028】印刷配線基板15は、図1などに示すよう
に、絶縁性の合成樹脂からなる基板16と、該基板16
の表面に形成された導体パターン17と、を備えてい
る。導体パターン17は、例えば銅などの導電性の金属
などからなり、かつ薄い膜状に形成されている。導体パ
ターン17は、基板16の表面に貼り付けられている。
導体パターン17は、自動車に搭載されている電源や各
種の電子機器と接続されている。
【0029】なお、導体パターン17は、一部のみ図示
し、他を省略している。こうして、ワイヤハーネス7
は、各コネクタ1の雌ハウジング3が取り付けられる印
刷配線基板15の導体パターン17同士を電気的に接続
して、該導体パターン17に接続した電子機器同士を電
気的に接続する。
【0030】コネクタ1は、図1及び図2に示すよう
に、ホルダ2と、雌型のコネクタハウジング(以下雌ハ
ウジングと呼ぶ)3と、一対の取付部品8と、を備えて
いる。ホルダ2は、FPC4の端部4aを取り付けて、
該端部4a即ちFPC4を支持する。ホルダ2は、絶縁
性の合成樹脂からなり、平面形状が矩形状の板状に形成
されている。
【0031】ホルダ2は、図2中の下側に位置する下面
9にFPC4の端部4aに位置する絶縁シート6が貼り
付けられる。下面9にFPC4が貼り付けられる際に
は、FPC4の長手方向とホルダ2の長手方向とが略直
交する。また、図2中右側に位置するホルダ2の幅方向
の端10からFPC4が突出しない格好で、下面9にF
PC4が貼り付けられる。こうして、ホルダ2は、FP
C4の端部4aを支持する。
【0032】また、ホルダ2の長手方向の両縁部11に
は、それぞれ突起12が設けられている。即ち、ホルダ
2は突起12を備えている。なお、図2には手前側の突
起12のみ示している。突起12は、前記両縁部11か
ら、ホルダ2の長手方向即ちホルダ2に取り付けられる
FPC4の幅方向に沿って、ホルダ2の外方向に突出し
ている。なお、突起12は、本明細書に記した係合部を
なしている。
【0033】雌ハウジング3は、合成樹脂からなる。雌
ハウジング3は、図4及び図5に示すように、該雌ハウ
ジング3へのホルダ2の挿入方向と、印刷配線基板(Pr
inted Circuit board)15の表面15aとが平行とな
るように、前記印刷配線基板15に取り付けられる。雌
ハウジング3は、印刷配線基板15に取り付けられる際
に、半田や接着剤を用いて、後述の第1の板部31と前
記印刷配線基板15とが互いに固定されている。
【0034】なお、ホルダ2の挿入方向と、印刷配線基
板15の表面15aとが平行となるように取り付けられ
た雌ハウジング3を備えたコネクタ1を、水平タイプの
コネクタと呼ぶ。ホルダ2の挿入方向と、印刷配線基板
15の表面15aとが平行となるように取り付けられた
雌ハウジング3を、水平タイプの雌ハウジングと呼ぶ。
【0035】雌ハウジング3は、図4に示すように、端
子金具14を複数収容している。端子金具14は、雌ハ
ウジング3が印刷配線基板15に取り付けられると、前
記導体パターン17と電気的に接続する。端子金具14
は、第1の電気接触部18(図4に示す)と、第2の電
気接触部19(図5に示す)とを一体に備えている。端
子金具14は、導電性の板金から得られる。
【0036】第1の電気接触部18は、ホルダ2が雌ハ
ウジング3に取り付けられると、ホルダ2に取り付けら
れたFPC4の導体5と電気的に接続する。第2の電気
接触部19は、雌ハウジング3が印刷配線基板15に取
り付けられると、該印刷配線基板15の導体パターン1
7と電気的に接続する。端子金具14は、ホルダ2が雌
ハウジング3に取り付けられ、雌ハウジング3が印刷配
線基板15に取り付けられると、導体5と導体パターン
17とを電気的に接続する。
【0037】雌ハウジング3は、絶縁性の合成樹脂から
なる。雌ハウジング3は、平面形状が略矩形状の一対の
第1の壁22(図4及び図5に示す)と、これらの第1
の壁22の長手方向の両端部を互いに連結する一対の連
結壁23(図4及び図5に示す)と、これらの第1の壁
22と連結壁23全ての一端部に連なる第2の壁25
(図5に示す)と、を備えている。雌ハウジング3は、
前記壁22,23,25を備えて箱状(筒状)に形成さ
れている。なお、前記第1の壁22と連結壁23の第2
の壁25から離れた縁は、雌ハウジング3の開口部24
を形成している。なお、本明細書では、筒状に形成され
て、内側にホルダ2などが挿入されるコネクタハウジン
グを雌型のコネクタハウジングと呼ぶ。
【0038】一対の第1の壁22は、互いに間隔をあけ
て相対している。一対の第1の壁22は、互いに平行で
ある。一対の連結壁23は、互いに間隔をあけて相対し
ている。一対の連結壁23は、互いに平行である。第2
の壁25は、一対の第1の壁22を互いに連結する。第
2の壁25は、第1の壁22と連結壁23の雌ハウジン
グ3へのホルダ2の挿入方向の一端部に連なっている。
これらの第1の壁22と連結壁23と第2の壁25と
は、表面が互いに直交(交差)している。雌ハウジング
3は、一対の第1の壁22と一対の連結壁23と第2の
壁25とで囲まれる空間K内に、前記端子金具14を収
容する。
【0039】第2の壁25には、複数の端子通し孔26
と、一対の取付部品通し孔27とが設けられている。端
子通し孔26は、第2の壁25を貫通している。端子通
し孔26は、端子金具14それぞれに対応して設けられ
ている。端子通し孔26は、内側に端子金具14の第2
の電気接触部19を通す。取付部品通し孔27は、第2
の壁25を貫通している。取付部品通し孔27は、雌ハ
ウジング3の長手方向即ちFPC4の幅方向の両端部に
設けられている。取付部品通し孔27は、内側に取付部
品8の後述するアーム部29を通す。
【0040】取付部品8は、雌ハウジング3とは別体で
ある。取付部品8は、雌ハウジング3の長手方向の両端
部に取り付けられる。取付部品8は、金属からなり、板
金を曲げられて得られる。取付部品8は、図6及び図7
に示すように、L字状の取付部28と、該取付部28に
連なる帯状のアーム部29と、を一体に備えている。
【0041】取付部28は、露出部30と、該露出部3
0に連なる一対の第1の板部31と、前記露出部30と
前記アーム部29との双方に連なる第2の板部32と、
を備えている。なお、第1の板部31と第2の板部32
は、本明細書に記した板部を構成している。
【0042】露出部30は、帯状に形成されている。露
出部30は、取付部品8が雌ハウジング3に取り付けら
れると、連結壁23に重なる。第1の板部31は、それ
ぞれ、板状に形成されている。第1の板部31は、露出
部30の幅方向の両端部に連なっている。第1の板部3
1は、露出部30に対し屈曲している。第1の板部31
と露出部30とは、略直交している。第1の板部31
は、取付部品8が雌ハウジング3に取り付けられると、
第1の壁22に重なる。第1の板部31は、雌ハウジン
グ3が印刷配線基板15に取り付けられる際に、半田や
接着剤などが塗布されている。
【0043】第2の板部32は、板状に形成されかつ露
出部30の長手方向の一端部に連なっている。第2の板
部32は、露出部30に対し屈曲している。第2の板部
32と露出部30とは、略直交している。露出部30と
第2の板部32によって、取付部28は、L字状に形成
されている。第2の板部32は、取付部品8が雌ハウジ
ング3に取り付けられると、第2の壁25に重なる。
【0044】アーム部29は、第2の板部32に連なっ
ており該第2の板部32から屈曲している。アーム部2
9は、第2の板部32に対し略直交しているとともに、
露出部30と平行である。アーム部29と第2の板部3
2と露出部30とによって、取付部品8は、略コ字状に
形成されている。
【0045】アーム部29には、係合受け部としてのロ
ック孔33が設けられている。即ちアーム部29は、ロ
ック孔33を備えている。ロック孔33は、勿論アーム
部29を貫通している。アーム部29は、一対の取付部
品8が雌ハウジング3に取り付けられると、これら一対
の取付部品8が互いに離れる方向に弾性変形自在であ
る。ロック孔33には、ホルダ2の突起12が係合可能
である。また、取付部品8は、アーム部29の第2の板
部32寄りの基端部から外方向に突出した切り込み片3
4を備えている。
【0046】前述した構成の取付部品8は、雌ハウジン
グ3に取り付けられる際に、前記アーム部29が、取付
部品通し孔27内に第2の板部32から離れた先端部か
ら挿入されている。すると、アーム部29は、雌ハウジ
ング3内に収容されている。第1の板部31が第1の壁
22の外側に重なりかつ第2の板部32が第2の壁25
の外側に重なるとともに、露出部30が連結壁23の外
側に重なる。
【0047】そして、切り込み片34が雌ハウジング3
の母材に切り込んで、取付部品8は、雌ハウジング3に
取り付けられる。こうして、取付部品8が雌ハウジング
3に取り付けられる際に、前記取付部28は、前記板部
31,32が壁22,25に重なるなどして、雌ハウジ
ング3に取り付けられる。さらに、取付部品8が雌ハウ
ジング3に取り付けられると、前記板部31,32は雌
ハウジング3の外側に露出する。
【0048】前述したコネクタ1を組み立てる際には、
まず、ホルダ2の下面9に、FPC4の端部4aに位置
する絶縁シート6を貼り付ける。ホルダ2に、FPC4
の端部4aを支持させる。そして、雌ハウジング3内に
端子金具14を収容するとともに、取付部品8を雌ハウ
ジング3に取り付ける。半田や接着剤を用いて、前記第
1の板部31と印刷配線基板15の表面15aを互いに
固定して、雌ハウジング3を印刷配線基板15に取り付
ける。
【0049】その後、図2に示すように、雌ハウジング
3の開口部24と、ホルダ2とを相対させる。そして、
ホルダ2を雌ハウジング3内に挿入する。すると、突起
12がアーム部29の先端部に接触する。さらに、ホル
ダ2を雌ハウジング3内に挿入すると、一対の取付部品
8が互いに離れる方向にアーム部29が一旦弾性変形す
る。その後、突起12がロック孔33内に侵入すると、
弾性復元力によってアーム部29が初期状態(弾性変形
してない状態)に復帰する。
【0050】こうして、突起12がロック孔33に係合
して、ホルダ2と雌ハウジング3とが互いに固定されて
いる。なお、突起12がロック孔33に係合してホルダ
2と雌ハウジング3とが互いに固定されていることを、
本明細書では、雌ハウジング3とホルダ2とが係合する
という。突起12がロック孔33に係合して、ホルダ2
と雌ハウジング3とが互いに係合すると、ホルダ2に取
り付けられたFPC4の導体5が端子金具14と電気的
に接続して、前記FPC4の導体5が印刷配線基板15
の導体パターン17と電気的に接続する。
【0051】本実施形態によれば、突起12がロック孔
33に係合する際に、一旦アーム部29が弾性変形し、
突起12がロック孔33に係合するとアーム部29が初
期状態に復帰する。このため、ホルダ2が雌ハウジング
3に完全に取り付けられるまではホルダ2を雌ハウジン
グ3内に挿入する際に抵抗が生じ、ホルダ2が雌ハウジ
ング3に完全に取り付けられると前記抵抗がなくなる。
このように、ホルダ2を雌ハウジング3に取り付ける際
に節度感が生じる。このため、ホルダ2が雌ハウジング
3に確実に係合したか否かを把握できる。
【0052】また、ホルダ2が雌ハウジング3に係合す
ると、即ちロック孔33に突起12が係合すると、FP
C4の導体5と雌ハウジング3内の端子金具14とが電
気的に接続する。したがって、FPC4と雌ハウジング
3内の端子金具14とが確実に電気的に接続したか否か
を容易に把握できる。
【0053】また、取付部品8が、雌ハウジング3と別
体である。このため、取付部品8と雌ハウジング3との
間のがたによって、前記ロック孔33に突起12が係合
すると、取付部品8が雌ハウジング3に対し小さく振動
する。このため、突起12がロック孔33に係合する際
に生じる音が大きくなるとともに前記節度感がより確実
に生じる。したがって、ロック孔33に突起12が係合
したか否か、即ち、FPC4と雌ハウジング3内の端子
金具14とが確実に電気的に接続したか否かを容易に把
握できる。
【0054】また、取付部品8が金属からなるため、ア
ーム部29がより弾性変形しやすい。このため、ホルダ
2を雌ハウジング3に取り付ける際により確実に節度感
が生じる。したがって、FPC4と雌ハウジング3内の
端子金具14とが確実に電気的に接続したか否かを容易
に把握できる。
【0055】取付部品8の取付部28が雌ハウジング3
の外側に露出する板部31,32を備えている。板部3
1,32を、印刷配線基板15などに半田や接着剤を用
いて取り付けることによって、雌ハウジング3を印刷配
線基板15に容易に取り付けることができる。
【0056】ホルダ2の突起12が係合するロック孔3
3を有するアーム部29が雌ハウジング3内に収容され
ている。このため、突起12がロック孔33に係合して
ホルダ2と雌ハウジング3とが係合すると、これらの突
起12とロック孔33などが雌ハウジング3外に露出し
ない。このため、突起12などに作業員の手などが不意
に接触して、突起12とロック孔33の係合が不意に外
れることを防止できる。したがって、ホルダ2と雌ハウ
ジング3とが不意に脱落することを防止できる。又、突
起12をロック孔33に係合するだけで、即ちホルダ2
を雌ハウジング3内に挿入するだけで、ホルダ2と雌ハ
ウジング3とを互いに固定できる。したがって、容易に
コネクタ1を組み立てることができる。
【0057】前述した第1の実施形態では、雌ハウジン
グ3へのホルダ2の挿入方向と印刷配線基板15の表面
15aとが平行となるように、雌ハウジング3を印刷配
線基板15に取り付けている。しかしながら、本発明で
は、図9に示すように、該雌ハウジング3へのホルダ2
の挿入方向と、印刷配線基板15の表面15aとが直交
するように、雌ハウジング3を印刷配線基板15に取り
付けても良い。
【0058】この場合、第2の板部32と印刷配線基板
15の表面15aとを、半田や接着剤を用いて互いに固
定する。なお、ホルダ2の挿入方向と印刷配線基板15
の表面15aとが直交するように取り付けられた雌ハウ
ジング3を備えたコネクタ1を、垂直タイプのコネクタ
と呼ぶ。ホルダ2の挿入方向と印刷配線基板15の表面
15aとが直交するように取り付けられた雌ハウジング
3を、垂直タイプの雌ハウジングと呼ぶ。
【0059】このように、取付部品8は、雌ハウジング
3の第1の壁22に重なる第1の板部31と、雌ハウジ
ング3の第2の壁25に重なる第2の板部32と、を備
えている。このため、第1の板部31と第2の板部32
とのうち一つを選択して印刷配線基板15に取り付ける
ことによって、雌ハウジング3を、印刷配線基板15の
表面15aに立設した状態(即ち垂直タイプの雌ハウジ
ング)と、印刷配線基板15の表面15aと平行な状態
(即ち水平タイプの雌ハウジング)との双方の状態で取
り付けることができる。
【0060】したがって、雌ハウジング3は、収容する
端子金具14を変更するだけで、所謂垂直タイプのコネ
クタと所謂水平タイプのコネクタとの双方に用いること
ができる。したがって、ワイヤハーネス7に用いられる
コネクタ1の雌ハウジング3の種類を減少できる。
【0061】次に本発明の第2の実施形態にかかるコネ
クタを図10及び図11を参照して説明する。なお、前
述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を
付して説明を省略する。本実施形態の取付部品8は、金
属からなる。取付部品8は、雌ハウジング3に取り付け
られると、図10及び図11に示すように、アーム部2
9が雌ハウジング3の外側に露出する。
【0062】アーム部29は、雌ハウジング3に取り付
けられると開口部24寄りの端部に係合受け部として屈
曲部35を設けている。前記屈曲部35は、アーム部2
9を前記開口部24に近づくのにしたがって一旦雌ハウ
ジング3の内側に屈曲させてから前記開口部24に向か
って屈曲している。屈曲部35には、突起12が係合す
る。
【0063】また、取付部品8のアーム部29は、雌ハ
ウジング3に一体に形成された一対の支持片36,36
によって支持されている。ホルダ2が雌ハウジング3内
に挿入されると、突起12と屈曲部35とが互いに接触
して、アーム部29が雌ハウジングの外側に向かって弾
性変形する。支持片36,36によって、アーム部29
が必要以上に雌ハウジング3の外側に変位することが防
止される。
【0064】突起12と屈曲部35とが互いに係合する
と、アーム部29が弾性復元力によって雌ハウジング3
の内側に変位する。そして、アーム部29がホルダ2の
縁部11に接触して、音が生じる。こうして、ホルダ2
と雌ハウジング3とが互いに係合して、FPC4の導体
5と端子金具14とが電気的に接続する。
【0065】本実施形態によれば、ホルダ2の突起12
が係合する屈曲部35を有するアーム部29が雌ハウジ
ング3の外側に露出している。突起12が屈曲部35に
係合するまでのアーム部29の弾性変形量を大きくする
ことができる。このため、ホルダ2を雌ハウジング3内
に挿入する際に生じる突起12が屈曲部35に係合する
までの抵抗を強くすることができる。
【0066】ホルダ2を雌ハウジング3に取り付ける際
に生じる節度感を強くすることができる。このため、ホ
ルダ2が雌ハウジング3に確実に係合したか否かを把握
できる。したがって、FPC4と雌ハウジング3内の端
子金具14とが確実に電気的に接続したか否かをより一
層容易に把握できる。
【0067】また、アーム部29が雌ハウジング3の外
側に露出しているため、突起12と屈曲部35とが係合
した際に生じる音が大きくなる。このため、嵌合フィー
リングが良くなる。したがって、屈曲部35に突起12
が係合したか否か、即ち、FPC4と雌ハウジング3内
の端子金具14とが確実に電気的に接続したか否かを容
易に把握できる。
【0068】さらに、アーム部29が雌ハウジング3の
外側に露出して、前記アーム部29の弾性変形量を大き
くすることができるため、雌ハウジング3の小型化を図
ることができる。したがって、コネクタ1の小型化を図
ることができるとともに、該コネクタ1を用いてワイヤ
ハーネスの高密度化を図ることが可能となる。
【0069】前述した第2の実施形態では、所謂水平タ
イプのコネクタ(雌ハウジング)を図示している。しか
しながら、本実施形態においても、前述した第1の実施
形態と同様に、所謂垂直タイプのコネクタ(雌ハウジン
グ)として用いることができる。
【0070】前述した第1及び第2の実施形態では、取
付部品8は金属からなる。しかしながら、本発明では、
取付部品8を合成樹脂などから形成しても良い。又、前
述した実施形態では、ホルダ2に突起12を設け、取付
部品8にロック孔33又は屈曲部35を設けている。し
かしながら、本発明では、ホルダ2にロック孔33又は
屈曲部35を設け、取付部品8に突起12を設けても良
いことは勿論である。この場合、ロック孔33又は屈曲
部35が係合部に相当し、突起12が係合受け部に相当
する。
【0071】また、前述した第1及び第2の実施形態で
は、電線としてFPC4を用いている。しかしながら本
発明では、FPC4に限ることなく、フレキシブルフラ
ットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)などの
フラット回路体や断面丸形の被覆電線を用いても良い。
【0072】また、第1及び第2の実施形態では、FP
C4の端部4aを支持するホルダ2を用いている。しか
しながら、本発明では、ホルダとして、端子金具を収容
しかつ雌ハウジング3に係合する雄型のコネクタハウジ
ング(所謂雄ハウジング)を用いても良いことは勿論で
ある。このとき、雄ハウジングは、端子金具を介して電
線の端部を支持することは勿論である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明は、係合部が係合受け部に係合する際にアーム部
が一旦弾性変形し、係合部が係合受け部に係合するとア
ーム部が初期状態に復帰する。このため、ホルダが雌ハ
ウジングに完全に取り付けられるまでは、ホルダを雌ハ
ウジング内に挿入する際に抵抗が生じ、ホルダが雌ハウ
ジングに完全に取り付けられると前記抵抗がなくなる。
【0074】このように、ホルダを雌ハウジングに取り
付ける際に節度感が生じる。このため、ホルダが雌ハウ
ジングに確実に係合したか否かを把握できる。また、ホ
ルダが雌ハウジングに係合すると、即ち、係合受け部に
係合部が係合すると、電線と雌ハウジング内の端子金具
とが電気的に接続する。したがって、電線と雌ハウジン
グ内の端子金具とが確実に電気的に接続したか否かを容
易に把握できる。
【0075】また、取付部品が、雌ハウジングと別体で
ある。このため、取付部品と雌ハウジングとの間のがた
によって、係合受け部に係合部が係合すると、取付部品
が雌ハウジングに対し小さく振動する。このため、係合
部が係合受け部に係合する際に生じる音が大きくなると
ともに、前記節度感がより確実に生じる。したがって、
係合受け部に係合部が係合したか否か、即ち、電線と雌
ハウジング内の端子金具とが確実に電気的に接続したか
否かを容易に把握できる。さらに、係合部を係合受け部
に係合させるだけで、ホルダと雌ハウジングとを係合で
きる。したがって、コネクタを容易に組み立てることが
できる。
【0076】請求項2に記載の本発明は、取付部品が金
属からなるため、アーム部がより弾性変形しやすい。こ
のため、ホルダが雌ハウジングに完全に取り付けられる
までは、ホルダを雌ハウジング内に挿入する際に抵抗が
確実に生じ、ホルダが雌ハウジングに完全に取り付けら
れると前記抵抗が確実になくなる。このように、ホルダ
を雌ハウジングに取り付ける際により確実に節度感が生
じる。したがって、電線と雌ハウジング内の端子金具と
が確実に電気的に接続したか否かをより容易に把握でき
る。
【0077】請求項3に記載の本発明は、取付部品の取
付部が雌ハウジングの外側に露出する板部を備えてい
る。したがって、電線と雌ハウジング内の端子金具とが
確実に電気的に接続したか否かを容易に把握できること
にくわえ、板部を、半田や接着剤を用いて、印刷配線基
板などに取り付けることによって、雌ハウジングを印刷
配線基板に容易に取り付けることができる。
【0078】請求項4に記載の本発明は、板部が、雌ハ
ウジングの第1の壁に重なる第1の板部と、雌ハウジン
グの第2の壁に重なる第2の板部と、を備えている。こ
のため、第1の板部と第2の板部とのうち一つを選択し
て印刷配線基板に取り付けることによって、雌ハウジン
グを、印刷配線基板に立設した状態(即ち垂直タイプの
雌ハウジング)と、印刷配線基板と平行な状態(即ち水
平タイプの雌ハウジング)との双方の状態で取り付ける
ことができる。
【0079】雌ハウジングは、所謂垂直タイプのコネク
タと所謂水平タイプのコネクタとの双方に用いることが
できる。したがって、電線と雌ハウジング内の端子金具
とが確実に電気的に接続したか否かを容易に把握できる
ことにくわえ、ワイヤハーネスに用いられるコネクタの
雌ハウジングの種類を減少できる。
【0080】請求項5に記載の本発明は、ホルダの係合
部が係合する係合受け部を有するアーム部が雌ハウジン
グ内に収容されている。このため、係合部が係合受け部
に係合してホルダと雌ハウジングとが取り付けられる
と、これらの係合部と係合受け部などが雌ハウジング外
に露出しない。
【0081】このため、係合部や係合受け部に作業員の
手などが不意に接触して、係合部と係合受け部との係合
が不意に外れることを防止できる。したがって、電線と
雌ハウジング内の端子金具とが確実に電気的に接続した
か否かを容易に把握できることにくわえ、ホルダと雌ハ
ウジングとが不意に脱落することを防止できる。
【0082】請求項6に記載の本発明は、ホルダの係合
部が係合する係合受け部を有するアーム部が雌ハウジン
グの外側に露出している。係合部が係合受け部に係合す
るまでのアーム部の弾性変形量を大きくできる。このた
め、ホルダを雌ハウジング内に挿入する際に生じる抵抗
を強くすることができる。
【0083】ホルダを雌ハウジングに取り付ける際に生
じる節度感を強くすることができる。このため、ホルダ
が雌ハウジングに確実に係合したか否かを把握できる。
したがって、電線と雌ハウジング内の端子金具とが確実
に電気的に接続したか否かをより一層容易に把握でき
る。
【0084】また、アーム部が雌ハウジングの外側に露
出しているため、係合部と係合受け部とが係合した際に
生じる音が大きくなる。このため、嵌合フィーリングが
良くなる。したがって、係合受け部に係合部が係合した
か否か、即ち、電線と雌ハウジング内の端子金具とが確
実に電気的に接続したか否かを容易に把握できる。
【0085】さらに、アーム部が雌ハウジングの外側に
露出して、前記アーム部の弾性変形量を大きくすること
ができるため、雌ハウジングの小型化を図ることができ
る。したがって、小型化を図ることができるとともに、
本請求項のコネクタを用いるとワイヤハーネスの高密度
化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるコネクタの斜
視図である。
【図2】図1に示されたコネクタを分解して示す斜視図
である。
【図3】図1に示されたコネクタなどを備えたワイヤハ
ーネスを分解して示す斜視図である。
【図4】図2に示されたコネクタの雌ハウジングと取付
部品とを示す斜視図である。
【図5】図2に示されたコネクタの雌ハウジングを奥側
からみた斜視図である。
【図6】図2に示されたコネクタの取付部品を示す斜視
図である。
【図7】図6に示された取付部品を奥側からみた斜視図
である。
【図8】図2中のVIII−VIII線に沿う断面図で
ある。
【図9】図1に示されたコネクタの雌ハウジングを印刷
配線基板に垂直に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施形態にかかるコネクタを
分解して示す斜視図である。
【図11】図10に示されたコネクタを奥側からみた斜
視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 ホルダ 3 雌ハウジング 4 FPC(電線) 4a 端部 8 取付部品 12 突起(係合部) 14 端子金具 22 第1の壁 25 第2の壁 28 取付部 29 アーム部 31 第1の板部(板部) 32 第2の板部(板部) 33 ロック孔(係合受け部) 35 屈曲部(係合受け部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を収容する雌ハウジングと、電
    線の端部を支持するホルダと、を備え、これらの雌ハウ
    ジングとホルダとが互いに係合可能なコネクタにおい
    て、 前記ホルダが係合部を備え、 前記係合部が係合可能な係合受け部を有するアーム部と
    前記雌ハウジングに取り付けられる取付部とを有すると
    ともに、前記雌ハウジングと別体の取付部品を備え、 前記係合部が係合受け部に係合する際に、前記アーム部
    が一旦弾性変形するとともに、係合部が係合受け部に係
    合すると弾性復元力によって前記アーム部が初期状態に
    復帰して前記端子金具と前記電線とが電気的に接続する
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記取付部品は、金属からなることを特
    徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記取付部品の取付部は、前記雌ハウジ
    ングの外側に露出する板部を備えていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記雌ハウジングは、互いに間隔をあけ
    て相対する一対の第1の壁と、これら一対の第1の壁を
    互いに連結する第2の壁とを備えており、板部は、前記
    第1の壁に重なる第1の板部と、前記第2の壁に重なる
    第2の板部と、を備えていることを特徴とする請求項3
    記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記アーム部は、前記雌ハウジング内に
    収容されることを特徴とする請求項1ないし請求項4の
    うちいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記アーム部は、前記雌ハウジングの外
    側に露出していることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のうちいずれか一項に記載のコネクタ。
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