JP2013182801A - コネクタ - Google Patents
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
【課題】グランド接続を確保して信号伝送を安定化させることができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、フラットケーブル2を保持するとともに相手方コネクタ3に嵌合可能な絶縁性を有したインシュレータ4と、フラットケーブル2の他方面側を覆う導電性を有したシェル部材5と、を備えている。シェル部材5は、フラットケーブル2のグランド面2Dから所定距離だけ離隔して対向配置されるとともに第1グランド接続部31に接触可能な第一接続部52と、該第一接続部52からグランド面2Dに向かって延びるとともに該グランド面2Dに当接する第二接続部53と、を有し、相手方コネクタ3との嵌合状態において、フラットケーブル2を挟んで端子金具3Bと対向する位置に第二接続部53が形成されている。
【選択図】図7
【解決手段】コネクタ1は、フラットケーブル2を保持するとともに相手方コネクタ3に嵌合可能な絶縁性を有したインシュレータ4と、フラットケーブル2の他方面側を覆う導電性を有したシェル部材5と、を備えている。シェル部材5は、フラットケーブル2のグランド面2Dから所定距離だけ離隔して対向配置されるとともに第1グランド接続部31に接触可能な第一接続部52と、該第一接続部52からグランド面2Dに向かって延びるとともに該グランド面2Dに当接する第二接続部53と、を有し、相手方コネクタ3との嵌合状態において、フラットケーブル2を挟んで端子金具3Bと対向する位置に第二接続部53が形成されている。
【選択図】図7
Description
本発明は、コネクタに関するものであり、特に、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)やフレキシブルプリントサーキット(Flexible Printed Circuit:以下FPC)など、偏平形状の電気接続部材(フラットケーブルと称することもある)を相手方コネクタの電気接続部に接続するためのコネクタに関するものである。
自動車には、種々の電子機器が搭載され、電子機器にバッテリなどの電源から電力や制御装置からの制御信号などを伝えるためにワイヤハーネスが配索されている。このようなワイヤハーネスは、電線とコネクタとを備えて構成され、ワイヤハーネスの小型軽量化や伝送する信号の高密度化、高速化を図るために、電線としてFFCやFPCなどのフラットケーブルを用いることがある。このフラットケーブルの端末に設けられるコネクタとしては、例えば、フラットケーブルを保持するインシュレータ部と、このインシュレータ部を覆うシェル部と、を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8,9に示すように、特許文献1に記載された従来のコネクタ100において、インシュレータ部101は、フラットケーブルFFCを挟みつけて保持するベースインシュレータ102及びカバーインシュレータ103を備え、シェル部104は、ベースインシュレータ102側に設けられるシェル105とカバーインシュレータ103側に設けられるカバーシェル106とを備える。そして、シェル105は、相手側コネクタのシェル部に接触する接触部107と、ベースインシュレータ102の貫通孔108を通してフラットケーブルFFCのシールド層109に接触するバネ片110と、を有して形成されている。このようなコネクタ100では、相手側コネクタのシェル部(グランド)に接触部107を接触させ、フラットケーブルFFCのシールド層109にバネ片110を接触させることで、シールド層109の電位を基準化するように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のコネクタ100では、シェル部104がインシュレータ部101に沿って取り付けられ、シェル105やカバーシェル106の両端部がインシュレータ部101に固定されているだけであるため、インシュレータ部101が反ったり、相手方コネクタのシェル部から接触部107に加わる反力でシェル105自体が変形したりした場合に、バネ片110とシールド層109との接触が阻害されることがある。このようにバネ片110の接触が阻害されると、シールド層109のグランド抵抗が増加することから、コネクタ間の電気信号にノイズが発生して信号の伝送が不安定になってしまう可能性がある。
したがって、本発明は、グランド接続を確保して信号伝送を安定化させることができるコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のコネクタは、一方面に電気接続部を有するとともに他方面にグランド面を有した偏平形状の電気接続部材の端部に設けられ、相手方コネクタの相手方電気接続部に前記電気接続部を接触させるとともに、相手方グランド接続部に前記グランド面を接続させるコネクタであって、前記電気接続部材を保持するとともに前記相手方コネクタに嵌合可能な絶縁性を有した保持部材と、前記電気接続部材の他方面側を覆う導電性を有したシェル部材と、を備え、前記シェル部材は、前記電気接続部材のグランド面から所定距離だけ離隔して対向配置されるとともに前記相手方グランド接続部に接触可能な第一接続部と、該第一接続部から前記グランド面に向かって延びるとともに該グランド面に当接する第二接続部と、を有し、前記相手方コネクタとの嵌合状態において、前記電気接続部材を挟んで前記相手方電気接続部と対向する位置に前記第二接続部が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載のコネクタは、請求項1に記載されたコネクタにおいて、前記シェル部材の前記第二接続部は、前記保持部材の一部を挟んで前記相手方グランド接続部と対向する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載のコネクタは、請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、前記シェル部材は、前記保持部材にインサート成形されていることを特徴とする。
請求項4に記載のコネクタは、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記シェル部材には、前記相手方コネクタのロック部に係合する係合片が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載のコネクタは、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記シェル部材には、前記電気接続部材を一方面の側から他方面の側に向かって押さえる押え部が形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載のコネクタは、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記保持部材は、前記電気接続部材の他方面の側に位置する保持部材本体と、該保持部材本体に向かって前記電気接続部材を一方面の側から押さえる押え部材と、を有して構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載された発明によれば、シェル部材の第一接続部を相手方グランド接続部に接触させるとともに、第二接続部を電気接続部材のグランド面に当接させることで、グランド面と相手方グランド接続部とをグランド接続してグランド面の電位を基準化することができる。この際、相手方コネクタとの嵌合状態において、第二接続部が電気接続部材を挟んで相手方電気接続部と対向して位置する、即ち、互いに嵌合したコネクタの断面方向に沿って、相手方電気接続部、電気接続部材の電気接続部、グランド面、第二接続部の順で並列することとなり、相手方電気接続部から電気接続部材の電気接続部に作用する押圧力によってグランド面が第二接続部に押し付けられることになる。従って、グランド面と第二接続部との接触状態を良好に維持してグランド接続を確保することができ、これにより、電気接続部材と相手方コネクタとの間の信号伝送を安定化させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、保持部材の一部を挟んで相手方グランド接続部と対向する位置にシェル部材の第二接続部を設けたことで、相手方グランド接続部から保持部材の一部を介して第二接続部に押圧力を作用させ、この押圧力によって第二接続部を電気接続部材のグランド面に押し付けることができる。従って、グランド面と第二接続部との接触状態をさらに良好に維持してグランド接続を確保することができる。
請求項3に記載された発明によれば、シェル部材が保持部材にインサート成形されていることで、シェル部材と保持部材との一体性を高めることができ、これらの部材が別体で組み立てられる場合と比較して、シェル部材及び保持部材の反りや変形を抑制することができ、第二接続部が電気接続部材のグランド面から離隔することが防止できる。
請求項4に記載された発明によれば、シェル部材に形成した係合片と相手方コネクタのロック部とを係合させることで、ロック部からの係合力を係合片つまりシェル部材に直接作用させることができる。従って、相手方コネクタとの嵌合状態において、相手方コネクタに対してシェル部材を所定位置に位置決めすることができ、第一接続部を相手方グランド接続部に確実に接触させてグランド接続を確保することができる。
請求項5に記載された発明によれば、シェル部材に形成した押え部によって電気接続部材を他方面の側に向かって押さえることで、電気接続部材のグランド面を第二接続部に向かって押圧することができ、グランド面と第二接続部との接触状態をさらに良好にすることができる。
請求項6に記載された発明によれば、保持部材が保持部材本体と押え部材とを有して構成され、押え部材が電気接続部材を一方面の側から保持部材本体に向かって押さえることで、電気接続部材のグランド面を第二接続部に向かって押圧することができ、グランド面と第二接続部との接触状態をさらに良好にすることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかるコネクタを、図1ないし図7に基づいて説明する。本実施形態に係るコネクタ1は、自動車等に搭載される電子機器に接続された電気接続部材としてのフラットケーブル2の端末に設けられるものであって、該自動車等のダッシュボード等に設けられたレセプタクルコネクタ等の相手方コネクタ3にフラットケーブル2を電気的に接続するために用いられる。
フラットケーブル2は、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)やフレキシブルプリントサーキット(Flexible Printed Circuit:以下FPC)などであり、断面偏平かつ全体長尺帯状に形成され、その長手方向に連続して延びる複数の導体と、これらの導体を挟んで覆う一対の絶縁被覆と、を有して構成されている。このフラットケーブル2の端末部において、偏平な断面の一方面側(図1,2,4,6,7の下側、図3の上側)には、絶縁被覆を除去して導体を剥き出しにした電気接続部2Aが設けられ、該フラットケーブル2の他方面側(図1,2,4,6,7の上側、図3の下側)には、絶縁体からなる基板2Bと、この基板2Bを介して導電体からなるシールド層2Cと、が積層されている。このシールド層2Cの表面がグランド面2Dとされている。
相手方コネクタ3は、図示しない基板上に搭載され、フラットケーブル2を基板上の配線と接続する。相手方コネクタ3は、図1に示すように、絶縁性の樹脂から形成されたハウジング3Aと、このハウジング3Aに設けられて電気接続部2Aが接続される相手方電気接続部としての複数の端子金具3Bと、グランド面2Dが接続される相手方グランド接続部としての金属製カバー3Cと、を備えてフラットケーブル2の幅方向に沿った細長状に形成されている。ハウジング3Aには、コネクタ1側に向かって開口した開口部3Dが形成され、この開口部3Dにコネクタ1が嵌合可能になっている。相手方コネクタ3の両端部には、嵌合させたコネクタ1をロックして抜けを防止する図示しないロック部が設けられている。複数の端子金具3Bは、図示しない基板上の配線に接続されるとともにハウジング3Aに固定され、ハウジング3A内部にて開口部3Dの間隔方向(図1の上下方向)に弾性変形可能に支持されている。金属製カバー3Cは、複数のアース回路接続片3Eが設けられていて、図示しない基板のアース回路と接続した導体パターンに半田などのろう付けにより取り付けられる。また、金属製カバー3Cは、上述した図示しないロック部が形成され、図6,7に示すように、端子金具3Bと対向する開口部3Dの内部に沿って、第一グランド接続部31と、第二グランド接続部32と、を有して形成されている。
コネクタ1は、図1〜図4に示すように、フラットケーブル2の末端部を保持するとともに相手方コネクタ3に嵌合可能な保持部材としてのインシュレータ4と、フラットケーブル2のシールド層2C側(他方面側)を覆う導電性を有したシェル部材5と、を備えて構成されている。インシュレータ4は、保持部材本体としての本体部41と、この本体部41の背面側(フラットケーブル2の一方面側であり、図1,2,4,6,7の下側、図3の上側)に取り付けられる押え部材42と、を有して構成されている。このインシュレータ4における本体部41及び押え部材42は、それぞれ絶縁性の合成樹脂から射出成形により成形され、本体部41には、インサート成形によってシェル部材5が一体化されている。
インシュレータ4の本体部41は、フラットケーブル2を後方側から前方側へ挿通させる挿通孔43を有し、この挿通孔43よりも後方でフラットケーブル2の一方面側に位置する後方ブロック44と、フラットケーブル2の他方面側(シールド層2C側)に位置する中間ブロック45と、この中間ブロック45から前方(相手方コネクタ3側)に突出する突出嵌合部46と、を有して形成されている。中間ブロック45の一方面側には、図3に示すように、後述する押え部材42を嵌め込む凹部が設けられている。突出嵌合部46の幅方向両端部には、相手方コネクタ3のハウジング3Aに係合するための係合突部47が形成されている。シェル部材5は、中間ブロック45と突出嵌合部46との内部にインサート成形によって内蔵され、突出嵌合部46の表面にその一部(後述する第一接続部52)が表出されている。押え部材42は、図4に示すように、全体板状に形成され、その両端部近傍には、当該押え部材42を貫通するスリット48が形成されている。
シェル部材5は、図5にも示すように、導電性の金属板材を打ち抜くとともに折り曲げ加工することによって成形され、平板状のシェル本体51と、このシェル本体51の前方側(図5の下方左側)に位置して突出嵌合部46から表出される第一接続部52と、第一接続部52における複数個所(本実施形態では、3箇所)を切り込んで曲げ下げた第二接続部53と、シェル本体51の後方側(図5の上方右側)の両端部を折り曲げた断面略コ字形の押え部54と、シェル本体51の前方側の両端部から側方に突出した係合片55と、を有して形成されている。
シェル部材5の第一接続部52は、図7(B)に示すように、インシュレータ4の突出嵌合部46が相手方コネクタ3の開口部3Dに嵌合された嵌合状態において、第一グランド接続部31に接触可能になっている。この第一グランド接続部31は、板ばねとして機能し、端子金具3Bに向かって第一接続部52及び突出嵌合部46を付勢するような弾性力を作用させる。第二接続部53は、突出嵌合部46に内蔵されており、即ち、突出嵌合部46の一部である樹脂カバー部46Aに覆われ、該第二接続部53の一部である先端曲部53Aが突出嵌合部46から表出されている。突出嵌合部46は、図7(A)に示すように、インシュレータ4の突出嵌合部46が相手方コネクタ3の開口部3Dに嵌合された嵌合状態において、第二グランド接続部32に接触可能になっている。さらに、第二接続部53は、フラットケーブル2におけるシールド層2Cのグランド面2Dに当接して設けられている。
以上のように、シェル部材5の第一接続部52が第一グランド接続部31に接触し(図7(B))、第二接続部53がグランド面2D及び第二グランド接続部32に接触することで(図7(A))、相手方コネクタ3の金属製カバー3Cとフラットケーブル2のシールド層2Cとがグランド接続されている。このようなグランド接続状態において、シェル部材5の第二接続部53は、フラットケーブル2を挟んで相手方コネクタ3の端子金具3Bと対向して位置するようになっている。この端子金具3Bは、板ばねとして機能し、第二グランド接続部32に向かってフラットケーブル2を付勢するような弾性力を作用させる。従って、端子金具3Bによって付勢されたフラットケーブル2のグランド面2Dが第二接続部53に押圧されるようになっている。
上記シェル部材5の第二接続部53は、図7(A)に示すように、インシュレータ4の一部である樹脂カバー部46Aを挟んで相手方コネクタ3の第二グランド接続部32と対向する位置に設けられている。これにより、第二グランド接続部32から樹脂カバー部46Aを介して第二接続部53に押圧力を作用させ、この押圧力によって第二接続部53をフラットケーブル2のグランド面2Dに押し付けることができる。
上記シェル部材5は、インシュレータ4にインサートされると、図2に示すように、上述したように突出係合部46の他方面側にシェル本体51の一部が表出し、係合片55が係合突起47から幅方向外側に向かって突出し、本体部41の一方面側から一対の押え部54が突出する。上記係合片55は、コネクタ1を相手側コネクタ3の開口部3Dに挿入すると、相手側コネクタ3に設けた図示しないロック部と係合する。
また、上記フラットケーブル2は、電気接続部2Aを一方面側(図1の下側)に向けて本体部41の挿通孔43に通すと、上記一対の押え部54間に幅方向が位置付けられるように中間ブロック45及び突出嵌合部46の一方面側に配置される。なお、フラットケーブル2の幅方向には凹部2E(図4)が設けられ、この凹部2Eに押え部54が嵌め込まれる。その後、押え部材42を中間ブロック45に設けた凹部に嵌め込み、フラットケーブル2の一方面側に重ねる。このとき、押さ部材42に設けたスリット48にシェル部材5の押え部54を通す。その後、押え部54の先端の外周部を内側に、中央部を外側に折り曲げる。これにより、押え部54から押え部材42を介してフラットケーブル2に押圧力を作用させ、フラットケーブル2を他方面側に向かって押さえ付けることができる。
本実施形態によれば、シェル部材5の第一接続部52を第一グランド接続部31に接触させるとともに、第二接続部53をフラットケーブル2のグランド面2Dに当接させることで、グランド面2Dと第一グランド接続部31とをグランド接続してグランド面2Dの電位を基準化することができる。この際、相手方コネクタ3との嵌合状態において、第二接続部53がフラットケーブル2を挟んで端子金具3Bと対向して位置する、即ち、互いに嵌合したコネクタ1、3の断面方向に沿って、端子金具3B、フラットケーブル2の電気接続部2A、グランド面2D、第二接続部53の順で並列することとなり、端子金具3Bからフラットケーブル2の電気接続部2Aに作用する押圧力によってグランド面2Dが第二接続部53に押し付けられることになる。従って、グランド面2Dと第二接続部53との接触状態を良好に維持してグランド接続を確保することができ、これにより、フラットケーブル2と相手方コネクタ3との間の信号伝送を安定化させることができる。
また、本実施形態によれば、樹脂カバー部46Aを挟んで第二グランド接続部32と対向する位置にシェル部材5の第二接続部53を設けたことで、第二グランド接続部32から樹脂カバー部46aを介して第二接続部53に押圧力を作用させ、この押圧力によって第二接続部53をフラットケーブル2のグランド面2Dに押し付けることができる。従って、グランド面2Dと第二接続部53との接触状態をさらに良好に維持してグランド接続を確保することができる。
また、本実施形態によれば、シェル部材5がインシュレータ4にインサート成形されていることで、シェル部材5とインシュレータ4との一体性を高めることができ、これらの部材が別体で組み立てられる場合と比較して、シェル部材5及びインシュレータ4の反りや変形を抑制することができ、第二接続部53がフラットケーブル2のグランド面2Dから離隔することが防止できる。
また、本実施形態によれば、シェル部材5に形成した係合片55と相手方コネクタ1のロック部とを係合させることで、ロック部からの係合力を係合片55つまりシェル部材5に直接作用させることができる。従って、相手方コネクタ3との嵌合状態において、相手方コネクタ3に対してシェル部材5を所定位置に位置決めすることができ、第一接続部52を第1グランド接続部31に確実に接触させてグランド接続を確保することができる。
また、本実施形態によれば、シェル部材5に形成した押え部42によってフラットケーブル2を他方面の側に向かって押さえることで、フラットケーブル2のグランド面2Dを第二接続部53に向かって押圧することができ、グランド面2Dと第二接続部53との接触状態をさらに良好にすることができる。
また、本実施形態によれば、インシュレータ4が本体部41と押え部材42とを有して構成され、押え部材42がフラットケーブル2を一方面の側から本体部41に向かって押さえることで、フラットケーブル2のグランド面2Dを第二接続部53に向かって押圧することができ、グランド面2Dと第二接続部53との接触状態をさらに良好にすることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述した実施形態によれば、シェル部材5はインシュレータ4にインサート成形されていたが、本発明はこれに限ったものではない。シェル部材5とインシュレータ4とを別に設け、インシュレータ4にシェル部材5を取り付けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、相手方コネクタ3のロック部と係合する係合片55をシェル部材5に設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。インシュレータ4に係合片55を設けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、シェル部材5には押え部54が設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。シェル部材5には第一接続部52が設けられていればよく、押え部54を設けることは必須ではない。
また、上述した実施形態によれば、押え部材42を設けていたが、本発明はこれに限ったものではなく、押え部材42は必須ではない。
1 コネクタ
2 フラットケーブル(電気接続部材)
2A 電気接続部
2D グランド面
3 相手方コネクタ
3B 端子金具(相手方電気接続部)
3C 金属製カバー(相手方グランド接続部)
4 インシュレータ(保持部材)
5 シェル部材
41 本体部(保持部材本体)
42 押え部材
46A 樹脂カバー部(保持部材の一部)
52 第一接続部
53 第二接続部
54 押え部
55 係合片
2 フラットケーブル(電気接続部材)
2A 電気接続部
2D グランド面
3 相手方コネクタ
3B 端子金具(相手方電気接続部)
3C 金属製カバー(相手方グランド接続部)
4 インシュレータ(保持部材)
5 シェル部材
41 本体部(保持部材本体)
42 押え部材
46A 樹脂カバー部(保持部材の一部)
52 第一接続部
53 第二接続部
54 押え部
55 係合片
Claims (6)
- 一方面に電気接続部を有するとともに他方面にグランド面を有した偏平形状の電気接続部材の端部に設けられ、相手方コネクタの相手方電気接続部に前記電気接続部を接触させるとともに、相手方グランド接続部に前記グランド面を接続させるコネクタであって、
前記電気接続部材を保持するとともに前記相手方コネクタに嵌合可能な絶縁性を有した保持部材と、
前記電気接続部材の他方面側を覆う導電性を有したシェル部材と、を備え、
前記シェル部材は、前記電気接続部材のグランド面から所定距離だけ離隔して対向配置されるとともに前記相手方グランド接続部に接触可能な第一接続部と、該第一接続部から前記グランド面に向かって延びるとともに該グランド面に当接する第二接続部と、を有し、前記相手方コネクタとの嵌合状態において、前記電気接続部材を挟んで前記相手方電気接続部と対向する位置に前記第二接続部が形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記シェル部材の前記第二接続部は、前記保持部材の一部を挟んで前記相手方グランド接続部と対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記シェル部材は、前記保持部材にインサート成形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
- 前記シェル部材には、前記相手方コネクタのロック部に係合する係合片が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記シェル部材には、前記電気接続部材を一方面の側から他方面の側に向かって押さえる押え部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記保持部材は、前記電気接続部材の他方面の側に位置する保持部材本体と、該保持部材本体に向かって前記電気接続部材を一方面の側から押さえる押え部材と、を有して構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコネクタ。
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