JP6708025B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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    • H01R24/50Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency mounted on a PCB [Printed Circuit Board]

Description

本発明は、シールドコネクタに関する。
従来のシールドコネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、GPS用アンテナ回路などの高周波回路に用いられ、電気接続子と、電気接続子が収容されるキャビティを有するハウジングと、ハウジングに外装されるシールドカバーとを備えている。電気接続子は、内導体と、内導体を囲む誘電体と、誘電体を囲む外導体とからなる。シールドカバーは、外導体に接触可能な接触片を有し、回路基板のアース回路用導電路に接続される。
特開2009−277544号公報
ところで、上記の場合、ハウジングの外面全体を覆うようにシールドカバーが装着されるため、その分、コネクタ全体の外形寸法が大きくなるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、大型化を回避することが可能なシールドコネクタを提供することを目的とする。
本発明のシールドコネクタは、
内導体と、前記内導体を囲む誘電体と、前記誘電体を囲む外導体とを有するシールド端子と、
前記シールド端子が収容されるキャビティと、アース板が取り付けられるアース板取付部と、前記アース板取付部と前記キャビティとを隔てる隔壁とを有するコネクタハウジングと、
前記隔壁を跨いで配置され、前記キャビティ内に進入して前記外導体と接触する外導体接触片と、前記アース取付部内に進入して前記アース板と接触するアース板接触片と、前記アース板接触片と前記外導体接触片とを連結する連結片とを有するアース端子とを備えているところに特徴を有する。
上記構成によれば、内導体が外導体でシールドされ且つ外導体がアース端子を介してアース板に接地されるため、ノイズの影響が低減される。また、アース端子がキャビティ内に進入する外導体接触片とアース板取付部内に進入するアース板接触片と両接触片を連結する連結片とを有して隔壁を跨いで配置される形態になっているため、小型のアース端子でまかなうことができる。したがって、アース端子がコネクタハウジングに装着されても、シールドコネクタ全体を大型化させずに済む。
本発明の実施例1において、コネクタの断面図である。 図1の状態からアース板がハウジングに取り付けられたコネクタの断面図である。 ハウジングとシールド端子を前上方から見た分離斜視図である。 ハウジングとアース端子を後上方から見た分解斜視図である。 アース端子がハウジングに装着された状態を後上方から見た斜視図である。 アース端子がハウジングに装着された状態の断面図である。 アース端子がハウジングに装着された状態の背面図である。 シールド端子を組み立てる途中の状態の斜視図である。 アース端子を上方から見た斜視図である。 アース端子を下方から見た斜視図である。 アース端子の平面図である。 アース端子の背面図である。 図10のA−A線断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記連結片が、前記隔壁を壁厚方向に弾性的に挟持するものであって、前記隔壁の壁面に沿って配置される沿面部を有し、前記アース板接触片及び前記外導体接触片が、前記沿面部の一端に連設され、前記隔壁から離れる方向へ撓み可能に延出する形態とされているとよい。アース板接触片及び外導体接触片はそれぞれアース板及び外導体に接触する際に撓み変形するが、アース板接触片及び外導体接触片のそれぞれの撓み支点部が近接していると、一方の撓み動作が他方に影響を与え、アース板及び外導体に対する接触信頼性が低下する懸念がある。その点、上記構成によれば、連結片の沿面部の一端がアース板接触片及び外導体接触片の撓み支点部となり、沿面部が隔壁の壁面に沿って配置されるため、アース板接触片及び外導体接触片のそれぞれの撓み支点部間に隔壁が介在することとなり、隔壁によって、アース板接触片及び外導体接触片のそれぞれの撓み動作が影響を及ぼし合うのを防止することができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図13によって説明する。本実施例1は、自動車の高速通信用のシールドコネクタを例示するものであって、ハウジング10と、ハウジング10に装着されるシールド端子40と、同じくハウジング10に装着されるアース端子70とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向は、ハウジング10に対するシールド端子40及びアース端子70の装着方向(図1及び図2の左側)を前方とし、上下方向は、図1及び図2を基準とする。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図5及び図6に示すように、略角筒状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の前端から一回り大きくなって前方へ突出する略角筒状のフード12とを有している。
図2に示すように、フード12の上壁の前端部内面には、ロック部13が突設されている。フード12内には相手ハウジング90が嵌合される。相手ハウジング90は、ロック部13に係止されることによってフード12内に嵌合状態に保持される。ハウジング本体11は、フード12より前後方向に長く延出する形態とされ、内部に、キャビティ14を有している。キャビティ14には、後方からシールド端子40が挿入される。
ハウジング本体11の上壁の前部には、ランス形成部15が膨出して設けられている。ランス形成部15内は、横方向(前後左右)に扁平な空間とされ、フード12内に臨むとともにキャビティ14に連通している。ランス形成部15には、ランス16が設けられている。ランス16は、ランス形成部15の奥壁から前方へ片持ち状に延出する形態とされ、上下方向に撓み変形可能とされている。ランス16の前端部(先端部)には、係止突起17が下向き(キャビティ14側)に突出して設けられている。ここで、シールド端子40は、ランス16により弾性的に係止され、キャビティ14内に抜け止め状態に保持される。
ハウジング本体11の下端部には、アース板取付部18が設けられている。アース板取付部18は、内部にアース板挿入空間19を有している。アース板挿入空間19は、横方向に扁平な空間であって、キャビティ14と並んで前後方向に延出し、図7に示すように、ハウジング10の後面にスリット状に開口している。アース板挿入空間19の横幅(左右方向の長さ)は、キャビティ14の横幅よりも大きくされている。このため、アース板取付部18はハウジング本体11の下端部において左右両側に拡張された形態になっている。
アース板挿入空間19とキャビティ14との間は、隔壁21で区画されている。隔壁21は、前後方向においてフード12の下壁に連続し、且つアース板取付部18における拡張された上壁部分を構成している。図7に示すように、アース板取付部18の後面におけるアース板挿入空間19の開口縁部には、後方へ向けて拡開する誘い込み面22が設けられている。アース板100は、誘い込み面22で案内されつつアース板挿入空間19に挿入されるようになっている。
図7に示すように、アース板取付部18の下壁には、左右中央部の後端に開口する溝部23が設けられ、溝部23内に、弾性ロック部24が突出して設けられている。弾性ロック部24は、溝部23を区画する下壁の左右両端部に連結される部分を支点として撓み変形可能とされている。弾性ロック部24の後端部(先端部)には、ロック突起25が上向き(アース板挿入空間19側)に突出して設けられている。
アース板100は、車両ボディに連なるブラケットであって、図2に示すように、板面を横方向に沿わせつつアース板挿入空間19に後方から挿入される。アース板100には、ロック孔101が設けられている。アース板100は、アース板挿入空間19に正規挿入された状態で、弾性ロック部24により弾性的に係止され、ロック孔101に弾性ロック部24のロック突起25が進入することでアース板挿入空間19に抜け止め保持される。
図4及び図7に示すように、隔壁21には、アース端子取付部26が設けられている。アース端子取付部26は、ハウジング10の左右中心から片側(図7の左側)へ偏心して配置され、隔壁21の上面(キャビティ14側を向く面)、後端面及び下面(アース板挿入空間19側を向く面)に跨って凹設されたアース端子嵌合部27を有している。アース端子嵌合部27の上側部分は、隔壁21の上面(キャビティ14の下面)に凹設され、アース端子嵌合部27の後端部分は、隔壁21の後端(誘い込み面22を含む)に凹設され、アース端子嵌合部27の下側部分は、隔壁21の下面(アース板挿入空間19の上面)に凹設されている。このため、アース端子取付部26は、隔壁21の周囲の部分よりも薄肉に構成される。
また、図7に示すように、アース端子取付部26は、アース端子嵌合部27の左右両側に一対のスリット溝28を有している。スリット溝28は、隔壁21の後端面から前方に切り込み状態で延出する横方向に扁平な溝として構成される。スリット溝28内の上面には、凸球面状の保持突起29が設けられている。アース端子70は、アース端子取付部26に外嵌され、スリット溝28内に後述する張出片74を圧入させることで、アース端子取付部26に抜け止め状態に保持される。この場合に、保持突起29が張出片74を上方から押圧することによって、アース端子70に対する保持力が高められる。
図1及び図8に示すように、シールド端子40は、内導体41と、内導体41の外周を取り囲む誘電体42と、誘電体42の外周を取り囲む外導体43とから構成される。内導体41は、高速通信用ケーブルとしてのシールド電線30に接続される。
図1に示すように、シールド電線30は、複数本(ここでは2本(図8を参照))の信号線31と、各信号線31を一括して覆う金属製の編組線32(シールド層)と、編組線32を覆う絶縁樹脂製の外部被覆33とを有している。シールド電線30の端末部では、編組線32及び外部被覆33が剥ぎ取られて各信号線31が露出されている。外部被覆33は編組線32より長く剥ぎ取られ、編組線32も露出されている。また、各信号線31は、銅線またはアルミ線からなる芯線34を有する被覆電線であって、被覆35が剥ぎ取られて芯線34が露出されている。
内導体41は、いわゆる雄型端子金具であって、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形されている。内導体41は、1本のシールド電線30に対し、各信号線31と対応する個数(ここでは2個(図8を参照))だけ設けられている。
具体的には内導体41は、前方に突出するピン状のタブ部44と、タブ部44の後方に位置して信号線31の芯線34に電気的に圧着接続されるとともに信号線31の被覆35に機械的に圧着接続されるバレル部45と、バレル部45とタブ部44との間に位置する被係止部46とを有している。タブ部44は、ハウジング10が相手ハウジング90に嵌合されたときに、相手ハウジング90に装着された図示しない相手端子に電気的に接続される。被係止部46は、誘電体42(後述する上側誘電体48)に対して前後方向に移動規制された状態で係止される突起47を有している。
誘電体42は合成樹脂製であって、上下方向に分割可能な上側誘電体48と下側誘電体49とから構成される。図8に示すように、上側誘電体48は、平面視略矩形の板状をなし、下面に内導体41の突起47を受ける凹み部分を有し、上面に外導体43の後述する突状部57を受ける凹み部分を有している(図1を参照)。各内導体41は、上側誘電体48の下面に突起47を係止させつつ左右に仕切られた状態で並置され、上側誘電体48の前端よりも前方にタブ部44を露出させている。
図8に示すように、下側誘電体49は、同じく平面視略矩形の板状をなし、前端が上側誘電体48の前端よりも前方に位置し、内導体41のタブ部44を覆う部分を有している。下側誘電体49の左右両端部には、上側誘電体48に係止されるロック爪51が設けられている。
外導体43は金属製のシェルであって、導電性の金属板を曲げ加工等して成形されている。図3に示すように、外導体43は、上下方向に分割可能な上側外導体52と下側外導体53とから構成される。図8に示すように、下側外導体53は、前端部に角筒状の筒部54を有し、筒部54の後方上面に開口部55を有している。下側外導体53の下壁部分の後部下面は、アース端子嵌合部27に臨み、アース端子70と接触可能な平坦な面になっている(図2を参照)。
上側外導体52は、下側外導体53の開口部55を閉塞する天板部分を有し、天板部分の左右両端から垂下して下側外導体53に係止される側板部分を有している(図3を参照)。上側外導体52の側板部分が下側外導体53に係止されることにより、外導体43が全体として角筒状を呈するようになっている。図1に示すように、上側外導体52の天板部分の前端部には、係止受部56が上方へ曲げ起こして設けられている。係止受部56の後端がランス16の係止突起17により弾性的に係止されることにより、シールド端子40がキャビティ14内に抜け止めされる。また、上側外導体52の下面には、突状部57が固設されている。突状部57が上側誘電体48の凹み部分に進入することにより、誘電体42が外導体43に保持される。
シールド端子40の組み立てに際し、まず、内導体41がシールド電線30の端末部に接続される。次いで、内導体41が上側誘電体48に係止され、さらに下側誘電体49が上側誘電体48に被さるようにして係止される。続いて、図8に示すように、誘電体42が前下がりの傾斜姿勢をとりつつ開口部55を通して下側外導体53の筒部54内に後方から差し込まれる。誘電体42の差し込み過程(挿入過程)では、下側誘電体49が下側外導体53の下壁部分の上面を摺動し、誘電体42の筒部54内への挿入動作が案内されるとともに、内導体41のタブ部44が下側外導体53と干渉して破損等されるのが防止される。その後、上側外導体52が開口部55を閉塞するようにして下側外導体53に係止される。さらに、上側外導体52及び下側外導体53のそれぞれの後端部に設けられた圧着片58がシールド電線30の編組線32に圧着され、外導体43が編組線32に電気的に接続された状態となる(図3を参照)。
アース端子70は導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形されている。図9に示すように、アース端子70は、全体として板片状をなし、上側に位置する外導体接触片71と、下側に位置するアース板接触片72と、アース板接触片72と外導体接触片71とを連結する連結片73と、連結片73の左右両側に張り出す一対の張出片74とから構成される。
連結片73は、アース端子70の後端部に配置され、略U字形で前方に開口する形態とされている。図6及び図13に示すように、連結片73は、アース端子嵌合部27の後端部分(隔壁21の後端でもある)に対向する曲面状の回曲部75と、回曲部75の上端から前方へほぼ水平に配置され、アース端子嵌合部27の上面部分(隔壁21の上面(キャビティ14の下面)でもある)に前後方向に沿って当接可能に配置される上側沿面部76と、回曲部75の下端から前方へほぼ水平に配置され、アース端子嵌合部27の下面部分(隔壁21の下面(アース板挿入空間19の上面)でもある)に前後方向に沿って当接可能に配置される下側沿面部77とからなる。ここで、上側沿面部76の前端は、外導体接触片71の撓み動作の略支点部を構成している。下側沿面部77の前端は、上側沿面部76の前端よりも後方に位置し、アース板接触片72の撓み動作の略支点部を構成している。
図11に示すように、一対の張出片74は、下側沿面部77の左右両端に連結される部分から前後両側に拡張された翼状の形態とされ、下側沿面部77と段差無く同一面状に連続して配置されている。張出片74の外端縁(張り出し方向の先端縁)には、複数の食い込み突部78が前後に並んで設けられている。張出片74の前後中央部に位置する食い込み突部78には、斜め上後方に切り起こされた形態の抜止突起79が設けられている。張出片74がアース端子取付部26のスリット溝28に後方から差し込まれ、食い込み突部78がスリット溝28の縁部に圧入状態で食い込み、且つ抜止突起79がスリット溝28の溝面に抜け止め状態で係止されることにより、アース端子70が隔壁21のアース端子取付部26に強固に保持される(図7を参照)。
図13に示すように、外導体接触片71は、帯片状をなし、上側沿面部76の前端から前方へ向けて上り勾配で傾斜したあと前端部が前下がりに傾斜する形態とされている。外導体接触片71の頂上部分には、エンボス状の接点部81が上方に膨出して設けられている。図2に示すように、接点部81は、下側外導体53の下壁部分の後部下面に接触可能とされている。なお、図12に示すように、外導体接触片71の幅方向中心は、アース端子70全体の幅方向中心から片側へ偏心している。
図13に示すように、アース板接触片72は、帯片状をなし、下側沿面部77の前端から下方へ少し突出したあと前方へほぼ水平に延出し、さらに下向きに凹曲状に湾曲したあと、前端部がほぼ水平に配置される形態とされている。図2に示すように、アース板接触片72の湾曲部分の下端は、アース板100の上面に接触可能とされている。
アース板接触片72の後端(下側沿面部77の前端)は、前後方向に関して張出片74と重なる位置で且つ外導体接触片71の後端(上側沿面部76の前端)よりも後方に位置している。図12に示すように、アース板接触片72の幅方向中心は、アース端子70全体の幅方向中心とほぼ同一位置に設定されている。このため、アース板接触片72と外導体接触片71は、幅方向において互いに位置ずれしている。
次に、本実施例1のシールドコネクタを組み立てる作業手順と作用効果について説明する。
まず、図4〜図7に示すように、アース端子70が隔壁21のアース端子取付部26に後方から装着される。このとき、アース端子70は、隔壁21の後端部を跨いでアース端子嵌合部27の上面部分、後端部分及び下面部分を覆うように配置される。アース端子70がアース端子取付部26に正規に取り付けられると、上側沿面部76がアース端子嵌合部27の上面部分に沿って配置されるとともに、下側沿面部77がアース端子嵌合部27の下面部分に沿って配置され、且つ張出片74が食い込み突部78を介してスリット溝28内に圧入状態で係止される。また、外導体接触片71の接点部81がキャビティ14に下方から進入して配置されるとともに、アース板接触片72の湾曲部分の下端がアース板挿入空間19に上方から進入して配置される。
続いて、図1に示すように、シールド電線30の端末部に接続されたシールド端子40がハウジング本体11のキャビティ14に後方から挿入される。シールド端子40の挿入過程では、下側外導体53の下壁が接点部81と干渉して外導体接触片71を下向き(アース端子嵌合部27の凹み内)に撓み変形させる。
シールド端子40がキャビティ14に正規挿入されると、係止受部56がランス16によって弾性的に係止されるとともに、外導体接触片71がその撓み状態を維持しつつ、接点部81が下側外導体53の下壁の後部下面に接触する。このとき、外導体接触片71の前端部は、下向きに傾斜してアース端子嵌合部27の上面部分に近接して配置される。
次いで、アース板100がアース板取付部18のアース板挿入空間19に後方から挿入される。アース板100はその挿入過程でロック突起25と干渉し、弾性ロック部24を下向きに撓み変形させる。図2に示すように、アース板100がアース板挿入空間19に正規挿入されると、弾性ロック部24が弾性的に復帰し、ロック突起25がアース板100のロック孔101に下方から嵌り込み、アース板100がアース板取付部18に係止される。また、アース板接触片72がアース板挿入空間19に挿入されるアース板100により押圧されて上向き(アース端子嵌合部27の凹み内)に撓み変形させられ、アース板接触片72の湾曲部分の下端がアース板100の上面に接触する。これにより、外導体43がアース端子70を介してアース板100に電気的に接続され、アース板100で車両ボディにアースされる。
ところで、外導体接触片71が外導体43に押圧され上側沿面部76の前端を略支点として撓み変形させられる状態では、連結片73がアース端子嵌合部27(隔壁21)を上下方向に挟持して上側沿面部76がアース端子嵌合部27の上面部分に前後方向の所定範囲にわたって当接可能に配置されることにより、外導体接触片71の撓み動作の影響がアース板接触片72側に伝わるのが抑制される。同様に、アース板接触片72がアース板100に押圧され下側沿面部77の前端を略支点として撓み変形させられる状態では、連結片73がアース端子嵌合部27を上下方向に挟持して下側沿面部77がアース端子嵌合部27の下面部分に前後方向の所定範囲にわたって当接可能に配置されることにより、アース板接触片72の撓み動作の影響が外導体接触片71側に伝わるのが抑制される。したがって、外導体接触片71が外導体43に接触する際の接触信頼性及びアース板接触片72がアース板100に接触する際の接触信信頼性が確保される。
以上説明したように、本実施例1によれば、内導体41が外導体43でシールドされ且つ外導体43がアース端子70を介してアース板100に接地されるため、ノイズの影響が低減される。また、アース端子70がキャビティ14内に進入する外導体接触片71と。アース板取付部18内に進入するアース板接触片72とこれらアース板接触片72及び外導体接触片71を連結する連結片73とを有して隔壁21を跨いで配置される形態になっているため、小型のアース端子70でまかなうことができる。したがって、アース端子70がハウジング10に装着されても、シールドコネクタ全体を大型化させずに済む。その結果、アース板100を備えて高速通信用に適した小型のシールドコネクタを提供することができる。また、アース端子70を隔壁21にワンタッチで容易に組み付けることができる。
<他の実施例>
本発明の他の実施例を簡単に説明する。
(1)上記実施例1において、アース端子は、外導体接触片、アース板接触片、連結片及び張出片を有して構成されていたが、本発明の場合、アース端子は、大型化を回避可能であれば、さらなる部分を含んでよい。
(2)上記実施例1において、アース端子は、張出片を有していたが、本発明の場合、アース端子から張出片を省略することも可能である。張出片を省略しても、アース端子が隔壁を壁厚方向に弾性的に保持可能であればよい。
(3)上記実施例1において、アース端子嵌合部が、隔壁の上面、後端及び下面にわたって凹設されていたが、本発明の場合、アース端子取付部からアース端子嵌合部を省略することも可能である。さらに、上記(2)に記載のように、アース端子から張出片を省略した場合には、隔壁からスリット溝を省略することができることから、隔壁に、アース端子取付部として、特別な加工を施さないようにすることも可能である。
(4)本発明のシールド端子の構造は任意であり、例えば、外導体は上下方向に分割不能な一体型であってもよく、また、誘電体も上下方向に分割不能な一体型であってもよい。
10…ハウジング(コネクタハウジング)
14…キャビティ
18…アース板取付部
21…隔壁
26…アース端子取付部
30…シールド電線
40…シールド端子
41…内導体
42…誘電体
43…外導体
70…アース端子
71…外導体接触片
72…アース板接触片
73…連結片
100…アース板

Claims (2)

  1. 内導体と、前記内導体を囲む誘電体と、前記誘電体を囲む外導体とを有するシールド端子と、
    前記シールド端子が収容されるキャビティと、アース板が取り付けられるアース板取付部と、前記アース板取付部と前記キャビティとを隔てる隔壁とを有するコネクタハウジングと、
    前記隔壁を跨いで配置され、前記キャビティ内にて前記外導体と接触する外導体接触片と、前記アース板取付部内にて前記アース板と接触するアース板接触片と、前記アース板接触片と前記外導体接触片とを連結する連結片とを有するアース端子とを備え
    前記コネクタハウジングの前記隔壁には左右一対のスリット溝が形成され、前記アース端子が前記連結片の左右両側に張り出す一対の張出片を有し、一対の前記張出片が一対の前記スリット溝に配置されて前記隔壁に係止されるシールドコネクタ。
  2. 前記連結片が、前記隔壁を壁厚方向に弾性的に挟持するものであって、前記隔壁の壁面に沿って配置される沿面部を有し、前記アース板接触片及び前記外導体接触片が、前記沿面部の一端に連設され、前記隔壁から離れる方向へ撓み可能に延出する形態とされている請求項1記載のシールドコネクタ。
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