JP7322717B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、シールドコネクタに関する。
特許文献1は、通信用のシールド電線に接続されたシールドコネクタを開示している。このシールドコネクタは、シールド電線のシールド線に接続された端子金具と、端子金具が収容されるハウジング(以下、誘電体と称する。)と、ハウジングを包囲するシールドシェルと、を備える。シールドシェルは、シールド電線のシースに圧着されるバレル部を有している。この種のシールドコネクタは、特許文献2にも開示されている。
特開2013-229255号公報 特開2012-18898号公報
特許文献1の場合、誘電体がシールドシェルに挿入された状態で、シールド電線のシースがバレル部によって固定される。このバレル部の圧着時に、誘電体がシールドシェルに対して位置ずれする懸念がある。
そこで、本開示は、誘電体の位置ずれを防止することができるシールドコネクタを提供することを目的とする。
本開示のシールドコネクタは、内導体と、前記内導体を収容する誘電体と、前記誘電体を包囲する外導体と、を備え、前記誘電体は、前記外導体に当たり、前記外導体の壁面に沿った前記誘電体の移動を止めるストッパ部を有している。
本開示によれば、誘電体の位置ずれを防止することができるシールドコネクタを提供することが可能となる。
図1は、シールドコネクタの分解斜視図である。 図2は、シールドコネクタの側断面図である。 図3は、外導体の圧着後の状態を示す横断面図である。 図4は、内導体を収容した誘電体の斜視図である。 図5は、支持部材の斜視図である。 図6は、支持部材の底面図である。 図7は、カバー部材の斜視図である。 図8は、第1外導体の斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)内導体と、前記内導体を収容する誘電体と、前記誘電体を包囲する外導体と、を備え、前記誘電体は、前記外導体に当たり、前記外導体の壁面に沿った前記誘電体の移動を止めるストッパ部を有している。例えば、外導体の圧着時などにおいて、ストッパ部が外導体に当たることにより、外導体の壁面に沿った誘電体の移動を止めることができる。よって、上記構成によれば、外導体に対する誘電体の位置ずれを防止することができる。
(2)前記誘電体は、前記内導体を位置決めする支持部材と、前記支持部材に取り付けられるカバー部材と、を有し、前記ストッパ部は、前記支持部材に設けられていることが好ましい。これによれば、内導体は、支持部材に位置決めされるのに加え、支持部材のストッパ部を介して、外導体に対する相対位置も位置決めされ得る。よって、内導体と外導体との間の距離を一定に維持することができ、インピーダンスを精度良く調整することができる。
(3)前記ストッパ部は、前記外導体内のスペースに突出する形状であると良い。これによれば、外導体内のストッパ部の突出領域において、外導体内のスペースを構成する空気層が、ストッパ部を構成する樹脂などに取って代わる。その結果、ストッパ部がインピーダンスを調整する機能を発揮することができる。
(4)前記外導体は、前後に開口する筒状の外導体本体部を有し、前記外導体本体部は、後端に、前記ストッパ部が当たるストッパ受止部を有し、前記外導体本体部のうち、前記後端を含む後方部分は、前端を含む前方部分よりも厚肉になっている。ストッパ部がストッパ受止部に当たることにより、誘電体が外導体に対して前方に移動(位置ずれ)するのを防止することができる。特に、ストッパ受止部は、外導体本体部における厚肉の後方部分に設けられているため、ストッパ部との干渉時に変形する懸念を少なくすることができる。一方、外導体本体部の前方部分は、後方部分よりも薄肉になるため、例えば、撓み変形するバネ構造などを有することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のシールドコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施例1>
実施例1のシールドコネクタは、図1に示すように、ハウジング10、第1外導体11、第2外導体12、支持部材13、カバー部材14、一対の内導体15、クリップ16およびスリーブ17を備える。第1外導体11と第2外導体12は、互いに組み付けられ、外導体18を構成する。支持部材13およびカバー部材14は、互いに組み付けられ、誘電体19を構成する。シールドコネクタのうち、ハウジング10を除く部分は、端子モジュール20(図2を参照)として構成される。なお、以下の説明において、前後方向は、図1の斜め左下方を前方とし、上下方向は、図1にあらわれる向きを基準とする。
端子モジュール20は、シールド電線90の端末部に接続される。図1に示すように、シールド電線90は、内部導体91を絶縁被覆で包囲した一対の被覆電線93と、一対の被覆電線93を一括して包囲する編組線などのシールド層94と、シールド層94を包囲するシース95と、を有している。シールド層94の前端部は、後方へ折り返され、シース95の外周に重ねられて折返部96を構成する。
スリーブ17は、金属製であって円筒形状をなし、シース95の外周とシールド層94の折返部96との間に装着される。クリップ16は、金属製であって板片状をなし、一対の被覆電線93の前端部を位置決め状態に保持する。
一対の内導体15は、一対の内部導体91に接続される。各内導体15は、支持部材13に位置決めされ、支持部材13とカバー部材14との間に挟まれた状態で、誘電体19内に収容される(図2を参照)。
誘電体19(支持部材13およびカバー部材14)は、合成樹脂製である。
支持部材13は、誘電体19の上部を構成する。図5に示すように、支持部材13は、前後方向および左右方向(幅方向)に沿った矩形板状の支持本体部21と、支持本体部21の前側にて支持本体部21の下方に突出し、前方から見て矩形の外形形状を呈する前壁部22と、支持本体部21の左右端にて支持本体部21の下方に突出する左右一対ずつの側壁部23と、を有している。各側壁部23は、切欠部24を介して、前後に分割されている。前側の一対の側壁部23は、前壁部22の左右端に連結されている。各切欠部24は、支持本体部21の左右端を介して支持本体部21の上面に開口している。支持本体は、各切欠部24の開口端面に、左右一対のロック突起25を有している。各ロック突起25は、各切欠部24内に張り出している。
前壁部22は、左右一対の挿通孔26を有している。シールドコネクタが図示しない相手側コネクタに嵌合されたときに、相手側コネクタに装着された一対の相手側端子が一対の挿通孔26に挿通される。各相手側端子は、タブ状またはピン状をなし、各内導体15に接続される。前壁部22は、前面の上下両端で、且つ、左右方向において各挿通孔26間の位置に、上下一対の切欠状の凹所27を有している。
図6に示すように、支持本体部21は、下面の左右中央部に、前後方向に延びるリブ状の隔壁28を有している。隔壁28の前端は、前壁部22の後面における各挿通孔26間の部分に連結されている。隔壁28は、前壁部22寄りの位置において、支持本体部21に貫設された開口部29を介して、前後に分割されている。前後の隔壁28間である開口部29には、インピーダンスを調整する図示しない部材を差し込むことが可能とされている。
支持部材13は、隔壁28の左右両側に、一対の端子収容部31を有している。一対の端子収容部31は、前壁部22、隔壁28および一対ずつの側壁部23によって凹状に区画されている。一対の内導体15は、一対の端子収容部31に収容される。前側の一対の側壁部23は、下端寄りの位置に、一対の係止部32を有している。各係止部32は、突起状をなし、各端子収容部31に突出している。各内導体15は、対応する端子収容部31に下方から挿入され、図2に示すように、箱状部分の係止受部33に係止部32を嵌め込むことで、支持部材13に対し前後方向に位置決めされる。
支持部材13は、ストッパ部34を有している。ストッパ部34は、支持本体部21の上面の後端部から上方に突出し、且つ、左右方向に延びるリブ状をなしている。ストッパ部34は、後側の一対の側壁部23よりも後方に配置されている。端的には、ストッパ部34は、誘電体19の最後端に配置されている。
図5に示すように、ストッパ部34は、四角形の横断面形状をなし、左右端部を除いて、左右方向に一定の突出寸法(上下寸法)で連なる形状になっている。ストッパ部34の左右端部は、後側の一対の側壁部23に近接して配置されている。ストッパ部34の左右端部は、左右の角部が落とされ、両側方に向けて下り傾斜する一対の斜面35を有している。ストッパ部34の前面は、全体として上下方向および左右方向に沿った垂直面になっている。ストッパ部34の前面は、後述するストッパ受止部53に当たり得る(図2を参照)。
カバー部材14は、誘電体19の下部を構成する。図7に示すように、カバー部材14は、矩形板状のカバー本体部36と、カバー本体部36の左右端部から上方に突出する一対のロック片37と、を有している。各ロック片37は、門型枠状をなし、内部に、ロック孔38を有している。
カバー部材14が支持部材13に組み付けられる過程において、各ロック片37が各ロック突起25と干渉して両側方に拡開するように撓み変形させられる。その後、各ロック片37が弾性復帰して各切欠部24内に進入し、各ロック孔38に各ロック突起25が嵌まり込む(図4を参照)。カバー部材14が支持部材13に組み付けられると、カバー本体部36は、一対の端子収容部31の下面開口を閉塞する。カバー本体部36は、上面に、左右一対の押さえ部39を有している。各押さえ部39は、扁平台状をなし、支持本体部21との間に各内導体15を挟んで保持する。
外導体18(第1外導体11および第2外導体12)は、金属製の板材であって、内導体15および誘電体19を包囲する。
図1に示すように、第2外導体12は、下面開口の箱形状の被覆部41と、被覆部41の後端から後方に突出するオープンバレル状の圧着部42と、を有している。被覆部41は、上面の前端部に、係止突起43を突設させている。係止突起43は、ハウジング10のランス44に係止される(図2を参照)。被覆部41は、左右両側から下向きに突出する一対の保持片45を有している。圧着部42は、左右両側から下向きに突出する複数の圧着片46を有している。
図8に示すように、第1外導体11は、角筒状の外導体本体部47と、外導体本体部47の後述する下板部48の後端から後方に突出する突出部49と、を有している。外導体本体部47は、上板部51と、上板部51の下方に位置する下板部48と、上板部51の左右端および下板部48の左右端をつなぐ左右一対の側板部52と、を有している。上板部51の後端は、左右方向に沿って直線状に配置される。この上板部51の後端は、ストッパ部34が当たるストッパ受止部53として構成される(図2を参照)。
図8に示すように、上板部51および下板部48は、それぞれの左右中央部に、互いに対向するように内向きに屈曲する上下一対の突片54を有している。各突片54は、矩形板状をなし、各凹所27内に嵌まることが可能とされている(図2を参照)。上板部51および下板部48は、それぞれ、左右一対ずつの弾性部55を有している。左右一対の側板部52は、それぞれ、1つずつの弾性部55を有している。各弾性部55は、各板部48、51、52において、前後方向に平行に延びるスリット56間に配置されている。また、各弾性部55は、外導体本体部47の外面側へ山型に屈曲する形状になっている。各弾性部55は、前後両端を支点として撓み変形可能とされている。
外導体本体部47の内面には、内外方向(径方向)の段差57が全周にわたって形成されている。外導体本体部47において、段差57を挟んだ前後両側のうち、前側に位置する前方部分58は、後側に位置する後方部分59よりも薄肉に形成されている。図2に示すように、前方部分58の内面は、段差57を介して、後方部分59より一段外側に落ちるように配置されている。一方、前方部分58の外面は、後方部分59の外面と面一で連なっている。
前方部分58は、外導体本体部47の前端から段差57に至るまでの領域に構成されている。各弾性部55は、前方部分58に含まれる。前方部分58が後方部分59よりも薄肉に形成されていることにより、各弾性部55の撓み動作が円滑になされる。一方、後方部分59は、段差57から外導体本体部47の後端に至るまでの領域に構成されている。ストッパ受止部53は、後方部分59に含まれる。後方部分59が前方部分58よりも厚肉に形成されていることにより、ストッパ受止部53の耐久性を向上させることが可能となっている。
次に、端子モジュール20の製造方法と作用を説明する。
まず、各内導体15が各端子収容部31に挿入され、各ロック片37と各ロック突起25の係止によって、カバー部材14が支持部材13にロック状態に取り付けられ、誘電体19が構成される。各内導体15は、支持部材13の係止部32によって位置決めされ、支持部材13とカバー部材14との間に挟まれて保持される。
続いて、誘電体19が外導体本体部47内に後方から挿入される。前壁部22の各凹所27に外導体本体部47の各突片54が嵌まり、さらにストッパ部34の前面が外導体本体部47のストッパ受止部53に当たることで、誘電体19の挿入動作が停止される。誘電体19が外導体本体部47内に正規に挿入されると、シールド層94の折返部96が突出部49上に配置される。誘電体19の外面と前方部分58の内面との間には隙間が形成される(図2を参照)。各弾性部55は、隙間側に撓み変形することが可能となっている。
次いで、被覆部41が外導体本体部47の後部に上方から被さるように配置される。その状態で、各保持片45が内側に曲げられて下板部48に抱き付くように圧着されるとともに、圧着部42が折返部96の外周に圧着される。各圧着片46の先端部が突出部49に係止されることにより、外導体18とシールド層94とが導通状態に接続される。
ここで、ストッパ部34は、第2外導体12内のスペースにおいて、折返部96よりも前方で、且つ、被覆部41と圧着部42との境界領域よりも下方に配置される(図2を参照)。ストッパ部34の上面は、第2外導体12の内面に接触または近接して配置される。各圧着部42などの圧着工程において、第2外導体12の上壁の左右両端部が下向きに湾曲するように変形する。図3に示すように、第2外導体12の上壁の変形部位(図3のAで指す部位)は、ストッパ部34の左右両端部に近接するものの、各斜面35から離れて配置される。言い換えれば、ストッパ部34の各斜面35は、第2外導体12の上壁の変形部位から逃げるように退避した形状になっている。
また、各圧着部42などの圧着工程において、第1外導体11および誘電体19は、第2外導体12側からの圧着力を受け、誘電体19には、この誘電体19を第1外導体11に対して前方に移動させる位置ずれ力が作用する。
しかし、本実施例1の場合、誘電体19に上記位置ずれ力が作用しても、ストッパ部34の前面が外導体本体部47のストッパ受止部53に当て止めされ、またはストッパ受止部53に当て止めされた状態が維持されるため、誘電体19が第1外導体11に対して前方に移動するのが阻止される。その結果、外導体18と誘電体19の相対位置が一定に維持され、ひいては各内導体15と外導体18との間の距離も一定に維持されて、インピーダンスの変動が抑制される。
なお、誘電体19に上記位置ずれ力が作用したときに、各凹所27の奥面も各突片54に当たり、第1外導体11に対する誘電体19の移動を阻止する機能を果たす。もっとも、前方部分58が薄肉であり、各突片54の突出量も小さいことから、各凹所27の奥面が各突片54に当たって誘電体19の位置ずれを規制する機能は、ストッパ部34による位置ずれ規制機能を補助するにとどまる。
上記により完成された端子モジュール20は、ハウジング10内に挿入され、係止突起43がランス44に係止されることで、ハウジング10内に抜け止めされる(図2を参照)。その後、ハウジング10が図示しない相手側コネクタに嵌合され、図示しない筒状の相手側外導体が外導体本体部47の前方部分58の外周を包囲し、各弾性部55が相手側外導体の内周に導通状態に接触する。
以上説明したように、本実施例によれば、第1外導体11に対する第2外導体12の圧着時に、ストッパ部34が外導体18に当たることにより、誘電体19が外導体本体部47の内面(壁面)に沿って前方に移動するのを停止させることができる。よって、第1外導体11ひいては外導体18に対する誘電体19の位置ずれを防止することができる。
また、ストッパ部34が支持部材13に設けられ、支持部材13が各内導体15を位置決めする係止部32を有しているため、各内導体15と外導体18との相対位置も位置決めされ、インピーダンスを精度良く調整することができる。
さらに、ストッパ部34が外導体18内のスペースに突出する形状であるため、外導体18内のスペースがストッパ部34の突出領域によって埋められる。言い換えれば、外導体18内のストッパ部34の突出領域において、外導体18内のスペースを構成する空気層が、ストッパ部34を構成する樹脂層に取って代わる。よって、ストッパ部34がインピーダンスを調整する機能を発揮することができる。
さらに、外導体本体部47のうち、ストッパ受止部53を有する後方部分59は、前方部分58よりも厚肉になっているため、ストッパ部34との干渉に起因して変形する懸念を少なくすることができる。一方、各弾性部55は、後方部分59よりも薄肉の前方部分58に設けられるため、円滑に撓み変形することができる。
[他の実施例]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施例は、外導体本体部が角筒状をなしていたが、他の実施例としては、外導体本体部は円筒形をなしていても良い。
上記実施例は、外導体が第1外導体および第2外導体の2部材で構成されていたが、他の実施例としては、外導体が分離不能な単一部材で構成されていても良い。
上記実施例は、誘電体が支持部材およびカバー部材で構成されていたが、他の実施例としては、誘電体が分離不能な単一部材で構成されていても良い。
上記実施例は、ストッパ部が外導体本体部の後端に当たるように構成されていたが、他の実施例としては、ストッパ部が外導体の前後方向途中に設けられ得る段差部分などに当たるように構成されていても良い。
上記実施例は、ストッパ部が外導体に対する誘電体の前方への移動を規制するように構成されていたが、ストッパ部が外導体に対する誘電体の後方または側方への移動を規制するように構成されていても良い。
上記実施例は、内導体が一対設けられていたが、他の実施例としては、内導体の個数は限定されず、1つでも、3つ以上であっても良い。
10…ハウジング
11…第1外導体
12…第2外導体
13…支持部材
14…カバー部材
15…内導体
16…クリップ
17…スリーブ
18…外導体
19…誘電体
20…端子モジュール
21…支持本体部
22…前壁部
23…側壁部
24…切欠部
25…ロック突起
26…挿通孔
27…凹所
28…隔壁
29…開口部
31…端子収容部
32…係止部
33…係止受部
34…ストッパ部
35…斜面
36…カバー本体部
37…ロック片
38…ロック孔
39…押さえ部
41…被覆部
42…圧着部
43…係止突起
44…ランス
45…保持片
46…圧着片
47…外導体本体部
48…下板部
49…突出部
51…上板部
52…側板部
53…ストッパ受止部
54…突片
55…弾性部
56…スリット
57…段差
58…前方部分
59…後方部分
90…シールド電線
91…内部導体
93…被覆電線
94…シールド層
95…シース
96…折返部
A…変形部位

Claims (5)

  1. 内導体と、
    前記内導体を収容する誘電体と、
    前記誘電体を包囲する外導体と、
    を備え、
    前記誘電体は、前記外導体に当たり、前記外導体の壁面に沿った前記誘電体の移動を止めるストッパ部を有し
    前記外導体は、互いに組み付けられる第1外導体と第2外導体とを有し、
    前記第1外導体は、前後に開口する筒状の外導体本体部を有し、
    前記外導体本体部は、後端に、前記ストッパ部が当たるストッパ受止部を有し、
    前記第2外導体は、前記外導体本体部の後部に外側から被さる被覆部と、前記被覆部の後方に突出する圧着部と、を有し、
    前記ストッパ部は、前記誘電体の後端に、前記ストッパ受止部の後方で且つ前記第2外導体の内側に形成されたスペースを埋めるように突設されているシールドコネクタ。
  2. 内導体と、
    前記内導体を収容する誘電体と、
    前記誘電体を包囲する外導体と、
    を備え、
    前記誘電体は、前記外導体に当たり、前記外導体の壁面に沿った前記誘電体の移動を止めるストッパ部を有し、
    前記外導体は、前後に開口する筒状の外導体本体部を有し、
    前記外導体本体部は、後端に、前記ストッパ部が当たるストッパ受止部を有し、
    前記外導体本体部のうち、前記後端を含む後方部分は、前端を含む前方部分よりも厚肉になっているシールドコネクタ。
  3. 前記誘電体は、前記内導体を位置決めする支持部材と、前記支持部材に取り付けられるカバー部材と、を有し、
    前記ストッパ部は、前記支持部材に設けられている請求項1または請求項2に記載のシールドコネクタ。
  4. 前記ストッパ部は、前記外導体内のスペースに突出する形状である請求項2に記載のシールドコネクタ。
  5. 前記外導体本体部のうち、前記後端を含む後方部分は、前端を含む前方部分よりも厚肉になっている請求項1に記載のシールドコネクタ。
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