JP3487542B2 - 屈曲配線板 - Google Patents

屈曲配線板

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JP3487542B2
JP3487542B2 JP00493598A JP493598A JP3487542B2 JP 3487542 B2 JP3487542 B2 JP 3487542B2 JP 00493598 A JP00493598 A JP 00493598A JP 493598 A JP493598 A JP 493598A JP 3487542 B2 JP3487542 B2 JP 3487542B2
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一臣 古田
裕一郎 樋口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線等の可撓性の
回路を弛みなくスムーズに屈曲させ得る屈曲配線板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5(a)(b)は、特開平3−155316
号公報に記載された従来の屈曲配線板を示すものであ
る。この屈曲配線板15は、図5(a) の如く上層及び下
層の各バスバー16,17と、両バスバー16,17の
間に配置される絶縁基板18と、各部材16〜18を載
置する絶縁樹脂製の下ケース19とで構成される。
【0003】下ケース19には所要位置にヒンジ20と
ロック手段21とが設けられ、ヒンジ20に対応して絶
縁基板18にヒンジ22が形成され、各バスバー16,
17に折曲げ可能な切込み23がそれぞれ形成されてい
る。各バスバー16,17には雄端子24が突設され、
絶縁基板18には雄端子挿通孔25が形成され、下ケー
ス19には、雄端子24を収容するコネクタハウジング
26が形成されている。
【0004】各部材16〜19はヒンジ20,22や切
込み23から屈曲可能であり、図5(b) の如く各部材1
6〜19が組み付けられた状態で、ヒンジ20,22や
切込み23から所要角度に折り曲げられて、屈曲配線板
15が構成される。
【0005】しかしながら、上記従来の構造にあって
は、バスバー16,17を使用するために回路変更が難
しいと共に、屈曲作業性が悪く、多くの作業工数がかか
り、屈曲角度も限定され、例えば直角になるように大き
く曲げることは非常に困難であった。
【0006】一方、図6(a)(b)は、特開平7−2214
18号公報に記載された従来の屈曲配線板を示すもので
ある。この屈曲配線板28は、二枚の硬質の絶縁基板2
9,30と、絶縁基板29,30の上に懸け渡されたフ
レキシブル回路体31と、絶縁基板29,30上でフレ
キシブル回路体31の上に配設された大電流用の厚肉回
路導体32,33と、フレキシブル回路体31を屈曲し
た状態で二枚の絶縁基板29,30の間に配設され、二
枚の絶縁基板29,30を連結するL字状の接続端子板
34とで構成される。
【0007】接続端子板34はねじ部材35で各厚肉回
路導体32,33に固定接続され、二枚の絶縁基板2
9,30を直角に曲がった状態に保持する。屈曲配線板
28は、図示しない機器や電気接続箱等の内部に組み込
まれる。
【0008】上記構造によれば、フレキシブル回路体3
1により配線板28を大きな角度に容易に曲げることが
できる。しかしながら、別部品の接続端子板34をねじ
部材33で締付接続するために、緩み等により電気的接
続の信頼性が低下したり、組付作業性すなわち屈曲作業
性が悪く、組付工数が増加するといった懸念があった。
【0009】また、上記接続端子板34に代えて二枚の
絶縁基板29,30をヒンジ(図示せず)で連結し、フ
レキシブル回路体31や複数本の電線(図示せず)をヒ
ンジ近傍の絶縁基板29,30上に配線した場合には、
配線板の屈曲と共にフレキシブル回路体31や電線が歪
んだり弛んだりして、配線板の屈曲をうまく行えなかっ
たり、あるいは弛んだフレキシブル回路体31や電線が
絶縁基板や他の部品等と干渉して傷付いたり断線したり
し、あるいは電線の配列が乱れたりするといった懸念が
あった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、回路変更を容易に行えると共に、作業性良く、
大きく例えば直角に簡単且つ確実に屈曲させることがで
き、しかもフレキシブル回路体や電線の弛みに伴う傷付
きや配線の乱れを確実に防止することのできる屈曲配線
板を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁基板がヒンジで屈曲可能に連結さ
れ、可撓性の回路が該ヒンジの上を経て該絶縁基板の上
に配設され、該絶縁基板に、該ヒンジの近傍から電線長
手方向に、該回路の屈曲部を進入させる凹部が形成され
たことを特徴とする。前記絶縁基板のヒンジ側の端部に
当接用のテーパ面が所要角度に形成されていることも可
能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本発
明に係る屈曲配線板の一実施例を示すものである。
【0013】この屈曲配線板1は、ヒンジ2で連結され
た合成樹脂製の二枚の硬質の絶縁基板3,4と、ヒンジ
2を跨いで二枚の絶縁基板3,4に並列に配線された複
数本の被覆電線(可撓性の回路)5とで構成され、ヒン
ジ2を境にして二枚の絶縁基板3,4に、ヒンジ2の近
傍から電線長手方向にそれぞれ電線屈曲用の凹溝(凹
部)6,7を形成したことを特徴とするものである。
【0014】各絶縁基板3,4のヒンジ2側の端部は4
5°の角度でテーパ状に面取りされており(図3)、絶
縁基板3,4の屈曲時にこのテーパ面8,9同士が接合
して、直角に屈曲した屈曲配線板1が構成される(図
4)。テーパ面8,9の角度は配線板1の屈曲角度、す
なわち図示しない電気接続箱や機器に対する取付角度に
応じて適宜設定される。
【0015】ヒンジ2は例えば各絶縁基板3,4と一体
に合成樹脂で薄板状に形成されている。電線5は凹溝
6,7の部分を除いて絶縁基板3,4の表面に圧接や接
着等の手段で固定されている。なお、複数本の電線5に
代えてフレキシブル回路体(可撓性の回路)を設けるこ
とも可能である。
【0016】絶縁基板3,4のテーパ面8,9から電線
長手方向に若干距離をおいて凹溝6,7の始端6a,7
a(図3)が形成され、配線板屈曲時(図4)の電線5
の屈曲部よりも電線長手方向に長く距離をおいて凹溝
6,7の終端6b,7b(図3)が形成されている。配
線板屈曲時に電線5は凹溝6,7内に円弧状に湾曲して
収容される。
【0017】配線板屈曲時に、本例において電線5は凹
溝6,7の始端6a,7aに軽く触れるか非接触で、凹
溝6,7の終端6b,7bに非接触である。凹溝6,7
の終端6b,7bは、電線5が接した場合でもスムーズ
に導出されるようにテーパ状に形成されている。始端6
a,7a及び終端6b,7bと絶縁基板3,4の表面3
a,4aとの各交差部は滑らかなアール形状とすること
が好ましい。凹溝6,7は複数の電線5の長手直交方向
(横断方向)に連続したものであり、あるいは電線一本
ずつに対応して細長く切欠形成されたものであってもよ
い。
【0018】絶縁基板3,4には圧接端子10が植設さ
れ、圧接端子10の圧接部10a(図3)が絶縁基板3
の表面側で電線5に圧接接続し、圧接端子10の雄タブ
部10bが絶縁基板3の裏面側で雌コネクタハウジング
11内に突出している。雌コネクタハウジング11は絶
縁基板3と一体に形成されている。雌コネクタハウジン
グ11と雄タブ部10bとで雌コネクタ12が構成さ
れ、雌コネクタ12は例えば外部ワイヤハーネス(図示
せず)の雄コネクタに接続される。屈曲した二枚の絶縁
基板3,4は例えば図示しない係止部材で固定される。
【0019】電線5の太さや圧接端子10の板厚を変え
ることで、弱電用にも強電用にも容易に対応することが
できる。また、切断や屈曲配索の容易な電線5を用いる
ことで、回路変更にも容易に対応することができる。配
線板3,4の屈曲と同時に凹溝6,7内に電線5が屈曲
して進入することで、電線5の弛みや歪みが吸収され、
絶縁基板3,4上で電線5が真直に位置し、電線5の配
列の乱れが防止される。
【0020】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、絶縁基板を屈曲させた際に、可撓性の回路が湾曲し
て凹部内に進入することで、回路の歪みや弛みが凹部で
吸収され、回路が浮き上がったり弛んだりすることなく
スムーズに屈曲する。それにより、屈曲作業性や組付作
業性が向上し、回路を大きく簡単且つ確実に屈曲させる
ことができると共に、回路配線の乱れや、他部品等との
干渉による回路の傷付きが防止される。可撓性の回路と
して電線を用いれば、回路変更をも容易に行うことがで
きるのは勿論である。また、請求項2記載の発明によれ
ば、絶縁基板のテーパ面同士が当接することで、配線板
の屈曲角が正確に規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屈曲配線板の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】屈曲配線板の屈曲状態を鎖線で示す斜視図であ
る。
【図3】屈曲配線板を示す側面図である。
【図4】屈曲配線板の屈曲状態を示す側面図である。
【図5】(a) は従来の屈曲配線板の各構成部品を示す側
面図、(b) は組付状態を示す側面図である。
【図6】(a) は他の従来例の屈曲前の状態を示す縦断面
図、(b) は屈曲した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 屈曲配線板 2 ヒンジ 3,4 絶縁基板 5 電線(回路) 6,7 凹溝(凹部) 8,9 テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板がヒンジで屈曲可能に連結さ
    れ、可撓性の回路が該ヒンジの上を経て該絶縁基板に配
    設され、該絶縁基板に、該ヒンジの近傍から電線長手方
    向に、該回路の屈曲部を進入させる凹部が形成されたこ
    とを特徴とする屈曲配線板。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基板のヒンジ側の端部に当接用
    のテーパ面が所要角度に形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の屈曲配線板。
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