JPH1032047A - Icカード用コネクタ - Google Patents

Icカード用コネクタ

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JPH1032047A
JPH1032047A JP8205447A JP20544796A JPH1032047A JP H1032047 A JPH1032047 A JP H1032047A JP 8205447 A JP8205447 A JP 8205447A JP 20544796 A JP20544796 A JP 20544796A JP H1032047 A JPH1032047 A JP H1032047A
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pin connector
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JP8205447A
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Shoichi Hamano
昭一 浜野
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DAI ICHI DENSHI KOGYO KK
DDK Ltd
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DAI ICHI DENSHI KOGYO KK
DDK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICカードを接続収容するピンコンタクトを有
するICカード用コネクタに関し、ノイズ発生の防止と
静電気による破損を防止する。 【解決手段】一端がICカード7のソケットコンタクト
10に嵌入され、他端が回路端子に接続される複数のピ
ンコンタクト4,5が植設されると共に、ICカード7
の挿入ガイド部8が形成され、かつプリント配線基板に
ねじ止めする係止部61を備えた略H型形状のピンコネ
クタ1に、ピンコネクタ1のICカード7が挿入される
空間部14に臨むように横長に形成された接触用ばね片
15と、接地用ピンコンタクト4a ,4b を挟持するよ
うに圧入溝12が形成された接地用ばね片13a ,13
b と、ピンコネクタの係止部61に係合してプリント配
線基板にピンコネクタと共にねじ止めされる取付孔16
を有する固定用舌片17とを備えた接地用板状ばね部材
11を装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードやメモ
リーカードなどを電子回路に接続収容するピンコンタク
トを有するICカード用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICカードやメモリーカードには幾つか
の種類があるが、本発明はピンコンタクトが挿入される
ソケットコンタクトを有するICカード等に適用される
ICカード用コネクタに関するもので、通常ピンコネク
タの名称で呼ばれているものである。図4に一例として
ピンコネクタ1を、ICカードの一部と共に示すよう
に、略H型形状のフレーム2の中央連結部3にピンコン
タクト4,5が2段にそれぞれ複数個植設されている。
また、フレーム2の両側の枠体6のICカード7の挿入
側にはガイド溝8がそれぞれ設けられ、その反対側の係
止部61には図示しないプリント配線基板にフレーム2
をねじ或いはロックピン等で装着,固定するための取付
孔9がそれぞれ設けられている。フレーム2の中央連結
部3に植設されている複数のピンコンタクト4,5の一
端は、ICカード7のソケットコンタクト10に挿入し
得ようにそれぞれ突出しており、その他端はプリント配
線基板の回路端子に接続されるように、略90°折曲げ
られて、フレーム2の底面より若干突出するように設け
られている。図5は、ピンコネクタ1にICカード7が
装着された状態を示す図4のA−A部断面図で、ピンコ
ンタクト4,5の一端である突出部が、ICカード7の
ソケットコンタクト10に挿入され回路接続が行われる
ものである。このICカード7の両面には、通常静電気
の影響を防止するために金属板が貼られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たピンコネクタ1に金属板の貼ってあるICカード7を
装着した状態でも、ICカード7と他の通信装置との間
で、情報又はデータ等の伝送をハイスピードで行った場
合にはノイズが発生し、エラーが発生する不具合があっ
たり、またピンコネクタ1にICカード7を装着する際
に生じる静電気によって、ICカード内のICやメモリ
ーが破壊されることがあり、ICカードの取扱いに注意
を要すると共に、ICカード用コネクタに尚一層の改善
が望まれていた。本発明は、ピンコネクタを改善するこ
とにより、ICカードのノイズの発生を防止すると共
に、静電気によってICやメモリーが破壊されないよう
にしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるICカード
用コネクタは、一端がICカードのソケットコンタクト
に嵌入されると共に他端がプリント配線基板の回路端子
に接続される複数のピンコンタクトが植設されると共
に、前記ICカードの挿入ガイド部が形成され、かつ前
記プリント配線基板にねじ止め等により装着する係止部
を備えた略H型形状のピンコネクタに、該ピンコネクタ
の前記ICカードが挿入される空間部に臨むように横長
に形成された接触用ばね片と、前記ピンコンタクトの内
の接地用ピンコンタクトを上方から挟持するように圧入
溝が形成された接地用ばね片と、前記ピンコネクタの係
止部に係合して前記プリント配線基板に該ピンコネクタ
と共にねじ止め等により装着される取付孔を有する固定
用舌片とを備えた接地用板状ばね部材を装着して構成さ
れたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるICカード
用コネクタの一実施例を示すもので、前述した図4及び
図5に示したピンコネクタ1に、接地用板状ばね部材1
1を上面から装着することによって構成されたものであ
る。この接地用板状ばね部材11は、ピンコンタクト4
の内の接地用のピンコンタクト4a ,4b を、その上方
から挟持する圧入溝12が設けられて板厚方向に折り曲
げられて形成された接地用ばね片13a ,13b と、ピ
ンコネクタ1のICカード挿入側空間部14に臨むよう
に、かつその先端部が湾曲状に屈曲形成された複数の接
触用ばね片15と、ピンコネクタ1のプリント配線基板
への固定用の取付孔9と一致する係止孔16を有する固
定用舌片17とを備えている。
【0006】この接地用板状ばね部材11のピンコネク
タ1への装着は、接地用ばね片13a ,13b をピンコ
ンタクト4a ,4b に圧入して挟持することにより仮止
め装着とし、ピンコネクタ1をプリント配線基板に固定
する際、係止孔16を取付孔9に重ね合せて一緒に固定
するものである。図2は、ピンコネクタ1に接地用板状
ばね部材11を装着すると共に、そのピンコネクタ1に
ICカード7を挿入した状態の断面図を示したものであ
る。即ち、この状態では接地用板状ばね部材11の接触
用ばね片15がICカード7の上面金属板に接触し、接
地用ばね片13a ,13b が接地端子であるピンコンタ
クト4a ,4b に接触していることにより、ICカード
7の金属板は接地されることになり、外部ノイズを拾う
ことが防止されると共に静電気の発生も抑制され、IC
カード7の破損を防ぐことができる。
【0007】なお、この実施例では接地用板状ばね部材
11の接触用ばね片15を、複数に分離した櫛歯状に形
成してあるが、分離させないで一体形状にしてもよい。
また、接地用板状ばね部材11の材質は、リン青銅板或
いはベリリウム銅板などのばね性を有する導体板が適し
ている。また、フレーム2の材質は、半田付け時の耐熱
性が要求されるので、PBT(ポリブチレンテレフタレ
ート),PET(ポリエチレンテレフタレート),46
PA(ナイロン),66PA(ナイロン),PPS(ポ
リフェニレンサルファイド),LCP(液晶ポリマー)
などの電気絶縁性のプラスチックが挙げられるが,コス
トや成形性を考慮するとPBTが好ましい。
【0008】また、ピンコンタクト4は、一般的にIC
カード7と接触する接触部と、フレーム2の中央連結部
3に固定される固定部と、プリント配線基板に接続され
るテール部の3部から構成されており、フレーム2へは
圧入等によって保持・固定される。この材質は、良導電
性であるリン青銅,ベリリウム銅,黄銅など挙げられる
が、加工性や導電性を考慮すると黄銅が好ましい。ピン
コンタクトのテール部の形状としては、本実施例ではL
形デップタイプのものを示したが、面実装タイプやスト
レートデップタイプでもよい。また、本実施例ではピン
コンタクトを上下2段配置したものを示したが、1列に
設けたものでもよい。本発明の対象であるピンコネクタ
の大きさは、長さが約57mm,幅が約35mm,厚みが約
7mmである。幅寸法は、芯数やピッチによって変化する
ので、これらの要求により適宜設計する。なお、本実施
例の場合の芯数及びピッチは、68芯で1.27mmピッ
チである。
【0009】
【実施例】図3は本発明の他の実施例を示すもので、ピ
ンコネクタ21は、その係止部61の取付孔部を段差部
22を設けた切欠部23として形成し、このピンコネク
タ21に装着される接地用板状ばね部材24の左右の固
定用舌片25は、クランク状折曲部26の先端に形成し
たものである。従って、クランク状折曲部26の内面部
27が、ピンコネクタ21の切欠部23の内側起立部2
8に係合するため、左右のクランク状折曲部26を内側
に若干撓ませて形成することによって、接地用ばね片1
3a ,13b とピンコンタクト4a ,4b との挟持力と
共に、この部分による係止力とにより仮止め装着をより
確実に行うことができる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明はI
Cカードをプリント配線基板に構成された電子回路にピ
ンコネクタを介して接続する際、ICカードの上面の金
属板が接地用板状ばね部材を通して接地されるため、情
報又はデータ等のハイスピード伝送時生じるノイズによ
るエラー発生を防止することができる。また、ピンコネ
クタにICカードを装着する際に生じる静電気によっ
て、ICカード内のICやメモリーが破壊されることも
防止されるなどの効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である接地用板状ばね部材と
ピンコネクタとの両者を分離して示した斜視図である。
【図2】図1の接地用板状ばね部材をピンコネクタに装
着して、ICカードを挿入した状態の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例である接地用板状ばね部材
とピンコネクタとの両者を分離して示した斜視図であ
る。
【図4】従来のピンコネクタを説明する斜視図である。
【図5】図4に示したピンコネクタにICカードを挿入
した状態の断面図である。
【符号の説明】
1,21 ピンコネクタ 2 フレーム 3 中央連結部 4,5 ピンコンタクト 6 枠体 7 ICカード 8 ガイド溝 9 取付孔 10 ソケットコンタクト 11,24 接地用板状ばね部材 12 圧入溝 13 接地用ばね片 14 空間部 15 接触用ばね片 16 係止孔 17,25 固定用舌片 22 段差部 23 切欠部 26 クランク状折曲部 27 内面部 28 内側起立部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がICカードのソケットコンタクト
    に嵌入されると共に他端がプリント配線基板の回路端子
    に接続される複数のピンコンタクトが植設されると共
    に、前記ICカードの挿入ガイド部が形成され、かつ前
    記プリント配線基板にねじ止め等により装着する係止部
    を備えた略H型形状のピンコネクタに、 該ピンコネクタの前記ICカードが挿入される空間部に
    臨むように横長に形成された接触用ばね片と、前記ピン
    コンタクトの内の接地用ピンコンタクトを上方から挟持
    するように圧入溝が形成された接地用ばね片と、前記ピ
    ンコネクタの係止部に係合して前記プリント配線基板に
    該ピンコネクタと共にねじ止め等により装着される取付
    孔を有する固定用舌片とを備えた接地用板状ばね部材を
    装着して構成されたICカード用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記接地用板状ばね部材の接触用ばね片
    が、複数の分離された接触用ばね片として櫛歯状に形成
    された請求項1記載のICカード用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ピンコネクタの係止部を、該ピンコ
    ネクタの上面から埋没するように段差部を設けて形成す
    ると共に、前記接地用板状ばね部材の固定用舌片を前記
    ピンコネクタの段差部に係合するよう形成されたクラン
    ク状折曲部の先端に形成するようにした請求項1又は2
    記載のICカード用コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7014481B2 (en) 2004-08-20 2006-03-21 Hirose Electric Co., Ltd. Card connector
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WO2014058186A1 (ko) * 2012-10-10 2014-04-17 (주)에스씨테크 고속 메모리카드 어댑터와 소켓용 커넥터
CN109687191A (zh) * 2018-12-07 2019-04-26 金华送变电工程有限公司 一种便捷式个人保安线
KR20220002031U (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 암페놀 이스트 아시아 일렉트로닉 테크놀로지(선전) 엘티디. Psas 암형 커넥터

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