JP2001169446A - 電装品の組付けモジュール - Google Patents

電装品の組付けモジュール

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JP2001169446A
JP2001169446A JP34944399A JP34944399A JP2001169446A JP 2001169446 A JP2001169446 A JP 2001169446A JP 34944399 A JP34944399 A JP 34944399A JP 34944399 A JP34944399 A JP 34944399A JP 2001169446 A JP2001169446 A JP 2001169446A
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electric wire
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press
light
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JP34944399A
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English (en)
Inventor
Riichi Sakurai
利一 櫻井
Hideji Kosuge
秀治 小菅
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け工数の削減を図る。 【解決手段】 組付けに際しては、電線ホルダ11,4
1に電線Wを保持して電線ホルダ12,42を本体1
1,41に仮保持し、本体11,41とルーフRとの間
に差し渡したボルト31とナット32を螺合させる。す
ると、本体11,41と電線ホルダ12,42とが合体
していくとともに、電線Wが圧接刃19に圧接されてい
き、最後に、本体11,41と電線ホルダ12,42と
の合体、電線Wの圧接、及びルーフRに対する電装品
(マップライト10とインテリアライト40)の組付け
が同時に完了する。よって、ルーフRへの組付けと圧接
を別工程で行う場合に比べて、工程数が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のボディル
ーフ等に取り付けられる電装品の組付けモジュールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディルーフに取り付けられる
マップライトやインテリアライト等の電装品の組付けモ
ジュールとして、特開平5−207628号等に開示さ
れているものがあり、その一例を図10に示す。これ
は、ルーフRのインナパネルPに複数本の電線Wを所定
経路に沿わせて敷線し、その敷線した電線Wの端部に、
フロントウインドウWfと前席サイドウィンドウWsと
の間のAピラーAp内に収容されるコネクタC、ルーフ
R前端部に設けられるマップライト101(電装品)、
ルーフR中央部に設けられるインテリアライト102
(電装品)のいずれかを接続したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような組付けモ
ジュールの組付けに際しては、まず電線Wを敷線する第
1工程、次に、その電線Wに電装品101,102の圧
接刃(図示せず)を圧接させる第2工程、最後に、ルー
フRに対するインナパネルP及び電装品101,102
の組付けの第3工程が行われるが、組付け効率の向上の
ためには工程数の削減が望まれる。本願発明は上記事情
に鑑みて創案され、組付け工数の削減を図ることを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上面
側に圧接刃を備える本体と、この本体に上面側から合体
される電線ホルダとを備えてなり、車両のルーフの下面
に組み付けられる電装品と、前記電線ホルダの下面側に
保持された状態で、その電線ホルダが前記本体に合体さ
れるのに伴って前記圧接刃に圧接される電線と、前記本
体と前記電線ホルダとを、その電線ホルダに保持した前
記電線を前記圧接刃と対応させる状態に仮保持可能な仮
保持手段と、前記電線ホルダが仮保持されている前記本
体と前記ルーフとの間に前記本体と前記電線ホルダとの
合体方向と略同方向に差し渡されるボルトと、このボル
トに螺合されるナットとからなる固定手段とを備えてい
る構成とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]組付けに際
しては、電線ホルダに電線を保持させるとともに、電線
ホルダを本体に仮保持する。この状態で、本体とルーフ
との間にボルトを差し渡し、ここにナットを螺合して締
め込んでいく。すると、本体がルーフに接近するととも
に、本体とルーフとの間に位置する電線ホルダが本体に
接近しつつ合体していく。この合体動作に伴い、電線ホ
ルダに保持されている電線が圧接刃に圧接されていく。
そして、ボルトとナットが最後まで締め込まれると、本
体と電線ホルダの合体が完了するとともにルーフに対す
る電装品の組付けも完了し、同時に圧接刃に対する電線
の圧接が完了する。
【0006】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。本実施形態の電装品の組付けモジュールMは、コネ
クタC、マップライト10(本発明の構成要件である電
装品)、インテリアライト40(本発明の構成要件であ
る電装品)、及び複数本(本実施形態では6本)の電線
W(+B),W(INTR),W(GND),W(ILL),Wa,Wb
(以下の説明で、全ての電線を総称する場合及び特定の
電線を指し示さない場合の符号は単にWとする)からな
る電線束WHを備えて構成され、自動車のルーフRに組
み付けられる。
【0007】[コネクタC]コネクタCは、フロントウ
インドウWfと前席サイドウィンドウWsとの間のAピ
ラーApの内部に収容され、コネクタC内に収容された
4極の端子金具(図示せず)は、バッテリー(図示せ
ず)のプラス端子、車体のアース部(図示せず)、スモ
ールライト(図示せず)の点灯・消灯に伴ってコネクタ
Cとバッテリーのプラス端子との間を閉成・開成するイ
ルミネーションスイッチ(図示せず)、及びドアの開・
閉に伴ってコネクタCと車体のアース部との間を閉成・
開成するインテリアスイッチ(図示せず)に接続され
る。
【0008】[マップライト10]マップライト10
は、車体のルーフR前端部に取り付けられるものであ
り、全体として略平板状をなす略方形の本体11と、こ
の本体11の上面に組み付けられる電線ホルダ12とを
備えている。本体11の後端側(図2における右側)の
左右両側には一対のバルブ取付部13が上面側へ突出す
る形態で形成され、このバルブ取付部13の下面の凹部
(図示せず)にはバルブ14が取り付けられる。また、
本体11の前端側の左右両側には一対のマップスイッチ
15が取り付けられている。
【0009】本体11の上面には合計5つの導電部材1
6A〜16Eが取り付けられている。第1の導電部材1
6Aは、一対のマップスイッチ15の間に配置され、左
右方向に細長いバスバー17Aと、このバスバー17A
の中央位置に上方への立上り部18を介して後方へ連成
された圧接刃19aとからなる。尚、以下の説明で、全
ての圧接刃を総称する場合及び特定の圧接刃を指し示さ
ない場合の符号は単に19とする)バスバー17Aの左
右両端部には、マップスイッチ15の一方のリード線2
0aが半田付けにより接続されている。圧接刃19a
は、左右一対のブレードの夫々に上方に開放されたスリ
ット状に形成されており(図5を参照)、この圧接刃1
9aには、バッテリーのプラス端子に接続される電線W
(+B)(以下、バッテリー電線という)が軸線を左右方向
に向けて圧接されるようになっている。バッテリー電線
W(+B)は圧接刃19aに上方から押し込まれることによ
り圧接され、圧接によりバッテリー電線W(+B)の樹脂被
覆が切開されて芯線が圧接刃19aと接触するようにな
っている。
【0010】第2の導電部材16Bは、本体11の右端
縁に沿って配置され、前後方向に延びるバスバー17B
と、このバスバー17Bの後端部に上方への立上り部2
1を介して連成された弾性接触片22Bとからなる。バ
スバー17Bの前端部には、右側(運転席側)のマップ
スイッチ15の他方のリード線20bが半田付けにより
接続されている。弾性接触片22Bは、図6に示すよう
に、立上り部21の上端から下方へ湾曲状に折り返され
た形態であり、バルブ取付部13の凹部内に臨んでバル
ブ14のプラス側接点(図示せず)に弾性接触されてい
る。
【0011】第3の導電部材16Cは、第2の導電部材
16Bと左右対称であるため、符号について第2の導電
部材16BにおけるBをCに変えて図示するに留め、説
明は省略する。第4の導電部材16Dは、本体11の後
端側に配置され、T字形をなすバスバー17Dと、この
バスバー17Dの前端部に立上り部18を介して連成し
た2つの圧接刃19b,19cと、バスバー17Dの左
右両端に立上り部21を介して連成した一対の弾性接触
片22Dとからなる。2つの圧接刃19b,19cは前
後に並んで形成され、図5に示すように、ブレードに上
方へ開口するスリット状に形成されたものである。後側
の圧接刃19cには、車体のアース部に接続される電線
W(GND)(以下、アース電線という)が軸線を左右方向
に向けて圧接されるようになっている。前側の圧接刃1
9bには、運転席及び助手席のサンバイザーに取り付け
たバニティーミラーライト23に接続される2本の電線
Wa,Wbのうちのアース側の電線Waが軸線を左右方
向に向けて圧接される。弾性接触片22Dは、バルブ取
付部13の凹部内に臨んでバルブ14のアース側接点
(図示せず)に弾性接触されている。
【0012】第5の導電部材16Eは、左側(助手席
側)のバルブ取付部13の斜め右前方に配置され、前後
2つの圧接刃19d,19eから構成されている。前側
の圧接刃19dには、イルミネーションスイッチ(スモ
ールライトの点灯・消灯に伴ってコネクタCとバッテリ
ーのプラス端子との間を閉成・開成する)に接続される
電線W(ILL)(以下、イルミネーション電線という)が
軸線を左右方向に向けて圧接される。後側の圧接刃19
eには、バニティーミラーライト23に接続される2本
の電線Wa,Wbのうちの給電側の電線Wbが軸線を左
右に向けて圧接される。
【0013】ここで、バニティーミラーライト23の動
作を説明すると、スモールライトが消灯状態のときには
ミラーカバー(図示せず)を開けてもバニティーミラー
ライト23は点灯しないが、スモールライトが点灯され
た状態でミラーカバーを開けると、イルミネーションス
イッチが閉成してバッテリーから給電されることにより
バニティーミラーライト23が点灯する。次に、マップ
ライト10を通る電線Wの配索経路及びマップライト1
0に設けた圧接刃19の配置について説明する。マップ
ライト10には、上記圧接刃19a〜19eに圧接され
る5本の電線W(+B),W(GND),W(ILL),Wa,Wb
の他に、インテリアスイッチ(ドアの開・閉に伴ってコ
ネクタCとバッテリーのプラス端子との間を閉成・開成
する)に接続される電線W(INTR)(以下、インテリア電
線という)が圧接されずに通過する形態で配索される。
これら合計6本の電線Wは軸線を左右方向に向けた状態
で前後に並列配置されている。即ち、前(図2において
左)から順に、バッテリー電線W(+B)、インテリア電線
W(INTR)、バニティーミラーライトのアース側に接続さ
れる電線Wa、アース電線W(GND)、イルミネーション
電線W(ILL)、バニティーミラーライトのプラス側に接
続される電線Wbが一定のピッチで平行に配列されてい
る。そして、各圧接刃19a〜19eは、かかる電線W
の配列を成立させるべく、前後方向において所定のピッ
チで配置されているのである。
【0014】さて、上記各電線Wは、圧接前に電線ホル
ダ12に仮保持される。電線ホルダ12は、下面が開放
された箱状をなすとともに、各圧接刃19と対応する電
線保持部24及び電線押圧部25を有している。図7に
示すように、電線保持部24は、下面側に開口するとと
もに電線Wの嵌合を可能とした溝部24Aを有し、各圧
接刃19に対し電線配索方向においてその圧接刃19を
挟むように左右両側に一対ずつ設けられている。また、
電線押圧部25には、電線保持部24に嵌合された電線
Wが下面側から当接するようになっていて、圧接刃19
のブレードとの干渉を避けるために3片に分離されてい
る。電線Wが電線保持部24に嵌合された状態で電線ホ
ルダ12を本体11に対して上から被せるように組み付
けると、これに伴って、電線押圧部25が電線Wを圧接
刃19へ押し込み、もって各電線Wが圧接刃19に圧接
されるようになっている。また、圧接刃19と対応しな
い適当位置にも、電線保持部24が設けられている。
【0015】本体11と電線ホルダ12には、双方を仮
係止するための手段が設けられている。即ち、図8及び
図9に示すように、本体11の外周縁の複数箇所に上方
へ突出する弾性係止片26が形成されているとともに、
電線ホルダ12の外周面には弾性係止片26の突起26
Aを係止させるための係止凹部27が形成されている。
弾性係止片26の突起26Aが係止凹部27に係止する
と、図8に示すように、電線ホルダ12がその保持した
電線Wを圧接刃19の上方近傍に対応させる状態に仮保
持される。
【0016】尚、この状態から本体11と電線ホルダ1
2を上下に接近させると、双方が正規の組付け状態とな
って電線Wが圧接刃19に圧接される。この際、弾性係
止片26は突起26Aが係止凹部27から外れるのに伴
って外側へ弾性撓みするが、正規組付け状態に至ると、
突起26Aが電線ホルダ12の外周の逃がし凹部28に
嵌入されることによって弾性係止片26は弾性復帰す
る。また、本体11と電線ホルダ12には、双方を正規
の組付け状態に固定するための固定手段が設けられてい
る。即ち、本体11の外周縁における複数位置には上下
方向に貫通するボルト孔29が形成されているととも
に、電線ホルダ12の外周縁にも、本体11のボルト孔
29と対応するボルト孔30が形成されている。これら
のボルト孔29,30には、ボルト31が下から貫通さ
れるようになっており、貫通したボルト31の上端は、
車体のルーフRの下面に固定したブラケットBのナット
32に螺合され、もって本体11と電線ホルダ12が合
体するとともにルーフRに固定される(図9を参照)。
【0017】[インテリアライト40]インテリアライ
ト40は、マップライト10と同様、車体のルーフRの
下面に取り付けられるものであり、本体41とこの本体
41の上面に組み付けられる電線ホルダ42とを備えて
いる。本体41の後端側(図3における右側)の中央位
置にはバルブ取付部43が上面側へ突出する形態で形成
されており、このバルブ取付部43の下面の凹部(図示
せず)にはバルブ14が取り付けられる。本体41の上
面には、第6〜第9の4つの導電部材16F〜16Iが
取り付けられている。
【0018】第6の導電部材16Fは、概ねL字形をな
すバスバー17Fと、バスバー17Fの前端部に立上り
部18を介して連成した圧接刃19fと、バスバー17
Fの後端部に立上り部21を介して連成した弾性接触片
22とからなる。圧接刃19fには、バッテリー電線W
(+B)(マップライト10の第1の導電部材16Aの圧接
刃19aに圧接されるもの)が軸線を前後方向に向けて
圧接される。弾性接触片22は、バルブ取付部13の凹
部内に臨んでバルブ14のプラス側接点(図示せず)に
弾性接触されている。
【0019】第7の導電部材16Gは、前後方向のバス
バー17Gと、このバスバー17Gの後端部に立上り部
18を介して連成した圧接刃19gとからなる。圧接刃
19gには、インテリア電線W(INTR)(マップライト1
0においては単に通過するように配索されるもの)が軸
線を前後方向に向けて圧接される。また、バスバー17
Gの前端部には、切り替えレバー(図示せず)が接触さ
れる接点部33gが形成されている。
【0020】第8の導電部材16Hは、フック状をなす
バスバー17Hと、このバスバー17Hの後端部に立上
り部18を介して連成した圧接刃19hとからなる。圧
接刃19hには、アース電線W(GND)(マップライト1
0の第4の導電部材16Dの後側の圧接刃19cに圧接
されるもの)が軸線を前後方向に向けて圧接される。バ
スバー17Hの前端部には、切り替えレバーとの接点部
33hが形成されている。
【0021】第9の導電部材16Iは、前後方向に長い
G字形をなすバスバー17Iと、バスバー17Iの後端
部に立上り部21を介して連成した弾性接触片22とか
らなる。弾性接触片22は、バルブ取付部13の凹部内
に臨んでバルブ14のアース側接点(図示せず)に弾性
接触されている。バスバー17Iの前端部には、切り替
えレバーとの接点部33iが形成されている。尚、この
第9の導電部材16Iには電線Wは接続されない。
【0022】次に、インテリアライト40を通る電線W
の配索経路及びインテリアライト40に設けた圧接刃1
9の配置について説明する。インテリアライト40に
は、上記圧接刃19f〜19hに圧接される3本の電線
W(+B),W(INTR),W(GND)の他に、イルミネーション
電線W(ILL)が圧接されずにその端部を第8の導電部材
16Hの圧接刃19hの右側に隣接させる形態で配索さ
れる。これら合計4本の電線Wは軸線を前後方向に向け
た状態で左右に並列配置されている。即ち、左(図3に
おいては下)から順に、バッテリー電線W(+B)、インテ
リア電線W(INTR)、アース電線W(GND)、イルミネーシ
ョン電線W(ILL)が互いに平行に配列されている。
【0023】また、並列ピッチについては、バッテリー
電線W(+B)とインテリア電線W(INTR)との間、及びアー
ス電線W(GND)とイルミネーション電線W(ILL)との間
は、マップライト10における各電線Wの並列ピッチと
同じである。一方、インテリア電線W(INTR)とアース電
線W(GND)との間は、マップライト10における電線W
の並列ピッチの2倍のピッチとされているが、これは、
マップライト10において配索されていたバニティーミ
ラーライト23のアース側に接続される電線Waが、イ
ンテリアライト40では配索されないことに起因する。
そして、各圧接刃19f〜19hは、イルミネーション
電線W(ILL)を除いた3本の電線W(+B),W(INTR),W
(GND)の配列を成立させるべく、左右方向において所定
のピッチで配置されているのである。
【0024】ここで、インテリアライト40の動作を説
明すると、切り替えレバーは3ポジションに切り替え可
能であり、通常は、切り替えレバーが第7の導電部材1
6Gの接点部33gと第9の導電部材16Iの接点部3
3iとに接触し、ドアが開かれるとインテリアスイッチ
が閉成して車体のアース部と導通状態となるのでインテ
リアライト40のバルブ14が点灯する。ドアの開閉に
拘わらずインテリアライト40を点灯させたい場合は、
切り替えレバーを第8の導電部材16Hの接点部33h
と第9の導電部材16Iの接点部33iとに接触させれ
ばよい。また、ドアを開けても点灯しないようにする場
合は、切り替えレバーを第7の導電部材16Gの接点部
33gのみに接触させればよい。
【0025】電線ホルダ42は、マップライト10の電
線ホルダ12と同様に、下面が開放された箱状をなすと
ともに、各圧接刃19と対応する電線保持部24及び電
線押圧部25を有している。また、圧接刃19と対応し
ない適当位置にも電線保持部24が設けられている。
尚、電線保持部24と電線押圧部25の形態、及び本体
41と電線ホルダ42の合体に伴う電線Wの圧接動作及
びルーフRへの組付け動作については、マップライト1
0と同様であるので、同じ符号を付すに留め、説明は省
略する。また、本体41と電線ホルダ42とを仮係止す
る手段と正規の組付け状態に保持する手段についても、
マップライト10と同様であるので、同じ符号を付すに
留め、説明は省略する。
【0026】[電線Wの配索形態及び圧接刃19の配置
形態]ここで、電線Wの配索形態を整理すると、マップ
ライト10とインテリアライト40の双方に接続される
バッテリー電線W(+B)とアース電線W(GND)、マップラ
イト10のみに接続されるイルミネーション電線W(IL
L)、及びインテリアライト40のみに接続されるインテ
リア電線W(INTR)の4本は、コネクタCからマップライ
ト10を通ってインテリアライト40に至る経路(電装
品を順次に通る経路)で且つ互いに平行に配索されてい
る。
【0027】また、この4本の電線W(+B),W(INTR),
W(GND),W(ILL)が圧接される圧接刃19の配置につ
いては、マップライト10とインテリアライト40の相
互間で、同じ回路に接続される圧接刃19同士が電線W
(+B),W(INTR),W(GND),W(ILL)の配索方向と直交
する方向において順序及びピッチが同一となるように配
置されている。即ち、圧接刃19aと19fが対応し、
圧接刃19cと19hが対応する。
【0028】さらに、コネクタCから近い側の電装品で
あるマップライト10には接続されるがコネクタCから
遠い側の電装品であるインテリアライト40とは非接続
のイルミネーション電線W(ILL)については、コネクタ
Cからの長さがインテリアライト40に接続される他の
3本の電線W(+B),W(INTR),W(GND)と同じ寸法とさ
れている。 [実施形態の作用及び効果]組付けモジュールMの製造
に際しては、まず、各電線Wを電線ホルダ12,42に
保持させつつ敷線する。各電線Wは、各電線ホルダ1
2,42の圧接刃19と対応する各位置においては電線
保持部24に嵌合保持されるとともに電線押圧部25に
宛われ、圧接刃19と非対応位置の電線保持部24にも
嵌合保持され、もって両電線ホルダ12,42に保持さ
れる。敷線済みの状態を図4(電線ホルダ12,42が
反転していない状態)に示す。
【0029】6本の電線Wのうちバニティーミラーライ
ト23に接続されない4本の電線W(+B),W(INTR),W
(GND),W(ILL)は、全て同じ長さであって、そのコネ
クタC側の始端の位置とインテリアライト40側の終端
の位置が互いに揃えられ、マップライト10を通過する
とともにインテリアライト40内に終端を位置させてい
る。尚、バニティーミラーライト23に接続される2本
の電線Wa,Wbの両端には端子金具34が固着され、
他の4本の電線W(+B),W(INTR),W(GND),W(ILL)
は後述するように圧接刃19に圧接される。
【0030】上述のように電線Wを電線ホルダ12,4
2に敷線して保持した後は、図8に示すように、各電線
ホルダ12,42を夫々本体11,41に対して上から
被せるようにして仮保持状態とする。このとき、電線保
持部24に保持されている各電線Wは、夫々、圧接刃1
9の上方近傍に位置している。この状態から、本体1
1,41のボルト孔29と電線ホルダ12,42のボル
ト孔30に下から(即ち、本体11,41と電線ホルダ
12,42との合体方向であり、圧接刃19に対する電
線Wの圧接方向に)ボルト31を貫通させ、その貫通し
た上端をブラケットBのボルト孔Bhに貫通させてその
上面側に固着されているナット32に螺合させる。尚、
図8において、本体11の下面に取り付けられているの
は透光性を有するカバー35である。
【0031】さて、この後は、ボルト31を締め込んで
いく。すると、本体11,41が、ルーフRに接近する
ように上動するとともに、ブラケットBに下面側から当
接されている電線ホルダ12,42に対して接近しつつ
合体を開始する。また、この合体動作に伴い、電線Wが
電線保持部24及び電線押圧部25により圧接刃19に
対して相対的に上から押し込まれるようになり、圧接動
作が行われる。この間、弾性係止片26が外側へ弾性撓
みしつつ係止凹部27から脱外して電線ホルダ12,4
2の外面に摺接する。そして、本体11,41と電線ホ
ルダ12,42が正規の合体状態に至ると、図9に示す
ように、圧接が完了すると同時に、電装品(マップライ
ト10及びインテリアライト40)のルーフRに対する
組付けが完了する。尚、このときに弾性係止片26は内
側へ弾性復帰して逃がし凹部28に嵌合する。以上によ
り組付けモジュールMの組付けが完了し、この後は、電
線W等を隠すようにインナパネルPが取り付けられる。
【0032】組付けに際しては、本体11,41と電線
ホルダ12,42との合体、圧接刃19に対する電線W
の圧接、及びルーフRに対する電装品(マップライト1
0とインテリアライト40)の組付けが同時に完了す
る。即ち、ルーフRへの組付けと電線Wの圧接が同時に
行われるので、ルーフRへの組付けと圧接を別工程で行
う場合に比べると、工程数が少なくて済む。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0033】(1)上記実施形態では電装品が自動車の
ルーフに取り付けられるマップライトとインテリアライ
トである場合について説明したが、本発明は、他の電装
品にも適用することができる。 (2)上記実施形態ではナットをルーフのブラケットに
固着したが、本発明によれば、固着しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の電装品の配置と電線の配索経路を
示す平面図
【図2】マップライトにおける圧接刃の配置と電線の配
索経路を示す平面図
【図3】インテリアライトにおける圧接刃の配置と電線
の配索経路を示す平面図
【図4】電線敷線時のマップライトとインテリアライト
の配置を示す概略平面図
【図5】圧接刃の形態を示す斜視図
【図6】弾性接触片の形態を示す斜視図
【図7】電線ホルダにおける電線保持部の形態を示す斜
視図
【図8】ボディルーフに組み付ける前において電線ホル
ダと本体を仮係止した状態を示す断面図
【図9】電線ホルダと本体をボディルーフに組み付ける
とともに電線が圧接された状態を示す断面図
【図10】従来例の電装品の配置と電線の敷線形態を示
す平面図
【符号の説明】
M…組付けモジュール R…ルーフ W(ILL),W(+B),W(INTR),W(GND),Wa,Wb…
電線 10…マップライト(電装品) 11,41…本体 19…圧接刃 12,42…電線ホルダ 26…弾性係止片(仮保持手段) 27…係止凹部(仮保持手段) 31…ボルト(固定手段) 32…ナット(固定手段) 40…インテリアライト(電装品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 BA01 BB03 BC01 BD01 BE28 BE35 5E012 AA08 5G357 CA06 CB01 5G363 AA16 BA02 DC02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側に圧接刃を備える本体と、この本
    体に上面側から合体される電線ホルダとを備えてなり、
    車両のルーフの下面に組み付けられる電装品と、 前記電線ホルダの下面側に保持された状態で、その電線
    ホルダが前記本体に合体されるのに伴って前記圧接刃に
    圧接される電線と、 前記本体と前記電線ホルダとを、その電線ホルダに保持
    した前記電線を前記圧接刃と対応させる状態に仮保持可
    能な仮保持手段と、 前記電線ホルダが仮保持されている前記本体と前記ルー
    フとの間に前記本体と前記電線ホルダとの合体方向と略
    同方向に差し渡されるボルトと、このボルトに螺合され
    るナットとからなる固定手段とを備えていることを特徴
    とする電装品の組付けモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106195852A (zh) * 2016-06-30 2016-12-07 合肥江淮新发汽车有限公司 一种汽车组合前照灯线束总成

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