JPH10275639A - 自動車用ワイヤーハーネスの接続構造 - Google Patents

自動車用ワイヤーハーネスの接続構造

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JPH10275639A
JPH10275639A JP9080350A JP8035097A JPH10275639A JP H10275639 A JPH10275639 A JP H10275639A JP 9080350 A JP9080350 A JP 9080350A JP 8035097 A JP8035097 A JP 8035097A JP H10275639 A JPH10275639 A JP H10275639A
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wire harness
cover
wire
press
opening
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JP9080350A
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English (en)
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Yoriyuki Miyazaki
順之 宮▲崎▼
Motonori Kido
元則 城戸
Takashi Kobayashi
小林  孝
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスの接続に大幅な低コスト化
が図れると共に、コネクタ部分の嵌合不良を皆無にす
る。 【解決手段】 自動車の内装材1に電装品等2〜7が取
り付けられ、この電装品等2にワイヤーハーネス8を接
続する構造であって、電装品等2に形成された開口9内
に圧接端子10が設けられると共に、この電装品等2の
開口9を閉じるカバー11にワイヤーハーネス8の一端
部が保持されて、カバー11で電装品等2の開口9を閉
じたときに、ワイヤーハーネス8の一端部が電装品等2
の圧接端子10に自動的に圧接接続されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大幅な低コスト化
を図ることを可能とした自動車用ワイヤーハーネスの接
続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図9に示すように、自動車のイ
ンストルメントパネル(内装材)1の表面には、裏面側
からメーターユニット2、スイッチユニット3、エアコ
ン操作ユニット4、オーディオユニット5、シガーライ
ターユニット6等の電装品が取り付けられると共に、図
10に示すように、上記インストルメントパネル1の裏
面には、電気接続箱7が取り付けられている。
【0003】そして、インストルメントパネル1の裏面
にはワイヤーハーネス8が配索されて、このワイヤーハ
ーネス8の分岐部のコネクタa1〜a5を上記各電装品
2〜6のコネクタb1〜b5にそれぞれ差し込み接続す
ると共に、ワイヤーハーネス8の分岐部のコネクタa6
とa7をドア側の電装品やカウルパネル側の電装品の各
コネクタ(不図示)にそれぞれ差し込み接続するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ーハーネスの製造メーカーでは、ワイヤーハーネス8を
所定形状に配索して分岐部にコネクタa1〜a7を取り
付けると共に、コネクタa8,a9を電気接続箱7に手
作業で差し込み接続するようにしているから、各コネク
タa1〜a9の端子抜けや端子の配列間違い、電気接続
箱7へのコネクタa8,a9の嵌合不良等を皆無にする
ことができなかった。
【0005】また、自動車の組み立てメーカーでは、イ
ンストルメントパネル1の裏面にワイヤーハーネス8を
配索して、各コネクタa1〜a5を各電装品2〜6のコ
ネクタb1〜b5に手作業で差し込み接続するようにし
ているから、組み立て工程が複雑化し、作業工程も増加
してコスト高になると共に、電装品2〜6へのコネクタ
a1〜a5の嵌合不良等を皆無にすることができなかっ
た。
【0006】さらに、上記各コネクタa1〜,b1〜
は、一方のコネクタハウジング内の雌端子と、他方のコ
ネクタハウジング内の雄端子とを差し込み接続する構造
であるが、一旦差し込み接続すると、ほとんどの場合は
差し込みを外すことが無いことから、構造的な無駄が多
かった。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、大幅な低コスト化が図れると共に、
コネクタ部分の嵌合不良を皆無にすることを可能とした
自動車用ワイヤーハーネスの接続構造を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、自動車の内装材に電装品や電気接続箱が
取り付けられ、この電装品等にワイヤーハーネスを接続
する構造であって、上記電装品等に形成された開口内に
圧接端子が設けられると共に、この電装品等の開口を閉
じるカバーにワイヤーハーネスの一端部が保持されて、
上記カバーで電装品等の開口を閉じたときに、ワイヤー
ハーネスの一端部が電装品等の圧接端子に圧接接続され
るようにしたことを特徴とする自動車用ワイヤーハーネ
スの接続構造を提供するものである。
【0009】本発明によれば、ワイヤーハーネスの一端
部をカバーで保持して、このカバーで電装品等の開口を
閉じるだけで、ワイヤーハーネスの一端部が開口内の圧
接端子に自動的に圧接接続されるようになる。
【0010】請求項2のように、上記電装品等の開口
に、圧接端子にワイヤーハーネスの一端部が圧接接続さ
れる直前でカバーを仮係止する仮係止部が設けられてい
ると共に、圧接端子にワイヤーハーネスの一端が圧接接
続された後にカバーを本係止する本係止部が設けられて
いて、上記内装材にワイヤーハーネスを配索して、各電
装品等の開口にワイヤーハーネスの各カバーを仮係止し
た後に、各カバーを治具で本係止するようにした構成と
すれば、電装品の各開口に各カバーを軽力で仮係止した
後に、治具(ハンドプレス機等)を用いて各カバーを本
係止すると、この本係止に伴ってワイヤーハーネスが圧
接端子に自動的に圧接接続されるようになる。
【0011】請求項3のように、他端部にコネクタをそ
れぞれ接続した複数本のワイヤーハーネスを備え、各コ
ネクタの各ワイヤーハーネスの各1本の電線が電装品等
の共通の回路に接続されるときは、各1本の電線を1本
化して上記カバー内又はカバー外でUターンさせて、各
他端部を各コネクタにそれぞれ接続すると共に、Uター
ン部分の近傍をカバーで保持して、このUターン部分の
1箇所を電装品等の圧接端子に圧接接続するようにした
構成とすれば、同一回路の2回路までのスプライス吸収
を行なえる。
【0012】請求項4のように、上記内装材は、自動車
のインストルメントパネルが最適であるが、ドアパネル
やエンジン等とすることも可能である。
【0013】
【発明の実施の形】以下、本発明の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。なお、図9以下の従来技術と
同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は
省略する。
【0014】図6に示すように、自動車のインストルメ
ントパネル(内装材)1には、従来と同様に、メーター
ユニット2、スイッチユニット3、エアコン操作ユニッ
ト4、オーディオユニット5、シガーライターユニット
6等の電装品や電気接続箱7が取り付けられている。
【0015】上記インストルメントパネル1の裏面には
ワイヤーハーネス8が配索されて、このワイヤーハーネ
ス8の分岐部を、後述するように、上記各電装品等2〜
6にそれぞれ圧接接続すると共に、ドア側とカウルパネ
ル側の電装品等のワイヤーハーネス8′を上記電気接続
箱7に圧接接続するようになっている。
【0016】上記各圧接接続構造は、図1及び図2に示
すように、上記各電装品等2〜7には、四角形状の開口
9が形成されて、この開口9内の底部には、圧接接続す
るワイヤーハーネス8の各電線8aに対応して、上向き
の圧接刃10aを有する圧接端子10がそれぞれ設けら
れている。上記開口9には、ワイヤーハーネス8の各電
線8aを外部に導出するための電線凹溝9aがそれぞれ
形成されている。
【0017】上記開口9内に嵌まり込んで開口9を閉じ
る四角形状のカバー11が設けられ、このカバー11の
開口9側の内面には、図4(A)に詳細に示すように、
ワイヤーハーネス8の各電線8aを両側から挟み込んで
保持するフォーク状の保持部11aがそれぞれ設けられ
ると共に、この各保持部11aの両側部分には外向きの
係止爪11bがそれぞれ設けられている。上記各保持部
11aは、圧接端子10の圧接刃10aが電線8aの伸
長方向の2箇所に設けられている場合には、両圧接刃1
0aの中間位置と両外側位置との3個所に設けて、各圧
接刃10aの両側で電線8aがたるまないように保持で
きるようにしている。
【0018】図3(A)(B)に示すように、上記開口
9内の両側上部分には、カバー11で開口9を閉じると
きに、保持部11aで保持されたワイヤーハーネス8の
各電線8aが圧接端子10の圧接刃10aに圧接接続さ
れる直前にカバー11の係止爪11bが係合する三角断
面の仮係止凹部9bが設けられている。
【0019】また、図3(C)に示すように、上記開口
9内の両側下部分には、カバー11で開口9を閉じて、
ワイヤーハーネス8の各電線8aが圧接端子10の圧接
刃10aに圧接接続された後に、カバー11の係止爪1
1bが係合する四角断面の本係止凹部9cが設けられて
いる。
【0020】上記カバー11の係止爪11bは、開口9
内に嵌め込んで行くと、内方へたわんだ後に仮係止凹部
9bで外方へ復元して仮係止されると共に(図3(B)
参照)、この仮係止状態からさらに開口9内に嵌め込ん
で行くと、再び内方へたわんだ後に本係止凹部9cで外
方へ復元して本係止されるようになる(図3(C)参
照)。この本係止状態では、カバー11の外面と開口9
の開口面とが面一となるように設定されている。
【0021】なお、上記ワイヤーハーネス8がインスト
ルメントパネル1の裏面に配索するワイヤーハーネス8
である場合には、図4(A)に示すように、ワイヤーハ
ーネス8の両端部に電線付きカバー11,11を設けた
接続構造、図4(B)に示すように、ワイヤーハーネス
8の一端部に電線付きカバー11を設け、他端部に従来
のような圧接コネクタ12を設けた接続構造の他、図4
(C)に示すように、ワイヤーハーネス8の両端部に圧
接コネクタ12,12を設けた接続構造も配索の都合に
より適宜に使用することができる。
【0022】また、図5(A)に示すように、上記各電
装品等2〜7の片面に形成した開口9を電線付きカバー
11で閉じる構造の他、図5(B)に示すように、上記
各電装品等2〜7の両面に形成した開口9,9を電線付
きカバー11,11でそれぞれ閉じる構造であっても良
い。後者の構造であれば、より省スペース化が図れるよ
うになる。
【0023】上記のように構成したワイヤーハーネス
8,8′の接続を、ワイヤーハーネスの製造メーカーが
行なう場合について説明する。
【0024】ワイヤーハーネスの製造メーカーに単体の
インストルメントパネル1を搬入して、このインストル
メントパネル1に、メーターユニット2、スイッチユニ
ット3、エアコン操作ユニット4、オーディオユニット
5、シガーライターユニット6等の電装品や電気接続箱
7を取り付ける。なお、既に電装品等2〜7が取り付け
られた単体のインストルメントパネル1をワイヤーハー
ネスの製造メーカーに搬入するものであっても良い。
【0025】ワイヤーハーネスの製造メーカーにおいて
は、図6に示したように、圧接コネクタ12やカバー1
1を取り付けたワイヤーハーネス8,8′を製造する。
図6の例では、ワイヤーハーネス8,8′をインストル
メントパネル1の各電装品等2〜7に接続する分岐部に
カバー11を取り付け、他の部位の電装品等に接続する
分岐部に圧接コネクタ12を取り付ける。
【0026】上記ワイヤーハーネス8は、インストルメ
ントパネル1の裏面に配索して、適当な箇所をインスト
ルメントパネル1にクリップ等13で固定してワイヤー
ハーネス8を位置決めする。
【0027】その後、各電装品等2〜7の開口9に各カ
バー11を嵌め込むと、図3(B)に示したように、各
カバー11の係止爪11bが開口9の仮係止凹部9bで
仮係止される。この仮係止作業は、カバー11の保持部
11aで保持されたワイヤーハーネス8,8′の各電線
8aが圧接端子10の圧接刃10aに圧接接続される直
前であるから、軽力で行なえる。
【0028】そして、各電装品等2〜7に各カバー11
を仮係止した後に、図3(B)〜(C)に示したよう
に、ハンドプレス機等の治具14を用いて、各カバー1
1をさらに開口9内に嵌め込んで行くと、ワイヤーハー
ネス8,8′の各電線8aが圧接端子10の圧接刃10
aに圧接接続されると共に、係止爪11bが開口9の本
係止部9cで本係止されるようになる。
【0029】これらにより、ワイヤーハーネス8,8′
の一端部を保持した電線付きカバー11で各電装品等2
〜7の開口9を閉じる作業だけで、ワイヤーハーネス
8,8′が開口9内の圧接端子10に自動的に圧接接続
されるようになるから、従来のような雌端子と雄端子の
差し込み接続のコネクタのような端子抜けや端子の配列
間違いが無くなる。
【0030】また、従来のような各コネクタハウジング
や雄端子と雌端子のような複雑な構成部品が減少するか
ら、低コスト化が図れる。さらに、従来では電装品のコ
ネクタの端子に電線等を接続し、ワイヤーハーネスのコ
ネクタの端子に電線を接続して、これらの端子を差し込
み接続しているので、接触が3個所であったが、ワイヤ
ーハーネスと圧接端子の直接接続で接触が1個所になる
ので、接続の信頼性が向上する。
【0031】さらにまた、自動車の組み立てメーカーに
限らず、ワイヤーハーネスの製造メーカーにおいても、
インストルメントパネル単位で、ワイヤーハーネス8,
8′の配索と圧接接続作業が容易に行なえるので、自動
車の組み立て工程が簡略化でき、作業工程も減少して低
コスト化が図れる。
【0032】また、治具14を用いてワイヤーハーネス
8,8′を圧接端子10に自動的に圧接接続できるか
ら、圧接接続不良が皆無になると共に、圧接接続作業も
簡単かつ迅速に行なえるので、低コスト化が図れる。
【0033】さらに、ワイヤーハーネス8の製造時にお
いて、ワイヤーハーネス8をインストルメントパネル1
に直接配索できるから、各電装品等2〜7に接続する際
の電線余長を短くできるので、低コスト化が図れると共
に、位置決め精度も向上するので、走行振動によるワイ
ヤーハーネスの異音対策が簡略化でき、外装材レス化も
図れる。
【0034】一方、図7(A)に示すように、他端部に
コネクタ12A〜12Dをそれぞれ接続した複数本のワ
イヤーハーネス8,…が有る場合、各コネクタ12A〜
12Dの各ワイヤーハーネス8,…の各1本の電線8b
〜8gが電装品等2〜7の共通の回路b,cにそれぞれ
接続されているときは(図7(A)では、各電線8b〜
8eが共通の回路bに接続され、各電線8f,8gが共
通の回路cに接続されている。)、図7(B)に示すよ
うに、各1本の電線、例えば8bと8c、8dと8e、
8fと8gをそれぞれ1本化し、上記カバー11内でそ
れぞれUターンさせて、1本の電線(8bと8c)の各
他端部はコネクタ12Aと12Bにそれぞれ接続し、1
本の電線(8dと8e)の各他端部はコネクタ12Cと
12Dにそれぞれ接続し、1本の電線(8fと8g)の
各他端部はコネクタ12Aと12Cにそれぞれ接続す
る。
【0035】そして、各1本の電線8bと8c、8dと
8e、8fと8gの各Uターン部分の近傍を上記カバー
11の保持部11aで保持して、このUターン部分を電
装品等2〜7の圧接端子10にそれぞれ圧接接続する。
【0036】具体的には、図8(A)に示すように、コ
ネクタ12(A)の1本の電線8bとコネクタ12
(B)の1本の電線8cとを1本化し、カバー11内で
Uターンさせて、Uターン部分8hの近傍をカバー11
の保持部11aで保持して、このUターン部分を電装品
等2〜7の圧接端子10にそれぞれ圧接接続する。
【0037】なお、カバー11内に電線8bと8cのU
ターンスペースが無いときは、図8(B)に示すよう
に、カバー11外でUターンさせて、Uターン部分8h
をカバー11外に出すようにしても良い。
【0038】上記のように構成すれば、同一回路の2回
路までのスプライス吸収が行なえるようになるから、カ
バー11や開口9が小型化すると共に、圧接端子10の
個数が減少して低コスト化が図れる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のワイヤーハーネスの接続構造は、ワイヤーハーネス
を保持したカバーで電装品等の開口を閉じるだけで、ワ
イヤーハーネスが開口内の圧接端子に自動的に圧接接続
されるようになるから、従来のような雌端子と雄端子の
差し込み接続のコネクタのような端子抜けや端子の配列
間違いが無くなると共に、各コネクタハウジングや雄端
子と雌端子のような複雑な構成部品が減少するから、低
コスト化が図れるようになる。また、ワイヤーハーネス
と圧接端子の直接接続で接触が1個所になるので、接続
の信頼性が向上するようになる。
【0040】請求項2のように、電装品の各開口に各カ
バーを仮係止した後に、治具を用いて各カバーを本係止
すると、この本係止に伴ってワイヤーハーネスが圧接端
子に自動的に圧接接続されるようになるから、自動車の
組み立てメーカーに限らず、ワイヤーハーネスの製造メ
ーカーにおいても、内装材の単位で、ワイヤーハーネス
の配索と圧接接続作業が行なえるので、自動車の組み立
て工程が簡略化でき、作業工程も減少して低コスト化が
図れるようになる。
【0041】また、治具を用いてワイヤーハーネスを圧
接端子に自動的に圧接接続できるから、圧接接続不良が
皆無になると共に、圧接接続作業も簡単かつ迅速に行な
えるので、低コスト化が図れるようになる。さらに、ワ
イヤーハーネスの製造時において、ワイヤーハーネスを
内装材に直接配索できるから、電装品に接続する際の電
線余長を短くできるので、低コスト化が図れると共に、
位置決め精度も向上するので、走行振動によるワイヤー
ハーネスの異音対策が簡略化でき、外装材レス化も図る
ことができる。
【0042】請求項3のように、各ワイヤーハーネスの
各1本の電線が電装品等の共通の回路に接続されるとき
は、各1本の電線を1本化してUターン部分の近傍をカ
バーで保持し、このUターン部分を電装品等の圧接端子
に圧接接続すると、同一回路の2回路までのスプライス
吸収を行なえるから、圧接接続部分の小型化、低コスト
化が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤーハーネス接続構造の斜視
図である。
【図2】 (A)(B)は、カバーの嵌め込み手順の
側面断面図である。
【図3】 (A)(B)(C)は、カバーの嵌め込み
手順の正面断面図である。
【図4】 (A)(B)(C)は、それぞれ圧接コネ
クタとカバーの取り付け例の斜視図である。
【図5】 (A)(B)は、それぞれカバーの取り付
け例の側面断面図である。
【図6】 ワイヤーハーネスを配索したインストルメ
ントパネルの裏面側斜視図である。
【図7】 (A)(B)は、それぞれワイヤーハーネ
スの接続構造の変形例の略画図である。
【図8】 (A)(B)は、それぞれワイヤーハーネ
スの接続構造の変形例の斜視図である。
【図9】 自動車のインストルメントパネル部分の表
面側斜視図である。
【図10】 従来のワイヤーハーネス接続構造を採用し
たインストルメントパネルの裏面側斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2〜7 電装品等 8 ワイヤーハーネス 9 開口 9b 仮係止凹部 9c 本係止凹部 10 圧接端子 10a 圧接刃 11 カバー 11a 保持部 11b 係止爪 14 治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 小林 孝 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の内装材に電装品や電気接続箱が
    取り付けられ、この電装品等にワイヤーハーネスを接続
    する構造であって、 上記電装品等に形成された開口内に圧接端子が設けられ
    ると共に、この電装品等の開口を閉じるカバーにワイヤ
    ーハーネスの一端部が保持されて、上記カバーで電装品
    等の開口を閉じたときに、ワイヤーハーネスの一端部が
    電装品等の圧接端子に圧接接続されるようにしたことを
    特徴とする自動車用ワイヤーハーネスの接続構造。
  2. 【請求項2】 上記電装品等の開口に、圧接端子にワイ
    ヤーハーネスの一端部が圧接接続される直前でカバーを
    仮係止する仮係止部が設けられていると共に、圧接端子
    にワイヤーハーネスの一端部が圧接接続された後にカバ
    ーを本係止する本係止部が設けられていて、上記内装材
    にワイヤーハーネスを配索して、各電装品等の開口にワ
    イヤーハーネスの各カバーを仮係止した後に、各カバー
    を治具で本係止するようにした請求項1に記載の自動車
    用ワイヤーハーネスの接続構造。
  3. 【請求項3】 他端部にコネクタをそれぞれ接続した複
    数本のワイヤーハーネスを備え、各コネクタの各ワイヤ
    ーハーネスの各1本の電線が電装品等の共通の回路に接
    続されるときは、各1本の電線を1本化して上記カバー
    内又はカバー外でUターンさせて、各他端部を各コネク
    タにそれぞれ接続すると共に、Uターン部分の近傍をカ
    バーで保持して、このUターン部分を電装品等の圧接端
    子に圧接接続するようにした請求項1又は請求項2に記
    載の自動車用ワイヤーハーネスの接続構造。
  4. 【請求項4】 上記内装材は、自動車のインストルメン
    トパネルである請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の自動車用ワイヤーハーネスの接続構造。
JP9080350A 1997-03-31 1997-03-31 自動車用ワイヤーハーネスの接続構造 Withdrawn JPH10275639A (ja)

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