JP2004127597A - ブラケット - Google Patents
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Abstract
【課題】電線の被覆部が、ブスバー回路体に接触して損傷されることによる電線とブスバー回路体とのショート事故を極力防止する。
【解決手段】雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)11にフラットケーブル(電線)10が配索される電線配索面16に設け、この電線配索面16に2つのブスバー回路体17,18を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体17,18に形成された圧接刃部17a,18aにフラットケーブル10の各電線10aをそれぞれ圧接接続し、各電線10aをブスバー回路体17,18の圧接刃部17a,18a以外の部位の上をそれぞれ通るように配索するパネル側ブラケット2であって、電線配索面16で、且つ、各電線10aが配索される下方位置には電線下側支持リブ31をそれぞれ設けた。
【選択図】 図8
【解決手段】雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)11にフラットケーブル(電線)10が配索される電線配索面16に設け、この電線配索面16に2つのブスバー回路体17,18を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体17,18に形成された圧接刃部17a,18aにフラットケーブル10の各電線10aをそれぞれ圧接接続し、各電線10aをブスバー回路体17,18の圧接刃部17a,18a以外の部位の上をそれぞれ通るように配索するパネル側ブラケット2であって、電線配索面16で、且つ、各電線10aが配索される下方位置には電線下側支持リブ31をそれぞれ設けた。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車内に装備するサンバイザ等の補器をパネルに固定する際に使用されるブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
車内に装備するサンバイザ等の補器をパネルに固定する際には、ブラケットが使用される。このブラケットにはサンバイザの夜間用ランプに電流を供給するためのコネクタが付設されたものがあり、このコネクタを車両側に配索されたフラットケーブルと電気的に接続する必要がある。
【0003】
このような電気的接続に適用される従来例としては、図10及び図11に示す特開2002−124340号公報に開示されたものがある。図10及び図11に示すように、コネクタ100は上面に電線配索面101aを有するコネクタハウジング101と、このコネクタハウジング101の電線配索面101aを覆うように装着されるカバー102とを備えている。コネクタハウジング101の電線配索面101aには多数の圧接刃部103が間隔を置いて立設され、この各圧接刃部103に電気的に接続された雄端子(図示せず)がコネクタハウジング101の端子収容室(図示せず)に配置されている。
【0004】
次に、このコネクタ100へのフラットケーブル105の電気的圧接作業を説明する。先ず、フラットケーブル105の途中部分を圧接刃部103の上方に配置し、このフラットケーブル105の更に上方にカバー102を載置する。次に、カバー102をコネクタハウジング101側に押圧する。すると、カバー102に押圧されたフラットケーブル105が圧接刃部103に食い込み、フラットケーブル105の各導体105aが圧接刃部103に圧接接続される。最後に、カバー102をコネクタハウジング101に装着すれば完了する。
【0005】
このコネクタ100によれば、電線配索面101a上にフラットケーブル105及びカバー102を配置し、カバー102を押圧することによってワンタッチでフラットケーブル105を圧接接続できる。
【0006】
ところで、各圧接刃部103は各雄端子(図示せず)に電気的に接続されるため、圧接刃部103と雄端子(図示せず)とをブスバー回路体によって一体形成することが部品点数の削減、コネクタ100の組付け性等のために有効である。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−124340号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、圧接刃部103がブスバー回路体の一部として形成される場合には、ブスバー回路体がコネクタハウジング101の電線配索面101a上に露出状態で配置されるため、各導体105aはブスバー回路体の圧接刃部103以外の部位の上を配索することになる。この場合、各導体105aの被覆部とブスバー回路体とが直接接触するため、導体105aの被覆部がブスバー回路体に摺動する等によって被覆部が損傷すると、導体105aとブスバー回路体とがショートする事故が発生する可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、電線の被覆部がブスバー回路体に接触して損傷されることによる電線とブスバー回路体とのショート事故を極力防止できるブラケットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コネクタハウジングに複数の電線が配索される電線配索面を設け、この電線配索面に複数のブスバー回路体を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体に形成された圧接刃部に前記各電線をそれぞれ圧接接続し、各電線を前記ブスバー回路体の圧接刃部以外の部位の上をそれぞれ通るように配索するブラケットであって、前記電線配索面で、且つ、前記各電線が配索される下方位置には電線下側支持リブをそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0011】
このブラケットでは、各電線の下方への変移が各電線下側支持リブによって規制される。又、外部振動などによる電線の振動が電線下側支持リブによって規制される。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1記載のブラケットであって、前記各電線下側支持リブが、前記ブスバー回路体の近傍に設けられたことを特徴とする。
【0013】
このブラケットでは、請求項1の発明の作用に加え、各ブスバー回路体の上方位置における各電線の下方への変移を有効に阻止できる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のブラケットであって、前記各電線下側支持リブが、前記ブスバー回路体の上面より高く、且つ、各圧接刃部に圧接された前記各電線の下面より低い高さであることを特徴とする。
【0015】
このブラケットでは、請求項1又は請求項2の発明の作用に加え、各電線を圧接刃部に圧接接続する際に電線下側支持リブが支障になることなく各電線の各ブスバー回路体側への変移を阻止できる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のブラケットであって、前記コネクタハウジングが前記電線配索面を覆うカバーを有し、このカバーの内面で、且つ、前記各電線が配索される上方位置に電線上側支持リブを設けたことを特徴とする。
【0017】
このブラケットでは、請求項1乃至請求項3の発明の作用に加え、外部振動などによる電線の振動が電線上側支持リブによっても規制される。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のブラケットであって、前記コネクタハウジングとカバーの両側に、前記ブスバー回路体の上方位置でほぼ平行に配置するよう前記電線を支持する電線端部支持手段をそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0019】
このブラケットでは、請求項1乃至請求項4の発明の作用に加え、ブスバー回路体の上方を通る電線の両方の端部も電線端部支持手段で支持されることから各電線が各ブスバー回路体に直接接触することを確実に阻止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1乃至図9は本発明の一実施形態を示し、図1は車体取付用ブラケット1の分解斜視図、図2はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2の斜視図、図3はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2の正面図、図4はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2で、且つ、上下逆転させた側面図、図5はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2の平面図、図6はパネル側ブラケット2をトリム4に取り付ける過程を示す平面図、図7はバイザ側ブラケット3を取り付けた状態を示す断面図、図8はパネル側ブラケット2の縦断面図、図9はパネル側ブラケット2の電線配索面16の平面図である。尚、図5では、刃部支持突起19及び電線下側支持リブ31等は省略してある。
【0022】
この実施形態は、例えば自動車の運転席や助手席のフロントウインド上端に設けられるサンバイザ(補器)をパネルに対して固定する車体取付用ブラケット1に本発明を適用したものである。
【0023】
図1に示すように、車体取付用ブラケット1は、パネルの内装材であるトリム4に固定されるパネル側ブラケット(ブラケット)2と、このパネル側ブラケット2に合体し、且つ、サンバイザ(図示せず)を支持するバイザ側ブラケット3とを備えている。
【0024】
図2乃至図9に詳しく示すように、パネル側ブラケット2は、薄い平板状の基板5と、この基板5の上面に突設されたパネル側コネクタ部6と、基板5の中央を貫通するように形成された位置決め嵌合部7と、基板5の底面側の180度対向位置で、且つ、組み付け回転中心Oの中心に対してそれぞれ外向きに断面L字形のフック部8とを備えている。
【0025】
パネル側コネクタ部6は、基板5と一体成形され、上面及び両側面にフラットケーブル10の電線収容溝11aを有する雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)11と、雌コネクタハウジング11にヒンジ12を介して連結され、雌コネクタハウジング11の電線収容溝11aを覆うことによってフラットケーブル10を保持するカバー13と、雌コネクタハウジング11の電線配索面16に配索される2つのブスバー回路体17,18とから構成されている。
【0026】
雌コネクタハウジング11は、その下面側に相手コネクタ挿入口14(図8に示す)を有し、この相手コネクタ挿入口14より下記するバイザ側コネクタ部21が挿入される。雌コネクタハウジング11の上面であって、且つ、電線収容溝11aの底面は電線配索面16として形成されており、この電線配索面16に2つのブスバー回路体17,18が露出状態で配置されている。各ブスバー回路体17,18には、電線配索面16の上面に突出し、フラットケーブル10の各電線10a,10bに圧接接続する圧接刃部17a,18aと、雌コネクタハウジング11内に配置され、下記するバイザ側コネクタ部21の雌端子(図示せず)に接続される雄端子17b、18b(図8に示す)とが形成されている。各圧接刃部17a,18aに圧接接続されたフラットケーブル10の各電線10a,10bは、ブスバー回路体17,18の圧接刃部17a,18a以外の部位の上をそれぞれ通って配索されている。
【0027】
又、電線配索面16には圧接刃部17a,18aを支持する刃部支持突起19が適所に立設されていると共に、電線下側支持リブ31が2箇所に突設されている。各刃部支持突起19は、圧接刃部17a,18aをほぼ垂直状態に立設するためのものである。各電線下側支持リブ31は、各電線10a,10bが配索される下方位置で、且つ、各ブスバー回路体17,18の近傍にそれぞれ配置されている。又、各電線下側支持リブ31は、ブスバー回路体17,18の上面より高く、且つ、各圧接刃部17a,18aに圧接されたフラットケーブル10の下面より低い高さに設定されている。
【0028】
カバー13の内面には刃部規制突起32が2箇所に設けられていると共に、2箇所の刃部規制突起32の中間位置に電線上側支持リブ33が設けられている。各刃部規制突起32は、カバー13の装着状態において、各圧接刃部17a,18aの間に入り込んで各電線10a,10bが圧接刃部17a,18aより脱落しないように保持する。各電線上側支持リブ33は、各電線10a,10bが配索される上方位置に位置され、カバー13の装着状態においてフラットケーブル10の上面に略当接する高さに設定されている。
【0029】
又、雌コネクタハウジング11の電線配索面16とこれに対応するカバー13の両端側には、ブスバー回路体17,18の上方位置でほぼ平行にフラットケーブル10を配置するべく支持する電線端部支持手段34がそれぞれ設けられている。各電線端部支持手段34は、雌コネクタハウジング11の電線配索面16の端部に形成された窪み部34aと、カバー13の内面より突設され、フラットケーブル10を窪み部34a内に押圧することによってその部分のフラットケーブル10を垂直方向に規制する押圧突起部34bとから構成されている。電線配索面16に配索されたフラットケーブル10は、図8に示すように、その左右端側が電線端部支持手段34で垂直方向に規制されることによってカバー13の内面に沿って、つまり、電線配索面16の上方位置でほぼ平行に配置される。
【0030】
一対のフック部8は、基板5の底面との幅寸法D1(図4に示す)が通常のトリム4の厚み程度の寸法に設定されている。各フック部8の組み付け回転方向Mの先端には、三角形状の弾性ひろい羽根部15が一体的にそれぞれ設けられており、この一対の弾性ひろい羽根部15は、組み付け回転方向Mの上流に向かうに従って基板5から離れる方向にそれぞれ傾斜している。
【0031】
図1に戻り、バイザ側ブラケット3は、略楕円形状を有し、薄い平板状の取付基板20と、この取付基板20の上面に突設された一対のバイザ側コネクタ部21と、取付基板20の上面に突設され、コ字形状を有する案内バー部22と、取付基板20の上面で、且つ、各バイザ側コネクタ部21の更に外側位置に形成された一対のフック収容凹部23と、取付基板20の2箇所に設けられたネジ固定部24とを備えている。
【0032】
バイザ側コネクタ部21は、取付基板20に固定された雄コネクタハウジング25と、この雄コネクタハウジング25内に収容された雌端子(図示せず)とから構成されている。雄コネクタハウジング25は、その上面に相手端子挿入口25aを有し、この相手端子挿入口25aより雄端子17b、18b(図8に示す)が挿入される。雌端子(図示せず)にはサンバイザ側からの電線(図示せず)の端部が接続されている。各フック収容凹部23は、フック部8及び弾性ひろい羽根部15を収容できる広さを有するが、その深さはフック部8を収容できる程度の深さに設定されている。各ネジ固定部24は、内部にネジ挿通孔24aが形成され、このネジ挿通孔24aに挿入されたネジ(図示せず)がトリム4の取付開口30を通ってパネル(図示せず)のネジ孔(図示せず)に螺入される。
【0033】
トリム4は、車体であるパネル(図示せず)の内面側に固定される内装材であり、厚み方向に弾性変形可能な材質で形成されている。そして、トリム4には取付開口30が形成されており、この取付開口30は長方形状のブラケット取付用開口部30aと、このブラケット取付用開口部30aの対向する両側の端面より連通し、略円弧形状の一対のネジ用開口部30bとから略十字形状を有している。又、トリム4のブラケット取付用開口部30aに対向するパネル(図示せず)の位置には、パネル側コネクタ部6が挿入される開口(図示せず)が形成され、トリム4の一対のネジ用開口部30bに対向するパネル(図示せず)の位置には、一対のネジ孔(図示せず)が形成されている。そして、パネル(図示せず)の上面側のスペースには、上記したフラットケーブル10が配索されている。フラットケーブル10は、2本の電線10a,10bがフラット形状に連接されたものであり、電線配索面16を通る箇所では切り込み10c(図9に示す)によって2本の電線10a,10bが分離されている。
【0034】
次に、車体取付用ブラケット1の取付手順を説明する。先ず、パネル側ブラケット2をトリム4の上面(車外側)に配置し、パネル側ブラケット2の一対のフック部8をトリム4の取付開口30のブラケット取付用開口部30aに挿入する。パネル側ブラケット2は、図6に示すように、ブラケット取付用開口部30aの長方形状の対角線位置、つまり、中心からの距離が最も大きく取れる方向に挿入される。
【0035】
次に、図6に示すように、トリム4の取付開口30に挿入したパネル側ブラケット2を組み付け回転方向(図6では時計方向)Mに回転する。すると、一対のフック部8は、ブラケット取付用開口部30aの中心からの距離が徐々に小さくなる位置に回転変移するため、一対のフック部8がトリム4の取付開口30の周縁に徐々に入り込む。一対のフック部8が取付開口30の周縁に入り込むと、フック部8がトリム4の下面を摺動しながら回転し、一対のフック部8を結ぶ線がブラケット取付用開口部30aの端面に直交する位置まで回転した時点で回転を完了する。回転完了位置では、パネル側ブラケット2の基板5と一対のフック部8とがトリム4の取付開口30の周縁部を挟持する状態となって、パネル側ブラケット2がトリム4に固定される。
【0036】
パネル側ブラケット2をトリム4の上面側に取り付けた後、パネル(図示せず)の開口(図示せず)よりフラットケーブル10を引き出し、引き出したフラットケーブル10の一部被覆部に切り込み10cを入れ、一部分だけ2本の電線10a,10bに分離する。次に、この引き出したフラットケーブル10の各電線10a,10bをパネル側コネクタ部6の圧接刃部17a,18aに圧接接続し、雌コネクタハウジング11にカバー13を被せてパネル側コネクタ部6を完成させる。尚、この作業は、パネル側ブラケット2のトリム4への取り付け前に行っても良い。
【0037】
次に、パネル側ブラケット2を取り付けたトリム4をパネル(図示せず)に組み付ける。この組み付けの際に、パネル側ブラケット2のパネル側コネクタ部6は、パネル(図示せず)の開口内に配置する。
【0038】
次に、パネル側ブラケット2の下面よりバイザ側ブラケット3を近接させる。すると、バイザ側ブラケット3の案内バー部22がパネル側ブラケット2の位置決め嵌合部7に挿入され、案内バー部22が位置決め嵌合部7に導かれつつバイザ側ブラケット3がパネル側ブラケット2に徐々に合体される。案内バー部22のガイド機能により、バイザ側ブラケット3はパネル側ブラケット2に対して適正な結合位置に案内され、バイザ側ブラケット3のバイザ側コネクタ部21がパネル側ブラケット2のパネル側コネクタ部6に適正な状態で嵌合される。
【0039】
パネル側コネクタ部6とバイザ側コネクタ部21とが完全に嵌合されると、パネル側ブラケット2とバイザ側ブラケット3とが図示しない仮ロック手段により仮ロックされる。又、パネル側コネクタ部6とバイザ側コネクタ部21とが完全に嵌合されると、内部の雌端子(図示せず)と雄端子17b,18bとが電気的に接続され、フラットケーブル10とサンバイザ側の電線(図示せず)とが導通される。更に、パネル側ブラケット2にバイザ側ブラケット3が完全に取り付けされると、図7に示すように、パネル側ブラケット2の一対のフック部8及び弾性ひろい羽根部15はバイザ側ブラケット3の一対のフック収容凹部23に収容される。ここで、フック収容凹部23の深さ寸法がフック部8を収容できる程度しかないため、一対の弾性ひろい羽根部15はトリム4側に押圧され、この押圧力により弾性変形された状態でバイザ側ブラケット3の一対のフック収容凹部23に収容される。
【0040】
次に、バイザ側ブラケット3の一対のネジ固定部24に下方よりネジ(図示せず)を挿入し、この各ネジをパネル(図示せず)のネジ孔(図示せず)に螺入し、これでサンバイザ(図示せず)の組み付けが完了する。
【0041】
尚、車体取付用ブラケット1を何らかの理由により取り外す場合には、ネジ(図示せず)を外してバイザ側ブラケット3をパネル側ブラケット2より引き抜く。次に、パネル側ブラケット2をトリム4に対して取り外し回転方向(図6では反時計方向)Nに回転してトリム4の取付開口30より取り外す等を行うことによって取り外すことができる。
【0042】
以上、このパネル側ブラケット2においては、フラットケーブル10の各電線10a,10bが圧接接続されない方のブスバー回路体17,18の上をそれぞれ通って配索し、電線配索面16の各電線10a,10bが配索された下方位置には電線下側支持リブ31をそれぞれ設けたので、フラットケーブル10の下方側への変移が各電線下側支持リブ31によって阻止される。このため、フラットケーブル10の被覆部が下方のブスバー回路体17,18に接触して損傷されることによるフラットケーブル10の電線10a,10bとブスバー回路体17,18とのショート事故を極力防止できる。又、外部振動などによってフラットケーブル10が共に振動するのを電線下側支持リブ31によって規制されるため、フラットケーブル10と圧接刃部17a,18aとの間の圧接部分における抵抗増大を防止できる。更に、電線下側支持リブ31によって雌コネクタハウジング11の強度がアップされる。
【0043】
以上示したように、上記実施形態では、各電線下側支持リブ31は、ブスバー回路体17,18の近傍に設けられているので、各ブスバー回路体17,18の上方位置における各フラットケーブル10の下方への変移を有効に阻止できる。このため、フラットケーブル10の被覆部が、下方のブスバー回路体17,18に接触して損傷される可能性を有効に低減できる。
【0044】
また、上記実施形態では、各電線下側支持リブ31は、ブスバー回路体17,18の上面より高く、且つ、圧接刃部17a,18aに圧接されたフラットケーブル10の下面より低い高さであるので、フラットケーブル10を圧接刃部17a,18aに圧接接続する際に、電線下側支持リブ31が支障になることなくフラットケーブル10の上方側への変移を阻止できる。
【0045】
更に、上記実施形態では、雌コネクタハウジング11が電線配索面16を覆うカバー13を有し、このカバー13の内面で、且つ、各電線10a,10bが配索される上方位置には電線上側支持リブ33をそれぞれ設けたので、外部振動などによってフラットケーブル10が共に振動するのを電線上側支持リブ33によっても規制できるため、フラットケーブル10と圧接刃部17a,18aとの間の圧接部分における抵抗増大を確実に防止できる。
【0046】
また、上記実施形態では、雌コネクタハウジング11とカバー13の両側に、ブスバー回路体17,18の上方位置でほぼ平行に配置するべくフラットケーブル10を支持する電線端部支持手段34をそれぞれ設けたので、ブスバー回路体17,18の上方を通る電線10a,10bの両方の端部も電線端部支持手段34で支持されることから、各電線10a,10bが各ブスバー回路体17,18に直接接触することをより確実に阻止できる。このため、各電線10a,10bの被覆部が下方のブスバー回路体17,18に接触して損傷されることによる電線10a,10bとブスバー回路体17,18とのショート事故を確実に防止できる。
【0047】
尚、上記実施形態では、電線は、2本の電線10a,10bがフラット形状に連接されたフラットケーブル10であるが、これに限定されないことはもちろんである。
【0048】
また、上記実施形態では、フック部8及び弾性ひろい羽根部15は、回転方向の180度対向位置の2箇所に設けられたが、等間隔に3箇所以上に設けても良いことはもちろんである。
【0049】
更に、上記実施形態によれば、本発明のブラケットを、車体取付用ブラケット1のパネル側ブラケット2であって、且つ、サンバイザを取り付けする場合に適用したが、サンバイザ以外の補器の取り付けに適用できると共に、車体取付用ブラケット1以外に適用できることももちろんである。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、各電線の下方への変移が各電線下側支持リブによって阻止されるため、電線の被覆部が下方のブスバー回路体に接触して損傷されることによる電線の導体とブスバー回路体とのショート事故を極力防止できる。又、外部振動などによる電線の振動が電線下側支持リブによって規制されるため、導体と圧接刃部との間の圧接部分における抵抗増大を防止できる。
【0051】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、各ブスバー回路体の上方位置における各電線の下方への変移を有効に阻止できるため、各電線の被覆部が下方のブスバー回路体に接触して損傷される可能性を有効に低減できる。
【0052】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、各電線を圧接刃部に圧接接続する際に電線下側支持リブが支障になることなく各電線の各ブスバー回路体側への変移を阻止できる。
【0053】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の発明の効果に加え、外部振動などによる電線の振動が電線上側支持リブによっても規制されるため、導体と圧接刃部との間の圧接部分における抵抗増大を確実に防止できる。
【0054】
請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4の発明の効果に加え、ブスバー回路体の上方を通る電線の両方の端部も電線端部支持手段で支持されることから各電線が各ブスバー回路体に直接接触することを確実に阻止できるため、各電線の被覆部が下方のブスバー回路体に接触して損傷されることによる導体とブスバー回路体とのショート事故を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、車体取付用ブラケットの分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの正面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットで、且つ、上下逆転した側面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの平面図(刃部支持突起及び電線下側支持リブ等は省略)である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットをトリムに取り付ける過程を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、バイザ側ブラケットを取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットの縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットの電線配索面の平面図である。
【図10】従来例を示し、コネクタの組み立て前の斜視図である。
【図11】従来例を示し、コネクタの縦断面図である。
【符号の説明】
2 パネル側ブラケット(ブラケット)
10 フラットケーブル(電線)
10a 電線
11 雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)
13 カバー
16 電線配索面
17,18 ブスバー回路体
17a,18a 圧接刃部
31 電線下側支持リブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車内に装備するサンバイザ等の補器をパネルに固定する際に使用されるブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
車内に装備するサンバイザ等の補器をパネルに固定する際には、ブラケットが使用される。このブラケットにはサンバイザの夜間用ランプに電流を供給するためのコネクタが付設されたものがあり、このコネクタを車両側に配索されたフラットケーブルと電気的に接続する必要がある。
【0003】
このような電気的接続に適用される従来例としては、図10及び図11に示す特開2002−124340号公報に開示されたものがある。図10及び図11に示すように、コネクタ100は上面に電線配索面101aを有するコネクタハウジング101と、このコネクタハウジング101の電線配索面101aを覆うように装着されるカバー102とを備えている。コネクタハウジング101の電線配索面101aには多数の圧接刃部103が間隔を置いて立設され、この各圧接刃部103に電気的に接続された雄端子(図示せず)がコネクタハウジング101の端子収容室(図示せず)に配置されている。
【0004】
次に、このコネクタ100へのフラットケーブル105の電気的圧接作業を説明する。先ず、フラットケーブル105の途中部分を圧接刃部103の上方に配置し、このフラットケーブル105の更に上方にカバー102を載置する。次に、カバー102をコネクタハウジング101側に押圧する。すると、カバー102に押圧されたフラットケーブル105が圧接刃部103に食い込み、フラットケーブル105の各導体105aが圧接刃部103に圧接接続される。最後に、カバー102をコネクタハウジング101に装着すれば完了する。
【0005】
このコネクタ100によれば、電線配索面101a上にフラットケーブル105及びカバー102を配置し、カバー102を押圧することによってワンタッチでフラットケーブル105を圧接接続できる。
【0006】
ところで、各圧接刃部103は各雄端子(図示せず)に電気的に接続されるため、圧接刃部103と雄端子(図示せず)とをブスバー回路体によって一体形成することが部品点数の削減、コネクタ100の組付け性等のために有効である。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−124340号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、圧接刃部103がブスバー回路体の一部として形成される場合には、ブスバー回路体がコネクタハウジング101の電線配索面101a上に露出状態で配置されるため、各導体105aはブスバー回路体の圧接刃部103以外の部位の上を配索することになる。この場合、各導体105aの被覆部とブスバー回路体とが直接接触するため、導体105aの被覆部がブスバー回路体に摺動する等によって被覆部が損傷すると、導体105aとブスバー回路体とがショートする事故が発生する可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、電線の被覆部がブスバー回路体に接触して損傷されることによる電線とブスバー回路体とのショート事故を極力防止できるブラケットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コネクタハウジングに複数の電線が配索される電線配索面を設け、この電線配索面に複数のブスバー回路体を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体に形成された圧接刃部に前記各電線をそれぞれ圧接接続し、各電線を前記ブスバー回路体の圧接刃部以外の部位の上をそれぞれ通るように配索するブラケットであって、前記電線配索面で、且つ、前記各電線が配索される下方位置には電線下側支持リブをそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0011】
このブラケットでは、各電線の下方への変移が各電線下側支持リブによって規制される。又、外部振動などによる電線の振動が電線下側支持リブによって規制される。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1記載のブラケットであって、前記各電線下側支持リブが、前記ブスバー回路体の近傍に設けられたことを特徴とする。
【0013】
このブラケットでは、請求項1の発明の作用に加え、各ブスバー回路体の上方位置における各電線の下方への変移を有効に阻止できる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のブラケットであって、前記各電線下側支持リブが、前記ブスバー回路体の上面より高く、且つ、各圧接刃部に圧接された前記各電線の下面より低い高さであることを特徴とする。
【0015】
このブラケットでは、請求項1又は請求項2の発明の作用に加え、各電線を圧接刃部に圧接接続する際に電線下側支持リブが支障になることなく各電線の各ブスバー回路体側への変移を阻止できる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のブラケットであって、前記コネクタハウジングが前記電線配索面を覆うカバーを有し、このカバーの内面で、且つ、前記各電線が配索される上方位置に電線上側支持リブを設けたことを特徴とする。
【0017】
このブラケットでは、請求項1乃至請求項3の発明の作用に加え、外部振動などによる電線の振動が電線上側支持リブによっても規制される。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のブラケットであって、前記コネクタハウジングとカバーの両側に、前記ブスバー回路体の上方位置でほぼ平行に配置するよう前記電線を支持する電線端部支持手段をそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0019】
このブラケットでは、請求項1乃至請求項4の発明の作用に加え、ブスバー回路体の上方を通る電線の両方の端部も電線端部支持手段で支持されることから各電線が各ブスバー回路体に直接接触することを確実に阻止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1乃至図9は本発明の一実施形態を示し、図1は車体取付用ブラケット1の分解斜視図、図2はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2の斜視図、図3はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2の正面図、図4はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2で、且つ、上下逆転させた側面図、図5はカバー13が組み付け前の状態であるパネル側ブラケット2の平面図、図6はパネル側ブラケット2をトリム4に取り付ける過程を示す平面図、図7はバイザ側ブラケット3を取り付けた状態を示す断面図、図8はパネル側ブラケット2の縦断面図、図9はパネル側ブラケット2の電線配索面16の平面図である。尚、図5では、刃部支持突起19及び電線下側支持リブ31等は省略してある。
【0022】
この実施形態は、例えば自動車の運転席や助手席のフロントウインド上端に設けられるサンバイザ(補器)をパネルに対して固定する車体取付用ブラケット1に本発明を適用したものである。
【0023】
図1に示すように、車体取付用ブラケット1は、パネルの内装材であるトリム4に固定されるパネル側ブラケット(ブラケット)2と、このパネル側ブラケット2に合体し、且つ、サンバイザ(図示せず)を支持するバイザ側ブラケット3とを備えている。
【0024】
図2乃至図9に詳しく示すように、パネル側ブラケット2は、薄い平板状の基板5と、この基板5の上面に突設されたパネル側コネクタ部6と、基板5の中央を貫通するように形成された位置決め嵌合部7と、基板5の底面側の180度対向位置で、且つ、組み付け回転中心Oの中心に対してそれぞれ外向きに断面L字形のフック部8とを備えている。
【0025】
パネル側コネクタ部6は、基板5と一体成形され、上面及び両側面にフラットケーブル10の電線収容溝11aを有する雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)11と、雌コネクタハウジング11にヒンジ12を介して連結され、雌コネクタハウジング11の電線収容溝11aを覆うことによってフラットケーブル10を保持するカバー13と、雌コネクタハウジング11の電線配索面16に配索される2つのブスバー回路体17,18とから構成されている。
【0026】
雌コネクタハウジング11は、その下面側に相手コネクタ挿入口14(図8に示す)を有し、この相手コネクタ挿入口14より下記するバイザ側コネクタ部21が挿入される。雌コネクタハウジング11の上面であって、且つ、電線収容溝11aの底面は電線配索面16として形成されており、この電線配索面16に2つのブスバー回路体17,18が露出状態で配置されている。各ブスバー回路体17,18には、電線配索面16の上面に突出し、フラットケーブル10の各電線10a,10bに圧接接続する圧接刃部17a,18aと、雌コネクタハウジング11内に配置され、下記するバイザ側コネクタ部21の雌端子(図示せず)に接続される雄端子17b、18b(図8に示す)とが形成されている。各圧接刃部17a,18aに圧接接続されたフラットケーブル10の各電線10a,10bは、ブスバー回路体17,18の圧接刃部17a,18a以外の部位の上をそれぞれ通って配索されている。
【0027】
又、電線配索面16には圧接刃部17a,18aを支持する刃部支持突起19が適所に立設されていると共に、電線下側支持リブ31が2箇所に突設されている。各刃部支持突起19は、圧接刃部17a,18aをほぼ垂直状態に立設するためのものである。各電線下側支持リブ31は、各電線10a,10bが配索される下方位置で、且つ、各ブスバー回路体17,18の近傍にそれぞれ配置されている。又、各電線下側支持リブ31は、ブスバー回路体17,18の上面より高く、且つ、各圧接刃部17a,18aに圧接されたフラットケーブル10の下面より低い高さに設定されている。
【0028】
カバー13の内面には刃部規制突起32が2箇所に設けられていると共に、2箇所の刃部規制突起32の中間位置に電線上側支持リブ33が設けられている。各刃部規制突起32は、カバー13の装着状態において、各圧接刃部17a,18aの間に入り込んで各電線10a,10bが圧接刃部17a,18aより脱落しないように保持する。各電線上側支持リブ33は、各電線10a,10bが配索される上方位置に位置され、カバー13の装着状態においてフラットケーブル10の上面に略当接する高さに設定されている。
【0029】
又、雌コネクタハウジング11の電線配索面16とこれに対応するカバー13の両端側には、ブスバー回路体17,18の上方位置でほぼ平行にフラットケーブル10を配置するべく支持する電線端部支持手段34がそれぞれ設けられている。各電線端部支持手段34は、雌コネクタハウジング11の電線配索面16の端部に形成された窪み部34aと、カバー13の内面より突設され、フラットケーブル10を窪み部34a内に押圧することによってその部分のフラットケーブル10を垂直方向に規制する押圧突起部34bとから構成されている。電線配索面16に配索されたフラットケーブル10は、図8に示すように、その左右端側が電線端部支持手段34で垂直方向に規制されることによってカバー13の内面に沿って、つまり、電線配索面16の上方位置でほぼ平行に配置される。
【0030】
一対のフック部8は、基板5の底面との幅寸法D1(図4に示す)が通常のトリム4の厚み程度の寸法に設定されている。各フック部8の組み付け回転方向Mの先端には、三角形状の弾性ひろい羽根部15が一体的にそれぞれ設けられており、この一対の弾性ひろい羽根部15は、組み付け回転方向Mの上流に向かうに従って基板5から離れる方向にそれぞれ傾斜している。
【0031】
図1に戻り、バイザ側ブラケット3は、略楕円形状を有し、薄い平板状の取付基板20と、この取付基板20の上面に突設された一対のバイザ側コネクタ部21と、取付基板20の上面に突設され、コ字形状を有する案内バー部22と、取付基板20の上面で、且つ、各バイザ側コネクタ部21の更に外側位置に形成された一対のフック収容凹部23と、取付基板20の2箇所に設けられたネジ固定部24とを備えている。
【0032】
バイザ側コネクタ部21は、取付基板20に固定された雄コネクタハウジング25と、この雄コネクタハウジング25内に収容された雌端子(図示せず)とから構成されている。雄コネクタハウジング25は、その上面に相手端子挿入口25aを有し、この相手端子挿入口25aより雄端子17b、18b(図8に示す)が挿入される。雌端子(図示せず)にはサンバイザ側からの電線(図示せず)の端部が接続されている。各フック収容凹部23は、フック部8及び弾性ひろい羽根部15を収容できる広さを有するが、その深さはフック部8を収容できる程度の深さに設定されている。各ネジ固定部24は、内部にネジ挿通孔24aが形成され、このネジ挿通孔24aに挿入されたネジ(図示せず)がトリム4の取付開口30を通ってパネル(図示せず)のネジ孔(図示せず)に螺入される。
【0033】
トリム4は、車体であるパネル(図示せず)の内面側に固定される内装材であり、厚み方向に弾性変形可能な材質で形成されている。そして、トリム4には取付開口30が形成されており、この取付開口30は長方形状のブラケット取付用開口部30aと、このブラケット取付用開口部30aの対向する両側の端面より連通し、略円弧形状の一対のネジ用開口部30bとから略十字形状を有している。又、トリム4のブラケット取付用開口部30aに対向するパネル(図示せず)の位置には、パネル側コネクタ部6が挿入される開口(図示せず)が形成され、トリム4の一対のネジ用開口部30bに対向するパネル(図示せず)の位置には、一対のネジ孔(図示せず)が形成されている。そして、パネル(図示せず)の上面側のスペースには、上記したフラットケーブル10が配索されている。フラットケーブル10は、2本の電線10a,10bがフラット形状に連接されたものであり、電線配索面16を通る箇所では切り込み10c(図9に示す)によって2本の電線10a,10bが分離されている。
【0034】
次に、車体取付用ブラケット1の取付手順を説明する。先ず、パネル側ブラケット2をトリム4の上面(車外側)に配置し、パネル側ブラケット2の一対のフック部8をトリム4の取付開口30のブラケット取付用開口部30aに挿入する。パネル側ブラケット2は、図6に示すように、ブラケット取付用開口部30aの長方形状の対角線位置、つまり、中心からの距離が最も大きく取れる方向に挿入される。
【0035】
次に、図6に示すように、トリム4の取付開口30に挿入したパネル側ブラケット2を組み付け回転方向(図6では時計方向)Mに回転する。すると、一対のフック部8は、ブラケット取付用開口部30aの中心からの距離が徐々に小さくなる位置に回転変移するため、一対のフック部8がトリム4の取付開口30の周縁に徐々に入り込む。一対のフック部8が取付開口30の周縁に入り込むと、フック部8がトリム4の下面を摺動しながら回転し、一対のフック部8を結ぶ線がブラケット取付用開口部30aの端面に直交する位置まで回転した時点で回転を完了する。回転完了位置では、パネル側ブラケット2の基板5と一対のフック部8とがトリム4の取付開口30の周縁部を挟持する状態となって、パネル側ブラケット2がトリム4に固定される。
【0036】
パネル側ブラケット2をトリム4の上面側に取り付けた後、パネル(図示せず)の開口(図示せず)よりフラットケーブル10を引き出し、引き出したフラットケーブル10の一部被覆部に切り込み10cを入れ、一部分だけ2本の電線10a,10bに分離する。次に、この引き出したフラットケーブル10の各電線10a,10bをパネル側コネクタ部6の圧接刃部17a,18aに圧接接続し、雌コネクタハウジング11にカバー13を被せてパネル側コネクタ部6を完成させる。尚、この作業は、パネル側ブラケット2のトリム4への取り付け前に行っても良い。
【0037】
次に、パネル側ブラケット2を取り付けたトリム4をパネル(図示せず)に組み付ける。この組み付けの際に、パネル側ブラケット2のパネル側コネクタ部6は、パネル(図示せず)の開口内に配置する。
【0038】
次に、パネル側ブラケット2の下面よりバイザ側ブラケット3を近接させる。すると、バイザ側ブラケット3の案内バー部22がパネル側ブラケット2の位置決め嵌合部7に挿入され、案内バー部22が位置決め嵌合部7に導かれつつバイザ側ブラケット3がパネル側ブラケット2に徐々に合体される。案内バー部22のガイド機能により、バイザ側ブラケット3はパネル側ブラケット2に対して適正な結合位置に案内され、バイザ側ブラケット3のバイザ側コネクタ部21がパネル側ブラケット2のパネル側コネクタ部6に適正な状態で嵌合される。
【0039】
パネル側コネクタ部6とバイザ側コネクタ部21とが完全に嵌合されると、パネル側ブラケット2とバイザ側ブラケット3とが図示しない仮ロック手段により仮ロックされる。又、パネル側コネクタ部6とバイザ側コネクタ部21とが完全に嵌合されると、内部の雌端子(図示せず)と雄端子17b,18bとが電気的に接続され、フラットケーブル10とサンバイザ側の電線(図示せず)とが導通される。更に、パネル側ブラケット2にバイザ側ブラケット3が完全に取り付けされると、図7に示すように、パネル側ブラケット2の一対のフック部8及び弾性ひろい羽根部15はバイザ側ブラケット3の一対のフック収容凹部23に収容される。ここで、フック収容凹部23の深さ寸法がフック部8を収容できる程度しかないため、一対の弾性ひろい羽根部15はトリム4側に押圧され、この押圧力により弾性変形された状態でバイザ側ブラケット3の一対のフック収容凹部23に収容される。
【0040】
次に、バイザ側ブラケット3の一対のネジ固定部24に下方よりネジ(図示せず)を挿入し、この各ネジをパネル(図示せず)のネジ孔(図示せず)に螺入し、これでサンバイザ(図示せず)の組み付けが完了する。
【0041】
尚、車体取付用ブラケット1を何らかの理由により取り外す場合には、ネジ(図示せず)を外してバイザ側ブラケット3をパネル側ブラケット2より引き抜く。次に、パネル側ブラケット2をトリム4に対して取り外し回転方向(図6では反時計方向)Nに回転してトリム4の取付開口30より取り外す等を行うことによって取り外すことができる。
【0042】
以上、このパネル側ブラケット2においては、フラットケーブル10の各電線10a,10bが圧接接続されない方のブスバー回路体17,18の上をそれぞれ通って配索し、電線配索面16の各電線10a,10bが配索された下方位置には電線下側支持リブ31をそれぞれ設けたので、フラットケーブル10の下方側への変移が各電線下側支持リブ31によって阻止される。このため、フラットケーブル10の被覆部が下方のブスバー回路体17,18に接触して損傷されることによるフラットケーブル10の電線10a,10bとブスバー回路体17,18とのショート事故を極力防止できる。又、外部振動などによってフラットケーブル10が共に振動するのを電線下側支持リブ31によって規制されるため、フラットケーブル10と圧接刃部17a,18aとの間の圧接部分における抵抗増大を防止できる。更に、電線下側支持リブ31によって雌コネクタハウジング11の強度がアップされる。
【0043】
以上示したように、上記実施形態では、各電線下側支持リブ31は、ブスバー回路体17,18の近傍に設けられているので、各ブスバー回路体17,18の上方位置における各フラットケーブル10の下方への変移を有効に阻止できる。このため、フラットケーブル10の被覆部が、下方のブスバー回路体17,18に接触して損傷される可能性を有効に低減できる。
【0044】
また、上記実施形態では、各電線下側支持リブ31は、ブスバー回路体17,18の上面より高く、且つ、圧接刃部17a,18aに圧接されたフラットケーブル10の下面より低い高さであるので、フラットケーブル10を圧接刃部17a,18aに圧接接続する際に、電線下側支持リブ31が支障になることなくフラットケーブル10の上方側への変移を阻止できる。
【0045】
更に、上記実施形態では、雌コネクタハウジング11が電線配索面16を覆うカバー13を有し、このカバー13の内面で、且つ、各電線10a,10bが配索される上方位置には電線上側支持リブ33をそれぞれ設けたので、外部振動などによってフラットケーブル10が共に振動するのを電線上側支持リブ33によっても規制できるため、フラットケーブル10と圧接刃部17a,18aとの間の圧接部分における抵抗増大を確実に防止できる。
【0046】
また、上記実施形態では、雌コネクタハウジング11とカバー13の両側に、ブスバー回路体17,18の上方位置でほぼ平行に配置するべくフラットケーブル10を支持する電線端部支持手段34をそれぞれ設けたので、ブスバー回路体17,18の上方を通る電線10a,10bの両方の端部も電線端部支持手段34で支持されることから、各電線10a,10bが各ブスバー回路体17,18に直接接触することをより確実に阻止できる。このため、各電線10a,10bの被覆部が下方のブスバー回路体17,18に接触して損傷されることによる電線10a,10bとブスバー回路体17,18とのショート事故を確実に防止できる。
【0047】
尚、上記実施形態では、電線は、2本の電線10a,10bがフラット形状に連接されたフラットケーブル10であるが、これに限定されないことはもちろんである。
【0048】
また、上記実施形態では、フック部8及び弾性ひろい羽根部15は、回転方向の180度対向位置の2箇所に設けられたが、等間隔に3箇所以上に設けても良いことはもちろんである。
【0049】
更に、上記実施形態によれば、本発明のブラケットを、車体取付用ブラケット1のパネル側ブラケット2であって、且つ、サンバイザを取り付けする場合に適用したが、サンバイザ以外の補器の取り付けに適用できると共に、車体取付用ブラケット1以外に適用できることももちろんである。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、各電線の下方への変移が各電線下側支持リブによって阻止されるため、電線の被覆部が下方のブスバー回路体に接触して損傷されることによる電線の導体とブスバー回路体とのショート事故を極力防止できる。又、外部振動などによる電線の振動が電線下側支持リブによって規制されるため、導体と圧接刃部との間の圧接部分における抵抗増大を防止できる。
【0051】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、各ブスバー回路体の上方位置における各電線の下方への変移を有効に阻止できるため、各電線の被覆部が下方のブスバー回路体に接触して損傷される可能性を有効に低減できる。
【0052】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、各電線を圧接刃部に圧接接続する際に電線下側支持リブが支障になることなく各電線の各ブスバー回路体側への変移を阻止できる。
【0053】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の発明の効果に加え、外部振動などによる電線の振動が電線上側支持リブによっても規制されるため、導体と圧接刃部との間の圧接部分における抵抗増大を確実に防止できる。
【0054】
請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4の発明の効果に加え、ブスバー回路体の上方を通る電線の両方の端部も電線端部支持手段で支持されることから各電線が各ブスバー回路体に直接接触することを確実に阻止できるため、各電線の被覆部が下方のブスバー回路体に接触して損傷されることによる導体とブスバー回路体とのショート事故を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、車体取付用ブラケットの分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの正面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットで、且つ、上下逆転した側面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの平面図(刃部支持突起及び電線下側支持リブ等は省略)である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットをトリムに取り付ける過程を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、バイザ側ブラケットを取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットの縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットの電線配索面の平面図である。
【図10】従来例を示し、コネクタの組み立て前の斜視図である。
【図11】従来例を示し、コネクタの縦断面図である。
【符号の説明】
2 パネル側ブラケット(ブラケット)
10 フラットケーブル(電線)
10a 電線
11 雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)
13 カバー
16 電線配索面
17,18 ブスバー回路体
17a,18a 圧接刃部
31 電線下側支持リブ
Claims (5)
- コネクタハウジングに複数の電線が配索される電線配索面を設け、この電線配索面に複数のブスバー回路体を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体に形成された圧接刃部に前記各電線をそれぞれ圧接接続し、各電線を前記ブスバー回路体の圧接刃部以外の部位の上をそれぞれ通るように配索するブラケットであって、
前記電線配索面で、且つ、前記各電線が配索される下方位置に電線下側支持リブをそれぞれ設けたことを特徴とするブラケット。 - 請求項1記載のブラケットであって、
前記各電線下側支持リブが、前記各ブスバー回路体の近傍に設けられたことを特徴とするブラケット。 - 請求項1又は請求項2記載のブラケットであって、
前記各電線下側支持リブが、前記ブスバー回路体の上面より高く、且つ、各圧接刃部に圧接された前記各電線の下面より低い高さであることを特徴とするブラケット。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のブラケットであって、
前記コネクタハウジングが前記電線配索面を覆うカバーを有し、このカバーの内面で、且つ、前記各電線が配索される上方位置に電線上側支持リブを設けたことを特徴とするブラケット。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のブラケットであって、
前記コネクタハウジングと前記カバーの両側に、前記電線をブスバー回路体の上方位置でほぼ平行に配置するように支持する電線端部支持手段をそれぞれ設けたことを特徴とするブラケット。
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