JP2001169447A - 電装品の組付けモジュール - Google Patents

電装品の組付けモジュール

Info

Publication number
JP2001169447A
JP2001169447A JP34946399A JP34946399A JP2001169447A JP 2001169447 A JP2001169447 A JP 2001169447A JP 34946399 A JP34946399 A JP 34946399A JP 34946399 A JP34946399 A JP 34946399A JP 2001169447 A JP2001169447 A JP 2001169447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
electric wire
light
wires
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34946399A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichi Sakurai
利一 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP34946399A priority Critical patent/JP2001169447A/ja
Publication of JP2001169447A publication Critical patent/JP2001169447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の敷線作業性の向上を図る。 【解決手段】 コネクタCに近いマップライト10(第
2の電装品)には接続されるがインテリアライト40
(第1の電装品)とは非接続の電線W(ILL)も、インテ
リアライト40に接続される電線W(+B),W(INTR),W
(GND)と同じ長さに切断されている。インテリアライト
40に非接続の電線W(ILL)は、本来は、コネクタCか
らマップライト10までの長さがあれば済むのである
が、そうすると、敷線の際に、切断済みの電線Wの中か
ら長さの異なる電線Wを選別する煩わしさが伴う。そこ
で、全ての電線Wを同じ長さとした。これより、選別の
煩わしさがなくなり、敷線の作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のボディル
ーフ等に取り付けられる電装品の組付けモジュールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディルーフに取り付けられる
マップライトやインテリアライト等の電装品の組付けモ
ジュールとして、特開平5−207628号等に開示さ
れているものがあり、その一例を図10に示す。これ
は、ルーフRのインナパネルPに複数本の電線Wを所定
経路に沿わせて配索し、各電線Wの端部に、フロントウ
インドウWfと前席サイドウィンドウWsとの間のAピ
ラーAp内に収容されるコネクタC、ルーフR前端部に
設けられるマップライト101(電装品)、ルーフR中
央部に設けられるインテリアライト102(電装品)の
いずれかを接続したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、バ
ッテリーのプラス端子に接続される回路やボディにアー
スされる回路等のように複数の電装品で共通の回路で
は、途中までは1本の電線を敷線し、その電線を途中で
枝分かれさせる分岐形態の配線がなされることが多い
が、上記公報のものも例外ではなく、AピラーAp内で
は1本の電線束WであったのがルーフR面ではマップラ
イト101とインテリアライト02へと枝分かれする形
態とされていた。
【0004】このような分岐形態では、コネクタCとマ
ップライト101との間、コネクタCとインテリアライ
ト102との間、マップライト101とインテリアライ
ト102との間に配索される電線Wの長さが夫々異な
る。そのため、予め所定の長さに切断しておいた電線W
をコネクタC、マップライト101、インテリアライト
102間に敷線する場合には、配索経路に合わせて所定
長さの電線Wを選び出すという煩わしさを伴うことにな
る。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、電
線の敷線作業性の向上を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、予め
所定長さに切断されている電線からなる電線束と、この
電線束の一方の端部に接続されるコネクタと、前記電線
束の他方の端部に接続される第1の電装品と、前記電線
束の配索経路の途中に接続される第2の電装品とを備
え、この第2の電装品には、前記第1の電装品とは非接
続の電線を接続させるための接続部が設けられているも
のにおいて、前記第2の電装品には接続されるが前記第
1の電装品とは非接続の電線が、前記第1の電装品に接
続される電線と同じ長さに切断されている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]第2の電装
品に接続されて第1の電装品には非接続の電線は、本来
は、コネクタから第2の電装品までの長さがあれば済む
のであるが、そうすると、敷線の際に、切断済みの電線
の中から第2の電装品用の電線を選別する煩わしさが伴
う。そこで、本発明では、第1の電装品に接続される電
線も接続されない電線も同じ長さとしたので、選別の煩
わしさがなく、敷線の作業性に優れる。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。本実施形態の電装品の組付けモジュールMは、コネ
クタC、マップライト10(本発明の構成要件である第
2の電装品)、インテリアライト40(本発明の構成要
件である第1の電装品)、及び複数本(本実施形態では
6本)の電線W(+B),W(INTR),W(GND),W(ILL),
Wa,Wb(以下の説明で、全ての電線を総称する場合
及び特定の電線を指し示さない場合の符号は単にWとす
る)からなる電線束WHを備えて構成され、自動車のル
ーフRに組み付けられる。
【0009】[コネクタC]コネクタCは、フロントウ
インドウWfと前席サイドウィンドウWsとの間のAピ
ラーApの内部に収容され、コネクタC内に収容された
4極の端子金具(図示せず)は、バッテリー(図示せ
ず)のプラス端子、車体のアース部(図示せず)、スモ
ールライト(図示せず)の点灯・消灯に伴ってコネクタ
Cとバッテリーのプラス端子との間を閉成・開成するイ
ルミネーションスイッチ(図示せず)、及びドアの開・
閉に伴ってコネクタCと車体のアース部との間を閉成・
開成するインテリアスイッチ(図示せず)に接続され
る。
【0010】[マップライト10]マップライト10
は、車体のルーフR前端部に取り付けられるものであ
り、全体として略平板状をなす略方形の本体11と、こ
の本体11の上面に組み付けられる電線ホルダ12とを
備えている。本体11の後端側(図2における右側)の
左右両側には一対のバルブ取付部13が上面側へ突出す
る形態で形成され、このバルブ取付部13の下面の凹部
(図示せず)にはバルブ14が取り付けられる。また、
本体11の前端側の左右両側には一対のマップスイッチ
15が取り付けられている。
【0011】本体11の上面には合計5つの導電部材1
6A〜16Eが取り付けられている。第1の導電部材1
6Aは、一対のマップスイッチ15の間に配置され、左
右方向に細長いバスバー17Aと、このバスバー17A
の中央位置に上方への立上り部18を介して後方へ連成
された圧接刃19aとからなる。尚、以下の説明で、全
ての圧接刃を総称する場合及び特定の圧接刃を指し示さ
ない場合の符号は単に19とする)バスバー17Aの左
右両端部には、マップスイッチ15の一方のリード線2
0aが半田付けにより接続されている。圧接刃19a
は、左右一対のブレードの夫々に上方に開放されたスリ
ット状に形成されており(図5を参照)、この圧接刃1
9aには、バッテリーのプラス端子に接続される電線W
(+B)(以下、バッテリー電線という)が軸線を左右方向
に向けて圧接されるようになっている。バッテリー電線
W(+B)は圧接刃19aに上方から押し込まれることによ
り圧接され、圧接によりバッテリー電線W(+B)の樹脂被
覆が切開されて芯線が圧接刃19aと接触するようにな
っている。
【0012】第2の導電部材16Bは、本体11の右端
縁に沿って配置され、前後方向に延びるバスバー17B
と、このバスバー17Bの後端部に上方への立上り部2
1を介して連成された弾性接触片22Bとからなる。バ
スバー17Bの前端部には、右側(運転席側)のマップ
スイッチ15の他方のリード線20bが半田付けにより
接続されている。弾性接触片22Bは、図6に示すよう
に、立上り部21の上端から下方へ湾曲状に折り返され
た形態であり、バルブ取付部13の凹部内に臨んでバル
ブ14のプラス側接点(図示せず)に弾性接触されてい
る。
【0013】第3の導電部材16Cは、第2の導電部材
16Bと左右対称であるため、符号について第2の導電
部材16BにおけるBをCに変えて図示するに留め、説
明は省略する。第4の導電部材16Dは、本体11の後
端側に配置され、T字形をなすバスバー17Dと、この
バスバー17Dの前端部に立上り部18を介して連成し
た2つの圧接刃19b,19cと、バスバー17Dの左
右両端に立上り部21を介して連成した一対の弾性接触
片22Dとからなる。2つの圧接刃19b,19cは前
後に並んで形成され、図5に示すように、ブレードに上
方へ開口するスリット状に形成されたものである。後側
の圧接刃19cには、車体のアース部に接続される電線
W(GND)(以下、アース電線という)が軸線を左右方向
に向けて圧接されるようになっている。前側の圧接刃1
9bには、運転席及び助手席のサンバイザーに取り付け
たバニティーミラーライト23に接続される2本の電線
Wa,Wbのうちのアース側の電線Waが軸線を左右方
向に向けて圧接される。弾性接触片22Dは、バルブ取
付部13の凹部内に臨んでバルブ14のアース側接点
(図示せず)に弾性接触されている。
【0014】第5の導電部材16Eは、左側(助手席
側)のバルブ取付部13の斜め右前方に配置され、前後
2つの圧接刃19d,19eから構成されている。前側
の圧接刃19dには、イルミネーションスイッチ(スモ
ールライトの点灯・消灯に伴ってコネクタCとバッテリ
ーのプラス端子との間を閉成・開成する)に接続される
電線W(ILL)(以下、イルミネーション電線という)が
軸線を左右方向に向けて圧接される。後側の圧接刃19
eには、バニティーミラーライト23に接続される2本
の電線Wa,Wbのうちの給電側の電線Wbが軸線を左
右に向けて圧接される。
【0015】ここで、バニティーミラーライト23の動
作を説明すると、スモールライトが消灯状態のときには
ミラーカバー(図示せず)を開けてもバニティーミラー
ライト23は点灯しないが、スモールライトが点灯され
た状態でミラーカバーを開けると、イルミネーションス
イッチが閉成してバッテリーから給電されることにより
バニティーミラーライト23が点灯する。次に、マップ
ライト10を通る電線Wの配索経路及びマップライト1
0に設けた圧接刃19の配置について説明する。マップ
ライト10には、上記圧接刃19a〜19eに圧接され
る5本の電線W(+B),W(GND),W(ILL),Wa,Wb
の他に、インテリアスイッチ(ドアの開・閉に伴ってコ
ネクタCとバッテリーのプラス端子との間を閉成・開成
する)に接続される電線W(INTR)(以下、インテリア電
線という)が圧接されずに通過する形態で配索される。
これら合計6本の電線Wは軸線を左右方向に向けた状態
で前後に並列配置されている。即ち、前(図2において
左)から順に、バッテリー電線W(+B)、インテリア電線
W(INTR)、バニティーミラーライトのアース側に接続さ
れる電線Wa、アース電線W(GND)、イルミネーション
電線W(ILL)、バニティーミラーライトのプラス側に接
続される電線Wbが一定のピッチで平行に配列されてい
る。そして、各圧接刃19a〜19eは、かかる電線W
の配列を成立させるべく、前後方向において所定のピッ
チで配置されているのである。
【0016】さて、上記各電線Wは、圧接前に電線ホル
ダ12に仮保持される。電線ホルダ12は、下面が開放
された箱状をなすとともに、各圧接刃19と対応する電
線保持部24及び電線押圧部25を有している。図7に
示すように、電線保持部24は、下面側に開口するとと
もに電線Wの嵌合を可能とした溝部24Aを有し、各圧
接刃19に対し電線配索方向においてその圧接刃19を
挟むように左右両側に一対ずつ設けられている。また、
電線押圧部25には、電線保持部24に嵌合された電線
Wが下面側から当接するようになっていて、圧接刃19
のブレードとの干渉を避けるために3片に分離されてい
る。電線Wが電線保持部24に嵌合された状態で電線ホ
ルダ12を本体11に対して上から被せるように組み付
けると、これに伴って、電線押圧部25が電線Wを圧接
刃19へ押し込み、もって各電線Wが圧接刃19に圧接
されるようになっている。また、圧接刃19と対応しな
い適当位置にも、電線保持部24が設けられている。
【0017】本体11と電線ホルダ12には、双方を仮
係止するための手段が設けられている。即ち、図8及び
図9に示すように、本体11の外周縁の複数箇所に上方
へ突出する弾性係止片26が形成されているとともに、
電線ホルダ12の外周面には弾性係止片26の突起26
Aを係止させるための係止凹部27が形成されている。
弾性係止片26の突起26Aが係止凹部27に係止する
と、図8に示すように、電線ホルダ12がその保持した
電線Wを圧接刃19の上方近傍に対応させる状態に仮保
持される。
【0018】尚、この状態から本体11と電線ホルダ1
2を上下に接近させると、双方が正規の組付け状態とな
って電線Wが圧接刃19に圧接される。この際、弾性係
止片26は突起26Aが係止凹部27から外れるのに伴
って外側へ弾性撓みするが、正規組付け状態に至ると、
突起26Aが電線ホルダ12の外周の逃がし凹部28に
嵌入されることによって弾性係止片26は弾性復帰す
る。また、本体11と電線ホルダ12には、双方を正規
の組付け状態に固定するための固定手段が設けられてい
る。即ち、本体11の外周縁における複数位置には上下
方向に貫通するボルト孔29が形成されているととも
に、電線ホルダ12の外周縁にも、本体11のボルト孔
29と対応するボルト孔30が形成されている。これら
のボルト孔29,30には、ボルト31が下から貫通さ
れるようになっており、貫通したボルト31の上端は、
車体のルーフRの下面に固定したブラケットBのナット
32に螺合され、もって本体11と電線ホルダ12が合
体するとともにルーフRに固定される(図9を参照)。
【0019】[インテリアライト40]インテリアライ
ト40は、マップライト10と同様、車体のルーフRの
下面に取り付けられるものであり、本体41とこの本体
41の上面に組み付けられる電線ホルダ42とを備えて
いる。本体41の後端側(図3における右側)の中央位
置にはバルブ取付部43が上面側へ突出する形態で形成
されており、このバルブ取付部43の下面の凹部(図示
せず)にはバルブ14が取り付けられる。本体41の上
面には、第6〜第9の4つの導電部材16F〜16Iが
取り付けられている。
【0020】第6の導電部材16Fは、概ねL字形をな
すバスバー17Fと、バスバー17Fの前端部に立上り
部18を介して連成した圧接刃19fと、バスバー17
Fの後端部に立上り部21を介して連成した弾性接触片
22とからなる。圧接刃19fには、バッテリー電線W
(+B)(マップライト10の第1の導電部材16Aの圧接
刃19aに圧接されるもの)が軸線を前後方向に向けて
圧接される。弾性接触片22は、バルブ取付部13の凹
部内に臨んでバルブ14のプラス側接点(図示せず)に
弾性接触されている。
【0021】第7の導電部材16Gは、前後方向のバス
バー17Gと、このバスバー17Gの後端部に立上り部
18を介して連成した圧接刃19gとからなる。圧接刃
19gには、インテリア電線W(INTR)(マップライト1
0においては単に通過するように配索されるもの)が軸
線を前後方向に向けて圧接される。また、バスバー17
Gの前端部には、切り替えレバー(図示せず)が接触さ
れる接点部33gが形成されている。
【0022】第8の導電部材16Hは、フック状をなす
バスバー17Hと、このバスバー17Hの後端部に立上
り部18を介して連成した圧接刃19hとからなる。圧
接刃19hには、アース電線W(GND)(マップライト1
0の第4の導電部材16Dの後側の圧接刃19cに圧接
されるもの)が軸線を前後方向に向けて圧接される。バ
スバー17Hの前端部には、切り替えレバーとの接点部
33hが形成されている。
【0023】第9の導電部材16Iは、前後方向に長い
G字形をなすバスバー17Iと、バスバー17Iの後端
部に立上り部21を介して連成した弾性接触片22とか
らなる。弾性接触片22は、バルブ取付部13の凹部内
に臨んでバルブ14のアース側接点(図示せず)に弾性
接触されている。バスバー17Iの前端部には、切り替
えレバーとの接点部33iが形成されている。尚、この
第9の導電部材16Iには電線Wは接続されない。
【0024】次に、インテリアライト40を通る電線W
の配索経路及びインテリアライト40に設けた圧接刃1
9の配置について説明する。インテリアライト40に
は、上記圧接刃19f〜19hに圧接される3本の電線
W(+B),W(INTR),W(GND)の他に、イルミネーション
電線W(ILL)が圧接されずにその端部を第8の導電部材
16Hの圧接刃19hの右側に隣接させる形態で配索さ
れる。これら合計4本の電線Wは軸線を前後方向に向け
た状態で左右に並列配置されている。即ち、左(図3に
おいては下)から順に、バッテリー電線W(+B)、インテ
リア電線W(INTR)、アース電線W(GND)、イルミネーシ
ョン電線W(ILL)が互いに平行に配列されている。
【0025】また、並列ピッチについては、バッテリー
電線W(+B)とインテリア電線W(INTR)との間、及びアー
ス電線W(GND)とイルミネーション電線W(ILL)との間
は、マップライト10における各電線Wの並列ピッチと
同じである。一方、インテリア電線W(INTR)とアース電
線W(GND)との間は、マップライト10における電線W
の並列ピッチの2倍のピッチとされているが、これは、
マップライト10において配索されていたバニティーミ
ラーライト23のアース側に接続される電線Waが、イ
ンテリアライト40では配索されないことに起因する。
そして、各圧接刃19f〜19hは、イルミネーション
電線W(ILL)を除いた3本の電線W(+B),W(INTR),W
(GND)の配列を成立させるべく、左右方向において所定
のピッチで配置されているのである。
【0026】ここで、インテリアライト40の動作を説
明すると、切り替えレバーは3ポジションに切り替え可
能であり、通常は、切り替えレバーが第7の導電部材1
6Gの接点部33gと第9の導電部材16Iの接点部3
3iとに接触し、ドアが開かれるとインテリアスイッチ
が閉成して車体のアース部と導通状態となるのでインテ
リアライト40のバルブ14が点灯する。ドアの開閉に
拘わらずインテリアライト40を点灯させたい場合は、
切り替えレバーを第8の導電部材16Hの接点部33h
と第9の導電部材16Iの接点部33iとに接触させれ
ばよい。また、ドアを開けても点灯しないようにする場
合は、切り替えレバーを第7の導電部材16Gの接点部
33gのみに接触させればよい。
【0027】電線ホルダ42は、マップライト10の電
線ホルダ12と同様に、下面が開放された箱状をなすと
ともに、各圧接刃19と対応する電線保持部24及び電
線押圧部25を有している。また、圧接刃19と対応し
ない適当位置にも電線保持部24が設けられている。
尚、電線保持部24と電線押圧部25の形態、及び本体
41と電線ホルダ42の合体に伴う電線Wの圧接動作及
びルーフRへの組付け動作については、マップライト1
0と同様であるので、同じ符号を付すに留め、説明は省
略する。また、本体41と電線ホルダ42とを仮係止す
る手段と正規の組付け状態に保持する手段についても、
マップライト10と同様であるので、同じ符号を付すに
留め、説明は省略する。
【0028】[電線Wの配索形態及び圧接刃19の配置
形態]ここで、電線Wの配索形態を整理すると、マップ
ライト10とインテリアライト40の双方に接続される
バッテリー電線W(+B)とアース電線W(GND)、マップラ
イト10のみに接続されるイルミネーション電線W(IL
L)、及びインテリアライト40のみに接続されるインテ
リア電線W(INTR)の4本は、コネクタCからマップライ
ト10を通ってインテリアライト40に至る経路(電装
品を順次に通る経路)で且つ互いに平行に配索されてい
る。
【0029】また、この4本の電線W(+B),W(INTR),
W(GND),W(ILL)が圧接される圧接刃19の配置につ
いては、マップライト10とインテリアライト40の相
互間で、同じ回路に接続される圧接刃19同士が電線W
(+B),W(INTR),W(GND),W(ILL)の配索方向と直交
する方向において順序及びピッチが同一となるように配
置されている。即ち、圧接刃19aと19fが対応し、
圧接刃19cと19hが対応する。
【0030】さらに、コネクタCから近い側の電装品で
あるマップライト10には接続されるがコネクタCから
遠い側の電装品であるインテリアライト40とは非接続
のイルミネーション電線W(ILL)については、コネクタ
Cからの長さがインテリアライト40に接続される他の
3本の電線W(+B),W(INTR),W(GND)と同じ寸法とさ
れている。 [実施形態の作用及び効果]組付けモジュールMの製造
に際しては、予め各電線Wを所定の寸法に切断してお
く。このとき、バニティーミラーライト23に接続され
る2本の電線Wa,Wbは互いに同じ長さにするととも
に、両端にはバニティーミラーライト23に接続するた
めの端子金具34を固着しておく。また、バニティーミ
ラーライト23に接続されない4本の電線W(+B),W(I
NTR),W(GND),W(ILL)は、全て同じ長さにしてお
く。
【0031】また、マップライト10の電線ホルダ12
とインテリアライト40の電線ホルダ42は、夫々、上
下反転させるとともに、マップライト10の電線ホルダ
12についてはルーフRへの取付時の向きに対して90
°回転させた向きとし、さらに、双方の電線ホルダ1
2,42における電線Wの配索方向が互いに同じ方向
(図4における左右方向)となるように所定の位置にセ
ットする。このとき、マップライト10とインテリアラ
イト40の相互間で電線W(+B),W(GND)を介して直接
接続される圧接刃同士(19aと19f、19cと19
h)を電線の配索方向において互いに対応させる。
【0032】かかる状態で、所定の電線Wを両電線ホル
ダ12,42間に差し渡すように敷線するが、バニティ
ーミラーライト23に接続される2本の電線Wa,Wb
と他の4本の電線W(+B),W(INTR),W(GND),W(IL
L)とは、長さが異なるとともに両端の端子金具34の有
無によって識別することができる。また、バニティーミ
ラーライト23に接続されない4本の電線W(+B),W(I
NTR),W(GND),W(ILL)は全て同じ長さであるから、
特に区別することなく適当に取り出して敷線すればよ
い。
【0033】また、この4本の電線W(+B),W(INTR),
W(GND),W(ILL)は、そのコネクタC側の端部の位置
とインテリアライト40側の端部の位置が互いに揃えら
れ、マップライト10を通過するとともにインテリアラ
イト40内に終端を位置させている。また、各電線W
は、各電線ホルダ12,42の圧接刃19と対応する各
位置においては電線保持部24に嵌合保持されるととも
に電線押圧部25に宛われ、圧接刃19と非対応位置の
電線保持部24にも嵌合保持され、もって両電線ホルダ
12,42に保持される。尚、敷線した状態を図4(電
線ホルダ12,42が反転していない状態)に示す。
【0034】上述のように電線Wを電線ホルダ12,4
2に敷線して保持した後は、図8に示すように、各電線
ホルダ12,42を夫々本体11,41に対して上から
被せるようにして仮保持状態とする。このとき、電線保
持部24に保持されている各電線Wは、夫々、圧接刃1
9の上方近傍に位置している。この状態から、本体1
1,41のボルト孔29と電線ホルダ12,42のボル
ト孔30に下から(即ち、本体11,41と電線ホルダ
12,42との合体方向であり、圧接刃19に対する電
線Wの圧接方向に)ボルト31を貫通させ、その貫通し
た上端をブラケットBのボルト孔Bhに貫通させてその
上面側に固着されているナット32に螺合させる。尚、
図8において、本体11の下面に取り付けられているの
は透光性を有するカバー35である。
【0035】さて、この後は、ボルト31を締め込んで
いく。すると、本体11,41が、ルーフRに接近する
ように上動するとともに、ブラケットBに下面側から当
接されている電線ホルダ12,42に対して接近しつつ
合体を開始する。また、この合体動作に伴い、電線Wが
電線保持部24及び電線押圧部25により圧接刃19に
対して相対的に上から押し込まれるようになり、圧接動
作が行われる。この間、弾性係止片26が外側へ弾性撓
みしつつ係止凹部27から脱外して電線ホルダ12,4
2の外面に摺接する。そして、本体11,41と電線ホ
ルダ12,42が正規の合体状態に至ると、図9に示す
ように、圧接が完了すると同時に、電装品(マップライ
ト10及びインテリアライト40)のルーフRに対する
組付けが完了する。尚、このときに弾性係止片26は内
側へ弾性復帰して逃がし凹部28に嵌合する。以上によ
り組付けモジュールMの組付けが完了し、この後は、電
線W等を隠すようにインナパネルPが取り付けられる。
【0036】バニティーミラーライト23に接続される
電線Wa,Wbを除いた4本の電線W(+B),W(INTR),
W(GND),W(ILL)のうち、コネクタCに近いマップラ
イト10には接続されるがコネクタCから遠いインテリ
アライト40には非接続のイルミネーション電線W(IL
L)は、本来は、コネクタCからマップライト10までの
長さがあれば済むのであるが、長さの異なる2種類の電
線Wを用意すると、敷線の際に、切断済みの電線Wの中
からマップライト10用の短い電線Wとインテリアライ
ト40用の長い電線Wを選別する煩わしさが伴う。そこ
で、本実施形態では、インテリアライト40に接続され
る電線W(+B),W(INTR),W(GND)と接続されない電線
W(ILL)とを全て同じ長さとしたので、選別の煩わしさ
がなく、敷線の作業性に優れる。
【0037】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では電装品が自動車のルーフに取り
付けられるマップライトとインテリアライトである場合
について説明したが、本発明は、他の電装品にも適用す
ることができる。
【0038】(2)上記実施形態では電線との接続部を
圧接刃としたが、本発明によれば、圧接刃以外の手段に
よる接続手段を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の電装品の配置と電線の配索経路を
示す平面図
【図2】マップライトにおける圧接刃の配置と電線の配
索経路を示す平面図
【図3】インテリアライトにおける圧接刃の配置と電線
の配索経路を示す平面図
【図4】電線敷線時のマップライトとインテリアライト
の配置を示す概略平面図
【図5】圧接刃の形態を示す斜視図
【図6】弾性接触片の形態を示す斜視図
【図7】電線ホルダにおける電線保持部の形態を示す斜
視図
【図8】ボディルーフに組み付ける前において電線ホル
ダと本体を仮係止した状態を示す断面図
【図9】電線ホルダと本体をボディルーフに組み付ける
とともに電線が圧接された状態を示す断面図
【図10】従来例の電装品の配置と電線の敷線形態を示
す平面図
【符号の説明】
10…マップライト(第2の電装品) 40…インテリアライト(第1の電装品) M…組付けモジュール C…コネクタ W…電線束 W(ILL)…イルミネーション電線(インテリアライトと
は非接続の電線) W(+B)…バッテリー電線(インテリアライトに接続され
る電線) W(INTR)…インテリア電線(インテリアライトに接続さ
れる電線) W(GND)…アース電線(インテリアライトに接続される
電線)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定長さに切断されている電線から
    なる電線束と、この電線束の一方の端部に接続されるコ
    ネクタと、前記電線束の他方の端部に接続される第1の
    電装品と、前記電線束の配索経路の途中に接続される第
    2の電装品とを備え、この第2の電装品には、前記第1
    の電装品とは非接続の電線を接続させるための接続部が
    設けられているものにおいて、 前記第2の電装品には接続されるが前記第1の電装品と
    は非接続の電線が、前記第1の電装品に接続される電線
    と同じ長さに切断されていることを特徴とする電装品の
    組付けモジュール。
JP34946399A 1999-12-08 1999-12-08 電装品の組付けモジュール Pending JP2001169447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34946399A JP2001169447A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 電装品の組付けモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34946399A JP2001169447A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 電装品の組付けモジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001169447A true JP2001169447A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18403926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34946399A Pending JP2001169447A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 電装品の組付けモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001169447A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6899449B2 (en) Lamp unit assembling method and lamp unit mounting structure
US6702607B2 (en) Wiring harness and manufacturing method of the same
JPH11263173A (ja) 自動車インストルメントパネル用電気的相互接続モジュ―ル
JP2002249002A (ja) ドアヒンジハーネス
JPH10129370A (ja) 天井用電装組立体
JP3770463B2 (ja) ランプユニットの電線接続構造
WO2010061897A1 (ja) 車載用室内照明機器
US5396106A (en) Service panel associated with the fascia of a vehicle
JPH10217876A (ja) ルーフワイヤハーネスの接続構造
JP4368878B2 (ja) ランプユニットの取付構造
JP3904381B2 (ja) ランプユニットの取付構造
EP1256471B1 (en) Bracket connecting structure for sun visors
JP2001169447A (ja) 電装品の組付けモジュール
JP3890389B2 (ja) シート状配線部材
JP2001130257A (ja) 補器の車体取付用ブラケット
JP2001169446A (ja) 電装品の組付けモジュール
JP2001169439A (ja) 電装品の組付けモジュール
JPH1016536A (ja) ルーフエアコン組立体
JP2001334888A (ja) ルーフ用ワイヤーハーネス、車両ルーフ部の配線構造および同配線方法
JP3693231B2 (ja) 車両用ワイヤハーネスの配索構造
JP3662452B2 (ja) 自動車天井の組付構造、同組付構造に用いるユニット部材、同組付構造に用いるフレーム部材および同組付方法
JP2004127597A (ja) ブラケット
JP2009067089A (ja) 室内照明用機器
JPH10275639A (ja) 自動車用ワイヤーハーネスの接続構造
JPH1016675A (ja) 車両の配線構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210