JP2002075946A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002075946A
JP2002075946A JP2000260601A JP2000260601A JP2002075946A JP 2002075946 A JP2002075946 A JP 2002075946A JP 2000260601 A JP2000260601 A JP 2000260601A JP 2000260601 A JP2000260601 A JP 2000260601A JP 2002075946 A JP2002075946 A JP 2002075946A
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JP
Japan
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processing liquid
processing
circulation path
substrate
supply
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Abandoned
Application number
JP2000260601A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Araki
浩之 荒木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板が処理槽などの基板処理部へ搬入された際
に、処理液の温度低下を抑制させて、基板に対する洗浄
効果やエッチングレート等の処理効果を向上させる。 【解決手段】処理液によりウエハWに対して所定の処理
を行う処理槽1aと、処理槽1aから排出された処理液
を再び処理槽1aへ供給する第1循環路2と、処理槽1
aから排出された処理液を再び処理槽1aへ供給する第
2循環路3と、第1循環路2内の処理液を循環させる第
1処理液循環ポンプ22と、第2循環路3内の処理液を
循環させる第2処理液循環ポンプ32と、第1循環路2
から処理槽1aへの処理液の供給と第2循環路3から処
理槽1aへの処理液の供給とを切り換える第1供給調整
弁25及び第2供給調整弁35と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、
光ディスク用の基板等の基板に対して、処理液により洗
浄処理、エッチング処理等の所定の処理を行う基板処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板の一種であるウエハを処
理槽内の処理液に浸漬させて、ウエハの表面処理(洗浄
処理)を行う基板処理装置がある。この従来の基板処理
装置では、処理液を貯溜する処理槽の外側に、処理槽か
ら溢れ出た処理液を受け止める外槽を備えている。そし
て、外槽にある処理液が、外槽から排出されると循環路
を介して再度処理槽へ供給される。
【0003】この循環路には、処理液を循環させるため
の循環ポンプと、循環路を流れる処理液の温度を調整す
るための熱交換器(ヒータ)と、循環路を流れる処理液
のパーティクルを除去するためのフィルタとが、それぞ
れ設けられている。そして、処理液の貯溜された処理槽
に、ウエハ搬送機構によりウエハを浸漬させて、ウエハ
に対する洗浄処理、エッチング処理等の基板の処理を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板処理装置では、ウエハWが処理槽内の処理液に浸漬
されると、ウエハの影響で処理槽内の処理液の温度が一
般的には低下する。循環路に設けられた熱交換器で処理
液の温度を調整することは可能であるが、処理液が設定
された温度(例えば、リン酸なら160℃)になるまで
には、所定の時間を要してしまう。このため、処理液の
温度低下による洗浄効果やエッチングレートが低下して
しまうという問題がある。
【0005】本発明は、かかる課題を鑑みてなされたも
のであって、基板が処理槽などの基板処理部へ搬入され
た際に、処理液の温度低下を抑制させて、基板に対する
洗浄効果やエッチングレート等の処理効果を向上させる
基板処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の基板処理装置は、処理液によ
り基板に対して所定の処理を行う基板処理部と、前記基
板処理部から排出された処理液を再び前記基板処理部へ
供給する第1循環路と、前記基板処理部から排出された
処理液を再び前記基板処理部へ供給する第2循環路と、
前記第1循環路内の処理液を循環させる第1処理液循環
手段と、前記第2循環路内の処理液を循環させる第2処
理液循環手段と、前記第1循環路から前記基板処理部へ
の処理液の供給と前記第2循環路から前記基板処理部へ
の処理液の供給とを切り換える切換手段と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2に記載の基板処理装置は、
請求項1に記載の基板処理装置において、前記第1循環
路内の処理液の温度を調整する第1温度調整手段と、前
記第2循環路内の処理液の温度を調整する第2温度調整
手段と、をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に記載の基板処理装置は、
請求項2に記載の基板処理装置において、前記基板処理
部が、処理液を貯溜するとともに、基板を処理液に浸漬
するための処理槽を備え、前記切換手段により前記第1
循環路から前記基板処理部へ処理液が供給される状態に
して、前記第1処理液循環手段により前記第1循環路内
に処理液を循環させて、前記第1温度調整手段で温調さ
れた処理液を前記第1循環路から前記処理槽へ供給さ
せ、さらに前記切換手段により前記第2循環路から前記
基板処理部へ処理液が供給される状態にして、前記第2
処理液循環手段により前記第2循環路内に処理液を循環
させて、前記第2温度調整手段で温調された処理液を前
記第2循環路から前記処理槽へ供給させることを特徴と
するものである。
【0009】また、請求項4に記載の基板処理装置は、
請求項1乃至請求項3に記載の基板処理装置において、
前記第1循環路に連通接続され、前記第1循環路に流れ
ている処理液を回収し、回収した処理液に新たな処理液
を補充するための第1処理液補充系と、前記第2循環路
に連通接続され、前記第2循環路に流れている処理液を
回収し、回収した処理液に新たな処理液を補充するため
の第2処理液補充系と、を備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】さらに、請求項5に記載の基板処理装置
は、請求項1乃至請求項4に記載の基板処理装置におい
て、前記切換手段が、前記第1循環路に設けられ、前記
第1循環路から前記基板処理部への処理液の供給・停止
を制御する第1供給調整弁と、前記第2循環路に設けら
れ、前記第2循環路から前記基板処理部への処理液の供
給・停止を制御する第2供給調整弁とを備えたことを特
徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る基板処理装置の実施
の形態について図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、基板処理装置の概略構成を示す図である。
【0012】この基板処理装置は、純水と薬液とを混合
して得られた処理液で基板の一種であるウエハWに対し
て、エッチング処理等の基板処理を行うものである。こ
の基板処理装置は、大きく分けて処理液を貯溜してウエ
ハWに対して基板処理を行うための基板処理部1と、こ
の基板処理部1から一旦処理液を排出し、排出された処
理液を再び基板処理部1へ供給する循環系と、循環系内
における処理液の循環等を制御する制御系とを備えてい
る。
【0013】基板処理部1は、処理槽1aと外槽1bと
処理液供給部1cとをそれぞれ備えており、処理槽1a
は、槽の底部から処理液の供給をうけ、外槽1bは、処
理槽1aから溢れ出た余剰の処理液を貯溜して排出する
ようになっている。処理液供給部1cは、処理槽1aの
内側底部に2本設けられており、処理液を処理槽1a内
へ供給するためのものである。この処理液供給部1c
は、長手方向に相互に平行に設けられており、処理槽1
aの中心部へ処理液を供給するための複数の供給孔(図
示省略)が形成されている。
【0014】なお、一般的には、この種の基板処理装置
は、複数個の基板処理部1を備え、各基板処理部1には
個別の循環系によって、基板処理部1から一旦処理液を
排出し、排出された処理液を再び基板処理部1へ供給す
るように構成されている。但し、本明細書では説明を簡
単にするために単一の基板処理部1を備えた基板処理装
置を例にとって説明するが、本発明は複数個の基板処理
部1を備えた基板処理装置にも適用することが可能であ
る。また、本発明は、複数枚のウエハWを処理槽1aに
浸漬させて処理を行う処理槽1aを用いるものではな
く、ウエハWを1枚ずつ処理する処理部を備えた基板処
理装置であっても適用可能である。
【0015】循環系は、第1循環系と第2循環系とを有
しており、第1循環系は、処理槽1aの外槽1bと、処
理液供給部1cとにそれぞれ連通接続された第1循環路
2を備えており、第2循環系は、処理槽1aの外槽1b
と、処理液供給部1cとにそれぞれに連通接続された第
2循環路3を備えている。
【0016】この第1循環路2には、上流側から下流側
へわたって、外槽1bから第1循環路2への処理液の供
給・停止を調整する第1循環調整弁21と、外槽1bか
ら溢れ出た処理液を第1循環路2へ送り込んで再び処理
槽1aへ供給するように循環させるための第1処理液循
環ポンプ22と、第1循環路22を流れる処理液を温度
を調整する第1温調機構(第1ヒータ)23と、第1循
環路22を流れる処理液のパーティクルを除去するため
の第1フィルタ24と、第1循環路2から処理液供給部
1cへの処理液の供給・停止を調整する第1供給調整弁
25とが設けれている。
【0017】なお、第1処理液循環ポンプ22は、本発
明の第1処理液循環手段に相当し、第1温調機構23
は、本発明の第1温度調整手段に相当し、第1供給調整
弁25は、本発明の切換手段に相当する。
【0018】また、この第2循環路3には、上流側から
下流側へわたって、外槽1bから第2循環路3への処理
液の供給・停止を調整する第2循環調整弁31と、外槽
1bから溢れ出た処理液を第2循環路3へ送り込んで再
び処理槽1aへ供給するように循環させるための第2処
理液循環ポンプ32と、第2循環路3を流れる処理液を
温度を調整する第2温調機構(第2ヒータ)33と、第
2循環路22を流れる処理液のパーティクルを除去する
ための第2フィルタ34と、第2循環路3から処理液供
給部1cへの処理液の供給・停止を調整する第2供給調
整弁35とが設けれている。
【0019】なお、第2処理液循環ポンプ32は、本発
明の第2処理液循環手段に相当し、第2温調機構33
は、本発明の第2温度調整手段に相当し、第2供給調整
弁35は、本発明の切換手段に相当する。
【0020】なお、図1に示すように、外槽1b近傍、
及び処理液供給部1cの近傍の第1循環路2と第2循環
路3とについては、一部重複している。
【0021】循環路2の途中には、第1処理液補充系4
0が設けられている。この第1処理液補充系40には、
一旦処理液を貯溜するための第1予備槽41が設けられ
ており、この第1予備槽41は、第1循環調整弁21と
第1循環ポンプ22との間の第1循環路2に、第1配管
42を介して連通接続されているとともに、第1フィル
タ24と第1供給調整弁25との間の第1循環路2に、
第2配管43を介して連通接続されている。
【0022】第1配管42は、第1予備槽41に貯溜さ
れている処理液を第1予備槽41から第1循環路2へ供
給するためのものであり、この第1配管42の途中に
は、第1予備槽41から第1循環路2へ流れる処理液を
制御するための第1開閉弁44が設けれている。また、
第2配管43は、第1循環路2を流れている処理液を第
1循環路2から第1予備槽41へ供給するためのもので
あり、この第2配管43の途中には、第2循環路2から
第1予備槽41へ流れる処理液を制御するための第2開
閉弁45が設けれている。
【0023】また、第1予備槽41へ処理液を補充する
ための第1処理液補充管46が、第1予備槽41の上方
に設けられている。この第1処理液補充管46には、第
3開閉弁47が設けられており、この第3開閉弁47の
開閉制御により第1予備槽41へ補充される処理液の供
給・停止の制御が行われる。
【0024】循環路3の途中には、第2処理液補充系5
0が設けられている。この第2処理液補充系50には、
一旦処理液を貯溜するための第2予備槽51が設けられ
ており、この第2予備槽51は、第2循環調整弁31と
第2循環ポンプ32との間の第2循環路3に、第3配管
52を介して連通接続されているとともに、第2フィル
タ34と第2供給調整弁35との間の第2循環路3に、
第4配管53を介して連通接続されている。
【0025】第3配管52は、第2予備槽51に貯溜さ
れている処理液を第2予備槽51から第2循環路3へ供
給するためのものであり、この第3配管52の途中に
は、第2予備槽51から第2循環路3へ流れる処理液を
制御するための第4開閉弁54が設けれている。また、
第4配管53は、第2循環路3を流れている処理液を第
3循環路3から第2予備槽51へ供給するためのもので
あり、この第4配管53の途中には、第2循環路3から
第2予備槽51へ流れる処理液を制御するための第5開
閉弁55が設けれている。
【0026】また、第2予備槽51へ処理液を補充する
ための第2処理液補充管56が、第2予備槽51の上方
に設けられている。この第2処理液補充管56には、第
6開閉弁57が設けられており、この第6開閉弁57の
開閉制御により第2予備槽51へ補充される処理液の供
給・停止の制御が行われる。
【0027】次に、図2に基づいて、本発明に係る基板
処理装置の電気的制御系について説明する。図2は、本
発明に係る基板処理装置の電気的制御系のブロック図で
ある。
【0028】制御部60は、大きく分けて第1循環系と
第2循環系とに接続されている。第1循環系には、第1
循環調整弁21、第1処理液循環ポンプ22、第1温調
機構23、第1供給調整弁25、及び第1処理液補充系
40が含まれている。さらに、第1処理液補充系40に
は、第1開閉弁44、第2開閉弁45、及び第3開閉弁
47が含まれている。
【0029】また、第2循環系には、第2循環調整弁3
1、第2処理液循環ポンプ32、第2温調機構33、第
2供給調整弁35、及び第2処理液補充系50が含まれ
ている。さらに、第2処理液補充系50には、第4開閉
弁54、第5開閉弁55、及び第6開閉弁57が含まれ
ている。
【0030】制御部60は、第1循環系の第1循環調整
弁21、第1供給調整弁25、第1開閉弁44、第2開
閉弁45、及び第3開閉弁47というそれぞれの弁の
「開」「閉」の制御を行う。また、制御部60は、第1
温調機構23を温度を制御するとともに、第1処理液循
環ポンプ22の「ON」「OFF」動作の制御を行う。
【0031】また、制御部60は、第2循環系の第2循
環調整弁31、第2供給調整弁35、第4開閉弁54、
第5開閉弁55、及び第6開閉弁57というそれぞれの
弁の「開」「閉」の制御を行う。また、制御部60は、
第2温調機構33を温度を制御するとともに、第2処理
液循環ポンプ32の「ON」「OFF」動作の制御を行
う。
【0032】次に、図3及び図4に基づいて、本発明に
係る基板処理装置の処理動作について説明する。図3
は、本発明に係る基板処理装置の処理動作を示すフロー
チャートであり、図4は、本発明に係る基板処理装置の
処理動作における各弁の開閉状態を示す図である。
【0033】まず、初期段階として、制御部60からの
指令に基づき、第1循環調整弁21を「開」、第2循環
調整弁31を「閉」、第1開閉弁44を「閉」、第4開
閉弁54を「開」、第2開閉弁45を「閉」、第5開閉
弁55を「開」、第1供給調整弁25を「開」、第2供
給調整弁35を「閉」にする(ステップS1)。これに
より、処理槽1aと第1循環路2との間で処理液が循環
される。また、第2循環調整弁31が「閉」の状態、第
2供給調整弁35が「閉」の状態なので、処理液は、配
管53、予備槽51、配管52及び第2循環路3との間
で循環する。
【0034】次に、ウエハ搬送機構(図示省略)によ
り、ウエハWを処理槽1aへ搬入し、ウエハWを処理液
に浸漬させる(ステップS2)。これにより、ウエハW
のエッチング処理が開始される。
【0035】ステップS2において、ウエハWが処理液
に浸漬されることにより、第1循環路2から処理槽1a
へ供給されていた処理槽1a内の処理液の温度が下がろ
うとしてくる。そこで、第1段階として、第1循環調整
弁21を「開」の状態、第2循環調整弁31を「閉」の
状態、第1開閉弁44を「閉」の状態、第4開閉弁54
を「開」の状態にしたまま、制御部60からの指令に基
づき、第2開閉弁45を「開」、第5開閉弁55を
「閉」、第1供給調整弁25を「閉」、第2供給調整弁
35を「開」に切り換える(ステップS3)。
【0036】これにより、配管53、予備槽51、配管
52及び第2循環路3との間で循環して、第2温調機構
(第2ヒータ)33により温調されていた処理液が、処
理液供給部1cを介して、第2循環路3から処理槽1a
へ供給される。したがって、処理槽1a内の処理液は、
第1循環路2から供給された処理液から、第2循環路3
から供給される処理液に置換される。
【0037】また、処理槽1aから溢れた処理液は、外
槽1bから第1循環路2、配管43を介して第1予備槽
41へ回収される。この第1予備槽41に対しては、制
御部60からの指令により第3開閉弁47を「開」にし
て、新しい処理液が第1処理液補充管46を介して第1
予備槽41へ補充される。
【0038】第1段階を所定の時間行うと、ウエハWの
温度が処理槽1aの処理液に影響を及ぼすようなことが
なくなってくる。
【0039】次に、第2段階として、第2開閉弁45を
「開」の状態、第5開閉弁55を「閉」の状態、第1供
給調整弁25を「閉」の状態、第2供給調整弁35を
「開」の状態にしたまま、制御部60からの指令に基づ
き、第1循環調整弁21を「閉」、第2循環調整弁31
を「開」、第1開閉弁44を「開」、第4開閉弁54を
「閉」に切り換える(ステップS4)。
【0040】これにより、処理槽1aから溢れた処理液
は、外槽1bから第2循環路3を循環し、処理液供給部
1cから処理槽1a内へ再度供給される。また、第1循
環調整弁21が「閉」の状態、第1供給調整弁25が
「閉」の状態なので、処理液は、配管43、予備槽4
1、配管42及び第1循環路2との間で循環する。
【0041】第2段階を所定の時間行うと、ウエハ搬送
機構(図示省略)により、ウエハWを処理槽1aから搬
出し、ウエハWを処理液から引き上げる(ステップS
5)。これにより、ウエハWのエッチング処理が終了す
る。
【0042】次に、最終段階として、制御部60からの
指令に基づき、第1循環調整弁21を「開」、第2循環
調整弁31を「閉」、第1開閉弁44を「閉」、第4開
閉弁54を「開」、第2開閉弁45を「閉」、第5開閉
弁55を「開」、第1供給調整弁25を「開」、第2供
給調整弁35を「閉」にする(ステップS6)。これに
より、処理槽1aと第1循環路2との間で処理液が循環
される。また、第2循環調整弁31が「閉」の状態、第
2供給調整弁35が「閉」の状態なので、処理液は、第
4配管53、予備槽51、第3配管52及び第2循環路
3との間で循環する。このステップS6の最終段階は、
ステップS1の初期段階と略同じ状態となる。
【0043】最後に、次のウエハWの処理を行うか否か
を判断する(ステップS7)。さらにウエハWの処理を
行う場合、上述したステップS1からステップS6の工
程を再度行う。一方、ウエハWの処理を行わない場合、
本発明に係る基板処理装置の一連の処理動作が終了す
る。
【0044】なお、本実施の形態では、ステップS2に
おいてウエハWを処理層1aへ搬入してウエハWを処理
液に浸漬させた後、ステップS3において、第2開閉弁
45を「開」、第5開閉弁55を「閉」、第1供給調整
弁25を「閉」、第2供給調整弁35を「開」に切り換
えているのて、第4配管53、予備槽51、第3配管5
2及び第2循環路3との間で循環して、第2温調機構
(第2ヒータ)33により温調されていた処理液が、処
理液供給部1cを介して、第2循環路3から処理槽1a
へ供給される。その結果、第1循環路2から供給された
処理液から、第2循環路3から供給された処理液に容易
に置換することができるので、処理層1a内の処理液の
温度が下らず、ウエハWに対する洗浄効果やエッチング
レート等の処理効果を向上させることができる。
【0045】また、本実施の形態では、第1処理補充系
40が設けられいるので、第1循環路2を流れている処
理液に新たな処理液を補充することができ、第2処理補
充系50が設けられているので、第2循環路3を流れて
いる処理液に新たな処理液を補充することができる。
【0046】さらに、本実施の形態では、切換手段とし
て、第1循環路2の途中に第1供給調整弁25を設けて
いるとともに、第2循環路3の途中に第2供給調整弁3
5を設けているので、簡単な機構により、第1循環路2
から処理層1aへの処理液の供給、及び第2循環路3か
ら処理層1aへの処理液の供給に切り換えることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る基板処理装置によれば、第1循環路から基板処理部
への処理液の供給と第2循環路から基板処理部への処理
液の供給とを切換手段により切り換えることが可能であ
るので、処理液の温度低下を抑制させて、基板に対する
洗浄効果やエッチングレート等の処理効果を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板処理装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係る基板処理装置の電気的制御系のブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る基板処理装置の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明に係る基板処理装置の処理動作における
各弁の開閉状態を示す図である。
【符号の説明】
1 基板処理部 1a 処理槽 1b 外槽 1c 処理液供給部 2 第1循環路 3 第2循環路 22 第1処理液循環ポンプ 23 第1温調機構(第2ヒータ) 25 第1供給調整弁 32 第2処理液循環ポンプ 33 第2温調機構(第2ヒータ) 35 第2供給調整弁 40 第1処理液補充系 41 第1予備槽 42 第1配管 43 第2配管 50 第2処理液補充系 51 第2予備槽 52 第3配管 53 第4配管 60 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23F 1/08 101 C23F 1/08 101 5F043 G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 1/1333 500 1/1333 500 G11B 7/26 G11B 7/26 H01L 21/306 H01L 21/306 J Fターム(参考) 2H088 EA68 FA18 FA21 FA30 HA01 MA20 2H090 HC18 JB02 JB04 JC19 3B201 AA03 AB53 BB04 BB82 BB92 BC01 CB01 CD22 4K057 WA10 WG02 WM03 WM17 WM20 WN01 5D121 AA02 GG11 GG18 GG28 5F043 EE21 EE22 EE24 EE25 EE28 EE30 EE33 GG10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理液により基板に対して所定の処理を行
    う基板処理部と、 前記基板処理部から排出された処理液を再び前記基板処
    理部へ供給する第1循環路と、 前記基板処理部から排出された処理液を再び前記基板処
    理部へ供給する第2循環路と、 前記第1循環路内の処理液を循環させる第1処理液循環
    手段と、 前記第2循環路内の処理液を循環させる第2処理液循環
    手段と、 前記第1循環路から前記基板処理部への処理液の供給と
    前記第2循環路から前記基板処理部への処理液の供給と
    を切り換える切換手段と、を備えたことを特徴とする基
    板処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の基板処理装置において、 前記第1循環路内の処理液の温度を調整する第1温度調
    整手段と、 前記第2循環路内の処理液の温度を調整する第2温度調
    整手段と、をさらに備えたことを特徴とする基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の基板処理装置において、 前記基板処理部は、処理液を貯溜するとともに、基板を
    処理液に浸漬するための処理槽を備え、 前記切換手段により前記第1循環路から前記基板処理部
    へ処理液が供給される状態にして、前記第1処理液循環
    手段により前記第1循環路内に処理液を循環させて、前
    記第1温度調整手段で温調された処理液を前記第1循環
    路から前記処理槽へ供給させ、さらに前記切換手段によ
    り前記第2循環路から前記基板処理部へ処理液が供給さ
    れる状態にして、前記第2処理液循環手段により前記第
    2循環路内に処理液を循環させて、前記第2温度調整手
    段で温調された処理液を前記第2循環路から前記処理槽
    へ供給させることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3に記載の基板処理装
    置において、 前記第1循環路に連通接続され、前記第1循環路に流れ
    ている処理液を回収し、回収した処理液に新たな処理液
    を補充するための第1処理液補充系と、 前記第2循環路に連通接続され、前記第2循環路に流れ
    ている処理液を回収し、回収した処理液に新たな処理液
    を補充するための第2処理液補充系と、を備えたことを
    特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4に記載の基板処理装
    置において、 前記切換手段は、前記第1循環路に設けられ、前記第1
    循環路から前記基板処理部への処理液の供給・停止を制
    御する第1供給調整弁と、前記第2循環路に設けられ、
    前記第2循環路から前記基板処理部への処理液の供給・
    停止を制御する第2供給調整弁とを備えたことを特徴と
    する基板処理装置。
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