JP2003077878A - 液処理方法及び液処理装置 - Google Patents

液処理方法及び液処理装置

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JP2003077878A
JP2003077878A JP2001266216A JP2001266216A JP2003077878A JP 2003077878 A JP2003077878 A JP 2003077878A JP 2001266216 A JP2001266216 A JP 2001266216A JP 2001266216 A JP2001266216 A JP 2001266216A JP 2003077878 A JP2003077878 A JP 2003077878A
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liquid
processing
tank
circulation system
treatment
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JP2001266216A
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Shigenori Kitahara
重徳 北原
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備タンクに付設するヒータや温度センサ及
び温度コントローラ等の温度制御機器類を不要にし、消
費エネルギーの省力化を図れるようにすることにある。 【解決手段】 処理槽35内に貯留される処理設定温度
に設定された処理液によってウエハWに処理を施す液処
理において、処理槽35内に処理液を循環供給する循環
系40と、処理槽35内に供給される新規の処理液を貯
留する予備タンク50とを具備し、循環系40に、この
循環系40を流れる処理液を処理設定温度に設定するヒ
ータ43を設け、予備タンク50内に、循環系40から
分岐された分岐路70と接続する液溜り室80を設け
て、分岐路70内を流れる処理設定温度に設定された処
理液と予備タンク50内の新規処理液とを熱交換させて
予備タンク50内の新規処理液を保温する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCDガラス基板等の被処理体を所定温度に設定
された処理液を用いて処理する液処置方法及び液処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の液処理装置としては、図
8に示すような液処理装置が知られている。この液処理
装置は、被処理体例えば半導体ウエハW(以下にウエハ
Wという)を洗浄するための処理槽35と、この処理槽
35内に処理液を循環供給する循環系40と、処理槽3
5内に供給される新規の処理液(具体的には、薬液の稀
釈液である純水)を貯留する予備タンク50Aと、処理
槽35内に供給され、予備タンク50A内の純水と混合
されて処理液を生成する薬液を貯留する薬液タンク60
とを備えたものが知られている。この場合、処理槽35
内に循環供給される処理液は、その洗浄効果を上げるた
めに、例えば80℃等の比較的高い温度に保持されてい
る。
【0003】そのため、循環系40を構成する循環路4
1にはポンプ42とフィルタ44Aの他に、処理液を所
定温度例えば80度に設定するヒータ43が介設されて
いる。
【0004】また、処理液は、洗浄効果が低下するのを
防止するため、所定の時間、あるいは所定の洗浄回数ご
とに新しい処理液と交換するようになっている。交換を
行う場合には、各処理槽35に接続された予備タンク5
0Aと薬液タンク60内から各処理槽35内に、全処理
液(純水と薬液の混合液)を供給するため、予備タンク
50Aは処理槽35内に処理液を十分蓄えるだけの容量
を有するものとなっている。また、供給される処理液は
なるべく処理温度に近い温度に設定される方が好まし
い。その理由は、処理液の交換後から次の処理開始時間
をなるべく少なくして処理の効率を図れるようにするた
めである。
【0005】そこで、従来では、予備タンク50Aの底
部にヒータ100を配設して予備タンク50A内に貯留
される純水の温度を所定温度に維持している。この場
合、予備タンク50A内の純水の温度を温度センサ20
0にて検出し、その検出信号を温度コントローラ300
に伝達し、検出信号に基づいてコントローラ300によ
りヒータ100を制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液処理装置においては、予備タンク50Aに、ヒータ1
00、温度センサ200及び温度コントローラ300を
取り付けるために、装置が複雑になると共に、大型化す
るばかりか、エネルギーの消費量が嵩むという問題があ
った。
【0007】また、処理効率を向上させるために、処理
液を常温より低い温度で処理する場合には、上記循環系
40のヒータ43と、予備タンク50Aのヒータ100
に代えて冷却手段を用いることができるが、この場合に
おいても、同様に装置の複雑化、大型化及びエネルギー
の消費量が嵩むという問題がある。
【0008】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、予備タンクに付設するヒータや温度センサ及び
温度コントローラ等の温度制御機器類を不要にし、消費
エネルギーの省力化を図れるようにした液処理方法及び
液処理装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の液処理方法は、処理槽内に貯留される所
定温度に設定された処理液によって被処理体に処理を施
す液処理方法であって、 上記処理槽内に上記処理液を
循環供給する循環系を流れる処理液を所定温度に設定す
ると共に、循環系から分岐された分岐路を流れる所定温
度に設定された処理液を、上記処理槽内に供給される新
規処理液と熱交換させて、新規処理液を保温することを
特徴とする(請求項1)。
【0010】請求項1記載の液処理方法において、上記
新規処理液と熱交換が行われた後の処理液を再度循環系
に戻すようにする方が好ましい(請求項2)。
【0011】この発明の液処理装置は、処理槽内に貯留
される所定温度に設定された処理液によって被処理体に
処理を施す液処理装置であって、 上記処理槽内に上記
処理液を循環供給する循環系と、 上記処理槽内に供給
される新規の処理液を貯留する予備タンクと、を具備
し、 上記循環系に、この循環系を流れる上記処理液を
所定温度に設定する温度設定手段を設け、 上記予備タ
ンク内に、上記循環系から分岐された分岐路と接続する
熱交換手段を配設して、分岐路内を流れる所定温度に設
定された処理液と予備タンク内の新規処理液とを熱交換
可能に形成してなる、ことを特徴とする(請求項3)。
【0012】請求項3記載の液処理装置において、上記
分岐路は、循環系の任意の箇所から分岐されるものであ
っても差し支えないが、好ましくは、上記循環系に、こ
の循環系内を流れる処理液を濾過する濾過手段を設ける
と共に、この濾過手段の空気抜き部を介して分岐路を分
岐する方がよい(請求項4)。また、上記熱交換手段
と、処理槽とを管路を介して連通する方が好ましい(請
求項5)。
【0013】また、上記熱交換手段を、予備タンクの底
部に隣接して設けられる液溜り室にて形成することがで
きる(請求項6)。この場合、上記液溜り室の上部と予
備タンクの底部とを共通の仕切壁にて形成すると共に、
この仕切壁に傾斜勾配を設ける方が好ましい(請求項
7)。
【0014】また、上記熱交換手段を、予備タンクの底
部に配設される屈曲管にて形成することができ、この屈
曲管に、勾配をもたせるように形成してもよい(請求項
8)。
【0015】また、上記処理槽内に貯留される処理液
は、予備タンク内に貯留される1種類の処理液であって
もよく、あるいは、薬液タンク内から処理槽内に供給さ
れる薬液と、予備タンク内から処理槽内に供給される稀
釈液との混合液であることを含む(請求項9)。
【0016】この発明によれば、処理槽内に処理液を循
環供給する循環系を流れる処理液を所定温度に設定する
と共に、循環系から分岐された分岐路を流れる所定温度
に設定された処理液を、処理槽内に供給される新規処理
液の温度設定に利用することができるので、予備タンク
に温度設定機器類を付設する必要がない(請求項1,
3)。したがって、装置を簡略化することができると共
に、装置の小型化が図れる。また、循環系の余熱を利用
することができるので、エネルギーの省力化を図ること
ができる。
【0017】また、循環系に、この循環系内を流れる処
理液を濾過する濾過手段を設けると共に、この濾過手段
の空気抜き部を介して分岐路を分岐することにより、処
理液に混入するパーティクル等の不純物を除去する濾過
手段に溜まる気泡と共に処理液を分岐路から分岐して予
備タンク内の新規処理液の熱交換に利用することができ
る(請求項4)。したがって、濾過手段が気泡によって
濾過効率が低下するのを防止することができると共に、
循環系の任意の箇所に分岐路を設ける場合に比べて配管
を簡略化することができる。
【0018】また、熱交換手段と、処理槽とを管路を介
して連通することにより、新規処理液の熱交換に供した
処理液を再度循環系に戻すことができ、被処理体の処理
に供することができる(請求項2,5)。したがって、
処理液の有効利用を図ることができ、また、循環系の全
体の液量は変わらないので、補充の必要がなく、処理液
の消費量を少なくすることができる。
【0019】また、熱交換手段を、予備タンクの底部に
隣接して設けられる液溜り室にて形成することにより、
予備タンクと熱交換手段とを一体化した構造とすること
ができ、構成部材の削減が図れると共に、装置の小型化
を図ることができる(請求項6)。この場合、液溜り室
の上部と予備タンクの底部とを共通の仕切壁にて形成す
ると共に、この仕切壁に傾斜勾配を設けることにより、
新規処理液と熱交換熱媒体である処理液との熱交換効率
を高めることができる(請求項7)。
【0020】また、熱交換手段を、予備タンクの底部に
配設される屈曲管にて形成すると共に、この屈曲管に、
勾配をもたせることにより、予備タンクと熱交換手段と
を一体化した構造とすることができ、装置の小型化を図
ることができると共に、新規処理液と熱交換熱媒体であ
る処理液との熱交換効率を高めることができる(請求項
8)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に
係る液処理装置を、半導体ウエハの洗浄処理システムに
適用した場合について説明する。
【0022】上記洗浄処理システムは、図1に示すよう
に、被処理体である半導体ウエハW(以下にウエハWと
いう)を水平状態に収納する容器例えばキャリア1を搬
入・搬出するための搬入・搬出部2と、ウエハWを薬
液、リンス液等の処理液で洗浄処理すると共に乾燥処理
する処理部3と、搬入・搬出部2と処理部3との間に位
置してウエハWの受渡し、位置調整、姿勢変換及び間隔
調整等を行うウエハWの受渡し部例えばインターフェー
ス部4とで主に構成されている。
【0023】上記搬入・搬出部2は、半導体ウエハの洗
浄処理システムの一側端部にあって、キャリア搬入部5
aとキャリア搬出部5bとを有すると共に、ウエハ搬出
入部6を有するものとなっている。そして、キャリア搬
入部5aとウエハ搬出入部6との間には図示しない搬送
機構が配設されており、この搬送機構によってキャリア
1がキャリア搬入部5aからウエハ搬出入部6へ搬送さ
れるように構成されている。
【0024】また、キャリア搬出部5bとウエハ搬出入
部6には、それぞれキャリアリフタ(図示せず)が配設
され、このキャリアリフタによって空のキャリア1を搬
入・搬出部2上方に設けられたキャリア待機部(図示せ
ず)への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを
行うことができるように構成されている。
【0025】上記ウエハ搬出入部6は、上記インターフ
ェース部4に開口しており、その開口部には蓋開閉装置
7が配設されている。この蓋開閉装置7によってキャリ
ア1の蓋体(図示せず)が開放あるいは閉塞されるよう
になっている。したがって、ウエハ搬出入部6に搬送さ
れた未処理のウエハWを収納するキャリア1の蓋体を蓋
開閉装置7によって取り外してキャリア1内のウエハW
を搬出可能にし、全てのウエハWが搬出された後、再び
蓋開閉装置7によって蓋体を閉塞することができる。ま
た、キャリア待機部からウエハ搬出入部6に搬送された
空のキャリア1の蓋体を蓋開閉装置7によって取り外し
てキャリア1内にウエハWを搬入可能にし、全てのウエ
ハWが搬入された後、再び蓋開閉装置7によって蓋体を
閉塞することができる。なお、ウエハ搬出入部6の開口
部近傍には、キャリア1内に収納されたウエハWの枚数
を検出するマッピングセンサ9が配設されている。
【0026】上記インターフェース部4には、複数枚例
えば26枚(1キャリア分)のウエハWを水平状態に保
持すると共に、ウエハ搬出入部6のキャリア1との間
で、水平状態でウエハWを受け渡すウエハ搬送アーム8
と、複数枚例えば52枚(2キャリア分)のウエハWを
所定間隔をおいて垂直状態に保持する間隔調整手段例え
ばピッチチェンジャ(図示せず)と、ウエハ搬送アーム
8とピッチチェンジャとの間に位置して、複数枚例えば
26枚のウエハWを水平状態と垂直状態とに変換する姿
勢変換装置10と、垂直状態に姿勢変換されたウエハW
に設けられたノッチ(図示せず)を検出する位置検出手
段例えばノッチアライナ11が配設されている。また、
インターフェース部4には、処理部3と連なる搬送路2
1が設けられており、この搬送路21に搬送手段例えば
ウエハ搬送チャック20が移動自在に配設されている。
【0027】この場合、上記ウエハ搬送アーム8は、ウ
エハ搬出入部6のキャリア1から複数枚のウエハWを取
り出して搬送すると共に、キャリア1内に複数枚のウエ
ハWを収納する2つの保持部例えばアーム体8a、8b
を併設してなる。これらアーム体8a、8bは、水平方
向(X、Y方向)、垂直方向(Z方向)及び回転方向
(θ方向)に移動可能に形成されると共に、ウエハ搬出
入部6に載置されたキャリア1と姿勢変換装置10との
間でウエハWの受渡しを行うように構成されている。し
たがって、一方のアーム体8aによって未処理のウエハ
Wを保持し、他方のアーム体8bによって処理済みのウ
エハWを保持することができる。
【0028】一方、上記処理部3には、この発明に係る
液処理装置にて構成される、ウエハWに付着するパーテ
ィクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユニット31
と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する第2の処理
ユニット32と、ウエハWに付着する化学酸化膜を除去
すると共に乾燥処理する洗浄・乾燥処理ユニット33及
びチャック洗浄ユニット34が直線状に配列されてお
り、これら各ユニット31〜34と対向する位置に設け
られた搬送路21に、X、Y方向(水平方向)、Z方向
(垂直方向)及びθ方向(回転方向)に移動可能なウエ
ハ搬送チャック20が配設されている。なお、チャック
洗浄ユニット34は、必ずしも洗浄・乾燥処理ユニット
33とインターフェース部4との間に配設する必要はな
く、例えば第2の処理ユニット32と洗浄・乾燥処理ユ
ニット33との間に配設してもよく、あるいは第1の処
理ユニット31に隣接して配設してもよい。
【0029】また、上記第1ないし第3の処理ユニット
31〜33には、所定の薬液、純水等の処理液Lを貯留
する処理槽35と、各処理槽35内にウエハWを移動
(搬入・搬出)する移動手段例えばウエハボート36が
配設されている。また、第1及び第2の処理ユニット3
1、32内に配設される各処理槽35間には、各処理槽
35を収容する処理室37に設けられた開口部を開閉す
る開閉手段例えばシャッタ38が配設されている。
【0030】次に、この発明に係る液処理装置につい
て、第1の処理ユニット31を代表として更に詳細に説
明する。
【0031】◎第一実施形態 第1の処理ユニット31は、図2に示すように、処理液
を貯留する処理槽35と、この処理槽35内に処理液を
循環供給する循環系40と、処理槽35内に供給される
新規の処理液(具体的には、薬液の稀釈液である純水)
を貯留する予備タンク50と、処理槽35内に供給さ
れ、処理槽35内にて純水と混合されて処理液を生成す
る薬液例えばアンモニア(NH4OH)を貯留する薬液
タンク60Aと、過酸化水素水(H2O2/H2O)を貯
留する薬液タンク60Bとが具備されている。また、第
1の処理ユニット31には、循環系40から分岐される
分岐路70が、予備タンク50の底部に隣接して設けら
れた熱交換手段である液溜り室80に接続され、液溜り
室80と処理槽35とが管路81を介して接続されてい
る。
【0032】この場合、上記処理槽35は、ウエハWの
洗浄のために処理液を貯留する内槽35aと、この内槽
35aの上縁開口部の周囲を囲むように形成された外槽
35bとを備えた構成になっている。そして、外槽35
bの底部に設けられた排出口(図示せず)と内槽35a
の底部に配設された供給ノズル38とは、循環系40を
構成する循環路41を介して接続されており、循環路4
1の途中には、外槽35b側からポンプ42、温度調節
器としてのヒータ43、濾過手段であるフィルタ44が
介設されている。このように構成することによって、処
理槽35の処理液は、循環系40によって循環供給され
る際にヒータ43によって例えば80℃の温度に保たれ
た状態で、常に清浄に維持されるようになっている。
【0033】ただし、自然に蒸発してなくなる処理液や
交換の際に新たに供給する処理液は、予備タンク50内
から供給される純水と、薬液タンク60A,60Bから
供給される薬液すなわちアンモニア(NH4OH)及び
過酸化水素水(H2O2/H2O)とで混合される全く新
しいものが供給されるようになっている。なお、予備タ
ンク50と処理槽35の内槽35aとを接続する供給管
51には開閉弁V1が介設され、薬液タンク60A,6
0Bと処理槽35の内槽35aとをそれぞれ接続する薬
液供給管61A,61Bには、開閉弁V2a,V2bが介
設されている。
【0034】また、上記フィルタ44は、図3に示すよ
うに、循環路41の流入側(一次側)に外方が連通し、
循環路41の流出側(二次側)に内方が連通する筒状の
フィルタエレメント45を筒状のケース46内に配設し
た構造となっている。また、フィルタ44のケース46
の頂部には、処理液と共に空気を抜く空気抜き孔47が
設けられており、この空気抜き孔47に分岐路70の一
端が接続されている。この分岐路70には分岐路70内
を流れる処理液の流量を一定量に調節するオリフィス7
2が介設されており、分岐路70の他端は、予備タンク
50の底部に隣接して配設された熱交換手段である液溜
り室80の下部側に接続されている。液溜り室80の上
部側には、液溜り室80内の処理液を処理槽35の外槽
35b側に戻す管路81が接続されている。
【0035】上記のように、フィルタ44の空気抜き孔
47に分岐路70を接続することにより、フィルタ44
内に溜まる気泡と共に処理液を分岐路70から分岐して
予備タンク50の熱交換手段である液溜り室80内に供
給することができる。したがって、フィルタ44が気泡
によって濾過効率が低下することを防ぐことができ、ま
た、循環系40の任意の箇所に分岐路70を設ける場合
に比べて配管の簡略化を図ることができる。
【0036】液溜り室80の上部と予備タンク50の底
部とは、共通の仕切壁82にて形成されると共に、この
仕切壁82には、一側から他側に向かって傾斜勾配Kが
設けられている。この場合、予備タンク50、液溜り室
80及び仕切壁82は、石英製材料によって形成されて
いる。このように、予備タンク50と液溜り室80とを
共通の仕切壁82を介して隣接することによって、構成
部材の削減を図ることができると共に、予備タンク50
を小型にすることができる。また、仕切壁82に傾斜勾
配Kを設けることにより、ヒータ43によって処理設定
温度例えば80℃に設定された処理液を分岐路70を介
して液溜り室80内に貯留することができるので、この
処理液と予備タンク50内の純水とを接触面積を多くし
て、熱交換効率の向上を図ることができる。
【0037】なお、図2に二点鎖線で示すように、予備
タンク50と液溜り室80の外方側に断熱性部材90を
貼り付けることにより、予備タンク50及び液溜り室8
0に断熱性をもたせることができ、予備タンク50内の
純水を保温することができる。
【0038】なお、循環路41の処理槽35の下部の供
給側には、開閉弁V3を介設した主ドレン管48が接続
されている。また、分岐路70の途中には、開閉弁V4
を介設した補助ドレン管71が接続されている。処理槽
35内の処理液を交換するときには、循環系40のポン
プ42の駆動を停止した後、開閉弁V3を開いて処理槽
35内の処理液を排出すると共に、開閉弁V4を開いて
液溜り室80内の処理液を排出することができる。な
お、予備タンク50には開閉弁V5を介設した供給管5
2を介して純水供給源53が接続されている。
【0039】上記のように構成することにより、処理槽
35内に供給された処理液は循環系40のヒータ43に
よって処理設定温度例えば80℃に加熱された状態で、
処理槽35内に供給されてウエハWの洗浄処理に供され
る一方、分岐路70を介して予備タンク50に隣接する
液溜り室80内に供給され、予備タンク50内の純水の
熱交換に供されて、予備タンク50内の純水を加熱し保
温することができる。したがって、予備タンク50に独
立した温度調整機器類を付設する必要がないので、構成
部材の削減が図れ、装置の小型化が図れる。また、次の
交換まで待機中の予備タンク50内の純水の温度を処理
温度(80℃)に近い温度に保温することができるの
で、処理液の交換後の処理液の温度を短時間に処理設定
温度(80℃)に昇温することができる。更には、循環
供給される処理設定温度(80℃)に設定された処理液
の余熱を利用して予備タンク50内の純水の温度を処理
温度に近い温度に高めることができるので、エネルギー
の有効利用が図れる。
【0040】◎第二実施形態 図4は、この発明に係る液処理装置の第二実施形態を示
す断面図、図5は、第二実施形態における熱交換手段を
示す斜視図である。
【0041】第二実施形態は、この発明における熱交換
手段を、上記第一実施形態における液溜り室80に代え
て屈曲管83にて形成した場合である。すなわち、熱交
換手段を、図4及び図5に示すように、分岐路70に接
続する供給側から処理槽35に接続する排出側に向かっ
て上り勾配を有する屈曲管83にて形成した場合であ
る。
【0042】この場合、屈曲管83は、石英製のパイプ
を屈曲してなるもので、図5に示すように、垂直(Z)
方向に起立する供給側部83aと、供給側部83aの上
端からX方向の水平面に対してα°の上り勾配を有する
第1の傾斜部83bと、第1の傾斜部83bの先端から
Y方向の水平面に対してβ°の上り勾配を有する第2の
傾斜部83cと、第2の傾斜部83cの先端からX方向
の水平面に対してγ°の上り勾配を有する第3の傾斜部
83dと、第3の傾斜部83dの先端からZ方向に垂下
する排出側部83eとからなる平面視略コ字状に形成さ
れている。
【0043】このように、熱交換手段を予備タンク50
の底部に配設される屈曲管83にて形成すると共に、屈
曲管83に、供給側から排出側に向かって上り勾配をも
たせることにより、屈曲管83内を流れる処理液と予備
タンク50内に貯留された純水との接触面積を多くする
ことができる。したがって、循環系40から分岐路70
を介して供給側部83aに流れ込む高温(80℃)の処
理液と予備タンク50内の純水とを効率よく熱交換する
ことができ、待機中の予備タンク50内の純水の温度を
処理温度に近づけることができる。
【0044】なお、第二実施形態において、その他の部
分は、第一実施形態と同じであるので、同一部分には同
一符号を付して、説明は省略する。
【0045】
【実施例】次に、上記予備タンク50にこの発明におけ
る熱交換手段を配設して、実際の洗浄処理を行う場合
の、処理槽内の処理液と予備タンク内の処理液(純水)
の温度と時間の関係についての評価実験について説明す
る。
【0046】実験に当って、処理槽35内の処理液の容
量を18リットル、予備タンク50内の処理液(純水)
の容量を20リットル、熱交換手段(液溜り室80)内
の処理液の流量を1.5リットル/分、循環系40のヒ
ータ43(6KW)によって処理槽35内の処理液の設
定温度を80℃とする。このような条件の下で、実験を
行ったところ、処理槽35内の処理液は常温から処理温
度(80℃)に昇温するまでに約20分かかった(図6
参照)。
【0047】これに対して、予備タンク50内の純水
は、約120分(2時間)経過後に水面側が約60℃に
なり、その後、65℃付近の温度に維持され、純水の水
中部の温度は、約270分(4時間30分)経過後に約
60℃になり、その後、60℃付近の温度に維持される
(図7参照)。
【0048】上記実験の結果、予備タンク50内の純水
は、約270分(4時間30分)経過後に約60℃の温
度に維持されることが判った。この時間は前の処理工程
の時間(約12時間)の範囲内であるため、待機中に予
備タンク50内の純水を約60℃に保温できる。また、
処理液を交換した際、処理槽35内に約60℃の純水と
常温の薬液例えばアンモニア過水(NH4OH/H2O2
/H2O){NH4OH:H2O2:H2O=1:4:2
0}とが供給されて混合されるが、純水に対する薬液の
量は少量であるので、処理液の温度は約60℃に保たれ
る。
【0049】上記実験から判るように、循環系40から
分岐される処理設定温度の処理液を利用、つまり循環系
40の余熱を利用して待機中の新規処理液{具体的には
純水}を処理温度(80℃)に近い温度(約60℃)に
保温することができるので、交換時点で処理槽35内に
約60℃の処理液を供給することができる。したがっ
て、循環系40のヒータ43によって短時間内、すなわ
ち、図6に示すように60℃から温度上昇がスタートさ
れるので約8分で処理温度(80℃)にすることができ
る。したがって、次の洗浄処理を効率よく行うことがで
きる。
【0050】◎その他の実施形態 上記実施形態では、循環系40のフィルタ44の空気抜
き部から分岐される分岐路70に介設されるオリフィス
72によって一定量の処理液を熱交換手段である液溜り
室80又は屈曲管83に供給する場合について説明した
が、オリフィス72を可変式にして供給量を変化させる
ようにしてもよい。また、オリフィス72に代えて分岐
路70に開閉弁Vを介設して、処理液の供給を断続的に
行うようにしてもよい。
【0051】また、上記実施形態では、予備タンク50
内の純水と薬液タンク60A,60B内の薬液とを処理
槽35内に供給すると共に、混合して処理液を生成する
場合について説明したが、必ずしもこのような場合に限
定されるものではなく、予め予備タンク50内に薬液を
稀釈した処理液を貯留して、その処理液を処理槽35内
に供給するようにしてもよい。
【0052】また、上記実施形態では、被処理体として
ウエハWを用いた例を示したが、LCDガラス基板その
他の被処理体を用いてもよいことは勿論である。
【0053】また、上記実施形態では、処理液を常温よ
り高い温度で被処理体に処理を施す場合について説明し
たが、常温より低い温度で被処理体に処理を施す場合に
も、この発明の液処理方法及び液処理装置を適用するこ
とができることは勿論である。この場合、上記ヒータ4
3に代えて冷却手段を用いて熱交換手段(液溜り室8
0、屈曲管83)内に冷却された処理液(冷却媒体)を
供給すればよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0055】(1)請求項1,3記載の発明によれば、
処理槽内に処理液を循環供給する循環系を流れる処理液
を処理設定温度に設定すると共に、循環系から分岐され
た分岐路を流れる処理設定温度に設定された処理液を、
処理槽内に供給される新規処理液の温度設定に利用する
ことができるので、予備タンクへの温度設定機器類の付
設を不要とすることができ、装置を簡略化することがで
きると共に、装置の小型化が図れる。また、循環系の余
熱を利用することができるので、エネルギーの省力化を
図ることができる。
【0056】(2)請求項4記載の発明によれば、循環
系に、この循環系内を流れる処理液を濾過する濾過手段
を設けると共に、この濾過手段の空気抜き部を介して分
岐路を分岐することにより、処理液に混入するパーティ
クル等の不純物を除去する濾過手段に溜まる気泡と共に
処理液を分岐路から分岐して予備タンク内の新規処理液
の熱交換に利用することができるので、濾過手段が気泡
によって濾過効率が低下するのを防止することができる
と共に、循環系の任意の箇所に分岐路を設ける場合に比
べて配管を簡略化することができる。
【0057】(3)請求項2,5記載の発明によれば、
熱交換手段と、処理槽とを管路を介して連通することに
より、新規処理液の熱交換に供した処理液を再度循環系
に戻すことができ、被処理体の処理に供することができ
る。したがって、上記(1)、(2)に加えて更に、処
理液の有効利用を図ることができ、また、循環系の全体
の液量は変わらないので、補充の必要がなく、処理液の
消費量を少なくすることができる。
【0058】(4)請求項6記載の発明によれば、熱交
換手段を、予備タンクの底部に隣接して設けられる液溜
り室にて形成するので、予備タンクと熱交換手段とを一
体化した構造とすることができ、構成部材の削減が図れ
ると共に、装置の小型化を図ることができる。この場
合、液溜り室の上部と予備タンクの底部とを共通の仕切
壁にて形成すると共に、この仕切壁に傾斜勾配を設ける
ことにより、新規処理液と熱交換熱媒体である処理液と
の熱交換効率を高めることができる(請求項7)。
【0059】(5)請求項8記載の発明によれば、熱交
換手段を、予備タンクの底部に配設される屈曲管にて形
成すると共に、この屈曲管に、勾配をもたせるので、予
備タンクと熱交換手段とを一体化した構造とすることが
でき、装置の小型化を図ることができると共に、新規処
理液と熱交換熱媒体である処理液との熱交換効率を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液処理装置を適用した洗浄処理
システムを示す概略平面図である。
【図2】この発明に係る液処理装置の第一実施形態を示
す断面図である。
【図3】この発明におけるフィルタの空気抜き部を示す
拡大断面図である。
【図4】この発明に係る液処理装置の第二実施形態を示
す断面図である。
【図5】第二実施形態における予備タンクの熱交換手段
を示す斜視図である。
【図6】処理槽内の処理液の温度と時間との関係を示す
グラフである。
【図7】予備タンク内の純水の温度と時間との関係を示
すグラフである。
【図8】従来の液処理装置を示す断面図である。
【符号の説明】
35 処理槽 40 循環系 43 ヒータ 44 フィルタ(濾過手段) 50 予備タンク 51 供給管 60A,60B 薬液タンク 61A,61B 薬液供給管 70 分岐路 80 液溜り室(熱交換手段) 81 管路 82 仕切壁 83 屈曲管 K 傾斜勾配 α,β,γ 勾配角 W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に貯留される所定温度に設定さ
    れた処理液によって被処理体に処理を施す液処理方法で
    あって、 上記処理槽内に上記処理液を循環供給する循環系を流れ
    る処理液を所定温度に設定すると共に、循環系から分岐
    された分岐路を流れる所定温度に設定された処理液を、
    上記処理槽内に供給される新規処理液と熱交換させて、
    新規処理液を保温することを特徴とする液処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液処理方法において、 新規処理液と熱交換が行われた後の処理液を再度循環系
    に戻すことを特徴とする液処理方法。
  3. 【請求項3】 処理槽内に貯留される所定温度に設定さ
    れた処理液によって被処理体に処理を施す液処理装置で
    あって、 上記処理槽内に上記処理液を循環供給する循環系と、 上記処理槽内に供給される新規の処理液を貯留する予備
    タンクと、を具備し、 上記循環系に、この循環系を流れる上記処理液を所定温
    度に設定する温度設定手段を設け、 上記予備タンク内に、上記循環系から分岐された分岐路
    と接続する熱交換手段を配設して、分岐路内を流れる所
    定温度に設定された処理液と予備タンク内の新規処理液
    とを熱交換可能に形成してなる、ことを特徴とする液処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液処理装置において、 上記循環系に、この循環系内を流れる処理液を濾過する
    濾過手段を設けると共に、この濾過手段の空気抜き部を
    介して分岐路を分岐してなることを特徴とする液処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の液処理装置におい
    て、 上記熱交換手段と、処理槽とを管路を介して連通してな
    ることを特徴とする液処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかに記載の液
    処理装置において、 上記熱交換手段を、予備タンクの底部に隣接して設けら
    れる液溜り室にて形成してなることを特徴とする液処理
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の液処理装置において、 上記液溜り室の上部と予備タンクの底部とを共通の仕切
    壁にて形成すると共に、この仕切壁に傾斜勾配を設けた
    ことを特徴とする液処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし5のいずれかに記載の液
    処理装置において、 上記熱交換手段を、予備タンクの底部に配設される屈曲
    管にて形成すると共に、この屈曲管に、勾配をもたせた
    ことを特徴とする液処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の液処理装置において、 上記処理槽内に貯留される処理液が、薬液タンク内から
    処理槽内に供給される薬液と、予備タンク内から処理槽
    内に供給される稀釈液との混合液であることを含むこと
    を特徴とする液処理装置。
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