JP2002069295A - 無機強化ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

無機強化ポリアミド樹脂組成物

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JP2002069295A
JP2002069295A JP2000257540A JP2000257540A JP2002069295A JP 2002069295 A JP2002069295 A JP 2002069295A JP 2000257540 A JP2000257540 A JP 2000257540A JP 2000257540 A JP2000257540 A JP 2000257540A JP 2002069295 A JP2002069295 A JP 2002069295A
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polyamide resin
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inorganic
resin composition
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JP2000257540A
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Tsutomu Tamura
勉 田村
Hideki Eguchi
英樹 江口
Tomohide Nakagawa
知英 中川
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形品外観が低下せずに強度・剛性を同時に満
足させると共に塗装性および耐候性に優れ、かつ成形時
の金型温度が100℃以下で良好な成形品を得ること。 【解決手段】少なくとも(A)結晶性ポリアミド樹脂、
(B)半芳香族非晶性ポリアミド樹脂および(C)無機
強化材を溶融混練して得られる無機強化ポリアミド樹脂
組成物であって、該組成物における96%硫酸溶解物の
相対粘度(96%硫酸法)が2.1以下であり、かつ示
差走査熱量計(DSC)で測定した降温結晶化温度(T
C2)が180℃以下であることを特徴とする無機強化
ポリアミド樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶性ポリアミド
樹脂、半芳香族非晶性ポリアミド樹脂、および無機強化
材からなる無機強化ポリアミド樹脂組成物に関する。詳
しくは、本発明の組成物は、剛性・強度に優れ、かつ成
形品外観(鏡面表面光沢、シボ面均一表面性)に優れる
と共に、耐候性に優れる無機強化ポリアミド樹脂組成物
に関するものであり、自動車外装部品、特にドアミラー
部品に適するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にポリアミド樹脂は、機械的特性、
耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性に優れ、自動車部品、電機
部品、電子部品、家庭雑貨等に広く使用されている。な
かでもガラス繊維を代表とする無機強化材を添加したポ
リアミド樹脂は、剛性、強度、耐熱性が大幅に向上し、
特に、剛性に関しては添加量に比例して向上することが
知られている。しかしながら、ポリアミド樹脂に剛性、
強度向上を目的にガラス繊維等の強化材を50〜70重
量%と大量に添加すれば、成形品外観(鏡面表面光沢、
シボ面均一表面性等)が極度に低下し、商品価値が著し
く損なわれる。そこで成形品外観を向上させる方法とし
て、結晶性ポリアミド樹脂に非晶性樹脂を添加すること
が提案されている。(例えば、特開平2―140265
号公報、特開平3−9952号公報、特開平3−269
056号公報、特開平4−202358号公報等)
【0003】しかし、これらの方法では良好な鏡面表面
光沢、シボ面均一表面光沢は得られない。また、半芳香
族ポリアミド樹脂(MXD−6)にナイロン66・ガラ
ス繊維・マイカを高充填し、強度・剛性を上げる方法
(例えば、特開平1−263151号公報)が知られて
いるが、この場合、成形時の金型温度を135℃もの高
温に上げる必要があったり、高温に上げた場合でも良好
な成形品外観が得られない場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はポリ
アミド樹脂に強度・剛性向上を目的にガラス繊維等の強
化材を50重量%以上と大量に添加しても、成形品外観
が低下せずに強度・剛性を同時に満足させると共に塗装
性および耐候性に優れ、かつ成形時の金型温度が100
℃以下で良好な成形品の提供を可能にならしめることを
課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、(A)結晶性ポ
リアミド樹脂、(B)半芳香族非晶性ポリアミド樹脂お
よび(C)無機強化材を配合すると共に、各成分を溶融
混練した後の相対粘度および降温結晶化温度を特定する
ことにより、上記目的を達成し得ることを見出し、遂に
本発明を完成するに到った。
【0006】即ち本発明は、少なくとも(A)結晶性
ポリアミド樹脂、(B)半芳香族非晶性ポリアミド樹脂
および(C)無機強化材を溶融混練して得られる無機強
化ポリアミド樹脂組成物であって、該組成物における9
6%硫酸溶解物の相対粘度(96%硫酸法)が2.1以
下であり、かつ示差走査熱量計(DSC)で測定した降
温結晶化温度(TC2)が180℃以下であることを特
徴とする無機強化ポリアミド樹脂組成物。前記記載
の(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計を1
00重量部として、(A)結晶性ポリアミド樹脂および
(B)半芳香族非晶性ポリアミド樹脂の含有量が30〜
50重量部である前記記載の無機強化ポリアミド樹脂
組成物。前記記載の(A)成分、(B)成分および
(C)成分の合計を100重量部として、(C)無機強
化材の含有量が50〜70重量部である前記記載の無
機強化ポリアミド樹脂組成物。前記記載の(A)成
分、(B)成分および(C)成分の合計を100重量部
として、(D)水酸基を4重量%以上有する有機化合物
を、0〜15重量部配合することを特徴とする前記記
載の無機強化ポリアミド樹脂組成物。前記記載の
(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計を10
0重量部として、(E)カーボンブラック0〜10重量
部、(F)銅化合物0〜1重量部、(G)ハロゲン化ア
ルカリ化合物0〜2重量部を配合することを特徴とする
前記記載の無機強化ポリアミド樹脂組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明における(A)成分である結晶性ポリアミド
樹脂としては、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン1
2、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナ
イロン612等、およびそれらの共重合体やブレンド物
等が挙げられるが、本発明においては、通常ナイロン6
と呼ばれるε―カプロラクタムの重縮合によって得られ
るポリカプラミド樹脂が好ましい。前記結晶性ポリアミ
ド樹脂の96%−H2SO4測定による相対粘度は、1.
6〜3.5の範囲が好ましく。特に好ましいのは1.7
〜 2.5の範囲である。なお、1.6未満ではタフネ
ス性が低下するため好ましくなく、3.5を超えると流
動性が低下し、目的とする成形品外観が得られないので
好ましくない。
【0008】本発明における(B)成分である半芳香族
非晶性ポリアミド樹脂とは、アジピン酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、メタキシリレンジアミ
ン、ε―カプロラクタム等より得られる重合体である。
具体例としては、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸重合体、ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸重合
体、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸およびイソ
フタル酸重合体、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸およびアジピン酸重合体、ヘキサメチレンジアミンと
テレフタル酸およびε―カプロラクタム重合体、メタキ
シリレンジアミンとアジピン酸重合体、トリメチルヘキ
サメチレンジアミンとテレフタル酸重合体、トリメチル
ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸とε―カプロラ
クタム重合体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとテ
レフタル酸、イソフタル酸重合体、テレフタル酸および
イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンおよびε―カプ
ロラクタムの共重合体、メタキシリレンジアミンとテレ
フタル酸およびイソフタル酸とε―カプロラクタムの共
重合体等が挙げられるが特に限定されるものではない。
前記半芳香族非晶性ポリアミド樹脂の96%−H2SO4
測定による相対粘度は、1.6〜3.5の範囲が好まし
く。特に好ましいのは1.7〜 2.5の範囲である。
なお、1.6未満ではタフネス性が低下するため好まし
くなく、3.5を超えると流動性が低下し、目的とする
成形品外観が得られないので好ましくない。
【0009】本発明における(C)成分としては無機強
化材であり、具体的には、ガラス繊維、針状ワラスト、
ウィスカー、カーボン繊維、セラミック繊維などの繊維
状無機強化材、シリカ、アルミナ、タルク、カオリン、
石英、ガラス、マイカ、グラファイトなどの粉末状の無
機強化材やが挙げられる。好ましい無機強化材として
は、ガラス繊維、粉末状ガラス(ミルドファイバー)、
マイカ、タルク、未焼成クレー、針状ワラスト等が挙げ
られる。これらの無機強化材は、単独で使用または2種
以上を併用使用することもできる。なお、本発明におい
てはガラス繊維とマイカ、タルク、未焼成クレー等の板
状晶無機強化材との組み合わせが好ましい。また、これ
らの無機強化材は、ポリアミド樹脂の強化材に使用する
場合、表面処理剤として一般的にアミノシラン処理され
ているものを使用してもよい。
【0010】前記(A)成分と(B)成分の合計添加量
は、(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計を
100重量部として、30〜50重量部であり、好まし
くは35〜45重量部、特に38〜42重量部が望まし
い。また、(A)成分と(B)成分の配合割合は特に限
定されないが、(A)成分と(B)成分の合計添加量に
対する(B)成分の配合量は12〜50重量%が好まし
く、特に20〜40重量%が望ましい。(B)成分の添
加量が少ないと良好な成形品外観が得られず、反対に
(B)成分の添加量が多いと成形品の結晶固化が悪くな
り、成形時に離型不良が生じたり熱間剛性が低下し た
りするので好ましくない。さらに上記と同様の理由か
ら、(B)成分の全組成物に対する配合量は5〜20重
量%が好ましく、特に7〜17重量%が望ましい。
【0011】前記(C)成分の添加量は、(A)成分、
(B)成分および(C)成分の合計を100重量部とし
て、50〜70重量部であり、好ましくは、52〜67
重量部、特に望ましくは55〜65重量部である。
(C)成分の添加量が50重量部より少ないと強度、剛
性が低下し、反対に70重量%より多いと良好な成形品
外観が得られないので好ましくない。
【0012】次に、本発明組成物における96%硫酸溶
解物とは、少なくとも前記(A)成分、(B)成分およ
び(C)成分を溶融混練した後の組成物に96%硫酸を
加えて、溶解した物であり、主としてポリアミド樹脂が
含まれるものである。本発明は、前記96%硫酸溶解物
の相対粘度が2.1以下、好ましくは1.6〜2.1、
さらに好ましくは1.7〜2.0、特に1.8〜1.9
が望ましい。相対粘度が2.1を超えると、良好な成形
品外観が得難いので好ましくない。
【0013】本発明における相対粘度の測定方法として
は、まず、本発明組成物5gをルツボに入れ、600〜
700℃で焼成し、有機物(主としてポリアミド樹脂)
を除去し、重量変化でもって無機強化材量を正確に調べ
る。次に、計算にて有機物を250mgになるように本
発明組成物をサンプリングし、96%硫酸25mlを加
え、有機物を完全に溶解する。その後、ガラスフィルタ
ーや遠心分離機等の方法で、硫酸溶解物(主としてポリ
アミド樹脂)と硫酸不溶解物(主として無機強化材)に
分離し、硫酸溶解物の粘度をJIS K−6810に準
じて測定する。
【0014】さらに、本発明の無機強化ポリアミド樹脂
組成物の示差走査熱量計(DSC)で測定した降温結晶
化温度(TC2)は180℃以下であり、好ましくは1
78℃以下、特に175℃以下が望ましい。なお、本発
明における降温結晶化温度(TC2)は、示差走査熱量
計(DSC)を用い、窒素気流下で20℃/分の昇温速
度にて300℃まで昇温し、その温度で5分間保持した
後、10℃/分の速度にて100℃まで降温させること
により測定した値である。なお、降温結晶化温度(TC
2)が180℃を超えると、良好な成形品外観が得られ
ない。
【0015】本発明において、硫酸溶解物の相対粘度が
2.1以下の無機強化ポリアミド樹脂組成物を得るに
は、超低粘度(相対粘度1.6〜2.1)の結晶性ポリ
アミド樹脂を使用するか、あるいは通常よく用いられて
いるポリアミド樹脂を用いて、コンパウンド加工時にポ
リアミド樹脂の分子鎖切断剤を添加する等の処方を採用
することができる。
【0016】前記ポリアミド樹脂の分子鎖切断剤(減粘
剤)としては、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン
酸等が有効であり、具体的には、シュウ酸、マロン酸、
コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フ
タル酸、テレフタル酸等が挙げられるが、特に限定され
るものではない。また、その添加量は本発明の(A)+
(B)成分の合計100重量部に対し0.1〜3重量部
前後で、本発明組成物の硫酸溶解物の相対粘度が2.1
以下になる。ただし、コンパウンド(溶融混練)加工条
件により分子鎖切断剤の効果は変化し、当然のことなが
ら加工温度が高い程、またコンパウンド時のポリマー滞
留時間が長い程効果は優れる。通常、コンパウンド加工
温度は240〜300℃の範囲内およびコンパウンド時
のポリマー滞留時間は15〜60秒以内が一般的であ
る。なお、本発明において、前記分子鎖切断剤を添加す
る以外に、他の成分の配合や、コンパウンドの方法にっ
て、硫酸溶解物の相対粘度が2.1以下であれば良いの
であって、前記方法に限定されるものではない。因みに
後述する(D)成分の配合によって、相対粘度が2.1
以下となる場合もある。
【0017】本発明において、さらに塗装性を改良する
ために、(D)成分として水酸基(−OH)を4重量%
以上有する物質を配合することが好ましく、具体的には
テルペンフェノール樹脂、エチレン・ビニルアルコール
共重合体、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールエタン等のポリオール類等が挙げ
られるが特に限定されるものではない。しかしそのなか
でも分子量が300以上のテルペンフェノール樹脂が特
に好ましい。なおテルペンとは松の油等を原料とする天
然の炭化水素化合物の総称であり、精製後、原料として
用いられる。その中でも本発明においてはジペンテン−
フェノール共重合体、α−ピネン−フェノール共重合体
が特に好ましいが、限定されるものではない。
【0018】(D)成分の添加量としては好ましくは
0.5〜15重量%の範囲であり、さらに好ましい範囲
は0.8〜8重量%、特に好ましい範囲は1〜3重量%
である。これが0.5重量%未満の場合、塗装性の密着
性向上の効果が少なく、反対に15重量%を超えると機
械的、熱的特性が低下するので好ましくない。また、
(D)成分がテルペンフェノール樹脂の場合、分子量が
300以上、特に500以上が好ましく、分子量が30
0未満の場合、熱安定性が悪く、加工時に分解、飛散等
があるので好ましくない。なお(D)成分を添加するこ
とにより塗装密着性が向上する理由としては、塗装材料
との反応性相溶性が良くなる為と思われる。
【0019】本発明において、さらに耐候性改良剤とし
て、(E)カーボンブラックを含有することが好まし
く、その添加量は、(A)、(B)、(C)から構成さ
れる無機強化ポリアミド樹脂組成物100重量部に対
し、通常0.5〜10重量部であるが、好ましくは2〜
9重量部である。カーボンブラックの添加量が、0.5
重量部以下では耐候性への効果が小さいので好ましくな
い。
【0020】また耐候性の助剤として(F)銅化合物お
よび/または(G)ハロゲン化アルカリ金属化合物を添
加してもよい。(F)銅化合物として具体的には、塩化
第一銅、臭化第一銅、ヨウ化第一銅、塩化第二銅、臭化
第二銅、ヨウ化第二銅、リン酸第二銅、ピロリン酸第二
銅、硫化銅、硝酸銅、酢酸銅などの有機カルボン酸の銅
塩などを用いることができる。これらの銅化合物は1種
単独で、或いは2種以上混合して使用してもよい。ま
た、これらの銅化合物の添加量は、(A)、(B)、
(C)から構成される無機強化ポリアミド樹脂組成物1
00重量部に対し通常0.01〜1重量部、好ましくは
02〜0.8重量部である。
【0021】(G)ハロゲン化アルカリ金属化合物とし
て具体的には、塩化リチウム、臭化リチウム、ヨウ化リ
チウム、フッ化リチウム、塩化ナトリウム、ヨウ化ナト
リウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウ
ム、フッ化カリウムなどが挙げられる。これらのうち特
にヨウ化カリウムが好ましい。これらのハロゲン化アル
カリ金属化合物は1種単独で、或いは2種以上混合して
使用してもよい。また、これらのハロゲン化アルカリ金
属化合物の添加量は、(A)、(B)、(C)から構成
される無機強化ポリアミド樹脂組成物100重量部に対
し通常0.05〜2重量部、好ましくは0.10〜0・
30重量部である。
【0022】また、本発明の無機強化ポリアミド樹脂組
成物には、前記以外に、必要に応じて光又は熱安定剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、可塑剤、滑剤、
結晶核剤、離型剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、染料あ
るいは他種ポリマーなども添加することができる。前記
光又は熱安定剤としてはフェノール系酸化防止剤とリン
系酸化防止剤を併用することが好ましい。フェノール系
酸化防止剤としては片ヒンダード型、両ヒンダード型で
あれば特に制限はない。酸化防止剤としては、リン系が
好ましく、化合物中に三価、五価のリンを含むものであ
れば特に制限はなく市販のものが使用出来る。また銅系
の酸化防止剤を使用しても良い。離型剤としてはステア
リン酸の金属塩、モンタン酸塩及びそのエステル類が好
ましい。難燃剤としてはハロゲン系難燃剤と三酸化アン
チモンの組合せが良くハロゲン系難燃剤としてブロム化
ポリスチレンが好ましい。又非ハロゲン系難燃剤として
はメラミンシアヌレート、水酸化マグネシウム等が好ま
しい。
【0023】本発明の組成物を得る方法としては、上述
した少なくとも(A)(B)(C)成分、必要に応じて
さらに(D)〜(F)成分を、上記配合比率にて任意の
配合順序で配合した後、溶融混合(溶融混練ともいう)
される。溶融混合方法は、当業者に周知のいずれかの方
法も可能であり、単軸押出機、2軸押出機、ニーダー、
バンバリーミキサー、ロール等が使用できる。なかでも
2軸押出機を使用することが好ましい。また、押出加工
時破損し易いガラス繊維、針状ワラスト等は、2軸押出
機のサイド口より投入することが好ましいが、特に限定
されるものではない。
【0024】以上かかる構成よりなる本発明組成物は、
射出成形、押出し成形、ブロー成形等の公知の方法によ
り、種々成形され、ドアーミラーステイ、カップホルダ
ー等の自動車用途、ブレーカ部品、電動工具等の電気・
電子部品用途、釣具部品(シート、リール等)等のスポ
ーツ・レジャー用途、その他、土木・建築用途等にも利
用され、本発明においては、特にドアーミラーステイや
カップホルダーが適している。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例により何ら制限されるも
のではない。また、以下の実施例、比較例において示し
た各特性、物性値は、下記の試験方法で測定した。
【0026】(1)相対粘度(硫酸溶液法):JIS
K−6810に準じて、96%−H2SO4溶液中で測定
した。 (2)引張強度:ASTM D−638に準じて測定し
た。 (3)引張弾性率:ASTM D−638に準じて測定
した。 (4)鏡面光沢度:鏡面仕上げの100×100×3mm
tの金型を使用し、樹脂温度280℃、金型温度80℃
で成形品を作成し、JIS Z−8714に準じて入射
角60度の光沢度を測定した(数値が高い程、光沢度が
良い)。 判定は、光沢度92以上:○、光沢度91〜75:△、
光沢度74以下:×で行なった。
【0027】(5)シボ面均一表面性:シボ加工された
板状の金型(図1にその平面図を示すが、図1において
斜線部は樹脂が挿入されない部分である)を使用し、樹
脂温度285℃、金型温度80℃で成形し、厚み2.5
mmtの成形品を作成後、シボ面の表面性を肉眼で判定し
た。 判定基準;○印:シボ転写性が全面にわたり良好で光沢
斑がない。 △印:部分的にシボ転写性が異なり、光沢斑が少しあ
る。 ×印:部分的にシボ転写性が大きく異なり、著しく光沢
斑があり外装部品として使用できない。
【0028】(6)耐候性:サンシャインウェザオメー
ター(SWOM)を使用し、ブラックパネル温度63
℃、湿度50%RH、スプレーサイクル:照射120分
/降雨18分にて試験を行ない、照射時間500時間後
の成形品の鏡面光沢度を測定した。 判定は、光沢度50以上:○、光沢度49〜30:△、
光沢度29以下:×で行なった。
【0029】(7)塗装密着性評価: ・使用塗料:大日本塗料(株)アクリル系塗料 商品
銘:プラニットPA 塗料方法:スプレーガン使用 塗料腰厚=30μ前後 焼付温度:80℃×40分 ・評価方法:JISK5400−1990付着強さに準
じる 初期塗膜密着性:塗膜焼付後の成形品を1日放置した後
の付着強さを測定し、下記の基準で判定した。 耐水塗膜密着性:塗装焼付後の成形品を1日放置後40
℃温水500hr浸積処理した後の付着強さを測定し、下
記の基準で判定した。 判定:◎:26Kg/cm2以上 ○:21〜25Kg/ cm
2 △:16〜20Kg/ cm2 ×:15〜10Kg/ cm2 ××:9Kg/ cm2以下
【0030】実施例1〜4、比較例1〜3 結晶性ポリアミド樹脂として相対粘度の異なるナイロン
6およびナイロン66を用い、結晶性ポリアミド樹脂以
外のポリアミド樹脂としてヘキサメチレンテレフタレー
ト/ヘキサメチレンイソフタレート(6T/6I樹
脂)、トリメチルヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸とε―カプロラクタム重合体(TMD−T樹脂)を用
いた。また、無機強化材としては市販のガラス繊維(日
本板硝子(株)RES03T−TP64T)を使用、ミ
ルドファイバーとしては日本硝子繊維(株)のREV−
8(繊維径13μ、平均繊維長70μ、表面処理剤アミ
ノシラン)を使用した。また針状ワラストとしてはNY
CO社のNYGLOS−8(平均繊維径8μ、平均繊維
長130μ)を使用、板状晶のマイカとして(株)レプ
コ社のM−325S(平均粒子径18μ、平均アスペク
ト比20)を使用した。耐候性改良剤としては、カーボ
ンブラック、銅化合物として塩化第二銅、ハロゲン化ア
ルカル金属化合物としてヨウ化カリウムを使用した。そ
の他離型剤としてモンタン酸カルシウムを各0.4部添
加し、表1に示す組成でそれぞれ混合後、35φ2軸押
出機を用いてシリンダー温度270℃、スクリュー回転
数70rpmにてコンパウンドを実施し、ペレットを作
成した。得られたペレットは、熱風乾燥機にて水分率
0.05%以下になるまで乾燥後、種々特性を評価し
た。その評価結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例5〜9、比較例4〜7 表2に示す有機化合物、表3,4に示す結晶性ポリアミ
ド樹脂、半芳香族非晶性ポリアミド樹脂、無機強化材お
よび離型剤としてモンタン酸カルシウムを各0.4部、
をそれぞれ表3および表4に示す組成比で混合後、35
φ2軸押出機を用いてペレットを製造した。その時の樹
脂温度260〜300℃、スクリュー回転数は40〜6
0rpmで実施した。押出機より押出されたペレット化さ
れた樹脂は水分率0.05%以下に乾燥後、種々特性を
評価した。その結果を表3および表4に示す。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】表1,3,4において、 ナイロン6T/6I:ヘキサメチレンテレフタレート/
ヘキサメチレンイソフタレート(エムジャパン(株)製
グリボリーG21) TMD−T/6:トリメチルヘキサメチレンジアミン
(TMD)とテレフタル酸(T)とε−カプロラクタム
(6)の共重合体であり、TMD−T/6の比が85/
15(重量比)で、その相対粘度は2.3である。 ガラス繊維:日本硝子繊維(株)製 RES03−TP
64) 針状ワラストナイト:NYCO社(株)製 NYGLO
S8(平均繊維径89μ平均繊維長130μ) タルク:林化成(株)製 MICRON#406(平均
粒子径4.5〜6.0μ) マイカ:絹雲母 白石カルシウム(株)製 タカラマイ
カM−1
【0037】
【発明の効果】以上、かかる構成よりなる本発明組成物
は、表1、3、4からも明らかなように、強度・剛性が
優れかつ成形品外観(鏡面表面光沢およびシボ面均一表
面性)に優れ、かつ耐候性および塗装密着性に優れてい
ることが判る。このような優れた性能を有する本発明の
ポリアミド樹脂組成物は、自動車用途、電機・電子部品
用途等エンジニアリングプラスチック用途に好適に使用
することができ、産業界に寄与すること大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明組成物のシボ面均一表面性を評価す
る際に用いる金型の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BE033 CC073 CL00W CL00X CL01W CL03W CL03X CL05X DA016 DA026 DA038 DD039 DD059 DD079 DD089 DE146 DF039 DG029 DH009 DH049 DJ016 DJ036 DJ046 DJ056 DL006 EC057 EG049 FA046 FA066 FD016 GC00 GL00 GM00 GN00 GQ00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも(A)結晶性ポリアミド樹脂、
    (B)半芳香族非晶性ポリアミド樹脂および(C)無機
    強化材を溶融混練して得られる無機強化ポリアミド樹脂
    組成物であって、該組成物における96%硫酸溶解物の
    相対粘度が2.1以下であり、かつ示差走査熱量計(D
    SC)で測定した降温結晶化温度(TC2)が180℃
    以下であることを特徴とする無機強化ポリアミド樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の(A)成分、(B)成分お
    よび(C)成分の合計を100重量部として、(A)結
    晶性ポリアミド樹脂および(B)半芳香族非晶性ポリア
    ミド樹脂の含有量が30〜50重量部である請求項1記
    載の無機強化ポリアミド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1記載の(A)成分、(B)成分お
    よび(C)成分の合計を100重量部として、(C)無
    機強化材の含有量が50〜70重量部である請求項1記
    載の無機強化ポリアミド樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1記載の(A)成分、(B)成分お
    よび(C)成分の合計を100重量部として、(D)水
    酸基を4重量%以上有する有機化合物を、0〜15重量
    部配合することを特徴とする請求項1記載の無機強化ポ
    リアミド樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項1記載の(A)成分、(B)成分お
    よび(C)成分の合計を100重量部として、(E)カ
    ーボンブラック0〜10重量部、(F)銅化合物0〜1
    重量部、(G)ハロゲン化アルカリ化合物0〜2重量部
    を配合することを特徴とする請求項1記載の無機強化ポ
    リアミド樹脂組成物。
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