JP2505195B2 - ポリアミド成形材料 - Google Patents

ポリアミド成形材料

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JP2505195B2 JP62083949A JP8394987A JP2505195B2 JP 2505195 B2 JP2505195 B2 JP 2505195B2 JP 62083949 A JP62083949 A JP 62083949A JP 8394987 A JP8394987 A JP 8394987A JP 2505195 B2 JP2505195 B2 JP 2505195B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジエン又はアクリルゴムで衝撃性の改変さ
れた且つ熱可塑性手段で加工でき、また特別なジフエノ
ールを含むポリアミドに基づく成形材料に関する。
熱可塑性手段で加工しうるポリアミドの性質パターン
の公知の高品質は、別々のカルボキサミド基間における
効果的である水素橋に本質的に基づいている。カルボキ
サミド基の極性によって誘導される親水性も、この材料
を水中に及び標準的な気候下に貯蔵した時明白に測定し
うる吸水性を誘導するからその性質にかなり影響する
[参照、例えばクンストストツフハンドブーフ(Kunsts
toffhandbuch)、第VI巻、ポリアミド(Polyamides)、
カール−ハンザー社(Carl−Hanser−Verlag,Munich),
1966年,458頁以降]。
斯くして例えばポリアミドから製造される成形品の衝
撃強度は成形品の含水量にかなり依存する。無水の状態
において、例えば成形品の射出成形による製造後におい
て、容易に流動し且つ従って容易に加工しうる平均的分
子量のポリアミドから製造される成形品に特に衝撃応力
に対して比較的敏感である。これは部分的に結晶性のポ
リアミドから作った成形品に特に当てはまる。
これらの成形品の靭性は、水分で状態を調整すること
により著しく改変することができる。しかしながらこれ
と平行に、弾性率で測定される硬さの強烈な減少の結果
として特にはっきりとわかる生成物の軟化が起こる。
改変されてないポリアミドの靭性値は、特に室温以下
の温度における多くの使用分野に対し、例えば装置の外
箱、なお特に自動車の分野における機能部品及び車体部
品に対し満足されない。
これを改良するために多数の手段が、例えばある種の
弾性重合体を混入することが提案されてきた。中でもポ
リエチレン、エチレンの極性共単量体例えば酢酸ビニル
又は(メト)アクリル酸(エステル)との共重合体、或
いは適当には改変されたゴム例えばブタジエン及びアク
リロニトリルから製造される共重合体が靭性を改良する
ための添加剤として提案されている。
生成物の靭性における改良はすべての場合に達成され
る。しかしながら靭性を改良するために添加される成分
の種類及び量に依存して、生成物の流動性が阻害され、
従ってその加工がより困難となる。
これは、自動車の製造体における期待が増大している
ように表面積の大きい成形物に、例えば表面の欠陥が単
に加工問題の結果として或いは例えばポリアミド又はゴ
ムィ弾性体のブレンドの貧弱な流動性が故に最終部品上
に起こりうる車体部品、スポイラー及びバンパーの製造
に当てはまる。この場合には実際型を満するのがしばし
ば困難である。
この実際的な帰結は、特にかなり大表面積の成形物を
作る型を充填するために、より大きな注入口が必要とな
り、従って型を漸次複雑にしなければならないこと、ま
たこの注入口の結果として望ましくない接合導管が必要
となり、これが使用する型の光学的及び機械的性質を損
なうかも知れないことである。
それ故に、使用時の良好な機械的性質及び改良された
流動性、従って改良された加工性と高硬度が特色であ
る。即ち上述の欠点を有さない衝撃性の改変されたポリ
アミドに基づく成形材料が必要とされている。
今回、驚くことに生成物を特別なビスフエノールで改
変した時上述の欠点が克服でき、そして特にジフエノー
ル及び/又はアクリルゴムを用いて衝撃性の改変される
ポリアミド成形材料を製造する場合、意図された生成物
の流動性が著しく改良されることが発見された。
それ故に本発明は、成形材料がポリアミド含量に基づ
いて3〜40重量%、好ましくは5〜35重量%、特に好ま
しくは10〜30重量%の一般式 [式中、m及びnは互いに独立に0〜4の整数、好まし
くは0,1又は2、特に好ましくは0を示し; Rはメチル、メトキシ及びエチル基、好ましくはメチル
基を表わし、そしてXは化学的結合、或いは2価の脂肪
族C1〜C7、好ましくはC1〜C3炭化水素基、脂環族C5〜C6
炭化水素基、或いは架橋員例えばO,S,SO,SO2,CO又はO
−(CH2)p−O−を示し、但しpは2〜10、好ましく
は2又は4であり、なおフエノール環に結合したすべて
の基Rにおける脂肪族炭素原子の合計は6より小さく、
好ましくは3より小さい] のビスフエノールを含有することを特徴とする熱可塑的
手段で加工でき且つジエン及び/又はアクリルゴムを含
有するポリアミド成形材料に関する。
また上式においてXは好ましくは化学的結合、C1〜C3
アルキレン基、O,S,又はSO2、特に好ましくは−CH2−、
−C(CH3−又はSO2である。
次のものは本発明に従って使用しうるビシフエノール
群の例である:ジヒドロキシジフエニル、ビス−(ヒド
ロキシフエニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシフエ
ニル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシフエニ
ル)スルフイド、ビス−(ヒドロキシフエニル)−エー
テル、ビス−(ヒドロキシフエニル)−ケトン、ビス−
(ヒドロキシフエニル)スルホキシド、ビス−(ヒドロ
キシフエニル)スルホン及びα,α−ビス−(ヒドロキ
シフエニル)−ジイソプロピルベンゼン。
次のものは本発明に従って使用しうるビシフエノール
群の言及しうる代表例である:4,4′−ジヒドロキシビフ
エニル、適当ならば2,4′−ジヒドロキシビフエニルと
の混合物、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′,5,5′−テトラ
メチルビフエニル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメ
チルビフエニル、ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−
メタン、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフエ
ニル)−メタン、ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−
エタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−プ
ロパン(「ビスフエノールA」)、2,2−ビス−(4−
ヒドロキシフエニル−3,5−ジメチルフエニル)−プロ
パン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,3′−ジメチル
フエニル)−プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
フエニル)−シクロヘキサン、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジメチルフエニル)−シクロヘキサン、
ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−スルホン、ビス−
(4−ヒドロキシ−3,3′−ジメチルフエニル)−スル
ホン、ビス−(4−ヒドロキシ−3,3−ジメチルフエニ
ル)−スルホン、ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−
スルフイド、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フエニル)−スルホン、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジメチルフエニル)−スルフイド、ビス−(4−ヒド
ロキシフエニル)−オキシド、ビス−(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフエニル)−オキシド、ビス−(4−
ヒドロキシフエニル)−ケトン、ビス−(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメチルフエニル)ケトン、ビス−(4−ヒ
ドロキシ−3,3′−ジメチルフエニル)−プロパン。
次のものは特に適当なビスフエノールである:ビス−
(4−ヒドロキシフエニル)−メタン、ビス−(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジメチルフエニル)−メタン、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフエニル)−プロパン、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフエニル)−プ
ロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,3′−ジメチ
ルフエニル)−プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキ
シフエニル)−シクロヘキサン、ビス−(4−ヒドロキ
シフエニル)−スルホン、ビス−(4−ヒドロキシ−3,
5−ジメチルフエニル)−スルホン及びビス−(4−ヒ
ドロキシフエニル)−スルフイド。
言及したビスフエノールは単独で又は混合物として用
いることができる。
ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−メタン及びビス
−(4−ヒドロキシフエニル)−プロパンは非常に特に
好適である。
最後に言及した生成物はその粗製品の形でも即ち、対
応する2,4−異性体で汚れた形で、また少量のビスフエ
ノールがインダン構造又はクロマン構造を有した形で、
更に同族の3核トリフエノールを含む形で使用すること
ができる。
ポリアミドの特別な品質を改良するためにフエノール
類を用いることは長い間知られてきたことである。
斯くして立体障害されたフエノール、即ち、フエノー
ル性OH基に対して少くとも1つのo−位、好ましくはす
べてのo−位が>C3基(例えばt−ブチル又はシクロヘ
キシル)で置換されているフエノールはポリアミドにお
ける熱安定剤として使用される。
しかしながらその立体障害のために及びフエノール分
子中の脂肪族C原子が高割合のために、これらの生成物
はかなり高濃度において混和性の問題(浸出)を呈し、
更にかなり高価である。
繊維、ブラシ毛及びヤーンの変形に対して改良された
耐性をもたらす特別なフエノールは独国公開特許第1,76
9,662号に使用されている。これによると、4つ以下の
ベンゼン環を有するフエノールが第2級又は第3級アル
キル基、即ちフエノール性OH基に対して1つ又は両方の
o−位が高立体障害という条件にあう基を有することも
絶対的に必要である。
これらのポリフエノールは本発明の範囲内において非
常に有用なものでない。
独国公開特許第1,912,111号は、長鎖カルボン酸のエ
ステル及びフエノール系化合物の混合物を可塑剤成分と
して含有する可塑化されたポリアミドについて記述して
いる。
この刊行物では、前述した他の刊行物と同様に、アロ
イにすることによって衝撃性の改変されたポリアミドに
ついては言及していない。
部分的結晶性ポリアミドの吸水性を減ずるためにモノ
フエノールを用いることは独国公開特許第3,248,329号
に推奨されている。
これに言及されているモノフエノールは、かなり高濃
度において、多分モノフエノール中のフェノール性基の
含量が低いためか浸出し且つコーテイングを形成する傾
向がある。
本発明に従って使用しうるビスフエノールは、ポリア
ミド含量に対して好ましくは5〜35重量%、特に好まし
くは10〜30重量%の程度で衝撃性の改変されるポリアミ
ドに基づく成形材料に添加される。
使用されるポリアミドは、ジアミン及びジカルボン酸
から製造される線状重縮合物例えばポリアミド6,6,6,7,
6,8,6,9,6,10,6,12,8,8,又は12,12,アミノ酸からのも
の、或いは少くともC数5の対応するラクタム例えばε
−カプロラクタム又はラウロラクタムからのものであっ
てよく、或いは芳香族ジカルボン酸例えばイソフタル酸
又はテレフタル酸及びジアミン例えばヘキサメチレンジ
アミン又はオクタメチレンジアミンからもしくはアラリ
フアチツク出発物質例えばm−キシリレンジアミン又は
p−キシリレンジアミン及びアジピン酸、スベリン酸又
はセバチン酸からの重縮合物であってよく、或いは脂環
式出発物質例えばシクロヘキサンジカルボン酸、シクロ
ヘキサンジ酢酸、ジアミノジシクロヘキシルメタン又は
イソフオロンジアミンに基づく重縮合物であってよい。
部分的に結晶性のポリアミド、特に好ましくはPA6及
びPA6,6、特に非晶性ポリアミドの場合に1.6〜2.5及び
部分結晶性ポリアミドの場合に2.5〜5.0、好ましくは2.
7〜4.5の相対粘度(1%m−クレゾール中溶液において
25℃で測定)を有するポリアミドを用いることは好適で
ある。
本発明による成形材料はPA成分に対して5〜60重量
%、好ましくは10〜40重量%及び特に好ましくは12〜30
重量%の衝撃性改変成分を含有する。
本発明に従って使用しうるビスフエノールは、それが
言及したポリアミド、特に好ましくは部分結晶性ポリア
ミド、及び好ましくは極性基の部分を構造単位のして含
む公知のジエン及び/又はアクリルゴム、例えば共単量
体例えばアクリロニトリル、(メト)アクリル酸及び/
又は(メト)アクリル酸エステルと共重合していても良
い或いはコア(core)/シエル(shell)構造でグラフ
ト化されていてもよいブタジエン重合体のアロイ中に存
在する場合、非常に改良された流動性、従って容易にな
った加工性という意味において特に有効である。
ポリアミドの靭性を増大させるのに適当なこの種の重
合体は、長い間公知であり、例えば独国公開特許第2,44
4,584号(=米国特許第4,022,748号)及び独国公開特許
第2,726,256号(=米国特許第4,096,202号)に言及され
ている。
次のものは本発明による成形材料において適当の割合
の例である: ポリアミド55〜85重量%、 ゴム成分10〜30重量%、及び ビスフエノール5〜15重量%、 但し成分の合計は全体で100重量%になることが常に
要件である。
ポリアミドに基づく靭性化された成形材料を製造する
ための本発明による生成物は、ポリアミド成分、ゴム成
分及びビスフエノール成分をポリアミド成分の融点以上
で一緒に混合することによって製造することができる。
これは例えばポリアミドの製造直後にビスフエノール改
変剤をその溶融物中に混入し、次いでこれをリボンの形
で紡糸し、続いてゴム成分とのアロイ化を行なうことに
より達成できる。しかしながらすべての出発成分即ちポ
リアミド、衝撃性改変重合体及びビスフエノール成分を
通常のスクリユー押出し機中で混合することにより本発
明によって改変されたポリアミドを製造することは好適
である。
他の添加剤例えば染料又は離型助剤を更に混入する場
合には同様の方法に従うことができる。
それ故にビスフエノール成分は、押出し機の供給ホツ
パーと同じ程度の早い段階においてポリアミド成分と一
緒に秤入でき、或いは押出し中の遅い時期に押出すべき
材料に添加してもよい。
混練に対しては通常の公知の装置が的層である。双軸
押出し機を用いることは好適である。
本発明による自由流動性の、衝撃性の改変されたポリ
アミド成形材料は、ビスフエノールを含有しない対比し
うる成形材料と比べてその他の点では一定の性質パター
ンを有し且つ非常に改良された流動性及び容易になった
加工性及び傷のない表面、また(いくつかの組立て部品
からなる型からの大きな成形物の場合に)数少ない合わ
せ目線の模様が特徴である。
個々の場合、さらに水分、無機塩、熱及び紫外線に対
する安定性(「耐候性」)における改善を達成すること
も可能である。
本新規な成形材料は、射出成形法による成形物の製造
に対して、特に大きい表面を有する成形物及びさもなけ
れば加工中の高い技術費において及び表面の傷を有して
或いはしばしばこれを有さずにはじめて製造することの
できる複雑な成形物に対して特に適当である。
生成物は自動車構造体(バンパー、スポイラー及び車
体部品)における用途に対し好適である。
実施例1 相対粘度2.9を有するポリアミド6の70重量部、弾性
体I[架橋されたポリブタジエン(トルエン中で測定し
てゲル含量>70%)からなるグラフト幹80%及びメチル
メタクリレートからなるグラフト物質20%からなるグラ
フト重合体]30重量部、及びビスフエノールA10重量部
を別々に、但し同時に秤量して、ZSK32型双軸スクリユ
ー押出し機中へ導入し、そして90rpm及び260℃で押出し
た。
言及した条件下において押出し機で消費される仕事量
は23Aであり、ビスフエノールを添加しない場合に38Aで
あった。
生成物の溶融物をリボンの形で水浴中へ放出し、粒状
化し、そして含水量<0.05重量%まで乾燥した。
生成物の測定した性質を第1表に示す。
(脚注:比較生成物の場合、ビスフエノール成分に対し
て言及する量はポリアミドの重量部にポリアミドの形で
更に添加される)。
実施例2〜10 第1表に示す調製物に対する個々の成分を用いる以外
実施例1を繰返した。
製造した生成物の性質も第1表に示す(ビスフエノー
ルを添加してない対照値を括弧内に示す)。
弾性体II:架橋ポリブタジエンに基づくコア及び2つの
異なるシエル構造物からなるコア/シエル構造に基づく
架橋アクリルゴム(ヨーロツパ特許第83,446号のグラフ
ト生成物Kによる) 弾性体III:コア/シエル構造を有し及びグラフトシエル
中にメチルメタクリレートを含む架橋アクリルゴム(ロ
ーム・アンド・ハース社製アクリルゴムKM330)。
*流動長さは生成物の流動性、従ってその加工性の尺度
である;高流動長さはより良好な流動性及び従ってより
短い射出成形サイクルを示す。
この流動長さは次のように決定した:筒温度260℃の
射出成形機を用い且つ72バールの射出圧において、試験
すべき試料を90℃に保った特別な型中へ射出した。特に
容易に流動する材料はこれらの型を充填する条件下に処
理できて、後に長さ100cmのら線を取り出すことができ
る。容易に流動しない材料は上述の条件下に型を一部満
すだけである;この場合には溶融物の時期的に早すぎる
固化のため、長さ<100cmのら線しか得ることができな
い。
流動長さは5回の再現された長さをcmで示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルテイン・バンデル ドイツ連邦共和国デー4047ドルマーゲン 11・ドナトウスシユトラーセ17 (56)参考文献 特開 昭50−101441(JP,A) 特開 昭58−11549(JP,A) 特開 昭57−149353(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性手段によって加工でき且つジエン
    及び/又はアクリルゴムを含有するポリアミド成形材料
    であって、該ポリアミド含量に対して3〜40重量%の一
    般式 [式中、Rはそれぞれメチル、メトキシ又はエチル基を
    示し、m及びnは互いに独立に0,1,2,3又は4であり、
    そしてXは化学的結合、C1〜C7アルキレン又はC5〜C6
    クロアルキレン基、O,S,SO,SO2,CO或いはO−(CH2)p
    −O−を示し、但しpは2〜10の整数であり、またフエ
    ノール環に結合したすべてのRにおける脂肪族炭素原子
    の合計は6より小さい] のビスフエノールを含有する該ポリアミド成形材料。
  2. 【請求項2】用いるポリアミドが部分的に結晶性のポリ
    アミドである特許請求の範囲第1項記載の成形材料。
  3. 【請求項3】ポリアミド含量に対して60重量%までジエ
    ン及び/又はアクリルゴムを含有する特許請求の範囲第
    1〜2項のいずれかに記載の成形材料。
  4. 【請求項4】ポリアミド含量に対して10〜40重量%まで
    ジエン及び/又はアクリルゴムを含有する特許請求の範
    囲第3項記載の成形材料。
  5. 【請求項5】ポリアミド含量に対して12〜30重量%まで
    ジエン及び/又はアクリルゴムを含有する特許請求の範
    囲第4項記載の成形材料。
  6. 【請求項6】Rがメチル基を示す特許請求の範囲第1〜
    5項のいずれかに記載の成形材料。
  7. 【請求項7】m及びnが独立に0,1又は2である特許請
    求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の成形材料。
  8. 【請求項8】Xが化学的結合、C1〜C3アルキレン基、O,
    S又はSO2を示す特許請求の範囲第1〜7項のいずれかに
    記載の成形材料。
  9. 【請求項9】Xが−CH2−、−C(CH3−又は−SO2
    −を示す特許請求の範囲第8項記載の成形材料。
  10. 【請求項10】フエニル環に結合したすべての基Rにお
    ける脂肪族炭素原子の合計が3より小さい特許請求の範
    囲第1〜9項のいずれかに記載の成形材料。
  11. 【請求項11】m及びnが双方0である特許請求の範囲
    第1〜7項のいずれかに記載の成形材料。
  12. 【請求項12】ビスフエノールがビスフエノールAであ
    る特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の成形材
    料。
JP62083949A 1986-04-11 1987-04-07 ポリアミド成形材料 Expired - Lifetime JP2505195B2 (ja)

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