JP2002065995A - 遊技機用シンボル表示装置 - Google Patents

遊技機用シンボル表示装置

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JP2002065995A
JP2002065995A JP2000252716A JP2000252716A JP2002065995A JP 2002065995 A JP2002065995 A JP 2002065995A JP 2000252716 A JP2000252716 A JP 2000252716A JP 2000252716 A JP2000252716 A JP 2000252716A JP 2002065995 A JP2002065995 A JP 2002065995A
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Haruo Inoue
治雄 井上
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DRAGON KK
Dragon Co Ltd
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DRAGON KK
Dragon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンボルの視認性を向上させて、新たな興趣
を得られるようにする。 【解決手段】 第1リール12を内リール16と外リー
ル19とで構成する。内リール16及び外リール19の
シンボル18とシンボル20とを絵柄シンボルと無パタ
ーンの「ブランクシンボル」とで構成する。絵柄シンボ
ルと「ブランクシンボル」とを交互に配置する。第2、
第3リールも同様に構成する。第1〜第3リールの内リ
ールの回転が停止した後に外リールの回転が停止する。
内リール及び外リールに「ブランクシンボル」を多数配
置しているので、内リールが停止して、外リールが回転
しているときでも、内リールの絵柄シンボルを容易に判
別できる。内リールの「ブランクシンボル」の停止位置
には外リールの絵柄シンボルが停止する。リーチ目及び
当たりの表示を、内リールの絵柄シンボルの組み合わ
せ、又は内リールと外リールとの絵柄シンボルの組み合
わせで行う。多彩なリーチ目及び当たりの表示を行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンや
パチンコ機などの遊技機に組み込んで用いられるシンボ
ル表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンやパチンコ機などの遊技
機器にはシンボル表示装置が組み込まれたものが主流を
占めるようになっている。遊技機用シンボル表示装置と
しては、外周面に複数種のシンボルが配列されたリール
が実際に回転されるリール駆動タイプのものや、ROM
に格納されたグラフィックデータに基づいて疑似的にリ
ールの回転をCRTや液晶表示装置に表示してシンボル
の移動する様子を再現するビデオタイプのものとがあ
る。いずれのタイプにしても、シンボルの移動表示後に
シンボル表示窓に表示される複数種のシンボルのうち、
入賞ライン上に並んだシンボルの組み合わせによって入
賞の有無が表示される。
【0003】ところで、従来の遊技機用シンボル表示装
置には、リールの回転表示が停止された時点で即座に入
賞ライン上でシンボルが停止されてしまうことから、ゲ
ームが単調になりやすいという欠点があった。また、リ
ール駆動タイプのものでは、1リールに割り当てられる
シンボルの種類や個数をあまり多くすることはできず、
ゲームの趣向に多様性を与えることが非常に困難であっ
た。このような欠点を解決するために、リールを透明な
外リールと、この外リールの内側で回転させる内リール
との二重リールで構成したシンボル表示装置が各種提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二重リ
ールを用いたシンボル表示装置では、外リールのシンボ
ルと内リールのシンボルとが重なり合うため、内外のリ
ールの回転中やいずれか一方のリールが停止していると
きに、内リールのシンボルの判別が難しい。このため、
内リール及び外リールを停止させた段階でしか入賞の有
無の表示ができないため二重リールという独特のリール
を用いているわりにはゲームの興趣に乏しいという欠点
があった。また、これら両方のリールの回転を停止した
ときに、シンボル同士が重なり合って停止する場合があ
るため、明確にシンボルの表示ができないという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記従来技術を考慮してなされ
たもので、リールを外リールと内リールとの二重リール
で構成しながらも、外リール及び内リールの回転中やい
ずれか一方のリールが停止しているときの内リールのシ
ンボルの視認性を向上させることによりシンボルの組み
合わせに多様性を持たせて新たな興趣が得られるととも
に、これら両方のリールが停止したときに明確にシンボ
ルの表示をできるようにした遊技機用シンボル表示装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、外周面に複数種のシンボルが配列された複
数のリールの回転を停止させたときに、表示窓に現れた
シンボルの組み合わせによって当たりの有無決められ、
前記複数のリールのうちの少なくとも1つが外リールと
内リールとの二重リールで構成された遊技機用シンボル
表示装置において、前記外リールの外周を透明にし、そ
の外周に所定の表示パターンをもつ複数種類の絵柄シン
ボルを離散的に配列するとともに、これらの絵柄シンボ
ルの相互間には無パターンのブランクシンボルを設け、
かつ前記内リールの外周にも前記絵柄シンボルを離散的
に配列してその相互間に前記ブランクシンボルを設け、
前記外リール及び内リールの停止によって表示窓に現れ
るシンボルが、それぞれのリールの絵柄シンボルとブラ
ンクシンボルとの重ね合わせによって表示されるもので
ある。
【0007】なお、前記外リール及び内リールには、そ
れぞれ絵柄シンボルとブランクシンボルとが1つずつ交
互に配列されていることが好ましい。また、複数のリー
ルの全てを前記二重リールにすることにより、シンボル
の組み合わせに多様性を持たせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明のシンボル表示装置
を組み込んだパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2の
盤面3にシンボル表示装置4が組み込まれている。盤面
3には、そのほぼ中央に始動穴5が設けられる他、適数
個の通常入賞穴6,アタッカ(開閉板)7,アウト穴8
が設けられ、さらに図示は省略してあるが、障害釘や風
車などが設けられている。
【0009】球発射装置によってパチンコ球は一個ずつ
盤面3に打ち出され、始動穴5,通常入賞穴6,アウト
穴8のいずれかに入る。また、アタッカ7が開いている
ときには、アタッカ7にも入るようになる。始動穴5に
入ったときには、シンボル表示装置4が作動し、詳しく
は後述するように、入賞ライン上で所定のシンボルが揃
うと当りになり、アタッカ7が開いてパチンコ球が入り
やすくなる。なお、シンボル表示装置4が作動している
期間中に始動穴5に入ったパチンコ球は4個程度を限度
に保留球として記憶される。そして、シンボル表示装置
4が1回の作動を終了した後に、保留球がある場合には
引き続きシンボル表示装置4が作動を開始する。
【0010】始動穴5,通常入賞穴6,アタッカ7にパ
チンコ球が入ると入賞となり、景品球の払い出しが行わ
れる。アタッカ7は一定個数(例えば10個)のパチン
コ球が入るまではほとんど開いたままとなっており、一
定個数のパチンコ球が入った後でも合計16回を限度に
再び開放される。したがって、シンボル表示装置4で当
りが得られた場合には多くの景品球が得られるようにな
る。
【0011】図2にシンボル表示装置4の正面パネルを
示す。シンボル表示装置4には3個の表示窓9,10,
11が形成され、その奥にはそれぞれ第1リール12,
第2リール13,第3リール14が設けられている。第
1〜第3リール12〜14には無パターンの「ブランク
シンボル」を含む複数種のシンボルが縦方向に配列さ
れ、全てのリール12〜14が停止した時点では、シン
ボル表示窓9〜11からは1個のリールごとに3個ず
つ、したがって合計9個のシンボルが外部から観察され
るようになっている。
【0012】また、各リール12〜14が停止したとき
に、そのゲームについてシンボルの組み合わせを決める
ための破線で示す入賞ライン15a〜15eが横3本、
斜め2本の合計5本設定されている。第1〜第3リール
12〜14は、始動口5にパチンコ玉が1個入ると一斉
に回転し、その後、所定時間が経過した後にリール12
〜14が停止する。そして、いずれか一本の入賞ライン
上に「7」の「当たりシンボル」がそろうと通常当たり
となり、2本以上の入賞ライン上に「当たりシンボル」
がそろったときには大当たりとなる。また、3個全ての
表示窓9〜11に「フルーツシンボル」がそろったとき
にも大当たりとなる。なお、それ以外のシンボルの組み
合わせは全てハズレとなる。
【0013】通常当りではアタッカ7が所定回数の開閉
を繰り返して一回の処理が終了する。これに対し、大当
たり(確率変動当たり)では同様にアタッカを作動させ
る他に、その一回の処理が終了した後には、シンボル表
示装置の当たりの発生確率が高められる。この状態は次
回の当たりも大当たりであれば継続され、通常当たりが
出ると自動的に解除される。なお、シンボル表示装置の
当たりの発生確率が高められた状態の解除は、上記に限
らず、所定回数の当たりが出るまで、又はシンボル表示
装置の作動回数が一定回数になるまで継続されるように
してもよい。
【0014】第1〜第3リール12〜14はそれぞれ外
リールと内リールとの二重リールで構成されており、図
3に第1リール12についてその構造を示す。内リール
16は耐久性のある不透明な樹脂性素材で形成されてお
り、その外周面にはシンボルシート17が巻き付けられ
ている。シンボルシート17にはシンボル18が印刷さ
れている。シンボル18は絵柄シンボル及び無パターン
の「ブランクシンボル」から構成されており、前記絵柄
シンボルは「7」の「当たりシンボル」とプラム,バナ
ナ,チェリー、オレンジを表す「フルーツシンボル」と
から構成されている。そして、各シンボル18は前記絵
柄シンボルと「ブランクシンボル」とが交互に配列され
ている。なお、第2,第3リール13,14の内リール
にも同様のシンボルシートが巻き付けられているが、シ
ンボルの種類数及び配列順序については、リールごとに
適宜に変更可能である。
【0015】外リール19はその外周面となるリール体
19aが透明な樹脂で形成されおり、外リール19を通
して内リール16のシンボル18を観察することが可能
である。リール体19aには内リールと同様に、「当た
りシンボル」、「フルーツシンボル」、「ブランクシン
ボル」から構成されるシンボル20が印刷され、「当た
りシンボル」及び「フルーツシンボル」と「ブランクシ
ンボル」とが交互に配列されている。なお、第2,第3
リール13,14の外リールにも同様のリール体が巻き
付けられているが、シンボルの種類数及び配列順序につ
いては、リールごとに適宜に変更可能である。
【0016】内リール16と外リール19とには、それ
ぞれ取付け板21,22が一体に形成されており、この
取付け板21,22を介してステッピングモータに直結
される。第2リール13及び第3リール14も、第1リ
ール12と同様にそれぞれ外リール23,25と、内リ
ール24,26(図4参照)とから構成されており、外
リール23,25を通して内リール24,26を観察で
きるようになっている。
【0017】図4は第1〜第3リールを組み付けたリー
ルアッセンブリ27を示している。ベース基板28には
リール保持用のブラケット29,30が固着され、この
ブラケット29,30には各リール毎に2個ずつのステ
ッピングモータ31,32,33,34,35,36と
回転支持板37,38が例えば六角ボルトにより固定さ
れている。ステッピングモータ31,33,35には、
それぞれ第1〜第3リールの外リール19,23,25
が固定され、ステッピングモータ32,34,36に
は、それぞれ第1〜第3リールの内リール16,24,
26が固定されている。また、各々の外リール19,2
3,25の端縁は回転支持板37の内面に摺接して回転
が案内され、内リール16,24,26の端縁は回転支
持板38の内面に摺接して回転が案内されるようになっ
ている。
【0018】図5に上記シンボル表示装置が組み込まれ
たパチンコ機の電気的構成を機能ブロック図で示す。C
PU39はプログラムROM40に格納されたシーケン
スプログラムにしたがってパチンコ機の作動を制御す
る。
【0019】始動穴5に組み込まれた始動穴入賞センサ
41によって入賞が検知されると、スタート信号発生部
42からCPU39にスタート信号が入力される。CP
U39は、スタート信号に応答してモータ制御部43を
作動させ、それぞれドライバ44〜49により6個のス
テッピングモータ31〜36が駆動を開始し、外リール
19,23,25及び内リール16,24,26が一斉
に回転する。CPU39は、さらにスタート信号の入力
により乱数発生部50を作動させ、これにより1個の乱
数値がランダムにサンプリングされ、入賞判定部51に
送られる。
【0020】入賞判定部51は、サンプリングされた乱
数値を入賞確率テーブル52と照合する。入賞確率テー
ブル52は、乱数発生部50で発生される全乱数値に対
し、通常当たりを発生させる数値範囲と大当たりを発生
させる数値範囲とを割り当てるとともに、それぞれの当
たり役を成立させる入賞ラインを決めるラインデータと
を組み合わせたデータテーブルで構成されている。した
がって、入賞判定部51と入賞確率テーブル52によ
り、乱数値がサンプリングされた時点で当たりを出すか
否か、そして当たりを出す場合にはどの入賞ライン上で
当たりを成立させるかを決定することができる。
【0021】入賞確率テーブル52には、第1入賞確率
テーブル52aと第2入賞確率テーブル52bとの2種
類が用意されている。第1入賞確率テーブル52aは通
常モード下で用いられ、第2入賞確率テーブル52bは
確率変動モード下で用いられる。第1入賞確率テーブル
52aでは、通常当たりおよび大当たりに割り当てられ
た数値範囲が第2入賞確率テーブル52bよりも狭く設
定され、例えば当たり役の発生確率が1/359であ
る。これに対し、第2入賞確率テーブル52bでは、当
たり役の発生確率が1/60程度に設定されている。こ
れらの第1,第2入賞確率テーブル52a、52bは、
CPU39からの指令によりその一方のみが選択され、
乱数値のサンプリングが行われたときにそのデータが入
賞判定部51によって照合される。
【0022】電源投入後、第1入賞確率テーブル52a
が通常に選択されるのに対し、第2入賞確率テーブル5
2bは、このシンボル表示装置によって大当たりが発生
した後の確率変動モード下で選択される。確率変動モー
ドは、次回の当たりが通常当たりであったときに解除さ
れ通常モードに戻るが、次回の当たりが大当たりであっ
たときにはさらに継続される。確率変動モード下では当
たり役の発生率が高い第2入賞確率テーブル52bが利
用されるため当たり役が出やすく、しかも大当たりが出
ている限り継続されるので、遊技者にとっては非常に有
利な特典が与えられることになる。なお、確率変動モー
ドに移行したことは、パチンコ機の適宜の箇所に組み込
まれた表示器により遊技者に報知される。
【0023】サンプリングされた乱数値と入賞確率テー
ブル52との照合により、入賞判定部51は、当たり役
の有無、当たり役を成立させる場合のラインデータに基
づき、外リールストップ信号発生部53及び内リールス
トップ信号発生部54を作動させる。内リールストップ
信号発生部54は内リール16,24,26の回転開始
とともに作動され、外リールストップ信号発生部53は
内リール16,24,26が停止された後に作動され
る。
【0024】外リールストップ信号発生部53及び内リ
ールストップ信号発生部54は、乱数値に基づいて決定
された当たり役やハズレに応じて入賞ライン上でシンボ
ルが停止するように、各ステッピングモータ31〜36
の回転停止位置を表す停止位置データをCPU39に入
力する。また、外リールストップ信号発生部53及び内
リールストップ信号発生部54は、内リール16,2
4,26の「ブランクシンボル」と外リール19,2
3,25の絵柄シンボルとが重複するように停止位置デ
ータをCPU39に入力する。このため、外リール1
9,23,25が停止すると、内リール16,24,2
6及び外リール19,23,25には絵柄シンボルと
「ブランクシンボル」とが交互に配置されていることか
ら、表示窓9〜11には内リール16,24,26の
「ブランクシンボル」と外リール19,23,25の絵
柄シンボル及び内リール16,24,26の絵柄シンボ
ルと外リール19,23,25の「ブランクシンボル」
が重複して表示される。
【0025】外リール19,23,25はステッピング
モータ31,33,35、内リール16,24,26ス
テッピングモータ32,34,36によって駆動され
る。ステッピングモータ31〜36はドライバ44〜4
9を介して入力される駆動パルスの個数に応じて単位ス
テップ角ずつ回転する。
【0026】各リール16,19,23,24,25,
26には基準位置を示す信号片が設けられ、その回転が
フォトインタラプタで監視されている。そして、各リー
ル16,19,23,24,25,26が一回転するご
とにフォトインタラプタからリセット信号が得られ、駆
動パルスの個数を係数するカウンタ55〜60の計数値
が「0」リセットされる。したがって、カウンタ55〜
60の計数値はリール一回転以内での回転位置を表すこ
とになる。リセット信号が得られるときの各リール1
6,19,23,24,25,26の回転位置と、各リ
ール16,19,23,24,25,26に配列された
シンボルの種類及び配列は予め判っているから、ステッ
ピングモータ31〜36に供給される駆動パルスの個数
を監視することによって、表示窓9〜11に現れるシン
ボルの種類を識別することが可能となる。なお、内リー
ル16,24,26と外リール19,23,25とは回
転方向は同一とされているが、外リールの方が内リール
よりもやや速い回転速度で回転される。
【0027】アタッカ開閉制御部61は、全てのリール
16,19,23,24,25,26が停止し、シンボ
ル表示装置によって当たりが出たときに作動してアタッ
カ7を開放する。そして、アタッカ7に入ったパチンコ
球の数が10個に達するとアタッカ7は一旦閉じられた
後、再度開放され、16回の開閉が繰り替えされた時点
で一回の当り発生に対する処理が終わる。
【0028】以上のように構成されたシンボル表示装置
の作用について説明する。始動穴5で入賞が発生する
と、スタート信号発生部42からCPU39にスタート
信号が入力される。CPU39はモータ制御部43を介
してステッピングモータ31〜36を一斉に駆動し、第
1〜第3リール12〜14が回転を開始する。第1〜第
3リール12〜14の回転時には、表示窓9〜11を通
して外リール19,23,25は絵柄シンボルが上から
下に移動する状態で観察され、内リール16,24,2
6は外リール19,23,25の「ブランクシンボル」
を通して絵柄シンボルが上から下に移動する状態で観察
される。このとき、外リール19,23,25の絵柄シ
ンボルと内リール16,24,26の絵柄シンボルとが
重なりあって、瞬間的に内リール16,24,26の絵
柄シンボルの一部が見えなくなるものの内リール16,
24,26及び外リール19,23,25の双方に「ブ
ランクシンボル」を多数配置してあるので、内リール1
6,24,26の絵柄シンボルの視認性が良く、ゲーム
の進行の妨げになるようなことはない。
【0029】そして、乱数発生部50による抽選が行わ
れ、一つの乱数値がサンプリングされる。入賞判定部5
1はこの乱数値を入賞確率テーブル52の第1入賞確率
テーブル52aと照合し、この乱数値が通常当たり、大
当たり、ハズレのいずれに該当するかを判定する。
【0030】判定結果がハズレであるときには、CPU
39は表示窓9〜11のいずれの入賞ライン上でも当た
り役が出ないように、先ず、内リールストップ信号発生
部54からの制御データを受けて、ステッピングモータ
32,34,36を停止制御し、この後、外リールスト
ップ信号発生部53からの制御データを受けて、ステッ
ピングモータ31,33,35を停止制御する。このと
き、内リール16,24,26と外リール19,23,
25との絵柄シンボル同士が重複して入賞ライン状に停
止することがないので、これらのリールの絵柄シンボル
を明確に表示できる。
【0031】また、入賞ライン上に2個の「当たりシン
ボル」が停止した状態、又は入賞ライン上に8個の「フ
ルーツシンボル」が停止した状態すなわちリーチ目を伴
うハズレが抽選される場合がある。この場合には、CP
U39は内リールストップ信号発生部54及び外リール
ストップ信号発生部53からの制御データを受けて、入
賞ライン上に2個の「当たりシンボル」が揃うシンボル
パターン、又は入賞ライン上に8個の「フルーツシンボ
ル」が揃うシンボルパターンとなるようにステッピング
モータ31〜36の停止制御を行う。
【0032】入賞ライン上に2個の「当たりシンボル」
が揃うシンボルパターンの場合、例えば図6に示すよう
に、内リール16,24,26が停止することにより内
リール16,24,26の「当たりシンボル」の組み合
わせでリーチ目をシンボル表示する場合と、例えば図7
に示すように、内リール16,24,26及び外リール
19,23,25が停止したときに、内リール16,2
4,26及び外リール19,23,25の「当たりシン
ボル」の組み合わせによりリーチ目を表示する場合との
2種類の表示が用いられる。
【0033】また、入賞ライン上に8個の「フルーツシ
ンボル」が揃うシンボルパターンの場合、例えば図8に
示すように、内リール16,24,26及び外リール1
9,23,25が停止したときに、内リール16,2
4,26及び外リール19,23,25の「フルーツシ
ンボル」の組み合わせによりリーチ目を表示する。この
場合、内リール16,24,26が停止した時点ではハ
ズレがシンボル表示されるが、外リール19,23,2
5が停止することにより遊技者は大当たりに発展するか
否かという期待を持つようになり、遊技者に高い興趣を
抱かせることができる。
【0034】通常当たりが抽選されたときには、入賞判
定部51は第1入賞確率テーブル52aからのデータに
応じ、例えば図2に示すような1本の入賞ライン上に
「当たりシンボル」が揃うシンボルパターンとなるよう
にそれぞれのステッピングモータ31〜36の停止制御
を行う。この場合、例えば図9に示すように内リール1
6,24,26が停止することにより内リール16,2
4,26の「当たりシンボル」の組み合わせで通常当た
りをシンボル表示する場合と、例えば図10に示すよう
に内リール16,24,26及び外リール19,23,
25が停止したときに、内リール16,24,26及び
外リール19,23,25の「当たりシンボル」の組み
合わせにより通常当たりを表示する場合との2種類の表
示が用いられる。図10に示すシンボルパターンでは、
内リール16,24,26が停止した時点ではハズレが
シンボル表示されるが、外リール19,23,25が停
止することにより通常当たりに発展する可能性があるの
で、外リール19,23,25が停止するまでの間、遊
技者はハズレとなるか当たりとなるか興味を持って表示
窓9〜11を観察することとなり、興趣が高められる。
【0035】大当たりが抽選されたときには、入賞判定
部51は第1入賞確率テーブル52aからのデータに応
じ、全ての入賞ライン上で「フルーツシンボル」が揃う
シンボルパターンか、又は複数本の入賞ライン上で「当
たりシンボル」が揃うシンボルパターンとなるようにそ
れぞれのステッピングモータ31〜36の停止制御を行
う。全ての入賞ライン上で「フルーツシンボル」が揃う
シンボルパターンの場合、例えば図11に示すように、
内リール16,24,26及び外リール19,23,2
5が停止したときに、内リール16,24,26及び外
リール19,23,25の「フルーツシンボル」の組み
合わせにより大当たりが表示される。この場合、内リー
ル16,24,26が停止した時点ではハズレがシンボ
ル表示されるが、外リール19,23,25が停止する
ことによりハズレから大当たりに発展するので、遊技者
に高い興趣を抱かせることができる。
【0036】また、複数本の入賞ライン上で「当たりシ
ンボル」が揃うシンボルパターンの場合、例えば図12
に示すように内リール16,24,26の停止すること
により内リール16,24,26の「当たりシンボル」
の組み合わせで通常当たりをシンボル表示し、続いて外
リール19,23,25が停止することにより双方のリ
ールの「当たりシンボル」の組み合わせにより大当たり
が表示される場合と、例えば図13に示すように内リー
ル16,24,26及び外リール19,23,25が停
止したときに、内リール16,24,26及び外リール
19,23,25の「当たりシンボル」の組み合わせに
より大当たりを表示する場合との2種類が表示される。
なお、図12に示すシンボルパターンでは外リール1
9,23,25が停止して、大当たりが得られなかった
としても通常当たりは得られる。よって、通常当たりを
確保したうえでさらに大当たりに発展するか否かという
期待を持つようになり、遊技者には独特の興趣を与える
ことができる。
【0037】以上のように、内リール16,24,26
及び外リール19,23,25の双方にブランクシンボ
ルを多数配置してあるので、内リール16,24,26
が先に停止して、外リール19,23,25が回転中で
ある場合も、内リール16,24,26の絵柄シンボル
である「当たりシンボル」及び「フルーツシンボル」を
容易に判別できる。これにより、内リール16,24,
26のみ又は内リール16,24,26及び外リール1
9,23,25の絵柄シンボルの組み合わせで、多彩な
リーチ目の表示や通常当たり及び大当たりの表示を行う
ことができ、新たな興趣を導入することが可能になる。
【0038】大当たりが出ると、アタッカ7の開閉制御
処理が行われた後、通常モードから確率変動モードに移
行し、入賞判定部51が照合する入賞確率テーブル52
が第1入賞確率テーブル52aから第2入賞確率テーブ
ル52bに切り換えられる。したがって、それ以後はシ
ンボル表示装置4が作動したときの当たりの発生確率が
高くなり、遊技者は短期間のうちに次の当たりを得るこ
とができる。しかも、次回の当たりも大当たりであれば
確率変動モードが維持されるため、遊技者は多くの景品
球を得ることができるようになる。そして、この確率変
動モードに移行した後、通常当たりが出たことがCPU
39によって確認されると、自動的に確率変動モードが
解除され、通常モードに復帰する。
【0039】上記実施形態では、シンボル18,20は
絵柄シンボルと「ブランクシンボル」とを交互に配列し
たが、これに限らず、絵柄シンボルの相互間に「ブラン
クシンボル」を適宜個数配置して絵柄シンボルと「ブラ
ンクシンボル」とを配列してもよい。また、絵柄シンボ
ルを不透明なパターンである縁取り線と、この縁取り線
の内側に設けられた透明部とから構成してもよい。この
場合、外リールの透明部分の面積を大きくすることにな
るので、外リールが回転しているときの、内リールの絵
柄シンボルの視認性が向上する。
【0040】また、上記実施形態では、内リール16,
24,26と外リール19,23,25との回転方向を
同一とし、外リールを内リールよりもやや速い回転速度
で回転させたが、これに限らず回転方向を反対にした
り、回転速度を同一にするなど適宜の変更が可能であ
る。この場合、外リールと内リールとの回転方向及び回
転速度を同一にして、双方のリールの絵柄シンボル同士
が重なり合わないようにすると、内リールの絵柄シンボ
ルの視認性を向上させることができる。また、全てのリ
ールを二重リールで構成したが、1つのリールのみを二
重リールで構成してもよい。
【0041】また、上記実施形態では、いずれか1本の
入賞ライン上に「当たりシンボル」が揃ったときに通常
当たりとし、2本以上の入賞ライン上に「当たりシンボ
ル」が揃ったとき、又は3個すべての表示窓9〜11に
「フルーツシンボル」が揃ったときに大当たりとした
が、これに限らず、例えばいずれか1本の入賞ライン上
に「フルーツシンボル」が揃ったときに通常当たりと
し、いずれか1本の入賞ライン上に「当たりシンボル」
が揃ったとき、又は2本以上の入賞ライン上に「フルー
ツシンボル」が揃ったときを大当たりとするなど、適宜
の変更が可能である。
【0042】また、上記実施形態では、内リール16,
24,26を先に停止させた後に、外リール19,2
3,25を停止させたが、外リール19,23,25を
先に停止させてから内リール16,24,26を停止さ
せてもよい。
【0043】なお、本発明はリール駆動タイプのシンボ
ル表示装置を組み込んだパチンコ機に限らず、ビデオタ
イプのパチンコ機にも適用することができ、また、上記
実施形態と同様のリールを用いたスロットマシンやその
ほかの遊技機にも等しく適用することができる。さら
に、上記実施形態のように、入賞ラインが横3本、斜め
2本の合計5本設定された遊技機に限らず、その他の入
賞ライン数の遊技機にも本発明は適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の遊技機用シンボ
ル表示装置によれば、外周面に複数種のシンボルが配列
された複数のリールの回転を停止させたときに、表示窓
に現れたシンボルの組み合わせによって当たりの有無決
められ、前記複数のリールのうちの少なくとも1つが外
リールと内リールとの二重リールで構成された遊技機用
シンボル表示装置において、前記外リールの外周を透明
にし、その外周に所定の表示パターンをもつ複数種類の
絵柄シンボルを離散的に配列するとともに、これらの絵
柄シンボルの相互間には無パターンのブランクシンボル
を設け、かつ前記内リールの外周にも前記絵柄シンボル
を離散的に配列してその相互間に前記ブランクシンボル
を設け、前記外リール及び内リールの停止によって表示
窓に現れるシンボルが、それぞれのリールの絵柄シンボ
ルとブランクシンボルとの重ね合わせによって表示され
るので、内外のリールの回転中やいずれか一方のリール
が停止しているときでも、内リールの絵柄シンボルの視
認性が向上する。これにより、シンボルの組み合わせに
多様性を持たせて新たな興趣が得ることが可能になる。
また、内外のリールが停止したときに、明確に絵柄シン
ボルを表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面概略図である。
【図2】シンボル表示装置の正面図である。
【図3】第1リールの構成を示す斜視図である。
【図4】リールアッセンブリの構成を示す断面図であ
る。
【図5】シンボル表示装置を組み込んだパチンコ機の電
気的構成の概略を示すブロック図である。
【図6】内リールの「当たりシンボル」の組み合わせに
よるリーチ目が表示されている状態の説明図である。
【図7】内リール及び外リールの「当たりシンボル」の
組み合わせによるリーチ目が表示されている状態の説明
図である。
【図8】内リール及び外リールの「フルーツシンボル」
の組み合わせによるリーチ目が表示されている状態の説
明図である。
【図9】内リールの「当たりシンボル」の組み合わせに
よる通常当たりが表示されている状態の説明図である。
【図10】内リール及び外リールの「当たりシンボル」
の組み合わせによる通常当たりが表示されている状態の
説明図である。
【図11】内リール及び外リールの「フルーツシンボ
ル」の組み合わせによる大当たりが表示されている状態
の説明図である。
【図12】内リールの「当たりシンボル」の組み合わせ
による通常当たりが表示されるとともに、内リール及び
外リールの「当たりシンボル」の組み合わせによる大当
たりが表示されている状態の説明図である。
【図13】内リール及び外リールの「当たりシンボル」
の組み合わせによる大当たりが表示されている状態の説
明図である。
【符号の説明】
4 シンボル表示装置 16,24,26 内リール 18,20 シンボル 19,23,25 外リール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に複数種のシンボルが配列された
    複数のリールの回転を停止させたときに、表示窓に現れ
    たシンボルの組み合わせによって当たりの有無決めら
    れ、前記複数のリールのうちの少なくとも1つが外リー
    ルと内リールとの二重リールで構成された遊技機用シン
    ボル表示装置において、 前記外リールの外周を透明にし、その外周に所定の表示
    パターンをもつ複数種類の絵柄シンボルを離散的に配列
    するとともに、これらの絵柄シンボルの相互間には無パ
    ターンのブランクシンボルを設け、かつ前記内リールの
    外周にも前記絵柄シンボルを離散的に配列してその相互
    間に前記ブランクシンボルを設け、前記外リール及び内
    リールの停止によって表示窓に現れるシンボルが、それ
    ぞれのリールの絵柄シンボルとブランクシンボルとの重
    ね合わせによって表示されることを特徴とする遊技機用
    シンボル表示装置。
  2. 【請求項2】 前記外リール及び内リールには、それぞ
    れ絵柄シンボルとブランクシンボルとが1つずつ交互に
    配列されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機
    用シンボル表示装置。
  3. 【請求項3】 複数のリールの全てが前記二重リールで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機用シ
    ンボル表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288737A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Samii Kk 遊技機
JP2007330409A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機用ドラム式表示装置

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JP2006288737A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Samii Kk 遊技機
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