JP4398628B2 - パチンコ遊戯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、複数個の図柄の組み合わせによりゲームの勝敗を決定する図柄の可変表示器付きのパチンコ遊戯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のゲーム機は、周面に複数個の図柄を備えた複数個のリールを機体前面に配備し、所定の条件の下で各リールを一斉に回転させた後停止させ、停止ライン上に成立した図柄の組み合わせによりゲームの勝敗の決定を行うようにしている。
【0003】
また近年のゲーム機では、上記の機械式のリールの代わりに液晶表示板などから成る表示器を設け、この表示画面上に複数個のリールが回転または停止する画像を表示するようにしている。この場合、機体内部のメモリには、各リールの画像上に重ね表示するための複数種の図柄が所定の順序で記憶されており、リールの回転表示と合わせてこれら図柄が順次可変表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のリール画像の表示はあくまでも従前の機械式リールの動きを前提としているため、各図柄はリールの画像の動きに応じて上下いずれかの方向にスクロール表示されるだけである。このような表示方法では、古典的な図柄合わせゲームの域を越えるゲーム条件を設定することは難しく、新たな趣向を有するゲーム機を遊戯者に提供することは、到底不可能である。
【0005】
この発明は上記問題点に着目してなされたもので、所定位置で図柄をしだいに変化させることにより、従来にない魅力のある表示を行って遊戯者の関心をひく図柄の可変表示器を備えたパチンコ遊戯機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明によるパチンコ遊戯機は、複数個の図柄を個別の表示領域に表示させる液晶表示板より成る表示部と、抽選を実行する抽選手段とを備え、前記表示部の各表示領域において図柄の可変表示を行い前記抽選手段による抽選に当たったとき図柄の特定の組み合わせを表示して特別ゲームを開始させるものであり、複数種の文字の図柄についての基本パターンと、各基本パターンについて他の基本パターンとの間にそれぞれ設定される複数個の変動パターンとを記憶する記憶手段と、前記表示部の各表示領域に、前記記憶手段に記憶された各図柄の基本パターンを、その変動パターンの表示を中間に介在させて順次表示した後、いずれかの図柄の基本パターンを停止表示させる表示制御手段とを備えて成る。
前記の各基本パターンおよび各変動パターンは、立体感をイメージさせるパターンにより形成されるとともに、各基本パターンは、文字単独の図柄より成るパターンであって立方体的なイメージのユニットパターンの複数個を組み合わせて構成され、前記記憶手段には、前記の複数個の変動パターンとして、各基本パターンに共通な1個のユニットパターンと、各基本パターンより所定数のユニットパターンを除いて縮小させた縮小パターンと、前記1個のユニットパターンに所定数のユニットパターンを付加して拡大させた拡大パターンとを記憶させている。
前記表示制御手段は、前記表示部の各表示領域において図柄の可変表示を行うとき、前記記憶手段に記憶された基本パターンおよび複数個の変動パターンの読出しを行って、いずれかの基本パターンの次に縮小パターンを表示させた後、中央位置に1個のユニットパターンを表示させ、次に拡大パターンを表示させることにより基本パターンが中央位置の1個のユニットパターンに向けて一旦縮小した後その1個のユニットパターンから再び拡大して別の基本パターンに近づいていく様子を表現した後、前記別の基本パターンを停止表示させる。
【0007】
【作用】
表示部の各表示領域に、各図柄の基本パターンをその変動パターンの表示を中間に介在させて順次表示させることにより、各表示領域には、各図柄が図柄間に共通の変動パターンを経て他の図柄に変化していく様子を表した画像が表示される。この後、各表示領域に停止表示された基本パターンの組み合わせにより、ゲームの勝敗が決定される。
【0008】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例にかかるパチンコ遊戯機の外観を示す。
このパチンコ遊戯機1は、機体の前面に遊戯盤2,パチンコ玉投入皿3,操作ハンドル4,パチンコ玉払出口5,受け皿6,余剰玉放出口7,表示ランプ8a,8b,スピーカー9などを備えた構成のものである。
【0009】
前記遊戯盤2には、複数の障害釘(図示せず),入賞口10,チューリップ役物11などが、それぞれ所定の位置に配備されている。また遊戯盤2の中央部には、イメージ表示部12が配備されると共に、このイメージ表示部12の下方位置に大きな開口を有する特別入賞口14が、その両側に玉ゲート15a,15bが、それぞれ配備されている。さらに中央下部位置にはアウト玉を取り込むためのアウト口40が設けられている。
【0010】
前記パチンコ玉投入皿3は、ゲームに先立ち、複数個のパチンコ玉を投入するためのもので、図示しないパチンコ玉の取込口に連通する。操作ハンドル4は、図示しない駆動モータを有する打撃部を駆動させて前記取込口から取り込まれたパチンコ玉を遊戯盤2上へ打ち出すためのものである。
【0011】
前記イメージ表示部12は、機体の前面中央部に設けられた表示窓30内に液晶表示板を配備して成るもので、表示画面上には、後述する種々の背景イメージが適宜表示される。またこの表示画面の所定位置には、図2に示すごとく、3個のパターン表示エリア13a〜13cが設定されており、遊戯盤2上に打ち出されたパチンコ玉が前記玉ゲート15a,15bのいずれかを通過したとき、各パターン表示エリア13a〜13c(以下単に「表示エリア13a〜13c」という)には、後述する複数種の文字の基本パターンや変動パターンが可変表示される。
【0012】
各図柄表示エリア13a〜13cでの可変表示が行われているとき、後述する制御部19では抽選作業が行われている。この抽選結果が「当たり」となったとき、各表示エリア13a〜13cの可変表示が終了し、それぞれ同じ文字(例えば「7」)の基本パターンがそれぞれ停止表示される。
なお前記の抽選結果が「はずれ」であった場合は、各表示エリア13a〜13cの可変表示は順次所定のタイミングで終了し、それぞれいずれかの図柄の基本パターンが停止表示される。
【0013】
表示エリア13a〜13cに停止表示された基本パターンがいずれも同じパターンであったとき、前記特別入賞口14が所定の時間(例えば10秒間)開口状態で保持された後、一旦閉じて再度開口する特別ゲームが開始される。この開閉動作は、あらかじめ設定された所定の回数(例えば10回)繰り返して行われ、その間に遊戯盤面2上に打ち出された多数のパチンコ玉が特別入賞口14へと導かれる。
【0014】
図3は、前記図柄表示エリア13a〜13cに表示される各文字の基本パターンを示す。
この基本パターンBP1〜BP15は、「0」〜「9」の各数字と「A」,「B」,「C」,「D」,「E」の各アルファベット文字とから成る15種類の文字を立体的なイメージにデザイン化したものである。各イメージは、立方体的なイメージのパターンup(以下「ユニットパターンup」という)を複数個組み合わせて形成される。
【0015】
前記の各文字には、基本パターン以外にそれぞれ5個の変動パターンが設定されている。
これら変動パターンは、対応する文字の基本パターンから他の文字の基本パターンへと変化していく様子を表すためのもので、前記各図柄表示エリア13a〜13cにおいて、それぞれの基本パターンを、その変動パターンの表示を介在させて順次高速表示することにより、各表示エリア13a〜13cには文字が立体的に変化していく様子を表す画像が表示される。
【0016】
図4(1)〜(3)は、変動パターンの一例を示す。
図示例は、表示する文字を「0」,「1」,「2」・・・,「9」,「A」,「B」・・・「E」,「0」・・・と順に変化させることを前提として変動パターンを設定したもので、各変動パターンは、対応する基本パターンの一部のユニットパターンupの形状,位置,数を変化させてゆくことにより形成される。
【0017】
図4(1)は、文字「0」について変動パターンL11,L12,L13,L14,L15を設定した例を示す。これら変動パターンは、対応する基本パターンBP1のユニットパターンupを列毎に変化させて形成されるもので、変動パターンL11,L12,L13,L14,L15を順に並べることにより、基本パターンBP1から文字「1」の基本パターンBP2へと徐々に変化する様子が表現される。
【0018】
図4(2)は文字「1」について、図4(3)は文字「2」について、それぞれ図4(1)と同様の原則に基づき変動パターンL21〜L25,L31〜L35を設定した例を示す。またその他の文字についても同様の原則が適用され、それぞれ5つの変動パターンが設定される。
【0019】
図5(1)〜(3)は、変動パターンの他の設定例を示す。
この設定例も、表示する文字を前記と同様の順序で変化させることを前提としており、各変動パターンを順に並べることにより、各基本パターンが一旦縮小した後、再び拡大してつぎの文字の基本パターンに近づいていく様子が表現されている。
【0020】
図5(1)は文字「0」について変動パターンM11,M12,M13,M14,M15を設定した例を示す。
まず第1の変動パターンM11は、対応する基本パターンBP1から所定のユニットパターンupを除くことにより、基本パターンBP1を縮小させたもので、さらに変動パターンM11を縮小することにより、第2の変動パターンM12が設定される。第3の変動パターンM13は中央に1個のユニットパターンupを配備しただけのもので、この変動パターンM13に所定数のユニットパターンupを付加することにより、つぎの文字「1」の基本パターンBP2に近づく第4,第5の変動パターンM14,M15が設定される。
【0021】
図5(2)は文字「1」について、図5(3)は文字「2」について、それぞれ図5(1)と同様の原則に基づき変動パターンM21〜M25,M31〜M35を設定した例を示す。その他の文字についても同様の方法が適用され、それぞれ5つの変動パターンが設定される。
【0022】
図6(1)〜(3)は、変動パターンの第3の設定例を示す。
この設定例も、表示する文字を上記2例と同じ順序で変化させることを前提とするもので、各文字の基本パターンを垂直方向における中心軸のまわりに回転させたイメージにより、各変動パターンを設定している。
【0023】
図6(1)は、文字「0」について変動パターンN11,N12,N13,N14,N15を設定した例を示す。
まず第1,第2の変動パターンN11,N12は、対応する基本パターンBP1を前記中心軸のまわりに所定角度回転させたイメージであって、さらにこの基本パターンBP1を90度まで回転させたイメージを第3の変動パターンN13として設定している。一方、第4の変動パターンN14は、つぎの文字「1」のパターンを前記と逆方向に回転させたイメージであって、さらにこの変動パターンN14が回転して文字「1」の基本パターンBP2に近づいたパターンが第5の変動パターンN15として設定されている。
【0024】
上記の各変動パターンN11〜N15を順にならべることにより、文字「0」の基本パターンBP1が前記中心軸のまわりに90度まで回転した後、さらに回転して文字「1」のパターンに変化し、基本パターンBP2に近づいていく様子が表現される。
【0025】
図6(2)は文字「1」について、図6(3)は文字「2」について、それぞれ図5(1)と同様の原則に基づき変動パターンN21〜N25,N31〜N35を設定した例を示す。その他の文字についても同様の方法が適用され、それぞれ5つの変動パターンが設定される。
【0026】
なお、上記の3例に限らず、さまざまな変動パターンを設定することが可能である。また変動パターンの数は5個に限る必要はなく、さらに変動パターンの数を増やすことにより、文字が変化する状態をきめ細かく表現することができる。
なおこの実施例では、同一形状のユニットパターンupにより立体感をイメージさせる文字を基本パターンおよび変動パターンとしているが、必ずしもユニットパターンの組合せを用いる必要はない。またこれら文字のパターンに代えて立体感をイメージさせる図形を用いてもよく、フルカラー表示やコンピュータグラフィックスの手法を取り入れることにより、さらにリアルで精密な画像を表示することができる。
【0027】
この実施例のパチンコ遊戯機では、内部のメモリ内に、前記図4〜6に示した3つの設定方法による各変動パターンを各変化態様毎に記憶しておき、機体内部の適所に設けられた選択スイッチ25(図7に示す)により、任意の変化態様を選択するようにしている。
【0028】
図7は、上記のパチンコ遊戯機の電気的構成を示すもので、CPU16,ROM17,RAM18から成る制御部19にバス20を介して各入出力部が接続されている。
【0029】
前記ROM17は、ゲーム実行のためのプログラム,イメージ表示部12に表示するための各種の背景イメージ,各図柄の基本パターンおよび変動パターン,前記スピーカー9から出力する音声データ,後述する抽選を行うための抽選テーブルなどの固定データを記憶し、RAM18は、プログラム実行時の作業エリアとして用いられる。CPU16は、ROM17に格納されたプログラムやデータに従ってRAM18に対するデータの読み書きを行いつつ、入出力各部の動作を一連に制御する。
【0030】
前記バス20には、入賞玉検知センサ群21,通過玉検知センサ22a,22b,払出玉検知センサ23,打出玉検知センサ群24,選択スイッチ25,イメージ表示回路26,ランプ表示回路27,音声回路28,玉払出機構29などが接続されている。
【0031】
入賞玉検知センサ21群の各センサは、前述した各入賞口10やチューリップ役物11の裏側に設けられたセンサであって、パチンコ玉がそれぞれの入賞口や役物に取り込まれたことを検知して電気信号を出力する。また通過玉検知センサ22a,22bは、前記玉ゲート15a,15bの内側に設けられており、玉ゲート15a,15bを通過するパチンコ玉を検知して電気信号を出力する。
【0032】
払出玉検知センサ23は、機体内部のパチンコ玉貯留部(図示せず)から前記パチンコ玉払出口5に導通する払出通路に設けられ、払い出されるパチンコ玉を検知する。打出玉検知センサ群24は、打撃部近傍や遊戯盤上2の玉通路などに設けられる複数個のセンサであって、各センサからの検知信号により遊戯盤2上に打ち出されたパチンコ玉が検知される。
イメージ表示回路26は、前記イメージ表示部12の液晶表示板の表示動作を制御し、ランプ表示回路27は表示ランプ8a,8bの点灯動作を制御する。また音声回路28は、前記スピーカ9から効果音や音声データの出力を行わせるための回路である。
【0033】
玉払出機構29は、前記パチンコ払出口5にパチンコ玉を送り出すためのもので、CPU16からの指令により、前記したパチンコ玉貯留部に貯留された所定数のパチンコ玉を順次払出通路へと放出する。
【0034】
前記ROM17には、図8に示すように、イメージデータに関わるデータ領域として、データ種毎の3つの領域A,B,Cが設定されている。
このうち領域Aは基本パターンの記憶領域であって、前記図3に示した基本パターンBP1〜BP15が順次記憶される。またBは、背景イメージを記憶するためのもので、複数種の背景イメージGR1,GR2・・・が順次記憶される。
【0035】
第3の領域Cは、前記した各種の変動パターンを記憶するためのもので、さらに3つの領域R1,R2,R3に分割される。
各領域R1,R2,R3は、それぞれ図4,5,6に示した各変化態様における変動パターンを記憶するためのもので、各領域には各文字毎に設定された5つの変動パターン(計75個のパターン)が順次記憶される。
たとえば、領域R1では、文字「1」の変動パターンL11〜L15が第1番目〜第5番目の小領域に記憶され、以下、文字「2」の変動パターンL21〜L25から文字「E」の変動パターンL151 〜L155 までのパターンが順次記憶される。
【0036】
CPU16は、前記選択スイッチ25により選択された変化態様に基づき、いずれかの領域R1〜R3から各文字の変化パターンを読み出し、これをRAM18内の作業エリアにセットする。
【0037】
図9(1)は、前記RAM18内の作業エリアのデータ構成を示すもので、各文字に対応して15の領域r1 〜r15が設定されている。
図示例は、第1の変化態様(図4に示した態様)が選択された場合のデータ構成例を示すもので、領域r1 には、ROM17内の前記領域Aから読み出された基本パターンBP1と領域R1から読み出された文字「0」の変動パターンL11〜L15が順次記憶される。
他の領域r1 〜r15も同様のデータ構成をとるもので、それぞれ文字「1」〜「E」についての基本パターンおよび変動パターンが順次記憶される。
【0038】
前記した可変表示時になると、CPU16は、図9(2)に示すような順序で、各領域r1 〜r15から順次基本パターンおよび変動パターンを読み出し、各図柄表示エリア13a〜13cに表示する。このパターンの読出しおよび表示はCPU16内で発生させるクロック信号のタイミングに応じて、高速で行われるもので、これにより各図柄表示エリア13a〜13cには、文字が「0」,「1」,「2」・・・「E」,「0」・・・の順に徐々に変化していく画像が表示される。
【0039】
なお、各基本パターンや変動パターンを記憶する方法は、上記の例に限らず、例えば、図10に示すように、各変化態様毎にテーブルTB1,TB2,TB3を設定し、それぞれ基本パターンBP1〜BP15をその変動パターンと対応づけして格納するようにしても良い。
【0040】
上記のデータ設定例によれば、各テーブル毎に同じ基本パターンを格納する必要が生じるが、前記した説明のように表示するパターンをRAM18内にセットする必要はなくなる。この場合、CPU16は、選択された変化態様に応じたテーブルから直接基本パターンや変動パターンを読み出し、各表示エリア13a〜13cに表示する。
【0041】
図11は、上記のパチンコ遊戯機における制御動作を示す。
なお以下の説明では、各基本パターンおよび各変化態様毎の変動パターンは、前記図8に示した方法でROM17内に記憶されているものとする。
【0042】
ホール開店時に機体の電源がオンに設定されると、CPU16は、機体の各部を初期化するとともに、前記RAM18内の作業エリアに、各文字の基本パターンおよび選択スイッチ25により設定された変化態様に基づく変化パターンをセットし、ゲームの開始に待機する(ステップ1)。
なおこのとき、CPU16は、ROM内の領域Bから所定の背景イメージを読み出し、これをイメージ表示部12に表示させている。
【0043】
この状態で前記パチンコ玉投入皿3に所定数のパチンコ玉を投入して操作ハンドル4を操作すると、駆動モータが回転して打撃部が作動し、パチンコ玉は遊戯盤2上に打ち出される。このとき前記打出玉検知センサ群24の各センサがオンになるので、CPU16はパチンコ玉が打出し中であることを認識する(ステップ2)。
【0044】
打ち出されたパチンコ玉のいずれかが入賞口10またはチューリップ役物11に入ると、対応する入賞玉検知センサから検知信号が出力される。これによりステップ3が「YES」となり、CPU16は前記玉払出機構29を駆動させて、パチンコ玉払出口5より所定数のパチンコ玉を払い出す(ステップ4)。
【0045】
一方、盤面に打ち出されたパチンコ玉がいずれかの玉ゲート15a,15bを通過すると、該当する通過玉検知センサ22a,22bから検知信号が出力される。これによりステップ5が「YES」となり、CPU16は、前記RAM18内の第1の領域r1 から文字「0」の基本パターンBP1を読み出し、このパターンを各表示エリア13a〜13cに停止表示させる。
なお画面上の前記表示エリア13a〜13c以外の部分には、前記した背景イメージの画像がそのまま表示される。
【0046】
つぎにCPU16は、左側の表示エリア13aに対する表示制御動作を可変表示モードに切り換え、図9(2)に示した順序で各パターンを順次表示する(ステップ7)。
【0047】
表示エリア13aでの可変表示が開始されると、CPU16はつぎのステップ8で右側の表示エリア13cの表示動作を、続くステップ9で中央の表示エリア13bの表示動作を、順次可変表示モードに切り換える。続いてCPU16は、内部の乱数発生部で乱数を発生し、これをROM17内の抽選テーブルと比較する抽選処理を行う(ステップ10)。
【0048】
ステップ7の処理から所定時間が経過すると、CPU16は、左側の表示エリア13aの表示動作を切り換え、いずれかの文字の基本パターンを停止動作させる(ステップ11)。
つぎにCPU16は、前記した抽選の結果をチェックする。ステップ10で発生させた乱数値がROM17内の抽選テーブルに記憶されたものであれば、ステップ12が「YES」となり、CPU16は、つぎのステップ13で、右側の表示エリア13cに対し、左側の表示エリア13aと同じ文字の基本パターンを停止するタイミングで可変表示を停止させる。
【0049】
さらにCPU16は、つぎのステップ14で、前記スピーカ9から効果音や音声を出力したり、表示ランプ8a,8bを点滅させるなどして、遊戯者に特別ゲームのチャンスが到来した旨を報知する。
なおこのとき、ROM17から新たな背景イメージを読み出して前記パターン表示部12の背景イメージを変化させるようにすれば、より効果的な報知を行うことができる。
【0050】
特別ゲームのチャンスが到来したことを受けて、CPU16は、さらに第2の抽選を実施する(ステップ15)。
この抽選は、実際に特別ゲームを成立させるかどうかを決定するためのもので、抽選が「当たり」の場合、CPU16は、中央の表示エリア13bに対し、左右の表示エリア13a,13cと同じ文字の基本パターンが停止するタイミングで、可変表示を停止させる(ステップ16,17)。
【0051】
一方、第2の抽選が「はずれ」になった場合はステップ16が「NO」となり、CPU16は、中央の表示エリア13bに対し、左右の表示エリア13a,13cとは異なる基本パターンが停止するタイミングで、可変表示を停止させる(ステップ19)。
また最初の抽選が「はずれ」になった場合も同様に、右および中央の表示エリア13c,13bに対し、左の表示エリア13aとは異なる基本パターンが停止表示されるよう、表示動作の制御が行われる(ステップ18,19)。
【0052】
各図柄表示エリア13a〜13cの可変表示動作が終了すると、CPU16は各表示エリアに停止表示された図柄の組合せをチェックする。この結果、すべての図柄表示エリア13a〜13cに同じ図柄の基本パターンが表示されていれば、ステップ20が「YES」となり、CPU16は、ステップ21でパチンコ玉払出口5から所定数のパチンコ玉を払い出した後、特別入賞口14を開放して前記した特別ゲームの制御へと移行する。
【0053】
なお上記の実施例では、はじめに各図柄表示エリア13a〜13cに文字「0」の基本パターンBP1を停止表示させた後、左,右,中央の順に可変表示を開始するようにしているが、表示制御の方法はこれに限らず、例えば、玉ゲート15aまたは15bをパチンコ玉が通過したことをうけて、各図柄表示エリア13a〜13cの可変表示を一斉にスタートさせるようにしてもよい。また表示開始時の基本パターンはBP1に限らず、他の基本パターンBP2〜BP15のいずれであっても良く、各パターンの読出し順序も昇順,降順のいずれの順序にしても良い。
【0054】
また上記の実施例では、選択スイッチ25を機体内部に設けるようにしているが、図12に示すように、この選択スイッチ25を機体の前面に配備するとともに、適所に各変化態様を説明した表示パネル31を設けるようにすれば、遊戯者自身が好みの変化態様を選択することが可能となる。
【0055】
さらに上記の実施例では、各図柄表示エリア13a〜13cにいずれかの基本パターンを停止表示してゲーム結果を判定するようにしているが、これに限らず、基本パターンまたは変動パターンを停止表示させ、成立したパターンの組合せによってゲームの勝敗を決するようにしても良い。
【0056】
例えば、各図柄表示エリア13a〜13cにいずれか基本パターンが停止した場合に、所定のパチンコ玉の払出しを行ったり、各表示エリア13a〜13cに文字の変化を表現するような組合せ(例えば表示エリア13a,13b,13cにそれぞれ変動パターンL11,L12,L13が停止表示されるような組合せ)が成立した場合は特別ゲームに移行するなど、種々の設定が可能である。
このように、この発明によれば、多岐にわたる図柄の組合せやゲーム設定を行うことができるので、パチンコ遊戯機のみならず、スロットマシンなど他の図柄合わせゲーム機においても、趣向をこらしたゲームを展開できる。
【0057】
【発明の効果】
この発明では、複数種の図柄について基本パターンを記憶するとともに、各基本パターンについて、それぞれ他の図柄に変化する様子を表し、かつ図柄間に共通のパターンを含む複数個の変動パターンを設定して記憶しておき、表示部の各表示領域にそれぞれ基本パターンを変動パターンの表示を中間に介在させながら順次表示した後、いずれかの図柄の基本パターンを停止させるようにした。よって各表示領域には、各図柄が前記共通の変動パターンを経て他の図柄に変化していく様子を表した画像が表示されるので、従来の機械式リールの動きを模した表示にはない魅力的な表示を行って趣向をこらしたゲームを展開でき、遊戯者の関心をひくゲーム機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるパチンコ遊戯機の外観を示す正面図である。
【図2】パターン表示エリアの設定例を示す説明図である。
【図3】基本パターンの設定例を示す説明図である。
【図4】変動パターンの設定例を示す説明図である。
【図5】変動パターンの他の設定例を示す説明図である。
【図6】変動パターンの他の設定例を示す説明図である。
【図7】パチンコ遊戯機の電気構成を示すブロック図である。
【図8】ROM内のイメージデータに関わるデータ領域を説明する図である。
【図9】RAM内の作業エリアおよびCPUによる各パターンの読出し順序を説明する図である。
【図10】各変化態様毎に設定されたテーブルのデータ構成を説明する図である。
【図11】パチンコ遊戯機の制御手順を示すフローチャートである。
【図12】この発明の他の実施例にかかるパチンコ遊戯機の外観を示す正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊戯機
12 イメージ表示部
13a,13b,13c パターン表示エリア
16 CPU
17 ROM

Claims (1)

  1. 複数個の図柄を個別の表示領域に表示させる液晶表示板より成る表示部と、抽選を実行する抽選手段とを備え、前記表示部の各表示領域において図柄の可変表示を行い前記抽選手段による抽選に当たったとき図柄の特定の組み合わせを表示して特別ゲームを開始させるパチンコ遊戯機において、
    複数種の文字の図柄についての基本パターンと、各基本パターンについて他の基本パターンとの間にそれぞれ設定される複数個の変動パターンとを記憶する記憶手段と、前記表示部の各表示領域に、前記記憶手段に記憶された各図柄の基本パターンを、その変動パターンの表示を中間に介在させて順次表示した後、いずれかの図柄の基本パターンを停止表示させる表示制御手段とを備えて成り、
    前記の各基本パターンおよび各変動パターンは、立体感をイメージさせるパターンにより形成されるとともに、各基本パターンは、文字単独の図柄より成るパターンであって立方体的なイメージのユニットパターンの複数個を組み合わせて構成され、前記記憶手段には、前記の複数個の変動パターンとして、各基本パターンに共通な1個のユニットパターンと、各基本パターンより所定数のユニットパターンを除いて縮小させた縮小パターンと、前記1個のユニットパターンに所定数のユニットパターンを付加して拡大させた拡大パターンとを記憶させており、
    前記表示制御手段は、前記表示部の各表示領域において図柄の可変表示を行うとき、前記記憶手段に記憶された基本パターンおよび複数個の変動パターンの読出しを行って、いずれかの基本パターンの次に縮小パターンを表示させた後、中央位置に1個のユニットパターンを表示させ、次に拡大パターンを表示させることにより基本パターンが中央位置の1個のユニットパターンに向けて一旦縮小した後その1個のユニットパターンから再び拡大して別の基本パターンに近づいていく様子を表現した後、前記別の基本パターンを停止表示させることを特徴とするパチンコ遊戯機。
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