JP2001187181A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001187181A
JP2001187181A JP37215999A JP37215999A JP2001187181A JP 2001187181 A JP2001187181 A JP 2001187181A JP 37215999 A JP37215999 A JP 37215999A JP 37215999 A JP37215999 A JP 37215999A JP 2001187181 A JP2001187181 A JP 2001187181A
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Tomoe Nishikawa
朋江 西川
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル表示部の表示態様を、1台の遊技機で
種々に変化させて、遊技機の外観を変更させることがで
きると共に、遊技状態によって、遊技中に表示態様を変
化させることができて、視覚的効果により強烈な印象を
与えることができ、遊技を興味溢れるものにすることが
できる遊技機を提供する。 【解決手段】 ベルト式表示装置(120)は、遊技状態に
よって、回転可能な二つ以上の回転軸(130)と、回転軸
(130)間に渡されると共に、遊技者に向かって表示する
ための表示面(143)を有するベルト状のパネルベルト(14
0)とを備え、遊技部(12)における遊技状態によって、回
転軸(130)を回転させて、パネルベルト(140)の表示面(1
43)を移動させることにより、パネル表示部(18)の表示
態様を変更可能にしていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機、さらに
詳しくは、遊技状態によって表示態様を変更可能なベル
ト式表示装置を備えたスロットマシン、パチンコ機又は
その他の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機、たとえばスロッ
トマシンとしては、筐体の正面側のパネルには、遊技機
の名称等の文字情報や、特定のデザインからなる図や、
入賞図柄の説明等が、表示されていた。また、従来の遊
技機において、LEDによる文字表示や、ランプの点灯
等により、入賞抽選手段の抽選結果、入賞し、いわゆる
内部フラグ成立中であることや、入賞が確定したこと等
を遊技者に向かって報知可能な報知手段を備えているも
のがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、筐体の正面側に表示されているパネル
は、遊技機毎にデザインが固定されているものであるた
め、1台の遊技機で種々のバリエーションを楽しむこと
ができるものではなく、変化に乏しいといった第一の問
題点があった。
【0004】さらに、LED等では、表示可能領域が狭
く、視覚的な効果としては、弱く、強烈な印象を与える
ことが容易ではないという第二の問題点があった。そこ
で、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、次の点にある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する第一及び第二の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、パネル表
示部の表示態様を、1台の遊技機で種々に変化させて、
遊技機の外観を変更させることができると共に、遊技状
態によって、遊技中に表示態様を変化させることができ
て、視覚的効果により強烈な印象を与えることができ、
遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供
しようとするものである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0005】すなわち、請求項2記載の発明は、現在の
遊技状態が、通常遊技中又は特別遊技中のいずれの遊技
状態であるのかを、遊技者に向かって報知することがで
きる遊技機を提供しようとするものである。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。
【0006】すなわち、請求項3記載の発明は、現在の
遊技状態が、入賞フラグ成立中であることを、遊技者に
向かって報知することができる遊技機を提供しようとす
るものである。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0007】すなわち、請求項4記載の発明は、異なる
二つの表示態様の組合せを、同時に遊技者に向かって表
示することができる遊技機を提供しようとするものであ
る。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項2
〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0008】すなわち、請求項5記載の発明は、特別遊
技中、遊技者に付与される利益量を定量的に知ることが
できる遊技機を提供しようとするものである。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項2
〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0009】すなわち、請求項6記載の発明は、特別遊
技開始からの遊技回数を遊技者に表示することができる
遊技機を提供しようとするものである。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0010】すなわち、請求項7記載の発明は、一定時
間経過で表示態様を変更させることにより、遊技状態が
長時間、変更しないような場合であっても、外観印象を
変更させて遊技者の気分を変えさせることができる遊技
機を提供しようとするものである。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項7
項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0011】すなわち、請求項8記載の発明は、遊技ホ
ール内で側端面同士が当接するように並んで配置されて
いる遊技機のパネルベルトを一斉に同一方向に移動させ
ることができて、遊技者の気分や、遊技ホール内の雰囲
気を変化させることができる遊技機を提供しようとする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0013】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0014】すなわち、所定条件下で遊技者に利益を付
与する遊技装置を筐体(11)内部に組み込んだ遊技機(10)
において、前記遊技機(10)は、筐体(11)正面に位置し
て、遊技者が遊技を行うための遊技部(12)と、この遊技
部(12)に隣接して、遊技者に向かって表示するためのパ
ネル状のパネル表示部(18)とを備えている。そして、前
記パネル表示部(18)は、表示態様を遊技中に変更可能な
ベルト式表示装置(120)を備えている。
【0015】そして、前記ベルト式表示装置(120)は、
遊技状態によって、回転可能な二つ以上の回転軸(130)
と、前記回転軸(130)間に渡されると共に、遊技者に向
かって表示するための表示面(143)を有するベルト状の
パネルベルト(140)とを備え、前記遊技部(12)における
遊技状態によって、前記回転軸(130)を回転させて、パ
ネルベルト(140)の表示面(143)を移動させることによ
り、パネル表示部(18)の表示態様を変更可能にしている
ことを特徴とする。
【0016】なお、ここで、「パネル表示部(18)」は、
筐体(11)の正面側に位置して、遊技者に向かって表示す
るためのパネル状のものであれば良いものである。具体
的には、例えば、図2に示すような下部パネル表示部(1
52)や、上部パネル表示部(151)のいずれも含むものであ
る。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、
例えば、スロットマシンや、パチンコ機や、その他の遊
技者に利益を付与するようなものを含むものである。 (作用)本発明に係る遊技機(10)のパネル表示部(18)
は、表示態様を遊技中に変更可能なベルト式表示装置(1
20)を備えている。このため、パネル表示部(18)の表示
態様が1台の遊技機で固定されているものと比較して、
遊技機(10)の正面側の外観印象を大幅に変化させること
ができる。これにより、遊技機(10)自体は、全く変更し
ていないにも拘わらず、目新しい印象を遊技者に与える
ことができる。
【0017】さらに、ベルト式表示装置(120)は、遊技
部(12)における遊技状態によって、回転軸(130)を回転
させて、パネルベルト(140)の表示面(143)を移動させる
ことにより、パネル表示部(18)の表示態様を変更可能に
している。このため、遊技者に、遊技状態が変更したこ
とを、視覚的に強烈な印象をもって与えることができ、
遊技を興味溢れるものにすることができる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0018】すなわち、前記遊技機(10)は、周囲に複数
の図柄(61)を表示した複数の回転リール(40)と、前記回
転リール(40)の回転及び停止を制御するための制御装置
(20)とを備えている。そして、前記制御装置(20)は、複
数の前記回転リール(40)が停止した状態で、正面側に表
示される複数の図柄(61)が所定の方向の有効な入賞ライ
ン上に揃うことを条件に入賞が確定して遊技者に利益を
付与するように設定されている。
【0019】そして、前記遊技として、通常遊技と、特
定の入賞確定により開始する特別遊技とを少なくとも設
け、前記ベルト式表示装置(120)は、前記通常遊技と、
前記特別遊技とで、パネル表示部(18)の表示態様を変更
するようにしていることを特徴とする。なお、ここで、
「特別遊技」とは、「特定の入賞確定により開始する」
ものであって、具体的には、例えば、特定遊技、いわゆ
るレギュラーボーナスゲーム(以下、「RBゲーム」と
いう。)や、特定導入遊技、いわゆるビッグボーナスゲ
ーム(以下、「BBゲーム」という。)を含むものであ
る。 (作用)本発明によれば、ベルト式表示装置(120)が、
通常遊技と、特別遊技とで、パネル表示部(18)の表示態
様を変更するようにしている。これにより、現在の遊技
状態が、通常遊技中又は特別遊技中のいずれの遊技状態
であるのかを、遊技者に向かって報知することができ
る。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。
【0020】すなわち、前記制御装置(20)は、入賞か否
かの抽選を行う入賞抽選手段(110)を備え、前記入賞抽
選手段(110)による抽選結果が前記入賞である場合に入
賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記回転
リール(40)が停止した状態で、予め設定した所定の方向
の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄
(61)が揃うことを条件に入賞が確定し、遊技者に利益を
付与するように設定されている。
【0021】そして、前記ベルト式表示装置(120)は、
前記入賞フラグ成立により、パネル表示部(18)の表示態
様を変更して、遊技者に遊技状態が入賞フラグ成立中で
あることを報知するようにしていることを特徴とする。 (作用)本発明によれば、ベルト式表示装置(120)が、
入賞フラグ成立により、パネル表示部(18)の表示態様を
変更して、遊技者に遊技状態が入賞フラグ成立中である
ことを報知するようにしている。これにより、現在の遊
技状態が、入賞フラグ成立中であることを、遊技者に向
かって報知することができる。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0022】すなわち、前記ベルト式表示装置(120)
は、互いに独立して回転可能な二組の回転軸(130)と、
二組の前記回転軸(130)間にそれぞれ渡されて、異なる
表示態様の表示面(143)を有する二つのパネルベルト(14
0)とを備えていることを特徴とする。 (作用)本発明によれば、ベルト式表示装置(120)が、
互いに独立して回転可能な二組の回転軸(130)と、二組
の回転軸(130)間にそれぞれ渡されて、異なる表示態様
の表示面(143)を有する二つのパネルベルト(140)とを備
えている。このため、二組の回転軸(130)を互いに独立
して回転させることにより、それぞれの回転軸(130)に
渡されているパネルベルト(140)毎に表示態様を変更す
ることができる。これにより、二つのパネルベルト(14
0)の異なる表示態様の全ての組合せの中から、選択した
ものを、遊技者に向かって同時に表示することができ
る。したがって、パネルベルト(140)が一本の場合と比
較して、種々のバリエーションの異なる表示態様を表示
することが可能となり、より多くの情報を遊技者に向か
って報知することができる。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項2
〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0023】すなわち、前記パネルベルト(140)の表示
面(143)には、遊技者に付与する利益量が表示され、前
記ベルト式表示装置(120)は、前記特別遊技中、前記特
別遊技開始からの遊技者に付与された利益量を表示する
ようにしていることを特徴とする。なお、ここで、「遊
技者に付与する利益量」とは、具体的には、例えば、遊
技機(10)がスロットマシンの場合は、払い出されるメダ
ルの枚数を意味し、遊技機(10)がパチンコ機の場合は、
払い出されるパチンコ玉を意味するものである。 (作用)本発明によれば、パネルベルト(140)の表示面
(143)には、遊技者に対する利益量が表示され、ベルト
式表示装置(120)は、特別遊技中、特別遊技開始からの
遊技者に付与された利益量を表示するようにしている。
このため、遊技者は、特別遊技開始からの付与された利
益量を、定量的に知ることができて、現状の遊技状態を
的確に把握することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項2
〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0024】すなわち、前記パネルベルト(140)の表示
面(143)には、遊技回数が表示され、前記ベルト式表示
装置(120)は、前記特別遊技中、前記特別遊技開始から
の遊技回数を表示するようにしていることを特徴とす
る。 (作用)本発明によれば、パネルベルト(140)の表示面
(143)には、遊技回数が表示され、ベルト式表示装置(12
0)は、特別遊技中、特別遊技開始からの遊技回数を表示
するようにしている。このため、遊技者は、特別遊技開
始からの遊技回数を、定量的に知ることができて、現状
の遊技状態を的確に把握することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0025】すなわち、前記ベルト式表示装置(120)
は、一定の時間経過によって、前記回転軸(130)を回転
させて、パネルベルト(140)の表示面(143)を移動させる
ことにより、パネル表示部(18)の表示態様を変更するよ
うにしていることを特徴とする。なお、ここで、「一定
の時間経過によって」とは、予め定めた所定の時から一
定の時間が経過することを条件としていることを意味す
るものである。予め定めた所定の時とは、具体的には、
例えば、遊技を開始した時や、特別遊技に移行した時
や、遊技ホールをオープンした時(例えば午前10時)
等を含むものである。そして、これらの予め定めた所定
の時から、例えば、1時間経過を条件とするようなもの
を含むものである。したがって、本発明は、具体的に
は、例えば、遊技開始から1時間経過ごとに、回転軸(1
30)を回転させて、パネルベルト(140)の表示面(143)を
移動させることにより、パネル表示部(18)の表示態様を
変更するようなものを含むものである。また、遊技ホー
ルを午前10時にオープンしてから、午前11時、午前
12時、午後1時、午後2時というように、1時間経過
毎に、回転軸(130)を回転させて、パネルベルト(140)の
表示面(143)を移動させることにより、パネル表示部(1
8)の表示態様を変更するようなものを含むものである。 (作用)本発明によれば、ベルト式表示装置(120)が、
一定の時間経過によって、回転軸(130)を回転させて、
パネルベルト(140)の表示面(143)を移動させることによ
り、パネルベルト(140)の表示態様を変更するようにし
ている。このため、遊技状態が長時間、変更しないよう
な場合であっても、パネル表示部(18)の表示態様が変わ
ることにより、遊技機(10)全体の外観印象を変更させる
ことができる。これにより、遊技者の気分を変えさせる
ことができ、遊技に飽き足り、退屈したりするのを抑え
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0026】すなわち、前記遊技機(10)は、遊技ホール
内で側端面同士が当接するように並んで設置され、複数
の前記遊技機(10)は、前記ベルト式表示装置(120)の前
記回転軸(130)の回転方向が同一方向となるように設定
されている。そして、前記ベルト式表示装置(120)は、
所定の時刻から一定の時間経過によって、パネル表示部
(18)の表示態様を一斉に変更するようにしていることを
特徴とする。 (作用)本発明によれば、前記遊技機(10)が、遊技ホー
ル内で側端面同士が当接するように並んで設置されてい
る。そして、これら側端面同士が当接する前記遊技機(1
0)は、ベルト式表示装置(120)の回転軸(130)の回転方向
が同一方向となるように設定され、ベルト式表示装置(1
20)は、所定の時刻から一定の時間経過によって、パネ
ル表示部(18)の表示態様を一斉に変更するようにしてい
る。このため、遊技ホール内で、側端面同士が当接する
ように並んで配置されている遊技機(10)のパネル表示部
(18)の表示態様が、所定の時刻になると、一斉に変更す
ることとなる。しかも、回転軸(130)の回転方向が同一
であるため、パネル表示部(18)の表示態様が同時に同一
方向に移動する。これにより、それら遊技機(10)の一連
したパネル表示部(18)の動きは、遊技者及びその周辺に
いる者に対して、強烈な視覚的効果を与え、遊技者の気
分を変えさせることができる。また、パネル表示部(18)
の表示態様を一斉に変更させる遊技機(10)の数を、増や
すことにより、遊技ホールの雰囲気をも変えることがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明)図1乃至図6は、本発明の第一の実施の
形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及び
出力のブロック図、図2は遊技機の外観正面図、図3は
遊技機の外観斜視図、図4はパネルベルトの一部展開
図、図5及び図6は遊技機の動作の概略のフローをそれ
ぞれ示すものである。 (遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示すものであ
る。
【0028】遊技機10は、図2に示すように、四角箱状
の筐体11を有する。前記筐体11の正面の中央部には、遊
技者側に向かって臨む四角窓状の遊技部12が形成されて
いる。この遊技部12は、遊技者が遊技を行うためのもの
である。そして、この中央部の遊技部12の中央には、三
個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示
窓13が形成されている。
【0029】上記回転リール40は、図2の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、スロットマシン10の
前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の
対角線上の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ライン
が形成されている。
【0030】そして、筐体11の上部及び下部には、遊技
部12の上下に隣接して、遊技者に向かって種々の情報等
を表示するためのパネル状のパネル表示部18が形成され
ている。具体的には、パネル表示部18は、遊技部12の上
端に隣接して、筐体11の上部に位置する上部パネル表示
部151と、遊技部12の下端に隣接して、筐体11の下部に
位置する下部パネル表示部152とを備えている。 (上部パネル表示部151)上記上部パネル表示部151は、
図2に示すように、筐体11の上部に位置して、遊技者に
向かって所定の情報等を表示するためのものである。具
体的には、遊技の内容や、入賞図柄や、各入賞の払い出
しメダル枚数等を表示しているものである。 (下部パネル表示部152)上記下部パネル表示部152は、
図2に示すように、筐体11の下部に位置して、遊技者に
向かって、所定の情報等を表示するためのものである。
この下部パネル表示部152は、表示態様を遊技中に変更
可能なベルト式表示装置120を備えている。
【0031】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0032】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の一般表示装置66及びベルト式表示装置120を制御する
ための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CP
Uは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御する
ようにしても良い。
【0033】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の
手段として機能する。
【0034】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0035】また、遊技制御装置22としては、上記した
(1)〜(3)の手段に限定されるものではなく、他の
手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、入賞確定等
を遊技者に向かって報知するためのランプやスピーカ等
の一般表示装置66及びベルト式表示装置120を制御する
ためのものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0036】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。 (出力段)上記制御装置20の出力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0037】(1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)一般表示装置66(ランプ及びスピーカ) (4)ベルト式表示装置120 なお、出力段としては、上記した(1)乃至(4)のパ
ーツに限定されるものではない。 (投入スイッチ15)上記投入スイッチ15は、図2に示す
ように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチで
あって、投入された遊技メダルを検知するためのもので
ある。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。 (精算スイッチ17)上記精算スイッチ17は、図2に示す
ように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであ
って、貯留した投入メダルを払い出すためのものであ
る。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時
には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット
60の駆動を開始させるためのものである。
【0038】なお、ここで、「再遊技(Replay)」と
は、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Repla
y)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 (ストップスイッチ50)上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるためのものである。
具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すよう
に、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成
され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている
ものである。回転リール40に対応したストップスイッチ
50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停
止するように設定されているものである。 (リールユニット60)上記リールユニット60は、特に図
示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータ
と、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リー
ル40とから構成されている。そして、各回転リール40
は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの
周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えて
いる。このリールテープ42の外周面には、複数個(例え
ば21個)の図柄61が表示されている。 (ホッパーユニット65)上記ホッパーユニット65は、図
示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを
払い出すためのものである。 (一般表示装置66)上記一般表示装置66は、スピーカや
表示ランプ等であって、遊技者に入賞確定等を報知させ
るためのものである。具体的には、演出制御装置22の制
御により、入賞確定時にスピーカから入賞音を発生さ
せ、表示ランプを点灯又は点滅させることにより、遊技
者に入賞確定等を報知させるためのものである。 (ベルト式表示装置120)上記ベルト式表示装置120は、
パネル表示部18の表示態様を遊技中に変更可能なもので
ある。
【0039】具体的には、上記ベルト式表示装置120
は、遊技状態によって、回転可能な二つの回転軸130
と、回転軸130間に渡されると共に、遊技者に向かって
表示するための表示面143を有するベルト状のパネルベ
ルト140とを備えている。そして、ベルト式表示装置120
は、遊技部における遊技状態によって、回転軸130を回
転させて、パネルベルト140の表示面143を移動させるこ
とにより、パネル表示部18の表示態様を変更可能にして
いるものである。本実施の形態は、回転軸130と、それ
に掛け渡されたパネルベルト140とからなり、それらの
構造を非常にシンプルなものにすることができる。さら
に、大画面表示が可能な上に、その表示態様を種々のも
のに変更することができ、製造コストも大変、安価なも
のにすることができるものである。
【0040】上記ベルト式表示装置120は、通常遊技
と、特別遊技、具体的には、BBゲームとで、表示態様
を変更するようにしているものである。さらに、ベルト
式表示装置120は、入賞フラグ成立により、パネル表示
部18の表示態様を変更して、遊技者に遊技状態が入賞フ
ラグ成立中であることを報知するようにしているもので
ある。
【0041】さらに、本実施の形態に係るベルト式表示
装置120は、当該遊技機10において、遊技を開始した
後、一定の時間経過(具体的には、例えば1時間経過
毎)によって、回転軸130を回転させて、パネルベルト1
40の表示面143を移動させることにより、パネル表示部1
8の表示態様を変更するようにしている。具体的には、
ベルト式表示装置120のパネルベルト140は、図4に示す
ように、通常遊技中のパネル表示部18の表示態様である
通常遊技中パネルデザインAと、通常遊技中のパネル表
示部18の他の表示態様である通常遊技中パネルデザイン
Bと、入賞フラグ成立中のパネル表示部18の表示態様で
あるフラグ成立中パネルデザインPと、BBゲーム中の
パネル表示部18の表示態様であるボーナス中パネルデザ
インQとが表示されている。そして、通常遊技中に表示
される通常遊技中パネルデザインAは、旅行鞄や地球儀
が描かれてあり、旅行、旅行の計画又は旅行の準備等を
想起させるようなものとなっている。また、同様に通常
遊技中に表示される他の通常遊技中パネルデザインB
は、青い空と、白い入道雲とが表示され、飛行機での旅
行や、南方への旅行等を想起させるようなものとなって
いる。そして、入賞フラグ成立中に表示されるフラグ成
立中パネルデザインPは、青い空の中を飛ぶ飛行機が表
示され、計画していた楽しい旅行が実際にスタートした
ことを想起させるようなものとなっている。そして、B
Bゲーム中に表示されるボーナス中パネルデザインQ
は、椰子の木がある南方の島の暖かい海辺での風景が表
示され、実際に休暇を楽しんでいることを想起させるよ
うなものとなっている。すなわち、通常遊技中は、通常
遊技中パネルデザインA及び通常遊技中パネルデザインB
が、所定時間経過毎(例えば、1時間経過毎)にパネル
表示部18に交代で表示される。そして、その間、入賞抽
選手段110の抽選結果、BBゲームの入賞フラグが成立
すると、フラグ成立中パネルデザインPがパネル表示部1
8に表示される。そして、BBゲームの入賞図柄が有効
入賞ライン上に揃って入賞が確定することにより、BB
ゲームが開始され、ボーナス中パネルデザインQがパネ
ル表示部18に表示されるものである。
【0042】なお、パネルベルト140に表示される絵柄
は、上述したものに限定されるものではなく、他のもの
でも良いものである。具体的には、例えば、入賞フラグ
成立中のフラグ成立中パネルデザインPを、特定のキャ
ラクターと共に「早く当ててくれよ!」という文字表示
にし、ボーナス中パネルデザインQを、当該キャラクタ
ーと共に「おめでとう!」という文字表示にしても良い
ものである。
【0043】また、本実施の形態では、BBゲームの場
合にのみ、パネル表示部18を、フラグ成立中パネルデザ
インPやボーナス中パネルデザインQに変更して表示して
いるが、特にこれに限定されるものではなく、BBゲー
ム中でない場合におけるRBゲームにおいても同様にパ
ネル表示部18を変更させても良いものである。さらに、
また、本実施の形態では、BBゲームの入賞フラグ成立
により、フラグ成立中パネルデザインPを表示し、BB
ゲーム中は、常にボーナス中パネルデザインQを表示し
ているが、特にこれに限定されるものではない。例え
ば、BBゲームに入賞が確定したときには、ボーナス中
パネルデザインQを表示するが、BBゲーム中の一般遊
技の際には、再度、通常遊技中パネルデザインAや通常
遊技中パネルデザインBが表示され、BBゲーム中にお
けるRBゲームの入賞フラグ成立によっても、フラグ成
立中パネルデザインPが表示され、RBゲームの入賞確
定により、ボーナス中パネルデザインQが表示されるよ
うにしても良いものである。
【0044】さらに、また、上述した実施の形態では、
当該遊技機10において、遊技者が遊技を開始した後、所
定の時間(例えば、1時間)の経過によって、通常遊技
が継続中であれば、パネル表示部18の表示を変更するよ
うに設定しているが、特にこれに限定されるものではな
い。具体的には、例えば、ベルト式表示装置120を、所
定の時刻、例えば、遊技ホールがオープンする午前10
時から一定の時間(例えば1時間)の経過によって、パ
ネル表示部18の表示態様を変更するようにしても良いも
のである。これにより、遊技ホール内の当該遊技機10の
パネル表示部18を所定の時刻で、一斉に変更させること
ができる。さらに、かかる場合、当該遊技ホール内で側
端面同士が当接するように並んで設置されているような
複数台の遊技機10のベルト式表示装置120の回転軸130の
回転方向を、同一方向となるように設定することによ
り、所定の時刻で、複数台のパネル表示部18のパネルベ
ルト140を一斉に同一方向に移動させて、パネル表示部1
8の表示態様を変更させることができる。これにより、
それら遊技機10の一連したパネル表示部18の動きは、遊
技者及びその周辺にいる者に対して、強烈な視覚的効果
を与え、遊技者の気分を変えさせることができるもので
ある。また、パネル表示部18の表示態様を一斉に変更さ
せる遊技機10の数を、増やすことにより、遊技ホールの
雰囲気をも変えることができる。
【0045】さらに、また、回転軸130の中心軸は、図
3に示すように鉛直方向に設定し、パネルベルト140
は、それらの間に渡して、横方向にスクロールするよう
に設定されているが、特にこれに限定されるものではな
い。具体的には、例えば、回転軸130の中心軸が、水平
方向となるように設定し、それらの間に掛け渡されたパ
ネルベルト140を、縦方向にスクロールするように設定
しても良いものである。
【0046】また、上述した実施の形態では、ベルト式
表示装置120は、下部パネル表示部152に設けているが、
ベルト式表示装置120を上部パネル表示部151に設けても
良いものである。 (通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御手段70は、通
常遊技を行わせるためのものである。
【0047】すなわち、メダルの投入若しくはベットス
イッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Repla
y)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スター
トスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動さ
れ、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ス
トップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回
転リール40の回転が停止する。
【0048】そして、ストップスイッチ50を三個全て操
作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止す
る。このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設
定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介
して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを
払い出す代わりに、クレジットしても良い。入賞には、
遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する
小役入賞と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊
技者に付与する特別入賞と、遊技メダルの払い出しは無
いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技
を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えてい
る。そして、その抽選結果がいずれかの入賞となった場
合、その入賞に対応した入賞フラグが成立する。そし
て、抽選結果が特別入賞である場合に、特別入賞フラグ
が成立し、この特別入賞フラグ成立中に、リールユニッ
ト60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め
定められた所定の特別入賞図柄61(例えば、有効入賞ラ
イン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件
に入賞が確定し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるよ
うに形成されている。そして、抽選により特別入賞フラ
グが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わ
せが特別入賞図柄61と一致していない場合、それ以後の
遊技に特別入賞フラグ成立の権利が持ち越されるように
設定されている。なお、小役の入賞フラグは、入賞フラ
グが成立した遊技で入賞を確定させられない場合、入賞
フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0049】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。 (特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御手段80は、抽
選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技
を行わせるためのものである。
【0050】上記特別遊技としては、大別すると、次の
ゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0051】通常遊技において、図示しないが、例えば
「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホ
ッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払
い出される。このとき、BBゲームが開始される。具体
的には、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大
別すると、次の手段を備える。
【0052】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのものである。具体的
には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大
3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リー
ルの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入
賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出し
が行われるものである。
【0053】したがって、BBゲーム中では、通常遊技
と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。
ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための
特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、そ
の後RBゲームに移行するものである。なお、通常、B
Bゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行
われることになっているために、1回目のRBゲームが
終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽
選及び制御が行われるものである。
【0054】そして、BBゲームでは、BBゲーム中の
RBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはB
Bゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大3
0回の終了により、BBゲームは終了するものである。 (特定遊技制御手段101)上記特定遊技制御手段101は、
RBゲームを制御するためのものである。
【0055】具体的には、RBゲームに移行すると、メ
ダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が
表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定と
なる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RB
ゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12
回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が
可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、
或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲ
ームは終了するものである。 (入賞抽選手段110)上記入賞抽選手段110は、予め定め
た抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行
うものである。そして、入賞抽選手段110による抽選結
果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フ
ラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが
予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が
確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利
益が付与されるように設定されている。
【0056】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。 (乱数発生手段111)上記乱数発生手段111は、入賞抽選
用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜6553
5)で発生させるものである。 (乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112は、乱数発生
手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタ
ートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、
この抽出した乱数を抽出乱数データとする。 (入賞判定テーブル113)上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。 (判定手段114)上記判定手段114は、乱数抽出手段112
が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テーブル113の
抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の
全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域
データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領
域に対応する入賞を決定するものである。 (遊技機10の動作)次に、上記構成を備えた遊技機の動
作の概略について、図5及び図6に示したフローを用い
て説明する。
【0057】先ず、図5に示すステップ100におい
て、通常遊技中パネルデザインA又は通常遊技中パネル
デザインBがパネル表示部18に表示されている状態とな
る。そして、次のステップ101に進む。ステップ10
1において、入賞抽選手段110の抽選結果、BBゲーム
の入賞フラグが成立したか否かが判定される。そして、
入賞抽選手段110の抽選結果、BBゲームの入賞フラグ
が成立してると判定された場合、次のステップ105に
進む。
【0058】ステップ105において、演出制御装置22
により、ベルト式表示装置120の回転軸130が回転し、当
該回転軸130に渡してあるパネルベルト140が移動する。
これにより、パネル表示部18の表示態様の変更が行われ
る。そして、次のステップ106に進む。ステップ10
6において、パネル表示部18にパネルベルト140のフラ
グ成立中パネルデザインPが完全に表示されているか否
かが判定される。そして、パネル表示部18にパネルベル
ト140のフラグ成立中パネルデザインPが完全に表示され
ていると判定された場合、次のステップ107に進む。
【0059】ステップ107において、フラグ成立中パ
ネルデザインPが、パネル表示部18に表示されている状
態となる。そして、次のステップ108に進む。ステッ
プ108において、BBゲームの入賞図柄が、有効入賞
ラインに揃うことにより、BBゲームの入賞が確定す
る。そして、次のステップ109に進む。ステップ10
9において、演出制御装置22により、ベルト式表示装置
120の回転軸130が回転し、当該回転軸130に渡してある
パネルベルト140が移動する。これにより、パネル表示
部18の表示態様の変更が行われる。そして、次のステッ
プ110に進む。
【0060】ステップ110において、パネル表示部18
にパネルベルト140のボーナス中パネルデザインQが完全
に表示されているか否かが判定される。そして、パネル
表示部18にパネルベルト140のボーナス中パネルデザイ
ンQが完全に表示されていると判定された場合、次のス
テップ111に進む。ステップ111において、ボーナ
ス中パネルデザインQが、パネル表示部18に表示されて
いる状態となる。そして、次のステップ112に進む。
【0061】ステップ112において、所定の条件を満
足することにより、BBゲームが終了する。そして、次
のステップ113に進む。ステップ113において、演
出制御装置22により、ベルト式表示装置120の回転軸130
が回転し、当該回転軸130に渡してあるパネルベルト140
が移動する。これにより、パネル表示部18の表示態様の
変更が行われる。そして、次のステップ114に進む。
【0062】ステップ114において、パネル表示部18
にパネルベルト140の通常遊技中パネルデザインA又は通
常遊技中パネルデザインBが完全に表示されているか否
かが判定される。そして、パネル表示部18にパネルベル
ト140の通常遊技中パネルデザインA又は通常遊技中パネ
ルデザインBが完全に表示されていると判定された場
合、ステップ100に戻る。
【0063】前記ステップ101において、入賞抽選手
段110の抽選結果、BBゲームの入賞フラグが成立して
いないと判定された場合、次のステップ102に進む。
ステップ102において、遊技者が当該遊技機10におい
て、遊技を開始してから1時間経過したか否かが判定さ
れる。そして、遊技者が当該遊技機10において、遊技を
開始してから1時間経過していると判定された場合、次
のステップ103に進む。
【0064】ステップ103において、演出制御装置22
により、ベルト式表示装置120の回転軸130が回転し、当
該回転軸130に渡してあるパネルベルト140が移動する。
これにより、パネル表示部18の表示態様の変更が行われ
る。具体的には、パネル表示部18に通常遊技中パネルデ
ザインAが表示されている状態であったならば、パネル
ベルト140が移動して、通常遊技中パネルデザインBがパ
ネル表示部18に表示される。或いは、パネル表示部18に
通常遊技中パネルデザインBが表示されている状態であ
ったならば、パネルベルト140が移動して、通常遊技中
パネルデザインAがパネル表示部18に表示される。そし
て、次のステップ104に進む。
【0065】ステップ104において、パネル表示部18
にパネルベルト140の通常遊技中パネルデザインA又は通
常遊技中パネルデザインBが完全に表示されているか否
かが判定される。そして、パネル表示部18にパネルベル
ト140の通常遊技中パネルデザインA又は通常遊技中パネ
ルデザインBが完全に表示されていると判定された場
合、ステップ100に戻る。
【0066】前記ステップ106において、パネル表示
部18にパネルベルト140のフラグ成立中パネルデザインP
が完全に表示されていないと判定された場合、ステップ
105に戻る。前記ステップ110において、パネル表
示部18にパネルベルト140のボーナス中パネルデザインQ
が完全に表示されていないと判定された場合、ステップ
109に戻る。
【0067】前記ステップ114において、パネル表示
部18にパネルベルト140の通常遊技中パネルデザインA又
は通常遊技中パネルデザインBが完全に表示されていな
いと判定された場合、ステップ113に戻る。前記ステ
ップ102において、当該遊技者が遊技を開始して、1
時間経過していないと判定された場合、ステップ100
に戻る。
【0068】前記ステップ104において、パネル表示
部18にパネルベルト140の通常遊技中パネルデザインA又
は通常遊技中パネルデザインBが完全に表示されていな
いと判定された場合、ステップ103に戻る。 (第二の実施の形態) (図面の説明)図7乃至図9は、本発明の第二の実施の
形態を示すものである。
【0069】図7は遊技機の外観斜視図、図8はパネル
ベルトの一部展開図、図9は遊技機の動作の概略のフロ
ーをそれぞれ示すものである。 (遊技機10)上記遊技機10は、図7に示すように、四角
箱状の筐体11を有し、第一の実施の形態と略同様の正面
外観形状を有するものである。但し、第一の実施の形態
の場合と比較して、下部パネル表示部152のベルト式表
示装置120において、パネルベルト140が、上下二段に形
成されていることが異なるものである。
【0070】その他の外観形状は、第一の実施の形態と
同様であって、説明を省略する。遊技機10の内部には、
図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するた
めの制御装置20(図1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0071】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の
手段として機能する。
【0072】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、入賞確定等
を遊技者に向かって報知するためのランプやスピーカ等
の一般表示装置66及びベルト式表示装置120を制御する
ためのものである。そして、演出制御装置22は、ベルト
式表示装置120の上下二段に形成されているパネルベル
ト140を、それぞれ独立して移動可能に制御している。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0073】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 (出力段)上記制御装置20の出力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0074】(1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)一般表示装置66(ランプ及びスピーカ) (4)ベルト式表示装置120 なお、上記投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算ス
イッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、
リールユニット60、ホッパーユニット65、一般表示装置
66は、第一の実施の形態で説明したものと同様であっ
て、説明を省略する。 (ベルト式表示装置120)上記ベルト式表示装置120は、
パネル表示部18の表示態様を遊技中に変更可能なもので
ある。
【0075】具体的には、上記ベルト式表示装置120
は、遊技状態によって、互いに独立して回転可能な二組
の回転軸130と、この二組の各回転軸130間にそれぞれ渡
されると共に、遊技者に向かって異なる表示態様のもの
を表示するための表示面143を有する二つのベルト状の
パネルベルト140とを備えている。具体的には、二組の
回転軸130は、下部パネル表示部152の上段に位置する二
つの上段回転軸131と、下部パネル表示部152の下段に位
置する二つの下段回転軸132とを備えている。そして、
パネルベルト140は、上段回転軸131間に渡されると共
に、遊技者に向かって表示するための表示面143を有す
る上段パネルベルト141と、下段回転軸132間に渡される
と共に、遊技者に向かって表示するための表示面143を
有する下段パネルベルト142とを備えている。そして、
ベルト式表示装置120は、遊技部における遊技状態によ
って、上段回転軸131及び下段回転軸132をそれぞれ独立
して回転させて、上段パネルベルト141及び下段パネル
ベルト142の表示面143を移動させることにより、パネル
表示部18の表示態様を変更可能にしているものである。
【0076】上記ベルト式表示装置120のうち、下段回
転軸132及び下段パネルベルト142により、パネル表示部
18の下段側に表示されるものは、第一の実施の形態で説
明したベルト式表示装置120と同様のものである。具体
的には、このベルト式表示装置120の下段側に位置する
ものは、通常遊技と、BBゲームの入賞フラグ成立中の
遊技と、BBゲーム中の遊技とで、表示態様を変更する
ようにしているものである。また、このベルト式表示装
置120の下段側のものは、第一の実施の形態と同様に、
当該遊技機10において、遊技を開始した後、一定の時間
経過(具体的には、例えば1時間経過毎)によって、回
転軸130を回転させて、パネルベルト140の表示面143を
移動させることにより、パネル表示部18の表示態様を変
更するようにしている。なお、パネルベルト140のデザ
インも、第一の実施の形態と同様に、図8に示すよう
に、通常遊技中のパネル表示部18の表示態様である通常
遊技中パネルデザインAと、通常遊技中のパネル表示部1
8の他の表示態様である通常遊技中パネルデザインBと、
入賞フラグ成立中のパネル表示部18の表示態様であるフ
ラグ成立中パネルデザインPと、BBゲーム中のパネル
表示部18の表示態様であるボーナス中パネルデザインQ
とが表示されている。上段パネルベルト141のデザイン
の詳細や、上段パネルベルト141の移動タイミング等も
第一の実施の形態で説明したものと同一であるため説明
を省略する。
【0077】上記ベルト式表示装置120のうち、上段回
転軸131及び上段パネルベルト141により、パネル表示部
18の上段側に表示されるものは、BBゲーム中にメダル
が遊技者に払い出された枚数、いわゆる払い出しメダル
枚数である。具体的には、上段パネルベルト141には、
図8に示すように、「100」、「200」、「30
0」及び「400」等の払い出しメダル枚数が順に描か
れている。なお、特に図示していないが、上段パネルベ
ルト141は、メダル枚数等の数値を記入しておらず絵柄
だけの通常パネルデザインを有している。そして、BB
ゲーム中に払い出しメダル枚数が増えることにより、上
段パネルベルト141が向かって右側にスクロールし、表
示される払い出しメダル枚数の数字が増加するように設
定されている。その際、スクロールの量は、払い出しメ
ダル枚数によって、定量的に決まるように設定されてあ
り、パネル表示部18の上段の正面中央に位置する上段パ
ネルベルト141に表示された数値部分が、払い出しメダ
ル枚数となるように設定されている。これにより、遊技
者は、BBゲーム開始からの払い出されたメダルの枚数
を、具体的な数値として定量的に知ることができて、現
状の遊技状態を的確に把握することができる。
【0078】具体的には、払い出しメダル枚数が200
枚になったときは、上段パネルベルト141の「200」
の数値がパネル表示部18の正面に移動する。また、払い
出しメダル枚数が250枚になったときは、上段パネル
ベルト141の「200」と「300」との中間がパネル
表示部18の正面に移動するように設定されている。もち
ろん、パネルベルト140の移動の手順は、上述したもの
に限定されることはなく、払い出しメダル枚数が200
枚〜299枚のときは、常時、パネルベルト140の「2
00」が表示され、払い出しメダル枚数が300枚〜3
99枚のときは、常時、パネルベルト140の「300」
が表示されるように設定しても良いものである。
【0079】なお、上段パネルベルト141に表示する数
値は、上述したように払い出しメダル枚数に限定される
ものではなく、他の数値等でも良いものである。具体的
には、例えば、遊技を開始してからの投入メダル枚数を
表示するようにしても良いものである。また、払い出し
メダル枚数から投入メダル枚数を引いた残りのメダル枚
数、いわゆる純増枚数を表示するようにしても良いもの
である。さらに、遊技を開始してからの遊技回数や、B
BゲームやRBゲーム等の特別遊技開始からの遊技回数
を表示するようにしても良いものである。これらによ
り、遊技者は、投入メダル枚数や、純増枚数や、遊技回
数等を、具体的な数値として定量的に知ることができ
て、現状の遊技状態を的確に把握することができる。
【0080】なお、通常遊技制御手段70、特別遊技制御
手段80及び入賞抽選手段110は、第一の実施の形態で説
明したものと同一であって、説明を省略する。 (遊技機10の動作)次に、上記構成を備えた遊技機の動
作のうち、上段回転軸131及び上段パネルベルト141から
なるパネル表示部18の上段部分の動作の概略について、
図9に示したフローを用いて説明する。
【0081】先ず、図9に示すステップ300におい
て、上段パネルベルト141のうちメダル枚数等の数値が
記入されておらず絵柄だけからなる通常遊技中パネルデ
ザイン(図示せず)がパネル表示部18に表示されている
状態となる。そして、次のステップ301に進む。ステ
ップ301において、BBゲームの入賞図柄が有効入賞
ライン上に揃うことにより、BBゲームの入賞が確定
し、BBゲームに移行する。そして、次のステップ30
2に進む。
【0082】ステップ302において、BBゲーム中
に、入賞によりメダルを獲得して、メダルが遊技者に払
い出されるごとに、BBゲーム中の払い出しメダル枚数
に応じて上段回転軸131が回転して、上段パネルベルト1
41が移動する。そして、当該BBゲーム中の払い出しメ
ダル枚数に対応する数値表示が、パネル表示部18の中央
に位置する。そして、次のステップ303に進む。
【0083】ステップ303において、所定の条件を満
足することにより、BBゲームが終了する。そして、次
のステップ304に進む。ステップ304において、上
段回転軸131が回転して、上段パネルベルト141が移動す
る。具体的には、パネルベルト140の表示面143のうち、
払い出しメダル枚数の数値表示を記載した部分がパネル
表示部18の正面に表示されている状態から、表示面143
のうち数値表示をしていない通常遊技中パネルデザイン
(図示せず)がパネル表示部18の正面に移動するもので
ある。そして、次のステップ305に進む。
【0084】ステップ305において、通常遊技中パネ
ルデザイン(図示せず)がパネル表示部18の正面に表示
されている状態となる。そして、ステップ300に戻
る。
【0085】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0086】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
パネル表示部の表示態様を、1台の遊技機で種々に変化
させて、遊技機の外観を変更させることができると共
に、遊技状態によって、遊技中に表示態様を変化させる
ことができて、視覚的効果により強烈な印象を与えるこ
とができ、遊技を興味溢れるものにすることができる遊
技機を提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0087】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
現在の遊技状態が、通常遊技中又は特別遊技中のいずれ
の遊技状態であるのかを、遊技者に向かって報知するこ
とができる遊技機を提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0088】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
現在の遊技状態が、入賞フラグ成立中であることを、遊
技者に向かって報知することができる遊技機を提供する
ことができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0089】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
異なる二つの表示態様の組合せを、同時に遊技者に向か
って表示することができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項2〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0090】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
特別遊技中、遊技者に付与される利益量を定量的に知る
ことができる遊技機を提供することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項2〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0091】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
特別遊技開始からの遊技回数を遊技者に表示することが
できる遊技機を提供することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明によれば、上記した請
求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0092】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
一定時間経過で表示態様を変更させることにより、遊技
状態が長時間、変更しないような場合であっても、外観
印象を変更させて遊技者の気分を変えさせることができ
る遊技機を提供することができる。 (請求項8)請求項8記載の発明によれば、上記した請
求項7記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0093】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
遊技ホール内で側端面同士が当接するように並んで配置
されている遊技機のパネルベルトを一斉に同一方向に移
動させることができて、遊技者の気分や、遊技ホール内
の雰囲気を変化させることができる遊技機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観斜視図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、パネルベ
ルトを示す一部展開図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフ
ローである。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図7】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機を
示す外観斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態であって、パネルベ
ルトを示す一部展開図である。
【図9】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 遊技部 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 18 パネル表示
部 20 制御装置 21 遊技制御装
置 22 演出制御装置 30 スタートス
イッチ 40 回転リール 42 リールテー
プ 43 左側回転リール 44 中央回転リ
ール 45 右側回転リール 50 ストップス
イッチ 60 リールユニット 61 図柄 65 ホッパーユニット 66 一般表示装
置 70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制
御手段 90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊
技制御手段 100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制御
手段 110 入賞抽選手段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段 113 入賞判定テー
ブル 114 判定手段 120 ベルト式表示
装置 130 回転軸 131 上段回転軸 132 下段回転軸 140 パネルベルト 141 上段パネルベルト 142 下段パネルベ
ルト 143 表示面 151 上部パネル表
示部 152 下部パネル表示部 A 通常遊技中パ
ネルデザイン B 通常遊技中パネルデザイン P フラグ成立中パ
ネルデザイン Q ボーナス中パネルデザイン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件下で遊技者に利益を付与する遊
    技装置を筐体内部に組み込んだ遊技機において、 前記遊技機は、 筐体正面に位置して、遊技者が遊技を行うための遊技部
    と、 この遊技部に隣接して、遊技者に向かって表示するため
    のパネル状のパネル表示部とを備え、 前記パネル表示部は、表示態様を遊技中に変更可能なベ
    ルト式表示装置を備え、 前記ベルト式表示装置は、 遊技状態によって、回転可能な二つ以上の回転軸と、 前記回転軸間に渡されると共に、遊技者に向かって表示
    するための表示面を有するベルト状のパネルベルトとを
    備え、 前記遊技部における遊技状態によって、前記回転軸を回
    転させて、パネルベルトの表示面を移動させることによ
    り、パネル表示部の表示態様を変更可能にしていること
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機は、 周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールと、 前記回転リールの回転及び停止を制御するための制御装
    置とを備え、 前記制御装置は、複数の前記回転リールが停止した状態
    で、正面側に表示される複数の図柄が所定の方向の有効
    な入賞ライン上に揃うことを条件に入賞が確定して遊技
    者に利益を付与するように設定され、 前記遊技として、通常遊技と、特定の入賞確定により開
    始する特別遊技とを少なくとも設け、 前記ベルト式表示装置は、前記通常遊技と、前記特別遊
    技とで、パネル表示部の表示態様を変更するようにして
    いることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、入賞か否かの抽選を行
    う入賞抽選手段を備え、 前記入賞抽選手段による抽選結果が前記入賞である場合
    に入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記
    回転リールが停止した状態で、予め設定した所定の方向
    の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄
    が揃うことを条件に入賞が確定し、遊技者に利益を付与
    するように設定され、 前記ベルト式表示装置は、前記入賞フラグ成立により、
    パネル表示部の表示態様を変更して、遊技者に遊技状態
    が入賞フラグ成立中であることを報知するようにしてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記ベルト式表示装置は、互いに独立し
    て回転可能な二組の回転軸と、 二組の前記回転軸間にそれぞれ渡されて、異なる表示態
    様の表示面を有する二つのパネルベルトとを備えている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】 前記パネルベルトの表示面には、遊技者
    に付与する利益量が表示され、 前記ベルト式表示装置は、前記特別遊技中、前記特別遊
    技開始からの遊技者に付与された利益量を表示するよう
    にしていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1
    項に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記パネルベルトの表示面には、遊技回
    数が表示され、 前記ベルト式表示装置は、前記特別遊技中、前記特別遊
    技開始からの遊技回数を表示するようにしていることを
    特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記ベルト式表示装置は、一定の時間経
    過によって、前記回転軸を回転させて、パネルベルトの
    表示面を移動させることにより、パネル表示部の表示態
    様を変更するようにしていることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技機は、遊技ホール内で側端面同
    士が当接するように並んで設置され、 複数の前記遊技機は、前記ベルト式表示装置の前記回転
    軸の回転方向が同一方向となるように設定され、 前記ベルト式表示装置は、所定の時刻から一定の時間経
    過によって、パネル表示部の表示態様を一斉に変更する
    ようにしていることを特徴とする請求項7記載の遊技
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004008405A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Aruze Corp 遊技機筐体
JP2007130261A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Aruze Corp 遊技機
JP2009153549A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Sammy Corp 遊技機システム
JP2009172092A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Daxel Kk 遊技機
JP2011000217A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Daito Giken:Kk 遊技台

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