JP2010172445A - 演出システム及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の遊技機で遊技をしている遊技者に臨場感溢れる演出を体感させることができるともに、特定の遊技機を目立たせることができる演出システムを提供する。
【解決手段】遊技場の遊技機とホールコンピュータを相互に通信可能に形成し、遊技場内のいずれかの遊技機が特定状態となった場合に、当該遊技機及び当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各演出表示装置が、実行中の演出表示を中断して各遊技機の位置に応じて割り振られた表示を行うことにより、全体として一つの表示態様を構成するようにした。
【選択図】図7

Description

この発明は、遊技場に設置される遊技機を複数用いて行われる演出システムと、この演出システムに使用される遊技機に関するものである。
遊技場に設置される遊技機、例えばスロットマシンにおいては、遊技状態を報知する演出表示を、単独の遊技機にとどまらず、複数台の遊技機を連動させて行わせる発明が種々なされている。例えば特許文献1には、サーバーから複数の遊技機に演出情報を送ることによって、複数の遊技機で同時に演出を行わせるようにした技術が、特許文献2には、複数の遊技機同士を通信可能として、ある遊技機で発生した演出を他の遊技機でも同期させて行わせるようにした技術が、それぞれ開示されている。
特開2003−79842号公報 特開2007−244642号公報
しかし、上記した従来の複数遊技機による連動演出としては、所定方向に並列している複数台の遊技機のランプを一斉に点灯させたり、離れた位置に設置されている同種の遊技機について演出を連動させたりするものはあったが、所定範囲に設置されている遊技機の表示が有機的に結合し全体として一体性を持った演出表示を構成するようなものは存在しなかった。
そこで、請求項1乃至4に記載の発明は、従来にない斬新な態様の連動演出を実行可能にすべくなされたものであり、特定の遊技機とその周辺に設置されている遊技機のそれぞれが所定の演出表示を行うことにより、それが全体として一つのまとまった演出表示となり、特定の遊技機で遊技をしている遊技者に臨場感溢れる演出を体感させることができるともに、特定の遊技機を目立たせることができる演出システムを提供することを目的とする。また、請求項5に記載の発明は、上記演出システムに適した遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技場に設置される複数の遊技機(スロットマシン1)と、遊技場の遊技機全体を管理するホールコンピュータ(HC)とを用いた演出システムに係る。この演出システムにおいては、前記各遊技機(1)は、筐体と、筐体の正面に設けられる演出表示装置(70)と、前記演出表示装置(70)の作動を制御するための制御装置(20)とを少なくとも備え、前記制御装置(20)は、前記ホールコンピュータ(HC)から出力された信号を受信可能であるとともに当該信号に基づいて前記演出表示装置(70)に所定の表示を行わせる表示制御手段(120)を少なくとも備え、遊技状態が特定状態となった場合には、前記ホールコンピュータ(HC)に対して所定の特定状態信号を出力可能に形成されている。一方前記ホールコンピュータ(HC)は、遊技場に設置されているいずれかの遊技機から前記特定状態信号を入力した場合には、少なくとも前記特定状態信号を出力した遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機に対して、複数の遊技機により同時に又は時間差をおいて実行される連動演出に係る演出表示であって、一の遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機について遊技機の設置位置に応じて各遊技機ごとに定められた表示のうち、各遊技機に割り振られた表示を行わせるための表示指令信号を出力可能に形成されている。
そして、前記各遊技機の表示制御手段(120)は、前記ホールコンピュータ(HC)から前記表示指令信号を受信した場合には、前記演出表示装置(70)が他の表示を表示中であっても、前記受信した表示指令信号に基づく表示を前記演出表示装置(70)に表示可能に形成され、遊技場内のいずれかの遊技機が特定状態となった場合には、当該遊技機及び当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各演出表示装置(70)が、各遊技機の位置に応じて割り振られた表示を行うことにより、全体として一つの表示態様を構成することを特徴とする。
本発明に係る遊技機は、スロットマシンやパチンコ遊技機とすることができる。
ここで、各遊技機がホールコンピュータ(HC)に対して出力する「特定状態信号」とは、遊技機の遊技状態が特定状態となったことを知らせる信号であって、「特定状態」には、特定の当選、特定の入賞など遊技状態の変化の他、遊技状態の変化に伴い遊技に付随して行われる演出が変化する場合も含まれる。
また、「表示指令信号」は、連動演出に係る表示を行わせるための指令信号である。本発明には、表示指令によって各遊技機が保持している連動演出に係る表示データに基づき所定の表示を行わせる場合と、表示指令信号とともにホールコンピュータ(HC)から送信される表示データに基づき各遊技機が所定の表示を行わせる場合の双方を含む。
(作用)
本発明において、遊技場内のある遊技機が特定状態、例えばボーナスゲームに入賞又は当選したとき、あるいは遊技機内部で連動演出の実行を決定した場合には、その旨を伝える特定状態信号がホールコンピュータ(HC)に出力される。信号を受信したホールコンピュータ(HC)では、当該遊技機を特定するとともに、少なくとも当該遊技機の周囲の所定範囲に配置されている各遊技機に対して、実行される連動演出に係る表示を行わせるための表示指令信号を出力する。表示指令信号を受信した遊技機は、演出表示装置(70)で他の表示を実行中の場合にはこれを中断させて、各遊技機に割り振られた連動演出に係る表示を行わせる。表示は、音声、画像、発光体の点灯点滅を含む。なお、特定状態となった遊技機については、ホールコンピュータ(HC)からの表示指令信号によって自らに割り振られた表示を行うのであってもよいし、遊技機自らの決定に基づいて自らに割り振られた表示を行うのであってもよい。
本発明によれば、一定の範囲に配置されている遊技機がある特定の遊技機に向けて演出表示(例えば音声出力)を行うように形成することにより、特定の遊技機で遊技をしている遊技者に対して興趣溢れる演出表示を提供することができる。また、一定の範囲に配置されている遊技機がある特定の遊技機の表示と時間差を持って表示(例えば発光体の点滅や液晶表示画面への表示)を行うように形成することにより、あるいは、一定の範囲に配置されている遊技機がある特定の遊技機を除いて演出表示を行わないように形成することにより、遊技場内の所定の一画において特定の遊技機を目立たせることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、遊技場に設置される複数の遊技機を用いた演出システムであって、前記各遊技機は、筐体と、筐体の正面に設けられる演出表示装置(70)と、前記演出表示装置(70)の作動を制御するための制御装置(22)とを少なくとも備え、前記制御装置(22)は、当該遊技機の所定範囲内に設置されている他の遊技機から出力される信号を受信可能であるとともに当該信号に基づいて前記演出表示装置(70)に所定の表示を行わせる表示制御手段(120)を少なくとも備えている。また、前記各遊技機は、遊技状態が特定状態となった場合には、複数の遊技機により同時に又は時間差をおいて実行される連動演出に係る演出表示であって、一の遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機について遊技機の設置位置に応じて各遊技機ごとに定められた表示のうち、当該遊技機に割り振られた表示を前記演出表示装置に表示させ、かつ当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機に対して、前記連動演出に係る表示のうち各遊技機に割り振られた表示を行わせるための表示指令信号を出力可能に形成され、前記各遊技機の表示制御手段(120)は、当該遊技機の所定範囲内に設置されているいずれかの遊技機から前記表示指令信号を受信した場合には、前記演出表示装置が他の表示を表示中であっても、前記受信した表示指令信号に基づく表示を前記演出表示装置(70)に表示可能に形成されている。そして、遊技場内のいずれかの遊技機が特定状態となった場合に、当該遊技機及び当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各演出表示装置が、各遊技機の位置に応じて割り振られた表示を行うことにより、全体として一つの表示態様を構成することを特徴とする。
本発明は、所定範囲に設置されている遊技機同士を相互に通信可能に形成し、いずれかの遊技機が特定状態となった場合には、その遊技機からの表示指令信号に基づいて、周辺の遊技機が連動演出に係る表示を実行可能としたものである。
本発明のようにしても、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、前記遊技機は、前記演出表示装置(70)として音声出力装置(73)を備え、遊技場内のいずれかの遊技機の遊技状態が特定状態となった場合には、当該遊技機及び当該遊技機の少なくとも左右若しくは後方に設置されている複数の遊技機の各音声出力装置(73)が、各遊技機の位置に応じて割り振られた音声を出力することにより、前記特定状態となった遊技機の正面に座している遊技者に対して、複数の音声によって立体的な音響効果を生じさせるようにしたことを特徴とする。
本発明及び次項の発明は、連動演出を具体的に限定したものである。
本発明には、特定状態となった遊技機の左右に配置されている遊技機の音声出力装置(73)が、特定状態となった遊技機の遊技者に向けて音声を出力するようにしたものや、特定状態となった遊技機の左右及び通路を挟んで遊技者の後ろ側に配置されている遊技機の音声出力装置(73)が、特定状態となった遊技機の遊技者に向けて音声を出力するようにしたものが含まれる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、前記遊技機は、前記演出表示装置(70)として発光表示装置(72)を備え、遊技場内のいずれかの遊技機の遊技状態が特定状態となった場合には、前記特定状態となった遊技機の発光表示装置(72)の発光パターンが順次変化するとともに、前記特定状態となった遊技機及び当該遊技機の少なくとも横方向に並列する所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各発光表示装置(72)が、各遊技機の位置に応じて割り振られた点灯又は点滅を行うことにより、並列している遊技機の発光表示装置(72)が、前記特定の遊技状態となった遊技機の発光表示装置(72)の発光パターンの変化を順次受け継いで移行するようにしたことを特徴とする。
ここで、「発光パターンの変化を順次受け継いで移行」するとは、特定状態となった遊技機の発光表示装置(72)が順次色彩を変えて点灯する場合に、その左右に並んでいる遊技機の発光表示装置(72)が色彩の変化を追うように色彩を変えて点灯するものや、特定状態となった遊技機のを中心として周囲に点灯(消灯)が広がっていくように、周囲に配置されている遊技機の発光表示装置(72)が点灯(消灯)するものを含む。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、遊技場内のいずれかの遊技機が特定状態となった場合に、当該遊技機及び当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各演出表示装置(70)が、各遊技機の位置に応じて割り振られた表示を行うことにより、全体として一つの表示態様を構成する演出システムに用いられる遊技機である。この遊技機は、筐体と、筐体の正面に設けられる演出表示装置(70)と、前記演出表示装置(70)の作動を制御するための制御装置(22)とを少なくとも備え、前記制御装置(22)は、遊技機の外部から出力された信号を受信可能であるとともに当該信号に基づいて前記演出表示装置(70)に所定の表示を行わせる表示制御手段(120)を少なくとも備え、遊技状態が特定状態となった場合には、遊技機の外部に所定の信号を出力可能に形成され、前記表示制御手段(120)は、遊技状態が特定状態となった場合には、複数の遊技機により同時に又は時間差をおいて実行される連動演出に係る演出表示であって、一の遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機について遊技機の設置位置に応じて各遊技機ごとに定められた表示のうち、当該遊技機に割り振られた表示を前記演出表示装置に表示させることができ、前記所定範囲内に設置されている複数の遊技機のいずれかが特定状態となった場合において、前記特定状態となったいずれかの遊技機に対応して設けられた連動演出に係る表示のうち当該遊技機に割り振られた表示を行わせるための表示指令信号を受信した場合には、前記演出表示装置(70)が他の表示を表示中であっても、前記受信した表示指令信号に基づく表示を前記演出表示装置(70)に表示可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「遊技機外部」とは、ホールコンピュータ(HC)であってもよいし周辺に配置されている他の遊技機でもよい。
本発明は、以上のように構成されているので、請求項1乃至4に記載の発明によれば、特定の遊技機とその周辺に設置されている遊技機のそれぞれが行う演出表示が、全体として一つのまとまった演出表示となり、特定の遊技機で遊技をしている遊技者に臨場感溢れる演出を体感させることができるともに、特定の遊技機を目立たせることができる演出システムを提供することができる。また、請求項5記載の発明によれば、かかる演出システムに適した遊技機を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、遊技場におけるスロットマシンの配置図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの演出実行制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの演出実行制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、ホールコンピュータの演出決定制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、複数遊技機を用いた音声による演出の具体例を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、複数遊技機を用いた発光表示による演出の具体例を示す説明図である。
以下、本発明を表す好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図1に示すように、正面側が開口する方形箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口を開閉自在かつロック可能な前扉3を有している。
前記筐体11の内部において、開口上部には3個の回転リール40を有するリールユニット60が設置され、開口下部には、メダルを貯留するとともに入賞時等にメダルを払い出すためのホッパーユニット65が設けられている。また、前記リールユニット60の上方には、スロットマシン1の全体の動作を制御するための制御装置20が配置されている。
前記前扉3は、筐体1にヒンジ(図示せず)を介して水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉である。そして、前記前扉3の上方には、図1に示すように、遊技者側に向かって臨む上パネル12が設けられており、上パネル12の中央には、3個の回転リール40の図柄を視認可能な図柄表示窓13が形成されている。そして、この図柄表示窓13の下側は、スロットマシン1を作動させるための操作スイッチ類が設けられた操作部3Aとなっており、操作部3Aの右端にはメダル投入口14が設けられている。また、メダル投入口14の下方であって前扉3の裏側には、投入メダルを検知しメダルを判別するためのメダルセレクター4が設けられている。
さらに、前扉3の下部には、ホッパーユニット65から払い出されるメダルを排出するためのメダル払い出し口18と、メダル払い出し口18から排出されたメダルを受け入れる下皿3Cが形成されている。そして、前記操作部3Aと下皿3Cの間には、下パネル3Bが設けられている。
そして、スロットマシン1は、図2に示すように、いわゆる島と呼ばれる遊技場の固定設備に複数台を横方向に並列させて設置されるとともに、それぞれのスロットマシン1は、遊技場のホールコンピュータHCと電気的に接続されている。ここで、設置されている各スロットマシン1には、各設置場所に応じた認識番号が付されており、この認識番号に基づく各スロットマシン1の位置情報は、ホールコンピュータHCに記憶されている。そして、ホールコンピュータHCは、各スロットマシン1から外部に出力される情報を元に、遊技場全体の稼働状況を把握することができるようになっている。さらに、本実施の形態においては、ホールコンピュータHCは、各スロットマシン1の遊技状態に応じて、複数のスロットマシン1を用いた連動演出を行わせることができるように形成されているものであるが、この詳細については後述する。
(制御装置20)
制御装置20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、各種制御を行うものである。制御装置20としては、図3に示すように、主制御装置21及び副制御装置22が設けられている。
主制御装置21は、主としてスロットマシン1の遊技に関わる制御を行うためのものである。また副制御装置22は、前記主制御装置21からの諸信号を受信して、主として遊技に付随する演出を制御するためのものである。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図3に示すように、メダルセンサ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、外部入力装置80、のパーツが接続されている。
メダルセンサ15は、図1に示すように、メダルセレクター4に設けられた遮光センサなどの検知手段であって、メダル投入口14から投入されたメダルを検知するためのものである。
ベットスイッチ16は、図1に示すように、操作部3Aの上面左側に位置するスイッチであって、クレジットメダルをメダル投入に代えるためのものである。ここで、クレジットとは、投入メダルを所定枚数、遊技機内部に貯留しておくことであり、クレジット数は、特に図示しないが上パネル12に設けられた所定のクレジット表示部に表示される。そして、ベットスイッチ16を操作するとクレジット表示が減算され、その分のメダルが投入されたものと扱われて遊技が開始可能となるものである。
精算スイッチ17は、図1に示すように、前記ベットスイッチ16の左側に位置するスイッチであって、クレジットメダルを払い戻すためのものである。
スタートスイッチ30は、図1に示すように、操作部3Aの前面に設けられたレバーであって、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60のリールモータの駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、リールユニット60のリールモータの駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
外部入力装置80は、特に図示しないが、筐体11の内部に配置されており、一般に集中端子板と呼ばれているものに含まれる。外部入力装置80は、後述するホールコンピュータHCから出力される諸信号をスロットマシン1の制御装置20に入力するためのものである。ここで、外部入力装置80は、ホールコンピュータHCから出力される諸信号を主制御装置21に出力することはなく、すべて副制御装置22に出力するようになっている。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図3に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出表示装置70(画像表示装置71、発光表示装置72、音声出力装置73)、外部出力装置81、のパーツが接続されている。
リールユニット60は、スロットマシン1の主たる遊技装置であって、枠体に固定或いは支持された3個のリールモータ(図示せず)と、各々のリールモータの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
ホッパーユニット65は、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ払い出すためのメダル払い出し貯留装置である。ホッパーユニット65から排出されたメダルは、前扉3に設けられたメダル払い出し口18から下皿3Cに払い出される。
演出表示装置70は、後述する副制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出表示を行うためのものである。具体的には、演出表示装置70は、画像表示部としての液晶表示装置71及び発光表示装置72及び音声出力装置73から構成されている。
液晶表示装置71は、図1に示すように、上パネル12の図柄表示窓13の上方に設けられた窓部から液晶画面が表出するように配置されており、液晶画面に文字図形動画等を表示し、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像の表示部としては液晶表示装置71に限られず、例えばLEDを用いたドットマトリックスなどを設けても良い。
発光表示装置72は、図1に示すように、上パネル12の周囲に設けられた電飾であって、透光性を有するランプカバーの内部に設けられたLEDや電球などの発光体の点滅によって、入賞等を報知するためのものである。発光表示装置72は、例えば赤、青、緑など色彩が異なる複数の発光体を内蔵しており、点灯される発光体によってランプカバーから透過される発光色が異なるようにすることができる。
音声出力装置73は、入賞音や操作手段の操作音、BGM等の音声を出力するためのものである。本実施の形態では、図1に示すように、音声出力装置73として、前扉3の上端隅角部に設けられた2個の上部スピーカ73Aと、下皿3Cの奥壁に設けられた2個の下部スピーカ73Bを有している。そして、上部スピーカ73A及び下部スピーカ73Bは、その双方又は少なくともいずれか一方が、指向性を変化させることができるように形成されている。例えば、指向性を付与する音と指向性を付与しない音との双方を再生可能なスピーカ(例えば、超音波トランスデューサを用いた指向性スピーカ)を使用し、指向性を付与した音を再生する動作モードと指向性を付与しない音を再生する動作モードとを切り換えることによって、出力される音声の指向性を変更することができる。
外部出力装置81は、特に図示しないが、筐体11の内部に配置されており、一般に集中端子板と呼ばれているものである。外部出力装置81は、制御装置20から出力される諸信号を、ホールコンピュータHCに出力するためのものである。
(主制御装置21)
次に、主制御装置21について、図3に基づき詳述する。
主制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この主制御装置21は、遊技制御手段90として機能する。
(遊技制御手段90)
遊技制御手段90は、遊技を制御するためのものであり、特に図示しないが、回転リール40の作動を制御するためのリール制御手段、当選判定の抽選を行うための当選抽選手段、抽選結果及び回転リール40の停止図柄に基づき入賞を判定する入賞判定手段などを備えている。
そして、スロットマシン1は、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、特に図示しない当選抽選手段によって当選判定の抽選が行われ、リールユニット60が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の1個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を3個全て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、所定の当選に係る図柄が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
ここで、当選判定の抽選は、スタートスイッチ30の操作タイミングで、カウント抽出手段がループカウンターの数値を読み取り、この数値と、前記ループカウンターがカウントする数値を全領域として各当選項目の当選領域を規定した当選判定テーブルとを比較して、抽出カウントデータが属する当選領域に対応する当選を決定する。なお、ループカウンターは、一定範囲の数字、例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンターとすることができ、上記のようにしてカウント抽出手段が読み取るループカウンターの数値は、あたかも乱数のような分布をとるものとなる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られるものとして、ループカウンターは「乱数発生手段」、カウント抽出手段は「乱数抽出手段」として位置づけられる。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた所定の特別当選図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に、遊技者に有利な特別遊技、例えばレギュラーボーナスゲームやビッグボーナスゲームが開始されるように形成されている。
なお、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。一方、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、あるいは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。具体的には、特に図示しないリール制御手段が、回転リール40を停止させる際に、当選抽選手段の抽選結果がハズレの場合には、3個の回転リール40の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行い、抽選結果が所定の当選役に当選の場合には、3個の回転リール40の図柄が極力当該当選に係る入賞の態様となるように蹴飛ばし及び引き込み制御を行う。
(副制御装置22)
副制御装置22は、主制御装置21、及び外部入力装置80を経てホールコンピュータHCの連動演出制御手段200から出力される信号を受信して、演出表示装置70の表示を制御するためのものである。具体的には、副制御装置22は、図2に示すように、演出データ記憶手段110、表示制御手段120の手段を備えている。
(演出データ記憶手段110)
演出データ記憶手段110は、スロットマシン1が行う複数種類の個別演出の演出データ及びスロットマシン1に振り分けられた連動演出の演出データを記憶しているものである。
ここで、「個別演出」とは、各スロットマシン1が個々に実行する演出であって、個々のスロットマシン1の遊技状態に応じてその内容が決定され当該スロットマシン1でのみ実行される演出のことである。個別演出データとしては、液晶表示装置71に画像を表示させるための画像パターンデータ、発光表示装置72を所定のパターンで点灯点滅させるための発光パターンデータ、音声出力装置73から所定の音量、音質、指向性で音声を出力させるための音声パターンデータ及びこれらの組み合わせが含まれる。なお、画像パターンデータ、発光パターンデータ、音声パターンデータを総称して、表示データというものとする。表示データは、遊技状態に応じて複数設けられている。
また、「連動演出」とは、複数のスロットマシン1により同時に又は時間差をおいて実行される演出であって、遊技状態が特定状態となったスロットマシン1とその周囲の所定範囲に配置されている複数のスロットマシン1の演出表示によって、ひとつの表示態様を構成するものである。ここで、遊技状態が特定状態となった場合とは、本実施の形態においては、BBゲーム実行中の所定の遊技契機に該当した場合である。例えば、BBゲームに移行後の最初の入賞時や、払い出しメダル数が一定枚数を超えた場合などとすることができる。なお、特定状態としては、特定の当選フラグ(例えばBBフラグ)が成立した場合や、BBが入賞した場合や、他の特別遊技状態に移行した場合としてもよい。また、ここでいう「一つの表示態様」には、基準となるスロットマシン1の周囲のスロットマシン1がすべて演出を中断するものも含まれる。すなわち、「実行される演出」には、消灯(液晶表示装置の消灯も含む)、消音が含まれるものである。画像、発光、音声の表示は全て中断させるようにしてもよいし、いずれかを中断させるようにしてもよい。
連動演出データは、各スロットマシン1にそれぞれ対応して設けられた、当該スロットマシン1及びその周囲に位置している複数のスロットマシン1の各演出表示装置70に所定の表示を行わせるため表示データの組み合わせから成る。例えば、音声を用いた連動演出の場合には、基準となるスロットマシン1と、このスロットマシン1の左右に隣接する2台のスロットマシン1と、これら3台のスロットマシンと通路を挟んで向かい側(スロットマシンから見て向かい側。遊技者から見て後ろ側)に位置する3台のスロットマシン1のそれぞれについて、所定の音声を所定の音量及び所定の指向性で所定時間出力させるための音声パターンデータがワンセットとなって、各スロットマシンに対応するものが少なくとも1つずつ設定されているものである。
そして、各スロットマシン1が記憶している連動演出データは、各スロットマシン1が特定状態となった場合にそのスロットマシン1が実行する表示データと、周囲の所定範囲に設置されているいずれかのスロットマシン1が特定状態になった場合に、そのスロットマシン1に割り振られた表示データである。図2をもとに具体例を説明すると、上述したような音声を用いた連動演出が設定されている場合、例えばA−bの位置に設置されているスロットマシン1(以下スロットマシンA−bという。以下同様)は、スロットマシンA−bが特定状態となった場合に自らの音声出力装置73から出力させる音声の音声パターンデータを記憶しているとともに、左側に隣接するスロットマシンA−aが特定状態となった場合に自らの音声出力装置73から出力させる音声の音声パターンデータ、右側に隣接するスロットマシンA−cが特定状態となった場合に自らの音声出力装置73から出力させる音声の音声パターンデータ、通路を挟んで向かい側に位置するスロットマシンB−a、B−b、B−cがそれぞれ特定状態となった場合に自らの音声出力装置73から出力させる音声の音声パターンデータを、それぞれ記憶している。そして、後述するホールコンピュータから表示指令信号が出力された場合には、その指令に従って、記憶している音声パターンデータに基づいて、所定の音声を所定の音量で所定の方向に出力させることとなる。
(表示制御手段120)
表示制御手段120は、実行すべき演出内容を決定して、演出表示装置70に所定の表示信号を出力し、各演出表示装置70に演出表示を行わせるためのものである。そして、表示制御手段120は、実行演出決定手段121、連動信号出力手段122、作動信号出力手段123の手段を有している。
(実行演出決定手段121)
実行演出決定手段121は、主制御装置21からの出力信号及びホールコンピュータHCからの表示指令信号に基づき、遊技に付随して実行すべき演出を決定するためのものであり、特に図示しないが、複数の表示データの中から所定条件に応じて実行する表示データを選択する演出選択手段を備えている。ここで、表示指令信号とは、所定の連動演出に係る表示データに基づき表示を行うように指示する信号である。
そして、実行演出決定手段121は、主制御装置21から出力されるスタートスイッチ30等の操作手段の操作信号、当選フラグ成立信号、入賞信号などを受信した場合には、演出データ記憶手段110の記憶している複数の個別演出データの中から、所定条件に応じて、あるいは実行演出の有無及び種類を抽選する演出抽選の抽選結果に基づいて、実行すべき演出を決定し、当該演出を構成する表示データを実行すべき演出に係る表示データとして決定する。
一方、ホールコンピュータHCから表示指令信号を入力した場合には、実行演出決定手段121は、信号入力時の遊技状態にかかわらず、当該表示指令信号によって特定された表示データを実行すべき演出に係る表示データとして決定する。この際、個別演出を実行中であっても、指令に係る表示データにより所定の表示が行われるようになっている。
具体的には、実行中の演出プログラムを一時中断して連動演出を行わせることができる。この場合、実行中の全ての演出を中断させてもよいし、中断される演出は、連動演出に係る表示データと同種のものだけとしてもよい。例えば、連動演出に係る表示データが音声パターンデータであった場合には、発光表示や液晶画面による画像表示はそのまま継続させるようにしてもよい。ただし、複数種類の演出が同期している場合には、全ての演出を中断させるのが望ましい。
あるいは、実行中の演出プログラムを実行させたまま、その表示に連動演出に係る表示を重ねるようにしてもよい。例えば、音声出力装置73から出力中の音声データのボリュームをゼロにして連動演出に係る音声データに基づく音声を出力させたり、液晶表示装置71で表示中の画像の上に、連動演出に係る画像データに基づく画像を表示させたりするようにしてもよい。ただし、発光表示については、表示を重ねることができないので、演出の実行を中断させることとなる。
ちなみに、連動演出実行中に、ホールコンピュータHCから他の表示指令信号を入力した場合にも、新たに指令された表示データを実行すべき演出に係る表示データとして決定することができる。この場合、実行中の連動演出は中断ではなく中止するようにしてもよい。あるいは、一の連動演出が実行されている範囲のスロットマシン1には、ホールコンピュータHCから表示指令信号が出力されないようにし、一の連動演出終了後に他の連動演出の表示指令信号を出力する設定としてもよい。
(連動信号出力手段122)
連動信号出力手段122は、遊技状態が特定状態になった場合、具体的には特定の当選フラグ(例えばBBフラグ)が成立した場合であって、前記実行演出決定手段121が連動演出の実行を決定した場合に、その決定に基づく連動演出を実行する旨の信号(連動信号)を外部出力装置81からホールコンピュータHCに出力するためのものである。連動信号は、請求項記載の特定状態信号に含まれるものである。
なお、連動信号を入力したコンピュータHCは、後述する連動演出制御手段200によって、周囲に配置されている他のスロットマシン1に対して、所定の表示を行わせるための表示指令信号を出力する。
(作動信号出力手段123)
作動信号出力手段123は、前記実行演出決定手段121が決定した演出に係る表示データに基づき、所定の作動信号を演出表示装置70に出力するためのものである。作動信号とは、演出表示装置70を作動させて演出表示を行わせるための信号であって、液晶表示装置71に所定の画像を表示させ、発光表示装置72を所定のパターンで点灯点滅させ、音声出力装置73から所定の音声を出力させるものである。
なお、作動信号出力手段123は、必ずしも副制御装置22に配置しなくてもよく、液晶表示装置71や音声出力装置73に設けてもよい。
(連動演出制御手段200)
ここで、ホールコンピュータHCに設けられた連動演出制御手段200について説明する。なお、ホールコンピュータHCには、連動演出制御手段200の他に、遊技場に設置されている全ての遊技機の稼働状況を監視し、遊技場全体を管理するための手段が設けられていることは言うまでもない。
そして、前記連動演出制御手段200は、図3に示すように、連動演出記憶手段210、連動信号入力手段220、信号出力特定手段230、表示指令信号出力手段240の手段を有している。
(連動演出記憶手段210)
連動演出記憶手段210は、遊技場の複数のスロットマシン1により実行される連動演出に係る表示データのインデックスを、スロットマシン1の設置位置と関連づけて記憶しているものである。すなわち、スロットマシン1が特定状態となった場合に当該スロットマシンの周辺の所定範囲に設置されているスロットマシン1がそれぞれの演出表示装置70に所定の表示を行わせるための表示データのインデックスを、連動演出を実行する際に関わり合うグループごとに記憶しているものである。
(連動信号入力手段220)
連動信号入力手段220は、各スロットマシン1から連動信号を受信するためのものである。
(信号出力特定手段230)
信号出力特定手段230は、前記連動信号入力手段220がいずれかのスロットマシン1から受信した連動信号に基づき、当該スロットマシン1の周囲に配置されている複数のスロットマシン1に出力すべき表示指令信号を特定するためのものである。
具体的には、信号出力特定手段230は、いずれかのスロットマシン1から連動信号を受信した場合には、連動信号を出力したスロットマシン1を基準としてその周囲の所定範囲に設置されている複数のスロットマシン1が連動して行う連動演出の種類や態様を特定し、前記連動演出記憶手段210が記憶している表示データのインデックスのうち、基準となるスロットマシン1の周囲の所定範囲に設置されている各スロットマシン1に対応して設けられた表示データのインデックスのグループを取得する。そして、取得したグループに含まれる各インデックスに対応した種類の表示指令信号の出力を決定する。
(表示指令信号出力手段240)
表示指令信号出力手段240は、前記信号出力特定手段230が決定した表示指令信号を、それぞれのスロットマシン1に出力するためのものである。図7(A)に基づき具体的に説明すると、基準となるスロットマシンA−bの左側に配置されているスロットマシンA−aには正面視左側の音声出力装置73から左方向に向けて所定の音声を所定の音量で所定時間出力させる表示データに基づき音声出力装置73を作動させることを指示する表示指令信号、スロットマシンA−bの右側に配置されているスロットマシンA−cには正面視右側の音声出力装置73から右方向に向けて所定の音声を所定の音量で所定時間出力させる表示データに基づき音声出力装置73を作動させることを指示する表示指令信号、スロットマシンA−bの左斜め向かいに配置されているスロットマシンB−aには正面視右側の音声出力装置73から右方向に向けて所定の音声を所定の音量で所定時間出力させる表示データに基づき音声出力装置73を作動させることを指示する表示指令信号・・・というように、各スロットマシン1に対して表示指令信号を出力する。
(スロットマシン1の演出制御)
次に、上記構成を有するスロットマシン1の演出実行制御について、図4及び図5のフローに基づき説明する。ここで、図4は、個別演出を行う場合又は特別状態となって自らが連動演出を決定した場合の制御の流れ、図5は周辺の遊技機が特別状態になって連動演出を行う場合の制御の流れをそれぞれ示す。
まず、図4のステップ100において、遊技状態が所定の演出実行契機に該当するか否かが判断される。例えば、スタートスイッチ30などの操作スイッチが操作されたか、当選フラグが成立したか、演出実行抽選に当選したかなどが判断される。演出実行契機に該当しない場合には、ステップ100に戻り、演出実行契機に該当した場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、連動演出を実行するか否かが判断される。すなわち、演出実行契機が連動演出の実行契機に該当しているか、具体的には、BBゲーム実行中において遊技状態が所定条件を満たすものとなったか否かが判断される。連動演出を実行する場合には、次のステップ102に進む。
ステップ102において、ホールコンピュータHCに連動信号を出力する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、連動演出の表示データに基づき演出表示装置70に所定の表示を行わせるための作動信号を出力する。演出表示装置70では、作動信号に基づき、所定時間、所定のパターンの連動演出に係る表示が行われる。そして制御を終了する。
前記ステップ101において、連動演出を実行しない場合には、ステップ104に進む。
ステップ104において、個別演出の表示データに基づき演出表示装置70に所定の表示を行わせるための作動信号を出力する。演出表示装置70では、作動信号に基づき、所定時間、所定のパターンの個別演出に係る表示が行われる。そして制御を終了する。
上記フローとは別ルーティンで、図5に示す判断制御が行われる。
まず、図5のステップ200において、ホールコンピュータHCから表示指令信号を入力したか否かが判断される。表示指令信号を入力しない場合にはステップ200に戻り、表示指令信号を入力した場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、演出を実行中か否かが判断される。演出を実行中か否かは、各演出表示装置70の作動状況の把握により判断することができる。また、実行中の演出は個別演出、連動演出を問わない。所定の演出を実行中である場合には、次のステップ202に進む。
ステップ202において、実行中の演出の中断処理を行う。具体的には、表示中の演出表示を一時停止させ、停止時のデータをメモリに一時保存する。あるいは、表示中の演出表示に重ねて他の表示を可能とする処理を行う。なお、前述したが、実行中の演出が、入力した表示データに係る演出と重複していない場合、例えば実行中の演出が発光表示演出のみであって、入力した表示データに係る演出が音声演出であったような場合には、実行演出を中止しないようにしてもよい。そして、次のステップ203に進む。
前記ステップ201において、演出を実行中でない場合には、ステップ202を飛び越してステップ203に進む。
ステップ203において、ホールコンピュータHCからの表示指令信号によって指示された表示データに基づく作動信号が演出表示装置70に出力される。演出表示装置70では、作動信号に基づき、所定時間、所定のパターンの連動演出に係る演出表示が行われる。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、中断演出再開処理が行われる。具体的には、メモリに保存されている演出データに基づく表示信号が出力され、あるいは連動演出の表示によって隠されていた表示を顕現させる処理(ボリューム調整など)が行われる。演出表示装置70では、表示信号に基づき、残りの演出表示が行われる。なお、演出が中断されていなかった場合には、本ステップの処理は行われない。そして、制御を終了する。
(ホールコンピュータHCによる連動演出制御)
次に、ホールコンピュータHCによる連動演出制御について、図6のフローに基づき説明する。
図6のステップ300において、いずれかのスロットマシン1から、連動信号を受信したか否かが判断される。連動信号を受信しない場合には、ステップ300に戻り、連動信号を受信した場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、連動信号を出力したスロットマシン1の遊技場における位置を特定し、特定した位置及び連動信号に基づく連動演出の種類又は態様を特定する。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、出力指令を決定する。すなわち、実行する連動演出に係る表示データのインデックスのグループを取得し、各表示データに対応するスロットマシン1に対して出力するための指令信号の種類を決定する。そして、そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、連動信号を出力したスロットマシン1の周辺に位置しているスロットマシン1のそれぞれに、決定した表示指令信号を出力する。そして、制御を終了する。表示指令信号を入力した各スロットマシン1では、前記した図5の制御が行われることとなる。
(連動演出の具体例)
連動演出の具体例を、図7及び図8に基づき説明する。
図7は、音声による連動演出の具体例を示す説明図である。例えば、A−bの位置にあるスロットマシン1(スロットマシンA−bという。以下同様)において、特定の当選フラグが成立し、連動演出の実行を決定したとする。この連動演出は、スロットマシンA−bの正面に座っている遊技者Pの周囲に配置されている5台のスロットマシン1、(スロットマシンA−a、A−c、B−a、B−b、B−c)のそれぞれの音声出力装置73が、遊技者Pに向かって音声を出力するようにしたものとすることができる。
ここで、各スロットマシン1が個別演出を行う場合には、図7(B)に示すように、音声出力装置の指向性は当該スロットマシン1の正面に座している遊技者Pに向けられている。しかし、連動演出が行われる場合においては、表示指令信号に基づいて、図7(A)に示すように、スロットマシンA−aの右側の音声出力装置73、スロットマシンA−cの左側の音声出力装置73、スロットマシンB−aの左側の音声出力装置73、スロットマシンB−cの右側の音声出力装置73の指向性が、それぞれスロットマシンA−bの正面に座っている遊技者Pの方向に向けて変更されるとともに、スロットマシンB−bの音声出力装置73の指向性が広くなるよう変更される。この状態で、各音声出力装置73から所定の音声が出力されることにより、遊技者Pは、前後左右からの立体的な音声を聴くことができるものとなる。各スロットマシン1の音声出力装置73から出力される音声は、同時に出力されるものであってもよいし、時間差を置いて出力されるのであってもよい。
図8は、発光表示による連動演出の具体例を示す説明図である。例えばスロットマシンA−cが連動演出の実行を決定した場合、スロットマシンA−cと同列に並んでいるスロットマシンA−a、A−b、A−d、A−eによる連動演出が行われる。この連動演出は、各スロットマシン1の上部にある発光表示部72の発光色が、スロットマシンA−cを中心にして順次変化していくものとすることができる。
具体的には、連動演出の開始とともに、スロットマシンA−a乃至A−eの発光表示部72が一時的に消灯され、次に、図8の上段に示すように、スロットマシンA−cの発光表示部72が例えば赤色に点滅する。そして、スロットマシンA−cの発光表示部72の点滅が、赤色から青色に変化すると同時に、隣接するスロットマシンA−b及びA−dの発光表示部72が赤色点滅を開始する。その後、スロットマシンA−cの発光表示部72の点滅が、青色から緑色に変化すると同時に、隣接するスロットマシンA−b及びA−dの発光表示部72の点滅が、赤色から青色に変化するとともに、さらにその両側のスロットマシンA−a及びA−eの発光表示部72が赤色点滅を開始する。このように、中心であるスロットマシンA−cから光が周囲に流れていくように変化させることで、スロットマシンA−cを目立たせることができる。
なお、連動演出としては、上記した例に限られず、種々のパターンで構成することができる。例えば、音声については、周囲のスロットマシン1の音声出力装置73の指向性だけでなく、音量や音質を変化させてもよい。また、特に図示しないが、並列するスロットマシン1の各液晶表示装置71に、所定の画像を順次、又は同時に表示させることによって、特定のスロットマシン1が目立つような連動演出を行わせることができる。この際、画像表示、音声出力、発光表示を組み合わせてもよい。逆に、周囲のスロットマシン1の演出表示をすべて中断(フリーズ)させて、あるいは周囲のスロットマシン1の演出表示を全て同一にして、特定のスロットマシン1のみの演出が目立つようにしてもよい。
このように、本実施の形態によれば、特定のスロットマシンの特定の遊技状態を報知するために、周囲のスロットマシンの演出表示に関連性を持たせることにより、遊技者に対しては臨場感溢れる演出を体感させることができ、特定状態にあるスロットマシンを目立たせることができるので、周囲の遊技者に対しては遊技機のアピールにもつながるものである。
なお、上記した実施の形態では、スロットマシン1が特定状態になった場合に、そのスロットマシン1が連動演出を実行するか否かを決定するように形成してあったが、この決定をホールコンピュータHCの連動演出制御手段200に行わせるようにしてもよい。このように形成した場合には、スロットマシン1は、例えば特定フラグ成立信号を特定状態信号として出力すればよく、ホールコンピュータHCはこの信号を受信して連動演出の実行の有無を決定し、特定状態となったスロットマシン1及びその周囲に配置されているスロットマシン1に、所定の作動指令信号を出力することができる。このように形成すると、連動演出が実行される遊技機の設置範囲内で複数のスロットマシン1が特定状態となった場合に、ホールコンピュータHCによって連動演出の実行の順番を調整することが容易となる。
また、この場合、連動演出に係る表示データを、ホールコンピュータHCの連動演出制御手段200に記憶させ、ホールコンピュータHCから特定状態となったスロットマシン1を含む周辺のスロットマシン1に対して、表示指令信号として、表示データそのものを送出するように形成してもよい。このように形成した場合には、各スロットマシン1はホールコンピュータHCから送られた表示データをそのまま演出表示装置70に表示させればよく、連動演出に係る表示データを保持しておく必要がないという利点がある。
(連動演出制御の別実施の形態)
ところで、上記した実施の形態は、特定状態となったスロットマシン1の周囲の各スロットマシン1は、ホールコンピュータHCから出力される表示指令信号に基づき所定の表示を行うように形成してあったが、各スロットマシン1を周辺の所定範囲に設置されているスロットマシン1と相互に通信可能に形成し、ホールコンピュータHCを介さずに連動演出が行われるように形成してもよい。
この場合には、各スロットマシン1に連動演出制御手段200を設けるとともに、各スロットマシン1の外部入力装置80及び外部出力装置81については、当該スロットマシン1の周辺(連動演出が実行される範囲内)に設置されている所定台数のスロットマシン1の副制御装置22との信号のやりとりを可能に形成する。また、この場合、各スロットマシンに記憶される連動演出データは、当該スロットマシン1が特定状態となった場合に自らが実行する表示データと、周辺のスロットマシン1が特定状態となった場合に自らが実行する表示データである。そして、自らが特定状態となった場合に周囲のスロットマシン1に表示させるための表示データについては、その表示データのインデックスだけ記憶しておけばよい。
この別実施の形態による演出実行制御については、特に図示しないが、スロットマシン1の遊技状態が特定状態となって連動演出の実行を決定した場合には、周辺の複数のスロットマシン1に対して表示指令信号を出力する。周辺の他のスロットマシン1から入力される表示指令信号に基づいて、各スロットマシン1が所定の連動演出に係る演出表示を行わせることができるのは、上記した実施の形態の図5で説明したとおりである。
このように、スロットマシン1が個別に周囲のスロットマシン1に表示データを出力することにより、連動演出が行われるように形成しても、上記した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。ただ、連動演出についてホールコンピュータHCで一括管理した方が、各スロットマシン1について相互に接続する必要がないので、より好適である。また、ホールコンピュータHCからの信号に基づいて、スロットマシン1での演出表示に加え、島設備に設けられたランプ等の表示装置による表示を連動させることにより、さらに演出効果を高めることができる。
ところで、同じ島設備に機種の異なるスロットマシン1が設置されている場合、機種によって演出表示装置の配置や数、機能がまちまちであることが想定される。しかし、たいがいの機種は、前扉の上部には発光表示部を備えており、音声出力装置も備えているため、複数のスロットマシンの発光表示部の点滅パターンを連動させたり、複数のスロットマシンの音声出力装置から所定の音声を出力させて立体的な音響効果を生じさせることは可能である。すなわち、本発明に係る連動演出は、同種のスロットマシンの配列に使用する場合に限られないものである。
なお、上記した実施の形態及び変形例では、表示データに基づいて一定時間の連動演出が行われるように形成してあったが、特定状態となったスロットマシン1からの特定状態信号(例えばBB開始信号)により周囲のスロットマシン1が連動演出を開始し、その間例えば所定の表示パターンを繰り返すとともに、特定状態となったスロットマシン1の特定状態が終了した出力信号(BB終了信号)により、連動演出を終了するように形成してもよい。
また本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも利用できる。例えばパチンコ遊技機の音声出力装置や液晶表示装置や電飾等に応用することができる。
1 スロットマシン(遊技機) 20 制御装置
21 主制御装置 22 副制御装置
70 演出表示装置 80 外部入出力装置
90 遊技制御手段 100 遊技情報出力手段
110 演出データ記憶手段 120 表示制御手段
121 実行演出決定手段 122 連動信号出力手段
123 表示信号出力手段
200 連動演出制御手段 210 連動演出記憶手段
220 連動信号入力手段 230 信号出力特定手段
240 表示指令信号出力手段

Claims (5)

  1. 遊技場に設置される複数の遊技機と、遊技場の遊技機全体を管理するホールコンピュータとを用いた演出システムであって、
    前記各遊技機は、筐体と、筐体の正面に設けられる演出表示装置と、前記演出表示装置の作動を制御するための制御装置とを少なくとも備え、前記制御装置は、前記ホールコンピュータから出力された信号を受信可能であるとともに当該信号に基づいて前記演出表示装置に所定の表示を行わせる表示制御手段を少なくとも備え、
    前記各遊技機は、遊技状態が特定状態となった場合に、前記ホールコンピュータに対して特定状態信号を出力可能に形成され、
    前記ホールコンピュータは、
    遊技場に設置されているいずれかの遊技機から前記特定状態信号を入力した場合には、少なくとも前記特定状態信号を出力した遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機に対して、複数の遊技機により同時に又は時間差をおいて実行される連動演出に係る演出表示であって、一の遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機について遊技機の設置位置に応じて各遊技機ごとに定められた表示のうち、各遊技機に割り振られた表示を行わせるための表示指令信号を出力可能に形成され、
    前記各遊技機の表示制御手段は、前記ホールコンピュータから前記表示指令信号を受信した場合には、前記演出表示装置が他の表示を表示中であっても、前記受信した表示指令信号に基づく表示を前記演出表示装置に表示可能に形成され、
    遊技場内のいずれかの遊技機が特定状態となった場合には、当該遊技機及び当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各演出表示装置が、各遊技機の位置に応じて割り振られた表示を行うことにより、全体として一つの表示態様を構成することを特徴とする演出システム。
  2. 遊技場に設置される複数の遊技機を用いた演出システムであって、
    前記各遊技機は、筐体と、筐体の正面に設けられる演出表示装置と、前記演出表示装置の作動を制御するための制御装置とを少なくとも備え、前記制御装置は、当該遊技機の所定範囲内に設置されている他の遊技機から出力される信号を受信可能であるとともに当該信号に基づいて前記演出表示装置に所定の表示を行わせる表示制御手段を少なくとも備え、
    前記各遊技機は、遊技状態が特定状態となった場合には、複数の遊技機により同時に又は時間差をおいて実行される連動演出に係る演出表示であって、一の遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機について遊技機の設置位置に応じて各遊技機ごとに定められた表示のうち、当該遊技機に割り振られた表示を前記演出表示装置に表示させ、かつ当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機に対して、前記連動演出に係る表示のうち各遊技機に割り振られた表示を行わせるための表示指令信号を出力可能に形成され、
    前記各遊技機の表示制御手段は、当該遊技機の所定範囲内に設置されているいずれかの遊技機から前記表示指令信号を受信した場合には、前記演出表示装置が他の表示を表示中であっても、前記受信した表示指令信号に基づく表示を前記演出表示装置に表示可能に形成され、
    遊技場内のいずれかの遊技機が特定状態となった場合に、当該遊技機及び当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各演出表示装置が、各遊技機の位置に応じて割り振られた表示を行うことにより、全体として一つの表示態様を構成することを特徴とする演出システム。
  3. 前記遊技機は、前記演出表示装置として音声出力装置を備え、
    遊技場内のいずれかの遊技機の遊技状態が特定状態となった場合には、当該遊技機及び当該遊技機の少なくとも左右若しくは後方に設置されている複数の遊技機の各音声出力装置が、各遊技機の位置に応じて割り振られた音声を出力することにより、前記特定状態となった遊技機の正面に座している遊技者に対して、複数の音声によって立体的な音響効果を生じさせるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の演出システム。
  4. 前記遊技機は、前記演出表示装置として発光表示装置を備え、
    遊技場内のいずれかの遊技機の遊技状態が特定状態となった場合には、前記特定状態となった遊技機の発光表示装置の発光パターンが順次変化するとともに、前記特定状態となった遊技機及び当該遊技機の少なくとも横方向に並列する所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各発光表示装置が、各遊技機の位置に応じて割り振られた点灯又は点滅を行うことにより、並列している遊技機の発光表示装置が、前記特定の遊技状態となった遊技機の発光表示装置の発光パターンの変化を順次受け継いで移行するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の演出システム。
  5. 遊技場内のいずれかの遊技機が特定状態となった場合に、当該遊技機及び当該遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機の各演出表示装置が、各遊技機の位置に応じて割り振られた表示を行うことにより、全体として一つの表示態様を構成する演出システムに用いられる遊技機であって、
    筐体と、筐体の正面に設けられる演出表示装置と、前記演出表示装置の作動を制御するための制御装置とを少なくとも備え、
    前記制御装置は、遊技機の外部から出力された信号を受信可能であるとともに当該信号に基づいて前記演出表示装置に所定の表示を行わせる表示制御手段を少なくとも備え、
    遊技状態が特定状態となった場合には、遊技機の外部に所定の信号を出力可能に形成され、
    前記表示制御手段は、遊技状態が特定状態となった場合には、複数の遊技機により同時に又は時間差をおいて実行される連動演出に係る演出表示であって、一の遊技機の所定範囲内に設置されている複数の遊技機について遊技機の設置位置に応じて各遊技機ごとに定められた表示のうち、当該遊技機に割り振られた表示を前記演出表示装置に表示させることができ、
    前記所定範囲内に設置されている複数の遊技機のいずれかが特定状態となった場合において、前記特定状態となったいずれかの遊技機に対応して設けられた連動演出に係る表示のうち当該遊技機に割り振られた表示を行わせるための表示指令信号を受信した場合には、前記演出表示装置が他の表示を表示中であっても、前記受信した表示指令信号に基づく表示を前記演出表示装置に表示可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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