JP2001062073A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001062073A
JP2001062073A JP23653799A JP23653799A JP2001062073A JP 2001062073 A JP2001062073 A JP 2001062073A JP 23653799 A JP23653799 A JP 23653799A JP 23653799 A JP23653799 A JP 23653799A JP 2001062073 A JP2001062073 A JP 2001062073A
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axis
special
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ball
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JP23653799A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄変動時の演出効果が向上し、遊技者の興
趣を喚起できる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 1個又は複数個の図柄を変動表示可能な
図柄表示手段21と、図柄始動手段14が遊技球を検出する
ことを条件に図柄表示手段21の図柄を所定時間変動させ
る図柄変動制御手段35と、変動後に図柄表示手段21に停
止表示される図柄が所定表示となったときに、遊技者に
有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段
44と、図柄変動制御手段35は、図柄の変動動作中に図柄
が複数の仮想軸43回りに回転運動するように表示制御す
る回転変動制御部39とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤
の遊技領域に、普通入賞手段、可変入賞手段等の他に、
3個の特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、図柄始
動手段が遊技球を検出することを条件に特別図柄表示手
段の特別図柄を所定時間変動させる特別図柄変動制御手
段と、変動後に特別図柄表示手段に停止表示される特別
図柄が所定表示となったときに、可変入賞手段を開放す
る等、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊
技状態発生手段とを備えたものがある。
【0003】特別図柄には数字図柄、キャラクター、そ
の他の識別可能な適宜図柄が使用さされている。そし
て、この特別図柄を変動させる際の図柄変動方式には、
従来、3個の表示領域内に表示される特別図柄を所定の
変動パターンに従って上下方向にスクロールさせるスク
ロール方式、或いはスクロール方式での変動の途中に、
取り分けリーチ変動時に表示領域内で図柄自体の大きさ
を変化させて拡大又は縮小表示する拡大・縮小方式等が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の特別図柄の変動
方式は、スクロール方式、拡大・縮小方式の何れの場合
でも、特別図柄の変動が非常に単調であり、図柄変動時
の演出効果が乏しく、遊技者の興趣を喚起できない欠点
がある。
【0005】また表示領域内で特別図柄を拡大又は縮小
させる拡大・縮小方式では、その特別図柄自体の種類が
変化しないので、リーチ状態のときにその変動方式を採
るとしても、その図柄変動によって遊技者の緊迫感を増
大させる等の演出効果を期待することは困難である。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、図柄変動時の演出効果が向上し、遊技者の興趣を喚
起できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1個又は複数
個の図柄を変動表示可能な図柄表示手段21と、図柄始動
手段14が遊技球を検出することを条件に前記図柄表示手
段21の前記図柄を所定時間変動させる図柄変動制御手段
35と、変動後に前記図柄表示手段21に停止表示される前
記図柄が所定表示となったときに、遊技者に有利な特別
遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段44とを備え
た弾球遊技機において、前記図柄変動制御手段35は、前
記図柄の変動動作中に該図柄が複数の仮想軸43回りに回
転運動するように表示制御する回転変動制御部39を備え
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1及び図2において、1 は遊技機
本体で、開閉自在に枢着された前枠2 を有する。前枠2
には、その窓孔3 に対応して遊技盤4 が裏側から着脱自
在に装着され、この遊技盤4 の前側にガラス扉5 と前面
板6 とが開閉自在に配置されている。前面板6 には、発
射用の遊技球を貯留する上皿7 が装着されている。前枠
2 の下部には、余剰球を貯留する下皿8 と、発射手段9
の発射ハンドル10とが夫々設けられている。
【0009】遊技盤4 には、図2に示すように、ガイド
レール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール
11の内側の遊技領域12に液晶表示手段13、特別図柄始動
手段14、可変入賞手段15、普通入賞手段16〜19、普通図
柄始動手段20等の遊技部品が配置されている。
【0010】液晶表示手段13は、遊技者に対して通常の
遊技画像等の遊技情報を表示する他、特別図柄表示手段
21を兼用している。特別図柄表示手段21は、1個又は複
数個、例えば図4に示すように特別図柄23a 〜23c を表
示する3個の表示領域22a 〜22c を備え、特別図柄始動
手段14が遊技球を検出することを条件に、乱数制御によ
り各表示領域22a 〜22c の特別図柄23a 〜23c が後述の
如く所定時間変動して停止するように構成されている。
【0011】なお、特別図柄23a 〜23c には、数字図
柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の
図柄を使用可能であり、この実施形態では0〜9までの
10種類の数字図柄が使用され、その10種類の数字図
柄が上下方向へと順次スクロールするようになってい
る。
【0012】液晶表示手段13には、その上部に普通入賞
手段16と普通図柄表示手段25とが夫々設けられている。
普通図柄表示手段25は1個又は複数個、例えば1個の表
示領域を有し、普通図柄始動手段20が遊技球を検出する
ことを条件に、その表示領域の普通図柄が乱数制御によ
り所定時間変動して停止するようになっている。なお、
この実施形態では普通図柄にも数字図柄が使用されてい
る。
【0013】特別図柄始動手段14は、遊技者に不利な第
1状態(閉状態)と有利な第2状態(開状態)とに変換
動作可能であって、開閉自在な左右一対の開閉爪26を備
えた電動チューリップが使用されている。特別図柄始動
手段14は、変動後に普通図柄表示手段25に停止表示され
る普通図柄が予め定められた所定図柄又は所定図柄の組
み合わせ(当たり図柄)となったときに、開閉爪26が所
定時間開放するようになっている。普通図柄始動手段20
は通過ゲート等によって構成されている。なお、この普
通図柄始動手段20は、開閉式、非開閉式等の入賞式のも
のを使用しても良い。
【0014】可変入賞手段15は、遊技者に不利な第1状
態(閉状態)と有利な第2状態(開状態)とに変換動作
可能であって、下部側の横軸廻りに開閉自在に枢支され
た開閉板27を備え、変動後に各表示領域22a 〜22c に停
止表示される特別図柄23a 〜23c が、例えば「3・3・
3」「5・5・5」「7・7・7」等のように、予め定
められた特定図柄又は特定図柄の組み合わせ(大当たり
図柄)となったときに、開閉板27が前側に開放して遊技
者に有利な特別遊技状態に移行するようになっている。
【0015】可変入賞手段15にはその内部に特定領域28
が設けられており、この特定領域28を入賞球が通過した
ときに、所謂特別遊技状態を継続させるようになってい
る。なお、可変入賞手段15は、開放後に所定時間が経過
したとき、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞
したときに開閉板27が閉じると共に、遊技球が特定領域
28を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16
回)まで開閉動作を繰り返すようになっている。
【0016】図3は制御系を例示するブロック図であ
る。図3において、30は第1乱数発生手段で、当たり・
外れ決定用乱数等の乱数を発生するためのものである。
31は普通図柄変動制御手段で、普通図柄始動手段20が遊
技球を検出することを条件に、そのときの第1乱数発生
手段30の発生乱数を抽選して、普通図柄表示手段25の普
通図柄を所定時間変動させて停止させるためのものであ
る。
【0017】32は第1保留球数記憶手段で、普通図柄表
示手段25の普通図柄の変動中に普通図柄始動手段20が遊
技球を検出したときに、その遊技球の保留球数を設定上
限個数(例えば4個)内で順次記憶するためのものであ
る。
【0018】33は開閉制御手段で、普通図柄表示手段25
の変動後の普通図柄が所定の当たり図柄、例えば「7」
か否かを判定し、当たり図柄を停止表示することを条件
に、特別図柄始動手段14を所定時間(例えば0.5秒間
程度)開放させるためのものである。
【0019】34は第2乱数発生手段で、特別遊技状態決
定用乱数(大当たり・外れ決定用乱数)、変動パターン
決定用乱数、回転変動用乱数、角度設定用乱数、停止図
柄決定用乱数等の所定の乱数を発生するためのものであ
る。45は第2保留球数記憶手段で、特別図柄表示手段21
の特別図柄23a 〜23c の変動中に特別図柄始動手段14が
遊技球を検出したときに、その遊技球の保留球数を設定
上限個数(例えば4個)内で順次記憶するためのもので
ある。
【0020】35は特別図柄変動制御手段35で、特別図柄
始動手段14が遊技球を検出することを条件に、そのとき
の第2乱数発生手段34の発生乱数値を抽選して大当た
り、外れの判定を行い、特別図柄表示手段21の各表示領
域22a 〜22c に表示される特別図柄23a 〜23c を所定の
変動パターン等で所定時間変動させ、その特別図柄23a
〜23c を図柄乱数で決定された停止図柄で停止させるた
めのものである。
【0021】この特別図柄変動制御手段35は、乱数判定
部36、図柄変動パターン制御部37、停止図柄制御部38、
回転変動制御部39、角度設定部40、回転表示データ記憶
部41、図柄表示制御部42等を備えている。
【0022】乱数判定部36は、特別図柄始動手段14の遊
技球の検出時に第2乱数発生手段34から抽選した特別遊
技状態決定用乱数値、変動パターン決定用乱数値、回転
変動用乱数値、角度設定用乱数値、停止図柄決定用乱数
値を夫々判定するためのものである。
【0023】図柄変動パターン制御部37は、複数種類の
図柄変動パターンデータを記憶しておき、特別図柄始動
手段14が遊技球を検出したときに、変動パターン決定用
乱数値に対応する種類の変動パターンデータを読み出し
て特別図柄23a 〜23c の変動パターンを制御するための
ものである。
【0024】停止図柄制御部38は、大当たり図柄、外れ
図柄の夫々について複数種類の停止図柄データを記憶し
ておき、特別図柄始動手段14が遊技球を検出したとき
に、停止図柄決定用乱数値に対応する種類の停止図柄デ
ータを読み出して特別図柄23a〜23c の停止図柄を制御
するためのものである。
【0025】回転表示データ記憶部41は、特別図柄23a
〜23c の変動動作中に、この特別図柄23c を仮想軸43廻
りに回転運動させるための回転表示データを記憶するた
めのもので、この回転表示データ記憶部41には回転表示
データが特別図柄23a 〜23cの種類に応じて1種類又は
複数種類プログラムされている。
【0026】回転変動制御部39は、特別図柄始動手段14
が遊技球を検出したときの回転変動用乱数値に対応する
種類の回転表示データを回転表示データ記憶部41から読
み出して、特別図柄23c の変動動作中の適宜時期に適宜
表示領域22c の特別図柄23cが複数の仮想軸43廻りに回
転運動するように表示制御するためのものである。な
お、この実施形態では、図4に示すように左の表示領域
22a と中の表示領域22bの各特別図柄23a,23b が同じ種
類で停止表示したリーチ状態のときに、右の表示領域22
c の特別図柄23c を回転運動させるようになっている。
【0027】仮想軸43には図5に示すように3次元表現
要素に対応してX軸、Y軸、Z軸がある。そして、回転
変動制御部39は、特別図柄23c をそのX軸、Y軸、Z軸
の何れかの異なる仮想軸43廻りに所定順次、例えば図6
及び図7に示すようにX軸、Y軸、Z軸及びY軸の順序
で各仮想軸43廻りに4回回転運動させて停止させるよう
になっている。
【0028】また表示領域22c に停止表示される特別図
柄23c は、複数種類、即ち0〜9間での10種類あり、
回転変動制御部39は、4回の回転運動中に、例えば図6
及び図7に示すように、ある一の種類から他の種類に変
化すると共に、この回転変動によって一の種類から更に
別の種類に変化するようになっている。更に回転変動制
御部39は、一の種類から他の種類への特別図柄23c の変
動過程及び/又は他の種類から別の種類への特別図柄23
c の変動過程で、その変化の前又は後の種類の特別図柄
23c を視覚的に立体的に表示するようになっている。
【0029】角度設定部40は、基準軸に対する所定の仮
想軸43、例えばX軸の角度を任意に設定する角度設定デ
ータを記憶しておき、特別図柄始動手段14が遊技球を検
出したときの角度設定用乱数値に対応する角度設定デー
タを読み出して、その任意の角度を所定の仮想軸43の角
度として設定するためのものである。従って、回転変動
制御部39が特別図柄23c をX軸、Y軸、Z軸の各仮想軸
43廻りに回転運動させるときには、その設定されたX軸
の角度に応じて、X軸以外のY軸、Z軸の角度も変化す
るようになっている。
【0030】図柄表示制御部42は、図柄変動パターン制
御部37、停止図柄制御部38、回転変動制御部39等からの
信号に従って特別図柄表示手段21の各表示領域22a 〜22
c の特別図柄23a 〜23c の表示を夫々制御するためのも
ので、液晶表示ドライブユニット等により構成されてい
る。
【0031】44は特別遊技状態発生手段で、特別図柄変
動制御手段35が特別図柄始動手段14の遊技球の検出時に
第2乱数発生手段34の特別遊技乱数値を抽選して、特別
図柄表示手段21の変動後に停止表示される特別図柄23a
〜23c が、例えば「7・7・7」等の大当たり図柄を表
示したときに、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ
るためのものである。この特別遊技状態発生手段44は、
特別遊技状態の発生時に可変入賞手段15の開閉板27を開
放し、その開放後に所定時間が経過したとき、又は所定
数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板27
が閉じ、遊技球が特定領域28を通過することを条件に、
最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を継続させ
るようになっている。
【0032】上記弾球遊技機において、ゲームに際して
発射手段9 の発射ハンドル10を操作すると、上皿7 の遊
技球が発射手段9 の発射動作に連動して1個づつ発射部
に供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレー
ル11に沿って順次遊技盤4 側に発射させて行く。
【0033】遊技盤4 の上部側に発射された遊技球は遊
技盤4 の遊技領域12に入った後、その盤面に沿って落下
する間に普通入賞手段16〜19等に入賞するか、普通図柄
始動手段20を通過しながら下方へと落下する。遊技球が
普通図柄始動手段20を通過すると、第1乱数発生手段30
の発生乱数を抽選して、その乱数制御により普通図柄変
動制御手段31が普通図柄表示手段25の普通図柄を変動さ
せる。
【0034】そして、普通図柄表示手段25の変動後の停
止図柄が例えば「7」等の当たり図柄になれば、開閉制
御手段33により特別図柄始動手段14の開閉爪26が所定時
間開放して、この特別図柄始動手段14に遊技球が入賞し
易くなり、遊技者に有利な状態が発生する。
【0035】遊技球が特別図柄始動手段14に入賞する
と、その遊技球の検出時に第2乱数発生手段34の発生乱
数を抽選して、その乱数制御により特別図柄変動制御手
段35が特別図柄表示手段21の各表示領域22a 〜22c の特
別図柄23a 〜23c を所定時間変動させる。
【0036】このとき第2乱数発生手段34の特別遊技状
態決定乱数の大当たり乱数値を抽選すれば、特別図柄表
示手段21の図柄変動後にその各表示領域22a 〜22c に停
止表示される特別図柄23a 〜23c が、例えば「3・3・
3」「5・5・5」「7・7・7」等になると共に、特
別遊技状態発生手段44が働いて遊技者に有利な特別遊技
状態が発生し、可変入賞手段15が前側に開放して遊技球
が入賞し易くなる。
【0037】この可変入賞手段15の開放から所定時間が
経過するか、又は所定数の遊技球が入賞すると、可変入
賞手段15が閉じる。しかし、可変入賞手段15の開放中に
遊技球が特定領域28を通過すれば、可変入賞手段15が再
度開放し、以下同様の開閉動作を最大16回まで繰り返
す。
【0038】特別図柄表示手段21の各表示領域22a 〜22
c の特別図柄23a 〜23c は、特別図柄変動制御手段35の
図柄変動パターン制御部37の制御により所定の図柄変動
パターンで所定時間変動した後に、左・中・右等の所定
の順序で除々に変動速度を遅くしながら、停止図柄制御
部38によって制御される停止図柄で停止する。
【0039】なお、この停止図柄には、大当たり図柄と
外れ図柄とがあり、抽選乱数が大当たり乱数値のときに
大当たり図柄を表示し、外れ乱数値のときに外れ図柄を
表示する。
【0040】大当たり図柄と、リーチ演出を経て停止す
る一部の外れ図柄の場合、図6に示すように、例えば左
の表示領域22a 及び中の表示領域22b の特別図柄23a,23
b が共に「7」で停止するリーチ状態を経て、右の表示
領域22c の特別図柄23c が停止する。
【0041】そして、リーチ状態になれば、回転変動制
御部39が回転変動乱数値に応じて回転表示データ記憶部
41の回転表示データを読み出して、右の表示領域22c の
特別図柄23c を図6又は図7に示すようにX軸、Y軸、
Z軸及びY軸の順序で各仮想軸43廻りに4回回転させ、
その停止図柄の種類が回転変動乱数値、回転表示データ
によって変化する。なお、図5〜図7の斜線部分は、表
示領域22a 〜22c に表示される部分を示し、また斜線部
分の方向の違いは、その色の違いを示す。
【0042】例えば、外れ図柄を停止表示すべく或る回
転変動乱数値を抽選した場合には、特別図柄23c は、図
6(A)〜(E)に示すように種類「6」から4回の回
転運動を経て種類「8」で停止し、最終的に特別図柄表
示手段21の停止図柄は外れ図柄を表示する。
【0043】即ち、特別図柄23c が図6(A)に示す種
類「6」を表示すると、この特別図柄23c は先ずX軸廻
りにa矢示方向へと回転し、(A)の種類「6」から
(B)を経て(C)の種類「1」に変動する。そして、
この種類「1」からY軸廻りにb矢示方向に回転して
(D)に示す若干短い「1」に変動し、続いてZ軸廻り
にc矢示方向へと回転して(E)の「一」に変動する。
そして、最後にY軸廻りにd矢示方向に回転して(F)
の種類「8」で停止し、3個の特別図柄23a 〜23cが外
れ図柄を停止表示する。
【0044】また大当たり図柄を停止表示すべく他の回
転変動乱数値を抽選した場合には、特別図柄23c は、図
7(A)〜(E)に示すように種類「6」から4回の回
転運動を経て種類「7」で停止し、最終的に特別図柄表
示手段21の停止図柄は外れ図柄を表示する。
【0045】即ち、特別図柄23c は前述と同様にX軸、
Y軸及びZ軸廻りに夫々回転して、(A)の種類「6」
から(B)〜(D)を経て(E)へと変動し、最後に
(F)の種類「7」で停止し、3個の特別図柄23a 〜23
c が大当たり図柄を停止表示する。
【0046】このように特別図柄23c をX軸、Y軸、Z
軸及びY軸の順序で各仮想軸43廻りに回転運動させるこ
とによって、特別図柄23c の変動時に従来にない演出を
行うことができ、特別図柄23a 〜23c の演出効果が著し
く向上し、遊技者の興趣を喚起することができる。
【0047】特別図柄23c の回転運動による変動過程を
見た場合、図6及び図7の(D)(E)に示すように、
表示領域22a 〜22c に現れる表示状態が途中まで同じで
あっても、回転変動用乱数値の違いによって、種類
「8」と種類「7」のようにその背後に隠れた部分を異
ならせておき、その後の回転変動でその種類の違いが明
らかになるように演出することができる。
【0048】従って、回転運動の開始前と終了後とで特
別図柄23c の種類を容易に変えることが可能である。ま
た遊技者にとっても、回転運動前の特別図柄23c から回
転運動後の特別図柄23c を予測することが困難になるた
め、特別図柄23c が回転運動に移行した場合、遊技者の
緊迫感が増大し、遊技者を遊技に集中させる効果があ
る。
【0049】回転変動制御部39による特別図柄23c の回
転運動に際しては、角度設定部40が角度設定用乱数値の
乱数処理によりX軸の角度を任意に設定し、その設定角
度の仮想軸43に従って回転変動制御部39が特別図柄23a
〜23c を表示制御するので、角度設定用乱数値に応じて
各仮想軸43の角度が変化し、特別図柄23c の回転運動を
変化させることができる。このため、回転運動の都度、
特別図柄23c の表示を変化させることができ、図柄変動
の画一性を防止できる。
【0050】以上、発明の一実施形態について詳述した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、実施形態では、リーチ状態のときに、残りの1
個の表示領域22c の特別図柄23c を回転運動させるよう
にしているが、リーチ状態以前の段階で他の表示領域22
a, 22bの特別図柄23a,23b も回転運動させるようにして
も良い。
【0051】また特別図柄23a 〜23c の回転運動に当た
っては、1個の仮想軸43廻りに特別図柄23a 〜23c が回
転運動を行い、その回転運動をX軸、Y軸、Z軸と順次
繰り返すようにしているが、X軸、Y軸、Z軸の何れか
の二軸廻りに特別図柄23a 〜23c を回転運動させるよう
にしても良い。
【0052】この場合、特別図柄23a 〜23c を二軸廻り
に同時に回転運動させても良いし、一方の仮想軸43廻り
に回転運動させておき、その回転運動の途中から他方の
仮想軸43廻りに回転運動させるようにすることも可能で
ある。また回転運動の終了時期も同じにしても良いし、
一方の仮想軸43回りの回転運動に対して他方の仮想軸43
回りの回転運動を遅くしても良い。
【0053】角度設定部40で仮想軸43の角度を任意に設
定する他、この角度設定とは別に、又は角度設定と併用
して、複数種類の仮想軸43の中から、特別図柄23a 〜23
c の回転運動に供する仮想軸43を乱数処理等により選択
的に設定する手段を設けても良いし、複数種類の仮想軸
43の中から、特別図柄23a 〜23c の回転運動に供する仮
想軸43の順番を乱数処理等により設定して、回転運動の
方向を順次変化させるようにしても良い。
【0054】更に実施形態の場合、回転運動中の特別図
柄23a 〜23c を立体的に表示するようにしているが、特
別図柄23a 〜23c 自体を平面的に表示しておき、あたか
も本の頁を捲るように特別図柄23a 〜23c を回転運動さ
せても良い。
【0055】また実施形態では、普通図柄表示手段25と
特別図柄表示手段21とを備えた弾球遊技機において、そ
の特別図柄表示手段21の特別図柄23a 〜23c の表示制御
に採用しているが、普通図柄表示手段25の普通図柄の表
示制御においても同様に実施可能である。従って、本発
明は、図柄表示手段の図柄の表示制御全般に応用するこ
とができる。
【0056】更に特別図柄23a 〜23c は、表示領域22a
〜22c 内で上下、左右に移動しない状態で回転運動させ
ているが、表示領域22a 〜22c 内での上下又は左右方向
への運動と回転運動とを併用する等、回転運動以外の運
動と回転運動とを組み合わせても良い。またスクロール
しながら回転運動させても良い。
【0057】その他、本発明は、パチンコ機、アレンジ
ボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機は勿論のこと、回
胴式遊技機でも同様に実施可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、1個又は複数個の図柄
を変動表示可能な図柄表示手段21と、図柄始動手段14が
遊技球を検出することを条件に図柄表示手段21の図柄を
所定時間変動させる図柄変動制御手段35と、変動後に図
柄表示手段21に停止表示される図柄が所定表示となった
ときに、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別
遊技状態発生手段44とを備えた弾球遊技機において、図
柄変動制御手段35は、図柄の変動動作中に該図柄が複数
の仮想軸43回りに回転運動するように表示制御する回転
変動制御部39を備えているので、図柄変動時の演出効果
を向上させることができ、遊技者の興趣を喚起できる。
【0059】また仮想軸43は3次元表現要素のX軸、Y
軸、Z軸であり、図柄が該X軸、Y軸、Z軸の何れかの
異なる仮想軸43廻りに別々に回転運動をするようにして
いるので、図柄変動時の演出効果を向上させることがで
きる。
【0060】更に仮想軸43が3次元表現要素のX軸、Y
軸、Z軸であり、図柄が該X軸、Y軸、Z軸の何れかの
二つの仮想軸43廻りに組み合わせ運動をするようにして
いるので、図柄変動時の演出効果を向上させることがで
きる。
【0061】また図柄は複数種類あり、図柄が回転運動
中に又は回転運動により、一の種類から他の種類に変動
するようにしているので、回転運動の前後での図柄の予
測を困難にできる。しかも仮想軸43は任意の角度で設定
可能であるので、図柄の回転運動に変化を持たせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図
である。
【図4】本発明の一実施形態を示す特別図柄表示手段の
説明図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す特別図柄の説明図で
ある。
【図6】本発明の一実施形態を示す変動過程の説明図で
ある。
【図7】本発明の一実施形態を示す変動過程の説明図で
ある。
【符号の説明】
14 特別図柄始動手段 21 特別図柄表示手段 35 特別図柄変動制御手段 39 回転変動制御部 43 仮想軸 44 特別遊技状態発生手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月15日(2000.12.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1個又は複数
個の図柄を変動表示可能な図柄表示手段21と、図柄始動
手段14が遊技球を検出することを条件に前記図柄表示手
段21の前記図柄を所定時間変動させる図柄変動制御手段
35と、変動後に前記図柄表示手段21に停止表示される前
記図柄が所定表示となったときに、遊技者に有利な特別
遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段44とを備え
た弾球遊技機において、前記図柄変動制御手段35は、
記図柄始動手段14が遊技球を検出したときの回転変動用
乱数値に対応する種類の回転表示データに基づいて、
記図柄の変動動作中に一つの該図柄が複数の仮想軸43
りに回転運動して、その回転運動中に又は回転運動によ
り、一の種類から他の種類に変動するように表示制御す
る回転変動制御部39を備えたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また表示領域22c に停止表示される特別図
柄23c は、複数種類、即ち0〜9間での10種類あり、
回転変動制御部39は、4回の回転運動中に、例えば図6
及び図7に示すように、ある一の種類から他の種類に変
させると共に、この回転変動によって一の種類から更
に別の種類に変化させるようになっている。更に回転変
動制御部39は、一の種類から他の種類への特別図柄23c
の変動過程及び/又は他の種類から別の種類への特別図
柄23c の変動過程で、その変化の前又は後の種類の特別
図柄23c を視覚的に立体的に表示するようになってい
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、1個又は複数個の図柄
を変動表示可能な図柄表示手段21と、図柄始動手段14が
遊技球を検出することを条件に図柄表示手段21の図柄を
所定時間変動させる図柄変動制御手段35と、変動後に図
柄表示手段21に停止表示される図柄が所定表示となった
ときに、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別
遊技状態発生手段44とを備えた弾球遊技機において、図
柄変動制御手段35は、図柄始動手段14が遊技球を検出し
たときの回転変動用乱数値に対応する種類の回転表示デ
ータに基づいて、図柄の変動動作中に一つの該図柄が複
数の仮想軸43廻りに回転運動して、その回転運動中に又
は回転運動により、一の種類から他の種類に変動するよ
うに表示制御する回転変動制御部39を備えているので、
回転運動の前後での図柄の予測を困難にできると共に、
図柄変動時の演出効果を向上させることができ、遊技者
の興趣を喚起できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】かも仮想軸43は任意の角度で設定可能で
あるので、図柄の回転運動に変化を持たせることができ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個又は複数個の図柄を変動表示可能な
    図柄表示手段(21)と、図柄始動手段(14)が遊技球を検出
    することを条件に前記図柄表示手段(21)の前記図柄を所
    定時間変動させる図柄変動制御手段(35)と、変動後に前
    記図柄表示手段(21)に停止表示される前記図柄が所定表
    示となったときに、遊技者に有利な特別遊技状態を発生
    させる特別遊技状態発生手段(44)とを備えた弾球遊技機
    において、前記図柄変動制御手段(35)は、前記図柄の変
    動動作中に該図柄が複数の仮想軸(43)回りに回転運動す
    るように表示制御する回転変動制御部(39)を備えたこと
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記仮想軸(43)は3次元表現要素のX
    軸、Y軸、Z軸であり、前記図柄が該X軸、Y軸、Z軸
    の何れかの異なる仮想軸(43)廻りに別々に回転運動をす
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記仮想軸(43)が3次元表現要素のX
    軸、Y軸、Z軸であり、前記図柄が該X軸、Y軸、Z軸
    の何れかの二つの仮想軸(43)廻りに組み合わせ運動をす
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊
    技機。
  4. 【請求項4】 前記図柄は複数種類あり、前記図柄が回
    転運動中に又は回転運動により、一の種類から他の種類
    に変動するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記仮想軸(43)は任意の角度で設定可能
    であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の
    弾球遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062262A (ja) * 2001-08-28 2003-03-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013252200A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2016047426A (ja) * 2015-12-10 2016-04-07 株式会社三共 遊技機

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