JP2002253730A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002253730A
JP2002253730A JP2001060531A JP2001060531A JP2002253730A JP 2002253730 A JP2002253730 A JP 2002253730A JP 2001060531 A JP2001060531 A JP 2001060531A JP 2001060531 A JP2001060531 A JP 2001060531A JP 2002253730 A JP2002253730 A JP 2002253730A
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Application number
JP2001060531A
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English (en)
Inventor
Sukemitsu Oomaki
祐光 大巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2002253730A publication Critical patent/JP2002253730A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の可変表示手段に夫々対応させて演出表示
を行う複数の演出表示手段を設けることにより、演出に
幅を持たせて遊技性を高め、その演出表示内容の意味も
理解し易いものにすることができる遊技機を提供する。 【解決手段】 可変表示装置10は、3組の可変表示手
段に夫々対応させて演出表示を行う3組の演出表示手段
30を備えている。可変表示装置10の各可変表示手段
は、変動停止状態の遊技図柄を夫々表示可能な複数の表
示部13を有し、演出表示手段30は、これら表示部1
3に夫々対応させて演出表示を行う複数の演出表示部3
1を有する。そして、演出表示手段30に少なくとも特
別図柄に関連する同図柄を表示可能に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機に関し、特
に複数の可変表示手段に夫々対応させて演出表示を行う
複数の演出表示手段を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、スロットマシン等の遊技機に
は、一般に、複数種類の遊技図柄が夫々印された3組の
回転リールが左右方向に並べて設けられ、遊技者が所定
枚数(例えば、1〜3枚)のメダルを投入してスタート
レバーを操作すると3組の回転リールが回転して、複数
種類の遊技図柄が3列で夫々変動表示され、その後、3
つの停止ボタンを操作して3組の回転リールを停止させ
る。
【0003】例えば、各回転リールの3つの停止図柄、
3組の回転リールで3行3列計9つの停止図柄を遊技者
側に表示可能に停止させる停止領域が設けられ、3組の
回転リールが変動してから停止したとき、この停止領域
に停止した停止図柄の組合せによって、外れ態様、小役
態様、大当り態様(特定態様)等の態様に分かれ、大当
り態様になった場合には、その後の遊技において所定条
件を満たすまで、メダルの払戻しが多く得られる利益状
態が発生する。
【0004】抽選手段により、回転リールの回転開始を
指令するスタートレバーの操作時に「大当り」か否かの
抽選が行われ、例えば1/300の確率で「大当り」が
抽選された場合に限り、停止領域に停止した停止図柄の
組合せが特定態様(例えば、停止領域に設定された入賞
ライン上に「777」が揃う組合せ)となるように、遊
技者が3組の回転リールを停止させることが可能にな
る。
【0005】尚、各回転リールには概ね7種類計21個
の遊技図柄が印され、そのうち、特定態様を構成する1
つの図柄となる特別図柄(例えば、「7」)は1〜3個
程度であることから、「大当り」が抽選されたとして
も、特定態様となるように3組の回転リールを停止させ
ることは簡単ではない。但し、図柄引込み停止制御によ
り、厳密なタイミングで停止ボタンを操作しなくても、
特定態様となるように回転リールを停止させることはあ
る程度容易になる。
【0006】ところで、「大当り」が抽選されても、3
組の回転リールが特定態様となる組合せで停止しない場
合、前記図柄引込み制御も機能して、「大当り」が抽選
されている場合にのみ出現するリーチ目となる態様で停
止することが多い。このリーチ目は複数種類あり、その
うちの1つのリーチ目の出現により、遊技者がそのリー
チ目を知っていれば、「大当り」が抽選されたことを知
ることができる。尚、「大当り」が抽選されている場合
に大当り告知ランプを点灯させるスロットマシンは実用
に供されている。
【0007】一方、3組の第1〜第3回転リールとは別
に、複数種類の図柄が印された第4回転リールを設け、
この第4回転リールの回転停止制御により演出表示を行
うもの、液晶ディスプレイを設け、この液晶ディスプレ
イにキャラクタを登場させる等の方法で演出表示を行う
ものは実用に供されている。これら第4回転リールや液
晶ディスプレイ等の演出表示手段は、第1〜第3回転リ
ールを含む可変表示手段の全体的な演出表示を行うもの
である。
【0008】遊技機であるパチンコ機においても、図柄
表示手段に複数種類の遊技図柄が例えば3列で夫々変動
表示され、変動停止時の遊技図柄の組合せが特定態様に
なった場合に、遊技者に有利な利益状態を発生させるも
のが多い。この種のパチンコ機では、図柄表示手段であ
る液晶ディスプレイに、キャラクタを登場させる等の方
法で種々の演出表示を行い遊技性を高めるようにしたも
のは広く実用に供されているが、更なる遊技性の向上が
望まれるところである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 従来のスロットマシ
ン等の遊技機において、単に3組の回転リールを回転さ
せ停止させて、停止図柄の組合せで態様を決めるもので
は、遊技性の乏しいものになる。また、「大当り」が抽
選されていても、図柄引込み停止制御が行われるもの
の、特定態様となるように3組の回転リールを停止させ
ることは普通簡単ではなく、そのことを遊技者が知るこ
とも難しい。「大当り」が抽選されている場合に大当り
告知ランプを点灯させるものは存在するが、それだけで
は、遊技性を高めたものと言いがたい。
【0010】一方、3組の第1〜第3回転リールとは別
に、複数種類の図柄が印された第4回転リールや液晶デ
ィスプレイ等の演出表示手段を設けたものでは、第1〜
第3回転リールを含む可変表示手段の全体的な演出表示
を行うものであり、この演出表示手段により大当りの告
知を行うこともできる。しかし、演出表示手段は可変表
示手段の全体的な演出表示を行うものであるため、その
演出表示内容にも限界があるし、その演出内容の意味が
理解しにくい面もある。
【0011】本発明の目的は、複数の可変表示手段に夫
々対応させて演出表示を行う複数の演出表示手段を設け
ることにより、演出に幅を持たせて遊技性を高め、その
演出表示内容の意味も理解し易いものにすることができ
る遊技機を提供することであり、特にスロットマシン等
の遊技機の場合には、「大当り」が抽選されたことを遊
技者に確実に知らせること、遊技者が複数回に亙って
「大当り」となる期待を持ちつつリールの停止操作を行
えるようにすること、等を実現可能にして遊技性の幅を
広げることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】 請求項1の遊技機は、
複数種類の遊技図柄を夫々可変表示可能な複数の可変表
示手段を複数組並べて配置した可変表示装置と、変動停
止時の遊技図柄の組合せが特定態様になった場合に遊技
者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段とを
備えた遊技機において、前記可変表示装置は、前記複数
の可変表示手段に夫々対応させて演出表示を行う複数の
演出表示手段を備えたことを特徴とするものである。
【0013】可変表示装置は複数種類の遊技図柄を夫々
可変表示可能な複数の可変表示手段を複数組並べて配置
したものであり、変動停止時の遊技図柄の組合せが大当
りとなる特定態様になった場合に、利益状態発生手段が
遊技者に有利な利益状態を発生させる。可変表示装置に
は複数の演出表示手段が設けられ、これら演出表示手段
にて複数の可変表示手段に夫々対応させて演出表示を行
うことができる。
【0014】可変表示装置の複数の演出表示手段にて複
数の可変表示手段に夫々対応させて演出表示を行うこと
ができるため、全体的な演出表示内容を豊富にすること
ができ、その結果、演出に幅を持たせて遊技性を高める
ことができるし、その演出表示内容の意味も理解し易い
ものにすることができる。
【0015】特に、スロットマシン等の遊技機では、
「大当り」が抽選されても、利益状態を発生させる特定
態様となるように3組の回転リールを停止させることは
簡単ではなく、「大当り」が抽選されていることを遊技
者が知ることは難しいが、演出表示手段にて行われる演
出表示の内容によって、又は、その演出表示内容と遊技
内容とによって、「大当り」が抽選されていることを遊
技者に確実に知らせることも可能となる。
【0016】請求項2の遊技機は、請求項1の発明にお
いて、前記可変表示装置の各可変表示手段は、変動停止
状態の遊技図柄を夫々表示可能な複数の表示部を有し、
前記演出表示手段は、これら表示部に夫々対応させて演
出表示を行う複数の演出表示部を有することを特徴とす
るものである。
【0017】各可変表示手段の複数の表示部に変動停止
状態の遊技図柄を夫々表示させることができる。そし
て、演出表示手段に、各可変表示手段の複数の表示部に
夫々対応させて演出表示を行う複数の演出表示部を設け
たので、遊技性を高める為に行う演出の幅を確実に広く
することができる。
【0018】請求項3の遊技機は、請求項1又は2の発
明において、前記複数種類の遊技図柄は特別図柄を含
み、前記演出表示手段に少なくとも前記特別図柄に関連
する図柄を表示可能に構成したことを特徴とするもので
ある。特別図柄を前記特定態様を構成する1つの図柄と
なる遊技図柄とすることができる。
【0019】演出表示手段に特別図柄に関連する図柄を
表示させた場合において、例えば、その演出表示手段に
対応する可変表示手段にて特別図柄が変動停止して表示
された場合には、「大当り」が抽選されていることとし
たり、例えば、その演出表示手段に対応する可変表示手
段にて特別図柄を表示可能に確実に変動停止させること
が可能になる等、遊技者への期待度を高めるような演出
を行うことができる。
【0020】請求項4の遊技機は、請求項1〜3の何れ
かの発明において、前記演出表示手段に演出表示可能な
複数種類の演出表示パターンを記憶した演出表示記憶手
段と、この演出表示記憶手段に記憶した1つの演出表示
パターンを選択可能な演出表示選択手段を備えるととも
に、前記利益状態を発生させるか否かを乱数抽選にて行
う抽選手段と、この抽選手段の抽選結果を受けて前記演
出表示選択手段で選択された演出表示パターンに基づい
て演出表示手段に表示させる演出表示制御手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0021】この遊技機では、演出表示記憶手段に、演
出表示手段に演出表示可能な複数種類の演出表示パター
ンが記憶されており、演出表示選択手段により、この演
出表示記憶手段に記憶した1つの演出表示パターンが選
択される。抽選手段により利益状態を発生させるか否か
が乱数抽選にて行われ、演出表示制御手段により、抽選
手段の抽選結果に基づいて演出表示選択手段で選択され
た演出表示パターンに基づいて演出表示手段に表示させ
て演出を行う。
【0022】例えば、抽選手段が利益状態を発生させる
と抽選した場合、演出表示を行う確率を高くすることに
より、その演出表示が行われたことで、遊技者の期待度
を高めることができる。尚、前記複数種類の演出表示パ
ターンにランク付けを行い、演出表示選択手段は抽選手
段の抽選結果を受け、利益状態を発生させると抽選され
たときには、ランクの高い演出表示パターンを選択する
確率を高くするように構成することができる。
【0023】請求項5の遊技機は、請求項1〜4の何れ
かの発明において、前記可変表示手段は複数種類の遊技
図柄を印した回転リールを機械的に回転駆動して可変表
示を行う機械的可変表示手段であり、前記演出表示手段
は電気的に表示を行う電気的演出表示手段であることを
特徴とするものである。
【0024】可変表示手段を、複数種類の遊技図柄を印
した回転リールを機械的に回転駆動して可変表示を行う
機械的可変表示手段とすることにより、遊技機として回
転リールを備えたスロットマシンやパチンコ機等を適用
することができ、演出表示手段を、電気的に表示を行う
電気的演出表示手段とすることにより、演出表示を速や
かに行うことが可能になり演出の幅も広がる。
【0025】請求項6の遊技機は、請求項1〜5の何れ
かの発明において、前記可変表示手段とそれに対応する
演出表示手段とを隣接状に設けたことを特徴とするもの
である。可変表示手段による可変表示とそれに対応する
演出表示手段による演出表示が見やすくなり、それらの
対応関係も明確になる。
【0026】請求項7の遊技機は、請求項4〜6の何れ
かの発明において、前記演出表示制御手段は、複数の可
変表示手段の遊技図柄の変動開始直後又は変動中に、演
出表示手段に特別図柄に関連する図柄を表示させる演出
表示タイミング機能を有することを特徴とするものであ
る。演出表示制御手段に演出表示タイミング機能を設け
たことにより、複数の可変表示手段の遊技図柄の変動開
始直後又は変動中に、演出表示手段に特別図柄に関連す
る図柄を表示させることができる。
【0027】請求項8の遊技機は、請求項7の発明にお
いて、前記演出表示タイミング機能は、前記複数の演出
表示部を介して行う演出表示を同時に実行する同時演出
機能を含むことを特徴とするものである。演出表示タイ
ミング機能に含まれる同時演出機能により、複数の演出
表示部を介して行う演出表示を同時に実行することが可
能になる。
【0028】請求項9の遊技機は、請求項7の発明にお
いて、前記演出表示タイミング機能は、前記複数の演出
表示部を介して行う演出表示を段階的に実行する段階的
演出機能を含むことを特徴とするものである。演出表示
タイミング機能に含まれる段階的演出機能により、複数
の演出表示部を介して行う演出表示を段階的に実行する
ことが可能になる。
【0029】請求項10の遊技機は、請求項4〜9の何
れかの発明において、前記演出表示制御手段は、前記複
数の演出表示部に特別図柄に関連する図柄をスクロール
表示可能なスクロール演出機能を有することを特徴とす
るものである。演出表示制御手段にスクロール演出機能
を設けたことにより、複数の演出表示部に特別図柄に関
連する図柄をスクロール表示可能になる。
【0030】請求項11の遊技機は、請求項4〜9の何
れかの発明において、前記演出表示制御手段は、前記複
数の演出表示部に特別図柄に関連する図柄を移動表示可
能な移動演出機能を有することを特徴とするものであ
る。演出表示制御手段に移動演出機能を設けたことによ
り、複数の演出表示部に特別図柄に関連する図柄を移動
表示可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施形態は、遊技
者が遊技媒体であるメダルを1〜3枚ベットし、スター
トレバーを操作して3組の回転リールを回転させ、3組
のリール停止ボタンを操作して夫々回転リールの回転を
停止させ、そのときの停止図柄の組合せによって、メダ
ルの払戻しが得られる等の遊技結果が決まるスロットマ
シンに、本発明を適用した場合の一例である。
【0032】図1に示すように、スロットマシン1は本
体ケース2を有し、その本体ケース2の内部に、第1〜
第3回転リール3〜5と、第1〜第3回転リール3〜5
を夫々回転駆動する複数の電動モータ6〜8を含むリー
ル駆動手段9(図3参照)と、このリール駆動手段9を
介して第1〜第3回転リール3〜5の夫々の回転/停止
制御を行うリール回転停止制御手段44を有する制御装
置40(図3参照)等が設けられている。
【0033】第1〜第3回転リール3〜5は左右方向に
並べられ、左右方向向きの同心状の回転軸回りに回転す
るように配置されている。各回転リール3〜5の外周面
には、「7」、「チェリー」、「ベル」、「プラム」等
々の複数種類の遊技図柄が、例えば21個、周方向に所
定間隔おきに印されている。これら複数種類の遊技図柄
は、特定態様を構成する停止図柄の1つとなる特別図柄
(本実施形態の場合、特別図柄「7」)を含んでいる。
【0034】本体ケース2の中段やや上側の前面部分は
表示パネル11に構成され、この表示パネル11に第1
〜第3回転リール3〜5に対応する3つの表示窓12が
左右方向に並べて設けられている。各回転リール3〜5
とその前側に位置する表示窓12が、複数種類の遊技図
柄を可変表示可能な図柄変動手段に相当し、この図柄変
動手段を左右方向に3組並べて配置して可変表示装置1
0が構成されている。
【0035】図2に示すように、各図柄変動手段の表示
窓12は、それを上下方向に3等分して、変動停止状態
の回転リール3〜5の遊技図柄を夫々表示可能な3つの
表示部13を有し、全体で3行3列の計9つの表示部1
3が設けられている。3組の図柄変動手段において、上
段の表示部13同士、中段の表示部13同士、下段の表
示部13同士を夫々水平に結ぶ3本の入賞ライン14〜
16と、左側から右側へ上段中段下段の表示部13同
士、左側から右側へ下段中段上段の表示部13同士を夫
々斜めに結ぶ2本の入賞ライン17,18の計5本の入
賞ライン14〜18が設定されている。
【0036】このスロットマシン1では、1〜3枚のメ
ダルをベットして1回の遊技を行うものであるが、例え
ば、ベットされるメダル枚数が1枚の場合には1本の入
賞ライン15が有効化され、2枚の場合には3本の入賞
ライン14〜16が有効化され、3枚の場合には5本全
ての入賞ライン14〜18が有効化される。
【0037】そして、有効化した入賞ライン上に並ぶ変
動停止時の遊技図柄の組合せによって、外れ態様、小役
態様、大当り態様(特定態様)等の態様に分かれる。有
効化した入賞ライン上に特別図柄「7」が3つ揃う組合
せが特定態様「777」であり、特にこの場合、その後
の遊技において所定条件を満たすまで、メダルの払戻し
が多く得られる利益状態が発生する。
【0038】図1に示すように、本体ケース2の表示パ
ネル10の下側から前方に張出す操作フレーム2aにメ
ダル投入口19とベットボタン20が設けられ、表示パ
ネル11の左下隅部分に枚数表示手段21が設けられて
いる。このスロットマシン1では、例えばメダルを50
枚までクレジットすることができ、そのクレジット枚数
が枚数表示手段21に表示される。メダル投入口19か
らメダルを投入するか、或いは、メダルのクレジットが
ある場合にはベットボタン20を操作して、次の遊技を
行うために1〜3枚のメダルをベットすることができ
る。
【0039】操作フレーム2aの前部側に、スタートレ
バー22と、第1〜第3回転リール3〜5に対応する3
つのリール停止ボタン23〜25が設けられている。ス
タートレバー22が操作されると、1〜3枚のメダルが
ベットされている場合には、第1〜第3回転リール3〜
5が回転を開始する。第1〜第3回転リール3〜5が回
転している際に、リール停止ボタン23〜25を操作す
ると、対応する回転リール3〜5が停止する。3つのリ
ール停止ボタン23〜25全てが操作されると、第1〜
第3回転リール3〜5の全てが停止して1回の遊技が終
了する。
【0040】さて、このスロットマシン1において、前
記可変表示装置10には、図2に示すように、3組の可
変表示手段(夫々、回転リール3(又は4又は5)とそ
れに対応する表示窓12からなる)に夫々対応させて演
出表示を行う3組の演出表示手段30が設けられてい
る。
【0041】各演出表示手段30は、電気的に表示を行
う電気的演出表示手段であり、対応する可変表示手段の
右側に隣接状に設けられ、その可変表示手段の3つの表
示部13に夫々対応させて演出表示を行う3つの演出表
示部31を有し、全体で3行3列の計9つの演出表示部
31が設けられている。各演出表示部31は7セグメン
トのLEDからなり、各LEDに「0」〜「9」の数字
からなる図柄を表示することで、下側に印した矢印
「←」からも明確なように、その左側の表示部13に対
応させた演出表示を行うようになっている。
【0042】次に、スロットマシン1の制御装置40に
予め格納されている複数の制御プログラムを介して達成
される種々の機能について、図3の機能ブロック図を参
照しながら説明する。制御装置40の主制御手段41
に、抽選判定手段42、停止図柄選択手段43、リール
回転停止制御手段44、停止図柄判定手段45、利益状
態発生手段46、演出表示記憶手段47、演出表示抽選
判定手段48、演出表示選択手段49、演出表示制御手
段50等が設けられていている。
【0043】抽選判定手段42は、スタートレバー22
を介してONされたスタートスイッチ22aからの回転
指令信号を受けたときに、ハズレとするか小役当りとす
るか大当りとするかを乱数抽選にて判定する。停止図柄
選択手段43は、抽選判定手段42による抽選判定結果
に基づいて、有効化した入賞ライン14〜18上に停止
して表示窓12から表示可能な停止図柄の組合せを選択
する。
【0044】リール回転停止制御手段44は、スタート
スイッチ22aからの回転指令信号を受け、モータ駆動
手段9を制御して第1〜第3回転リール3〜5を回転さ
せ、リール停止ボタン23〜25を介してONされたリ
ール停止スイッチ23a〜25aからの停止指令信号を
受け、操作されたリール停止ボタン23〜25に対応す
る回転リール3〜5の回転を停止させる。このとき、停
止図柄選択手段43で選択された停止図柄の組合せが有
効化した入賞ライン14〜18上に揃い易くするため
に、リール位置検出手段51からのリール位置信号に基
づいて、回転リール3〜5を引込み制御し停止させるよ
うにしてある。
【0045】停止図柄判定手段45は、全ての回転リー
ル3〜5が停止したときに、リール位置検出手段51か
らのリール位置信号に基づいて、有効化した入賞ライン
14〜18上に停止表示される遊技図柄の組合せがハズ
レ態様か小役態様か特定態様かの判定を行う。そして、
小役態様と特定態様のときには、払出し装置55の払出
し手段57を駆動し、メダルホッパー56に貯留されて
いるメダルから、その停止図柄の組合せにより予め設定
されている枚数のメダルを払い出す。
【0046】利益状態発生手段46は、有効化した入賞
ライン14〜18上に特別図柄「7」が3つ揃って特定
態様「777」になった場合、その後の遊技において所
定条件を満たすまで、例えば、抽選判定手段42で小役
当りが抽選判定される確率を高めたり、そこで小役当り
と判定された場合には、停止図柄選択手段43で、多数
ある外れ態様のなかからボーナスゲーム中にだけ小役当
りとなる停止図柄を選択する確率を高める等して、メダ
ルの払戻しが多く得られる利益状態、所謂ボーナスゲー
ムを発生させる。
【0047】さて、演出表示記憶手段47は、例えば、
図4に示すように、演出表示装置10において、左上段
の演出表示部31にのみ特別図柄「7」に関連する同図
柄「7」を演出表示させる演出表示パターンや、図6に
示すように、9つ全ての演出表示部31に図柄「7」を
演出表示させる演出表示パターン等、演出表示手段30
に演出表示可能な複数種類の演出表示パターンを記憶し
ている。
【0048】この演出表示パターンの種類については、
例えば、図7(1)〜(9)に示すように、図柄「7」
を1つの演出表示部31にのみ表示させる9つの演出表
示パターン(図7(1)〜(9)の演出表示パターン)
や、図8(1)〜(9)に示すように、図柄「7」を1
つ、2つ・・・、9つの演出表示部31に表示させるよ
うに規則的に変化させた9つの演出表示パターン(図8
(1)〜(9)の演出表示パターン)がある。
【0049】また、図9(1)、(2)、(3)・・・
に示すように、上記以外に、2〜8つの演出表示部31
の何れかに不規則的に図柄「7」を表示させる複数種類
の演出表示パターンや、図6、図8の複数種類の演出表
示パターンにおいて、少なくとも1つの図柄「7」の代
わりに図柄「0」〜「6」,「8」,「9」を表示させ
る複数種類の演出表示パターン、等々がある。
【0050】演出表示抽選判定手段48は、抽選判定手
段42の判定結果に基づいて、ハズレと小役当りと大当
りの各場合において、可変表示装置10で演出表示を行
うか否かを抽選し判定する。演出表示選択手段49は、
可変表示装置10で演出表示を行うと判定された場合
に、停止図柄選択手段43で選択された停止図柄に関す
るデータに基づいて、演出表示記憶手段47に記憶され
ている複数種類の演出表示パターンのなかから、1つの
演出表示パターンを選択する。
【0051】演出表示制御手段50は、抽選手段42の
結果を受け演出表示抽選判定手段48で演出表示を行う
と判定された場合に、演出表示選択手段49で選択され
た演出表示パターンに基づいて演出表示手段30に表示
させて演出を行う。
【0052】次に、このスロットマシン1の作用・効果
について説明する。スロットマシン1の遊技開始にあた
って、先ず、遊技媒体であるメダルを1〜3枚ベットす
る。このとき、メダルをメダル投入口19から投入して
ベットするが、メダルのクレジットがある場合には、ベ
ットボタン20を操作してベットすることができる。
【0053】メダルがベットされた状態で、スタートレ
バー22を操作すると第1〜第3回転リール3〜5が回
転を開始し、主制御手段41においては、抽選判定手段
42によりハズレとするか小役当りとするか大当りとす
るかが抽選判定され、これに基づいて、停止図柄選択手
段43により有効化した入賞ライン14〜18上に停止
して表示窓12から表示可能な停止図柄の組合せが選択
される。
【0054】一方、抽選判定手段42で抽選判定された
ハズレと小役当りと大当りの各場合において、演出表示
抽選判定手段48により演出表示を行うか否かが抽選判
定され、演出表示を行うと判定された場合には、演出表
示選択手段49により、停止図柄選択手段43からの停
止図柄に関するデータに基づいて、演出表示記憶手段4
7に記憶されている1つの演出表示パターンを選択す
る。
【0055】そして、抽選手段42の結果を受け演出表
示抽選判定手段48で演出表示を行うと判定された場合
には、例えば第1〜第3回転リール3〜5の回転開始時
に、演出表示制御手段50が、演出表示選択手段49で
選択された演出表示パターンに基づいて演出表示手段3
0を制御して演出を行う。
【0056】ところで、演出表示抽選判定48におい
て、演出表示を行うという抽選判定を行う確率について
は、抽選判定手段42で大当り可能と判定された場合の
方を、その他のハズレと小役当り可能と判定された場合
よりも高くするように設定することができ、これによ
り、演出表示手段30に演出表示が行われた時点で、遊
技者は「大当り」を予感し期待度を高めることになる。
【0057】演出表示選択手段49においては、図7〜
図9のように図柄「7」の個数や点灯位置、図柄「7」
の並び方等によって異なる演出表示パターンにランク付
けを行い、抽選判定手段42で大当り可能と判定された
場合には、ランクの高い演出表示パターンを選択する確
率を、ランクの低い演出表示パターンを選択する確率よ
りも高くするように設定することができ、これにより、
遊技者は演出表示手段30に表示された演出表示パター
ンによって期待度を異ならせることになる。
【0058】更に、抽選判定手段42で大当り可能と判
定され、演出表示手段30に演出表示パターンが表示さ
れた場合に、その表示パターンの図柄「7」が表示され
ている演出表示部31に対応する表示部13に特定図柄
「7」を停止させることを可能にする制御を行うように
構成することができる。例えば、図4に示すように、左
上段の演出表示部31に図柄「7」が表示されている状
態で、その左側の表示部13に特定図柄「7」が停止し
た場合に、遊技者は「大当り」が抽選されたことを明確
に知ることができる。
【0059】上記のように、このスロットマシン2によ
れば、可変表示装置10において、3組の可変表示手段
に夫々対応させて3組の演出表示手段30を設け、各演
出表示手段30に、その左側の可変表示手段の上段中段
下段の3つの表示部13に夫々対応させて演出表示を行
う3つの演出表示部31を設けたので、演出表示装置1
0全体で行う演出表示パターンを豊富にすることがで
き、その結果、遊技者への期待度等に関連する演出に幅
を持たせて遊技性を高めることができるし、その演出表
示内容の意味も理解し易いものにすることができる。
【0060】特に、従来のスロットマシンでは、「大当
り」が抽選されても、図柄引込み停止制御が行われるも
のの、利益状態を発生させる特定態様となるように3組
の回転リールを停止させることは普通簡単ではなく、
「大当り」が抽選されていることを遊技者が知ることは
難しいが、演出表示手段30にて行われる演出表示内容
と遊技内容とによって、「大当り」が抽選されているこ
とを遊技者に確実に知らせることが可能となる。また、
回転リール3〜5の変動開始時に特別図柄「7」に関連
する同図柄「7」を演出表示させることにより、遊技者
はその図柄「7」に対応する表示部13に特別図柄
「7」を狙うように停止操作できるようになり、それ故
遊技性を高めることができる。
【0061】次に、変更形態について説明する。但し、
前記実施形態と同じものには同一符号を付して説明す
る。 1〕前記実施形態と同様に、抽選判定手段42で大当り
と判定され、演出表示手段30に演出表示パターンが表
示された場合に、その表示パターンの図柄「7」が表示
されている演出表示部31に対応する表示部13に特定
図柄「7」を停止させることを可能にする制御を行うよ
うに構成してあるものとして、例えば、図10に示す演
出表示を行って、遊技者に「大当り」が抽選されている
ことを明確に知らせることができる。
【0062】つまり、「大当り」が抽選されている場合
に、第1〜第3回転リール3〜5の回転開始後、右下段
の演出表示部31に図柄「7」が演出表示され、第1,
第2回転リール3,4を停止させたときに、左上段の表
示部13に特別図柄「7」が停止し、中中段の表示部1
3に特別図柄「7」が停止したとする。この状態で、右
下段の表示部13に特別図柄「7」が停止すると、有効
化された入賞ライン17に「7」が揃う特定態様「77
7」となり「大当り」となるが、右下段の表示部13に
対応する演出表示部31には図柄「7」が既に表示され
ているため、この段階で遊技者は「大当り」が抽選され
ていることを知ることができる。
【0063】2〕各演出表示手段30においては、可変
表示手段の対応する3つの表示部13に共通の1つの表
示手段とし、1つの回転リール3(4,5)の停止図柄
等に関連する演出表示を行うようにしてもよい。 3〕演出表示手段30に、特別図柄「7」以外の図柄、
「チェリー」、「ベル」、「プラム」等に関連する図柄
を表示可能に構成してもよい。更に、この図柄として
「大当り」又は「ハズレ」等の文字図柄、文字図柄以外
の種々のキャラクター図柄を表示可能にしてもよい。ま
た、演出表示手段30において、各演出表示部31に図
柄を表示する代わりに、LED等の発光手段を設け、そ
れを点灯制御することにより演出表示を行うようにして
もよい。
【0064】4〕演出表示手段においても、可変表示手
段と同様に、複数種類の遊技図柄に関連する図柄を印し
た回転リールを機械的に回転駆動して可変表示を行う機
械的可変表示手段とすることも可能である。 5〕可変表示手段を液晶ディスプレイや、ドットマトリ
ックス式ディスプレイ等の電気的に表示を行う電気的演
出表示手段とすることができる。可変表示手段をディス
プレイとした場合、そのディスプレイの一部を演出表示
手段として使用することができる。
【0065】6〕演出表示制御手段50に、複数の可変
表示手段の遊技図柄(回転リール3〜5)の変動開始直
後又は変動中に、演出表示手段30に特別図柄に関連す
る図柄を表示させる演出表示タイミング機能を設けても
よく、この演出表示タイミング機能に、複数の表示部1
3を介して行う演出表示を同時に実行する同時演出機能
を含めてもよい。
【0066】この同時演出機能を含む演出表示タイミン
グ機能により、例えば、図11(a)に示すように、回
転リール3〜5が停止している状態からスタートレバー
22を操作すると、図11(b)に示すように、回転リ
ール3〜5の変動開始直後又は変動中に、複数の演出表
示部31に特別図柄「7」に関連する同図柄「7」が表
示される。
【0067】また、例えば、図12(a)に示すよう
に、回転リール3〜5の変動開始直後には、演出表示部
31に特別図柄「7」に関連する同図柄「7」が表示さ
れないが、図12(b)に示すように、それ以降第1,
第2回転リール3,4が停止し、第3回転リール5が停
止する迄の間の変動途中に、複数の演出表示部31に特
別図柄「7」に関連する同図柄「7」が表示される。
【0068】尚、図13(a)に示すように、全回転リ
ール3〜5が停止、その後、図13(b)に示すよう
に、演出表示部31に特別図柄「7」に関連する同図柄
「7」を表示させるようにしてもよい。尚、全回転リー
ル3〜5が停止しなくても、各回転リール3〜5の停止
後、その回転リールに対応する演出表示部31に特別図
柄「7」に関連する同図柄「7」を表示させるようにし
てもよい。遊技者は思わぬ図柄「7」の出現により期待
度を高めることができる。
【0069】7〕演出表示制御手段50に、複数の可変
表示手段の遊技図柄(回転リール3〜5)の変動開始直
後又は変動中に、演出表示手段30に特別図柄に関連す
る図柄を表示させる演出表示タイミング機能を設けた場
合、この演出表示タイミング機能に、複数の表示部13
を介して行う演出表示を段階的に実行する段階的演出機
能を含めてもよい。
【0070】8〕例えば、図14(a)に示すように、
回転リール3〜5の変動開始直後に、第1回転リール3
に対応する1つの演出表示部31に特別図柄「7」に関
連する同図柄「7」が表示される。ここで、遊技者が停
止ボタン23を押して、図14(b)に示すように、第
1回転リール3を停止させたとき、図柄「7」を表示し
た左側の表示部13に特別図柄「7」が停止しなければ
ミスとなり、次に、第2回転リール4に対応する2つの
演出表示部31に図柄「7」が表示される。
【0071】ここで、遊技者が停止ボタン24を押し
て、図14(c)に示すように、第2回転リール4を停
止させたとき、図柄「7」を表示した左側の表示部13
に特別図柄「7」が停止しなければミスとなり、次に、
第3回転リール5に対応する3つの演出表示部31に図
柄「7」が表示される。遊技者が停止ボタン25を押し
て、図14(d)に示すように、第3回転リール5を停
止させたとき、図柄「7」を表示した左側の表示部13
に特別図柄「7」が停止しなければミスとなる。
【0072】9〕演出表示制御手段50に、複数の演出
表示部31に特別図柄に関連する図柄をスクロール表示
可能なスクロール演出機能を設けてもよい。このスクロ
ール表示については、回転リール3〜5が回転を開始し
てから全回転リール3〜5が停止するまでの間に種々の
タイミングで行ってもよいし、全回転リール3〜5の停
止後に行ってもよい。
【0073】図15は、全回転リール3〜5の停止後
に、図柄「7」を、中上段の演出表示部31((a)参
照)→中中段の演出表示部31((b)参照)→中下段
の演出表示部31((c)参照)→中上段の演出表示部
31((a)参照)・・・の順に縦にスクロール表示さ
れる一例を示しており、スクロール表示後、最終的に、
これら3つの演出表示部31の1つに図柄「7」が停止
して表示される。
【0074】図16は、全回転リール3〜5の停止後
に、図柄「7」を、左中段の演出表示部31((a)参
照)→中中段の演出表示部31((b)参照)→右中段
の演出表示部31((c)参照)→左中段の演出表示部
31((a)参照)・・・の順に横にスクロール表示さ
れる一例を示しており、スクロール表示後、最終的に、
これら3つの演出表示部31の1つに図柄「7」が停止
して表示される。尚、最終的に図柄「7」が停止して表
示される演出表示部31の左側に、特別図柄「7」が停
止していると、「大当り」が抽選されているということ
が判る。
【0075】10〕演出表示制御手段50に、複数の演
出表示部31に特別図柄に関連する図柄を移動表示可能
な移動演出機能を設けてもよい。移動表示については、
回転リール3〜5が回転を開始してから全回転リール3
〜5が停止するまでの間に種々のタイミングで行っても
よいし、全回転リール3〜5の停止後に行ってもよい。
【0076】例えば、図17は、全回転リール3〜5の
停止後に、図柄「7」を、左下段の演出表示部31
((a)参照)→中下段の演出表示部31((b)参
照)→中中段の演出表示部31((c)参照)→中上段
の演出表示部31((d)参照)→右上段の演出表示部
31((e)参照)→右中段の演出表示部31((f)
参照)・・・の順に横にスクロール表示される一例を示
している。
【0077】この移動表示後、最終的に、複数の演出表
示部31の1つに図柄「7」が停止して表示されるが、
その演出表示部31の左側に、特別図柄「7」が停止し
ていると、「大当り」が抽選されているということが判
る。尚、図柄「7」の移動表示順序については、一定の
規則を持って行うようにしてもよいし、不規則に行うよ
うにしてもよい。
【0078】11〕前記実施形態において説明した各確
率等については適宜変更可能である。 12〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、前記実施形態に種々変更を加えて実施することが可
能であり、上記以外の種々のスロットマシン、パチンコ
機、更にはアレンジボール機等の種々の遊技機に本発明
を適用可能である。
【0079】
【発明の効果】 請求項1の遊技機によれば、複数種類
の遊技図柄を夫々可変表示可能な複数の可変表示手段を
複数組並べて配置した可変表示装置に、これら可変表示
手段に夫々対応させて演出表示を行う複数の演出表示手
段を設けたので、全体的な演出表示内容を豊富にするこ
とができ、その結果、演出に幅を持たせて遊技性を高め
ることができるし、その演出表示内容の意味も理解し易
いものにすることができる。
【0080】特に、スロットマシン等の遊技機では、
「大当り」が抽選されも、利益状態を発生させる特定態
様となるように3組の回転リールを停止させることは簡
単ではなく、「大当り」が抽選されていることを遊技者
が知ることは難しいが、可変表示手段にて行われる演出
表示の内容によって、又は、その演出表示内容と遊技内
容とによって、「大当り」が抽選されていることを遊技
者に確実に知らせることも可能となる。
【0081】請求項2の遊技機によれば、可変表示装置
の各可変表示手段は、変動停止状態の遊技図柄を夫々表
示可能な複数の表示部を有し、演出表示手段は、これら
表示部に夫々対応させて演出表示を行う複数の演出表示
部を有するので、遊技性を高める為に行う演出の幅を確
実に広くすることができる。
【0082】請求項3の遊技機によれば、複数種類の遊
技図柄は特別図柄を含み、演出表示手段に少なくとも特
別図柄に関連する図柄を表示可能に構成したので、演出
表示手段に特別図柄に関連する図柄を表示させた場合に
おいて、例えば、その演出表示手段に対応する可変表示
手段にて特別図柄が変動停止して表示された場合には、
「大当り」が抽選されていることとしたり、例えば、そ
の演出表示手段に対応する可変表示手段にて特別図柄を
表示可能に確実に変動停止させることが可能になる等、
遊技者への期待度を高めるような演出を行うことができ
る。
【0083】請求項4の遊技機によれば、演出表示選択
手段により、演出表示記憶手段に記憶した複数種類の演
出表示パターンのなかから1つの演出表示パターンを選
択し、抽選手段により行われる利益状態を発生させるか
否かの抽選結果を受けて、演出表示制御手段により、演
出表示選択手段で選択された演出表示パターンに基づい
て演出表示手段に表示させる演出を行うことができる。
例えば、抽選手段が利益状態を発生させると抽選した場
合、演出表示される確率を高くすることにより、その演
出表示が行われたことにより、遊技者の期待度を高める
ことができる。複数種類の演出表示パターンにランク付
けを行い、演出表示選択手段は抽選手段の抽選結果を受
け、利益状態を発生させると抽選されたときには、ラン
クの高い演出表示パターンを選択する確率を高くするよ
うに構成することができる。
【0084】請求項5の遊技機によれば、可変表示手段
は複数種類の遊技図柄を印した回転リールを機械的に回
転駆動して可変表示を行う機械的可変表示手段であるの
で、遊技機として回転リールを備えたスロットマシンや
パチンコ機等を適用することができ、演出表示手段を、
電気的に表示を行う電気的演出表示手段とすることによ
り、演出表示を速やかに行うことが可能になり演出の幅
も広がる。
【0085】請求項6の遊技機によれば、可変表示手段
とそれに対応する演出表示手段とを隣接状に設けたの
で、これら可変表示手段による可変表示と演出表示手段
による演出表示が見やすくなり、それらの対応関係も明
確になる。
【0086】請求項7の遊技機によれば、演出表示制御
手段に設けた演出表示タイミング機能により、複数の可
変表示手段の遊技図柄の変動開始直後又は変動中に、演
出表示手段に特別図柄に関連する図柄を表示させること
ができる。
【0087】請求項8の遊技機によれば、前記演出表示
タイミング機能に含まれる同時演出機能により、複数の
演出表示部を介して行う演出表示を同時に実行すること
が可能になり、請求項9の遊技機によれば、前記演出表
示タイミング機能に含まれる段階的演出機能により、複
数の演出表示部を介して行う演出表示を段階的に実行す
ることが可能になる。
【0088】請求項10の遊技機によれば、演出表示制
御手段に設けたスクロール演出機能により、複数の演出
表示部に特別図柄に関連する図柄をスクロール表示可能
になり、請求項11の遊技機によれば、演出表示制御手
段に設けた移動演出機能により、複数の演出表示部に特
別図柄に関連する図柄を移動表示可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの正
面図である。
【図2】可変表示装置の正面図である。
【図3】制御系の機能ブロック図である。
【図4】可変表示装置(演出表示状態)の正面図であ
る。
【図5】可変表示装置(演出表示状態)の正面図であ
る。
【図6】可変表示装置(演出表示状態)の正面図であ
る。
【図7】演出表示パターンを複数種類示す図である。
【図8】別の演出表示パターンを複数種類示す図であ
る。
【図9】特殊な演出表示パターンを複数種類示す図であ
る。
【図10】可変表示装置(演出表示状態)の正面図であ
る。
【図11】(a)は図柄変動開始前の図柄表示を示し、
(b)は図柄変動中の図柄表示を示す図である。
【図12】(a),(b)は図柄変動中の図柄表示を示
す図である。
【図13】(a),(b)は図柄変動停止状態での図柄
表示を示す図である。
【図14】(a)〜(c)は図柄変動中の図柄表示を示
し、(d)は図柄変動停状態での図柄表示を示す図であ
る。
【図15】(a)〜(c)は図柄変動停止状態での演出
用図柄のスクロール表示を示す図である。
【図16】(a)〜(c)は図柄変動停止状態での演出
用図柄のスクロール表示を示す図である。
【図17】(a)〜(c)は図柄変動停止状態での演出
用図柄の移動表示を示す図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン 3〜5 第1〜第3回転リール 10 可変表示装置 12 表示窓 13 表示部 30 演出表示手段 31 演出表示部 42 抽選判定手段 46 利益状態発生手段 47 演出表示記憶手段 49 演出表示選択手段 50 演出表示制御手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の遊技図柄を夫々可変表示可能
    な複数の可変表示手段(3,4,5,12)を複数組並べて配置し
    た可変表示装置(10)と、変動停止時の遊技図柄の組合せ
    が特定態様になった場合に遊技者に有利な利益状態を発
    生させる利益状態発生手段(46)とを備えた遊技機におい
    て、 前記可変表示装置(10)は、前記複数の可変表示手段(3,
    4,5,12)に夫々対応させて演出表示を行う複数の演出表
    示手段(30)を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記可変表示装置(10)の各可変表示手段
    (3,4,5,12)は、変動停止状態の遊技図柄を夫々表示可能
    な複数の表示部(13)を有し、前記演出表示手段(30)は、
    これら表示部(13)に夫々対応させて演出表示を行う複数
    の演出表示部(31)を有することを特徴とする請求項1に
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記複数種類の遊技図柄は特別図柄を含
    み、前記演出表示手段(30)に少なくとも前記特別図柄に
    関連する図柄を表示可能に構成したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記演出表示手段(30)に演出表示可能な
    複数種類の演出表示パターンを記憶した演出表示記憶手
    段(47)と、この演出表示記憶手段(47)に記憶した1つの
    演出表示パターンを選択可能な演出表示選択手段(49)を
    備えるとともに、 前記利益状態を発生させるか否かを乱数抽選にて行う抽
    選手段(42)と、この抽選手段(42)の抽選結果を受けて前
    記演出表示選択手段(49)で選択された演出表示パターン
    に基づいて演出表示手段(30)に表示させる演出表示制御
    手段(50)とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記可変表示手段(3,4,5,12)は複数種類
    の遊技図柄を印した回転リール(3,4,5)を機械的に回転
    駆動して可変表示を行う機械的可変表示手段であり、前
    記演出表示手段(30)は電気的に表示を行う電気的演出表
    示手段であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記可変表示手段(3,4,5,12)とそれに対
    応する演出表示手段(30)を隣接状に設けたことを特徴と
    する請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記演出表示制御手段(50)は、複数の可
    変表示手段(3,4,5,12)の遊技図柄の変動開始直後又は変
    動中に、演出表示手段(30)に特別図柄に関連する図柄を
    表示させる演出表示タイミング機能を有することを特徴
    とする請求項4〜6の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記演出表示タイミング機能は、前記複
    数の演出表示部(31)を介して行う演出表示を同時に実行
    する同時演出機能を含むことを特徴とする請求項7に記
    載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記演出表示タイミング機能は、前記複
    数の演出表示部(31)を介して行う演出表示を段階的に実
    行する段階的演出機能を含むことを特徴とする請求項7
    に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記演出表示制御手段(50)は、前記複
    数の演出表示部(31)に特別図柄に関連する図柄をスクロ
    ール表示可能なスクロール演出機能を有することを特徴
    とする請求項4〜9の何れかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記演出表示制御手段(50)は、前記複
    数の演出表示部(31)に特別図柄に関連する図柄を移動表
    示可能な移動演出機能を有することを特徴とする請求項
    4〜9の何れかに記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143796A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Aruze Corp 遊技機
JP2007296055A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2009153689A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Sammy Corp スロットマシン

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