JP2002055663A - 信号転送システム、信号転送装置、表示パネル駆動装置、および表示装置 - Google Patents

信号転送システム、信号転送装置、表示パネル駆動装置、および表示装置

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JP2002055663A
JP2002055663A JP2001086327A JP2001086327A JP2002055663A JP 2002055663 A JP2002055663 A JP 2002055663A JP 2001086327 A JP2001086327 A JP 2001086327A JP 2001086327 A JP2001086327 A JP 2001086327A JP 2002055663 A JP2002055663 A JP 2002055663A
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clock
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いにカスケード接続された複数の信号入出
力部を備えた信号転送システムにおいて、データ信号の
転送速度を速めた場合にも、データサンプリングマージ
ンを確保することが可能で、かつEMIの問題も抑制す
ることが可能な信号転送システムを提供する。 【解決手段】 信号転送システムが備える各信号入出力
部において、データ信号を、入力ラッチ回路6Liによ
って第1基本クロックCKAに基づいて1チャネルから
2チャネルに分割するとともに、出力ラッチ回路6Li
によって2チャネルに分割されたデータ信号を第2基本
クロックCKBに基づいて1チャネルに戻して、次段の
信号入出力部に出力する。また、入力された第1基本ク
ロックCKAを第2基本クロックCKBとして次段の信
号入出力部に出力するとともに、入力された第2基本ク
ロックCKBを第1基本クロックCKAとして次段の信
号入出力部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示装
置の駆動装置内に設けられる、互いにカスケード接続さ
れた複数の信号入出力部を備えた信号転送システム、お
よび表示パネル駆動装置、ならびにこれを備えた表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今では、例えばデスクトップ型および
ノートブック型のパーソナルコンピュータの表示装置
や、各種モニターとして、アクティブマトリクス型の液
晶表示装置が広く用いられている。アクティブマトリク
ス型の液晶表示装置は、複数の画素電極がマトリクス状
に設けられたアクティブマトリクス基板と、対向電極が
設けられた対向基板と、アクティブマトリクス基板およ
び対向基板の間隙に保持される液晶層とを備えている。
【0003】アクティブマトリクス基板には、上記の画
素電極を選択駆動するためのTFT(Thin Film Transis
tor)などのスイッチング素子が形成され、各画素電極に
接続されている。そして、このTFTにおけるゲート電
極にはゲートバスラインが、また、ソース電極にはソー
スバスラインがそれぞれ接続されている。このゲートバ
スラインとソースバスラインとは、マトリクス状に配列
された各画素電極の周囲を通り、互いに直交するように
配設されている。上記ゲートバスラインを介してゲート
信号が入力されることによりTFTが駆動制御されると
ともに、上記ソースバスラインを介して、TFTの駆動
時に、TFTを介してデータ信号(表示信号)が画素電
極に入力される。そして、画素電極と対向電極との間で
電界が生じ、液晶の配向状態が変化することによって、
画像の表示が行われる。
【0004】各ソースバスラインは、ソースドライバに
接続されており、このソースドライバからデータ信号が
各ソースバスラインに入力される。このソースドライバ
は、ソースバスラインの本数に応じて複数設けられてお
り、各ソースドライバに、対応するソースバスラインに
入力すべきデータ信号がタイミングコントローラから入
力されることになる。
【0005】ソースドライバに対するデータ転送は、ス
タートパルス入力信号SPin、データ信号DATA、お
よびスタートパルス出力信号SPout などの信号によっ
て行われる。図17は、n番目のソースドライバn、お
よびn+1番目のソースドライバn+1における各信号
のタイムチャートを示している。この例では、各ソース
ドライバが出力数300のものを用いており、1クロッ
クでR,G,B各色成分のデータが取り込まれるものと
すると、1つのソースドライバに対して100クロック
分のデータがサンプリングされることになる。
【0006】各ソースドライバは、スタートパルス入力
信号SPin信号を受け取ると、その次のクロックよりデ
ータサンプリングを開始する。そして、100クロック
分のデータサンプリングが終了すると、スタートパルス
出力信号SPout を次段のソースドライバに向けて出力
する。このスタートパルス出力信号SPout は、次段の
ソースドライバに入力される際には、スタートパルス入
力信号SPinとして入力され、これにより、上記と同様
に、次段のソースドライバにおいてデータサンプリング
が開始される。
【0007】液晶パネル全体としては、例えば800×
600画素のSVGAの場合、800÷100(クロッ
ク)=8(個)のソースドライバを接続することによっ
て構成される。図18は、このような液晶パネルにおけ
るソースドライバSTAB1〜8の接続状態の概略を示
す説明図である。この図に示すように、データ信号DA
TAおよびラッチストローブ信号LSは、各ソースドラ
イバSTAB1〜8にパラレルに入力されている。ま
た、スタートパルス入力信号SPinは、ソースドライバ
STAB1に対して入力されており、ソースドライバS
TAB2以降は、前段のソースドライバから出力された
スタートパルス出力信号SPout がスタートパルス入力
信号SPinとして入力されることになる。
【0008】このようにしてソースドライバSTAB1
〜8までデータサンプリングが終了されると、ラッチス
トローブ信号LSが各ソースドライバSTAB1〜8に
入力されることによって、1ライン分の全てのサンプリ
ングデータに対応したアナログ電圧が各ソースドライバ
STAB1〜8の各出力端子から出力される。そして、
ゲート信号によって選択されているライン上の各画素電
極にデータ信号に対応した電圧が印加される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図17に示すタイミン
グチャートにおいて、スタートパルス入力信号SPin、
データ信号DATA、およびスタートパルス出力信号S
Pout は、クロック周波数fckで動作することにな
る。例えば、SVGAの場合、VESA(The VideoElec
tronics Standards Association) 標準でfck=40
MHz(クロック周期Tck=1/fck=25(n
s))、XGAの場合、fck=65MHz(クロック
周期Tck=15.38(ns))となる。
【0010】図19は、クロック信号とデータ信号DA
TAとのタイムチャートを示している。ここで、クロッ
ク信号における立ち上がりポイントTuにおいてデータ
サンプリングを行うものとする。この際に、Tuに対し
て例えば前1.5ns、後ろ1nsの期間において、デ
ータ信号DATAの値が確定していないと正確にデータ
サンプリングを行うことができない。このTuに対して
前1.5nsの期間をデータセットアップ時間tsu、
Tuに対して後ろ1nsの期間をデータホールド時間t
hと呼ぶ。
【0011】図20(a)および(b)は、クロック信
号とデータの1ビットとの関係のタイムチャートの例を
示している。同図(a)の場合、クロック信号の立ち上
がりポイントに対して、0.5ns前の時点でデータの
1ビットがHからLに下がっている。この場合、データ
セットアップ時間tsu=1.5nsの内側でデータが
HからLに変化しているので、データサンプリングが正
確に行えないことになる。
【0012】一方、同図(b)の場合、クロック信号の
立ち上がりポイントに対して、3ns前の時点でデータ
の1ビットがHからLに下がっている。この場合、デー
タセットアップ時間tsu=1.5nsよりも前にデー
タがHからLに変化しているので、このデータをLとし
てデータサンプリングすることになる。
【0013】以上のことから、クロック信号の立ち上が
りにおいてデータをサンプリングする場合、データが変
化可能な時間帯、すなわちデータサンプリングマージン
は、図21に示す斜線領域となる。つまり、クロック信
号の立ち上がりポイントからデータホールド時間thだ
け経過した時点から、次のクロック信号の立ち上がりポ
イントに対してデータセットアップ時間tsuだけ前の
時点に到る期間がデータサンプリングマージンとなる。
【0014】例えば、クロック信号のデューティ比が5
0%と仮定すると、SVGAの場合、Tck=25ns
であり、データサンプリングマージンは、Tck−ts
u−th=25ns−1.5ns−1ns=22.5n
sとなる。また、XGAの場合には、Tck=15.3
8nsであり、データサンプリングマージンは、15.
38ns−1.5ns−1ns=12.88nsとな
る。
【0015】また、実際には、クロック信号およびデー
タ信号には、立ち上がりに要する時間、および立ち下が
りに要する時間が存在するとともに、データ信号の
“L”を認識する電圧(例えば0.3×VCC)、およ
び“H”を認識する電圧(例えば0.7×VCC)に変
化するまでの時間を考慮する必要がある。よって、図2
2に示すように、立ち上がり・立ち下がり時間差を考慮
しない場合の時間差AおよびBよりも、立ち上がり・立
ち下がり時間差を考慮する場合の時間差A´およびB´
の方が短くなり、これによってデータサンプリングマー
ジンがさらに減少することになる。
【0016】この問題に対しては、データサンプリング
マージンを増やす方法として、クロック信号およびデー
タ信号の立ち上がり・立ち下がり時間を速くする方法が
考えられる。しかしながら、この場合、信号波形を急峻
に変化させることになるので、クロック信号およびデー
タ信号の高調波成分が増えることになり、EMI(Elect
romagnetic Interference)の悪化を招くことになる。
【0017】さらに、図18に示す構成では、データ信
号DATAが、1本の配線によって全てのソースドライ
バSTAB1〜8にパラレルに入力される構成となって
いる。すなわち、ソースドライバSTAB1からソース
ドライバSTAB8に到る配線において、配線抵抗や配
線容量が生じていることになる。これらの配線抵抗や配
線容量によって、データ信号は、RC遅延や反射などの
影響を受けて、最初に入力されたタイミングからずれて
ソースドライバに入力されることになる。これによって
も、データサンプリングマージンの減少が生じることに
なる。
【0018】この配線間抵抗や配線間容量によるデータ
信号の遅延の問題に対しては、次に示すような自己転送
方式と呼ばれるデータ転送方式によって対応することが
可能である。この自己転送方式とは、タイミングコント
ローラから各ソースドライバへデータ信号を転送するの
にあたって、各ソースドライバ間同士をカスケード接続
し、データ転送を行う方式である。このような自己転送
方式のデータ転送方式の例として、例えば特開平10−
153760号広報などに開示されている構成について
以下に説明する。
【0019】図23は、自己転送方式における、1つの
ソースドライバに対するデータの入出力部の概略構成を
示すブロック図である。同図に示すように、1つの基本
クロック信号CLK(1ビット)に基づいて、ラッチ回
路51からデータ信号DATA(18ビット)、および
LS信号、SP信号などの制御信号が制御ロジック部5
2に入力される。また、同様に基本クロック信号CLK
に基づいて、ラッチ回路53からデータ信号DATA、
LS信号、SP信号がカスケード接続された次のソース
ドライバ(図示せず)に出力される。
【0020】クロックサイクルレギュレータ54は、P
LLやDLLなどのクロックデューティ比を補正する回
路によって構成されている。このクロックサイクルレギ
ュレータ54によって、クロック信号を多段カスケード
接続した場合においても、クロック信号デューティ比は
一定となり、安定してデータを転送することが可能とな
る。
【0021】しかしながら、以上のような構成の場合、
次のような問題が生じている。まず、クロックサイクル
レギュレータ54を設ける構成であるので、必要となる
回路が増大し、チップサイズが大型化するという問題が
ある。これにより、ソースドライバのコストの上昇の問
題、およびCOG(Chip On Glass) 実装方式によって実
装する場合には、ドライバチップの短辺長の増大に伴う
ガラス基板サイズの増大の問題が生じることになる。
【0022】また、例えば液晶表示装置として、XGA
解像度を有するモジュールを用いる場合、クロック信号
周波数は、VESA標準で65MHzとなり、上記した
ように、データサンプリングマージンが非常に厳しいも
のとなり、さらに解像度を増やす場合には、さらにデー
タサンプリングマージンが厳しいものとなる。ここで、
解像度の増加に対して、クロック信号およびデータ信号
の立ち上がり・立ち下がりを急峻にすることによってデ
ータサンプリングマージンを稼ごうとすると、上記のよ
うに、EMIの問題が生じてくることになる。
【0023】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、例えば液晶表示装置の駆動
装置内に設けられる、互いにカスケード接続された複数
の信号入出力部を備えた信号転送システムにおいて、デ
ータ信号の転送速度を速めた場合にも、データサンプリ
ングマージンを確保することが可能で、かつEMIの問
題も抑制することが可能な信号転送システム、表示パネ
ル駆動装置、および表示装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る信号転送システムは、互いにカスケ
ード接続された複数の信号入出力部を備え、初段の信号
入出力部に入力された複数の信号を、順次他の信号入出
力部に転送する自己転送方式による信号転送システムに
おいて、上記信号入出力部が、前段の信号入出力部から
第1および第2クロック信号をそれぞれ入力する第1お
よび第2クロック入力部と、次段の信号入出力部に対し
て上記第1および第2クロック信号をそれぞれ反転させ
て出力する第1および第2クロック出力部と、上記第1
クロック入力部において入力された第1クロック信号に
基づいて、前段の信号入出力部からデータ信号を入力す
るデータ入力部と、上記第2クロック入力部において入
力された第2クロック信号に基づいて、次段の信号入出
力部に対してデータ信号を出力するデータ出力部とを備
えていることを特徴としている。
【0025】上記の構成によれば、各信号入出力部にお
いて、データ信号が第1クロック信号に基づいてデータ
入力部で入力されるとともに、第2クロック信号に基づ
いてデータ出力部で出力される。よって、データ信号の
転送をより高速に行う場合に、第1クロック信号に基づ
いて入力されたデータ信号が、信号入出力部内部で配線
容量などの影響を受けやすくなった場合でも、第2クロ
ック信号に基づいて出力されるので、次段の信号入出力
部へ安定したデータ信号を出力することが可能となる。
これによって、信号入出力部におけるデータ取り込みタ
イミングの仕様を保証することが可能となる。
【0026】また、第1および第2クロック出力部が、
次段の信号入出力部に対して上記第1および第2クロッ
ク信号をそれぞれ反転させて出力しているので、各信号
入出力部を第1および第2クロック信号が通過する際に
生じるデューティ比の乱れが、隣り合う信号入出力部同
士で相殺されることになる。よって、多段接続時のクロ
ック信号のデューティ比を補正することが可能となり、
より高い周波数での動作が可能となる。
【0027】また、本発明に係る信号転送システムは、
互いにカスケード接続された複数の信号入出力部を備
え、初段の信号入出力部に入力された複数の信号を、順
次他の信号入出力部に転送する自己転送方式による信号
転送システムにおいて、上記信号入出力部が、前段の信
号入出力部から第1および第2クロック信号をそれぞれ
入力する第1および第2クロック入力部と、上記第1ク
ロック入力部において入力された第1クロック信号に基
づいて、前段の信号入出力部からデータ信号を入力する
データ入力部と、上記第2クロック入力部において入力
された第2クロック信号に基づいて、次段の信号入出力
部に対してデータ信号を出力するデータ出力部と、上記
第2クロック信号を第1クロック信号として次段の信号
入出力部に出力する第1クロック出力部と、上記第1ク
ロック信号を第2クロック信号として次段の信号入出力
部に出力する第2クロック出力部とを備えていることを
特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、各信号入出力部にお
いて、データ信号が第1クロック信号に基づいてデータ
入力部で入力されるとともに、第2クロック信号に基づ
いてデータ出力部で出力される。よって、データ信号の
転送をより高速に行う場合に、第1クロック信号に基づ
いて入力されたデータ信号が、信号入出力部内部で配線
容量などの影響を受けやすくなった場合でも、第2クロ
ック信号に基づいて出力されるので、次段の信号入出力
部へ安定したデータ信号を出力することが可能となる。
これによって、信号入出力部におけるデータ取り込みタ
イミングの仕様を保証することが可能となる。
【0029】また、第1クロック出力部が、入力した第
2クロック信号を第1クロック信号として次段の信号入
出力部に出力するとともに、第2クロック出力部が、第
1クロック信号を第2クロック信号として次段の信号入
出力部に出力するので、連続する2つの信号入出力部を
1ブロックとして考えると、第1クロック信号と第2ク
ロック信号との間の入出力遅延時間差をキャンセルする
ことが可能となる。これにより、データサンプリングマ
ージンに余裕を持たせることができ、データ信号の転送
をより高速にすることが可能となる。
【0030】また、本発明に係る信号転送システムは、
上記の構成において、上記データ入力部が、入力される
データ信号を、第1クロック信号に基づいて1チャネル
から2チャネルに分割するとともに、上記データ出力部
が、2チャネルに分割された上記データ信号を第2クロ
ック信号に基づいて再度1チャネルに戻す構成としても
よい。
【0031】上記の構成によれば、入力された1チャネ
ルのデータ信号が、データ入力部によって2チャネルに
分割されるとともに、データ出力部によって再度1チャ
ネルに戻されて出力される。よって、例えば、各信号入
出力部からデータを受け取る手段が設けられており、こ
の手段が、2チャネルのデータを入力する構成であるよ
うな場合にも対応することが可能となる。
【0032】また、各信号入出力部からデータを受け取
る手段に対してパラレルにデータを入力することが可能
となるので、このデータを受け取る手段におけるデータ
処理部の処理速度が比較的遅い場合でも、パラレル処理
を行うことによって、必要とされる処理速度を確保する
ことが可能となる。
【0033】また、本発明に係る信号転送システムは、
上記の構成において、上記データ入力部が、上記データ
信号を、上記第1クロック信号の立ち上がりおよび立ち
下がりエッジをデータ取り込みタイミングとして、1チ
ャネルから2チャネルに分割するとともに、上記データ
出力部が、上記2チャネルに分割されたデータ信号を、
上記第2クロック信号の立ち上がりおよび立ち下がりエ
ッジをデータ選択タイミングとして1チャネルに合成す
る構成としてもよい。
【0034】上記の構成によれば、各信号入出力部のデ
ータ入力部において、データ信号の1チャネルが、第1
クロック信号の立ち上がりおよび立ち下がりの両方で取
り込まれて2チャネルに分割される。また、各信号入出
力部のデータ出力部において、2チャネルに分割された
データ信号が、第2クロック信号の立ち上がりおよび立
ち下がりの両方で選択されて1チャネルに合成される。
したがって、第1および第2クロック信号の周波数は、
データ取り込み周波数の半分でよいことになる。よっ
て、データ信号の転送速度をより高速にした場合にも、
第1および第2クロック信号の周波数のデューティ比を
余裕をもって確保することが可能となり、動作周波数の
拡大と高い信頼性を得ることができる。また、第1およ
び第2クロック信号の周波数を低くすることができるこ
とにより、EMIの問題も抑制することが可能となる。
【0035】また、本発明に係る信号転送システムは、
上記の構成において、互いにカスケード接続された複数
の信号入出力部のそれぞれに、当該信号入出力部が奇数
番目に接続されているか、あるいは偶数番目に接続され
ているかを識別する識別手段が設けられている構成とし
てもよい。
【0036】上記のように、各信号入出力部は、入力し
た第1クロック信号を、次段の信号入出力部に対して第
2クロック信号として出力するとともに、入力した第2
クロック信号を、次段の信号入出力部に対して第2クロ
ック信号として出力している。すなわち、奇数番目に接
続された信号入出力部と、偶数番目に接続された信号入
出力部とでは、入力される第1および第2クロック信号
が互いに逆転したものとなっている。これに対して、上
記の構成によれば、各信号入出力部に、カスケード接続
された複数の信号入出力部の中で、当該信号入出力部の
接続順が奇数番目であるか偶数番目であるかを識別する
識別手段が設けられている。これにより、識別手段によ
る識別結果に基づいて、第1および第2クロック信号に
基づく処理を変更することによって、全ての信号入出力
部におけるデータ転送処理を同様にすることが可能とな
る。
【0037】また、本発明に係る信号転送システムは、
上記の構成において、上記第1クロック出力部が、上記
第2クロック信号を反転させて第1クロック信号として
次段の信号入出力部に出力するとともに、上記第2クロ
ック出力部が、上記第1クロック信号を反転させて第2
クロック信号として次段の信号入出力部に出力する構成
としてもよい。
【0038】上記の構成によれば、入力した第1クロッ
ク信号を反転させてから第2クロック信号として出力す
るとともに、入力した第2クロック信号を反転させてか
ら第1クロック信号として出力している。これにより、
各信号入出力部を第1および第2クロック信号が通過す
る際に生じるデューティ比の乱れが、隣り合う信号入出
力部同士で相殺されることになる。したがって、多段接
続時のクロック信号のデューティ比を補正することが可
能となり、より高い周波数での動作が可能となる。
【0039】また、本発明に係る信号転送装置は、互い
にカスケード接続されることにより、前段から入力され
る複数の信号を次段に自己転送方式によって転送する信
号転送装置において、前段から第1および第2クロック
信号をそれぞれ入力する第1および第2クロック入力部
と、次段に対して上記第1および第2クロック信号をそ
れぞれ反転させて出力する第1および第2クロック出力
部と、上記第1クロック入力部において入力された第1
クロック信号に基づいて、前段の信号入出力部からデー
タ信号を入力するデータ入力部と、上記第2クロック入
力部において入力された第2クロック信号に基づいて、
次段に対してデータ信号を出力するデータ出力部とを備
えていることを特徴としている。
【0040】上記の構成によれば、データ信号が第1ク
ロック信号に基づいてデータ入力部で入力されるととも
に、第2クロック信号に基づいてデータ出力部で出力さ
れる。よって、データ信号の転送をより高速に行う場合
に、第1クロック信号に基づいて入力されたデータ信号
が、信号転送装置内部で配線容量などの影響を受けやす
くなった場合でも、第2クロック信号に基づいて出力さ
れるので、次段へ安定したデータ信号を出力することが
可能となる。これによって、信号転送装置におけるデー
タ取り込みタイミングの仕様を保証することが可能とな
る。
【0041】また、第1および第2クロック出力部が、
次段に対して上記第1および第2クロック信号をそれぞ
れ反転させて出力しているので、信号転送装置を第1お
よび第2クロック信号が通過する際に生じるデューティ
比の乱れが、隣り合う信号転送装置同士で相殺されるこ
とになる。したがって、多段接続時のクロック信号のデ
ューティ比を補正することが可能となり、より高い周波
数での動作が可能となる。
【0042】また、本発明に係る信号転送装置は、互い
にカスケード接続されることにより、前段から入力され
る複数の信号を次段に自己転送方式によって転送する信
号転送装置において、前段から第1および第2クロック
信号をそれぞれ入力する第1および第2クロック入力部
と、上記第1クロック入力部において入力された第1ク
ロック信号に基づいて、前段からデータ信号を入力する
データ入力部と、上記第2クロック入力部において入力
された第2クロック信号に基づいて、次段に対してデー
タ信号を出力するデータ出力部と、上記第2クロック信
号を第1クロック信号として次段に出力する第1クロッ
ク出力部と、上記第1クロック信号を第2クロック信号
として次段に出力する第2クロック出力部とを備えてい
ることを特徴としている。
【0043】上記の構成によれば、データ信号が第1ク
ロック信号に基づいてデータ入力部で入力されるととも
に、第2クロック信号に基づいてデータ出力部で出力さ
れる。よって、データ信号の転送をより高速に行う場合
に、第1クロック信号に基づいて入力されたデータ信号
が、信号転送装置内部で配線容量などの影響を受けやす
くなった場合でも、第2クロック信号に基づいて出力さ
れるので、次段へ安定したデータ信号を出力することが
可能となる。これによって、信号転送装置におけるデー
タ取り込みタイミングの仕様を保証することが可能とな
る。
【0044】また、第1クロック出力部が、入力した第
2クロック信号を第1クロック信号として次段に出力す
るとともに、第2クロック出力部が、第1クロック信号
を第2クロック信号として次段に出力するので、連続す
る2つの信号入出力部を1ブロックとして考えると、第
1クロック信号と第2クロック信号との間の入出力遅延
時間差をキャンセルすることが可能となる。これによ
り、データサンプリングマージンに余裕を持たせること
ができ、データ信号の転送をより高速にすることが可能
となる。
【0045】また、本発明に係る信号転送装置は、上記
の構成において、上記第1クロック出力部が、上記第2
クロック信号を反転させて第1クロック信号として次段
に出力するとともに、上記第2クロック出力部が、上記
第1クロック信号を反転させて第2クロック信号として
次段に出力することを特徴としている。
【0046】上記の構成によれば、入力した第1クロッ
ク信号を反転させてから第2クロック信号として出力す
るとともに、入力した第2クロック信号を反転させてか
ら第1クロック信号として出力している。これにより、
各信号転送装置を第1および第2クロック信号が通過す
る際に生じるデューティ比の乱れが、隣り合う信号入出
力部同士で相殺されることになる。したがって、多段接
続時のクロック信号のデューティ比を補正することが可
能となり、より高い周波数での動作が可能となる。
【0047】また、本発明に係る表示パネル駆動装置
は、複数の画素が設けられているとともに、各画素にデ
ータ信号に基づく電気信号を印加することによって表示
を行う表示パネルを駆動する表示パネル駆動装置におい
て、上記の信号転送システムと、上記信号転送システム
における各信号入出力部からデータ信号を受けて、上記
表示パネルにおける各画素にデータ信号に基づく電気信
号を出力する制御を行う制御ロジック部とを備えている
ことを特徴としている。
【0048】上記の構成によれば、表示パネルが多数の
画素を備えていることにより、データ信号の転送を極め
て高速に行わなければならない場合でも、的確にデータ
信号の転送を行うことが可能となる。よって、画素数の
多い表示パネルに対しても、表示欠陥などのない良好な
表示性能を発揮させることが可能となる。
【0049】また、本発明に係る表示パネル駆動装置
は、複数の画素が設けられているとともに、各画素にデ
ータ信号に基づく電気信号を印加することによって表示
を行う表示パネルを駆動する表示パネル駆動装置におい
て、上記の信号転送装置と、上記信号転送装置からデー
タ信号を受けて、上記表示パネルにおける各画素にデー
タ信号に基づく電気信号を出力する制御を行う制御ロジ
ック部とを備えていることを特徴としている。
【0050】上記の構成によれば、表示パネルが多数の
画素を備えていることにより、データ信号の転送を極め
て高速に行わなければならない場合でも、的確にデータ
信号の転送を行うことが可能となる。よって、画素数の
多い表示パネルに対しても、表示欠陥などのない良好な
表示性能を発揮させることが可能となる。
【0051】また、本発明に係る表示装置は、複数の画
素が設けられているとともに、各画素にデータ信号に基
づく電気信号を印加することによって表示を行う表示パ
ネルと、上記の表示パネル駆動装置とを備えていること
を特徴としている。
【0052】上記の構成によれば、表示パネル駆動装置
が、データ信号の転送を比較的高速に行うことが可能で
あるので、表示パネルの画素数を増加させることが可能
となる。よって、高解像度の表示が可能で、かつ表示品
位の優れた表示装置を提供することが可能となる。
【0053】また、本発明に係る表示装置は、上記の構
成において、上記表示パネルが、アクティブマトリクス
型の液晶表示パネルである構成としてもよい。
【0054】上記の構成によれば、軽量、薄型で、かつ
表示品位も比較的高いアクティブマトリクス型の液晶表
示パネルの高解像度化を図ることが可能となるので、よ
り画面サイズの大きい液晶表示装置などを実現すること
が可能となる。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。図2
は、本実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す模
式図である。同図に示すように、該液晶表示装置は、液
晶パネル8、液晶コントローラ9、ソースドライバST
AB1〜STAB10、およびゲートドライバGTAB
1〜4を備えた構成となっている。
【0056】液晶パネル8は、アクティブマトリクス表
示方式の液晶パネルであり、図示はしないが、複数の画
素電極がマトリクス状に設けられたアクティブマトリク
ス基板と、対向電極が設けられた対向基板と、アクティ
ブマトリクス基板および対向基板の間隙に保持される液
晶層とを備えている。
【0057】アクティブマトリクス基板には、上記の画
素電極を選択駆動するためのTFTが形成され、各画素
電極に接続されている。そして、このTFTにおけるゲ
ート電極にはゲートバスラインが、また、ソース電極に
はソースバスラインがそれぞれ接続されている。このゲ
ートバスラインとソースバスラインとは、マトリクス状
に配列された各画素電極の周囲を通り、互いに直交する
ように配設されている。上記ゲートバスラインを介して
ゲート信号が入力されることによりTFTが駆動制御さ
れるとともに、上記ソースバスラインを介して、TFT
の駆動時に、TFTを介してデータ信号(表示信号)が
画素電極に入力される。そして、画素電極と対向電極と
の間で電界が生じ、液晶の配向状態が変化することによ
って、画像の表示が行われる。
【0058】各ソースバスラインは、ソースドライバS
TAB1〜STAB10に接続されており、これらのソ
ースドライバSTAB1〜STAB10からデータ信号
が各ソースバスラインに入力される。また、各ゲートバ
スラインは、ゲートドライバGTAB1〜4に接続され
ており、これらのゲートドライバGTAB1〜4からゲ
ート信号が各ゲートバスラインに入力される。
【0059】なお、本実施形態においては、液晶パネル
8は、1024×768画素からなるXGAパネルであ
るものとしている。すなわち、ソースバスラインが10
24本、ゲートバスラインが768本設けられている構
成となっている。しかしながら、この構成に限定される
ものではなく、例えばSXGAなどの任意の画素数の液
晶パネルを用いることが可能であり、適宜ソースドライ
バの数およびゲートドライバの数を設定することが可能
である。
【0060】液晶コントローラ9は、PWB(Printed W
iring Board)によって構成されており、ソースドライバ
STAB1に対してソースドライバ入力信号を送出する
とともに、ゲートドライバGTAB1に対してゲートド
ライバ入力信号を送出するものである。また、ソースド
ライバSTAB1〜10およびゲートドライバGTAB
1〜4は、それぞれ隣合うドライバ同士が接続されるこ
とによって、カスケード接続されている。すなわち、ソ
ースドライバSTAB1に対して入力されたソースドラ
イバ入力信号は、ソースドライバSTAB1からSTA
B2,STAB3,…のように順に転送されることにな
る。同様に、ゲートドライバGTAB1に対して入力さ
れたゲートドライバ入力信号は、ゲートドライバGTA
B1からGTAB2,GTAB3,…のように順に転送
されることになる。
【0061】ソースドライバSTAB1〜10およびゲ
ートドライバGTAB1〜4は、それぞれTAB(Tape
Automated Bonding)基板によって構成されている。しか
しながら、このようなTAB実装方式に限定されるもの
ではなく、COG実装方式によってソースドライバおよ
びゲートドライバを設ける構成としても構わない。
【0062】各ソースドライバは、信号の入出力を行う
信号入出力部(信号転送装置)と、データ信号をソース
バスラインに対して出力するための制御を行う制御ロジ
ック部と、出力回路部とから構成されている。信号入出
力部の詳細については後述する。制御ロジック部は、デ
ータサンプリングメモリ回路、およびホールドメモリ回
路によって構成されている。また、出力回路部は、基準
電圧発生回路、DAコンバータ回路、および出力回路な
どから構成されている。
【0063】ホールドメモリー回路は、信号入出力部か
ら入力されるデータ信号を、1水平期間のデータが入力
された時点でラッチ信号LSによってラッチし、次の1
水平期間のデータ信号が入力されるまでの間保持するも
のである。基準電源発生回路は、入力される基準電圧を
基に、例えば抵抗分割によって階調表示に用いる複数の
レベルの電圧を発生させるものである。DAコンバータ
回路は、ホールドメモリー回路から入力されるRGBの
データ信号をアナログ信号に変換して出力回路に出力す
るものである。出力回路は、アナログ信号としてのデー
タ信号を増幅し、各ソースバスラインに対して出力する
ものである。
【0064】次に、ソースドライバにおける信号入出力
部に関して詳しく説明する。本実施形態においては、基
本クロック信号を2本用いた2相クロック方式を採用し
ている。ここでは、まず、この2相クロック方式による
信号入出力部の基本形態について説明し、その後、本実
施形態の液晶表示装置において採用している信号入出力
部の形態について説明する。
【0065】図3は、2相クロック方式の信号入出力部
の基本形態における概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、該信号入出力部は、クロック入力端
子(第1および第2クロック入力部)1ci・2ci、
クロック出力端子(第1および第2クロック出力部)1
co・2co、DATA入力端子3di、DATA出力
端子3do、LS入力端子4li、LS出力端子4l
o、SP入力端子5si、SP出力端子5so、入力ラ
ッチ回路(データ入力部)6 i、および出力ラッチ回
路(データ出力部)6Loを備えている。
【0066】クロック入力端子1ci・2ciには、そ
れぞれ第1基本クロック(第1クロック信号)CKAお
よび第2基本クロック(第2クロック信号)CKBがそ
れぞれ入力されている。そして、クロック入力端子1c
iは、クロック出力端子1coに接続されており、この
クロック出力端子1coから次段のソースドライバの信
号入出力部に向けて第1基本クロックCKAが出力され
る。また、クロック入力端子2ciは、クロック出力端
子2coに接続されており、このクロック出力端子2c
oから次段のソースドライバの信号入出力部に向けて第
2基本クロックCKBが出力される。
【0067】また、クロック入力端子1ciからクロッ
ク出力端子1coに到る配線からは、入力ラッチ回路6
Li、制御ロジック部7、および出力ラッチ回路6Lo
に配線が延びており、それぞれ第1基本クロックCKA
が入力されている。またクロック入力端子2ciからク
ロック出力端子2coに到る配線からは、出力ラッチ回
路6Loに配線が延びており、第2基本クロックCKB
が入力されている。
【0068】DATA入力端子3diには、データ信号
DATAが入力されている。このデータ信号DATA
は、本実施形態においては、RGB各6ビットからなる
計18ビットの信号となっている。そして、このDAT
A入力端子3diは、入力ラッチ回路6Li、および出
力ラッチ回路6Loを介してDATA出力端子3doに
接続されており、このDATA出力端子3doから次段
のソースドライバの信号入出力部に向けてデータ信号D
ATAが出力される。
【0069】また、データ信号DATAが送られる、入
力ラッチ回路6Liから出力ラッチ回路6Loに到る配
線からは、制御ロジック部7に配線が延びており、制御
ロジック部7に対してデータ信号DATAが入力されて
いる。
【0070】LS入力端子4liには、ラッチストロー
ブ信号LSが入力されている。そして、LS入力端子4
liは、入力ラッチ回路6Li、および出力ラッチ回路
6Loを介してLS出力端子4loに接続されており、
このLS出力端子4loから次段のソースドライバの信
号入出力部に向けてラッチストローブ信号LSが出力さ
れる。
【0071】また、ラッチストローブ信号LSが送られ
る、入力ラッチ回路6Liから出力ラッチ回路6Loに
到る配線からは、制御ロジック部7に配線が延びてお
り、制御ロジック部7に対してラッチストローブ信号L
Sが入力されている。
【0072】SP入力端子5siには、スタートパルス
信号SPが入力されている。そして、SP入力端子5s
iは、入力ラッチ回路6Li、制御ロジック部7、およ
び出力ラッチ回路6Loを介してSP出力端子5soに
接続されており、このSP出力端子5soから次段のソ
ースドライバの信号入出力部に向けてスタートパルス信
号SPが出力される。
【0073】以上のように、図3に示す構成は、2種類
の基本クロック信号である第1基本クロックCKAおよ
び第2基本クロックCKBが入力されているとともに、
クロックサイクルレギュレータ54が設けられていない
構成となっている点で、従来の技術において説明した、
図22に示す構成とは異なっている。
【0074】このような2相クロック方式の信号入出力
部における動作は次のようになる。まず、第1基本クロ
ックCKAの両エッジ、すなわち信号の立ち上がりと立
ち下がりの両方において、入力ラッチ回路6Liによっ
てデータサンプリングを行い、入力ラッチ回路6Liに
てシリアル−パラレル変換を行って36ビットのデータ
バスにて制御ロジック部7に対してデータが転送され
る。また、この36ビットのデータバスは出力ラッチ回
路6Loにも転送され、この出力ラッチ回路6Loにお
いて、36ビットのデータバスが、第1基本クロックC
KAおよび第2基本クロックCKBに基づいてパラレル
−シリアル変換を行うことによって18ビットデータバ
ス信号に変換される。その後、次段のソースドライバ
に、第1および第2基本クロックCKA・CKB、ラッ
チストローブ信号LS、スタートパルス信号SPととも
に、18ビットデータバス信号が転送される。
【0075】以上のように、2相クロック方式の信号入
出力部によれば、入力ラッチ回路6Liによってデータ
信号の1チャネルが第1基本クロックCKAの立ち上が
りと立ち下がりとの両方でデータが取り込まれて2チャ
ネルに分割されることになる。したがって、第1基本ク
ロックCKAの周波数は、データ信号の周波数の半分で
よいことになる。すなわち、上記のように、液晶パネル
8がXGAである場合、第1基本クロックCKAの周波
数は32.5MHzでよいことになるので、従来のよう
に、65MHzの基本クロック信号によってデータ転送
を行う構成と比較して、上記したデータサンプリングマ
ージンの問題およびEMIの問題に対して有利となる。
【0076】また、出力時には、出力ラッチ回路6Lo
によって、第1基本クロックCKAから1/4周期分遅
延した第2基本クロックCKBの立ち上がりと立ち下が
りとの両方でデータが取り込まれて再度1チャネルに戻
されて出力されることになる。よって、第1クロックC
KAによってサンプリングされたデータ信号が、ソース
ドライバ内部で配線容量などの影響を受けやすくなった
場合でも、第2基本クロックCKBによってサンプリン
グするため、次段のソースドライバに安定してデータ信
号を出力することが可能となり、各段のソースドライバ
におけるデータ取り込みタイミングの仕様を保証するこ
とができる。
【0077】しかしながら、図3に示す構成では、クロ
ックサイクルレギュレータが設けられていないので、第
1および第2基本クロックCKA・CKBのデューティ
比が多段接続の伝送の過程で崩れていく可能性があると
いう問題を有している。そこで、本実施形態における信
号入出力部は、多段接続時の基本クロック信号のデュー
ティ比を補正することを目的として、図4に示すような
クロック信号反転転送方式の構成となっている。この構
成では、同図に示すように、第1および第2基本クロッ
クCKA・CKBを次段のソースドライバに出力する時
点で、各信号を反転させる反転回路TA・TBがクロッ
ク出力端子1co・2coに設けられている。その他の
構成については、図3に示した構成と同様であるので、
ここではその説明を省略する。この構成により、各ソー
スドライバを基本クロック信号が通過する際に生じるデ
ューティ比の乱れが、隣り合うソースドライバ同士で相
殺されることになるので、多段接続時の基本クロック信
号のデューティ比を補正することが可能となっている。
【0078】以上のように、2相クロック方式による信
号入出力部によれば、データサンプリングマージンの問
題、EMIの問題を抑制することができるとともに、ク
ロックサイクルレギュレータが不要になることにより、
ソースドライバチップサイズを増大させずに多段カスケ
ード接続を実現することができる。
【0079】しかしながら、今後の液晶モジュールのさ
らなる大型化・高精細化が求められるようになると、上
記の2相クロック方式でも問題が生じてくることにな
る。すなわち、液晶モジュールが大型化および高精細化
すると、必要となるソースドライバの個数が大きくな
る。これにより、カスケード接続された複数のソースド
ライバにおいて、第1基本クロックCKAと第2基本ク
ロックCKBとの伝送経路における配線容量および配線
抵抗が増加することになる。この結果、第1基本クロッ
クCKAの伝送経路における配線インピーダンスと、第
2基本クロックCKBの伝送経路における配線インピー
ダンスとの間のずれが大きくなってくる。これにより、
カスケード接続の段数が増えてくると、各ソースドライ
バにおける第1基本クロックCKAと第2基本クロック
CKBとの間の入出力時間差が増大し、正常なデータサ
ンプリングが行えなくなるという問題が生じてくる。
【0080】ここで、第1基本クロックCKAと第2基
本クロックCKBとの間の入出力時間差について詳しく
説明する。上記した図4に示す構成においては、第1お
よび第2の基本クロックCKA・CKBの2つの信号
が、クロック入力端子1ci・2ciから各ソースドラ
イバに入力され、クロック出力端子1co・2coから
反転回路TA・TBを介することによって、各信号を反
転した状態で次段のソースドライバに向けてバッファ出
力している。
【0081】クロック出力端子1coとクロック入力端
子1ciとの間、およびクロック出力端子2coとクロ
ック入力端子2ciとの間には、それぞれ遅延時間τA
・τBが生じている。理論的にはτA=τBであるが、
実際には、ソースドライバを構成するTAB基板内部の
配線の引きまわしなどにより、τA=τBとはなってい
ない。詳しく説明すると、第1基本クロックCKAの伝
送経路における配線インピーダンスと、第2基本クロッ
クCKBの伝送経路における配線インピーダンスとがほ
ぼ同じになるように設計できるのであれば、τA=τB
となるのであるが、実際には、ソースドライバ内部にお
ける配線レイアウトの制限や、ソースドライバ内の半導
体素子の特性が、電源電圧、周囲温度、プロセスばらつ
きなどによって変動することなどによって、配線インピ
ーダンスを合わせ込むことは極めて困難である。
【0082】以上のような理由により、実際の構成にお
いては、τA≠τBとなっている。ここで、τA>τ
B、およびτA<τBの場合も含めて、τ=|τA−τ
B|を第1基本クロックCKAと第2基本クロックCK
Bとの間の入出力遅延時間差と定義する。
【0083】次に、この入出力遅延時間差τが、データ
サンプリングマージンにどのように影響するかについて
説明する。上記の2相クロック方式によるデータ転送方
式において、各ソースドライバは、第1基本クロックC
KAの立ち上がりおよび立ち下がりエッジにおいて入力
データをサンプリングする。データをサンプリングする
場合、上記したように、クロック信号の立ち上がりおよ
び立ち下がりエッジに対して、データセットアップ時間
tsuおよびデータホールド時間thが必要とされる。
図5は、第1基本クロックCKAと入力データとのタイ
ミングチャートの一例を示している。この図に示す例で
は、のデータからのデータに変化するポイントが、
データセットアップ時間tsuおよびデータホールド時
間thによる期間内に入っているので、この時点でのデ
ータサンプリングは正常に行うことができなくなってい
る。
【0084】また、上記の2相クロック方式によるデー
タ転送方式では、各ソースドライバは、第2基本クロッ
クCKBの立ち上がりおよび立ち下がりエッジにおいて
出力データを選択している。図6は、第2基本クロック
CKBと出力データとのタイミングチャートの一例を示
している。同図に示すように、第2基本クロックCKB
の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのタイミン
グと、出力データの各変化点との時間差を、それぞれt
d1,td2,…,tdi,…とする。そして、これら
の値の絶対値の最大値をtd(=|tdi|max )とす
る。なお、このように、第2基本クロックCKBの立ち
上がりエッジおよび立ち下がりエッジのタイミングと、
出力データの各変化点との間に時間差が生じるのは、第
2基本クロックCKBおよび出力データの配線遅延の問
題と、第2基本クロックCKBにとよってデータをパラ
レル−シリアル変換する回路におけるゲート遅延の問題
によるものである。
【0085】以上より、第1基本クロックCKA、第2
基本クロックCKB、および出力データのタイミングチ
ャートを示すと、図7のようになる。この図より、第1
基本クロックCKAの立ち上がりおよび立ち下がりエッ
ジにおいて入力データをサンプリングするともに、第2
基本クロックCKBの立ち上がりおよび立ち下がりエッ
ジにおいて出力データを選択することが可能となるに
は、 td+max(tsu,th)<T/2 (1) という条件式を満たす必要がある。
【0086】また、実際には、上記したように、第1基
本クロックCKAと第2基本クロックCKBとの間の入
出力遅延時間差τが存在しており、このτによって上記
(1)式が変更されることになる。図8は、タイミング
コントローラから、カスケード接続された各ソースドラ
イバSTAB1〜nに第1基本クロックCKAおよび第
2基本クロックCKBが伝送される際の、両信号のタイ
ミングのずれを示す説明図である。同図に示すように、
タイミングコントローラから出力された直後では、第1
基本クロックCKAと第2基本クロックCKBとは、正
確にT/2ずつずれた状態となっているが、STAB1
から出力される時点で、第1基本クロックCKAに対し
て、第2基本クロックCKBがT/2からτだけずれた
状態となっている。このようなずれが、各ソースドライ
バで付加されていくので、STAB(n−1)から出力
される時点では、第1基本クロックCKAに対して、第
2基本クロックCKBがT/2から(n−1)τだけず
れていることになる。
【0087】したがって、最終段となるソースドライバ
STABnにおいて、入出力遅延時間差τをも考慮する
と、(1)式は、次式のように修正される。 (n−1)τ+td+max(tsu,th)<T/2 (2) すなわち、多段カスケード接続した構成において、第1
基本クロックCKAと第2基本クロックCKBとの間の
入出力遅延時間差τが存在する場合、第1基本クロック
CKAの立ち上がりおよび立ち下がりエッジにおいて入
力データをサンプリングするともに、第2基本クロック
CKBの立ち上がりおよび立ち下がりエッジにおいて出
力データを選択することが可能となる条件式は(2)式
のようになる。
【0088】ここで、本実施形態においては、(2)式
におけるτをキャンセルするために、ソースドライバの
信号入出力部を図1に示すような構成としてもよい。こ
の図に示すように、該信号入出力部は、図3に示す構成
と比べて、クロック入力端子1ciがクロック出力端子
2coに接続される一方、クロック入力端子2ciがク
ロック出力端子1coに接続されている点、および、出
力ラッチ回路6Loに、EVEN信号を入力するEVE
N入力端子(識別手段)からの配線が接続されている点
が異なっており、その他の構成については、ほぼ同様の
構成となっているのでその説明を省略する。
【0089】図10(a)および(b)は、それぞれ入
力ラッチ回路6Liおよび出力ラッチ回路6Loの概略
構成を示す回路図である。入力ラッチ回路6Liは、同
図(a)に示すように、3つのフリップフロップ11A
・11B・11Cを備えている。
【0090】DATA入力端子3diから入力された1
8ビットデータ信号Dは、フリップフロップ11Aおよ
びフリップフロップ11BのD端子に入力される。ま
た、クロック入力端子1ciから入力された第1基本ク
ロックCKAiは、フリップフロップ11AのCK端子
に入力されるとともに、その反転信号がフリップフロッ
プ11BのCK端子に入力される。フリップフロップ1
1Aおよび11Bは、CK端子に入力されたクロック信
号の立ち上がりにおいて、Q端子からD端子に入力され
たデータを出力するようになっている。これにより、第
1基本クロックCKAの立ち上がりにおいてフリップフ
ロップ11AのQ端子からデータ信号がQ1として出力
され、第1基本クロックCKAiの立ち下がりにおいて
フリップフロップ11BのQ端子からデータ信号がQ2
として出力される。これらのQ1およびQ2が、制御ロ
ジック部7に伝送されるとともに、出力ラッチ回路6L
oに伝送される。言い換えれば、フリップフロップ11
Aおよび11Bによって、シリアルに転送されてきたデ
ータ信号が、パラレル変換されて制御ロジック部7に伝
送されることになる。
【0091】また、フリップフロップ11CのD端子に
は、スタートパルス信号SPDが入力されているととも
に、CK端子に第1基本クロックCKAiが入力されて
いる。そして、第1基本クロックCKAの立ち下がりに
おいてフリップフロップ11CのQ端子からスタートパ
ルス信号がSPQとして出力される。このSPQが、制
御ロジック部7にスタートパルス信号として伝送され
る。
【0092】出力ラッチ回路6Loは、フリップフロッ
プ12A・12B・12C・12D、およびExclu
siveORゲート13を備えている。フリップフロッ
プ12AのD端子には、入力ラッチ回路6Liから送ら
れてきたQ1が入力されるとともに、CK端子に、クロ
ック出力端子1coから出力されることになる第1基本
クロックCKAoの反転信号が入力されている。また、
フリップフロップ12BのD端子には、入力ラッチ回路
6Liから送られてきたQ2が入力されるとともに、C
K端子に、第1基本クロックCKAoが入力されてい
る。これにより、第1基本クロックCKAoの立ち上が
りにおいてフリップフロップ12AのQ端子からQ1が
出力され、第1基本クロックCKAoの立ち下がりにお
いてフリップフロップ12BのQ端子からQ2が出力さ
れる。これらのQ1およびQ2が、フリップフロップ1
2Cの反転A端子およびB端子にそれぞれ入力される。
なお、上記の第1基本クロックCKAoは、クロック入
力端子2ciに第2基本クロックCKBとして入力され
た信号に相当するものである。
【0093】また、フリップフロップ12CのS端子に
は、ExclusiveORゲート13の出力が入力さ
れている。ExclusiveORゲート13は、第2
基本クロックCKBoとEVEN信号が入力されてお
り、排他的論理和が出力されている。そして、フリップ
フロップ12CのY端子からは、Y=ASt+BS(S
tはSの反転を示しているものとする)なる論理式に基
づく信号が出力されている。すなわち、EVEN信号の
設定に応じて、CKBoの立ち上がりおよび立ち下がり
に、それぞれQ1およびQ2が出力されることになる。
言い換えれば、このフリップフロップ12Cによって、
Q1およびQ2としてパラレルに転送されてきたデータ
信号が、シリアル変換されて出力されることになる。
【0094】また、フリップフロップ12DのD端子に
は、スタートパルス信号SPDが入力されているととも
に、CK端子に第1基本クロックCKAoが入力されて
いる。そして、第1基本クロックCKAoの立ち下がり
においてフリップフロップ12DのQ端子からスタート
パルス信号がSPQとして出力される。このSPQが、
次段のソースドライバに向けて出力される。
【0095】なお、図1および図10(a)および図1
0(b)に示す構成においては、入力されたデータ信号
は、入力ラッチ回路6LiにおいてQ1およびQ2の2
チャネルの信号に変換されて制御ロジック部7に入力さ
れ、出力ラッチ回路6LoにおいてQ1およびQ2の2
チャンネルの信号が再び1チャネルの信号に戻される構
成となっている。これにより、制御ロジック部7に対し
てパラレルにデータを入力することが可能となるので、
制御ロジック部7におけるデータ処理部の処理速度が比
較的遅い場合でも、パラレル処理を行うことによって、
必要とされる処理速度を確保することが可能となる。
【0096】しかしながら、制御ロジック部7における
データ処理部が、高速に処理を行えるものである場合に
は、上記のように、入力ラッチ回路6Liにおけるシリ
アル−パラレル変換、および、出力ラッチ回路6Loに
おけるパラレル−シリアル変換を行う必要がない場合も
考えられる。すなわち、この場合には、入力されたデー
タ信号は、1チャネルのままで制御ロジック部7に入力
されることになる。
【0097】上記のEVEN信号は、当該ソースドライ
バが奇数番目のものであるか、偶数番目のものであるか
を識別する信号である。このEVEN信号の入力は、例
えば図11に示すように、奇数番目のソースドライバに
対してGND電圧、すなわち“L”となる電圧をパラレ
ルに印加し、偶数番目のソースドライバに対してVCC
3.3Vの電圧、すなわち“H”となる電圧をパラレル
に印加するような構成とすることによって実現すること
ができる。
【0098】図12は、奇数番目のソースドライバにお
けるクロック信号およびデータ信号の入出力におけるタ
イミングチャートを示している。同図に示すように、デ
ータ信号のデータサンプリングに関しては、CKAin
の立ち上がりおよび立ち下がりにおいて、DATAin
のデータをサンプリングしていることになる。そして、
CKAoutは、CKBinに基づく波形となっている
一方、CKBoutは、CKAinに基づく波形となっ
ており、出力されるDATAoutは、CKBoutの
立ち上がりおよび立ち下がりに同期して出力されてい
る。また、EVEN信号は、常に“L”に固定されて入
力されている。
【0099】また、図13は、偶数番目のソースドライ
バにおけるクロック信号およびデータ信号の入出力にお
けるタイミングチャートを示している。同図に示すよう
に、データ信号のデータサンプリングに関しては、CK
Ainの立ち上がりおよび立ち下がりにおいて、DAT
Ainのデータをサンプリングしていることになる。そ
して、CKAoutは、CKBinに基づく波形となっ
ている一方、CKBoutは、CKAinに基づく波形
となっており、出力されるDATAoutは、CKBo
utの立ち上がりおよび立ち下がりに同期して出力され
ている。また、EVEN信号は、常に“H”に固定され
て入力されている。
【0100】以上示したように、図1に示す構成の信号
入出力部によれば、クロック入力端子1ciがクロック
出力端子2coに接続される一方、クロック入力端子2
ciがクロック出力端子1coに接続されていることに
よって、上記の第1基本クロックCKAと第2基本クロ
ックCKBとの間の入出力遅延時間差τがキャンセルさ
れることになる。以下にこのことについて詳しく説明す
る。
【0101】図9は、k番目、k+1番目、k+2番目
のソースドライバの信号入出力部における、クロック信
号の入出力部分のみを取り出して示した説明図である。
ここで、上記の各ソースドライバをそれぞれソースドラ
イバ(k)、ソースドライバ(k+1)、ソースドライ
バ(k+2)とする。
【0102】また、各ソースドライバにおいて、CKA
in(入力時の第1基本クロックCKA)と、CKBo
ut(出力時の第2基本クロックCKB)とのソースド
ライバ内部での入出力遅延時間をtabとおき、CKB
in(入力時の第2基本クロックCKB)と、CKAo
ut(出力時の第1基本クロックCKA)とのソースド
ライバ内部での入出力遅延時間をtbaとおく。さら
に、連続するソースドライバ同士の間の配線において、
CKAoutとCKAinとの配線インピーダンスZa
による信号遅延時間をtaとおき、CKBoutとCK
Binとの配線インピーダンスZbによる信号遅延時間
をtbとおく。
【0103】なお、上記の配線インピーダンスZa・Z
bは、TAB基板とTAB基板間配線との接続部分とな
るACF(Anisotropic Conductive Film) による接続抵
抗、TCP(Tape Carrier Package)容量、TAB基板間
配線の抵抗、容量、インダクタなどによって構成される
ものである。
【0104】以上において、ソースドライバ(k)にお
けるCKAinの入力端子から、ソースドライバ(k+
1)におけるCKAinの入力端子までのクロック信号
遅延時間(2τa)は、 2τa=tab+tb+tba+ta (3) となる。
【0105】一方、ソースドライバ(k)におけるCK
Binの入力端子から、ソースドライバ(k+1)にお
けるCKBinの入力端子までのクロック信号遅延時間
(2τb)は、 2τb=tba+ta+tab+tb (4) となる。
【0106】(3)式および(4)式より、τa=τb
の関係が成り立つことになる。すなわち、図1に示すよ
うな構成の信号入出力部を備えたソースドライバによる
データ転送によれば、ソースドライバ2個を基本単位と
して考慮すれば、第1基本クロックCKAと第2基本ク
ロックCKBとの間の入出力遅延時間差τを理論上0と
することが可能となる。したがって、上記の(2)式に
よる条件式において、τの項を0とすることができるの
で、(2)式による条件をより緩和することが可能とな
る。これにより、例えばより解像度の高い液晶パネルを
用いる場合にも、これに余裕をもって対応することが可
能となる。
【0107】なお、信号入出力部を、図1に示す構成の
代わりに、図14に示す構成としてもよい。図14に示
す構成は、図1に示す構成と比較して、クロック入力端
子1ciとクロック出力端子2coとの間の配線、およ
びクロック入力端子2ciとクロック出力端子1coと
の間の配線に、それぞれ反転回路15Aおよび反転回路
15Bが設けられている点、および、出力ラッチ回路6
Loに、ODD信号を入力するODD入力端子(識別手
段)からの配線が接続されている点が異なっており、そ
の他の構成については、ほぼ同様の構成となっているの
で、その説明を省略する。
【0108】反転回路15Aおよび反転回路15Bは、
入力した信号を反転させる回路である。このような反転
回路15Aおよび反転回路15Bが、クロック入力端子
1ciとクロック出力端子2coとの間の配線、および
クロック入力端子2ciとクロック出力端子1coとの
間の配線に、それぞれ設けられているので、各ソースド
ライバを基本クロック信号が通過する際に生じるデュー
ティ比の乱れが、隣り合うソースドライバ同士で相殺さ
れることになる。よって、多段接続時の基本クロック信
号のデューティ比を補正することが可能となり、より高
い周波数での動作が可能となる。
【0109】上記のODD信号は、当該ソースドライバ
が奇数番目のものであるか、偶数番目のものであるかを
識別する信号である。このODD信号の入力は、前記に
おいて説明した図11に示す構成と同様にして実現する
ことができる。このODD信号の場合には、偶数番目の
ソースドライバに対してGND電圧、すなわち“L”と
なる電圧をパラレルに印加し、奇数番目のソースドライ
バに対してVCC3.3Vの電圧、すなわち“H”とな
る電圧をパラレルに印加するような構成とすることにな
る。
【0110】なお、図14における入力ラッチ回路6L
iおよび出力ラッチ回路6Loの構成については、図1
0(a)および(b)で示した構成とほぼ同様の構成で
実現することができるので、ここでは、その説明を省略
する。ただし、図14における出力ラッチ回路6Loで
は、図10(b)におけるEVEN信号の入力の代わり
に、ODD信号が入力されることになる。
【0111】また、図15は、奇数番目のソースドライ
バにおけるクロック信号およびデータ信号の入出力にお
けるタイミングチャートを示している。同図に示すよう
に、データ信号のデータサンプリングに関しては、CK
Ainの立ち上がりおよび立ち下がりにおいて、DAT
Ainのデータをサンプリングしていることになる。そ
して、CKAoutは、CKBinを反転した信号に基
づく波形となっている一方、CKBoutは、CKAi
nを反転した信号に基づく波形となっており、出力され
るDATAoutは、CKBoutの立ち上がりおよび
立ち下がりに同期して出力されている。また、ODD信
号は、常に“H”に固定されて入力されている。
【0112】また、図16は、偶数番目のソースドライ
バにおけるクロック信号およびデータ信号の入出力にお
けるタイミングチャートを示している。同図に示すよう
に、データ信号のデータサンプリングに関しては、CK
Ainの立ち上がりおよび立ち下がりにおいて、DAT
Ainのデータをサンプリングしていることになる。そ
して、CKAoutは、CKBinを反転した信号に基
づく波形となっている一方、CKBoutは、CKAi
nを反転した信号に基づく波形となっており、出力され
るDATAoutは、CKBoutの立ち上がりおよび
立ち下がりに同期して出力されている。また、ODD信
号は、常に“L”に固定されて入力されている。
【0113】なお、本実施形態では、表示パネルとして
液晶パネルを用いた液晶表示装置について説明したが、
表示パネルの種類としては、液晶パネルに限定されるも
のではなく、複数の画素に、データ信号に応じた電気信
号を印加することによって表示を行うことが可能な表示
パネルであればどのようなものを用いてもよく、例え
ば、ELパネルやプラズマディスプレイパネルなどに適
用することも可能である。
【0114】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る信号転送シ
ステムは、互いにカスケード接続された複数の信号入出
力部を備え、初段の信号入出力部に入力された複数の信
号を、順次他の信号入出力部に転送する自己転送方式に
よる信号転送システムにおいて、上記信号入出力部が、
前段の信号入出力部から第1および第2クロック信号を
それぞれ入力する第1および第2クロック入力部と、次
段の信号入出力部に対して上記第1および第2クロック
信号をそれぞれ反転させて出力する第1および第2クロ
ック出力部と、上記第1クロック入力部において入力さ
れた第1クロック信号に基づいて、前段の信号入出力部
からデータ信号を入力するデータ入力部と、上記第2ク
ロック入力部において入力された第2クロック信号に基
づいて、次段の信号入出力部に対してデータ信号を出力
するデータ出力部とを備えている構成である。
【0115】これにより、データ信号の転送をより高速
に行う場合に、第1クロック信号に基づいて入力された
データ信号が、信号入出力部内部で配線容量などの影響
を受けやすくなった場合でも、第2クロック信号に基づ
いて出力されるので、次段の信号入出力部へ安定したデ
ータ信号を出力することが可能となる。よって、格段の
信号入出力部におけるデータ取り込みタイミングの仕様
を保証することが可能となるという効果を奏する。
【0116】また、各信号入出力部を第1および第2ク
ロック信号が通過する際に生じるデューティ比の乱れ
が、隣り合う信号入出力部同士で相殺されることにな
る。よって、多段接続時のクロック信号のデューティ比
を補正することが可能となり、より高い周波数での動作
が可能となるという効果を奏する。
【0117】また、本発明に係る信号転送システムは、
互いにカスケード接続された複数の信号入出力部を備
え、初段の信号入出力部に入力された複数の信号を、順
次他の信号入出力部に転送する自己転送方式による信号
転送システムにおいて、上記信号入出力部が、前段の信
号入出力部から第1および第2クロック信号をそれぞれ
入力する第1および第2クロック入力部と、上記第1ク
ロック入力部において入力された第1クロック信号に基
づいて、前段の信号入出力部からデータ信号を入力する
データ入力部と、上記第2クロック入力部において入力
された第2クロック信号に基づいて、次段の信号入出力
部に対してデータ信号を出力するデータ出力部と、上記
第2クロック信号を第1クロック信号として次段の信号
入出力部に出力する第1クロック出力部と、上記第1ク
ロック信号を第2クロック信号として次段の信号入出力
部に出力する第2クロック出力部とを備えている構成で
ある。
【0118】これにより、データ信号の転送をより高速
に行う場合に、第1クロック信号に基づいて入力された
データ信号が、信号入出力部内部で配線容量などの影響
を受けやすくなった場合でも、第2クロック信号に基づ
いて出力されるので、次段の信号入出力部へ安定したデ
ータ信号を出力することが可能となる。よって、格段の
信号入出力部におけるデータ取り込みタイミングの仕様
を保証することが可能となるという効果を奏する。
【0119】また、連続する2つの信号入出力部を1ブ
ロックとして考えると、第1クロック信号と第2クロッ
ク信号との間の入出力遅延時間差をキャンセルすること
が可能となる。よって、データサンプリングマージンに
余裕を持たせることができ、データ信号の転送をより高
速にすることが可能となるという効果を奏する。
【0120】また、本発明に係る信号転送システムは、
上記データ入力部が、入力されるデータ信号を、第1ク
ロック信号に基づいて1チャネルから2チャネルに分割
するとともに、上記データ出力部が、2チャネルに分割
された上記データ信号を第2クロック信号に基づいて再
度1チャネルに戻す構成としてもよい。
【0121】これにより、上記の構成による効果に加え
て、例えば、各信号入出力部からデータを受け取る手段
が設けられており、この手段が2チャネルのデータを入
力する構成であるような場合にも対応することが可能と
なるという効果を奏する。
【0122】また、本発明に係る信号転送システムは、
上記データ入力部が、上記データ信号を、上記第1クロ
ック信号の立ち上がりおよび立ち下がりエッジをデータ
取り込みタイミングとして、1チャネルから2チャネル
に分割するとともに、上記データ出力部が、上記2チャ
ネルに分割されたデータ信号を、上記第2クロック信号
の立ち上がりおよび立ち下がりエッジをデータ選択タイ
ミングとして1チャネルに合成する構成としてもよい。
【0123】これにより、上記の構成による効果に加え
て、第1および第2クロック信号の周波数は、データ取
り込み周波数の半分でよいことになるので、データ信号
の転送速度をより高速にした場合にも、第1および第2
クロック信号の周波数のデューティ比を余裕をもって確
保することが可能となる。よって、動作周波数の拡大と
高い信頼性を得ることができるという効果を奏する。ま
た、第1および第2クロック信号の周波数を低くするこ
とができることにより、EMIの問題も抑制することが
可能となるという効果を奏する。
【0124】また、本発明に係る信号転送システムは、
互いにカスケード接続された複数の信号入出力部のそれ
ぞれに、当該信号入出力部が奇数番目に接続されている
か、あるいは偶数番目に接続されているかを識別する識
別手段が設けられている構成としてもよい。
【0125】これにより、上記の構成による効果に加え
て、識別手段による識別結果に基づいて、第1および第
2クロック信号に基づく処理を変更することによって、
全ての信号入出力部におけるデータ転送処理を同様にす
ることが可能となるという効果を奏する。
【0126】また、本発明に係る信号転送システムは、
上記第1クロック出力部が、上記第2クロック信号を反
転させて第1クロック信号として次段の信号入出力部に
出力するとともに、上記第2クロック出力部が、上記第
1クロック信号を反転させて第2クロック信号として次
段の信号入出力部に出力する構成としてもよい。
【0127】これにより、上記の構成による効果に加え
て、各信号入出力部を第1および第2クロック信号が通
過する際に生じるデューティ比の乱れが、隣り合う信号
入出力部同士で相殺されることになる。したがって、多
段接続時のクロック信号のデューティ比を補正すること
が可能となり、より高い周波数での動作が可能となると
いう効果を奏する。
【0128】また、本発明に係る信号転送装置は、互い
にカスケード接続されることにより、前段から入力され
る複数の信号を次段に自己転送方式によって転送する信
号転送装置において、前段から第1および第2クロック
信号をそれぞれ入力する第1および第2クロック入力部
と、次段に対して上記第1および第2クロック信号をそ
れぞれ反転させて出力する第1および第2クロック出力
部と、上記第1クロック入力部において入力された第1
クロック信号に基づいて、前段の信号入出力部からデー
タ信号を入力するデータ入力部と、上記第2クロック入
力部において入力された第2クロック信号に基づいて、
次段に対してデータ信号を出力するデータ出力部とを備
えている構成である。
【0129】これにより、データ信号の転送をより高速
に行う場合に、第1クロック信号に基づいて入力された
データ信号が、信号転送装置内部で配線容量などの影響
を受けやすくなった場合でも、第2クロック信号に基づ
いて出力されるので、次段へ安定したデータ信号を出力
することが可能となるという効果を奏する。
【0130】また、多段接続時のクロック信号のデュー
ティ比を補正することが可能となり、より高い周波数で
の動作が可能となるという効果を奏する。
【0131】また、本発明に係る信号転送装置は、互い
にカスケード接続されることにより、前段から入力され
る複数の信号を次段に自己転送方式によって転送する信
号転送装置において、前段から第1および第2クロック
信号をそれぞれ入力する第1および第2クロック入力部
と、上記第1クロック入力部において入力された第1ク
ロック信号に基づいて、前段からデータ信号を入力する
データ入力部と、上記第2クロック入力部において入力
された第2クロック信号に基づいて、次段に対してデー
タ信号を出力するデータ出力部と、上記第2クロック信
号を第1クロック信号として次段に出力する第1クロッ
ク出力部と、上記第1クロック信号を第2クロック信号
として次段に出力する第2クロック出力部とを備えてい
る構成である。
【0132】これにより、データ信号の転送をより高速
に行う場合に、第1クロック信号に基づいて入力された
データ信号が、信号転送装置内部で配線容量などの影響
を受けやすくなった場合でも、第2クロック信号に基づ
いて出力されるので、次段へ安定したデータ信号を出力
することが可能となるという効果を奏する。
【0133】また、連続する2つの信号入出力部を1ブ
ロックとして考えると、第1クロック信号と第2クロッ
ク信号との間の入出力遅延時間差をキャンセルすること
が可能となるので、データサンプリングマージンに余裕
を持たせることができ、データ信号の転送をより高速に
することが可能となるという効果を奏する。
【0134】また、本発明に係る信号転送装置は、上記
第1クロック出力部が、上記第2クロック信号を反転さ
せて第1クロック信号として次段に出力するとともに、
上記第2クロック出力部が、上記第1クロック信号を反
転させて第2クロック信号として次段に出力する構成で
ある。
【0135】これにより、上記の構成による効果に加え
て、多段接続時のクロック信号のデューティ比を補正す
ることが可能となり、より高い周波数での動作が可能と
なるという効果を奏する。
【0136】また、本発明に係る表示パネル駆動装置
は、複数の画素が設けられているとともに、各画素にデ
ータ信号に基づく電気信号を印加することによって表示
を行う表示パネルを駆動する表示パネル駆動装置におい
て、上記の信号転送システムと、上記信号転送システム
における各信号入出力部からデータ信号を受けて、上記
表示パネルにおける各画素にデータ信号に基づく電気信
号を出力する制御を行う制御ロジック部とを備えている
構成である。
【0137】これにより、表示パネルが多数の画素を備
えていることにより、データ信号の転送を極めて高速に
行わなければならない場合でも、的確にデータ信号の転
送を行うことが可能となるので、画素数の多い表示パネ
ルに対しても、表示欠陥などのない良好な表示性能を発
揮させることが可能となるという効果を奏する。
【0138】また、本発明に係る表示パネル駆動装置
は、複数の画素が設けられているとともに、各画素にデ
ータ信号に基づく電気信号を印加することによって表示
を行う表示パネルを駆動する表示パネル駆動装置におい
て、上記の信号転送装置と、上記信号転送装置からデー
タ信号を受けて、上記表示パネルにおける各画素にデー
タ信号に基づく電気信号を出力する制御を行う制御ロジ
ック部とを備えている構成である。
【0139】これにより、表示パネルが多数の画素を備
えていることにより、データ信号の転送を極めて高速に
行わなければならない場合でも、的確にデータ信号の転
送を行うことが可能となるので、画素数の多い表示パネ
ルに対しても、表示欠陥などのない良好な表示性能を発
揮させることが可能となるという効果を奏する。
【0140】また、本発明に係る表示装置は、複数の画
素が設けられているとともに、各画素にデータ信号に基
づく電気信号を印加することによって表示を行う表示パ
ネルと、上記の表示パネル駆動装置とを備えている構成
である。
【0141】これにより、表示パネル駆動装置が、デー
タ信号の転送を比較的高速に行うことが可能であるの
で、表示パネルの画素数を増加させることが可能とな
る。よって、高解像度の表示が可能で、かつ表示品位の
優れた表示装置を提供することが可能となるという効果
を奏する。
【0142】また、本発明に係る表示装置は、上記表示
パネルが、アクティブマトリクス型の液晶表示パネルで
ある構成としてもよい。
【0143】これにより、上記の構成による効果に加え
て、軽量、薄型で、かつ表示品位も比較的高いアクティ
ブマトリクス型の液晶表示パネルの高解像度化を図るこ
とが可能となるので、より画面サイズの大きい液晶表示
装置などを実現することが可能となるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置が備
えるソースドライバの信号入出力部の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示
す模式図である。
【図3】2相クロック方式の信号入出力部の基本形態に
おける概略構成を示すブロック図である。
【図4】クロック信号反転転送方式の2相クロック方式
の信号入出力部の基本形態における概略構成を示すブロ
ック図である。
【図5】2相クロック方式の信号入出力部における、第
1基本クロック信号と入力データとのタイミングチャー
トの一例を示す説明図である。
【図6】2相クロック方式の信号入出力部における、第
2基本クロック信号と出力データとのタイミングチャー
トの一例を示す説明図である。
【図7】2相クロック方式の信号入出力部における、第
1基本クロック信号、第2基本クロック信号、および出
力データのタイミングチャートを示す説明図である。
【図8】タイミングコントローラから、カスケード接続
された各ソースドライバに第1基本クロック信号および
第2基本クロック信号が伝送される際の、両信号のタイ
ミングのずれを示す説明図である。
【図9】k番目、k+1番目、k+2番目のソースドラ
イバの信号入出力部における、クロック信号の入出力部
分のみを取り出して示した説明図である。
【図10】同図(a)および(b)は、それぞれ入力ラ
ッチ回路および出力ラッチ回路の概略構成を示す回路図
である。
【図11】EVEN信号を各ソースドライバに入力する
構成例を示す説明図である。
【図12】奇数番目のソースドライバにおけるクロック
信号およびデータ信号の入出力におけるタイミングチャ
ートを示す説明図である。
【図13】偶数番目のソースドライバにおけるクロック
信号およびデータ信号の入出力におけるタイミングチャ
ートを示す説明図である。
【図14】図1に示す構成とは異なる形態のソースドラ
イバの信号入出力部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図15】図14に示す信号入出力部による、奇数番目
のソースドライバにおけるクロック信号およびデータ信
号の入出力におけるタイミングチャートを示す説明図で
ある。
【図16】図14に示す信号入出力部による、偶数番目
のソースドライバにおけるクロック信号およびデータ信
号の入出力におけるタイミングチャートを示す説明図で
ある。
【図17】従来の構成における、n番目のソースドライ
バ、およびn+1番目のソースドライバにおける各信号
のタイムチャートを示す説明図である。
【図18】従来の液晶パネルにおけるソースドライバの
接続状態例の概略を示す説明図である。
【図19】従来の構成における、クロック信号とデータ
信号とのタイムチャートを示す説明図である。
【図20】同図(a)および(b)は、クロック信号と
データの1ビットとの関係のタイムチャートの例を示す
説明図である。
【図21】データサンプリングマージンを説明する説明
図である。
【図22】立ち上がり・立ち下がり時間差を考慮しない
場合の時間差、および立ち上がり・立ち下がり時間差を
考慮する場合の時間差との関係を示す説明図である。
【図23】従来の自己転送方式における、1つのソース
ドライバに対するデータの入出力部の概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1ci・2ci クロック入力端子(第1および第2
クロック入力部) 1co・2co クロック出力端子(第1および第2
クロック出力部) 3di DATA入力端子 3do DATA出力端子 4li LS入力端子 4lo LS出力端子 5si SP入力端子 5so SP出力端子 6Li 入力ラッチ回路(データ入力部) 6Lo 出力ラッチ回路(データ出力部) 7 制御ロジック部 8 液晶パネル 9 液晶コントローラ 10 EVEN入力端子(識別手段) 11A・11B・11C・12A・12B・12C・1
2D フリップフロップ 13 ExclusiveORゲート 14 ODD入力端子(識別手段) 15A・15B 反転回路 TA・TB 反転回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 633 G09G 3/20 633P 633U Fターム(参考) 2H093 NA16 NA23 NA56 NA80 NC13 NC22 NC23 NC34 NC67 ND37 ND40 5B069 AA01 BA03 LA02 5C006 BB16 BC16 BC20 BC24 BF04 BF11 FA15 FA32 FA37 5C080 AA05 AA06 AA10 BB05 DD07 DD09 DD12 FF11 FF12 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いにカスケード接続された複数の信号入
    出力部を備え、初段の信号入出力部に入力された複数の
    信号を、順次他の信号入出力部に転送する自己転送方式
    による信号転送システムにおいて、 上記信号入出力部が、 前段の信号入出力部から第1および第2クロック信号を
    それぞれ入力する第1および第2クロック入力部と、 次段の信号入出力部に対して上記第1および第2クロッ
    ク信号をそれぞれ反転させて出力する第1および第2ク
    ロック出力部と、 上記第1クロック入力部において入力された第1クロッ
    ク信号に基づいて、前段の信号入出力部からデータ信号
    を入力するデータ入力部と、 上記第2クロック入力部において入力された第2クロッ
    ク信号に基づいて、次段の信号入出力部に対してデータ
    信号を出力するデータ出力部とを備えていることを特徴
    とする信号転送システム。
  2. 【請求項2】互いにカスケード接続された複数の信号入
    出力部を備え、初段の信号入出力部に入力された複数の
    信号を、順次他の信号入出力部に転送する自己転送方式
    による信号転送システムにおいて、 上記信号入出力部が、 前段の信号入出力部から第1および第2クロック信号を
    それぞれ入力する第1および第2クロック入力部と、 上記第1クロック入力部において入力された第1クロッ
    ク信号に基づいて、前段の信号入出力部からデータ信号
    を入力するデータ入力部と、 上記第2クロック入力部において入力された第2クロッ
    ク信号に基づいて、次段の信号入出力部に対してデータ
    信号を出力するデータ出力部と、 上記第2クロック信号を第1クロック信号として次段の
    信号入出力部に出力する第1クロック出力部と、 上記第1クロック信号を第2クロック信号として次段の
    信号入出力部に出力する第2クロック出力部とを備えて
    いることを特徴とする信号転送システム。
  3. 【請求項3】上記データ入力部が、入力されるデータ信
    号を、第1クロック信号に基づいて1チャネルから2チ
    ャネルに分割するとともに、上記データ出力部が、2チ
    ャネルに分割された上記データ信号を第2クロック信号
    に基づいて再度1チャネルに戻すことを特徴とする請求
    項1または2記載の信号転送システム。
  4. 【請求項4】上記データ入力部が、上記データ信号を、
    上記第1クロック信号の立ち上がりおよび立ち下がりエ
    ッジをデータ取り込みタイミングとして、1チャネルか
    ら2チャネルに分割するとともに、上記データ出力部
    が、上記2チャネルに分割されたデータ信号を、上記第
    2クロック信号の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを
    データ選択タイミングとして1チャネルに合成すること
    を特徴とする請求項3記載の信号転送システム。
  5. 【請求項5】互いにカスケード接続された複数の信号入
    出力部のそれぞれに、当該信号入出力部が奇数番目に接
    続されているか、あるいは偶数番目に接続されているか
    を識別する識別手段が設けられていることを特徴とする
    請求項2記載の信号転送システム。
  6. 【請求項6】上記第1クロック出力部が、上記第2クロ
    ック信号を反転させて第1クロック信号として次段の信
    号入出力部に出力するとともに、 上記第2クロック出力部が、上記第1クロック信号を反
    転させて第2クロック信号として次段の信号入出力部に
    出力することを特徴とする請求項2記載の信号転送シス
    テム。
  7. 【請求項7】互いにカスケード接続されることにより、
    前段から入力される複数の信号を次段に自己転送方式に
    よって転送する信号転送装置において、 前段から第1および第2クロック信号をそれぞれ入力す
    る第1および第2クロック入力部と、 次段に対して上記第1および第2クロック信号をそれぞ
    れ反転させて出力する第1および第2クロック出力部
    と、 上記第1クロック入力部において入力された第1クロッ
    ク信号に基づいて、前段の信号入出力部からデータ信号
    を入力するデータ入力部と、 上記第2クロック入力部において入力された第2クロッ
    ク信号に基づいて、次段に対してデータ信号を出力する
    データ出力部とを備えていることを特徴とする信号転送
    装置。
  8. 【請求項8】互いにカスケード接続されることにより、
    前段から入力される複数の信号を次段に自己転送方式に
    よって転送する信号転送装置において、 前段から第1および第2クロック信号をそれぞれ入力す
    る第1および第2クロック入力部と、 上記第1クロック入力部において入力された第1クロッ
    ク信号に基づいて、前段からデータ信号を入力するデー
    タ入力部と、 上記第2クロック入力部において入力された第2クロッ
    ク信号に基づいて、次段に対してデータ信号を出力する
    データ出力部と、 上記第2クロック信号を第1クロック信号として次段に
    出力する第1クロック出力部と、 上記第1クロック信号を第2クロック信号として次段に
    出力する第2クロック出力部とを備えていることを特徴
    とする信号転送装置。
  9. 【請求項9】上記第1クロック出力部が、上記第2クロ
    ック信号を反転させて第1クロック信号として次段に出
    力するとともに、 上記第2クロック出力部が、上記第1クロック信号を反
    転させて第2クロック信号として次段に出力することを
    特徴とする請求項8記載の信号転送装置。
  10. 【請求項10】複数の画素が設けられているとともに、
    各画素にデータ信号に基づく電気信号を印加することに
    よって表示を行う表示パネルを駆動する表示パネル駆動
    装置において、 請求項1ないし6のいずれかに記載の信号転送システム
    と、 上記信号転送システムにおける各信号入出力部からデー
    タ信号を受けて、上記表示パネルにおける各画素にデー
    タ信号に基づく電気信号を出力する制御を行う制御ロジ
    ック部とを備えていることを特徴とする表示パネル駆動
    装置。
  11. 【請求項11】複数の画素が設けられているとともに、
    各画素にデータ信号に基づく電気信号を印加することに
    よって表示を行う表示パネルを駆動する表示パネル駆動
    装置において、 請求項7ないし9のいずれかに記載の信号転送装置と、 上記信号転送装置からデータ信号を受けて、上記表示パ
    ネルにおける各画素にデータ信号に基づく電気信号を出
    力する制御を行う制御ロジック部とを備えていることを
    特徴とする表示パネル駆動装置。
  12. 【請求項12】複数の画素が設けられているとともに、
    各画素にデータ信号に基づく電気信号を印加することに
    よって表示を行う表示パネルと、 請求項10または11記載の表示パネル駆動装置とを備
    えていることを特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】上記表示パネルが、アクティブマトリク
    ス型の液晶表示パネルであることを特徴とする請求項1
    2記載の表示装置。
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